chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
たぱぞうの米国株投資 https://www.americakabu.com/

米国株・米国ETFへの長期投資中。某投資顧問にてアドバイザーをしています。

米国株、米国ETFのポートフォリオやその他の収入を紹介。アメリカ株、アメリカETFを通した長期的な資産運用を目指します。

たぱぞう
フォロー
住所
港南区
出身
吹田市
ブログ村参加

2016/04/24

arrow_drop_down
  • 不動産売却価格がアプリでカンタンに調べられる時代に

    自宅、アパート、マンション、どのように売却するか 資産形成をする上で出口の見極めは大事です。 購入した資産の売却を検討する時期がいつか来ます。ペーパーアセットの株式であれば今ではネット上で簡単に売り買いをすることができます。しかし、不動産になるとそうはいきませんね。 不動産は持って良し、売って良しの物件が良いですね。持って良しはインカムです。売って良しはキャピタルです。つまり、持っている間は家賃収入があり、売って良しは売却益ですね。 不動産を売るときのタイミング 不動産を売るときのタイミングは人によって様々です。 たとえば、自宅であれば手狭になったから引っ越したいというのもあるでしょう。あるい…

  • 個人投資家として生きるというのはどういうことなのか

    個人投資家として生きるということ 2016年4月23日から始めた「たぱぞうの米国株投資」ブログは、今日で丸8年が過ぎました。 ところで、ブログを始めた2016年4月というと、チャイナショック後の春でした。相場環境としては割と落ち着きを取り戻していたころです。 その後、トランプ大統領の当選、法人税の引き下げ、いったん利上げした政策金利の引き下げがありました。結果として、米国株は大変盛り上がりを見せました。 単純なPERで見ても、米国の水準は他国のそれと比べ物にならず、世界の株式市場の期待を一身に背負っているような印象があります。 ちなみに、バンガードやJPMの2020年のリポートでは、その後10…

  • 盤石そうに見える今の地位は、実はさほどでもない

    困難な時代を生き抜く投資術 私は投資で人生を変えました。 投資を続けた結果として、時間と場所に縛られない、自由な生活を手に入れました。40代前半のことです。投資をしていなければ、今も毎日決まった場所に決まった時間に出かけていたことでしょう。 そういう意味では私も投資の恩恵に浴する一人です。こうして投資の良さを発信し、伝える活動をしているのは、せめてもの恩返しとでもいいましょうか。 一方で、大変に困難な職場で今も奮闘する後輩たちがいます。年度の切り替わり時期に前職の後輩と話し、懐かしい思いをしました。職場改革は組織が大きいため不可能と言って良く、やはり投資によるFIREが希望となる例が多いようで…

  • 月に配当5万円を得る投資は、実はさほど難しいことではない

    月に5万円の配当は、意外とすぐ手の届くところにある 配当金でFIREをするとなると、それなりに投資額がかさみます。しかし、月に5万円の配当金というのは、意外に手の届くところにありますね。 退職時に1000万円の貯蓄があり、退職金が1000万円あるとします。併せて2000万円です。米国株高配当ETFである利回り3%でのインカムを考えると、かつかつ額面で年間60万円になります。年間60万円、つまり月々5万円ですね。 もちろん、まったくバッファのない投資になりますので、現実にはもうちょっと期間を分散するなり、資産を上乗せしたいところです。 さて、今回は将来を考えて月5万円から10万円の配当金を得たい…

  • もし100万円あったらどうするか【ヒト、モノ、コトの投資術】

    もし100万円あったらどうするか 「もし、100万円あったらどうする?」という問いがありますね。学生の頃ならば旅行、あるいは宝くじなどのアイデアになるのでしょうか。投資の勉強をしている学生ならば、株式や仮想通貨になるのでしょう。 平均的なサラリーマン1、2、3年目の可処分所得が100万円ぐらいになるでしょうか。そうなると、車やあるいは資格取得のための学費など、人それぞれの何らかのステップアップに生かされる金額ですね。 家庭持ちならば、テレビ、ドラム式洗濯機、食器棚など一通りグレードアップさせられそうですね。 投資をしている人の間では、1000万越え、1億超えという人が珍しくありません。そのため…

  • 株式と債券の比率はどれぐらいが望ましいのか

    株式と債券の比率は? 伝統的なポートフォリオは、株式と債券を6:4とするものです。しかし、この伝統的ポートフォリオは昨今の株高を受け、現実的ではないのかもしれません。少し前の、金利安も債券の魅力を減じるものでした。 私は時代の変化も踏まえ、7:3ということをブログでは書いてきました。しかし、もしもっとリスクが取れる、喫緊でお金を必要としない、そのような場合はさらにリスクを高めてもよいのかもしれません。 比率ではなく、額で生活防衛資金を確保し、それ以外を株などのリスク資産に回すという考えです。ハイリスクではありますが、例えば目標がFIREなどであれば、そのようなエッジの利かせ方もあるのでしょう。…

  • より安全に運用をするということは、より薄めるということ

    より安全に運用をするということは、より薄めるということ iDeCoの運用で定期預金型商品を選ぶ人がいます。所得控除と退職控除を取りにいくという発想ですね。投資商品に抵抗がある人には人気です。しかし、リターンの少なさはこの時代ですから言うまでもありませんね。 かと思えば、値動きの激しいグロース株投資や3倍レバレッジ商品を好む人もいますね。リスクリターンの大きさはインデックス投資のそれとは比較になりません。 インデックス投資でも、全世界投資か、全米投資かというところで分かれることがありますね。 何が正しく、何が間違っているというのはないですね。 結論から言うと、どのような投資にしても人それぞれの考…

  • 資産運用の種類を増やし、投資の選択肢を増やすということ

    資産運用の種類を増やし、投資の選択肢を増やすということ 資産運用もいろいろな種類がありますね。 大きく分けて、ペーパーアセット系とハードアセット系があります。どちらが良いというわけではなく、それぞれの特徴を生かして資産運用をしていくと良いですね。 もちろん、得意不得意があるので、どちらかのジャンルのみでも良いわけです。私はもともと株の人でしたが、今ではハードアセットも相応に取り組み、投資額としては半分ずつになっています。 ペーパーしか知らなかったときは、不動産や太陽光はなにか特別な響きがありましたね。しかし、取り組んでみると、目線は大きく変わるわけではありません。逆に言うと、人生のフェーズを変…

  • 【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較

    【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較 今や日本のオンライン証券の双璧ともいえそうな楽天証券とSBI証券です。 改めてこの2社を基本的なところを比較してみました。 まずは米国株取引の手数料を比較 個別株式取引では差はありません。 SBI証券は米国ETFについてNISA口座の買付手数料が無料という点にややアドバンテージがあります。 共通する点は以下になります。 約定代金の0.45%(税込0.495%) 最低手数料:0ドル 上限手数料:20ドル(税込22ドル) 米国ETFを買い付けしない人にとっては、手数料では差がつかないと思ってよいでしょう。 SBI証券と楽天証券の貸株サービス…

  • 在宅でできる副業の王道は今も昔も投資

    在宅でできる副業の王道は今も昔も投資 副業は手間と時間のかからないものがよいですね。手間と時間がかかりすぎると、本業に差し支えるからです。私たちには1日の時間が平等に与えられています。どのように使うかは個々の大きな命題と言ってよいでしょう。 一方で寿命は不平等ですね。その長さ短さは不確実性が高く、読めません。 だからこそ、後悔しない毎日を積み重ねるのですね。不確実な長い人生について心配するよりも、充実した毎日を重ねるということです。1日に24時間というのは誰にとっても平等で、確実だからです。 不確実性の高いことについて考えすぎたり、計画ばかりするのは違うということですね。もちろん、多少の計画性…

  • セミリタイアで月10万円の収入+不労所得で海外移住を目指す

    月に10万円の収入+不労所得でセミリタイアと海外移住は可能なのか 私は若いころに開発途上国に住んでいました。いい意味で、世界中の人がこんなにも適当で、ある意味では良い加減で暮らしていることに驚きました。 そう考えると、私たち日本人の勤勉さは称賛されるものですが、世界的には特異なものだとも言えます。 海外が良い、日本が良くない、という話ではありません。その国それぞれの良さがあり、価値観の違いがあるということです。また、違うところと同じところがあります。自分に合うところを取り入れ、よりよい精神状態、生活環境を整えていく、そういう柔軟性は自らの心を豊かにしてくれるということですね。 さて、今日は月に…

  • 投資信託の目論見書とレポートの読み方、基礎基本を徹底解説

    投資信託の「目論見書」と「レポート」を読んでみる 投資家が投資信託を購入する際には、目論見書を受け取らなければいけないことになっています。 今回は、目論見書の最初の方に掲載されていることを徹底解説していきます。 投資信託の目論見書の最初にはファンドの目的と特色が書かれている 今回も例として、三菱UFJ国際投信株式会社が運用しているeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の目論見書を用います。 1ページ目には、「ファンドの目的・特色」が掲載されています。海外のインデックス連動商品であれば、確認しておきたいことは「為替ヘッジ」の有無です。 もちろんアクティブ運用商品であれば、このページには…

