ヘグセス国防長官は10日「我々は今世紀最大の戦場イノベーションともいえる殺傷力の高い小型ドローンを持っていない」「2027年までに無人航空機支配領域を確立するため抜本的な改革を行う」と宣言し、2026年末までに全部隊で小型ドローンの本格導入を行うよう指示した。
10万人以上のアルメニア系住民が脱出、もうナゴルノ・カラバフ地域は空っぽ
アルメニアの首相報道官は「30日午後2時時点で10万437人のアルメニア系住民がアルメニアに入国した」と発表、パシニャン首相は当該地域の住民数について「約12万人」と発言したため、80%相当の住民がアルメニアに脱出した格好だ。
ゼレンスキー大統領、ロシア資産の売却益を含む資金で武器生産を行う
ゼレンスキー大統領は「明日重要なニュースがある」と述べていたが、30日に開催した国際防衛産業フォーラムで「防衛産業同盟の創設」と「特別防衛基金の設立」を発表、没収されたロシア資産の売却益を含む資金で武器を生産するらしい。
米国防総省に選定された韓国製UGV、12月上旬にハワイで性能試験に挑戦
韓国のハンファ・エアロスペースは「12月上旬に同社の軍事用UGV=Arion-SMETが国防総省によってテストされる予定で、比較評価プログラムに選ばれた技術力をもとに軍事用UGV市場の攻略に乗り出す」と述べて注目を集めている。
オスプレイの虚偽請求疑惑、司法省とボーイングが和解金支払いで合意
米司法省は29日「受注したオスプレイ製造契約の中で虚偽の請求と陳述をおこなったという疑惑を解決するため、ボーイングが和解金(810万ドル)を連邦政府に支払うことで合意した」と発表したが、ボーイング側は「責任を認めたわけではない」と述べている。
サーブ、契約締結から約2ヶ月でポーランド空軍向けのAEW&Cを披露
ポーランドはサーブと早期警戒管制機(Saab340 AEW&C)の契約を7月に締結したばかりだが、サーブは契約締結から約2ヶ月でポーランド空軍向けの機体を披露、ブラスザック国防相も「数ヶ月以内に国内配備される」と述べている。
オーストラリア、NH90の運用再開が絶望的なので退役予定を前倒し
オーストラリアは運用開始から間もないNH90について「2024年末までに退役させUH-60Mに切り替える」と発表していたが、マールズ国防相は29日「もうNH90は退役予定の2024年12月末まで飛ぶことはない」と述べて注目を集めている。
ナゴルノ・カラバフ地域に住むアルメニア系住民の脱出、9万人を突破
アルツァフ共和国は2024年1月1日までに消滅することが確定し、ナゴルノ・カラバフ地域に住むアルメニア系住民の脱出も加速、アルメニアの首相報道官は「29日午後4時時点で93,000人の住民がアルメニアに入国した」と発表した。
ポーランド法務相、着弾事件のミサイルはウクライナ軍が発射したものと発表
ポーランドメディアは26日「11月に着弾したミサイルがウクライナ軍ものと調査チームが立証した」と報じたが、ズビグニエフ・ジオブロ法務相も28日「ウクライナ軍のもの」と認め「この捜査にウクライナ側の協力がなったことは遺憾に思う」と述べた。
ロシアは2025年まで戦いが続くと予想、ウクライナは戦いの長期化に動員強化を示唆
ロシアのショイグ国防相は26日の会議で「戦争は2025年まで続く」と、ウクライナ最高議会の国防委員会で書記を務めるコステンコ氏も「長期化する戦いの負担を現在の体制だけで背負いきれない」と述べて動員強化を示唆し、両国とも戦争の長期化に備える動きを見せている。
アルツァフ共和国の消滅が確定、アルメニアに逃れた住民も7万人を突破
アルツァフ共和国のシャフラマニャン大統領は28日「2024年1月1日までにアルツァフ共和国を解散する法令に署名した」と発表、アルメニアに逃れたアルメニア系住民の数も7万人を突破し、ナゴルノ・カラバフ地域に住んでいた住民のほぼ半数が故郷を離れた計算だ。
国防総省、ハイエンドの技術開発や実戦配備における中国の能力が羨ましい
国防総省で調達・維持の責任者を務めるラプランテ次官補は26日「ハイエンドの技術開発や実戦配備において中国には羨むほどのサイクルタイムがあるが、もう我々に中国と同じことを行う財政的余裕はない」と指摘した。
台湾が国産潜水艦の1番艦を公開、2024年末までに海軍へ引き渡し予定
台湾の蔡英文総統は28日「我が国で潜水艦を建造するのは不可能と思われていたが、目の前には潜水艦があり、我々は国を守るためそれをやり遂げた。今日という日は歴に刻まれるだろう」と述べ、国産潜水艦の1番艦を「海鯤號(Hai Kun)」と命名した。
大統領復帰を目指すトランプ氏、米製品を購入しない国から軍を撤退させる
ホワイトハウスへの復帰を目指すはトランプ前大統領は「米国製品を購入しない国からは米軍を撤退させる」とミシガン州の決起集会で述べ、大統領に当選した暁には「軍事力を背景にした米国製品のゴリ押し」が始まることを示唆した。
台湾は2027年までに2隻の新型潜水艦を配備、後期型は対艦ミサイルを搭載
ロイターは25日、台湾が28日に進水式を行う予定の新型潜水艦について「2027年までに台湾は2隻の新型潜水艦を配備する予定で、後期型は潜水艦発射型ミサイルを搭載することになる」と報じている。
露調査メディア、DMG MORIの露法人は軍需産業に製品を売り続けている
独立系の露調査メディア「Агентство」は27日、DMG MORIは「ロシアからの撤退」「ウリヤノフスク工場の操業停止」を発表したにも関わらず、操業を続けて露軍需産業や制裁下の露企業に製品を売り続けていると報じている。
アルメニア系住民の脱出が加速、3日間で50,243人がアルメニアに逃れる
第三次ナゴルノ・カラバフ戦争の結果を受けてアルメニア系住民が脱出を開始、26日時点で「13,550人がアルメニアに入国した」と報じられていたが、アルメニア政府は「27日午後15時時点で50,243人が入国した」と発表、3日間で1/3の住民が故郷を離れた計算だ。
インド海軍が2隻目の国産空母建造計画を提出、ヴィクラント級空母の再発注
