34●八代目 雷門助六(1907-1991 かみなりもん すけろく)(ホトトギス) 落語名人というより寄席名人という呼び名が相応しい不世出の寄席芸人であったと…
「おい、永くんじゃないか、浮かない顔してどうした?」「このところ、みたいものをみないんだ」「眼でも悪くしたのかい?」「“みたい”の上に“の”を付けるんだ」「…
29◆七代目 橘家圓蔵(1902-1980 たちばなや えんぞう)(アメフリソウ) 転職を繰り返し、21歳で八代目文楽に弟子入りしたというから当時としては遅か…
川上屋という大店の後家さん、後ろ姿は美しいが前へ廻ると猿そっくりの皺くちゃの赤い顔をしており、当人もいたく気にし、劣等感を持っている。店では“さる”という言…
25★四代目 三遊亭圓馬(1899-1984 さんゆうてい えんば) 私のライブラリーには「須磨の浦風(#210)」「にゅう」「棒屋」というマイナーなものしか…
「旦那、お呼びだそうで」「おお、頭(かしら ※鳶(とび)職の長)か、呼び立てて済まない。倅の事でちょっと頼みたい事ができてな」「若旦那がどうかしましたか?」…
20◆二代目 桂枝太郎(1895-1978 かつら えだたろう)(ツバキ)薬科大学生から落語家に転身した変わり種で、“インテリの枝太郎”と呼ばれた。明快な語り…
ある大家(おおや)さん、大の民謡好きで、自分が経営するアパートも“よさこい荘”(よさこい節)と名付け、民謡の好きな人にしか貸さないという徹底ぶりである。 (…
八五郎が隠居宅へ遊びに来た。「おや、八つあん、いらっしゃい。ゆっくりしておいき。粗茶だがどうぞ」「私ゃ、この粗茶が好きでね」「お前さんまで粗茶と言うことは…
15●二代目 桂小文治(1893-1967 かつら こぶんじ)(オダマキ)着物の衿を抜いて後ろに反るように座るいわゆるお婆ちゃんスタイルで稽古所の女師匠を演じ…
落語に関するデータを整理しておこう。【古典と新作】 「古典落語」とは「明治期までに原型が成立し、戦前まで(1945年以前)に演出が確立したもの」というのが一般…
傑作と評価の高い圓朝作の怪談噺の中から「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)」を聴くことにしよう。と言っても長い噺で、私は全編を通して聴いたことがない。今回採り…
2020年1月から姓名のローマ字表記の政府見解が変わった。従来は「名→姓」という順の英語圏に合わせる考え方であったが、1月からは原則「姓→名」の方式に変更にな…
●私の落語家列伝(1) #296●私の落語家列伝(2) #298 10●五代目 古今亭志ん生(1890-1973 ここんてい しんしょう)(バラ)“名人中の名…
東京落語の祖と言われている初代三笑亭可楽の作と伝わる「城木屋(しろきや)」というお裁きものを鑑賞しよう。この噺は三題噺という寄席独特の趣向も持っている意義深い…
【前の投稿】#296 私の落語家列伝(1) 4◆★初代 桂春團治(1878-1934 かつら はるだんじ)改めて記述するまでもない、小説に演劇に歌謡曲にと今な…
若旦那・金之助は名代の放蕩息子で、廓通いが止まない。業を煮やした父親が遂に謹慎を命じた。今日で1週間、軟禁状態が続いている。「お父っつあん、ちょっと、湯へ行っ…
昭和から平成に掛けて活躍し、私の人生に彩を添えてくれた落語家のスターたちについて、何回かに分けて私の感想を記しておくことにする。「私の落語家列伝」というべき一…
2020年の花見は新型コロナの感染拡大防止で全国的に宴が自粛された。桜はいつもより1週間位早く満開の花を付けたがギャラリー不在で精がなかったことであろう。これ…
落語家の大半は下記のいずれかの団体に所属して活動している。●落語協会(1923年設立 現会長:四代目柳亭市馬)●落語芸術協会(1930年設立 現会長:春風亭昇…