  • お金持ちになれるか、なれないか、その分岐点に気づくということ

    お金持ちになれるか、なれないかはシンプルな分岐点での判断次第 お金持ちになれるか、なれないか。もともと資産家や地主の家に生まれれば、非常に簡単にお金持ちになれます。まさに生まれつきのお金持ちです。 突き抜けたお金持ちは難しくとも、小金持ちぐらいならば、誰にでもそのチャンスは実は転がっているのですね。人と同じような行動をしていては何ら生活は変わらず、どこかで何かを変える必要はあります。 しかし、そんなに難しいことでもありません。さて、関連してご質問を紹介します。 奨学金をリセッションの逆張りに活用したら、資金ができた たぱぞう様 いつも記事を楽しく拝見しております。毎日自分の考えの材料にさせてい…

  • 危険なリノベ再販ビジネス、グループホーム

    危険なリノベ再販ビジネス、グループホーム 実際の不動産の価値以上にグループホームなどで利回りを上げる、そのようなやり方がありますね。ただ、ずぶの素人が取り組めるものではないですし、だいたいにおいてオペレーションを委ねるので買主が不利になる、そのような投資になります。 さて、今回はリノベ再販ビジネスとして典型的なお話を紹介いたします。人に聞く、相談してみるというのは大事なことですね。 リノベ再販ビジネス、グループホームで償却を取る たぱぞう様 4年ほど前からブログを拝見しております。私が以前の職場を辞めるかどうか大変迷っていた時期で、ブログに書かれていた仕事や人生に対する考え方、「人生二度なし」…

  • 相場が高いときに投資家はどのようなことに気を付けて投資をするのか

    相場が高いときにどのような投資行動をするのか 株式市場が好調ですね。連日のように高値更新を続けています。しかし、この傾向は今に始まったことではないですね。 リーマンショックやコロナショックを契機として、株式市場の常識が変容したようにさえ見えます。さて、今日は相場が高いときにどのような投資行動をするのかということ、さらにはセミリタイアに関してのご質問を紹介します。 FIREを目指しているが、相場が高くて投資に迷いがあります。 たぱぞう様 初めまして。いつもたぱぞう様のブログを拝見しつつ、投資の勉強に励んでおります27歳の男です。 本日はたぱぞう様に2点お伺いしたいことがございまして、こちらからメ…

  • 投資における現金比率の目安はどれぐらいか

    投資における現金比率はどれぐらいがベストなのか 投資における現金比率は一般的にはこのように示されてきました。 年齢=現金比率 とてもシンプルですね。 20歳=20% 30歳=30% 40歳=40% 90歳=90% ただし、あくまで目安です。例えばバフェット氏は高齢ですが多額の投資をしています。個人ではなく法人でしているといえばそうですが、例に当てはまらないのは事実でしょう。 投資における現金比率 また、債券や金などの比較的ディフェンシブな投資をどのように評価するのかというところでも変わってきます。キャッシュフローがどの程度出ているかでも大きく変わるでしょう。 私の場合はFIREをする前は、市場…

  • 市況を活かした不動産の購入戦略

    相場が高い時の不動産の購入の考え方 資産形成をするうえで、持って良し・売って良しの考え方は重要です。持って良しはインカム、売って良しはキャピタルゲインですね。 とはいえ今のように相場が上がっている状況だと、高値掴みをする可能性があります。そもそも持って良しにしづらいのが現実です。 とはいえ、相場が上がっている状況でも投資妙味のある物件を見つけることも可能ではあります。今日は、第一歩である自分の与信を知ることをテーマに書いてみます。 相場状況に限らず不動産を買うときに行うこと 不動産を購入する際に相場が上がっていようと下がっていようと意識することは、やはり価格感を知っておくことです。 例えば、千…

  • 資産の入れ替えと承継をどのように考えていくか

    資産の入れ替えをどのように考えていくか 資産の入れ替えという発想を持っておくと、資産形成はより安全に展開させることができますね。 例えば広い意味では個別株から指数への入れ替えもそうでしょう。もしくは、地方のまだ売れる実家や商業テナントなどを売却し、都内の物件に置き換えるなどもそうでしょう。 将来性の薄い資産を、将来性の期待できる資産に置き換えるのは大事なことです。実はこれは事業にもそのまま当てはまります。いずれにせよ、時代と共に資産性は移ろうのが当然です。 しかし、人には思いがあります。不動産にしても、事業にしても、どのように承継していくかというのは時代を担う人たちの大きな命題となります。 も…

  • 分散投資の基本は投資対象と時間の分散

    分散投資の基本は投資対象と時間の分散 資産額が大きくなってくると、リスクヘッジに対する意識も変わってきますね。1株集中投資をして資産の最大化を図る人もいれば、個別株からETFや投信へ乗り換える人もいます。 また、債券やゴールドなどを組み込む人もいますね。王道はETFを活用して、ポートフォリオを組成していくということになります。流動性が担保されていますから、ポートフォリオを組みやすいのですね。 一方で、ハードアセットを組み込む人もいます。よい投資ですが、株式とは違ったリスクがありますね。しかし、税金も含めて買った時点である程度数字が読めるのが良いところではあります。 いずれにしても、資産を最大化…

  • 2024年米国株などを語る会in大阪

    2024年米国株などを語る会in大阪 2024年4月13日(土)に大阪にて米国株などを語る会を開催します。名古屋、東京、福岡と開催してきましたが、ひとまずこれにて一区切りとなります。 2024年米国株などを語る会in大阪 関西在住の友人たちとの共同開催となります。テーマはNISAです。NISAを通して、考え、交流するというところです。 2024年米国株などを語る会in大阪の詳細はこちら 米国株などを語る会の概要です。場所は大阪・梅田駅近くです。 日時 2024年4月13日(土) 14:00~16:00(語る会) 17:00~19:00(懇親会) 場所 大阪梅田、駅前エリア。 参加の方に直接メー…

  • 高校生から投資を始める必要があるのか、ないのか。

    高校生から投資を始めるという選択 高校生ですでに投資を始めている人がいますね。お小遣いやバイト代、はたまた親から言われて、など動機は様々です。 今回は、現役高校生の方から「投資を始めてみようと思う」ということでご質問を頂戴しています。早速紹介します。 高校生から投資をしたい、始めたいと思っています はじめましていつも動画を拝見させてもらっています。 今回連絡をさし上げたのはたぱぞうさんの動画を拝見させてもらい投資について興味を持ち、自分もやってみたいなと思い、投資についてご相談させて頂きたいと思ったからです。 私のスペック 年齢15歳 貯金12万円程度 月3000円程度のお小遣い 貯金の12万…

  • 人口減社会の原因と対策【困難な時代を生き抜く資産運用術】

    人口減社会の現実と向き合う 日本の人口は2004年にピークを迎えた後、減少に転じています。人口は今のままだと反転することなく減り続けるという予測です。 2004年 1億2784万人 2030年 1億1522万人 2050年 9515万人 2100年 4771万人 日本史上、これだけ急激に人口が長期にわたって減少したことはありません。国土交通省が有名な資料を出しているので、引用して紹介したいと思います。 人口減社会は未だかつてないスピードで訪れる https://www.mlit.go.jp/common/000135837.pdf 人口予測は国連統計などを見てもそうですが、比較的精度が高いです…

  • 個別株分散投資は1銘柄何%までが上限の目安になるのか

    個別株投資は1銘柄全体の何%まで買ってよいのか 個別株投資の場合、1銘柄につき何パーセントまで購入するのが目安になるのでしょうか。当然ながら、大きく買えば大きなリターン、あるいは大きな損失が発生する可能性があります。リスクリターンですね。 1銘柄集中投資という手もあり、資産が小さいうちは私もしていました。しかし、やはり万人にお勧めするような方法ではないですね。資産が大きくなってからはやめています。ダメージ一撃で積み重ねたものが霧散するのです。 ダメージを受けたとしても20代ならばやり直せますが、例えば50代、60代だとどうでしょうか。想像するのも恐ろしい投資方法ということになります。 さて、今…

  • 住宅ローン控除を生かして、マイナス金利を実現しよう

    住宅ローン控除と収益物件 出口を意識して収益を期待する 「出口を意識せず収益を期待しない」 住宅ローン控除を繰り上げてまで無理して払う必要は全くない。 住宅ローン控除と収益物件 30代、あるいは40代のご家庭だと住宅ローンを抱えている例が少なくないと思います。私の場合は賃貸よりも安くなるようにキャッシュフローを組みましたので、生活は逆に楽になりました。 住宅ローン控除とマイナス金利 ※引用:住友不動産販売 特に住宅ローン控除は大きく、これにより実質マイナス金利になっています。このように住宅ローン控除は上手に使えば生活レベルを向上させてくれます。自宅に対する基本的な考え方としては以下のようになり…

  • AI5(アイゴー)銘柄とマグニフィセント・セブンを徹底比較

    生成AI時代を担う銘柄キーワードは”AI5”(アイゴー) 2024年に入り、S&P500は約2年ぶりに最高値を更新しました。 この高値更新に大きく寄与したのが“マグニフィセント・セブン”と呼ばれる銘柄群です。ここで、まずマグニフィセント7を振り返ってみましょう。 マグニフィセント・セブンをおさらい セブンというぐらいなので7銘柄です。 そんなに昔でもありませんが、GAFAMと呼ばれた銘柄群がありました。Gはグーグルの親会社アルファベット、Aはアップル、Fはフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ、Aはアマゾン・ドット・コム(A)、Mはマイクロソフトです。 頭文字をくっつけてGAFAMと…

