花照葉(南天)・白侘助・昭和侘助花入織部耳付菓子山茶花●薄茶棚点前点前所作が大分身に付いてきました。安定のお点前です。先週お休みしたら忘れたって!お正月休みが心配だ!初めての棚点前、拝見付にも挑戦します。●流し点初挑戦してみました。時間があったので、流し点を早回しで今年最後の稽古が終了しました。良いお正月をお迎え下さい。大学のお稽古(2024.12.19)
花照葉(南天)・白侘助・昭和侘助花入織部耳付菓子山茶花●薄茶棚点前点前所作が大分身に付いてきました。安定のお点前です。先週お休みしたら忘れたって!お正月休みが心配だ!初めての棚点前、拝見付にも挑戦します。●流し点初挑戦してみました。時間があったので、流し点を早回しで今年最後の稽古が終了しました。良いお正月をお迎え下さい。大学のお稽古(2024.12.19)
花白玉椿花入青磁魚耳付花入菓子栗大福(たねや製)・栗蒸羊羹(米屋)・富有柿四カ伝なので、三種の菓子を縁高に●和巾点茶碗大樋茶名高砂(芳翠園詰)●茶通箱(写真省略)(K)●茶碗荘(茶碗に由緒がある点前です)茶碗の取り置きには手を添えます古帛紗を広げて、膝前で茶碗を回して出します●茶通箱(O)●貴人点薄茶点前菓子みすず飴・柚子しぐれ半東は柄杓を引いたころ合いで席入りし控えます。茶筅を入れてから茶碗を引きます。半東が貴人に茶を取り次ぎます。●茶筅荘(薄茶)四ケ伝の後は小習です。外は冷たい風が吹いていますが、稽古場は暖かくほっこりしています。2024.12.14のお稽古(四カ伝)
花白玉椿(やっと椿が使えます)●薄茶棚点前建水進めて1・2・3呼吸を整えて茶碗、棗を正面に棗、茶杓を清めます●薄茶棚点前(一年生)熱心に稽古をした成果が見えます。嬉しいですね~●薄茶運び点前(二年生替え茶碗付)●薄茶運び点前(一年生)「お菓子をどうぞ」体中に力が入ってぎこちなかった所作も、少しずつ自信が出てきたようです。ちょっとした成長も嬉しい大学のお稽古です。大学のお稽古(2024.12.12)
花白玉椿床「吾唯知足」(われただたるをしる)紫野寛州(長谷川寛州)筆待合の短冊「山雲海月情」(さんうんかいげつのじょう)漢詩の一節、前段に語り尽す……とある●後炭手前炭をつぎ終わった後、水を入れます。濡れ茶巾で、釜の蓋、胴を清めます。釜から立ち上る湯気が空気を清めるそうです。主菓子「木枯らし」「一葉」「山路」「落葉」等、思い思いの銘をつけます。●茶入荘茶入に由緒がある点前です。清める前に、古帛紗を敷きます。拝見に出された茶入は、最後まで古帛紗をはずしません。●長緒小習も16種類ありますから、全部習得するのも大変です。中仕舞をします。平建水では、このようになります。●流し点(一客一亭)干菓子みすず飴・くす玉親しい間柄のお客様を招いて、一椀を差しあげます。今年も師走を迎えました。最後の月は、辰年に別れを告げる...2024.12.07のお稽古(小習)
花照葉(山法師)・白侘助・昭和侘助菓子落葉(こなし)先週と同じものを用意されました。●部長の薄茶棚点前は、基本に忠実で見事なものです。平棗を使用しました。●薄茶棚点前茶碗・棗はもう少し右でしょうか?居前、道具の配置が良くできてます。ふんわりと美味しそうです。●流し点時間があったので、流し点をいたします。干菓子和三盆一客一亭とも言います。親しい友人と向き合って、会話を楽しみながら一服をさしあげます。蓋置の位置が間違っていました。水指の正面です。自服をします。(客)「どうぞお仕舞を」(主)「お白湯でもいかがでしょうか?」(客)「それではお白湯を頂戴いたします」一人きりのお客様をゆっくりもてなそうとの配慮ですね!拝見に出した棗も飾り残します。●薄茶運び点前●薄茶棚点前茶酌を清めます。扱う手が美しいです。サウスポ...大学のお稽古(2024.11.05)