インド海軍は2隻の空母=改キエフ級を改装したヴィクラマーディティヤと国産のヴィクラントを運用中だが、現地メディアは「中国海軍のインド洋進出に備えて2隻目の国産空母建造計画を国防省に提出した」と報じており、ヴィクラント級空母の再発注を希望しているらしい。
ウクライナ軍が狙うバフムート奪還、ロシア人は南部での大規模作戦を予想
ウクライナの主要人物が次々と「バフムート奪還」を公言する中、ロシア人ミルブロガーが運営するTelegramチャンネルも「バフムート方面の後方地域にウクライナ軍部隊が集結しており、奪還作戦は南部から実施される可能性が高い」と予想している。
ロシア国防省、黒海艦隊司令官のソコロフ大将が出席した画像と映像を公開
ウクライナ軍は25日「黒海艦隊司令部への攻撃で34人の将校が死亡した。この中には黒海艦隊司令官も含まれている」と発表したが、ロシア国防省は黒海艦隊司令官のビクトル・ソコロフ大将が会議に出席している画像と映像を26日に公開した。
ポーランドメディア、着弾したミサイルがウクライナ軍のものと立証された
ポーランドのRzeczpospolita紙は26日「11月に着弾したミサイルがウクライナ軍によって発射されたものと立証された」と、ロイターも「ポーランド南部の穀物施設を直撃したミサイルはウクライナ軍のものだった」と報じている。
ナゴルノ・カラバフ地域で住民脱出が、アルメニアで政府への抗議活動が本格化
独立維持が絶望的になったアルツァフ共和国ではアルメニア系住民の脱出が本格化、現地メディアは「13,550人がアルメニアに入国した」と報じているが、ラチン回廊は脱出する住民の車で埋め尽くされており、最終的にどれだけの人数がアルメニアに向かうのかは分かっていない。
対中国対策、米議会がデンマークからアルゼンチンへのF-16売却を承認
アルゼンチンメディアは7月末「米国はデンマークからアルゼンチンへのF-16売却(38機)を議会に通知した」と報じたが、米ディフェンスメディアは25日「売却を議会が承認したものの、デンマークはアルゼンチンとウクライナのニーズを満たす在庫を持っていない」と指摘した。
ウクライナ軍の自爆型ドローン、ロシア軍設置のネットを回避して攻撃
ロシア人は「道路を走行する車輌」を無人機の攻撃から保護するため電信柱にカモフラージュネットを設置したが、ウクライナ人は「目標への衝突コースに角度をつけることでカモフラージュネットを回避する様子」を公開して注目を集めている。
和平協定の行方、アルメニアがアゼルバイジャンとの首脳会談を発表
アルメニアとアゼルバイジャンは10月5日に首脳会談を行う予定で、アルメニア議会のシモニャン議長は「この会談は和平協定を締結する歴史的なチャンスだと考えている。そのために必要な道路や鉄道を建設しても構わないとさえ思っている」と述べた。
ウクライナ軍の自爆型ドローン、森の中を飛行してロシア軍陣地を攻撃
ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将は「双方がFPVタイプの自爆型ドローンを大量投入してありとあらゆる装備と交戦している」と言及、ウクライナ軍も「森の中にあるロシア軍陣地を自爆型ドローンで襲撃する映像」を公開して注目を集めている。
ザポリージャ州の戦い、ウクライナ軍がノヴォプロコピフカ集落内に到達
ウクライナ軍は初めてザポリージャ方面のノヴォプロコピフカ集落内に到達、バフムート方面でもクルデュミフカ集落の入口に陣取っていることが確認され、バフムートとホルリウカ(ゴルロフカ)を結ぶT0513を迫撃砲と無人機で遮断しているらしい。
米国はベトナムの取り込みを狙い、ベトナムはロシアとの関係を強化したい
ロイターは23日「バイデン政権がベトナムとF-16売却に関する交渉を行っており、この取引がまとまれば両国間のパートナーシップは強化されることになる」と報じているが、武器調達の多角化を進めているベトナムにロシアとの関係を切る気はない。
中国は軍事分野のセンサー研究で米国を圧倒、欧日韓を加えても差は埋まらず
オーストラリア戦略政策研究所や米Breaking Defenseは「中国が軍事分野に応用可能なセンサー技術の研究で米国を圧倒的に上回っている」と警告、しかも「AUKUSに日本と韓国を加えても中国との差は埋まらない」と指摘している。
白熱してきたフィリピンの潜水艦導入、韓国がKSS-IIIベースの潜水艦を提案
フィリピン海軍の潜水艦導入はフランス、スペイン、韓国の戦いに発展し、売り込みで先行していた韓国のハンファ・オーシャンは209/1400の派生型ではなく「KSS-IIIベースの設計案」をフィリピン側に提案、3ヶ国はAIP機関を搭載する潜水艦提案で並んだ格好だ。
タイ海軍は中国製エンジンを承認、政府に中国製潜水艦の調達を要請中
タイと中国はS26T型潜水艦のディーゼルエンジン変更で揉めていたが、タイメディアのBangkok Postは21日「海軍は中国製エンジンを搭載する中国製潜水艦の調達を推進する」と報じており、安全性と効率性の両方を満たしていると確認されたらしい。
ブダノフ少将が語る反攻作戦の推移、冬場の戦いに慣れているため戦いは続く
ウクライナ国防省情報総局のキリロ・ブダノフ少将はゼレンスキー大統領の訪米に同行、米ディフェンスメディアの取材に対して「我々もロシアも冬場の戦いに慣れているため反攻作戦の継続に大きな問題はない」と明かした。
バイデン大統領、少数のATACMS提供をゼレンスキー大統領に伝達か
米国が21日に発表した支援パッケージにATACMSは含まれていなかったものの、NBC、WSJ、ワシントン・ポスト紙は「バイデン大統領がゼレンスキー大統領に少数のATACMS提供を伝えた」と、BBCも「米国がウクライナにATACMSを提供する」と報じている。
ウクライナ軍司令官、泥濘期が訪れても歩兵中心の攻勢に大きな影響はない
