パウル・クレー『やつらが食いついている』1920年。©Minnesota Marine Art Museum. 試される民主主義―20世紀ヨーロッパの政…
柄谷行人『〈戦前〉の思考』から(6)――「帝国とネーション」:国境を越える資本主義
オランダの農村。©agri.mynavi.jp. オランダは、第2次大戦後、生産性の高い農業によって近隣諸国への生鮮品輸出を発展させる一方、EEC,EUの欧州…
柄谷行人『〈戦前〉の思考』から(5)――「矛盾」を忘れさせるネーションの夢
在特会系のヘイト・デモに「帰れ」コールを浴びせるカウンター。2016年1月31日、神奈川県川崎市川崎区。 ©在日本大韓民国民団。 講談社学術文庫 “戦前”…
柄谷行人『〈戦前〉の思考』から(4)――「隷従への道」と “成長の袋小路”
1938年3月15日、ウィーン,英雄広場で演説するアドルフ・ヒトラーと、広場を埋め尽くす聴衆。©Wikimedia. 同月13日オーストリアに進駐したドイツ軍…
柄谷行人『〈戦前〉の思考』から(3)――「自由」と「平等」は矛盾する。
上:国会図書館の図書出納台の上に掲げられた標語「真理が我らを自由にする」下:ドイツ・フライブルク大学・旧図書館。 講談社学術文庫 “戦前”の思考「共産主義…
【レヴュー】柄谷行人『帝国の構造』(11・完)――《帝国》と「社会主義革命」
ジョージア(グルジア),ムツヘタは 4世紀にキリスト教を受入れた「イベリア王国」の首都。中央:スヴェティツホヴェリ大聖堂(11世紀再建)©shuttersto…
柄谷行人『〈戦前〉の思考』から(2)――「近代の超克」と《自由》
映画「黄色い星の子供たち」より。 講談社学術文庫 “戦前”の思考「共産主義が終わった」「五五年体制が終わった」―。二〇世紀最後の十年は「終わり」が強調され…
【レヴュー】柄谷行人『帝国の構造』(10)――《帝国》と「民族自決」
オーストリア・ハンガリー二重君主国の国章(中紋章)1915-1918年。左がオーストリア,右がハンガリーを表わす。©Wikimedia. 岩波現代文庫 帝…
柄谷行人『〈戦前〉の思考』から(1)――「近代の超克」討論会
泰緬鉄道(タイ国有鉄道南本線ナムトク支線; The Death Railway)。©西日本新聞。タイとビルマを結ぶ鉄道として1942年7月日本軍が着工、連合軍…
【レヴュー】柄谷行人『帝国の構造』(9)――アジア《帝国》の崩壊と「近代化」
第2次ウィーン包囲戦。作者不明「ウィーンの包囲と解放 1683年9月」、ウィーン軍事史博物館。©Wikimedia. 岩波現代文庫 帝国の構造―中心・周辺…
【レヴュー】柄谷行人『帝国の構造』(8)――「近代世界システム」と《帝国》
テオドール・デ・ブライ「インディアンを拷問するスペイン人」 バルトロメ・デ・ラスカサス(1484-1566)『インディアスの破壊についての簡潔な報告』に掲載さ…
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パウル・クレー『やつらが食いついている』1920年。©Minnesota Marine Art Museum. 試される民主主義―20世紀ヨーロッパの政…
Emil Nolde『秋の海 Ⅻ (青い水,橙の雲)』1910年.©Minnesota Marine Art Museum 試される民主主義―20世紀ヨ…
Karl Schmidt-Rottluff『堤防決壊』1910年。©Brücke-Museum, Berlin/Nick Ash. 世界大戦の前夜、堤防が決壊…
河回〔ハフエ〕マウル。慶尚北道・安東市の「河回むら」は、16世紀以来の同族集落で、農村両班の屋敷・生活様式を保存している。世界遺産。 ©4travel.jp.…
「80日間世界一周」、1956年アメリカ映画。原作ジュール・ベルヌ(1873年)。イギリスの貴族がインド人の従僕を相棒に、金力にものを言わせて、気球,鉄道,蒸…
1919年ドイツ革命。ミュンヘンでは、レーテ(評議会,=ソヴィエト)が実権を握り、社会民主党政府を追い出して「バイエルン・レーテ共和国」樹立を宣言した。旧バイ…
ヘレン・キーム・ゼー城の「鏡の回廊」。 ©ドイツ観光局.バイエルン王ルートヴィヒ2世がヴェルサイユ宮殿を模して建築(1878-86)、天井にはルイ14世を描い…
マイセン焼き。〔左〕Maissen-Kändler, Eichelhäher auf Eichenstamm mit Eichhörnchen und Hir…
マクス・ウェーバー『経済と社会』(遺稿) ユートピスティクス―21世紀の歴史的選択地球環境、エスニシティ、ジェンダーなど、近代資本主義の構造的諸問題の探究…
無等山。全羅南道・光州市東方にそびえる 1187m。ツツジの名所。百済時代には「無等山歌」に歌われたが、歌詞は伝わっていない。©韓国国立公園公団 韓国最…
フェルディナント・ラサール。1863年「全ドイツ労働者同盟」を結成、64年にかけてプロイセン宰相ビスマルクと秘密裏に数回会談し、労働組合の団結権保障、社会保険…
鐘の無い鐘楼。滋賀県大津市 浄土真宗本願寺派 本福寺 ©honpukuji-hamaotsu.戦時中の「金属供出」で、梵鐘が供出されて以来「今日まで、大きな石…
