2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2024.10.1一日一季語 胡桃(くるみ) 【秋―植物―晩秋】
2024.10.1一日一季語 胡桃(くるみ) 【秋―植物―晩秋】 一樹には収まらぬ風沢胡桃 岡田史乃 辻村麻乃著『岡田史乃の百句』 発行:ふらんす…
2024.9.30一日一季語 一位の実(いちいのみ《いちゐのみ》) 【秋―植物―晩秋】
2024.9.30一日一季語 一位の実(いちいのみ《いちゐのみ》) 【秋―植物―晩秋】 読み終へて表紙明るし一位の実 野名紅里 野名紅里句集『トルコ…
2024.9.29一日一季語 爽やか(さわやか《さはやか》) 【秋―時候―三秋】
2024.9.29一日一季語 爽やか(さわやか《さはやか》) 【秋―時候―三秋】 爽涼や重ねて落とすパンの耳 池谷秀子句集『ジュークボックスよりタ…
2024.9.28一日一季語 不知火(しらぬい《しらぬひ》) 【秋―地理―仲秋】
2024.9.28一日一季語 不知火(しらぬい《しらぬひ》) 【秋―地理―仲秋】 不知火や太古の船の見えてきし 永田満徳 第15回 文學の森賞 大賞 『…
2024.9.27一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】
2024.9.27 一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】 秋日濃しドリップの一滴を待ち 山田牧 山田牧 第一句集 星屑珈琲店第15回…
2024.9.26一日一季語 馬肥ゆ(うまこゆ) 【秋―動物―三秋】
2024.9.26一日一季語 馬肥ゆ(うまこゆ) 【秋―動物―三秋】 絶海へいななきにけり秋の駒 堀本裕樹 堀本裕樹句集「一粟」駿河台出版社 「蒼…
2024.9.25一日一季語 地芝居(じしばい《ぢしばゐ》) 【秋―生活―晩秋】
2024.9.25一日一季語 地芝居(じしばい《ぢしばゐ》) 【秋―生活―晩秋】 三代歌川豊国描くうつくし絵目をむける西行像や地狂言 宮坂静生…
2024.9.24一日一季語 芋煮会(いもにかい《いもにくわい》) 【秋―生活―晩秋】
2024.9.24一日一季語 芋煮会(いもにかい《いもにくわい》) 【秋―生活―晩秋】 芋煮会借りたる鍋をひた磨く 鈴木正子 月刊―俳句界v2024…
2024.9.23一日一季語 芋(いも) 【秋―植物―三秋】
2024.9.23一日一季語 芋(いも) 【秋―植物―三秋】 里芋十二個付きたる茎よ切らで売る 相子知恵 道の駅など、消費者と農家の距離が近い、そんな…
2024.9.22一日一季語 鳳仙花(ほうせんか《ほうせんくわ》) 【秋―植物―初秋】
2024.9.22一日一季語 鳳仙花(ほうせんか《ほうせんくわ》) 【秋―植物―初秋】 鳳仙花昭和の駅舎光充ち 浅川芳直 昭和の駅舎。木造の建物など…
2024.9.21一日一季語 松茸飯(まつたけめし) 【秋―生活―仲秋】
2024.9.21一日一季語 松茸飯(まつたけめし) 【秋―生活―仲秋】 松茸を入れ忘れたる松茸飯 澤田和弥 澤田和弥は、昭和五五年浜松市生まれ。早稲…
2024.9.20一日一季語 菊枕(きくまくら) 【秋―生活―晩秋】
2024.9.20一日一季語 菊枕(きくまくら) 【秋―生活―晩秋】 菊枕袋おほきく縫ひ過ぎし 中原道夫 あとがきよりある時から、大袈裟に言えば、仕事…
2024.9.18一日一季語 蓼の花(たでのはな) 【秋―植物―初秋】
2024.9.18一日一季語 蓼の花(たでのはな) 【秋―植物―初秋】 手をつなぐこともなくなり蓼の花 中岡毅雄 第5句集『伴侶』(朔出版刊)中岡毅…
2024.9.18一日一季語 月(つき) 【秋―天文―三秋】
2024.9.18一日一季語 月(つき) 【秋―天文―三秋】 水都けふ月の都となりしかな 和田華凜 和田華凜句集『月華』(げっか) 第11回星野立子…
2024.9.17一日一季語 秋の蚊(あきのか) 【秋―動物―三秋】
2024.9.17一日一季語 秋の蚊(あきのか) 【秋―動物―三秋】 子規堂の秋の蚊しかと刺して去る 市村栄理 観測史上最も暑かった9月が過ぎ、ようや…
2024.9.16一日一季語 胡桃(くるみ) 【秋―植物―晩秋】
2024.9.16一日一季語 胡桃(くるみ) 【秋―植物―晩秋】 胡桃割る一回きりのひびきけり 高柳克弘 第三句集『涼しき無』(ふらんす堂)2002年、俳…
2024.9.15一日一季語 牛蒡引く(ごぼうひく《ごばうひく》) 【秋―植物―三秋】
2024.9.15一日一季語 牛蒡引く(ごぼうひく《ごばうひく》) 【秋―植物―三秋】 宿坊の木つ端のごとき牛蒡かな 小川軽舟 宿房(しゅくぼう)は、…
2024.9.14 一日一季語 居待月(いまちづき《ゐまちづき》) 【秋―天文―仲秋】
