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たぱぞうの米国株投資 https://www.americakabu.com/

米国株・米国ETFへの長期投資中。某投資顧問にてアドバイザーをしています。

米国株、米国ETFのポートフォリオやその他の収入を紹介。アメリカ株、アメリカETFを通した長期的な資産運用を目指します。

たぱぞう
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2016/04/24

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  • 不動産投資家は確定申告の税還付と借り換えで収支改善が狙える

    不動産投資家は確定申告の税還付と借り換えで収支改善が狙える 最近サラリーマンの副業ブームが起こっています。副業の一環として不動産投資を検討する方もいるのではないでしょうか。不動産投資を行った後は毎年確定申告を意識することになります。 年数が経つと借り入れしていた不動産投資ローンの条件は忘れがちではあります。しかし、確定申告の時期は、不動産投資家は税還付と借り換えで収支改善が狙える好機です。 確定申告とは。なぜ不動産投資家はしたほうがいいのか まず確定申告は毎年2月16日から3月15日に申告するものです。1月1日から12月31日までの1年間の所得と、それに対する所得税を計算し、精算する手続きのこ…

  • 高配当株投資とインデックス投資はどちらがよいのか

    高配当株投資とは?その特徴。 高配当株投資は、安定した収入を得たい投資家にとって魅力的に映ります。そのため、昔から人気のある投資です。さて、その高配当株投資にはどのような特徴があるのでしょうか。簡単にまとめてみましょう。 安定した収入源: 高配当株投資は、定期的な配当金を通じて安定した収入の実現を目指します。特に銀行金利に期待ができないような低金利環境では、配当利回りが魅力となります。 配当再投資: 配当金を再投資することで、複利効果により資産が効率的に増加します。これにより、長期的な資産形成が促進されます。しかし、配当金が出るたびに課税機会があります。細かく利確をしているようなものです。その…

  • 株式投資家から見た築古戸建て投資の課題と今後

    株式投資家から見た築古戸建て投資の課題と今後 築古戸建て投資は流行っていますが、それゆえに属人性の求められる難しい投資になっていますね。つまり、DIYスキルやデザインセンスなど、付加価値の付けられる人向けの投資になっているということです。 また、最大の課題としては、融資を前提としない場合はどうしてもCCRが悪くなるところです。換言すると、思ったよりも投資スピードが上がらない投資ということです。自己資本と他人資本の合算でバランスシートの拡大を目指すのが不動産投資の側面ですが、他人資本が使えないというわけですね。 さらに、低家賃の場合は修繕費を始めとする固定費の割合が大きくなり、手元にキャッシュが…

  • レバレッジをかけつつ、安心安全に資産を増やすということ

    レバレッジをかける投資をどのように考えるか レバレッジをかけると、投資は加速度的に効率化するのは事実です。今はやりませんが、かつては私も株式で信用を活用しました。昨今ではETFや投信で、指数×2倍、3倍というものがありますね。 レバレッジは少ない資産を効率化するという意味では今も有効なのでしょう。しかし、リスクは増大しますから、誰にでもできる投資ではありません。特に初心者さんは安易に乗らないことですね。 ハードアセットにおいては、自己資本のみならず他人資本で資産を増やすという目線になります。全体の資産を増大させ、借入金利との差で利益を得るという考え方です。株式に比べると比較的シミュレーションが…

  • VHTは暴落や調整に強い、サテライトとして静かな人気

    暴落や調整に強いと言われる、サテライト投資で静かな人気のVHT 真夏になって気温だけでなくマーケットも暴れています。S&P500は史上最高値を付けた後、約半月で1割程度下落、その後殆ど戻しています。 とはいえ、これを調整とみるか、下落局面の始まりと解釈するべきなのか、決めつけるのは尚早と言えそうです。 VHTのチャート これはVHTのドル建ての推移です。同じ期間にドル円レートも円高方向に動きました。日本で海外資産に投資なさっている方は、短期間にそれなりの資産の減少に直面したことでしょう。 とはいえ、昨年10月末に直近の底をつけてから直近の高値まではドル建てで約30%上昇しています。 日本では2…