花黄菊・野紺菊・照葉(沙羅)●薄茶棚点前棚寿棚棗竹蒔絵平棗水指雲錦絵菓子こなし(錦秋)平棗の扱いに挑戦します。●薄茶運び点前柄杓を持つ手に集中力がうかがえます。今日は、最後まで集中していました。●薄茶運び点前●薄茶運び点前一年生も熱心に取り組んでます。●薄茶運び点前替え茶碗でお仕舞します。拝見は省略します。●薄茶運び点前13時から18時の間に9人のお点前がギリギリ終わる事が出来ました。基本をしっかり身に付けて欲しいと、指導しています。ちゃんと応えてくれるのが嬉しいです。大学のお稽古(2024.11.28)
後座の花黄菊・野紺菊・照葉(沙羅)花入萩掛花入れ(陶兵衛)●口切りの茶事(中略)初入り床に掛軸と網に入った茶壷を飾ります。御茶入日記を回して、希望のお茶を決めてもらいます。いよいよ口切です。挽家の蓋・壺の蓋を開けて「いずれのお茶を差し上げましょうか」と正客にたずねる。詰め茶(薄茶)を上合に少し出して希望の袋を取り出す。濃茶の袋と詰めの茶を挽き屋に入れて、残った詰めの茶を壺に戻します。壺のふたに封をして印を押し、正客の前に拝見に出します。御茶入日記・茶上合を下げて拝見が終わるのを待ちます。定座に戻って、正客の問いに答えます。茶壷膳所焼(陽炎園)口覆い利休梅緞子●初炭手前初炭手前に続いて懐石ですが、省略して主菓子を出します。粟善哉に栗の甘露煮・ゆず柿・沢庵を添えて。中立をします。後座の床●濃茶付花月(写真省略...2024.11.23のお稽古(口切の茶事)
短い秋の後は、急に冬が訪れたような寒さです。この寒暖差は体調を崩しますね。大学に行って来ました。茶花は、いつまで待っても椿が開かず、ツワブキが続きます。●薄茶棚点前菓子薯蕷饅頭(松茸)居前、道具の配置は完璧です。美味しそうです。●薄茶運び点前蓋置は竹が決まりです。稽古を始めて一年です。堂々としてきました。努力の結果が見えます。●薄茶運び点前炉の点前は始まったばかりです。四月までに繰り返し身に付けていきます。盆略点前を卒業した一年生は、柄杓の扱いと襖の開け閉め、歩き方を割稽古します。来年から、指導を引き受けて下さる方が来て下さいましたので、割稽古に集中します。稽古は自分が点前をするだけではなく、他人の点前を見て覚えるのも稽古のうちです。他人が注意されているのは、自分事として聞いて欲しいと思います。大学のお稽古(2024.11.21)
花ツワブキ(斑入り)花入唐銅の鶴首(真)四ケ伝の稽古なので、三種の菓子を縁高に薯蕷饅頭「松茸」・浮島「山路」・水菓子(次郎柿)●大円の草(O)お休みが出たので、四か伝の稽古ですが行の稽古をしました。●台天目(I)●濃茶棚点前棚桑子卓建水進めて、居ずまい正して、1・2・3。内隅を狙って茶入の仕覆を脱がせます。拝見に出す時は、建水の前に蓋置を置き、その上に柄杓を引きます。合は伏せません。拝見に出した、棗・茶杓を取りに出る時、洗った平建水を持ち出して蓋置を納め、地板と中板の間に置きます。この時に手がかりを残しておきます。●薄茶棚点前替え茶碗付干菓子半蔀(はじとみ)・やま柿自服を勧めます。萩焼十四代坂倉新兵衛造少人数での稽古でしたので、細部の所作に直しを入れながら、ゆっくりとした稽古が出来ました。来週は、口切の茶...2024.11.16のお稽古(四ケ伝)
床「紅炉一點雪」花ツワブキ花入織部菓子亥の子餅(写真は自宅でのもの)大学のお稽古も炉を開きました。電気炉壇が経年劣化でニクロム線が切れていました。自宅から、使用していない電気炉を持っていき、交換しました。しっかりと湯が沸いて、湯気が美しく上がっている様は、炉開きの雰囲気を醸しています。●薄茶運び点前水指・茶碗・棗の中心を結んで、二等辺三角形になるように置きます。湯柄杓の合が一回り大きくなりますので、湯をこぼさずに茶椀に入れるのが難しいようです。茶碗を出す位置をしっかり覚えましょう。居前は内隅を狙って座ります。学園祭を終わって、皆さんの点てるお茶がとても上手になっています。大学のお稽古(2024.11.14)
