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2019/01/15

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  • エッセイ874.異国の地、病のなかで5.

    フィリピンで処方された薬の副作用で寝たきりが続いた。頻尿だったから夜はオムツをつけていたし、昼は雨も降らない蒸し風呂のような暑さが続いた。あるとき筋肉は落ち歩くことも面倒になる。ふと寝たきり生活というのは、自力を放棄した延長上にあることに気づいた。まずい、これでは本当に寝たきり生活になる危機感をかんじた。そこで夕方散歩に出て撮影をした。既に身体に力が入らないし声が出ない。それでも身体をならすために撮影を続けた。というのもYouTubeにアップする直前で全ての編集済み画像データを消してしまったから再度撮りたいモチーフがある。ここはささやかな執念というほかない。翌日はコンビニまで歩いて出かけもした。汗をかくと頻尿が少し納まる。我慢するから次第に筋肉がついてくるのだろう。つまり寝たきりは、筋肉が衰えてゆく一方な...エッセイ874.異国の地、病のなかで5.

  • エッセイ873.異境の地、病のなかで4.

    続き・・・これを執筆している日は4月22日のフィリピン・ブラカンだ。在留カードの申請を取りやめようと考えた。当初、クリスマスもあるから2ヶ月と言われ、それなりのスケジュール調整をしてきて書類申請をはじめた。イミグレーションから3ヶ月と言われた。だが5ヶ月後たってもいまだに届かないのが今の状況だ。そこで2月にコンサルタントに確認してもらった。結果は審査されていない。さらには家庭訪問の対象に選ばれている、と返事があった。だから係官の訪問をまった。だが一ヶ月すぎても係官が来た形跡もないし、私の常備薬もなくなっている。遅くなると嫁の日本での在留カードの更新時期と被ってくる。さらには、私の会社の納税時期ともかぶり、すでに滞納期間になっている、さらに運転免許の更新もあり今年から実習を伴う・・・など、日本での仕事が山積...エッセイ873.異境の地、病のなかで4.

  • エッセイ872.異境の地、病のなかで3.

    続き・・・終日寝ている日々が続いた。映像撮影する意欲もなく、ブログを書く元気もない。私がすることはスマホでYouTubeとInstagramを見ることぐらいだ。そんなYouTubeの映像の過半は、事実の大幅な誇張であり、なかには事実と違う解説をするサイトがぶら下がってくる。Instagranにいたっては、ミャンマーの地震で建物が崩壊する様子なんかCGはかりで辟易させられる。それは視聴者を騙し、アクセス数を稼ぎ出そうとする演出ばかりで詐欺に近い。そんなのをみていると嘘同然の虚構の世界に嫌気がさす。つまりWEBサイトに載せられている記事は、せいぜい執筆者が元気だからアップできる画像ばかりであり、つまり登録者稼ぎの証左でしかない。だが世界のアップデータの大半は、そんな記事ばかりだ。私には、ちっとも癒やされる知見...エッセイ872.異境の地、病のなかで3.

  • エッセイ871.異境の地、病のなかで2.

    続き・・・一度体調を崩すと容易にもとに戻らない。やはり歳だと悟るほかなかった。ときには食事も進まないぐらいに前立腺の薬の副作用があった。だから夜は嫁にオムツをつけてもらい、休んだ。そんなもんどり打つような苦しみの中で、もう若い頃の体調ではない。年相応のことを考えなきゃならないのか・・・。頭をよぎるのは、もうこの国には住みたくもない。嫁は日本の在留カードを取らせたので、それで十分ではないか。なんといっても私が日本の医者に容易にかかれることの方が大切なのだ。だからフィリピンに家を建てる計画は破棄しよう。設計者のMarkには、悪いけど頭金の返却も放棄して日本に早く帰りたい。調度嫁からは、家ではなく、アパートビジネスをしたいといってきた。それはそれでよいではないか。マイホームよりは、私が突然死んでも嫁に一定の収入...エッセイ871.異境の地、病のなかで2.

  • エッセイ870.異国の地、病のなかで1.