  • 発行市場と流通市場は相互に関係する車の両輪

    発行市場と流通市場とは 株式投資に親しんでいる人でも、あまり日ごろから意識しない言葉に「発行市場」と「流通市場」という言葉があります。普段私たちが売買をしているところ、株式取引をしているのは既発の株券になるので、流通市場ということになります。 これに対して、企業が株券を発行する、流通市場に出す前の状態を発行市場といいます。今日は、この2つのお話です。 株式における発行市場とは 発行市場というのは、国や企業が債券や株式を発行する市場のことですね。流通市場のように、投資家同士でお互いに値付けするわけではなく、川上的なものですね。そのため、あまり一般の投資家には親しみの無い市場です。 創業者が株式会…

  • 持ち家と賃貸住宅のメリットデメリット

    持ち家は住宅ローンというレバレッジが活用できる。 持ち家のメリット 劇的な住まいのクオリティの向上 住環境の安定感 自由にできるカスタマイズ 賃貸住宅のメリット 固定資産税がかからない 人生ステージに合わせて転居しやすい 隣人リスクを回避できる 修繕費が大家持ち 持ち家と賃貸住宅で共通する価値観 持ち家は住宅ローンというレバレッジが活用できる。 金額の大きい持ち家は、人生に大きな影響を与えます。そういう意味では住宅ローン選び、住宅選びは大事ですね。私の場合は、賃貸と持ち家、両方を経験しています。 「人生を住宅に縛られる」「住宅ローンが払えなくて泣く泣く住まいを手放した」などという話も無くはない…

  • 従業員持株会のメリットデメリット

    従業員持株会は、集中投資をするということになる 企業持ち株会という形で、勤務先の株式を購入できる制度があります。会社によっては何%か補助をしてくれるところがあり、時価のディスカウント価格で自分の会社の株を買えるという制度です。 かつて、日本が高度成長期だった時には、この制度を使って老後資産を形成するということが可能でした。しかし、みなさんご存知の通りバブル崩壊後の日本は経済的に停滞しています。 そのため、かつての世代のように資産形成を持ち株会で行うのは多くの企業でほとんど無理と言ってよいでしょう。それでも、お付き合いだったり、愛社精神のあまりに積み立てる人が少なくありません。 従業員持ち株会の…

  • 最適な住宅ローンを選ぶためのコツとは

    最適な住宅ローンを選ぶためのコツ 国の後押しがある 貸し倒れしにくい 住宅ローンランキングは参考にならないケースがある 審査に通るローンの中から最も良い条件の銀行を選ぶ 住宅ローンは相見積を取ると良い 慣れない人向けに住宅ローンのサポートやフォローが欲しい 最適な住宅ローンを選ぶためのコツ 住宅ローンは、個人が低金利で巨額の融資を受けられる、数少ない商品です。個人向けの融資でこれほどの好条件なものはありません。事業で相当な実績があっても、これほどの好条件で融資を引き出すのは難しいでしょう。 不動産投資家が自宅兼賃貸でアパートやマンションを建てることがあるのは、通常のアパートやマンションの融資よ…

  • 2024年米国株などを語る会in福岡

    2024年米国株などを語る会in福岡 2024年3月23日(土)に福岡にて米国株などを語る会を開催します。今回は2回目の九州、福岡開催となります。 2024年米国株などを語る会in福岡 九州在住の友人たちとの共同開催となります。今年の名古屋、東京、に引き続いての会になります。テーマはNISAです。 2024年米国株などを語る会in福岡の詳細はこちら 米国株などを語る会の概要です。場所は博多駅近くです。 日時 2024年3月23日(土) 15:00~17:00(語る会) 17:15~19:00(懇親会) 場所 博多、駅前エリア。 参加の方に直接メールでご連絡しますね。 会費 全てコミコミ7000…

  • 米国株投資をこれからを始めようと思う人へ

    米国株投資に限らず、1か月1万円の投資からすべては始まる 今は地合いが良いので、楽観的な空気ですね。しかし、逆です。地合いが悪い時のほうが比較的割安で始めやすいのです。何でも暴騰する相場のほうが難しく、例えば2021年の相場でグロースにやられ、大きく損を出した人もいます。 すべてが上昇している相場のほうが難しく、撤退戦は損切のスキルとマインドが必要だということです。 月に何十万、あるいは何百万円と投資に回せる人はまれです。平均年収はこの30年停滞しており、もろもろにかかる生活費は微増の傾向にあります。社会保障負担額はこの15年で1人当たり50万円も増えたという計算もあります。 こうした中で、日…

  • 日本円で米国株インデックスを運用する方法

    日本円で米国株インデックス投資をする方法 米国株投資も特定口座対応が一般的になった 投資信託や東証上場ETFが外国税額控除を不要にした 今後の日本における米国株投資の課題は絞られてきた 投資信託の運用を、米国株ETFを主体とした運用に切り替えたい 無理して米ドルで米国株インデックス投資をする必要がなくなった 日本円で米国株インデックス投資をする方法 米国株投資も環境が整い、円で米国株インデックス投資が当然になりました。いくつか追い風が吹いていますので、まとめておきたいと思います。 米国株投資も特定口座対応が一般的になった NISAはもちろん、課税講座も特定口座対応の証券会社が常識となりました。…

  • ストックオプションの制度と税制について

    ストックオプションとはどのような制度なのか ストックオプションの魅力は、なんといっても成功した時の莫大な利益です。企業持株会と似ているようで似ていないので、最初にどのようなものなのか触れておきます。 まず、ストックオプション制度とは「将来、決められた価格で自社株を買う権利」のことを指します。 〇年以内に1万円で自社株を買う権利を社員に付与します。 社員が権利を行使しない限り、株式に変換されることはありません。 上場して20万円になったとします。そこで権利行使をして1万円で株式を手に入れます。 差額の19万円がそのまま利益になります。 こういう仕組みです。持株会による自社株買いが一般的に上場した…

  • 共働き夫婦の将来設計と考え方

    共働き夫婦が増えた背景とこれから この数十年で共働き夫婦がずいぶん増えたように思います。 例えば1世代前、私たちの親世代では共働きは少数派でしたね。父親が長時間労働、母親が家を守り家事をこなす、このような一家が多かったのではないでしょうか。 長時間労働への見方の変化、増えない1人あたり年収、これらが背景にあるのでしょう。しかし、こういったネガティヴな要素ばかりではありません。 なにより男女雇用機会均等法以後ようやく定着しつつある、男女同権を踏まえた働き方改革が広がりつつあるということなのでしょう。これらが共働きをいわばスタンダードにしつつあると言えます。 また、今後は通勤を前提としたスタイルだ…

  • 不動産投資の最大レバレッジは年収ごとで異なる

    年収によってレバレッジ(借入可能額)は異なる 資産形成をするうえで、不動産投資を検討される方が最近増えてきましたね。不動産投資とひとくくりにいっても先日記事で紹介したワンルームマンション投資であったり私が実践している一棟物件投資、また戸建賃貸など多岐にわたりますね。 不動産投資を行ううえでの醍醐味の一つに他人資本(不動産投資ローン)を活用してレバレッジをかけて実践できることがあります。ただし、このレバレッジを利かせられる金額はその方の属性であったり、使う金融機関によって異なることが現実にあります。 不動産投資ローンを申し込む際、最初は個人の与信を使うのが一般的です。その与信の根拠は地主さんを除…

  • 老後に必要な不労所得金額はいくらなのか

    老後に必要な不労所得金額はいくらなのか 私たち現役世代はせっせと貯蓄あるいは投資に励んでいます。人によってその目的は様々です。 子どもの学費 住宅購入資金 FIRE資金 老後の生活のため このような理由の人が多いのではないでしょうか。 最終的には、すべての出費を終えたら自分たちの老後に備えるということになるのでしょう。老後に必要な貯蓄額は1000万円あれば十分という意見もありますし、5000万程度ないと不安である、という意見も聞かれます。 やや古いですが、野村アセットさんが非常に参考になる資料を2019年に作成されていますので、これを元に記事を書いてみます。資料は「金融ジェロントロジーにおける…

  • お金を増やす方法が多くある今、どのようにチャンスを生かすか

    かつてないほどお金を増やす方法はあふれている 20年前、あるいは10年前も投資でお金を増やすという発想はありました。しかし、情報の蓄積が少なく、一部の地主や株長者などを除いては具体的な方法がなかなか共有しにくかったように思います。 ありとあらゆる相場環境、投資環境が悪すぎたのです。 そのころと比べると今は情報を得るのが容易く、万人が参加できるお金を増やす環境は整いつつあると言えるでしょう。 ちなみに、今から15年前はリーマンショック直後、まさに投資界においては阿鼻叫喚という具合でした。しかし、そこから退場しなかった人たちが、まとまった富を得ているのは事実ですね。それは、才能もさることながら、時…