  • 東証上場ETFを活用して米国株投資をするには

    東証上場ETFを活用して米国株投資をする 東証上場ETFを活用して米国株投資をする方法があります。以下のような方に向いています。 外国税額控除が面倒でしたくない 住宅ローン減税やふるさと納税で外国税額控除分が残っていない 分配金も受け取りたい 高いときに売ったり、安いときに買ったりしたい 貸株金利が欲しい(信託報酬相当になる) 東証上場ETFは場中での取引が可能です。そのため、マーケットの動きを見ての売買が可能です。また、外国税額控除の必要がないのがメリットです。 S&P500に関しては信託報酬の安い投資信託があります。しかしNasdaq100に関しては東証ETFのほうが投資信託に比して半分以…

  • 賃貸住宅を引き払い、自宅購入をすべきかどうか

    賃貸住宅が良いか、自宅が良いか 賃貸が良いのか、自宅が良いのか、というのは永遠の課題になりますね。たぱぞうは賃貸暮らしが長かったです。しかし、8年前に自宅を買いました。都心部のような土地値が上昇するような物件ではありません。 つまり、自宅に関しては投資の目線ではなく、自分の好きなことを優先したということです。ジム、プール、図書館、こういった行政の福利厚生が集中しているところを選んだというわけです。 もっとも生活スタイルの変化に伴い今は売却し、再び賃貸生活に戻っています。 この、賃貸自宅論争の最大の面白みはここにあります。答えがいくつもあるということですね。さて、今回は賃貸住まいを引き払い、自宅…

  • 金利上昇と不動産価格への影響、その対策

    金利上昇によって不動産価格は下がるのか 2024年7月30日、31日の金融政策決定会合によって17年振りの利上げが決定されましたね。これまでは変動金利と言いながらも、実態として変動しなかった金利です。しかし、これからは多くの方の返済状況に影響を与えるでしょう。 実際に私自身お世話になっている銀行さんから電話があり、今後の金利負担増についての説明を受けました。そこで今日は、利上げによる不動産価格への影響に関して確認していきましょう。 金利が上がると不動産価格が下がると言われる理由 一般的には金利が上がることによって不動産価格は下がると言われています。 金利上昇によって住宅ローンや不動産投資ローン…

  • 結婚を控えた20代後半の投資戦略

    結婚と投資は切っても切れない大きな課題 夫婦の価値観が近いと結婚生活は苦労が少なく、逆だと衝突が増えますね。お付き合いしているときに十分に考えたはずですが、おやおや違ったな、そのような齟齬は珍しくありません。 一方で何歳になっても仲良しの夫婦もあり、夫婦の形は様々です。かつてより存在が大きくなっている課題の1つが投資でしょう。投資をするのか、しないのか。どのように投資をしていくのか。 投資はこのように夫婦の生活全体を決定づける要素になっており、避けて通れない大きな課題ですね。さて、今回は結婚を控えた20代後半の方からご質問を頂戴しています。 結婚を控え、改めて投資戦略を確認して前に進みたい た…

  • 資産運用で初心者が陥りがちな間違いとは

    資産運用で初心者が陥りがちな間違いとは 資産運用の要諦は何でしょうか。これはシンプルでズバリ1つです。間違った商品を買わない、ということにつきます。 しかし、少なくない人が余計なものに手を出して資産形成のスピードを鈍化させますね。多くの質問を頂戴する中で、多いものは以下になります。下に行くほど状況は激しく、厳しくなります。 私が相談を受けた中で多いものを列挙してみましょう。 1,保険 保険の買いすぎはよく見られます。日本の場合はFPが保険販売と結びついているため、このルートが非常に強いです。特徴的なのは養老、年金など資産運用と保険の組み合わせ販売です。運用部分の手数料が不明なうえ高く、どうして…

  • 50代からの老後を見据えた積立投資術

    50代からの老後を見据えた積立投資術 50代は年金額も見えてきて、いよいよ老後への備えが意識される年齢です。幸いにして、NISAの非課税投資枠が大きくなりましたから、まだまだ老後資金作りに間に合う年齢と言ってよいでしょう。 さて、今日は50代投資を始めたばかりという方からご質問を頂戴しています。 50代になり、NISAつみたて投資を始めたいと思います。 たぱぞうさん初めまして。最近になって投資を始めたものです。 次男が1歳の時から母子家庭として2人の子を育てており、万が一の時のためにと8年前に「10年払込米$建終身保険(保障15万ドル)」に加入していましたが、円安で「円貨の保険料が高くなる、返…