2024.9.14 一日一季語 居待月(いまちづき《ゐまちづき》) 【秋―天文―仲秋】 居待月死ぬる権利のありやなし 辻村麻乃 「篠」187号掲載 …
2024.9.12一日一季語 芋茎(ずいき) 【秋―植物―仲秋】
2024.9.12一日一季語 芋茎(ずいき) 【秋―植物―仲秋】 寺町の花屋の大き芋茎籠 辻美奈子 寺町(てらまち)とは、寺院が集中して配置された地…
2024.9.13一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】
2024.9.13一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】 東京タワー鉄鉄鉄秋日鉄鉄塔となす 小澤實 東京タワー今年で開業66年を迎える…
2024.9.11一日一季語 秋の声(あきのこえ《あきのこゑ》) 【秋―天文―三秋】
2024.9.11一日一季語 秋の声(あきのこえ《あきのこゑ》) 【秋―天文―三秋】 秋声の溜り場としてフランス座 坊城俊樹 歴史あるフランス座(ふらん…
2024.9.10一日一季語 秋海棠(しゅうかいどう《しうかいだう》) 【秋―植物―初秋】
2024.9.10一日一季語 秋海棠(しゅうかいどう《しうかいだう》) 【秋―植物―初秋】 秋海棠こぼれあかるき畳かな 仙田洋子 九月五日は各地か…
2024.9.9一日一季語 曼珠沙華《まんじゆしやげ》 【秋―植物―仲秋】
2024.9.9一日一季語 曼珠沙華(まんじゅしゃげ《まんじゆしやげ》) 【秋―植物―仲秋】 晩学に恋の句加へ曼珠沙華 歌代美遥 『ひらひらと』歌代美…
2024.9.8一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―時候―三秋】
2024.9.8一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―時候―三秋】 自転車を鳥居に駐めて秋澄めり 塩見恵介 塩見恵介第3句集『隣の駅が見える駅』(…
2024.9.7一日一季語 障子洗ふ(しやうじあらふ) 【秋―生活―仲秋】
2024.9.7一日一季語 障子洗ふ(しやうじあらふ) 【秋―生活―仲秋】 執着を離れ障子を洗いけり 岡田耕治 障子の洗い、障子紙を剥がす。単純作…
2024.9.6一日一季語 三日月(みかづき) 【秋―天文―仲秋】
2024.9.6一日一季語 三日月(みかづき) 【秋―天文―仲秋】 三日月にぶらさがりたい夜である 津田このみ 私が個人的に月のマークで印象深いのは、「花…
2024.9.5一日一季語 蓮の実(はすのみ) 【秋―植物―晩秋】
2024.9.5 一日一季語 蓮の実(はすのみ) 【秋―植物―晩秋】 口径いくつ銃口いくつ蓮の実とぶ 月野ぽぽな 『句集 人のかたち』 左右社 刊行日…
2024.9.4一日一季語 秋麗(あきうらら) 【秋―時候―仲秋】
2024.9.4一日一季語 秋麗(あきうらら) 【秋―時候―仲秋】 秋麗の神坐すあの木この木かな 谷口智行 谷口智行第四句集『海山』神話の国熊野の血を感…
2024.9.3一日一季語 小鳥(ことり) 【秋―動物―仲秋】
2024.9.3一日一季語 小鳥(ことり) 【秋―動物―仲秋】 献杯は眉の高さに小鳥来る 広渡敬雄 句集『風紋』広渡敬雄著(角川文化振興財団)。…
2024.9.2一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】
2024.9.2一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】 秋風がめくる心の一ページ 黛まどか 杉田久女に感銘を受け句作を始め、第一句集『B面…
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2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.07.11 一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 伏見には千の鳥居や夏旺ん 牧内登志雄 篠 2025 VOL.213ご恵贈いただき、…
2025.07.10 一日一季語 扇風機(せんぷうき) 【夏―生活―三夏】 こころざし低く首ふる扇風機 佐山哲朗 扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせな…
2025.07.09 一日一季語 ががんぼ 【夏―動物―三夏】 がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり 杉山久子 「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返…