  • リスクを取らざるリスク、投資初心者の資産運用術

    投資初心者はどのようにリスク資産を増やしていくべきか 投資熱が高まっていますね。かつてのように、マニアックな株好きの人がちょこちょこやるイメージはほとんど払底されたといってよいですね。NISAなどのように、計画的に誰もが取り組むものへと変容しつつあります。 さて、今回は投資初心者ですが、リスク資産をもっと増やしていきたいという方からご質問を頂戴しています。 投資初心者ですが、もっとリスク資産を増やしていこうと思います。 はじめまして。 真剣に投資をはじめて1年未満の初心者です。コロナ禍から時間ができ、投資の勉強と生活費の見直しを進めてきました。某銀行窓口で開設したNISA口座を楽天証券へ移行し…

  • 投資と投機の違いを理解することから資産形成はスタートする

    投資と投機の違いを理解することから資産形成はスタートする 投資と投機は違いますね。この2つの違いを理解しておくことは大事です。 投資は資本・資産を増やすために資金を投じることを指します。 投機は短中期での価格変動で利益を得ようと資金移動させることを指します。 投資が良く、投機は悪いという文脈で語られがちです。しかし、それはちょっと違いますね。要は性質が違うということに過ぎません。さて、今日はこの投資と投機についてのお話となります。 なぜ長期投資が投資とされ、投機などは否定されることが多いのか たぱぞう様 いつも非常に有益な情報をありがとうございます。アラフォー既婚男性です。2点質問がございます…

  • リストラ対象となり退職する夫婦の資産運用

    リストラ対象となり退職する夫婦の資産運用 50代前後のサラリーマンにとって、リストラは他人事ではありませんね。出入りの激しい業界に限らず、終身雇用が多い日本の企業においても珍しくなくなっています。 人件費はそのまま固定費となりますから、企業経営上メスを入れざるを得ない面もあります。いずれにしても、給与と将来の勤続年数は読めないものとして、普段から備えておきたいところですね。 さて、今日はリストラ対象となり退職される方の資産運用のご相談です。 リストラ後の住宅ローン、資産運用で迷いと不安があります たぱぞう様 はじめまして。投資初心者の私たち夫婦にご教授ください。 実は主人(54歳)がリストラ対…

  • 資金力と入金力に応じた資産形成を考える

    資金力と入金力に応じた資産形成を考える 資金力とは資産のことです。 入金力とは月々の入金できる金額のことです。 資金力が小さい時には、リスクを取って投資することが容易です。損失を抱えたとしても、月々の入金からカバーできるからです。買っている商品が良いものならば、多少の損失はバーゲンセールとなります。追加投資すればよいのです。 資金力が大きくなると、そうはいきません。一撃の大損失が入金ではカバーできなくなります。そのため、一部の天才を除いて、どうしても守りを意識した資産運用になります。 いずれにしても、マーケットから退場しないリスクの取り方が肝要ですね。さて、今日は相続に関係した資金力のご質問を…

  • 良い借金と悪い借金を使い分け、生活の質を高めるということ

    借金には生活の質を高める良い借金と悪化させる悪い借金がある 多くの人にとって借金は嫌なものですね。 奨学金 家のローン クルマのローン クレジットのキャッシング、リボ 消費者金融 個人でも上記のお世話になった人は少なくないのではないでしょうか。金利が1%に満たないようなものから、リボ払いのように年率15%にもなるものもあります。 借金にも質があります。奨学金や家のローンは比較的低利で借りられ、生活の質を高める可能性のあるものです。逆にリボや消費者金融は他で借りることが難しい人向け、金利を犠牲にして借金する面があります。これらは問答無用、早く返したほうがいいですね。 リボや消費者金融を頻回に使わ…

  • ライフプランの3大支出に対してどのように備えていくべきか

    ライフプラン3大支出は、住宅資金、教育資金、老後資金 ライフプラン3代支出と呼ばれるものがあります。人生において、3つの大きな支出のことを指します。 住宅資金 教育資金 老後資金 この3つですね。住宅資金で5000万円、子ども2人で5000万円、老後資金で2000万円と見積もると、優に1億円を超えてきます。人によってはクルマも必要になるでしょう。クルマに40年乗り続け、トータルで2500万円かかるとすると、トータルでおよそ1.5億円も必要になります。 サラリーマンの生涯賃金が2億円少々と言われています。税金や社保負担を考えると、すべてを手に入れるには共働き家庭でない限り難しいと言ってよいでしょ…

  • 会社が嫌でたまらない理由はいったい何なのか

    会社が嫌でたまらないのはどうしてなのか 会社が嫌という人は少なくありませんね。私も仕事柄大変多くの方からそのような話を伺います。以下のような理由ですね。 仕事そのものがつまらない 職場の人がつまらない 通勤が苦手 他にもありますが、だいたいこのようなことです。仕事がつまらないという人も多いですね。人には向き不向きがあるのです。机上の事務仕事が得意な人、接客が得意な人、手先が器用な人、いろいろですね。 仕事とやりたいこと、自分の得意なことが合っている人は実は恵まれています。 職場の人がつまらないというケースもよく聞きますね。職場というのはある意味では同質化した人の集まりです。同じような経歴、同じ…

  • 勝率が段違い!米国株投資の魅力とリスクへのアプローチ

    投資の最適解とはどういうことか 2010年に米国株投資を始め、15年近くの歳月が過ぎました。米国株に1本化してからはおよそ10年です。この間、コツコツと再投資を続けてきましたが、これほどまでの資産の増加は私自身想像をしていなかったことでした。 この間、個別株中心からETF中心に投資のスタイルも変わりました。かつての頻回な投資から、年に数回、場合によっては1年通して売買をしない年もあるほどです。 積み立てを除いて、勝てるタイミングでしか積極的に入らないため、2016年以後負けたことがありません。これは私がうまいからではなく、米国株が強いからです。指数が伸びる国での投資というのは、勝率が段違いです…

  • 投資初心者ならば誰もが直面する悩み~ベストの投資方法は何か~

    投資初心者さんに共通する、「ベストな運用先は何か」という問い 米国ETFはいろいろな種類があり、迷うところですね。しかし、日本円でも買えるようになっているETFや投資信託は王道を押さえており、投資初心者さんでも買いやすいものです。もちろん、資産を増やした上級者も手入れが楽なので利用している人は多いですね。 つまり、S&P500やVTIはオールマイティなのです。全世界ならばVTやオルカンを含むのでしょう。 米国集中投資 国際分散投資 インデックス投資においては、この2つが大きな流れですね。国際分散投資の場合は、オルカンが先進国から新興国までカバーできるので人気がありますね。半面、パフォーマンスが…

  • 日本人の健康寿命と平均寿命を踏まえた投資の方向性

    日本人の健康寿命と平均寿命は延びてきている 単なる寿命ではなく、健康的に過ごせる寿命としてWHOが2000年に提唱した概念として「健康寿命」があります。従前よく使われた平均寿命と比較すると、おおよそ10年の開きがあります。 ズバリ、70歳すぎまでが平均健康寿命で、80歳すぎが平均寿命です。 つまり、晩年の10年は日常生活に何らかの支障が出るような、いわゆる闘病生活を送る可能性があるということですね。あくまで平均ですので、もちろんその限りではありません。しかし、何事も平均というのは知っておきたいところです。 そう考えると、昨今よく議論される70歳定年、あるいは70歳年金支給などは興味深い話です。…

  • 公共施設を活用することで人生がより豊かになる

    公共施設を活用して人生をより豊かに 公共施設その1~図書館を活用する~ 公共施設その2~市立体育館でのジム~ 公共施設その3~市営公園でのラン~ 繁栄を享受するために、公共施設を上手に活用したい 公共施設を活用して人生をより豊かに 行政の福利厚生施設を活用すると、低コストで生活を豊かにすることができます。どのようなサービスがあるか、列挙してみましょう。 図書館 美術館 博物館 フットサルコート バスケットボールコート バドミントンコート 卓球 テニスコート ジム プール ジョギングコース テニススクール ヨガスクール 語学スクール 料理教室 図書館、博物館、図書館のような箱物は催事もあって活用…

  • 資産管理法人のメリットデメリットとは

    資産管理法人とは 2010年以降の株式相場、不動産相場の環境がよかったこともあり、資産管理法人を持つ投資家が激増したように思います。資産管理法人というと、なにかハードルが高いような気がしますが、普通の会社と何ら変わるところはありません。 会社は売り上げと所得があれば成り立ちます。実は従業員というのは必須ではなく、代表がいればあとはアウトソースでも問題ありません。人を雇ったり、場所を借りたりすると固定費になります。そのため、資産管理法人は代表1名かせいぜい親族での経営というところが多いですね。 そういう意味では、街中で見るような中小企業の1つと何ら変わらないということになります。違うのは売り上げ…

  • マーケットメイク方式とは。仕組みをわかりやすく解説。

    マーケットメイク方式とは?その仕組みと目的。 「マーケットメイク」という言葉があります。投資をされる方、とくにETFの売買をする方はなじみのある言葉ではないでしょうか。 一般的な金融市場の取引は、買い注文と売り注文がうまくぶつかることで初めて成立します。これをオークション方式と言います。個別株などは典型的な例ですね。 しかし、取引の量が少ないと買い注文と売り注文がうまくマッチせず、取引が成立しないことがしばしばあります。買いたくても買えない、売りたくても売れないという状況が発生しますね。 そこで機能するのが「マーケットメイク」方式です。取引所から指定された値付け業者(マーケットメイカー)が、常…