    今日は4月22日、前立腺を小さくする副作用の強い薬をマロロスの病院で処方してもらい飲続けている。副作用で頻尿が40回/日つづいている。そのために一時期食欲もなく終日寝ていた日々が続いた。今日およそ一ヶ月ぶりにブログを書くことが出来た。異国の地で服用しなくてもよい薬を飲み続けたとき副作用が大きい。少し思い出すと最初の尿道感染の治療の頃、クリニックでカテーテルで排尿させられ、若い女性の看護師さんは「いとしい、いとしい、可愛い坊や」と歌いながらカテーテルを尿道に射し込んできた。「げっ!、いたたた!」と私が唸る頃にはカテーテルが射し込まれていて、十分もすれば排尿され少し快適になった。患者の気分を和らげるには、最適な歌だった。2回目のカテーテルの治療をする頃、超音波検査で前立腺が大きい事、大きな病院の泌尿器科へ行け...エッセイ870.異国の地、病のなかで1.

  • エッセイ869.旅と病気

    地球上には、開発途上国をはじめとする病気要注意国は多数ある。従って旅と病気は密接な関係にある。予防しつつが旅の原則になる。私も在留許可の手続きが予想以上に長引いたので病のとばっちりを受けた。その経緯を記しておこう。3月12日水曜日、下痢。これはよくあり、サリサリストアで下痢止めを3錠調達服用。すぐに治った。3月13日木曜日、朝起きたら排尿ができないし尿道が痛い。これはペニスなどが便器に接触し雑菌が入った可能性がある。過去にも日本のホテルで同様の症状で一晩苦しみ、翌日近所のクリニックを紹介してもらい、抗生物質や排尿剤を処方してもらったことがある。幸い薬服用後に快方に向かい、次の訪問地である門司へ新幹線のグリーン車で休みながら向かった。ホテルで休んでいたら快方に向かった事があった。旅から旅への移動途中に体調を...エッセイ869.旅と病気

  • エッセイ868.2つのスチル写真の決定的瞬間、記:トランプ大統領が公開したJFK暗殺の記録

    撮影機材の更新ブログを書いていた頃、2つのスチル写真の決定的瞬間をとらえた画像に目がとまった。昨年のアメリカ大統領選挙におけるトランプ元大統領が襲撃されたときの2枚のスチル写真である。撮影者は、前者がピューリッツァー賞受賞のフォトジャーナリストでAP通信社のエヴァン・ヴッチ。このスチル写真が世界に配信(注1)された。私がこの画像をみたときに感じた、トランプ氏の拳、そして星条旗に視線が誘導される巧みな三角構図はなんだろうかと考えていた。元画像をみると少しトリミングされていたことがわかる。アマナでプランナー・ディレクターを務める鈴木陸の解説(注2,注3)によれば、近代絵画の技法を用いた三角構図とする指摘もある。おそらく私は撮影者か或いは編集者によってトリミングされ配信されたと推測している。さらに2枚目の画像(...エッセイ868.2つのスチル写真の決定的瞬間、記:トランプ大統領が公開したJFK暗殺の記録

  • エッセイ867.しょうもないこと3.ようやく結論か・・・

    フィリピン滞在も時間がタップリあるので、つまらいないことをネチネチと考えている。というのもやっぱ撮影機材の2台持ちが海外の長期滞在で使い勝手が良い。こんなトップ画像をみているとツァイスの魔力にはまる。といって今持参機材では少し役不足だった。それに今持ち出した手元のレンズは広角ズームと準望遠のレンズをボディ1台で使い回している。やはり長い焦点レンジのズームレンズが使い勝手がよかったしミラーレスホディは2台必要だった。機材の仕様表を丹念に解読した挙げ句、散々迷ったすえの結論は、マクロレンズを加え手持ち機材FX30のシステムと組み合わせると更新システム案は・・・・・・FX30(646g)+EPZ18-105mmF4GOSS(427g)、EPZ10-20mmF4G(178g)、E30mmF3.5Macro(202...エッセイ867.しょうもないこと3.ようやく結論か・・・

  • エッセイ868.田植えの頃

    さてブラカンの夕陽をもう一枚続けよう。フィリピンの主食は米だが、3月の始めに田植えをする。そんなときは水田に貼られた水に空の風景が映る。日本なら5月中旬頃の風景だ。僅か3分以内の映像ドキュメントといっても、変わりゆく風景、作業をしている人物、作業をしている手などのアップなどなどと、多彩な映像が必要になる。ブラカンでは、私が、Hello!と挨拶するとすぐに子供達が集まる。そしてYouTubeにアップするよというとニックネームを教えろという。すかさずYouTubeのトップ画面を見せると写メをしてくれる。だからフィリピンの撮影は、比較的楽だ。なによりも元気な子供達から、こちらがパワーをもらっている。ビザ申請待ちで落ち込んでいるときは、彼らのパワーで私は元気になる。これが日本だったら煙たがれるだけだ。まして小学生...エッセイ868.田植えの頃

  • エッセイ867.新しいブラカンを一緒に、一緒に・・・・!?