ゼレンスキー大統領は「反攻作戦の手を緩めるつもりはない」と述べて冬季攻勢を示唆、ウクライナ軍のタルナフスキー准将もCNNの取材に「天候の変化=泥濘期が訪れても歩兵中心の攻勢に大きな影響はなく、最大の突破はトクマク以降に発生する」と述べた。
訪米中のゼレンスキー大統領、バフムートを含む3つの主要都市解放を明言
訪米中のゼレンスキー大統領は21日「バフムートを含む3つの主要都市の占領状態も解除する」と明言、反攻作戦についても「ロシアは多くの軍人を失ったため一時的な戦いの停止を必要としているが、反攻作戦の手を緩めるつもりはない」と述べて冬季攻勢を示唆した。
クピャンスク・スバトボ方面の戦い、ウクライナ軍がナディア奪還に成功
クピャンスク方面で登場した視覚的証拠は「シンキフカをウクライナ軍が支配している」と、スバトボ方面で登場した視覚的証拠は「ウクライナ軍が再びノボセリブケに入ったと」「ウクライナ軍がナディアを奪還した」と示唆している。
ザポリージャ州の戦い、ウクライナ軍の装甲車輌が防衛ラインを突破
ザポリージャ方面のウクライナ軍はベルベーヴ西郊外に設定された防衛ラインを装甲車輌で突破、ロボーティネ南西郊外でもジワジワとT0408の対岸に支配地域を広げており、形成された突出部の両翼は確実に広がっている。
ポーランド大統領が武器支援を停止を否定、首相の言葉は最悪の形で解釈された
ポーランドメディア「TVN24」の取材に応じたドゥダ大統領は「首相の言葉は最悪の形で解釈された。締結済みの契約と事前に合意された武器・弾薬の供給を履行している」と述べ、ポーランドがウクライナへの武器支援を停止したいうメディアの報道を否定した。
米国がクラスター砲弾を含むウクライナ支援を発表、ATACMS提供は見送り
米国はゼレンスキー大統領の訪米に合わせて新たなウクライナ支援パッケージを21日に発表、このパッケージにはHIMARSの追加弾薬、クラスター砲弾、対戦車ミサイルなどが含まれているが、期待されていたATACMSは含まれていない。
ポーランド政府、ウクライナへの武器供給は契約分と事前合意分のみ実行
ポーランドのモラヴィエツキ首相が「自国の軍事力を強化するためウクライナへの装備提供を現在は行っていない」と述べ注目を集めていたが、政府のミュラー報道官は「ウクライナへの武器供給は契約締結分と事前に合意された武器・弾薬の納入のみ実行している」と説明した。
アゼルバイジャン大統領、不介入のアルメニアを評価し和平協定締結を示唆
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は20日「南コーカサスは何世紀も血なまぐさい衝突を繰り返したがもう沢山だ」と述べ、不介入を貫いたアルメニアについても「作戦期間中の立場には希望を感じられる」と言及して和平協定締結への可能性を示唆した。
好調なエンブラエル、オランダ空軍に続きオーストリア空軍もC-390を選択
オランダ空軍に続きオーストリア空軍もC-130の後継機にC-390を選択、これで同機を運用する欧州諸国は4ヶ国に増加するため、スウェーデンやチェコへの売り込みにも弾みがつくだろう。
米軍機関紙、辺野古移設を阻止するため沖縄知事が国際的な支援を要請
玉城デニー知事は国連人権理事会で「国際社会は米軍基地が集中する沖縄の現状に関心を持ってほしい」と訴えたが、米軍の機関紙も知事の発言を取り上げ「多数存在する米軍基地こそが世界平和への脅威で沖縄を潜在的な標的にしている」と報じている。
イスラエル国防軍、Iron Vision搭載のメルカバIV最新バージョンを発表
イスラエル国防軍は20日「5年間の開発プロセスを経て新しい戦車“Barak/バラク”を発表した。高度なセンサーとAI処理を搭載した新しい戦車は国防軍の即応性と能力を向上させるだろう」と発表、この戦車はメルカバIVの最新バージョンだ。
ポーランド外務省、ゼレンスキー大統領の発言は支援国に対して不当で失礼
ゼレンスキー大統領は国連総会の演説で「欧州の一部がロシアの食料武器化を手助けしている」と発言、ポーランドのドゥダ大統領は「ウクライナを支援している人々に、この様な言葉を浴びせるのは本当に悲しい」と述べた。
アルツァフ共和国、軍の武装解除や解体を受け入れる停戦案を承諾
アルツァフ共和国(ナゴルノ・カラバフ地域)は19日「果敢に抵抗したもののロシア軍が提案した停戦案を受け入れる」と発表、どうやら「アルツァフ共和国軍の完全な武装解除と解体」や「ナゴルノ・カラバフ地域に住む住民の再統合」で合意したらしい。
ポーランド政府高官、穀物輸出問題がウクライナ支援削減に繋がると警告
ポーランド国営放送の番組に出演したシンコフスキEU問題担当相は「ウクライナのとった行動が世論に悪影響を及ぼしており、支持を失えば支援継続が難しくなる」と警告、政府高官が実名で「穀物輸出問題がウクライナ支援に影響を及ぼす」と踏み込んできたのは初めてだ。
韓国のハンファオーシャン、米海軍需要を獲得するため米造船企業を買収か
ハンファオーシャンは国際的な需要を獲得するため「海軍艦艇向けMRO事業を扱う専任部門」を6月に新設、さらに「米造船企業の買収を進めている」とも明かしており、米海軍需要を獲得するため米国進出を狙っているようだ。
ポーランドのドゥダ大統領、溺れた人間にようにウクライナは振る舞う
ポーランドのドゥダ大統領は「ウクライナの穀物輸出を巡る問題」について「あらゆるもにしがみつく溺れた人間のようにウクライナは振る舞っている。我々はウクライナを助けても、我々に危害が及ばないよう自衛する権利がある」と述べた。
アゼルバイジャン軍がアルツァフ共和国に侵入、アルメニアも不介入
アゼルバイジャン軍は複数方向からアルツァフ共和国に侵入し始めたが、アルメニアは同問題に介入する気はなく「主権が及ぶ範囲の防衛に徹するべきで、ナゴルノ・カラバフの問題は国際社会、特にロシアが適切な措置を講じるべきだ」と述べている。
悪化する両国関係、ポーランドがウクライナ人難民に対する援助停止を示唆