  • 40代を生き抜く仕事術と心構えをどう考えるか

    40代を生き抜く仕事術と心構えをどう考えるか 30代後半から40代にかけては自分が見えてくる頃ですね。仕事上での向き不向き、キャリアがかなりはっきりしてくるころです。 右も左も分からず突っ走ったころは過ぎ去り、かなり周囲が見えるころでもあります。さて、そのような時にどのように仕事に向きあい、自分と職場に資する仕事をしていけばよいのでしょうか。 資産形成も含めてご質問を頂戴しています。ここで紹介します。 40代で仕事を多く任されているが、夢と希望を管理職に見いだせない たぱぞう様へ はじめまして。Kと言います。いつも楽しくブログを拝読させて頂いております。教職をしながら、たぱぞう様のブログを参考…

  • 資産運用や仕事のゴールをどこに置くのか

    焚きつけの社会を生きるということ 私はいろいろな人の年収を見る機会があります。延べでいうと、500人以上の年収を見て、コンサルをしてきたでしょうか。私自身、非常に参考になると同時に、どの仕事でどのように働いているかを知れば、大体の推測が付くようになりました。 強烈だと夫婦で年収5000万、併せて1億円ということもあり得ます。しかし、それは特殊な高属性、特殊な職務ですね。また、Xやブログの自己申告だと、副業で月の売り上げ8桁、7桁という例も少なくないですね。 しかし、多くの普通の人を見た感じでは、そういう人たちはレアケース中のレアケースです。ほとんど参考にならず、普通の人たちは40代で年収500…

  • 投資や経営で仲間をつくることは必要なのかどうか。

    仲間をつくることは必要なのかどうか 投資というのは基本的に孤独ですね。それこそ私も長らくほとんど一人で取り組んできました。状況が変わったのはブログを始めてからですね。 今はSNS全盛で、投資仲間をさらにつくりやすくなりましたね。いろいろな場がありますから、顔を積極的に出されている方もいますね。 今日は普段とちょっと違う、仲間に関してのご質問を紹介します。 投資や経営で仲間は必要か、それとも不必要か たぱぞう様、ご無沙汰しております。 いつも、たぱぞうさんの情報発信に助けられている者の1人です。今後とも各分野での活動楽しみにしています。 さて、前置きが長くなりましたが、今回ご連絡したのは『何かを…

  • おすすめしないワンルームマンション投資の実態と物件例

    おすすめしないワンルームマンション投資 資産形成をするうえで、ワンルームマンション投資を検討される投資初心者さんは多いですね。特に新築のワンルームマンションはほとんどはめ込みに近く、売るに売れない状態になっているものも多いです。 それでも、一時期は限りなくグレーな民泊などで転貸という逃げ道もありました。今は完全にその出口もなくなり、約束と違う空室保証、家賃下げなどで苦しんでいる投資家さんもいらっしゃいますね。 特に残債が売却価格よりも大きく残り、なおかつ手元のキャッシュがない場合は完全に逃げ道がなくなります。残債が売却価格を下回るまで、持ち続けるということですね。 もちろん、築古区分ワンルーム…

  • これから海外投資をはじめようとする人へ

    これから海外投資をはじめようとする人へ たぱぞうは2000年から投資を始めました。気が付けば20年以上も投資をしてきたことになります。しかし、最初の10年間は投機に近く、定期入金もしていませんでした。そのため、2010年ごろでも資産は1000万円をちょっと超える程度でした。 たしか、30歳の時点で1000万円行くかどうかといった資産額でしたね。これが40歳を過ぎるころには1億円を超えてくるわけです。40代後半の今、金融資産は5億、不動産は4億となりましたね。 これから投資を始めようと思う人は、勇気づけられるのではないでしょうか。 個人投資家で30歳で1000万円を超えている人は、Twitter…

  • 2024年、米国株やNISAなどを語る会in東京

    2023年、米国株やNISAなどを語る会in東京 2024年2月24日(土)に「2024年、米国株やNISAなどを語る会in東京」を開催します。 2024年米国株やNISAなどを語る会in東京 友人たちとの共同開催となります。名古屋に引き続いての会になります。一緒に米国株やNISAについて語りましょう。 2023年、米国株を語る会in東京の詳細はこちら 米国株などを語る会の概要です。場所は浜松町駅近くです。 日時 2024年2月24日(土) 14:30~16:30(語る会) 17:00~20:00(懇親会) 場所 浜松町駅近く。 お申込み次第、参加の方にメールにてご連絡します。 会費 全てコミ…

  • 父が契約した毎月分配型ファンドをどうすべきか

    絶滅しつつある毎月分配型ファンド つみたてNISA以降、良いファンド、良くないファンドの選別が暗黙のうちに進みました。金融情報に関して感受性の高い人は正確な情報をつかんでいます。 しかし、そうでない人は依然としておかしな商品をつかまされ続けているという現実もあります。 その代表格としては毎月分配型ファンドがあります。多くの毎月分配型ファンドは元本を削って無理くり高分配金を確保しています。名目上の利回りを上げているわけですが、それは自分自身が先払いしたお金です。 そういうよくない投資信託は信託報酬も高いです。いわば、資産運用の名を借りた、企業にとって収益性の高い商品というわけです。結局それが企業…

  • 住宅ローンは繰り上げ返済すべきかどうか。

    住宅ローンは繰り上げ返済すべきかどうか 住宅ローンを抱えている人は多いです。かくいう私も7年前に自宅を買いました。15年、学生時代も含めると20年以上賃貸に住んできました。やはり自宅と賃貸の違いは大きく、キャッシュフローは増え、生活の質は劇的に向上しました。先日売却しましたけどね。 さて、住宅ローンの基本的な考え方を示しておきます。 年収の5倍以内で組む 共働きならペアローンで組んでもよい 相見積もりを取る 定期的にローンを見直す 場合によっては賃貸併用物件を狙う 職場で抵当権のつかないローンを検討する こういうことになります。私の場合は年収の2倍で組んでいました。返済は非常に楽ですね。基本的…

  • リタイア後の生活に備えて資産運用をするには

    リタイア後の生活に備えて資産運用をするには リタイア後の生活はどのようなものになるでしょうか。年金生活で悠々自適に過ごしている人もいれば、続けて長く働くことを選択する人もいます。いずれにしても、ある意味では社会人生活の積み重ねの結果のようなところがあります。 現役時代の収入と貯蓄、それに対応する年金、プライベートな資産運用額、それらの総和がリタイア後の金銭面での土台となるわけですね。さて、今回はリタイア後の生活に備えて資産運用をしていくには、ということでご質問を頂戴しています。 リタイア後の生活に備えて資産運用の柱を決めていきたい いつも楽しく拝見させて頂いています。 日頃投資に関して疑問が出…

  • 第1回米国株などを語る会in名古屋

    第1回米国株などを語る会in名古屋 2024年2月3日(土)に名古屋にて米国株などを語る会を開催します。今回は初の愛知、名古屋開催となります。 名古屋在住の友人たちとの共同開催となります。昨年の東京、大阪、福岡に引き続いての会になります。テーマはNISAです。 米国株などを語る会in名古屋 第1回米国株などを語る会in名古屋の詳細はこちら 米国株などを語る会の概要です。場所は名古屋駅近くです。 日時 2024年2月3日(土) 15:00~17:00(語る会) 17:30~19:30(懇親会) 場所 名古屋、栄エリア。 参加の方に直接メールでご連絡しますね。 会費 全てコミコミ1万円です 内容 …

  • ストックビジネスによる不労所得をいかに増やすか

    ストックビジネスの副収入を得て自分年金づくり FXや仕手株で勝つと、その時には大きな利益が手に入ります。相場が乱高下しているときの個別株もそうです。これは永続的なものではなく、その時限りの勝ち相場になります。これはフロー型の収入であると言えます。 これに対して、 不動産による家賃収入 株式による配当収入 などは定期的な収入になるので、ストック型の副収入と言えます。派手さはありませんが、持続可能な収入とも言えます。 不動産によるストックビジネスの例 ストックビジネスの例をいくつか見てみましょう。 ストック型の収入を目指し、駅前不動産を購入したオーナー ある居酒屋店主は法人の形でお店を運営していま…

  • FIREをするにあたって誰もが通る悩みとは

    FIREをするにあたって、誰もが通る悩みとは FIREの決断は簡単ではありませんね。特に、家族がいるとそうです。自分の決断が家族の命運も左右しかねず、背負ったものが大きいからです。住居のあるなしも大きいでしょう。 逆に背負ったものが自分のみ、もしくは配偶者のみであるならば、FIREはぐっとシンプルになります。 早期にFIREをすると失うものが2つあります。1つはサラリー、つまり組織から得られる収入です。2つは年金です。正確には、失うというよりも減るといったほうがいいでしょうか。 逆に言うと、続けて長く働けば、収入と年金が増えます。半面、好きではない仕事だと膨大な人生の時間を生活のために失うこと…