    カンパニーカーが通り過ぎる。ボディには、新しいブラカンを一緒に、一緒に、と書かれてある。自治体のプロモーションみたいだ。といってブラカンの街が綺麗になったかというとあまり変わらない。だが沖合に新しい国際空港を建設中である。これができると、我々が建設予定の新居から空港まで30分ぐらいでゆけそうだ。そして周辺の市街地化が進むと予測している。回りが住宅地ばかりになり田舎の風景が消えるのも惜しいが、多分空港周辺には大きなスーパーやホテルでも進出すれば便利だろう。私の心は複雑だ。新居の予定地からは、2方向に遠くの水辺線近くに山が見える。一つはヒナトゥボ火山だろうか。1991年に20世紀最大規模の噴火を起こし標高が249m低下した。そんな光景が見えれば神かがり的で面白いが当面噴火予報はない。もう一つはタール火山だろう...エッセイ867.新しいブラカンを一緒に、一緒に・・・・!?

  • エッセイ866.冬嫌いということ

    橋詰め広場の帰り道は、いつも綺麗な夕焼けに遭遇できる。もちろんそんな時間をあらかじめ想定して散歩に出るわけだが。そして夕焼けに遭遇できる確率は高い。晴天の時の夕焼けを見たいが、今は乾期から雨期へ移行する時期だから、時期を待つべきだろう。薄暮をすぎてあたりが暗くなる頃家にたどり着く。フィリピン・ブラカンが気候的に心地よいのは、11月から3月上旬ぐらいまでだろう。この頃は、日本で言えば夏の高原地帯にいるようで涼しく快適であり、キッチン兼テラスでブログを書いている時間がここちよい。調度その頃、日本の各所で豪雪に見舞われ、私は、あっちは苦労しているみたいだと他山の石状態だ。ブログをみていて梅が咲いた!、と書かれてあってもピンとこないどころか、なんか暗い花ですねぇー・・・、とこちらは冬忘れもいいところだ。だから日本...エッセイ866.冬嫌いということ

  • エッセイ865.橋詰広場のこと

    嫁ノ家の前の道を南下すると田園風景が広がる。そこを30分ほどあるくと川があり湾曲した橋が架かり、直ぐ側の三叉路にはバスケットのポールが立ち、いくつかの露店が建ち並び、夕方の涼しいときには、バスケをやる青年達や近所の人達が夕涼みにやってきて橋詰広場になる。映像では、そんな橋詰広場界隈を撮影していた。そして最近の日本では見かけなくなった界隈でもある。そもそも日本では、人が特定の時間に多数集まり露店が成立するという空間がなくなった。日本では自治体が広場らしき空間を整備するが、人はいないし、まして露店などできない。日常の生活の周りに、そんな空間が成立しなくなさったのが最近の日本の街である。じゃあどこで人が集まるかと言えばスーパーかコンビニぐらいだ。都市デザインの視点で見れば寂しい日本の空間である。この三叉路を曲が...エッセイ865.橋詰広場のこと

  • エッセイ864.映像編集のこと

    今日も映像からの書き出し画像であり、時折見かける馬車だ。なんでいつも走っているかは、わからない。機材を回しておけば撮影できているところが映像の便利なところだ。映像も、編集というクリエイションがある。編集ソフトはPremierePro。これはプロユースの定番ソフトであり、覚えるべき要素が大変多く、いまだに全てを使いこなしているわけではない。その数は、私が扱うソフトのなかでも筆頭の部類だ。adobeと一括契約のなかに含まれている。もちろん映像の定番ソフトだし、映像やCFでは、大概のことができるので私はまあいいかの気分だ。フィリピンでは15インチのMacBookProの画面で制作している。小さな画面で眼が点になりそうであり複雑なことはしないが、映像編集の基本ぐらいは覚えたと思う。次の私の課題は音源だ。これまでは...エッセイ864.映像編集のこと

  • エッセイ863.しょうもないことを考える2.