床関南北東西活路通花つわぶき花入青磁魚耳付薄板矢筈板待合の短冊「開門落葉多」●初炭手前炭斗瓢(ふくべ)紙釜敷はわさを中にして懐中する湿し灰は「くの字」を始まりとする炉になると炭は大きくなります香合織部(おりべ)のハジキ香合●濃茶運び点前主菓子亥の子餅初心に帰って、運び点前です備前(いんべ)の茶入玄々斎(写し)の茶杓●薄茶運び点前干菓子柚子琥珀・花七宝やま柿水指御本茶碗萩(十四代坂倉新兵衛)棗唐物写独楽棗(宗廣)内隅狙いに座ります茶杓春慶塗炉開きのお約束:三部【おりべ・ふくべ・いんべ】炉開きでは、古来、「三部(さんべ)」を取り合わせるのが良いとされるというので、それに倣い、その三つをしつらえました。2024.11.09のお稽古(小習)
学園祭二日目を迎えました。昨日とは打って変わった晴天に恵まれ、二日目とあって動きもスムーズです。コロナの影響で5年間休部を余儀なくされた昨年の10月、新しいメンバーで活動を再開してから1年でこの日に漕ぎ着けました。学業の合間をぬって、稽古と後輩の指導に当たってきた三年生にとっては、感激もひと際だったようです。初期メンバーの三年生頑張って和装で臨みました。三月に卒業した先輩が陣中見舞いに駆けつけて下さいました。卒業後も茶道のお稽古に通っているそうで、嬉しい報告でした。亭主と半東でお礼のご挨拶です。学生のご家族が揃って来てくださいました。二日間を無事に終わる事が出来まして、ほっとしています。お客様ファーストで、臨機応変の対応を少しは理解できたかな?大学のお稽古(学園祭②)
学園祭の初日を迎えました。一般的なお茶会は、事前にお茶券を購入した人(特定の人)を対象にしています。呈茶席は、当日又は事前に茶券を購入した人(不特定の人)が対象ですので、臨機応変の対応が求められます。一日目は悪天候にかかわらず、用意したお茶券が完売になるという盛況のうちに終わりました。床、焼き物、名残りの茶席、菓子、香合の話を熱心に聞いていただいて嬉しかったです。ほとんどの方が初めての体験ということで、「美味しかった」「雰囲気が良かった」等、途中で退席する人もなく、喜んでいただけたようです。非日常の時間を少しでも味わっていただけたら幸いです。お菓子は金団「錦秋」と銘をつけました。菓子鉢からの取り回しは避けて、懐紙に一人分づつ乗せてお出しします。一年生のお点前に三年生の半東です。可愛いお客様も見えて、薄め・...大学のお稽古(学園祭①)
花吾亦紅・不如帰・小菊・竜胆・風船カズラ諸荘軸「茶の湯とはただ湯を沸かし茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし」利休百首より香合法隆寺古材で「鈴虫香合」学園祭前の最後の稽古です。●薄茶棚点前●薄茶棚点前替え茶碗で仕舞付け替え茶碗を膝前に取り込み、「お替えでお仕舞いたします」棗夕顔蒔絵大棗茶杓玄性作「若駒」●薄茶棚点前●薄茶棚点前姿勢が良いです水を扱った後の「引き柄杓」●薄茶運び点前茶酌を清めます。理想的な所作です。稽古翌日の今日は、茶席、水屋、受付等の準備です。三年生を中心に、初めての茶会の準備が整いました。明日は、大勢のお客様が来て下さることを願います。大学のお稽古(2024.10.31)
花尾花・女郎花・不如帰・秋桜・縞葦風炉の稽古も最後となりました。花は残花で、あるものはこれで全てです。今日は三か月ぶりに花月の稽古です。間が空くとなかなかスムーズにはいきません。●平花月五行棚は水指を運びの扱いですが、花月は置き水指で行います。建水を運び出し仮座に着く。初花は点前座に進む。●濃茶付花月月が濃茶を練ります(五人分)初花は薄器を清めて(建水角に)薄茶を点てる。二の花は、点前座に着くと濃茶入れを棚に、建水角の薄器を濃茶入れの後に置き換える。三の花は、茶入れと仕覆を拝見に出す。薄茶三服です。菓子花七宝(式亭製)菓子半蔀(はじとみ、大阪屋製)来月は炉開き、茶家の正月といわれています。2日・3日は学園祭なので、自宅の炉開きは9日になります。2024.10.26のお稽古(花月)