ポーランドとウクライナは穀物輸出を巡る問題で外交関係が悪化し、ウクライナは禁輸措置を講じたポーランドをWTOに提訴したが、ポーランドも「約100万人のウクライナ人難民に対する援助を停止する」と示唆したため両国関係の悪化が懸念されている。
アゼルバイジャン、武器を捨てて降伏するようアルツァフ共和国に要求
アゼルバイジャン国防省は19日に対テロ作戦を開始し「アルメニア軍事組織(ナゴルノ・カラバフ地域のアルメニア人武装勢力)が武器を捨てて降伏すれば作戦を中止する」と呼びかけているため、アゼルバイジャンの主権と統治の受け入れを要求しているのだろう。
アゼルバイジャン、停戦協定の履行と武装解除を目的に対テロ作戦開始を発表
アゼルバイジャン国防省は19日「三ヶ国間声明の条項履行を確実にし、カラバフ経済地域における大規模な挑発行為を抑制し、アルメニア軍事組織の武装解除と撤退を実現するため対テロ作戦を開始した」と発表、現地では大規模な砲撃が始まったという報告もある。
台湾企業、日本製カウンタードローンシステムの技術移転契約に署名
台湾のGEOSAT Aerospace & Technologyは16日「日本企業とカウンタードローンシステムの共同開発・製造に関する覚書を締結した」と発表、ジェーンズも18日「GEOSAはFortunio Japanのアンチドローンシステムを製造するため技術移転契約に署名した」と報じている。
ウクライナの戦場を支配する砲兵、クラスター砲弾とM109A6が効果的
第58連合軍の司令官や南部軍管区の副司令官を務めたアンドレイ・グルレフ下院議員は「クラスター砲弾の攻撃で大きな損害を被ったたためロシア軍は撤退を余儀なくされた。敵の自走砲は射撃後に移動するため捕捉するはほぼ不可能だ」と言及した。
パイロットが脱出して行方不明になっていたF-35B、米軍が墜落現場を確保
米海兵隊所属のF-35Bがサウスカロライナ州で緊急事態に直面、パイロットは無事脱出したもののトランスポンダは謎の不具合で機能しておらず、無人のF-35Bが何処へ飛んでいったのか行方不明になっていたが、空軍は18日「墜落現場を確保した」と発表した。
米陸軍のDark Eagle、試射失敗で実戦配備を会計年度内から年内に変更
米陸軍が開発を進めているブースト・グライド・ビークル搭載の極超音速兵器「Dark Eagle」は能力実証で躓いており、陸軍のブッシュ次官補も「会計年度内の実戦配備は困難になった」と述べたが、追加テストを行うことで年内配備を目指すと付け加えた。
ザポリージャ州の戦い、ウクライナ軍が敵陣地を奪って支配領域を拡大
9月15日~18日にザポリージャ方面で登場した視覚的証拠は「ロボーティネ西郊外」と「ベルベーヴ西郊外」での前進を示唆、東部司令部はクピャンスク・リマン方面について「地上での直接衝突がないため小康状態を保っている」と述べている。
露下院の有力議員がロシア軍を批判、真実に基づいてない嘘の報告を止めろ
ロシア下院のアンドレイ・グルレフ議員は17日「特別軍事作戦の問題は“真実に基づいてない嘘の報告”にある」と批判、複数のミルブロガーも「ロシア軍の嘘は戦術レベルから戦略レベルにまで及ぶため、大統領に報告される内容は想像するだけでも恐ろしい」と指摘した。
コンゴ共和国でのクーデター発生はフェイク、同国のメディア相が否定
幾つかの現地メディアやソーシャルメディアは「コンゴ共和国で軍事クーデターが発生した」と主張しているが、同国のティエリー・ムンガラ通信・メディア相は「ブラザヴィルで深刻な事態が進行中だという情報はフェイクだ」と述べてクーデターを否定した。
バフムートの戦い、ウクライナ軍がクリシェイフカ解放を正式に発表
ウクライナのイェルマク大統領府長官がクリシェイフカ解放を示唆していたが、第80空中強襲旅団は17日「第5強襲旅団やリュート旅団と共にクリシェイフカを解放した」と発表、ゼレンスキー大統領も「領土を奪還した兵士に感謝したい」と同拠点の解放を称賛した。
ウクライナ大統領府長官、クリシェイフカ集落内で国旗を掲げる写真を公開
ウクライナのイェルマク大統領府長官は17日、国家警察のリュート旅団とツナミ連隊がクリシェイフカ集落内で国旗を掲げる写真を公開(同拠点の解放を示唆)したが、まだ参謀本部や国防省は「クリシェイフカ解放」を発表していない。
アラブ首長国連邦、KF-21プログラムに参加したいと韓国側に打診
ポーランドのPGZは「KF-21プログラムへの参加」に言及して注目を集めたが、アラブ首長国連邦も韓国に送付した書簡の中で「KF-21プログラムに参加したい」と伝達、さらにインドネシアが滞納している開発分担金についても「負担する」と提案したらしい。
ウクライナ軍が4ヶ月間で2600以上の敵砲兵装備を破壊、崩れるロシア軍の優位性
ウクライナ軍による敵砲兵装備の破壊数は月平均191.4だったが、6月に688、8月に677、8月に691の砲兵装備を破壊、第26独立砲兵旅団も「ウクライナ軍とロシア軍の砲兵戦力は同等になりつつある」と言及した。
バフムートの戦い、ウクライナ軍が鉄道線の防衛ライン突破に取り掛かる
9月10日から15日までにバフムート方面で登場した視覚的証拠は「引き続き砲撃と無人機による攻撃でロシア軍が消耗を強いられている」と示唆、クリシェイフカの状況も集落北東部の掃討を残すのみで、次の攻防は鉄道線の防衛ラインになるだろう。
米国の155mm砲弾増産、2025会計年度までに月10万発を達成する
国防総省の調達担当者は「155mm砲弾の増産は予定よりも早く進んでいる。2024年春までに月5.7万発、2025会計年度までに月10万発を達成する」と明かしており、クラスター砲弾の供給で2024年を乗り切れば持続可能な砲弾供給が可能になる。
バフムートの戦い、ウクライナ軍参謀本部がアンドリーフカ占領を発表
ウクライナのマリャル国防次官は14日「アンドリーフカは我々ものだ」と発表、しかし第3突撃旅団は「アンドリーフカ確保は時期尚早で現在も激しい戦いが続いている」と主張したが、最終的に参謀本部は15日「アンドリーフカを占領した」と正式に発表した。
