「旦那、お呼びだそうで」「おお、頭(かしら ※鳶(とび)職の長)か、呼び立てて済まない。倅の事でちょっと頼みたい事ができてな」「若旦那がどうかしましたか?」…
20◆二代目 桂枝太郎(1895-1978 かつら えだたろう)(ツバキ)薬科大学生から落語家に転身した変わり種で、“インテリの枝太郎”と呼ばれた。明快な語り…
ある大家(おおや)さん、大の民謡好きで、自分が経営するアパートも“よさこい荘”(よさこい節)と名付け、民謡の好きな人にしか貸さないという徹底ぶりである。 (…
八五郎が隠居宅へ遊びに来た。「おや、八つあん、いらっしゃい。ゆっくりしておいき。粗茶だがどうぞ」「私ゃ、この粗茶が好きでね」「お前さんまで粗茶と言うことは…
15●二代目 桂小文治(1893-1967 かつら こぶんじ)(オダマキ)着物の衿を抜いて後ろに反るように座るいわゆるお婆ちゃんスタイルで稽古所の女師匠を演じ…
落語に関するデータを整理しておこう。【古典と新作】 「古典落語」とは「明治期までに原型が成立し、戦前まで(1945年以前)に演出が確立したもの」というのが一般…
傑作と評価の高い圓朝作の怪談噺の中から「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)」を聴くことにしよう。と言っても長い噺で、私は全編を通して聴いたことがない。今回採り…
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