菓子栗金団大学のお稽古も、学園祭を来週に控えて、本気モードになってきました。薄茶棚点前を、替え茶碗付でいたします。半東が付いて本番に近い形で行います。●薄茶棚点前この大きな泡が消えなかったと、悔しがっています。水屋で点て出しをする人も、このような薄茶を目指しています。拝見に出した棗・茶杓はこの場所でご覧になっていただきます。半東は替え茶碗を持って席入りします。客付きに回って「ようこそお越し下さいました。お早目ですが、お菓子をお召し上がりください。」と挨拶をします。盆略点前を先輩が指導して、一緒にお稽古いたします。お菓子は取り回しせず、一つづつ懐紙に乗せてお出しします。一畳に三人座ります。●盆略点前全員そろっての稽古は出来ないので心配ではありますが、前日の準備が整えばイメージがわくと思います。大学のお稽古(2024.10.24)
花尾花・萱・木槿・藤袴・秋桜花入れ桂籠菓子京のおまんじゅう(俵屋吉富製)・月よみ山路(松葉屋)・柿三種の菓子を縁高に用意します。●四ケ伝唐物(I)・盆点(O)・和巾点(K)●小習干菓子吹き寄せ菊絵茶碗高台が高く菊絵も施されています。●入子点新しい杉木地の曲げ建水が約束です。(写真は春慶塗)この点前は、運びをするのが困難な人や、道具の持ち出しに危なげな人などが、客に気遣いをさせないための点前です。稲穂に雀絵の茶碗仕舞付けは、茶碗の水を捨てた後茶巾で茶碗を清めて、茶巾を絞り替えて仕舞います。水指は置いたまま、建水を持って下がり、後方に置き挨拶をします。入子点では拝見を請いません。●大津袋包帛紗と同様で、棗を大津袋で包んで濃茶器として扱います・利休の妻、宗恩が、大津から京都に米などを運ぶ袋から考案されたといわれ...2024.10.19のお稽古(四ケ伝)
花尾花・白萩・木槿待合の短冊「天高気清」(てんたかくききよし)画賛松茸10月を迎えて、やっと朝晩は秋らしくなってきました。今月は「中置」ということで五行棚を準備しました。五行棚玄々斎好みの一重棚で、焼杉の木目洗い出し二枚板に竹三本柱の棚です。柱は一つ節を向こう柱とし、二つ節を客付きに、三つ節を勝手付きにします。土風炉が約束です。(写真は唐銅です)棚の中に、木(天・地板)火(風炉中の火)土(土風炉)金(釜)水(釜中の水)の五行を納めるところからの名称です。(もく・か・ど・こん・すい)●初炭手前中置では釜を左に引きますので、釜敷きは輪さを中にして懐中します。●濃茶点前長緒主菓子里の秋(柿)包帛紗棗を帛紗で包み、濃茶器として用いる場合の点前です。●続き薄茶濃茶を出した後、続いて薄茶を出す点前です。客所望で行いま...2024.10.12のお稽古(小習)
花白萩・木槿(帰り咲きなので小ぶりです)大学の稽古です袷の着物が丁度良い気温になりました。床利休百首「茶の湯とはただ湯を沸かし茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし」妙喜庵和尚士延画賛・書菓子「里の秋」(柿)こだわりの薄茶です学園祭本番に向けて気合が入ります。棗山中塗「夕顔蒔絵大棗」薄茶の泡にこだわって茶筅を振ります。ちょっとしたコツを会得すると、盆点の新人でもこんなにきれいに点ちます。先輩の指導で半東の稽古も今日は学園祭に向けて、お茶の点て出しの稽古をします。お運びの人が動ける空間はとても狭いので難しいです。大学の稽古(2024.10.10)
流山茶道新和会のお茶会に行って来ました。お相手は大学のサークル代表です。●裏千家は立礼席短冊「?」大宗匠筆花水引(白)・ルリマツリ菓子練り切り「千代見草」(菊)名月堂製薄茶濤声の白(青松園)大宗匠お好み主茶碗萩九代新兵衛替茶碗薩摩焼秋草絵棗誰が袖蒔絵点茶盤●大日本茶道学会の席床「心随万境転」(心は万境に随って転ず)花矢筈薄・吾亦紅・桔梗・秋海棠・?菓子練り切り「こぼれ萩」名月堂製長板二つ置き唐銅朝鮮風炉に真形釜水指祥瑞永楽即全造薄器輪島塗秋草蒔絵中次主茶碗高麗焼粉引き(十字高台)替茶碗九代大樋長左衛門香合錫製菊蒔絵(江戸時代)香木佐曽良(沈香の一種)六国(伽羅・羅国・真南蛮・真那賀・守門陀羅・佐曽良)煙草盆輪島塗秋草蒔絵火入れ・安南、煙草入れ・唐人傘、灰吹き・吐月峰記憶をたどりながらやっと書き出しましたが...秋の茶会