砲兵戦力に回帰する欧州、エルビットとKNDSがEuroPULS生産で合意
欧州諸国は「高度な防空システムによる接近拒否」が成立したため砲兵戦力への投資が活発で、ロッキードとラインメタルはHIMARSベースの「GMARS開発」を発表したが、エルビットとKNDSも「PULSベースのEuroPULS生産で合意した」と発表した。
アルメニア首相、ロシアの助けを借りる安全保障モデルは持続不可能
脱ロシアを表明したパシニャン首相は「ロシアはウクライナとの戦争で決定的に変質してしまった。もう隣国との紛争に他国を助けを借りる安全保障モデルは持続不可能だ」と指摘し、武器調達先を分散化した安全保障モデルへの転換に動き出している。
バフムートの戦い、ウクライナ国防次官がアンドリーフカ奪還を発表
バフムート方面の戦いについてロシア人情報源は9日「ウクライナ軍はロシア軍をアンドリーフカから追い出すことに成功した」と報告していたが、ウクライナのマリャル国防次官も14日「アンドリーフカは我々ものだ」と発表した。
ウクライナ軍、無人機とネプチューンの攻撃でクリミアのS-400を破壊
クリミアのエフパトリアで14日未明に大規模な爆発が発生、複数のウクライナメディアは「保安庁と海軍が協力してエフパトリア近郊に配備されていたS-400を破壊した」と報じており、これが事実なら8月末のS-400(タルカンクート岬)破壊に続く戦果だ。
クリミアのエフパトリアで大規模な爆発が発生、ドローンによる攻撃か
ウクライナ軍はストーム・シャドウでセバストポリの造船所を攻撃し大型揚陸艦と改キロ型潜水艦を破壊したが、14日未明にもエフパトリアで大規模な爆発が発生、現地住民は「爆発の衝撃で家中がガタガタ揺れた」と述べている。
ウクライナ軍は南部で前進し、ロシア軍は東部で反撃の度合いを高める
侵攻567日目の戦況はザポリージャ方面でウクライナ軍が前進、南ドネツク方面ではロシア軍が反撃に転じて失地を回復し、ウクライナ軍はノボマイオルスキー集落内から追い出された可能性が、アウディーイウカ方面のロシア軍がオプトネ維持を視覚的にアピールした。
ウクライナ軍、巡航ミサイルで大型揚陸艦と改キロ型潜水艦の破壊に成功
セバストポリ造船所に対する13日の攻撃で大型揚陸艦のミンクスと改キロ型潜水艦のロストフ・ナ・ドヌーが損傷、ロシア人は「ヘルソン方向、ムィコラーイウ方向、蛇島方向から10発のストーム・シャドウで攻撃された」と報告している。
ウクライナ軍がセバストポリ造船所を攻撃、大型揚陸艦と潜水艦を破壊か
クリミア南部のセバストポリで13日に爆発が発生、ウクライナ国防省情報総局は「セバストポリ造船所(オルジョニキーゼ船舶修理工場)の設備に被害が出ており、大型揚陸艦と潜水艦の破壊が確認された」と明かした。
ポーランドがウクライナ産穀物の輸入禁止を明言、ウクライナはWTO提訴に言及
ポーランドとウクライナの外交関係は穀物輸出で激しく対立、ポーランドはEUが輸入禁止措置の解除を決定したため「独自の輸入禁止措置導入」を明言、これを受けてウクライナのシュミハリ首相は「WTOに提訴することになるだろう」と言及した。
スウェーデン国営放送、政府はグリペンのウクライナ提供条件を調査する
スウェーデンはウクライナの要請に応じて「グリペンの運用評価を行う機会」を提供中だが、スウェーデン国営ラジオは12日「まもなく政府はグリペンの提供条件を調査するよう軍に命じる予定だ」と報じており、長期的な取り組みとしての「グリペン提供」が動き出した格好だ。
偽物かどうか見破るのが困難な装備のダミー、ロシア軍は数百の弾薬を浪費
CNNやGuardianは「ウクライナ企業が供給する精巧なダミー」について報じており、取材に応じたウクライナ人従業員は「既に数百のダミーがロシア軍によって破壊された=ロシア軍が高価な弾薬を浪費したという意味」と述べている。
米国、クラスター砲弾の活躍を受けて同タイプのATACMS提供を検討中
米国はウクライナが要求する長距離攻撃兵器=ATACMS提供に消極的だったが、クラスター砲弾が効果的な働きを見せたため選択肢から除外していた「M74子弾を内包するATACMS」の提供を検討している。
ウクライナ軍、黒海に浮かぶ石油掘削リグの支配権をロシア軍から奪還
ロシアはクリミア併合後にタルカンクート岬の沖合に浮かぶ石油掘削リグ(通称:ボイコタワー)を占領して軍事利用していたが、ウクライナ国防省情報総局(GUR)は11日「ボイコタワーの支配権を取り戻した」と発表した。
ザポリージャ州の戦い、ウクライナ軍がノヴォプロコピフカ北東郊外に迫る
9月10日にザポリージャ方面で登場した視覚的証拠は「ノヴォプロコピフカ北東郊外にウクライナ軍が迫っている」と示しており、さらにウクライナ軍は10日「アウディーイウカ方面のオプトネの一部を制圧した」と発表した。
緊張が高まる南コーカサス、イラン大統領は如何なる変化も容認しない
アルメニアとアゼルバイジャンが国境沿いに戦力を移動させたため南コーカサスの軍事的緊張が高まっている中、アルツァフ共和国が大統領選挙を強行、さらにイランのライシ大統領も「同地域の如何なる変化もレッドラインを超える」と発言した。
ウクライナ軍、アンドリーフカからロシア軍を追い出すことに成功か
ウクライナ軍は砲撃と無人機による攻撃でバフムート方面のロシア軍に消耗を強いてきたが、ロシア人情報源は9日「アンドリーフカからロシア軍が追い出された」と報告、クリシェイフカでも集落から逃げ出すロシア軍兵士が確認されている。
南ドネツクの戦い、ウクライナ軍が川を渡河してノボマイオルスキーに到達
ザポリージャ方面では激しい戦闘が続いているものの前線位置に変化はなく、南ドネツク方面ではシャイタンカ川を渡河してノボマイオルスキーに取り付くことに成功、ここに定着できればウクライナ軍はノボドネツキーの背後を突くことができる。
レオパルト2A8にトロフィー採用、欧州でのAPS普及が本格化する兆し