ある長屋に熊という、ちょっとボーっとした独り者が住んでいる。その隣には熊の友達で“兄貴”と呼ばれている男が住んでいる。兄貴分はちょっとはしっかりしているとこ…
舞台はとある質屋さん。主人、番頭、丁稚ら店の全員が大の芝居好きという変わった質屋である。ある朝、番頭が暖簾を出すと常連の徳さんが駆け込んで来た。「正装して行か…
隠居宅へ八五郎が遊びに来た。隠居は「いいところへ来た。お前さんに見せたい珍しいものがあって待っていたところだよ。まあ、お上がり」と歓待の意を示す。「お邪魔しま…
浄瑠璃の稽古所に通っている甲男が友達の乙男宅へ遊びに行き、雑談をしているうちに浄瑠璃の話になり、「この前、発表会があったんだが上がってしまって大失態をやったん…
昔、「春先は空き巣にご注意」と警察がよく言っていたものだ。陽気がよくなり、ついつい長話などで家を空けることが多くなるからであろう。今も変わってはいまい、用心し…
私は現役時代に撮り溜めしておいた和・洋画のビデオを150本ほど持っている。人生の締めくくりに際し、もう一度見直して孫たちに伝えたいもののみ残しておこうという取…
(1973年)9月21日に志ん生(五代目)が亡くなりました。と言っても歳に不足のない、明治23年生まれの83歳でした。それに、自分の思い通りに自由に生きた人で…
八五郎が家賃が払えずに追い立てをくらった。家財道具を売り払って何とか新しい借家を見つけて引っ越した。だが、家財道具を買う金がない。と言って、何もないのは淋しい…
阿波国・田能村に久兵衛さんという百姓がいた。人呼んで、たのきゅうさん。母親と二人暮らしで評判の親孝行者。ただ一つ道楽があって大の芝居好き。おまけに上手とあって…
「首提灯(くびぢょうちん)」という同じ演目名でありながら、東京と上方とでは筋書きが随分異なっている奇想天外な滑稽噺がある。ここでは、六代目笑福亭松喬の高座を採…
新米の泥棒が親分に呼ばれた。「お前さん、ちっとも稼業に身が入ってないようで、仲間が皆、足を洗わせて堅気にした方が良いと言っているが、どうなんだ?」「へえ、これ…
村の宿屋の番頭、大阪から来た客に「手水を廻してくれ」と言われたが何のことか分からず、主人も板前も分からないと言う。村で一番の物識りで通っている住職に訊くと、「…
酒屋と饅頭屋が向かい合って商売をしている。酒屋の息子・新吉と饅頭屋の娘・お仲は恋仲である。ところが、酒屋と饅頭屋の主人同士は犬猿の仲にある。その理由は、新吉が…
酒の勢いで無一文なのに吉原遊廓へ上がり、大散財した男がいた。翌朝、店の若い衆に勘定を請求され、「実は無一文だ。知り合いのおじさんに金を拵えて(こしらえて)もら…
7年ぶりに上方から江戸へ帰る途中の新次郎が箱根の山中に差し掛かった時、見知らぬ男が「私は閻魔の庁の小役人です。寿命の尽きたあなたを迎えに来ました。同道して下…
インターネットは調べものをするのに便利なツールとして評価して来たが、このところ矢鱈と広告が多くなり、検索スピードが遅くなってきたと同時に買う方向に誘導されそう…
大の釣り好きである甚兵衛と甲男が釣り談義をしている。と言っても、甲男は釣りに興味はなく、「釣り人は閑人の馬鹿だ」と貶す。「恵比寿さんは馬鹿か? 太公望は馬鹿か…
大店の娘・おせつと手代・徳三郎が恋に落ちた。所詮叶わぬ恋であったが二人は花見などのデートを重ね、奉公人の女中と小僧はこれを支援した。知らぬは主人ばかりなりであ…
番頭がA男を訪ね、「急に金が入り用になった。以前に貸した金20円(現在の50万円位の値打ち)を今日の夕方までに返してくれ」と言い、急ぎ足で帰って行った。持ち合…
落語家(漫談家と呼んだ方がいいか?)の川柳川柳(かわやなぎ せんりゅう)が自作自演した「歌は世につれ」という滑稽・音曲噺がある。太平洋戦争前後の流行歌の変遷を…