急に寒くなりました。風も強く、気温の急変に体調も狂いがちです。今年最後の大学の稽古です。年内の稽古はすべて終了になります。菓子茶通(お菓子屋さんは正月の製品づくりで生菓子は無いそう)炉平点前置き合わせは、水指・茶碗・棗の中心を結んで二等辺三角形になるように置きます。きれいに点てることが出来ました。自分でも満足だったようです。拝見の稽古に入りました。棗を出す位置は、炉縁と畳のヘリから薄器の蓋の分を離します。茶杓は、棗の蓋の分を離して中心を揃えて客から見てカタカナの「ト」の字になるように置きます。拝見物を返す時は、亭主が外炉縁いっぱいに座りますので、亭主の中心になるように返します。亭主から見て「ト」の字になるように。盆略点前の先週と今週のお茶です。家で練習をしたそう。大きな泡が減っています。努力は嘘をつきませ...大学の稽古(2023.12.21)
花山茱萸・白侘助花入唐銅鶴首今年も最後の稽古になりました。あっという間の一年でした。今日は初炭手前の後、四カ伝です。茶通箱(O)和巾点(I)唐物(K)初炭手前今年の干支である「卯」に感謝を込めて卯の香合・蓋置・主菓子を用意しました。三種の菓子雪兎・小倉山・富有柿入子点で点てた薄茶。美味しそうです。何とか元気に、今年も終わる事ができそうです。これもひとえに、お稽古に通って来て下さる皆さんのお陰です。本当に感謝します。2023.1216のお稽古(四カ伝)
花イロハ紅葉・寒菊・白侘助花入織部耳付き盆略点前熱心に稽古に臨んでいる成果がでています。高校時代で茶の湯の経験が有りますが、炉での点前は初めてです。基礎が出来ているので、呑み込みは早いです。こんなにきれいに点てました。クリーミーで甘くて、とても美味しかったです。まだ数回しか点てたことが無い学生のお茶です。大分違います。難しいですね。点てた回数が物を言います。盆略点前を終わり、初めて柄杓を扱いました。柄杓の扱いだけでも難しいようです。卒業までの時間は後わずかです。茶道の奥深さを感じてもらえたら、嬉しいのだけど。大学のお稽古(2023.12.14)
花イロハモミジ・白侘助今日は四カ伝のお稽古日ですが、お休みの人が多く、小習になりました。主菓子金団「初霜」濃茶棚点前内隅狙い茶入萩の肩付き茶杓又妙斎写し銘「和敬」仕覆江戸和久田金襴薄器老松茶器(一燈好み)蓋置臼型月に兎水指御本二本足の棚は片口水次で大津袋棗の縁を半月に清めて、懐紙で指を拭きます。拝見に出す時は、棗を濃茶器として使用しているので、甲拭きの後帛紗を下に置いて蓋を開け、帛紗を取って棗の縁を清めます。拝見に出す。干菓子煎餅・有平糖入子点老松茶器は平棗扱いで取り、左、右と「りの字」に清める。続き薄茶の菓子白兎白あんを外郎生地で包んだ可愛らしくて美味しいお菓子でした。続き薄茶拝見が終わり、返したところ。ゆく年を惜しんで、ウサギのものを積極的に集めてみました。余談ですが、我が家で植えた覚えのない花が毎年...2023.12.09のお稽古(小習)
少し動くと汗ばむような陽気です。大学のお稽古に行って来ました。お菓子は「薯蕷饅頭」です。柚子の香りが清々しいお菓子でした。盆略点前です。炉のお稽古の学生も居ますので、炉をふさがずに盆略点前をしました。着物が大好きな四年生。地味好きです。(笑)二年生は炉の平点前・盆略点前(二名)です。付きっ切りのの稽古で写真は撮れませんでした。最後に四年生の男子が盆略点前をいたしました。お客様も交代で勤めながら見学です。客振りも難しいです。他人のお点前を見るのも、大事なお稽古です。大学のお稽古2023.12.07
待合の短冊「山雲海月情」(さんうんかいげつのじょう)画炉辺軸「日日是好日」(にちにちこれこうにち)柳生紹尚筆花赤七五三紅葉・イソギク花入青磁魚耳花入(真)薄板矢筈板もう師走です。あっという間に今年も終わりの月となりました。一年を振り返りつつのお稽古になります。初炭手前羽野雁香合雪兎主菓子山茶花(茶の湯の菓子には相応しくないそうです。)濃茶点前で拝見に出す位置は、外炉縁を中央に。茶入荘の点前座茶入荘の道具の配置。茶入に由緒があるので古帛紗を敷きますが、扱いは片手で扱います。干菓子柚子琥珀・諸越菓子器朱塗り八角盆薯蕷饅頭入子点薄器一燈好「老松茶器」美味しそうに点ちました。寒山拾得の茶碗で。茶巾は茶碗を拭いて、絞り替えてから仕舞います。総飾りとして、水次は省略します。帛紗は、水指が塗蓋の時は蓋の上に飾り残し、共...202.12.02のお稽古(小習)