  • 会社経営者の資産運用と、資産管理のやり方

    会社経営者の資産運用と、資産管理のやり方 一口に社長と言っても、2つのタイプがあります。 1つのタイプは、雇われて社長になるタイプです。雇われ社長さんの場合は、権限も限られますので基本的にはサラリーマンの延長になりますね。 もう1つのタイプはオーナー社長ですね。自分で起業し、株式も自分が多くを持っている、こういう社長さんですね。こちらのタイプは、自由になる金銭も多く、額面の給与以上に豊かな生活をされている方が多いですね。 例えば夜の街で羽振りの良い土建屋さんなどは、多く後者になります。いずれにしても、法人の体力をつけるために個人の所得を抑えるなど特別な事例を除き、給与は世間からするとかなり多め…

  • 安全資産とリスク資産のバランスをどう考えるか

    安全資産とは何か 安全資産とは、リスクが低いとされる資産のことです。言い換えると、市場の変動や経済的な不確実性に対して比較的安定した価値を持つ資産ということです。 一般的に、安全資産は経済的な危機や不況時にも価値を保つ傾向があります。代表的な安全資産には以下のものがあります。 国債:特に先進国の国債は、安全資産の代表格です。国の信用力に支えられており、デフォルトリスクが低いとされています。米国の国債(U.S. Treasury Bonds)は特に信頼性が高いと見なされています。 金(ゴールド):金は長い歴史を通じて価値を保ち続けているため、安全資産とされています。インフレーションや通貨の価値下…

  • 私たちは投資信託をどのように買い、どのように老後売っていくのか

    投資信託の出口戦略、買い方と売り方 投資信託は円建てです。そのため、外国株式に投資をしていても、円でリターンを得るということになります。つみたてNISAの始まった年から商品数も増え、投資信託の選択肢も増えました。 米国における投資の王道であるS&P500連動の商品やVTI相当の商品が買えるようになったのは、中でも僥倖といって良いでしょう。米国株投資で代表的なものは以下の2つです。 S&P500系 全米株式(VTI)系 この2つを押さえておくのが米国株投資の王道ということですね。 さて、これらを買い進め、自分年金として使うときにどのような配慮をしていくかということです。 今回はこの投資信託の出口…

  • 米国株集中投資とリスク分散をどう考えるか

    米国株集中投資と分散投資 株式に関しては米国集中投資が良いです。理由があります。 成長性 法整備 この2つです。成長性というのは、国自体の成長と、企業の成長を意味します。 法整備というのは、収益の上がらない企業の退場システム、活発な自社株買いを後押しする制度、情報開示、近年ではトランプ政権下で21%まで下がった法人税率なども含まれます。これにプラスして州税が以下のように乗るところもあります。 例を挙げてみましょう。 - カリフォルニア州:8.84%- ニューヨーク州:6.5%- テキサス州:州法人税率は0%ですが、売上に基づくフランチャイズ税が存在します。- フロリダ州:5.5% これらは一部…

  • FIREを目前に控えたサラリーマンがやっておきたい3つのこと

    FIREを目前に控えたサラリーマンがやっておきたいこと この数年、マーケットが好調だったこともありFIREする人が後を絶ちません。FIRE前にある程度資産を築くと、FIREをしても資産の減少よりも資産の増加のほうが大きくなります。つまり、生活費を超える資産の増加があるということです。 こうなると、FIREは非常に楽になります。とはいえ、給与という分かりやすい収入が途絶えますから、事前のシミュレーションは大事です。 さて、今回はFIREするためには、ということでご質問を頂戴しています。 FIREをするか迷っているが、やっておくべきことは何か たぱぞう様以前、こちらから問い合わせをさせていただいた…

  • リセッションを経て、がらりと変わった投資への取り組み

    リセッション以後、がらりと変わった投資への取り組み 先日、相場が乱れましたね。久しぶりのことでした。 リーマンショック、コロナショックと経て、はっきりとわかったことがあります。それは、各国中央銀行および政府は景気の維持、株式市場の維持が大命題になっているということです。 21世紀に入ってからのリセッションは、このことを可視化する機会となりました。 「いまさら何を当然のことをいうのか」という感想を持たれるかもしれません。しかし、リーマンショック以前の投資環境は今よりも厳しく、誰もが確信をもって何かのアセットに投資をするということが難しい時代でした。 特に日本株においてはそうで、以下のような特集が…