戦のない泰平の世になり、暇を持て余したある殿様が将棋に凝りだした。先ずは家中で一番将棋が強い菅沼を対戦相手に指名した。殿様は、腕前は未熟極まりないのだが「将…
戦のない泰平の世になり、暇を持て余したある殿様が将棋に凝りだした。先ずは家中で一番将棋が強い菅沼を対戦相手に指名した。殿様は、腕前は未熟極まりないのだが「将…
今年2020年は世界のトップアスリーツたちが東京に集う大イベントが開かれ、このところ影の薄かった東京が久し振りに世界の注目を集めることになろう。“安全”と“お…
2月25日は京都・北野天満宮の梅花祭である(拙ブログ#140参照)。天満宮と言えば道真、道真と言えば牛という強引な三段論法で「牛ほめ(うしほめ)」という、最近…
「雨が降る」という天気予報を聞くとコンビニなどでは傘の売り場を急きょ設けるということはこれまでにも行われていたが、最近は雨に限らず天候に関する情報を細かに収集…
義経に最後まで忠実に仕えた鎌倉時代の武将・佐藤忠信を扱った演目がジャンルの異なる古典芸能でいくつか見られる。即ち、能の「忠信」、文楽の「義経千本桜」そして落語…
確か、嵐山・嵯峨野(京都)で発祥したと記憶しているが最近、観光用の人力車が各地で増えているようである。古都と言われる観光地に似合う乗り物である。 (嵐山・京…
散髪はいつも決まった店でやってもらうという人がほとんどであろうが、急に整髪の必要が生じて、空いてる床屋へ飛び込むことが偶にあろうかと思う。そんな時は少々不安な…
「おい、金坊、もう遅いから布団を敷いて早く寝ろ」「いやだ、眠くないもん」「布団に入れば眠くなる。遅くまで起きているとお化けが出るぞ」「いやだ、怖い」「だった…
道具屋の吉兵衛が贔屓にしてくれている殿様を訪ねて来た。側用人の三太夫が応対に出る。「ご無沙汰致しております」「おお、吉兵衛か、お前はご無沙汰している方がよい」…
“節分に恵方巻”という慣習が定着というか過剰反応した為、売れ残りによる巻き寿司の大量廃棄が生じ、社会問題化している。これを解消しようという動きが今年やっと具体…
麻布古川に住む幸兵衛さん、何かにつけて 一言(ひとこと)文句を言わなければ気が済まない性分で、「小言幸兵衛」と綽名されている。長屋の家主(いえぬし) で、朝…
江戸日本橋の両替商・金田屋の若旦那の金次郎、放蕩が過ぎて勘当となった。だが、母親は父親に内緒で伊勢の知人に預け、手紙での交信を続けていた。しばらくして、若旦那…
般若寺(はんにゃでら)という貧乏禅寺の和尚が檀家の一人である興行師の男に相談を持ち掛けている。「このところ参詣人がめっきり減って寺の存続が危なくなって来ている…
二代目桂春蝶が芸術論を語った「ピカソ」という自作の滑稽噺がある。 芸術というものはよくわからんものです。一枚の絵に億単位の値段が付くなんて考えられません。ピ…
ひと昔も前の話であるが、“落語は処世術を学び、人間関係を磨くのに役立つ”として識者らによるベストテンを日経新聞が報じていたことがあった。そのベストテンを順番に…
江戸時代、九州・長崎は独特の地であった。即ち、外国に門戸を開き、先進医学を積極的に採り入れる等進取の精神に富んだ地であった。こうした風土・文化の下で始めて成立…
ある大店の一番番頭さん、今日は妙にそわそわしており、時には思い出し笑いを浮かべながら丁稚の帰りを首を長くして待っている。丁稚は今、口入屋(職業紹介所)…
この12日から大相撲初場所が始まる。初場所は一年6場所の中で一番、大相撲に似合っているように思う。古式に則った所作が儀式の月である正月になんとなくマッチして…
失業中の逸見さんが仕事を斡旋してもらう為に親友の海老名さんを訪ねる。海老名は自分が経営している珍獣動物園で早速働いて下さい。仕事はただのそのそ歩くだけのもので…