    ビザ申請IDカードがおりてパスポートが戻ってくるまでの待ち時間だから、撮影機材とMacBookを持ってきてよかった。そこで毎日朝と夕方少しずつ撮影をしている。限られたエリアだから被写体も撮り尽くしており、こまめに探す。これがないとどうやって時間が潰せただろうか。さてこんな街のスナップをみていると画質の良いレンズは神だと思われる。そこで私のα6600をフルサイズに更新して高画質のレンズを加えようと考えた。いまのとろ最新機種が今年発売予定なので、うるさいことを言わなければ当時の名機中古のα7Ⅲで代用。するとシステムは・・・・・・昼用APSサイズは現在の手持ち機材のシステムは:FX30+EPZ18-105mmF4GOSS、これはジンバルかバンドグリップでよい。さて更新システムは光の少ない夜用としてα6600をフ...エッセイ863.しょうもないことを考える2.

  • エッセイ862.バイク、追記:トランプ大統領のサウジアラビア訪問

    ブラカンの交通機関といったらトライシクルとバイクだ。子供を抱えると4乗りというバイクはよく見かける。トップ画像は、ヘルメットをしていないから近距離移動なのだろう。これが主要幹線道路マッカーサーストリートなどにでかけるときは、日焼けしないように全身を覆いヘルメット着用の完全武装になる。そのバイクも、スズキ、ヤマハ、ホンダが多くフィリピン国内で現地生産をしている。そしてフィリピン製のルシーなんかもよく見かける。他方で自転車は大変すくない。暑いから移動に体力は使いたくないという気分の方が強いのだろう。そんなバイクと大量のトライシクルが混沌とした街の風景をつくりあげているようだ。画像:フィリピン・ブラカン機材::FX30、SonnarT*FE55mmF1.8ZA追記:トランプ大統領のサウジアラビア訪問トランプさん...エッセイ862.バイク、追記:トランプ大統領のサウジアラビア訪問

  • エッセイ861.人体論

    大学時代にクロッキーを勉強してきたから人体の観察はフィリピンでもしている。フィリピンの小さな子供は、食事をしているのかと問いたくなるほど痩せている。それが成長とともに少しずつ筋肉や脂肪が付いてくる。脂肪の付き方に特徴があり、先ずお腹から脂肪が付いて若い女の子でもお腹がでている事が多い。それでもスレンダーな体型ではあるが、それが続くのは結婚までであって、次第にお腹の脂肪は膨らみをまし、やがて胸回りより大きくなりオバハン体型になる。そんなスタイルを気にしないのもここの文化か?。トップ画像は高校生ぐらいだ。手足が細く標準体型だが胸は巨乳に該当する。これが標準サイズなのだろう。成人になると脂肪と筋肉でお腹が出てくる。右側の女の子はすでにお腹が出始めている。カソリックの国だからモラルがある。日本人のようにInsta...エッセイ861.人体論

  • エッセイ860.今月も映像の切り出し画像で

    ブログ画像がないときは映像から書き出す。至極簡単というのもあるが、映像でなければベストショットが拾えない事もある。つまり映像ならば、このあたりでよさげなカットが拾えそうだとする概略的な判断で機材を回しておけば撮れる。他方で静止画はベストな一瞬をとらえるためには、構えに構えて一瞬を待ち連写。そんなの映像と変わりはない。だが静止画は画面全体に高い解像度が必要なのでイメージセンサーの能力を一瞬の画像ためにフルに使われ、レンズも画面全体の描写力が問われる。そんな面倒な機材なら映像の切り出しに走る。映像は、設定によってクロップ(カット)されるので、イメージセンサーの全部使うわけではないし、4K画像なら820万画素/clipで十分だ。これを1秒間に30枚作成するからデータ量は飛躍的に増える。だから解像度は低くというの...エッセイ860.今月も映像の切り出し画像で

  • エッセイ859.しょうもないことを考える

    フィリピン滞在が続く。在留ビザ待ち。といってこちらはジッと我慢して耐えることはしない。その間に旅の映像記録をしよう。だから撮影機材の選択が大切になる。これまでInsta360Acepro2に加えFX30+E10-18mmF4OSSとSonnarT*FE55mmF1.8ZAをフィリピンでつかってきたが、それはあまりにも合理的過ぎると最近痛感。手元のEPZ18-105mmF4GOSSズームレンズの方が広角、標準、望遠とレンジが広く汎用性もあるので持参すればよかった。この広角側を補うInsta360とのシステムの方が最適だったかもしれない。さらに日本に置いてきたα6600をフルサイズシステムに更新しようと考えていた。更新案の筆頭はFX3である。映像に関しては申し分ないが、手元のAPSレンズをつけると画面は蹴られ...エッセイ859.しょうもないことを考える