大学の稽古が始まって三回目の稽古です。準備も手際よく進められるようになりました。花イソギク花入織部焼耳付き盆略点前の点前座着物が大好きな四年生。誰よりも早く来て、準備をしてくれます。回を重ねることに自分のものにしていきます。卒業までのわずかな時間ですが、楽しそうな姿に初心を思い起してくれます。今日は、着物を素敵に着こなして登校したそうです。男子学生の初めての盆略点前です。上手にお茶を点てることができました。ガッツポーズも出て、楽しい雰囲気になります。若い人たちの呑み込みの早さには驚かされます。大学のお稽古2023.11.30
花山茱萸・白侘助・野紺菊花入萩焼掛花入(陶兵衛)茶カブキ之式と壺荘付花月の稽古です。初めに、壺の飾り紐の結び方を練習します。一年に一度の稽古ですので、忘れています。茶カブキ之式掛帛紗はわさを手前にして掛ける。亭主は掛帛紗を畳んだら、茶カブキ盆の向こうの棗を二、三度置き換える。竹田の棗を水指正面に。大折据三枚の上に名乗紙を乗せて正客の前に運び出し、点前道具を運びます。執筆は茶道口に控えて、総礼と同時に一礼して文台を持ち出します。試茶二服の後、本茶の希望があります。執筆は、記録を書き始めます。「茶カフキ之記」と書きます。本茶三服目(白湯)を飲み、茶碗が帰ると仕舞になります。茶名・詰・仕舞の挨拶はありません。盆を回し始めた頃、記録の準備をします。菓子「山路」菓子鉢萩(金子信彦)壺荘付花月八畳で壺の拝見をします。...2023.11.18のお稽古(七事式)
12年ほど前に、特別講師として茶の湯の体験学習を依頼されたのをきっかけに、熱心な学生さんと出会いました。大学の授業以外に、4人の学生さんの為に初歩の茶の湯を教えることになりました。三年の活動で、サークルとして認められ、学園祭に呈茶席を持って三年の実績を積んできました。やっと活動が軌道に乗ってきた矢先の「コロナ」による活動休止です。学校は休校となり、部員との連絡も途絶えていたのですが、4年半ぶりに顧問の先生から再開の打診があり、引き受けることになりました。当時の学生は全員卒業していて、何もかも以前のまま放置されていて、新たなスタートとなります。昨日2回目の稽古に行って来ました。準備のしかたから一つずつ指導してまいります。床「紅炉一点雪」盆略点前四年生なので、卒業までの短い時間しか有りませんが、熱心に取り組ん...大学のサークル活動が再開した
11月14日(火)昔の仲間たちと日帰りバス旅行に行ってきた。山梨の昇仙峡ー昼食はほうとうーワイナリー見学ー勝沼ハーブ園と巡る旅です。雲一つない秋晴れに恵まれて、ちょっと雪をまとった富士山は、相変わらず美しい。写真は昇仙峡の頂上から撮影したもの。そこには5分の上り坂で、息を切らしている80歳が居た。山梨と言えばほうとう鍋でしょう。観光バス会社が選んだ昼食処は「小作」ワイナリーでは、製造工程を見学してワインを試飲する。何度目かの事なので、サラリとやり過ごして売店で目的のワインを購入する。重くなるので二本だけハーブ園の温室に有った「胡蝶蘭」100本植わっているそう。見事でした。声の大きな、やたらと元気の良いお兄さんがハーブ園を案内してくれたが、化粧品を買わせるのが目的で、時間の無駄使いだった。ウイークデイなのに...日帰りバス旅行