日本人に固有の行事に忘年会・新年会がある、否、あったと言うべきか? 私が会社員時代は全盛期で、年末年始の繁華街では多くの千鳥足が観られた。ただ、圧倒的に忘年会…
新年明けましておめでとうございます。今年もご一緒に落語を楽しみましょう。 (石清水八幡宮・京都 2019年) 新年最初は「帯久(おびきゅう)」という、人情味あ…
年を取ると人間は醜くなる動物であると思う。不自然な若作りは必要ないが、外面が見苦しく見えないように心掛けることが年老いた男にも女にも大切であると思う。外形は内…
人間、欲に目が眩むと碌なことはないが、幇間が金に目が眩んで痛い目に遭う「幇間腹(たいこばら)」という滑稽噺がある。遊び呆けている若旦那、普通の遊びに飽きて鍼(…
★強盗団が料理店へ押し入った。頭(かしら)が「先ずは俺が様子を見て来る」と言って子分たちを外に待たせておいて店の中へ入った。抜身を突き付けて「やい、金を出せ!…
最近、インターネットを中心にして中古品の流通が活発になって来ているようである。戦後の高度経済成長期には使い捨て文化が台頭したが、結果として多量のゴミを生むこと…
拙ブログ#247「野ざらし」に続き、同工異曲の上方噺「骨釣り(こつつり)」を聴いてみよう。基本の骨格は同じであるが、かなり趣の違う筋書きとなっている。大家 …
もうひと昔も前になるが、文芸評論家・野口武彦氏の「江戸の風格」という日経新聞のコラムで、落語「野ざらし」の出処は中国・明時代の笑話集「笑府」であり、有名な落語…
映画、テレビや演劇界さらには浪曲と講談が全盛であった昭和の時代では12月といえば「忠臣蔵」の月であった。12月14日(但し、現在の暦では翌年1月30日に当たる…
もう10年も以前のことになるが、NHKテレビの「プロフェッショナル」という番組で十代目柳家小三治を取り上げていたことがあった。番組は小三治を現代落語界の最高峰…
鳥取県には、12月8日に豆腐を食べると、1年間に吐いたウソが帳消しになるという言い伝えがあるそうだ。口から出たものが元に戻るわけではないから、豆腐を食べて、呵…
♪かきねの かきねの まがりかど たきびだ たきびだ おちばたき …さざんか さざんか さいたみち たきびだ たきびだ おちばたき …そんな季節になったが、今…
宇治が舞台となっている「宇治の柴舟(うじのしばぶね)」という滅多に高座に掛からない人情噺を鑑賞することにしよう。 材木商を営む大家(たいけ)の若旦那が気病に…
健康長寿の日本では長い老後の楽しみとして通信教育を始めとして習い事、いわゆる“六十の手習い”をする人が増えているようである。現代人の習い事のジャンルは多様化…
“最近亭主の様子がおかしい。どうも外に女を作ったようだ”と商家の女房が疑っている。亭主が「出掛ける」と言うので女房は、山国出身のちょっと間の抜けた奉公人・権助…
11月22日は“いい夫婦の日”である。分かりやすい語呂合わせである(拙ブログ#70参照)。「いい夫婦」の定義については意見の分かれるところであろうが、私は、“…
最近、自国第一主義という考え方が支配的になって来て国際協調路線が退潮している感があり、ちょっと心配になって来ている。こうした現れの一つで米中の貿易摩擦問題…
質屋「万屋」の番頭は堅物であったが、偶々友人に誘われて遊びに行った廓で梅毒をもらってきた為に鼻がなくなっている。息が鼻へ抜けるためフニャフニャ言葉になっていて…
道具屋の甚兵衛さん、このところ商売が暇で成田山へ商売繁盛の願掛けに出掛けた。「願いを叶えていただいた時は必ずお礼参りを致します」と神さまに約束した…
歌舞伎役者の中村仲蔵は、劇場の座員が持って来た書き付けをポイと投げ出して大いに落胆していた。女房のお岸は座員の帰った後片付けをしている。書き付けは今度の興行で…