  • エッセイ858.ヤレヤレの日々

    このブログを書いている3月の始めもまだフィリピン滞在を余儀なくされている。在留ビザをとるためだが、予想外に長引くとは思わなかった。予想外に長引いたためにいささか健康を害し、そんな事情もあり、今月は映像のストックがないから、エッセイを続けます。パスポートを提出し申請したのが12月17日。入国管理局からヒアリングがあり指紋押印や犯罪者のように顔写真をとられたのが1月8日。係官から説明されたのがIDカードが発行されるまで3ヶ月。起算点がヒアリング開始時期とすれば4月8日になる。情報をあつめると、ドゥテルテ政権時代に経済を活性化させるために中国投資家をフィリピンに大量に入国させた。その過程で違法に偽装入国してきた中国人が多数おり、結局6万人の中国人が強制送還された経緯があった。そこで現在のマルコス政権では、ビザ申...エッセイ858.ヤレヤレの日々

  • ドローイング997.小説:小樽の翠902.幕間

    トップ画像は、このシリーズの過去画像を引用した。900回も続くと引用できるストックができる。引用画像は私が撮影した写真をみて描いた。こんな写実的な風景画もこのシリーズでは大変少ない。良くも悪くも私が写実的に描けば、こうなりますという見本でしょう。風景画は、手前から奥に向かってゆく遠近感や空間感が表現できればよい。街のエレメントは、そんな空間感のなかに置かれているから相互の位置関係さえ表現できればよい。だがこうした近代絵画の技法も私には少し単調だ。だからここでは望遠レンズで撮影したように前後を圧縮して描いた。今年は雪が多かったから、小樽の街のスケッチも面白そうだが、これを執筆している現在も私はフィリピンにいる。ついに日本の冬を逃れたというわけだ。私にとって小樽といえども写実的に描く気分ではない。むしろ心象風...ドローイング997.小説:小樽の翠902.幕間

  • ドローイング996.小説:小樽の翠901.指圧の心

    ユウ君の家も、今はシングルのママが東京へしばらく出張しているから、小春に家事を任されている。つまりママは心春達が春休みの頃を狙って出張に出かけた。女の子がいると便利だねぇー、といって。小春「ママ、キャリアウーマンねぇー」。ユウ君「生命保険のプロを目指すんだってさ。生命保険のセールスレディって定年がないなら死ぬまで働けるんだって」。そういってユウ君が寝床から起きてきた。ユウ君「いたたたったー、背中がつっぱるーーーーー」。小春「ユウ君は姿勢が悪いからだよ。じゃ後ろ向きに起きて・・・」。そういってユウ君が起き上がり後から小春がマッサージをする。小春「なんか背中がすっごく硬いよ。お爺さんみたいだ」。小春がユウ君の背中に指圧を加える。ユウ君「いたたたっ!!!」。小春「これは重傷だな・・・。もっと背筋をのばして・・・...ドローイング996.小説:小樽の翠901.指圧の心

  • ドローイング995.小説:小樽の翠900.夏の計画

    美希ねえちゃんと直人君のアパートは、除雪されているから雪はほとんど残っていない。だが寒い事に変わりはない。夕方美希姉ちゃんが沢山の袋を抱えて仕事場から帰ってきた。春休みだから直人君はマックで映像編集の勉強に没頭している。美希姉ちゃんが浴室で着替えて出てきた。美希「直人・・・、これどお?」直人「おっっっ!、ビキニですか・・・・」。そういって美希姉ちゃんがパステルカラーのビキニを披露した。美希「夏に翼と光凛さんが沖縄に行くんだって。だからついて行こうと思ってさ。もう今年のデザインがでてきたの」。直人「美希をモデルにして映像ができるなぁーー」。美希「でしょう。YouTubeにアップしてね」。直人「ヌードもほしいなぁー」。美希「そんな場所あったかな。いいじゃん。よし年取って身体のラインが崩れる前に撮っておこうか・...ドローイング995.小説:小樽の翠900.夏の計画