  • 株式市場が暴落するときはいつも同じ雰囲気になる

    株式市場が暴落するときはいつも同じ雰囲気になる 株式市場が暴落、調整するときはいつも同じ雰囲気になりますね。 市場が急騰急落を繰り返すのに合わせて、一喜一憂する、独特の雰囲気ですね。先が読めないから急騰急落をするわけで、付き合って一喜一憂するのは大変です。こうなるとあらかじめ決めたルールに従って動くのが一つの方法になります。 定額定期で買いつけを続ける 〇%まで下がったら資金の〇%を投入する PER/PBRが〇倍になったら買い付けを始める RSIが・・・騰落レシオが・・・などなど こういったものですね。これらは確率の話で、正解はありません。しいて言うならば、定額定期がもっとも取り組みやすい方法…

  • マンション価格の今後を踏まえ、持ち家か賃貸かを考える

    マンション価格が上昇を続けてきたが、今後はどうか マンション価格が上昇し続けて久しいです。戸建ての上昇を上回り、その勢いは地方にも波及しています。私の周りを見回しても、購入に踏み切る人と賃貸で様子を見る人に二分されます。 購入に踏み切った人は、このところの上昇で大きな含み益を抱えています。それを見ると焦る気持ちもあるかもしれません。しかし、焦りは禁物ですね。なんやかんや、株式の上昇のほうが大きいのです。同じ額を米国株指数に入れていれば、十分大きなリターンを得られています。 ただし、住宅はレバレッジを利かせて買いますね。そう考えると住宅ローンを活用してのマンション購入は垂涎の的と見えるのかもしれ…

  • ワンルームマンション投資で資産形成をするのは厳しい

    ワンルームマンション投資で資産形成は不可能ではないけれど ワンルームマンション投資というのは、最も難しい投資の1つですね。業者さんから紹介されて、そのまま買い、成功した投資家というのは私はほとんど見たことがありません。これだけ市況が良いにもかかわらずです。だいたいにおいて、相場よりも2、3割高い価格で買っています。 もちろん、自分で探して、自分で相場相応に買っている人は別ですね。ワンルームマンション、区分マンション専門で投資をして、成功している投資家さんもいらっしゃいます。 しかし、夕方の駅前などで話しかけられて、そのままほいほい乗ってしまうような投資ではなかなか厳しいのです。 買った瞬間に毎…

  • 高利回り物件が選択肢に入る理由と購入後できる収支改善策

    高利回り物件が選択肢に入る理由と購入後できる収支改善策 最近サラリーマンの副業ブームが起こっています。副業の一環として不動産投資を検討する方もいるのではないでしょうか?私自身も、民泊、太陽光、そして不動産と数々のハードアセット事業を営んできました。 内容は一様ではなく、例えば不動産投資の投資対象として区分マンション、一棟物件、戸建てなど様々な投資対象があります。 不動産事業の中でも高利回り物件はFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指す会社員に人気です。今回は、高利回り物件が選択肢に入る理由と購入後できる収支改善策を解説していきます。 FIRE…

  • 不動産投資における最適なレバレッジ額とは?

    最適な不動産投資のレバレッジ額とは 資産形成の中で、不動産投資を検討される方が増えてきましたね。不動産投資とひとくくりにいっても区分マンション、一棟物件、戸建てなど多岐にわたります。 不動産投資を行う中で、その他の投資と最も異なる点が他人資本(不動産投資ローン)を活用してレバレッジをかけられる点ですね。 とはいえ、いくらまで購入するのか、どの程度まで拡大するのか、つまりどの程度が最適なレバレッジになのかは人それぞれです。 不動産投資でレバレッジ額が変わる要素 不動産投資を行う際には不動産投資ローンの活用によってレバレッジをかけられます。このレバレッジ上限額はその方の状況によって異なります。状況…

  • リバランスの頻度はどれぐらいに行うのが適切なのか

    リバランスの頻度はどれぐらいに行うのが適切なのか 資産には様々なものがあります。中でも、株式や債券は取り扱いのしやすい、手間のかからないアセットとして人気があります。このアセットのバランスを定期的に見直していく、手入れをしていくことをリバランスといいます。 このリバランスは、バランスファンドであれば自動で行ってくれるものです。かつてはバランスファンドは手数料が高く、使いにくいものでした。しかし、昨今では安くなっており、完全に手放しで運用したい人に人気があります。 eMaxis Slimシリーズでも8資産均等型が出ており、こちらも人気がありますね。いずれにしても、なるべく手間をかけずに分散投資を…