祭り祭りなどを巡って夜店出し(“どっこい屋”という景品当てゲーム)を稼業としているお初は母親と二人暮らしをしている。二十歳そこそこの評判の美人で結婚話も多いが…
落語世界の大立者である与太郎さんが結婚しているという珍しい噺がある。与太さんが、女房の粋な計らいで男を上げる「錦の袈裟(にしきのけさ)」という廓噺である。 …
伊勢屋の婿養子が若死にした。これで三度目だ。「どうして伊勢屋の婿養子は皆若死にするんでしょうね?これで三人目ですよ」と八五郎が隠居に訊ねる。「それはね、ご内儀…
かつてはテレビにしばしば登場し、知性派落語家として人気を博していた桂文珍であったが15年ほど前に本業を究めるとしてタレント活動をスッパリと止め、落語に専念した…
夫婦の間に喧嘩は付きもの。“夫婦喧嘩は犬も食わぬ”という格言があって、夫婦喧嘩はつまらないことで起きた喧嘩が多いから、第三者が仲裁に入る必要はないと言われてお…
10月14日は“鉄道の日”である。1872(明治5)年のこの日に、新橋駅と横浜駅間に日本初の鉄道(陸蒸気―おかじょうき―)が開業したことを記念して制定されたも…
亭主に浮気された時の女房の対応を描写した噺はいくつかある。嫉妬に狂って憎い妾を呪い殺そうとする「悋気の火の玉(拙ブログ#199参照)」、焼き餅など全く妬かずに…
夫婦が登場する落語は実に多い。来11月22日は“いい夫婦の日”である。これからしばらくは夫婦が登場する噺を鑑賞し、「落語世界における夫婦観」について一考察を加…
10月1日から消費税の2%増税が実施された。盛夏の時点では米中の貿易戦争に端を発して世界経済が減速傾向にあるため、日本経済にも影響が及んで実施が延期される可…
“格差”という言葉が暮らしや教育等いろんな分野で聞かれる。政治の世界でも論点の一つになっている。一般的には格差は好ましくない現象と捉えられがちだが果たしてそう…
落語は話芸と呼ばれる位であるから“言語”を使う芸であるが“身振り”も重要な要素で、扇子と手ぬぐいを巧みに使う所作や顔の表情も芸の一つの側面になっている。落語は…
四代目柳亭痴楽は“破壊された顔の所有者”をキャッチフレーズにして、高座に上がっただけで笑いを呼ぶその顔と、マクラで決まってリズミカルに話した“痴楽綴り方狂室(…
#148で採り上げた「くしゃみ講釈」に出て来た“八百屋お七物語”はどんな物語であったのか? 四代目柳亭痴楽の創作落語「八百屋お七(やおやおしち)」によると次の…
終活の一環で昔の書類を整理していたら、「平成12、13、14年の一円硬貨、平成12年の五円硬貨、平成14年の五十円硬貨および平成13年の百円硬貨が専門店で高値…
“付け焼刃ははげやすい”という諺で笑いを取るのは落語の代表的な手法の一つで、多くの噺が作られている。語源噺「つる」もその一つの滑稽噺である。 八五郎がご隠居…
年を取ると、「昔は良かった」という懐古趣味が頭をもたげるのが世の常のようである。最近はテレビやラジオの落語番組がほとんどなくなったので現役の落語家の噺を聴く機…
明治に入って日本に石鹸というものが登場するまでは、人は糠(ぬか 主に玄米を精白する時に生じる果皮などの粉)で顔や体を洗いました。また、糠は駄菓子の原料にも使わ…
★動物園の立て看板におかしなものがありました。檻の前に小さい字で何か書かれている看板が立っているので読みに行ったら、「危険ですから近付かないでください」と書か…
「ぞろぞろ」という滑稽噺がある。怪談とまではいかないが、ある物がなくなったら同じ物が“ぞろぞろ”と出てくるという、ちょっとぞくぞくする夏向きの一席である。 浅…
昨年辺りからであったろうか、「50年に一度の大雨に注意」などという予報がよく聞かれるようになった。地球温暖化がその背景にあるのであろうと、納得する一方でそんな…
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