2025.07.8 一日一季語 夏蒲団(なつぶとん) 【夏―生活―三夏】 三笠山ほどの膨らみ夏布団 岡田由季 岡田由季句集『中くらゐの町』第1回 日本俳…
2025.07.7 一日一季語 冷し中華(ひやしちゅうか《ひやしちゆうくわ》) 【夏―生活―三夏】 仮通夜や冷し中華に紅少し 櫂未知子 空飛ぶ冷し中華 全…
2025.07.6 一日一季語 斑猫(はんみょう《はんめう》) 【夏―動物―三夏】 斑猫の歩に砂粒の転がれる 若林哲哉 若林哲哉 第一句集 『漱口』山地の…
2025.07.5 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―動物―三夏】 流し針仕掛け夜舟の穴子釣る 鵜飼紫生 北海道でアナゴが良く釣れる釣り場は内浦湾(北海道…
2025.07.4 一日一季語 冷房(れいぼう《れいばう》) 【夏―生活―晩夏】 冷房の今際忙しき音立てて 阪西敦子 阪西敦子 第一句集『金魚(きんぎょ…
2025.07.3 一日一季語 麦飯(むぎめし) 【夏―生活―初夏】 麦飯や拭ひて卓に水のすぢ 若林哲哉 2023年、第14回北斗賞第1句集 漱口 …
2025.07.2 一日一季語 木下闇(こしたやみ) 【夏―植物―三夏】 哲学の小径凸凹青葉闇 杉山加織 現代俳句 2025年7月号翌檜篇 青年部編 達磨…
2025.07.1 一日一季語 山開(やまびらき) 【夏―行事―晩夏】 山開き神酒「富士山」のひとしづく 百合山羽公 霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野…
2025.06.30 一日一季語 名越の祓(なごしのはらえ《なごしのはらへ》) 【夏―行事―晩夏】 神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 6月(水無月)には…
2025.06.29 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―時候―初夏】 穴子裂く目打ち一本残りをり 広渡敬雄 角川俳句 2025年7月号作品12句 阿弓流…
2025.06.28 一日一季語 萍(うきくさ) 【夏―植物―三夏】 萍の動くことなく増えてをり 山口昭男 角川俳句 2025年7月号作品21句 コント…
2025.06.27 一日一季語 蛭(ひる) 【夏―動物―三夏】 痛痒の極みは快楽蛭療治 西村和子 角川俳句 2025年7月号巻頭作品50句 みづからを…
2025.06.25 一日一季語 キャンプ 【夏―生活―晩夏】 つまらなきことをしに行くキャンプかな 若杉朋哉 角川俳句 2025年7月号角川俳句賞作家の…
2025.06.25 一日一季語 涼し(すずし) 【夏―時候―三夏】 涼しくて赤子の眼よく動く 黛まどか 月刊―俳句界 7月号句集「北落師門」を読む …
2025.06.24 一日一季語 五月雨(さみだれ) 【夏―天文―仲夏】 とめどなき教師の語り五月雨 河原地英武 月刊―俳句界2025年7月号特集60代俳…
2025.06.23 一日一季語 短夜(みじかよ) 【夏―時候―三夏】 明易の歌ふに似たる寝ごとかな 岸本尚毅 月刊―俳句界特集60代俳人 近作8作 …
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】 人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子 メインの山鉾巡行などの期…
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 向日葵やサツクスの音たどたどし 向江醇子 口語ではサックス(sax)と…
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】 青々と夜の来る匂ひ袋かな 鈴木節子 鈴木節子能村登四郎・林翔に師事。鈴木鷹夫の妻。…
2024.6.28一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】 捨て票になるやも青葡萄仰ぐ 田中藤穂 今回の都知事選挙、投票をし…
2024.6.27一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 大くらげ腰骨折れしまま泳ぐ 田中呑舟 珍しいことやあり得ない物事のたとえとして、「ク…
2024.6.26一日一季語 翡翠(かわせみ《かはせみ》) 【夏―動物―三夏】 姫路城より翡翠の急降下 山田六花 400年以上の時を越え、日本の宝から…
2024.6.25一日一季語 焼酎(しょうちゅう《せうちう》) 【夏―生活―三夏】 余白ある黒字のラベル米焼酎 永田満徳 白岳しろ【公式】noteより引…