  • リボ払いからの復活を期して、投資を始めるということ

    リボ払いからの復活を期して、投資を始めるということ クレジットカードのリボ払いはやめたほうがいいですね。そこまでして購入する商品は本来ないはずです。また、金利負担が大きく、そのような消費行動が定着するとよろしくありません。 一生、モノを買うために働き、誰かと何かに使われ続けることになります。いかに私たちの収入を、将来生活を豊かにしてくれる金融商品に置き換えていくか。資産運用とは、日々のコツコツとした営みの積み重ねです。 さて、今回はリボ払い、借金生活からの脱却を目指して、ということでご相談を頂戴しています。 リボ払いの借金から始まり、なかなかお金が貯まりません たぱぞうさん はじめまして、こん…

  • ゼロからイチを生み出す投資が最も大変だという話

    ゼロからイチを生み出す投資はとにかく時間がかかる 2010年以降、資産運用上の多くのチャンスに恵まれてきましたね。 米国株や不動産、太陽光、民泊、ビットコイン、さまざまあります。2000年代においては、2,3億円はおろか1億円を運用している投資家さんもかなり限られました。一部のカリスマデイトレーダーなどが脚光を浴びた時代です。 しかし、若干の調整があるものの、今はどのジャンルの投資家も我が世の春を謳歌しているといってよいでしょう。億り人は珍しくなくなり、10年後、20年後にセミリタイア、ということも現実味をもって語られています。夢のある話ですね。 父祖伝来の資産を生かし、増やすか。それともゼロ…

  • NISAの成長投資枠、基本的な買い方、考え方

    NISAの成長投資枠をどのように考え、買っていくか NISAの成長投資枠は年間240万円もありますね。この枠をどのように活用するか、頭を悩ませる人は少なくありませんね。多くの人はシンプルに、つみたて投資枠と同じように海外投資信託を買うのが楽で、結果も良好でしょう。 しかし一方でうねりを取ってみたり、個別株を買ってみたり、変化を付けたいと思われる方もいらっしゃいますね。今回はNISAの成長投資枠に関してのご質問を紹介します。 NISAの成長投資枠をどのように活用するか迷います。 たぱぞう様 はじめまして。 3年程前から興味のあるテーマを中心に拝見しながら投資の参考にさせて頂いておりましたが、新N…

  • モゲチェックとは?住宅ローン借り換えの評判と実際

    モゲチェックとは?住宅ローン借り換えの評判 住宅ローンの見直しが大事ということは、弊ブログでもたびたび書いてきました。金利は変動するからです。また、返済実績が積み重なれば自分の信用も向上するため、よりよい条件で乗り換えることができるようになる可能性があります。 そういうことから、定期的に自分の住宅ローンを見直し、金利負担を下げる試みは大変意味のあることです。しかし、実際には日常が忙しく、なかなか見直す時間が取れないのではないでしょうか。 モゲチェック(PR)の住宅ローン診断は時間をかけずに、無料で利用できることから人気があります。 日米金利が上昇傾向にあり、住宅ローン見直しは今がチャンスといえ…

  • 投資に必要な能力はズバリ言って1つ。自分で考える力。

    投資家に必要な能力とは何か 投資に必要な能力とは何でしょうか。 私はもともとは投資は趣味としてやっていました。そして多くの失敗をしました。ただ、基本が手堅いので大きな失敗はしませんでした。その代わり、大きく勝つこともありませんでした。 しかし、負けないこと、退場しないことというのは大事で、結果的に経済的自由を得て独立するに至っています。コロナショックを経て過去最高の資産になったというのは、やはりそれ相応の下手なりに生き残ってきた何かがあるのでしょう。 そんな私ですが、最近思うことがあります。それは「投資に必要な力とはなにか」ということです。2010年代以降はわりとコンスタントに投資で勝てている…

  • 老後の生活防衛資金はいくら必要なのか

    老後の生活防衛資金はいくら必要なのか 学生の頃の時間と、社会人になってからの時間。はたまたリタイアしてからの時間。全て同じ時間の過ぎ方をしているはずです。しかし、体感の早さは全く異なりますね。時間は、それまで生きてきた人生の長さで感じ方が違います。 平たく言うと、若いほうが1年が長く感じられるということです。20年の1年と40年の1年では体感する早さが違うのです。これは今後60年の1年、80年の1年と年を経るごとに実感されるのでしょう。時間とは割合で、体感する早さが違うということです。 おそらく、アラサー世代はあっという間に40代になるのでしょう。そして、アラフォー世代はあっという間に60代で…

  • 米国債券投資のおすすめ金融商品とは

    米国債券投資のおすすめ金融商品とは 金利が天井を打った可能性があります。可能性というのは、インフレが鎮静化したと断言するのは尚早だからです。しかし、昨今の10年債金利を見るに、マーケットはすでに利下げを織り込んだ値動きをしています。 ややその動きは急で、この2か月で債券は過去最大の値上がりをしました。かくいう私も投資歴の中で初めて債券を買いました。生債券もIFAの友人が販売していることもあり検討しました。しかし、元来うねり取りが好みの私は結局ETFを買いました。 ETFならば以下の長期債系のものが人気でしょう。 EDV バンガード超長期米国債ETF TLT iシェアーズ米国債20年超ETF 2…

  • 経済的自由を得てわかった、3つのこと

    経済的自由とは何か 経済的自由とは、働かなくても生活できるだけのお金が入ってくる状態のことです。つまり、生きるために働くということをしなくても大丈夫な状態です。この場合、不労所得とか、配当所得とか、年金所得が該当してきます。 働く必要がない、ということで「経済的自由」という表現になっています。昨今ではFIREという言い方で表現されますが、RE、つまりリタイアアーリーのほうが重みがあるかもしれませんね。 成功した個人投資家はキャピタルゲインかインカムが大きく、経済的自由を得て生活している人が多く存在します。私の場合はインカムだけでは達成していません。しかし、様々な収入の複線化を図った結果、いつの…

  • 定年退職後の生活では、どのように収入を確保していくのが理想なのか

    定年退職後の生活でどのように収入を確保していくか 定年退職後の生活、特に収入面は誰もが不安に感じるところです。学生時代は学校に所属し、就職後は組織に所属し、定年退職を迎える。そこで初めて、何物にも所属しないという体験をする人もいるでしょう。 FIREでもそうですが、この何物にも所属しないというのは未経験だと漠然とした不安があります。慣れてしまえばどうということはない、と経験者の多くは語りますね。実際はどうでしょうか。 不安を感じる中でも特に大きな割合を占めるのが収入面です。老齢年金が国民年金と厚生年金でしっかりある人はそれでも恵まれているほうでしょう。共働きで、退職後もダブルインカムというパタ…

  • インデックス投資がつまらなすぎて困っています

    インデックス投資がもたらした、ほったらかし投資 バンガードの創始者であるジャック・ボーグル氏が2019年1月に逝去されて4年になります。氏の功績はシンプルに言うと、低経費率でインデックスファンドを誰でも買えるようにした、ということでしょう。後世に語り継がれる、大きな功績です。 今では低コストインデックスファンドは、米国のみならず、日本を始め世界各地で購入することが可能です。投資信託やETFという商品自体、非常にメジャーなものになりました。個別株以上に今は受け入れられています。 インデックスファンドが優れている点はいくつかあります。 分散投資が基本なため個別株リスクがない アクティブファンドを凌…

  • 大学生が投資を始めるにあたって意識をしたいこと

    大学生を始め、若いうちから投資を始める人が増えている 大学生など、若いうちから投資を始める人が増えているように感じます。統計など定量で判断したわけではないですが、お問い合わせでも時々ご質問を頂戴しますね。Youtubeや書籍の影響も大きいのでしょう。 私が学生だった20年前も、証券研究会などが学内では活動をしていました。しかし、今取り組み始めている人たちは、もっとライトな層が多いですね。そういう意味では、大人のたしなみ、常識としての投資とでも言いましょうか。 いずれにしても、今ある収入を今と将来に使い分けていくという発想は、非常な堅実さを感じます。 若年層の将来に対する漠然とした不安をどう解決…

  • GPIFのポートフォリオを個人に応用するのはどうか

    GPIFのポートフォリオを個人に応用する GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は日本株、日本国債、海外株、海外債券に分散投資をしています。 GPIFのポートフォリオ こういう均等分散のポートフォリオになったのは割と最近です。以前は日本国債の割合が最も大きく、次に日本株、海外投資はわずかというポートフォリオでした。 GPIFの2009年度までのポートフォリオ それがリーマンショック以後に徐々に海外資産へ割り振るようになり、今の均等分散ポートフォリオになっています。リーマンショックの災禍を結果的にはうまく回避しており、そういう意味ではラッキーでした。 しかし、決して理想のポートフォリオという…

  • 住宅ローンの繰り上げ返済と期限の利益

    住宅ローンの繰り上げ返済は悪くはないけれども、おすすめはしない 住宅ローンの繰り上げ返済はよく話題になりますね。2010年前後までは利率が高く、借り換えや繰り上げ返済も悪い選択ではありませんでした。 しかし、今は金利が安く、なおかつより良い金融商品がたくさんあります。繰り上げ返済をするならば、他の金融商品の購入に充てたほうが良いケースが多々あります。 もっとも、これも考え方次第ですね。私は繰り上げ返済は考えていませんが、自分のお金の使途は自分で決定していく、これも大事なことです。 さて、今回は住宅ローンの繰り上げ返済ということでご質問を頂戴しています。 住宅ローンの繰り上げ返済を考えているが、…