  • 初心者投資家を卒業する投資をしていくということ

    初心者投資家を卒業するということはどのようなことか 最初は誰もが初心者です。私も20年前は投資を始めたばかりで、知識はそこそこ、経験はゼロでした。知識は書籍やネットがあるので、比較的すぐに得られます。便利な世の中になりました。 しかし、この経験というのがそれなりに時間がかかりますね。しかし、今は安価なバランスファンドやよい投信などが王道のポートフォリオを示してくれます。 「ああ、こういう考え方でポートフォリオを組んでいくのだな」ということが誰でも体験的に学べるようになっています。 では、この初心者投資家を卒業するにはどうすればよいのでしょうか。関連してご質問を紹介します。 初心者投資家を卒業す…

  • 資産運用で迷ったら、半々で投資がよい

    資産運用は迷う局面がたくさんある 資産運用では二者択一のような場面がたくさんありますね。 投資信託かETFか 個別株か投資信託か S&P500かオルカンか NasdaqかS&P500か このような迷いです。答えは簡単です。迷ったら半々で投資をすればよいのです。投資をしながら考えればよいですね。良くないのは、迷って何もしないことです。とにかくやってみる、Learning by doingですね。 さて、今日は投資信託かETFのどちらが良いのか、ということでご質問を頂戴しています。 FIREを見据えた資産運用、投資信託かETFのどちらが良いのか迷う はじめまして。 資産運用の考え方について、ブログ…

  • 資産を大きくすると同時に多様性を追求するということ

    資産を大きくするということは、より安全に資産運用ができるということ 個人的な話を今日は少しします。 FIREした6年前と比べると、明らかにフェーズが変わりました。ハードアセット、ペーパーアセット、両面においてですね。 ハードアセットで言うとお付き合いできる銀行が増え、より保守的に資産運用ができるようになったということです。 簡単に言うとこのようなことです。金利の高い金融機関さんから、金利の低い金融機関さんへお世話になる幅を広げることができたということです。これは、能力ではどうしようもなく、定量的な資産額がものを言います。 つまり、株式で資産が激増したため、そのようになったということです。金利で…

  • リスクとリターンとは。シンプルに解説しました。

    リスクリターンとは何か 投資をしているとよく「リスクとリターン」を耳にすると思います。これは単純にこのように言い換えることができます。 リスク=ばらつき リターン=利回り シンプルですね。では、もう少し説明を加えてみましょう。 リスクとは何か リスクはよく「危険度」と解釈されます。 しかし、投資業界においては捉えが異なります。ばらつき、上にも下にも行く可能性のことを指します。分かりやすい表がありますので、ご紹介します。 リスクリターンの関係 初期投資が100万円で、利回りが5%で回した場合の表です。 例えば、リスクが0%というのはばらつきが0%です。これは電卓を叩いて答えが確定的に出ます。きっ…

  • NISA口座での相続はどのようになるのか

    NISA口座での相続はどのようになるのか NISAは期限なしの恒久化がされています。そのため、今後はNISA口座が相続の対象となるケースが頻発します。多くの人にとって、NISAありきの証券取引、資産運用だからです。 相続時に、NISA口座はどのように扱われるのでしょうか。一般的な流れとしては、以下のようになります。 1. NISA口座の解約 NISA口座は非課税制度の一環、個人の口座です。したがって、口座名義人が亡くなった場合、そのNISA口座は自動的に解約されます。NISA口座に残っている資産は通常の課税口座に移されることになります。 NISAのまま引き継ぐことはできません。 2. 相続手続…

  • 50歳までにFIREをする方法を考える

    50歳までにFIREをする方法とは 50歳までにFIREをするために有利な条件 支出について 収入について 家族構成について 50歳までにFIREをしたいが、計画に無理はありますか? 50代でFIREは十分可能と考えます。 50歳までにFIREをする方法とは 読者の方からいただく質問にはトレンドがあります。6,7年前であれば、ジェイリバイブ、ひふみ投信といった日本の中小型株アクティブファンドに関しての質問が多かったです。しかし、現在これらの質問は皆無になっています。日本の中小型株が振るわないからです。 この数年で増えてきた質問がFIREに関する質問です。これは、私だけでなく何人もの投資家がFI…