  • ドローイング994.小説:小樽の翠899.モールス信号

    看護師のコウさんのところも、子供が歩けるようになった。そんな生活でやりたくなったら子供の玩具の懐中電灯で服部君にモールス信号だ。"・・・・-・・-"「S・E・X」きっとこんなサインなら子供が大きくなってからでもつかえそうだ。するとコウさんは子供をお風呂に入れて、湯上がりに走らせたり、放り投げたりして、身体を動かし、やがて熟睡させる。それから服部君とワインをのみながら晩の自由時間だ。すると絶えきれなくなったように服部君がコウさんを抱き寄せてキスの嵐だ。それが毎晩の日課のように続く。なにしろ絶倫系の服部君だから、休む事がない。それにコウさんの甲賀の里の媚薬を服部君のワインなんかに入れたりするものだから、もう服部君は爆発一歩手前だ。媚薬=元気回復の健康薬だ。コウさんが手を服部君の股間に添えると「今日も元気ね、よ...ドローイング994.小説:小樽の翠899.モールス信号

  • ドローイング993.小説:小樽の翠898.熟れすぎた果実

    3月の小樽、翠は夜勤で真夜中のお茶タイム。今日は、去年の4月に配属された新人看護師の蘭さんが救急外来にいる。臭いを嗅ぎつけて同僚の晃子さんと一緒にやってきた。この頃になると新人看護師も病院の仕事になれて夜勤もいとわない。蘭さんが恐る恐る「お茶会って噂で聞いたけど・・・」。翠「そんな大げさなもんじゃないよ。蘭の悩みを聞く会だよ」。晃子「ほら、蘭が配属されたとき男がいたでしょう」。蘭「なんでそんなことしってんの?」翠「私達地獄耳なの」。蘭「実は私フラれたんです」。晃子「喧嘩でもしたんかよ!」。蘭「なんかお前は飽きたからもういらないって」。翠「飽きたからいらないって失礼じゃん」。晃子「女達の敵よ!」翠「男の人が飽きたってことは、随分とセックスしたんだ」。蘭「したなんてもんじゃないですよ。初体験の私を大いに開発し...ドローイング993.小説:小樽の翠898.熟れすぎた果実

  • ドローイング992.小説:小樽の翠897.店開きだ

    文さんの店でも博労の健さんが帰ってきたのでどこかウキウキした空気だ。文さんがキッチンで調理をしていると健さんが起きてきて・・・健さん「文ーー!」そういって健さんが文さんを腰迄の高さの和箪笥にすえて浴衣の前を開いて足を持ち上げ・・・文「あらあら、また興奮してきたのですか。箪笥セックスですかぁー・・・」文さんの広げた股間をみながら・・・健さん「文の後ろ姿を見ていたら、うずうずしてさ・・・、朝の仕込みってやつさ」。文さんの太ももを担ぎ上げると文さんの股間の臀部が前に出てくる。文「朝から元気なんですねぇー・・・」そういって股間に健さんのペニスがグイグイと射し込まれ文さんを貫く。文「はぁッ、はぁッ、ハアッ・・・、いいわあ、健さんのペニスが好き・・・」やがて健さんの息づかいが荒くなり、うちはなってしまった。文「あら、...ドローイング992.小説:小樽の翠897.店開きだ

  • ドローイング991.小説:小樽の翠896.時には母のない子のように・・・

    明奈姉ちゃんと彼氏は札幌の市芸に通学している。年度末試験の結果がまだだ。彼氏「座学の科目で落ちかけているのがあるんだ。第2外国語のフランス語。試験はどうなるかなぁー?、もし明菜と進級できなかったらどうしよう?」。明菜「こんな時って不安ばかりだよ。いつも悪い結果を考えちゃう」。彼氏「不安,不安・・・・・」。そういって明奈姉ちゃんの膝の上で泣いている。明菜「あらぁー、男の人って意外にデリケートなんだね。もう終わっちゃったんだから結果がてるまで忘れちゃえばいいのにさ」。彼氏「だって明菜は優等生だからいいさ。僕は先生もどっちかなぁーといわれていたもん」。明菜「大丈夫!、努力したんだもん」。彼氏「不安、不安、泣きたいぐらいに不安の文字が頭をよぎる」。明菜「おおっ、よしよし、大丈夫」。そういって明菜姉ちゃんは彼氏の頭...ドローイング991.小説:小樽の翠896.時には母のない子のように・・・