  • 変額保険というエグい金融商品は買ってはいけない

    変額保険など複雑化した保険商品は買ってはいけない 金融庁がつみたてNISAを導入した最大の功績は何でしょうか。私たち国民の資産運用の機会を増やした、非課税の投資枠をつくった、など様々あります。その中でも私が最大の功績だったと感じていることがあります。 それはズバリこういうことです。 つみたてNISAにより「良い投資信託」の定義がはっきりした これが一番大きかったのではないかと思います。ほとんどのアクティブ投信がダメ、手数料が高いのはダメ、使えるベンチマークはこれとこれ、こういうことを金融庁がはっきりと示したのは大きかったと思います。 たとえつみたてNISA対象の投資信託でなくとも、つみたてNI…

  • 個人向け国債のメリット・デメリットを探る

    個人向け国債を買うのは常識!? 個人投資家で、投信など間接的にせよ日本の個人向け国債を買っている人は稀かもしれません。バランスファンドなどで組み込まれている、という場合を除いて生の個人向け国債を買い付けている人になるともっと数が少なくなるでしょう。 本来、債券はポートフォリオの上下動を少なくし、リスクを低減してくれるというメリットがあります。 ただ、米国株投資をしている人は特にそうですが、個人向け国債を購入するというよりは、ETFでの対応を視野に入れている人のほうが多いでしょう。あるいは、他の先進国国債でしょうか。 それはズバリ、国内は低金利ということで説明されます。よく言われたデフレであるな…

  • 世界の食品・飲料業界ランキング【2023年】

    世界の食品・飲料業界ランキング【2023年】 Food Engineering Magazineが公表している世界の食品・飲料業界ランキングです。2023年の発表ですが、2022年の実績に基づいています。 まずはTop20をご覧ください。過去2年度の順位も入れています。 2023 2022 2021 Company 国 売上高($m) 1 1 2 Nestle スイス 96,244 2 3 1 PepsiCo 米国 86,392 3 4 3 JBS ブラジル 78,056 4 5 4 Anheuser-Busch InBev ベルギー 57,786 5 6 5 Tyson Foods 米国 5…

  • 住宅ローンの借り換えメリットは決して小さくない

    住宅ローンの借り換えメリットは大きい 住宅ローン金利はお得です。この頃上昇気味とはいえ長期金利が安い状態に据え置かれていますので、属性次第ですが1%に満たないケースもあります。 住宅ローン金利の借り換えというのはある意味では後出しジャンケンのようなものです。金利は常に変化しますから、低くなった時に前の契約から借り換えてしまえば低金利の恩恵をうけることができます。 かつて10%近くあった住宅ローン金利も、この20年は小反発こそあれど基本的には低利じり下げです。そういう意味では、バブル後の引き締め時期などを除けばこの30年は変動が有利だったということになります。 住宅ローンを一度組んだらそのまま払…

  • 法人で株式投資をするメリットデメリット

    法人で株式投資をするメリットデメリット 法人で株式投資をする投資家がいます。私もそうですね。特に法人が得というわけではなく、特性を踏まえないと逆に損をしかねません。理由は、税率が高くなるケースがあるからです。 よく、法人は税金が安いと言われがちですが、国税でざっくり35%、地方税で10%、消費税で10%、となるとその重税感が伝わるかと思います。よく言われる法人税は国税しか指していないこともありますから要注意です。 もちろん、利益の額や益税扱い云々となるとまた違うのですが、細かくなるのでおいておきましょう。 しかし、デメリットばかりではありません。赤字の九年繰り越し、事業所得との合算、そして相続…

  • バックテストに基づくシミュレーションをどこまで信じるか

    バックテストに基づくシミュレーションは投資の前提とはなる バックテストとは、過去のデータでシミュレーションをして、将来的なリターンの予測をすることです。 コロナ以前は比較的債券が好調だったために、債券部分の比重にレバレッジをかけた商品が相次いでリリースされました。その後の暴落で目立たなくなりましたが、本来今はいい時期でしょう。 また、昨今で言うと米国株が大変好調なため、米国株特にハイテクに比重を置いた商品に人気があります。 これも広い意味ではバックテストに基づいた予見ということになります。 シーゲル先生の言われるところの投資方法、シーゲル流投資術などもある意味ではバックテストに基づく予見です。…

  • セミリタイアへ向けての高配当株戦術は正しいのか

    セミリタイアへ向けての高配当戦術 セミリタイアを意識すると、収入が欲しくなりますね。その収入をペーパーアセットで得ようとするならば、以下の2つになります。 配当金や分配金で収入を確保する キャピタルが出ている株を取り崩して、収入を確保する 前者を採用してセミリタイアをする人もいますね。一方でインデックス投資のように積み重ねることで総資産を増やし、取り崩してセミリタイアする人もいます。要はやり方様々というわけです。 私の場合は、インカム部分はハードアセットに依拠しています。家賃や売電額、これらの収入は計算がパチッとはまるので、セミリタイアと相性が良いです。確実性が高い投資なのですね。しかし、結果…

  • KADOKAWAさんで2024年少人数限定、資産運用講座を行います。

    KADOKAWAさんで2024年少人数限定、資産運用講座を行います。 久しぶりになりますが、1月13日土曜日にKADOKAWAさんで少人数限定セミナーを行います。 今回は私の投資仲間との対談、物件見学というフィールドワーク、この2つを盛り込んだ特色あるものとなっています。 高金利時代を生き抜く投資術【超リアル】1億円への方程式2024 場所は東京飯田橋、KADOKAWAさんのセミナールームをお借りします。 少人数限定講座の内容 セミナーの内容は以下の通りです。 相場概況から、投資の基礎基本、投信やETFの見方や評価、個別株投資の足掛かりとなる基礎的事項、資産管理法人の持ち方、考え方などです。 …

  • NISAつみたて投資枠と成長投資枠のおすすめ運用方法

    NISAつみたて投資枠と成長投資枠のおすすめ運用方法 2024年から始まるNISAですが、運用方法を巡っていろいろな考え方があります。しかし、考え方はシンプルです。 個別株投資やうねり取りの投資をしないならば、つみたて投資枠も成長投資枠も区別する必要はありません。S&P500、オルカン、Nasdaq100,それぞれ好みに応じて淡々と両枠を使って投資をしていけばよいのです。 NISA枠は損益通算ができません。したがって、損をしない投資を心がける必要があります。それはズバリ、長期での運用を念頭に置くということです。右肩上がりのインデックスに投資することです。 一方で、中級者以上の個別株やうねり取り…

  • 米国株での長期投資のメリット

    長期投資と短期・中期投資 つみたてNISA以後、この4・5年で長期投資と言う言葉が日本でも盛んに言われるようになったと思います。インデックス投資家ブロガーの重鎮さんだと2005年前後から、投資信託を通した長期投資をされている例が多いです。 15年前後で確かな実績を残していることを考えると、多く参考になるところがあるのではないでしょうか。しかし、たったの十数年なのですね。30年、40年保有となればどうでしょうか。ETFならば含み益は大きくなり、高配当化していることでしょう。 日本での投資というとどうしても、相場の上下動を読み切って資産を殖やすというところがメインになりがちでした。それにはいくつか…

  • 貯蓄と投資はどちらを優先すべきか

    貯蓄と投資はどちらを優先すべきか 日本人は貯蓄好きで、投資が苦手ということが良く言われます。しかし、このイメージは変わりつつあり、日本人の貯蓄は減りつつあります。おそらく、私たち今の現役世代が老後を迎えるころは、今の高齢者ほどの貯蓄は無く、金銭的に豊かな生活は送れていないでしょう。 年収が上昇せず社会保障費が上がるという構造です。手取りである所得は増えようがありません。また、大学進学にかかる学費などの教育費は日本が豊かだったころと比べても減っておらず、苦しさに拍車をかけています。 従来のように貯蓄をして銀行金利で運用ということが不可能になっていますから、私たちは自分たちで資産運用を模索しなくて…

  • 米国株投資における為替リスクの考え方

    米国株投資における為替リスク 米国株投資をする人にとって、意識されるリスクの1つが為替リスクではないでしょうか。円高というのはドル資産を毀損しますので当然と言えるでしょう。 米国株投資における為替リスク 為替・ドル円相場の超長期チャート 金プラチナ相場情報 Let's GOLD このチャートを見ても分かるように、1ドル360円の固定相場制を終えて急激に円高が進んでいることが分かります。1970年と言いますと、日本は高度成長期でした。企業業績も右肩上がり、円が毎年のように強くなる、そういう時代でした。 この時代ならば、日本株への投資というのが最適解であったことは間違いありません。1995年に…

  • ワンルームマンション投資は不動産投資を始めるきっかけになるのか

    ワンルームマンション投資は不動産投資のきっかけになるのか 不動産投資はある種のババ抜きのようなところがありますね。買った瞬間に売るときのことを考えるのが基本です。次に買い手がつかないような物件を買うには、よほどの動機が必要ですね。 そういう意味では立地に恵まれない築古投資は難易度が高いです。以前は地方築古RCに融資が付きました。出口が取れたのですね。しかし、今は微妙な土地のRCに融資を付ける銀行はありません。融資が付かないということは、出口が取りにくいことを意味します。 それでは融資が付けばよいのでしょうか。それも違いますね。融資が付き、属性さえしっかりしていれば簡単に買える不動産はなんでしょ…