  • 経済的自由は、同時に精神的な自由でもある

    経済的自由は、同時に精神的な自由でもある。 たまたま株が好きで、たまたま買った株が当たり、たまたま働かなくても生きていけるようになった。あるいは、コツコツと投資を続けた結果、経済的な自由を得ることになった。いずれの場合も、共通したところはあります。 お金がお金を生むお金の使い方をしたということです。投機と投資の違いはあれど、そこは共通するのです。 宝くじ当選や、遺産相続でもない限り、お金がお金を生む仕組みを作ったセミリタイア組は少なくないのではないでしょうか。投資の学びを深めることで、効率や確度を上げることは可能です。 しかし、多くの人にとって確率は絶対ではなく、少なからず運もあったと思うので…

  • マネックス証券でdカード積立サービス【徹底解説】

    NISAはクレカ積み立てが常識となりつつある NISAが恒久化され、日々話題となっていますね。クレジットカードによる投資信託の積み立ても普及しつつあります。毎月の積み立ては資産形成と相性が良いだけでなく、ポイントがたまるのも魅力ですね。 2024年3月には制度が改正され、毎月の積み立て上限額が5万円から10万円になりました。これも追い風となっています。 そんな中、マネックス証券では、新たにdカード積立サービスが開始されます。今日は、マネックス証券でのdカード積立サービスについてご紹介します。 マネックス証券でdカード積立開始 米国株投資に強みのあることでおなじみのマネックス証券で、dカードによ…

  • 住宅ローン選びの基礎基本として押さえておきたいこと

    住宅ローン選びの基礎基本として押さえておきたいこと 家を買うときに多くの人が住宅ローンを組みます。そこでまず、固定金利が良いのか、変動金利が良いのか、はたまたネットバンクがよいのかというところで迷います。 今回は、住宅ローンの基礎基本ということで記事にします。 変動金利が良いのか、固定金利が良いのか 変動金利が良いのか、固定金利が良いのかということです。多くの方は最初にここで迷われるのではないでしょうか。 まず、変動金利というのは、借りる側が金利変動リスクを負うことになります。貸す側は、金利が上がったとしてもそれを乗せればよいので、金利の変化に即した対応が取れます。逆に、金利が下がればそれに応…

  • 一生一緒にエヌビディア【NVDA】、そして積みビディアへ

    一生一緒にエヌビディア【NVDA】の背景 エヌビディア【NVDA】を始めとする半導体関連株が人気です。需給のバランスによる業績の変動、技術革新のスピードから、半導体関連株は値動きが大きいです。かつて中心的な存在だったIntelが目立たなくなっているのは一例です。 とはいえ、21世紀の新たなサービスであるスマホ、クラウド、AIといったすべての技術的な根幹を支えているのは半導体です。これからも新たなイノベーションが起きるのでしょうが、半導体あってのイノベーションという大枠は変わらないのでしょう。 そういう意味では、業界をまるっと買えるSOX、あるいは類似のSMHなどは魅力です。ちょうど、新薬開発リ…

  • サラリーマンがFIREするのに必要な発想

    サラリーマンがFIREするのに必要な発想 私は人生を3つのフェーズに分けています。 インプット期 サラリーマン期 フリーダム期 第1フェーズでは主に学生として、自分の価値を高めます。資格を取ったり、人と関わったりという時期ですね。広い意味では学歴というのも資格になるのでしょう。高校や大学に行く意味は様々ありますが、肩書を手に入れるという側面もあります。 逆に言うと、中学や高校で起業して成功した人は行く意味が薄れます。学歴という肩書、あるいは他の専門的な資格を得る必要が無い人ということです。もっとも、学生時代にしか得られない人間関係もありますから、このあたりはバランスということになります。 第2…

  • 米国高配当株と米国ETFの使い分け

    米国高配当個別株と米国株ETFの考え方 高配当株投資と米国株ETF投資、どちらへの投資が良いのでしょうか。結論を先に書いてしまうと、要は使い分けと考え方なのかと思っています。今回の記事ではこのことについて少し触れてみます。 高配当米国株の魅力は配当という利益確定 高配当個別株は再投資の原資となります。リタイアしている人にとっては、生活費になるのでしょう。 税金面を考えると、配当を出さない銘柄を選好するという考え方もあります。かつてのalphabet、つまりGoogleやバークシャーハサウェイなどは代表的な銘柄と言って良いでしょう。これらの銘柄は、収益を配当として出さず、次なる成長へと事業に再投…