APS需要の高まりを受けてラファエル、GD、KMWが設立したEuroTrophyは6日「ドイツとノルウェーが導入するレオパルト2A8の標準APSにトロフィーが採用された」と発表、欧州でのAPS普及が本格化するかもしれない。
海上哨戒機不足に悩むアルゼンチン、ノルウェーから中古P-3Cを4機購入
アルゼンチンは排他的経済水域の監視や保護に不可欠な海上哨戒機が不足していたが、米ディフェンスメディアは「ノルウェーから中古P-3Cを購入することで合意した」と報じており、4機の中古P-3Cを6,700万ドルで購入するらしい。
SAABが特定周波数を遮断する迷彩ネットを発表、柔軟な情報共有が可能
SAABは「通信やGPSを受信ができるバラクーダ迷彩ネットをDSEIに出展する」と発表、特定周波数のみを遮断するシールド材が組み込まれているため「マルチスペクトルに対する保護」を維持しながら柔軟な情報共有が行えるようになる。
ボーイングが空自向け契約を獲得、EPAWSSの調達単価が値下がりか
国防総省は7日「ボーイングにF-15J改修に関する契約を授与した」と発表、F-15J改修にEPAWSSを追加するため契約額は4億7,450万ドルで、2023年にEPAWSSは低率生産からフルレート生産に切り替わったため調達単価が大幅に値下がりした可能性がある。
GA-ASIがLongShotを受注、第4世代機や空対空ミサイルの交戦範囲を拡張
ジェネラル・アトミックスがLongShot Programのフェーズ3契約を獲得、謎に包まれていたLongShot-UAVについても「第4世代戦闘機と空対空ミサイルの交戦範囲とミッション効果を大幅に向上させる」と明かして注目を集めている。
緊張が高まる南コーカサス、アルメニアとアゼルバイジャンが軍を国境地域に移動
アルメニアとアゼルバイジャンが戦力を国境沿いに移動させたため緊張が高まり、互いに「相手が先に軍を動かして挑発した」と非難しているが、ザンゲズール回廊に反対しているイランも無人機を飛ばしてアゼルバイジャンの動きを警戒している。
ポーランド空軍強化の最終ピース、ボーイングがF-15EXの売り込みを開始
ポーランドのブラスザック国防相は昨年「FA-50導入は空軍強化の最終ピースではない」と述べ、タイフーンやKF-21が調達候補に浮上していたが、ボーイングも「F-15EXはポーランドの安全保障ニーズを強化するのに適している」と名乗り上げた。
信頼性と将来性が明暗を分ける、インドネシアもA330MRTTを選択
空中給油機導入を検討してきたインドネシアは「A330MRTTの取得を決定した」と発表、KC-46AはA330MRTTと競合した全ての入札(カナダ、韓国、ポーランド、アラブ首長国連邦、インドネシア)で敗れたことになる。
米軍がDark Eagle試射に失敗、怪しくなってきた年内の極超音速兵器配備
米空軍は試射が上手くいない極超音速兵器「ARRW」を最終的に見放してしまったが、米陸軍と米海軍が開発を進めているDark Eagleも連続で試射に失敗し、米メディアは「年内のDark Eagle実戦配備は怪しくなってきた」と報じている。
米陸軍がSEPv4中止とM1E3開発を発表、初期作戦能力は2030年代初頭
米陸軍は「エイブラムスのSEPv4開発を中止して“より積極的なアップグレード=M1E3”を開発する」と発表、この新しいエイブラムスはSEPv4の特徴を取り入れつつ「モジュラー式のオープンアーキテクチャ」を採用し、2030年代初頭に初期作戦能力を獲得する予定だ。
検証作業中のTR3でトラブルが発生、F-35の年内引き渡しが97機に減少
米国防総省は「検証が終わっていない」という理由でTR3を搭載するF-35の受け取りを拒否していたが、ロッキード・マーティンは「トラブルが発生してTR3の検証作業が遅延する可能性があり、年内の引き渡しが156機→97機になる」と発表した。
ポーランド、Shahed-136タイプの無人機を狩る無人機をMSPOに出展
ポーランドのウカシェヴィチ航空研究所は5日に開幕したMSPOに「無人機を狩る無人機」を出展して注目を集めており、HAASTAと呼ばれる無人機は「低速で飛行するShahed-136タイプの無人機」を機関砲で破壊する目的で設計されているらしい。
ポーランド、LTAMDSが統合されたパトリオットシステムの契約に署名
ポーランドで開幕した防衛機器展示会「MSPO」は仏Eurosatoryや英DSEIに次ぐ規模で、ブラスザック国防相はLTAMDSが統合されたパトリオットシステムの契約に署名、現地メディアは「ポーランドの防空における革命だ」と報じている。
アルメニア国防省が米国との軍事演習を発表、ロシアは警戒感を表明
アルメニアのパシニャン首相は「安全保障政策を1つの国に依存するのは戦略的に誤りで多様化に取り組んでいる」と述べたが、アルメニア国防省も5日「米国との合同軍事演習を行う」と発表したためロシアが警戒している。
川崎重工業が次期海上哨戒機の検討を開始、2040年代の配備を想定か
JANESは「4月にP-1の後継機(将来の固定翼哨戒機)開発に関するプロジェクトチームを発足させたと川崎重工業が明かした。同社は防衛省(海上自衛隊)が2040年代にP-1の後継機を配備することを想定している」と報じている。
ザポリージャ州の戦い、ウクライナ軍がベルベーヴの防衛ラインを一部占拠
9月1日~4日までに登場した視覚的証拠は「ウクライナ軍がロボーティネ方向やベルベーヴ方向で前進している」と裏付けており、ウクライナ軍がベルベーヴ方向に設定された防衛ライン=塹壕をロシア軍から奪っていることも確認できる。
夏に繰り広げられたウクライナ軍の反攻作戦、忍耐力と適用力の戦い
軍事アナリストのロブ・リー氏とマイケル・コフマン氏はウクライナ南部を視察し「夏の反攻作戦に関する総括」を共同名義で発表した。両者は「火力管制による兵站遮断は実現困難だ」と指摘しており、やはりアゾフ海に到達してロシア軍の兵站を物理的に遮断しなければならない。
「ブログリーダー」を活用して、航空万能論GF管理人さんをフォローしませんか?