  • ドローイング990.小説:小樽の翠895.ショータイム

    翠「はぁーーっ、アチキ、撃ってぇーー」そういって翠の爪が背中に食い込む。翠の骨盤がふるえだし、待ち構えている。子宮口に切っ先をおもぃっきりあてて撃ち放つ。子宮が痙攣して精子を吸い込む。二つの骨盤が一緒になって律動し、やがてはてた。・・・ペニスを抜く。翠の膣がペニスの大きさでバグっと開いている。そこだけが、私達がイメージする女とは違う生き物みたいだ。アチキは面白いから眺めていた。翠「アチキー、どうしたの静かになって」。「翠の膣がペニスの大きさのまま開いた姿に見とれていた」。翠「あらやだ、膣が弛緩したままなのね」。「おおっ、内蔵の一部だ。そのまま・・・」翠「へんなのが、好きなんだねぇー」。「そこだけピンクと淡い緑色が入り交じってる感じ」。翠「緑色・・、そんなの膣にはないよ。ピンクでしょうょ。アチキー、やりすぎ...ドローイング990.小説:小樽の翠895.ショータイム

  • ドローイング989小説:小樽の翠894.少し暖かい風

    文さんの店の周りにも残雪が黒く山になっている。小樽の一番醜い季節だ。だが文さんにとっては待望の冬の終わりだ。もう一ヶ月以上帰ってこなかった博労の健さんの仕事も終わりに近いからだ。深夜店のドアが開く。健さん「文ーーーー!!!!、帰ったぞー・・・・」。文「お帰りーーーーーー、待ち遠しかったよんーーーーー」。そういって健さんに抱きつき厚い唇をむさぼるキスだ。健さんも、文さんを抱えて店の奥の間へ。文「もう熊みたいに臭いんだから・・・」健さん「だから食前に文の膣を刺して一発。それから風呂だ・・・」そういって文さんの作務衣を転がすようにはがし、インナーをかき分けて後から羽交い締めにする。文「もう乱暴なんだかからーーー」。健さん「許せ、暴発しかけている」。そういって健さんが文さんの骨盤を抱え上げ後から、熱く濡れた太いペ...ドローイング989小説:小樽の翠894.少し暖かい風

  • ドローイング988.小説:小樽の翠893.ヘイ!、童貞君!!

    生協で小春に会った。もう高校も春休みだからユウ君と一緒に過ごす時間が長いのだろう。小春「叔父さん・・・・」「その声は小春だ」。小春「私の友達のひとりに詩さんて女の子がいるの。でっ私に何でも話してくれるんだ」。「どんな話なの?」小春「詩さんて、美希姉ちゃんみたいなヤリマンなの」。「まあ高校生なら大人だからあり得る話だよな」。小春「同級生の童貞の男の子を相手にするのが趣味なんだ」。「また、童貞開眼ですか・・・」。小春「同級生の男の子達と30人はやったんだって」。「そりゃ、童貞君卒業に大いに貢献しちゃったわけだ」。小春「詩さんが、授業中に童貞君達の股間を観察しているんだって。そしたら勃起して寝ている子もいるわけ。それで狙いを定めるんだって」。「なんかいやらしい観察だなぁー」。小春「男と女がつきあうきっかけは、い...ドローイング988.小説:小樽の翠893.ヘイ!、童貞君!!

  • ドローイング987.小説:小樽の翠892.役得

    小樽も今年は大量の雪が降った。まだ融けきれない雪が黒くなって街の角に残っている3月である。夜勤の翠は深夜のお茶タイム。晃子さんと外科の澪さんがやってきた。晃子「ようやく屋根から落ちたという急患がなくなった。春だねえー」。翠「澪さん、なんか最近嬉しそうな顔してんじゃん」。晃子「話せよな、そのスマイルの秘密を!」。澪「だって、私婚約したんですぅーー」。晃子「はぁッ!!・・・、だって澪が看護学校でてうちに来てから1年も経ってないじゃん。誰よ、それって?」。澪「普通の30歳のリーマン!」。翠「きっかけが、あるじゃん!」。澪「きっかけといったら、うちの外科にスキーの怪我で入院していたぐらいかな」。晃子「あっ!、やっぱそのパターンかよ。つまり清拭の彼氏かよ!。バッチリサービスしたんだぁー」。澪「だって最初は重傷だった...ドローイング987.小説:小樽の翠892.役得

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