一気に冬が到来しました。常であれば、皆さんが見えてから下火をおこすのですが、急に寒くなったので早めに釜を掛けて待ちました。四か伝ですので、三種の菓子を縁高に用意します。菓子薯蕷饅頭(松茸)・亥の子餅・次郎柿四か伝五角盆にて盆点(I)・和巾点(O)ここで、たっぷりと入れた炭が燃え尽きそうになり、後炭手前をしてもらいます。茶通箱(K)大津袋の点前座濃茶器に棗を使用しているので、棚上の薄器には棗以外のものを乗せます。干菓子麩焼き煎餅(式亭)・州浜の吹き寄せ(京都伊藤軒)菓子器梅花盆(吹き寄せにふさわしい干菓子器を選んで欲しいものです。)水屋で道具を選ぶ時は、自身が亭主になったつもりで組み合わせを考えて、おもてなしをするように常に言っているのですが、不十分な道具では無理ですかね。特に季節が合わないのは要注意です。...2023.11.11のお稽古(四カ伝)
待合の短冊「開門落葉多」(かいもんらくようおおし)風炉から炉へ、諸道具の入れ替えを済ませて、炉開きを迎えました。軸「関南北東西活路通」福代洋道筆花芒・藤袴・ツワブキ花入唐銅鶴首(真)薄板矢筈板(真)初炭手前釜万代屋釜炭斗瓢羽野雁香合織部焼ハジキ初炭の後、恒例の「粟善哉」を用意しました。自家製浅漬けと次郎柿を添えて。濃茶運び点前茶入備前緋襷(伊部)の肩付き茶杓玄々斎(写し)銘「和敬」仕覆苺裂緞子開炉の道具組では、三部(瓢・織部・伊部)を取り合わせることが多いようですが、決まりでは無いようです。薄茶の干菓子吹き寄せ菓子器箕焚火絵干し柿練り切り(米屋製)薄茶運び点前の点前座水指瀬戸の一重口茶碗喜寿祝茶碗茶杓春慶塗り茶杓薄器住吉蒔絵の面根来中次薄茶棚点前(替え茶碗付)炉に切り替わったばかりなので、濃茶・薄茶共に平...2023.11.04のお稽古(小習)炉開
花紫式部・コスモス・風船カズラ・藤袴・ナナカマドついに自宅の花は何も無くなり、ご近所の駐車場に咲く花をいただいてきました。茶花に使うと言ったら、こっちに藤袴もあるわよ、とたくさん切らせて下さいました。先月に続き、茶カブキ之式をいたします。点前・執筆・正客・詰めの役を交代します。皆が経験できるように来月もいたします。名乗り紙の作り方、記録紙の書き方、大折据の扱い方等も経験しないといけません。結び帛紗付花月の点前座富士釜・唐銅道安風炉。宗旦好み丸卓・萩の水指。茶碗(稲穂に雀)・苫屋棗平花月は基本なので、行います。続いて、結び帛紗付花月です。亭主が結び帛紗を用意しますので、客は帛紗を腰に付けません。19日(木)には研究会に行って来ました。講師は泉本宗悠先生です。課目は、炉の初炭手前と包帛紗・壺荘付花月でした。瓢...2023.10.21のお稽古
花萱木槿秋海棠いよいよ我が家の花は無くなってきました。四か伝の稽古台天目(I)盆点(O)和巾点(K)縁高に三種の菓子饅頭(塩瀬)・栗金団(叶匠寿庵)・刀根柿四か伝の後、大板で後炭手前の稽古です。釜を下ろす。風炉先を外した位置まで釜をひきます。香合は蓋置を置く位置かも?しらべます。ありゃりゃ、羽は火箸の左側ですね。水を注ぎます。釜を清めて蒸気を立てます。大板の濃茶点前席入り前の点前座拝見に出します。その後に、柄杓を大板の左に縦に置き、蓋置を柄杓の右手前に置きます。薄茶の干菓子は、花七宝・豆板でした。2023.10.14のお稽古(四カ伝)
待合の短冊天高気清(てんたかくききよし)花白水引・白萩・秋海棠・木槿・桔梗花入宗全籠七事式の茶カブキ之式鎌倉・室町時代に流行した「闘茶」が源となり、茶人としての味覚修練のために、七次式の一つとして定められました。偈頌「千古千今裁断舌頭始可知真味」(いにしえにいまにぜっとうをせつだんしてはじめてしんみをしるべし」三種の濃茶を飲み比べ、茶師を当ます。亭主・客四人・執筆の六人で行います。試み茶二服を喫み、味を記憶して、「伏茶」を加えた本茶三服の中から二服を喫み、茶師を当てます。三服目はお湯を所望することも可能です。大折据三枚の上に名乗紙を四人分準備します。点前の試み茶を下ろして、奥の本茶を入れ替えして客に分からないようにします。棗の中のお茶は、きっちり同量を計って入れておきます。亭主は、濃茶四服と白湯を勧めます...2023.10.07のお稽古(七事式)