ヘグセス国防長官は10日「我々は今世紀最大の戦場イノベーションともいえる殺傷力の高い小型ドローンを持っていない」「2027年までに無人航空機支配領域を確立するため抜本的な改革を行う」と宣言し、2026年末までに全部隊で小型ドローンの本格導入を行うよう指示した。
オーストラリアは昨年10月「エイブラムス49輌をウクライナに提供する」と発表したが、米国が移転許可を出さなかったため実現に時間がかかっていたものの、豪国防省は19日「大半のエイブラムスはウクライナに到着し、残りも今後数ヶ月以内に納入される予定だ」と発表した。
ドイツ空軍は次世代戦闘機の実用化前に「有人戦闘機と協調可能な無人機が必要になる」と表明、AndurilはRheinmetallと提携して欧州版YFQ-44A、KratosもAirbusと提携して欧州版XQ-58Aの現地生産を発表していたが、General Atomicも17日「欧州版YFQ-42Aの現地生産」を発表した。
kyiv Independentは17日「ポクロウシクを巡る戦いは最終局面で都市の側面で何が起こっているかは明白だ」「残念ながら撤退は時間の問題だ」「ロシア軍はほとんど抵抗を受けることなく都市を制圧できるだろう」と報じ、ポクロウシクが直面している状況の困難さは想像以上だ。
米国とNATOがウクライナ支援について合意した内容の裏側が徐々に判明し、この合意を主導したのはドイツのメルツ首相で「トランプ大統領は国際政治を金融取引として捉えるため『ウクライナへの武器供給で米国が利益を得られるモデル』を提案すれば乗ってくる」と考えていたらしい。
Boeingや三菱重工業はDSEI JAPANで「F-15J改修機の納入スケジュール」について尋ねられると「防衛省か空自に聞いてほしい」と述べていたが、防衛省は「2027年度に予定していたF-15J改修機納入が遅れる」「2028年度にも間に合わない可能性」を通知されたらしい。
ロシア軍は東部戦線のポクロウシク方面で成功を続けており、ポクロウシク・ディミトロフの後方は直線距離で18kmほど開けているものの、E50の物理的な遮断まで5km、T0515の物理的な遮断まで7kmしかなく、完全にドローンや大砲の射程距離内に収まっている。
ロシア軍はクルスク・スームィ方面、ハルキウ方面で前進が観測され、特に時が止まっていたボルチャンスクでのヴォヴチャ川渡河、ヴァルヴァリフカ方向で生じた新たな突破は非常に興味深いが、それでもポクロウシク方面の致命的な動きに比べればかすり傷程度だろう。
国防総省が提出した2026会計年度予算案の中には「低コスト巡航ミサイルを3,010発調達するため資金」として6.5億ドルが計上されており、AviationWeekは16日「今後の空中発射兵器の主流は手頃な価格の巡航ミサイルになるだろう」と予想した。
ドイツ空軍は「次世代戦闘機が実用化される前に有人戦闘機と協調可能な無人機が必要になる」と表明したため様々な動きが観測されてきたが、KratosとAirbusは16日「Airbus製ミッションシステムを組み込んだXQ-58Aを開発する」「2029年までにドイツ向けの戦闘準備が整う」と発表した。
F-16の固定武装によるShahed-136の迎撃は「簡単な仕事」と思われがちだが、ポーランドのディフェンスメディアは15日「ウクライナのF-16はShahed-136迎撃のため第二次世界大戦のような戦闘を繰り広げている」「機関砲によるShahed-136の迎撃は非常にリスクが高い」と指摘した。
ドイツのピストリウス国防相は「欧州独自の長距離攻撃ミサイルは実用化まで7年~10年かかるため、地上発射型長距離攻撃システム=タイフォンシステム購入を米国に要請した」と明かし、資金力に余裕があるドイツは「軍事力の即時増強」と「長期的な欧州自立」の両方を追求している。
ロシア軍の夏季攻勢は東部戦線で成功を収め続け、DEEP STATEとRYBARが報告する前線の状況も深刻さが増しており、特にRYBARは「ポクロウシクとディミトロフにアクセスする主要ルートはロシア軍の火力管制下に収まった」と報告、これが事実ならウクライナ軍の補給は複雑化しているだろう。
Washington Postは14日「トランプ大統領は戦争を止める唯一の方法が『戦争継続コストの大幅な引き上げだけ』と悟り、新たなウクライナ支援には強力な攻撃兵器の使用許可も含まれ、トマホーク提供も視野にはいっている」と報じ、ロシアが戦争終結に応じるまで戦いをエスカレーションさせるつもりらしい。
KC-46Aは空中給油中の事故を起こしたばかりだが、今度は航空機動軍団がKC-46AのAPU使用制限を指示し、War Zoneは14日「APUは地上要員や設備への依存軽減目的で導入されているものの実際には逆効果になっている」「APUの使用制限はKC-46Aの柔軟な運用性を阻害するだろう」と指摘した。
トランプ大統領とルッテ事務総長は14日「50日以内にウクライナと戦争終結で合意できなければロシアに痛烈な関税を課す」「欧州諸国はウクライナに供給するための武器を米国から購入する」「ウクライナは大量の防空システム、ミサイル、弾薬などの武器システムを手に入れる」と発表した。
Breaking Defenseは豪州のフリゲート調達について14日「日本は知的財産権の共有が受注に繋がることを期待している。しかし、豪海軍で20年以上勤務した経験をもつアナリストは『フリゲート艦を豪海軍に迅速かつ効果的に統合できる能力が重要だ』と言う」と報じている。
フランス軍参謀総長はテレビ中継まで入れた前例のない記者会見で「もう我々の選択肢に後戻りはない」と、マクロン大統領も「1945年以来、自由がこれほど脅かされたことはない」「我々は両親が享受していた平和の配当の恩恵をもう受けられない」と述べて軍事予算の増額を発表した。
トランプ大統領は13日「パトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と明かし、Axiosも「トランプ大統領が14日に発表するウクライナ支援計画には新たな攻撃兵器が含まれている」「これはモスクワを含むロシア奥深くに届く長距離攻撃ミサイルだ」と報じた。
