建築を勉強していれば、人体寸法を把握することが必須になる。例えば椅子の幅と隣の椅子やテーブルクロスの間隔、デスクの高さ、ソファやベッドのサイズ、浴室の諸々の設備といったように私達の生活では、あらゆる所に人体寸法が登場する。そのために私はキーフォルダーにメジャーを付け、計測しては人体各部の寸法も6面で把握している。さらに座り心地の良い椅子となると人間工学の知見がさらに必要になる。建築家は感覚だけでは設計をしていない。ファインアートの世界では人体寸法もさることながら、体表面の筋肉や骨骼や性器ぐらいは勉強しておかないと制作はできない。美術系の大学なら裸婦のデッサンぐらいはおこなわれている。私も裸婦のデッサンをした。だから街を歩いている女性(男性は勉強していない)の身長や骨盤や臀部の形状から大体の裸体を類推できる...エッセイ804.人体の6面図