  • 老後の副収入として不動産と株式はどちらが良いのか

    老後の副収入としての不動産と、最初の一歩の現況 不動産や太陽光投資でセミリタイアを実現する人がいますね。しかし、全体の数からみればさほど多くないのではないかと思います。私も何名か不動産でセミリタイアをした人を知っていますが、だいたい5億~10億円程度のレバレッジを効かせていますね。 そうでない人は、地主系、相続系の方です。逆に言うと、不動産だけでセミリタイアというのは不可能ではないですが、それなりのスキルと目利きが必要というわけです。さらに今は融資が厳しく、サラリーマンであるというだけでお断り、という金融機関もありますね。 半面、築古戸建て投資でDIYをして客付けをし、転売するスキームが流行っ…

  • ゼロサムゲーム・マイナスサムゲーム・プラスサムゲームとは

    ゼロサムゲーム、参加者の期待値がゼロになるゲーム ゼロサム(zero-sum)とは、平たく言うと参加者全員の掛け金の足し算が常にゼロになることを言います。 これはゲーム理論と言って、応用数学の1つです。ゼロサムゲームはある意味では公平なギャンブルです。 なぜなら、明確に勝ち負けがあり、負けにも限りがある場合がほとんどだからです。ただし、レバレッジを効かせるとゼロサムゲームの範疇を超えてくることになります。 ゼロサムゲームをする場合には、無理せず最悪を想定して、負ける可能性も踏まえて参加するというのが健全でしょう。 ゼロサムゲームの単純な例 例えば、友達同士でやるマージャンやポーカーゲームがゼロ…

  • 持って良し、売って良しのアセットを安い時に買う

    持って良し、売って良しのアセット 投資の世界で「持って良し、売って良し」という言葉を聞くことがありますね。簡単に言うと、持って良しはインカムです。配当分配金や家賃、売電収入など持っていればインカムがよい利回りで入ってくる。しかも手間があまりかからない。そのような投資先です。 売って良しは、出口ですね。売った時にキャピタルゲインが取れる、つまり売って利益が出る投資先です。株式ならば、値上がり益がキャピタルとなります。必ずしも寝あがっていなくても良いですね。例えば不動産や太陽光ならば、残債が減っていれば買値と同じ値段でも利益が出ます。これでも、売って良しです。 投資の基本は「持って良し、売って良し…

  • 年初一括投資とNISAの関係を考える

    NISAの投資枠が拡大され、年初一括投資が注目を浴びている NISAの枠が拡大され、年初一括投資をすべきかどうか迷われる方もいますね。つみたてNISAの頃は枠が小さく、そもそもがつみたて色が強かったのであまり話題になりませんでした。 2021年、2023年のように年初から右肩上がりの相場だと、年初一括投資の効果は大きいですね。一方で2022年のような年初から右肩下がりの相場だとしばらく辛抱が強いられます。とはいえ、S&P500などのまともなインデックスであれば、年数を重ねることでプラスに転じるのでしょう。 結局のところ、1年12か月の機会を損失と考えるのか、そうでないのかというところです。基本…

  • 投資信託で失敗しないために最低限押さえておきたいこと

    投資信託で失敗しないために知っておきたいこと 投資信託というは長らく「変な商品」が多くありました。構図は単純で、知らない人に知っている人がロクでもない商品を売りつけるという手数料商売だったのです。それが、この数年で劇的に状況が変わりました。 失敗しない、良い投資信託が出てきたのです。そのため、必ずしもETF一辺倒ではなく、金額や目的に応じた投資信託が以前より買えるようになってきています。しかし、数千本ある投資信託ですが、まだまだ「変な商品」はたくさんありますので注意が必要です。 よく海外では「騙すほうも悪いが、騙されるほうはもっと悪い」という論理があります。国と場所にもよりますが、「人間不信」…

  • 株式と債券・現金比率はリセッション時にどうするのか

    株式と債券・現金比率はリセッション時にどうするのか 株式と債券・現金比率というのは永遠の課題ですね。保守的に考えるならば、50:50をベースとして、リスク許容度に従って変えるイメージになります。一般的には若ければリスクを取れますし、退職してインカムがない場合はリスクが取りにくいということになります。 これは淡々と積み立て投資をしている場合は当てはまります。しかし、ある程度投資慣れしていて、アクティブに売買する人はその限りではないでしょう。実際、私もキャッシュポジションは大事にしつつも、短期投資の部分に関しては、比率は流動的です。 さて、今回は積み立て投資を基軸としながらも、徐々にご自分の投資の…

  • 子どもに財産を残す?残さない?また、その時期はいつがよいのか。

    子どもに財産を残す?残さない?それぞれの考え方 個人投資家でも、子どもに財産を残すという人と、残さないという人で考え方が割れますね。 この世にお別れするときに、限りなくゼロにして、つまり使い切っておくという考え方の人がいます。そうかと思えば、個人とは別に法人格などにして、子どもに財産を残すという考えの人もいますね。 どちらが正しい、正しくないという話ではなく、それぞれの思いの相違ということになります。株式投資の世界でよく知られるバフェット氏は、自らの財産のほとんどは親友であるビルゲイツ氏の財団に寄付するという意向を示していますね。 ビルゲイツ氏自身も財団に寄付するという考えですね。また、Fac…

  • 相続や事業承継と投資をどのように考えていくか

    相続や事業承継は身近な話題となりつつある 昨今、相続や事業承継に関わるご相談をお請けすることが増えています。時代ですね。リーマンショック以後、資産運用や投資の環境が大変整い、マーケットの追い風もありました。また、相続税控除額の引き下げも関係するでしょう。 合同会社の定着により、法人化が珍しくなくなったことも関係しています。そのため、相続や事業承継が遠い話ではなく、身近な話となっているのです。 とはいえ、私は税理士資格を持ちません。そのため、私もお世話になっている知人の税理士を紹介するということになっています。いずれにしても、困難な時代を生き抜くため、資産を次代に繋いでいくことは必須の時代となり…

  • 温故知新の投資術とはこういうことだ

    温故知新の投資術とは 投資というのは面白いですね。もっと大きく言うと経済でしょうか。過去はあくまで過去、未来に過去の知識や経験が100%生かされるかと言えば、そういうわけではありません。 むしろ、世間はしばしば間違えるのです。 そのため、投資の世界で人並外れた成功を収めようと思うと、少々人と違うことをしないといけませんね。例えばみんなが売っているとき、あるいは買っているときに逆の売買をする。世間の評価と実際の評価がかけ離れているときにチャンスはありますね。 しかし、再現性が高く、大きなチャンスが大勢で共有される場合もあります。 たとえば10数年前の米ドルなどはそうでしょう。1ドル80円以下の時…

  • 自宅を売却して投資で住宅資金を増やすという考え

    自宅を売却して投資で資金を増やしていくという発想 どのような自宅でどのように暮らすのか、これは人それぞれですね。自宅と賃貸でも変わりますし、戸建てとマンションでも変わります。都市部と地方でも大きく変わりますね。 共通するのは、住まいというのは基本的にはキャッシュアウトする性質のものだということです。自宅に収入の全力を注ぐと、住宅ローンのために一生を終えるということになりかねません。 私は戸建て建売を住宅ローンで購入しました。それでも、こつこつと投資をすればFIREは可能ですね。しかし、都心部ではない、キャピタルの狙えない場所で大きな物件を狙っていれば、FIREはどうだったでしょうか。 お気に入…

  • 米国グロース株への投資が再び隆盛を極めるのはいつか

    米国グロース株投資への夢と現実 グロース株投資の魅力はそのリスクの高さです。上にも下にも大きく変動をします。マーケットが好調であれば大きく上振れします。しかし、IPOで何でも跳ね、SPACが流行るというのは明らかにバブルでしたね。 その巻き戻しが強烈で、逆に資産を減らした人も多いでしょう。とはいえ、きちんとした収益構造を構築できている、あるいは構築できる可能性があるグロース株に関しては割高感はありません。 さて、そうした中で投資の方向性に不安を覚えるという方からご質問を頂戴しています。 米国グロース株への投資は間違いだったのか。 たぱぞう様 こんにちは。いつもブログを拝見させていただいてます。…

  • GXスーパーディビデンド-US ETF【2253】は高配当利回りで低ベータな東証ETF

    高配当利回りと低ベータの掛け合わせ東証ETF【2253】 2023年7月13日に東証に上場した、グローバルXスーパーディビデンド-US ETF【2253】(以下: 【2253】)をご紹介します。 ベースとなるインデックスは” Indxx SuperDividend® U.S. Low Volatility Index”です。indxx社は米国とインドに拠点を置く、インデックス・プロバイダーです。 米国に上場する高い配当利回りと低いベータ値を持つ銘柄により構成されます。ベータ値とは、インデックスの動きを1とした時に、当該銘柄の値動きの大小を示すものです。 インデックスの動きより上にも下にも大きく…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、たぱぞうさんをフォローしませんか?

ハンドル名
たぱぞうさん
ブログタイトル
たぱぞうの米国株投資
フォロー
たぱぞうの米国株投資

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用