ベルギーのフランケン国防相は10日「維持費用が極めて高額なNH90調達は失敗だった」と述べ、オーストラリア、ノルウェー、スウェーデンに続き「NH90早期退役」を発表、さらに「石で応戦したり、バンバンと叫んだりするのはもう終わりだ」と述べて過去最大の弾薬購入計画も発表した。
日本とアラブ首長国連邦は2023年5月「防衛装備品・技術移転協定」に署名、外務省は今年1月「同協定が正式に発効した」と発表していたが、Tactical Reporは今月16日「UAEは日本と最先端軍事技術の移転と現地化について協議中だ」と報じている。
Lockheed MartinはF-16 Block70/72の需要見通しについて「Block70/72に関心を寄せる国は沢山ある」「将来的な需要は300機近くになる」と主張しており、もしトランプ元大統領が復帰すれば売り込みのための政治的後押しは今より露骨なものになるだろう。
DEEP STATEは「ロシア軍がハルキウ州クピャンスク方面、ドネツク州ポクロウシク方面、クラスノホリフカ市内で前進した」と報告、視覚的もオスキル川東岸のピシュチャネとジェレルネでロシア軍兵士が国旗や軍旗を掲げる様子が登場し、ほぼ毎日と言っていいほどウクライナは領土を失い続けている。
Hanwha Aerospaceは18日「ファーンボロー国際航空ショーで次世代戦闘機や無人航空機に動力を供給するため設計されたターボファン・エンジンのプロトタイプを発表する」と明かし、F414と同等の推力を備える新型エンジンはKF-21への採用が見込まれている。
ロイターは20日「パトリオットシステムの迎撃弾に使用しているシーカー増産が遅れているため三菱重工業の迎撃弾増産は行き詰まっている」と報じ、三菱重工業が生産するPAC-3弾は年30発で、米国輸出向けに生産数を年60発まで増やすつもりらしい。
RYBARはドネツク州シヴェルシク方面について「ロシア軍が戦線を大きく突破してイヴァーノ・ダリウカを占領した」と、ポクロウシク方面でも「ロシア軍がプロレスを占領した」と報告、DEEP STATEも「ロシア軍がロズドリフカを占領した」と報告した。
WSJは19日「ロシアは米国製兵器を使用したロシア領内攻撃の報復としてフーシ派に高性能な対艦ミサイルを供給する可能性がある」と報じており、これは「ATACMSを使用したロシア領内への攻撃許可」を米国に思いとどまらせることを狙っているのだろう。
英国のポラード国防担当閣外大臣は「国防政策の見直しで何が起こるか何も断言できない」の発言し、Timesは「政権がGCAPの将来確約を拒否した」と、Sky Newsは「GCAPがキャンセルされるかもしれない」と報じ、アナリストは「将来ではなく短期的な投資を優先すべき」と主張した。
英国の新首相は「国防政策の徹底的な見直し」を発表、ポラード国防担当政務次官もGCAPに対する労働党政権の立場について「何も断言できない」と述べ、AviationWeekは「新政権はGCAPを重要と見なしているものの、見直し結果が発表されるまで何も約束しない」と報じている。
英国王立防衛安全保障研究所はウクライナ軍の反攻作戦に関するレポートを18日に発表、この中で「ウクライナが犯した最大の過ちは反攻作戦が成功すると判断した根拠だ」と指摘し、防衛ラインを突破するメカニズムは「ロシア軍兵士の士気低下による逃亡」を期待していたらしい。
DEEP STATEはポクロウシク方面について「ロシア軍がプロレス集落に入った、線路沿いからロズヴァツケ方向、ノヴォセリフカ・ペルシャ集落で前進した」と、RYBARはヴェリカ・ノボシルカ方面について「ロシア軍がウロジャイン周辺で支配地域を広げた」と報告した。
一部のウクライナメディアが「ドネツク州ウロジャインとヘルソン州クリンキーから撤退した」と報じていたが、ウクライナ軍の報道官は「ウロジャインからの撤退」を認めたものの「クリンキーを含むドニエプル川左岸で戦闘任務を継続している」と主張した。
DEEP STATEはチャシブ・ヤール方面について17日夜「ロシア軍がカリーニン東地区と南に広がる森林地帯を占領した」と報告、これでロシア軍はチャシブ・ヤールの東正面を完全に確保したことになり、DEEP STATEはトレツク方面でも「ロシア軍が前進した」と報告している。
政府の汚職や重大犯罪の調査を行うウクライナの独立機関=Слідство.Інфоは17日「クリンキーの作戦で788人の兵士が行方不明になっている」「クリンキーから連れ出され埋葬された戦死者の数は262人しかいない」と明かした。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は15日「チャシブ・ヤールのカナル地区、トレツク、ニューヨークで防衛が失敗した原因」について言及し、ロシア軍に押し切られたというよりも「何度も同じミスを繰り返す軍上層部が招いた失敗」と結論づけた。
RYBARはボルチャンスクとクラスノホリフカの状況を報告、ウクライナメディアのLIGA.netとSuspilneは「ウクライナ軍のクリンキー撤退」を、Ukrainska PravdaとRBC-Ukraineは「ギリシャが32機のF-16をウクライナに移転する計画」と報じた。
露独立系メディアはMeduzaは17日「ロシア連邦国家統計庁が発表した人口統計データから死亡数と外因死が欠落している」「死亡者の外的要因に関する詳細なデータを隠した」と報じており、このデータを使用したロシア軍の推定戦死者数=約12万人が事実である可能性が高まった。
DEEP STATEはドネツク州二ューヨーク方面について16日夜「ロシア軍がノヴゴロド機械工場跡方向に前進した」「ウクライナ軍がニューヨーク市内でロシア軍を押し戻した」と、ポクロウシク方面について「ロシア軍が複数方向で前進した」と報告した。
米国はギリシャに今年1月「最大40機のF-35売却を議会に通知した」「コンステレーション級フリゲートへの参加承認」「C-130H、ブラッドレー、フリーダム級沿海域戦闘艦などの余剰防衛装備品を提供する用意がある」と伝えたが、現地ではパッケージの内容が物議を醸しているらしい。
P&WはF-35 Block4で要求される冷却性能と発電能力を備えた改良型エンジン=Engine Core Upgradeの開発を進めており、親会社のRTXは15日「ECUの予備設計レビューを完了し、設計が想定された以上のものであると確認された」と発表した。