花木槿・矢筈薄・唐糸草花入備前焼筒花入(般若心経の彫り)今日は花月の稽古の予定でしたが、欠席の人が出ましたので急遽来月の稽古である中置で小習に変更となりました。秋風を感じるようになると、風炉・釜を客に近づけて畳の中央に据える点前です。今日は大板の中置です。初炭手前では、風炉の正面に羽と香合を飾っておきます。(写真を撮り忘れました)炭が入った後は、濃茶と薄茶点前です。お彼岸なのでお萩をを用意しました。貴人点濃茶点前です。仕覆は建水の前に左手で置きます。建水は膝線まで進めましょう。茶入れ、茶杓は仕覆に乗せて拝見に出します。薄茶は帛紗に乗せて。拝見物を返す時は常の通りです。干菓子ふのやき(末富)・琥珀物語(仙台市九重本舗)生どら焼き(山形県桑名園)薄茶点前の点前座。替え茶碗でニ服点ててもらいました。薄茶では、拝...2023.09.23のお稽古(小習)
9月9日は重陽の節句、菊の節句とも言います。四か伝の稽古は唐物(I)・台天目(O)・盆点(K)です。花木槿・秋海棠花入竹花秋海棠花入萩(陶兵衛)菓子練り切り(秋の声)・水羊羹・リンゴを縁高に。後炭手前の後、小習をします。茶筅荘の点前座茶碗、茶入れ、茶杓以外の道具(水指・蓋置・建水等)に由緒があるような場合は薄茶点前になります。棗夕顔蒔絵大棗貴人清次濃茶点前拝見物を出す。長緒・入子点をしました。猛暑の間は、着物を着るだけで汗だくになってしまうので、稽古着で済ましていましたが、楽をしてばかりいるとつい流されてしまいそうで、ちょっと涼しくなったので、着物に着替えて皆さんを迎えます。2023.09.09のお稽古(四か伝)
床「一葉落知天下秋」(いちようおちててんかのあきをしる)足立泰道老師筆花木賊・木槿・秋海棠花芙蓉初炭手前羽(は)釻(かん)箸(ばし)香合(こうごう)釜の蓋(かまのふた)……歌にして手順を覚えます。風炉(唐銅面取)、釜(富士釜)、炭斗(淡々斎好写清風籠)、羽(縞梟)香合蛤香合芒に月主菓子着(被)綿(きせわた)重陽の節句(9月9日)に、菊の花に綿を被せて露や香りを写し取り、その綿で身を拭うと長寿を保つという中国の故事に因んだ銘の菓子です。長緒の点前座棚宗旦好写丸卓水指御本薄器鵬雲斎好写菊桐棗茶入瀬戸の内海(だいかい)仕覆永観堂内海(だいかい)の茶入れは、平棗の扱いと同様です。内海の胴拭き回し出し干菓子薄氷(浴衣)五郎丸製・琥珀(ラムネ・ユズ)鶴屋光信製貴人清次薄茶点前(自作の稽古着で)初挑戦です。麩饅頭流し点...2023.09.02のお稽古(小習)
花尾花・竜胆・キバナコスモス・木槿・エノコログサ花入末広籠今日は茶箱の最後です。(I)花・色紙(O)和敬・月(K)雪・花・色紙(Y)月・花振り出し(織部)菓子青エンドウ・鳴門金時振り出し(志野焼)菓子金平糖振り出し(瓢箪)菓子濡れ甘納豆振り出し(四季花七宝)菓子ヨーグルトレーズン月点前で拝見に出して、建水を引いたところ。月点前で拝見物が戻り、茶筅、茶巾を仕舞い、茶杓を仕覆に納めたところ。順次仕舞っていきます。花点前で、箱の蓋の上に仮置きした古帛紗を使って茶を出したところ。雪点前で、拝見物を取り込んだところ。最後に茶箱付き花月をしました。卯の花点前で花月をします。帛紗はつけません。札は、敷板の右下角に置きます。拝見はありません。熱中症警戒アラートが出ている中、通って下さり感謝です。2023.08.19のお稽古(茶箱)
花縞葦・宗旦木槿・松本仙翁・桔梗・下野今日も茶箱の稽古を二か所でします。六種類の点前を必ず稽古します。一年に一回の稽古ですが、違いを整理できると理解しやすいと思います。色紙点前点前座。色紙を散らしたように並べます。拝見に出したところ。拝見に出した後の点前座。Iさん月・和敬・雪Hさん色紙・花Yさん雪・色紙茶箱のお茶は薄茶なので、最後に濃茶を四人分練ってみます。日頃は、一人分の濃茶しか練らないので、四・五人分の濃茶はなかなか上手に練れません。濃茶を照り良く、滑らかに、冷めることなく練るのは難しそうです。今日は稽古の後、夕方に来る孫夫婦と近くに住む孫を迎えます。夏休みに実家に帰った帰りに、寄ってくれると言う。夕食を済ませて、抹茶のリクエスト。日本酒が飲めるようになったと聞いて、夫は大喜びして酒をすすめる。帰りに...2023.08.12のお稽古(茶箱)