ジョン・スチュアート・ミル『経済学原理』(1848年)。 ユートピスティクス―21世紀の歴史的選択地球環境、エスニシティ、ジェンダーなど、近代資本主義の構…
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992-95年)。破壊されたサライェボ西郊、Dobrinja地区、1996年6月16日撮影。 ©US Army / Wikim…
21世紀の地球は、「上位1%」の屋敷とゴルフ場と、「残り99%」が住むスラムだけになる? ©thepeninsula.org.in. ユートピスティクス―…
宮沢賢治「龍と詩人」は、日本を代表するユートピア思想の一つを表現している。「星がさうならうと思ひ/陸地がさういふ形をとらうと覺悟する/あしたの世界に叶ふべき/…
「ユートピア島の地図」。 1518年版 "Utopia von Thomas Morus" に付された Ambrosius Holbein の挿絵。 © Br…
タマン・サリ(水の王宮)。インドネシア、ジョクジャカルタ。ジョクジャカルタ・スルタンの離宮で、 1760年ころ造営された・一種のハーレム。スルタン家は現在も、…
タイ王宮とバンコク市街 ©Wikimedia. 新しい学 - 21世紀の脱=社会科学本の通販なら紀伊國屋書店ウェブストア、電子書籍ストアKinoppy!…
現代(ヒョンデ)製鉄・唐津製鉄所。2010年第1,2高炉完成。韓国忠清南道。©現代製鉄 新しい学 - 21世紀の脱=社会科学本の通販なら紀伊國屋書店ウェ…
最初に人が飼い馴したのは狼だった? シベリア,氷河時代の想像図。 Ettore Mazza via ©2021 The New York Times, 力…
石巻山頂の石灰岩露頭。 「大知波峠」~嵩山方面の稜線が見える。 「大知波峠」から北へつらなる稜線。手前は「石巻山」の続きの尾根。 …
古代エジプトの農耕壁画。播種作業。2頭立ての犂で耕す男に、種子の入った籠を携えた少年が続く。背後に灌漑池,植樹,鍬耕。官吏センネジェムの墓所、テーベ、アマルナ…
ナミビアのブッシュマン(サン人) 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から一〇年余、交換様式から生まれる…
「もう恥ずかしくて、投票所になんか行けない!」――自民党員の悲鳴が聞こえる。投票率は最低を更新しつづける。党の公認をもらうと当選できなくなる! 「政…
韓国の日刊紙『ハンギョレ』から。かんたんな紹介記事がヤフーにも掲載されたので、この報道自体は、すでにご存知の方もあるかと思います。ここでは、内容をより…
ジャック=ルイ・ダヴィド:「テルモピュレーにおけるレオニダス」(1814年) ©Wikimedia. 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様…
ウィーンのカフェ ©CAFÉ LANDTMANN, Wien. 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から…
ブッシュマン(サン人)の家族 ナミビア、エトスハ自然公園 ©Wikimedia. 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『…
地下鉄サリン事件(1995年3月20日): 「霞ヶ関」周辺の地下鉄駅から救出された乗客は口々に「眼が痛い」「息ができない」と訴えた。©読売新聞 力と交換様…
大西洋中央海嶺の熱水噴出孔: 地球生命の誕生地として有力視されている。a hydrothermal-vent in 2,980 meters of wate…
レビ人への神判。 モーセとアロンの祭司権に異議を唱えたコラ,ダタン,アビラムとその一族は、生きながら冥府(ゲヘナ)に落とされた。〔民数記16〕 力と交換様…
「高小山」を過ぎると、ゆるゆるな尾根の散歩道。おまけに今朝の急激な気温上昇で芽吹きも開花も早まっている。やっぱり出て来たな、うつむいて虫を誘うカァタクリ…
「高洞山 たかぼらやま」からの下りは、谷沿いの路を辿ってみることにした。「なめこ平」で路が岐れる。 ↑水源はヌタバになっている。↓沢の中を歩くような…
盛岡市の近郊、宮沢賢治が愛した零細な山々のなかで、「高洞山 たかぼらやま」と「石ヶ森 いしがもり」の2つは、路が踏まれていて登りやすいようだ。「春の妖精…
仏西国境のスペイン側ポルボウにあるワルター・ベンヤミンの墓石。1940年、ベンヤミンは、ヨーロッパのユダヤ人迫害から逃れてアメリカに渡ろうとしたが、スペインへ…
「第3回モスクワ裁判」1938年。法廷に向う被告人ブハーリン(中央)とルイコフ。スターリン執権下、共産党幹部の粛清とその国際的正当化を狙った公開法廷茶番劇。 …
「生森 おおもり」の古い写真を出しておこう。古いと言っても、今世紀になってからだ。 ↑上の写真は 2014年11月に撮したもの。「生森」は、下…
七ツ森という地名は各地にあるらしいが、ここ盛岡近郊の「七ツ森」は、宮沢賢治がこよなく愛した丘の群れとして知られる。↓このように、お椀を伏せた形の小ピーク…
力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から一〇年余、交換様式から生まれる「力」を軸に人類史の歩みを再考し…