  • 不動産投資と金利上昇の関係

    長期金利は依然高止まり、金利上昇局面でできること 金融市場を観察していると、金利の動向に目が行きますね。つい先日約11年ぶりに10年国債の長期金利が1%を超えました。これに伴い、6月に新規で借入する際の固定金利は軒並み上昇しています。 長期金利が上がってくると、変動金利の元になる短期金利への影響も気になりますね。金利が上昇してくると住宅ローンへの影響はもちろんのこと、不動産投資をしている方にとっても毎月の収支が大きく変わってくるからです。 そこで今日は、今後の金利上昇に対する対策を確認していきます。 金融政策決定会合では長期金利に影響あり まず足元の状況から確認していきましょう。24年6月13…

  • アメリカのGDP成長率が突出している理由

    アメリカのGDP成長は投資対象として魅力の1つになっている 米国株投資が有利なのは2つの理由があります。 成長国であること 法整備がされていること ずばりこの2点です。米国は先進国で数少ない人口増加国であり、成長国です。また、株主保護という意味では世界に類を見ないレベルです。それが良いのか悪いのかは別にして、これほど投資に適した国はありません。 例えば、インドネシアは人口が2億人を超え、これからも経済成長が期待される国です。しかしながら、インフレがまだまだ激しく、投資に適した法整備も不十分です。そのため、国の経済成長と株式の成長にギャップが生じる可能性があります。 同じように、フィリピンなど人…

  • FIREの条件を改めて考えてみる

    FIREの条件とは何か あまりに忙しい日常で人生を埋めてしまうことのリスク。「人生二度なし」と言われますが、果たしてそのような後悔のない人生を100人中何人が歩んでいるのでしょうか。 せっかく生まれてきたわけですから、本当にやりたいことをやって天寿を全うしたいと思うのは人情でしょう。しかし先立つもの、つまりお金がないと生活をすることができません。特に家族がある場合はそうです。 自分だけで人生が完結するわけではありません。家族を食べさせなくてはいけないという現実的な課題がのしかかります。年齢を重ねるということはそういうことです。学生のころは自分のことだけ、自分だけで人生が完結していたのではないで…

  • 関わる人の心と財布を豊かに

    心と財布を豊かにするということ 人生二度なしとするならば、日常をどのように紡いでいくのが理想なのでしょうか。それぞれに夢描きつつ、ややもすると日常に流されがちです。 人生の岐路に立ちつつある、会計士さんからのご質問です。 何かに追われるより、好きな学びを深める人生にしたい いつもブログで有益な情報を発信していただきありがとうございます。 私は交友関係が狭く、数少ない友達もサラリーマンばかりで他に相談できる人がおらず、勝手ながらたぱぞうさんにこのようなご相談を送らせていただきました。 資産運用というよりも人生論であり、それぞれ自分で考える話だと思いますが、もしよろしければ人生経験豊富なたぱぞうさ…

  • FIREをしたからといって、資産が減るわけではない

    FIREをすると資産が減るという前提は本当か FIREに対してのいくつかの誤解があるので、改めて書いておこうと思います。1つはFIREをすると、資産が減るという発想です。換言すると、勤め人時代に積み上げた資産を大事に取り崩していくということですね。 よく、FIREをするには資産の4%を生活費として充てていくという発想がありますね。 それで年金支給まで凌いでいくわけです。例えば5000万円あれば200万円、1億ならば400万円、2億ならば800万円です。インデックスファンドのリターンをコンサバに4%と見て、元本を毀損しない範囲で取り崩していくのですね。 これはこれで健全ですし、資産形成の目標とな…

  • 不確実性の高い相場をどのように生き抜いていくのか

    不確実性の高まる相場をどのように生き抜いていくのか リセッションがあると、今までの投資に対して不安に思う人が増えます。 例えば、個別株投資をしていた人は、企業固有のリスクに直面します。 マイナスのリスクがあります。増大する航空需要に沿った航空株、ほんの15年前まで鉄板だった高配当原油株、鉄板に思えた国内鉄道株や電力株、これらはマイナスのリスクの1例です。いずれも暴落を経ています。 プラスのリスクもあります。GAFAMや半導体などハイテクITに投資をしていた人は、大きく資産を増やしています。コロナショックはリセッションを意識づけるどころか、リスクを追わざるリスクを顕在化させました。 投資のリスク…

  • 人生のゴールは誰も教えてくれず、与えられもしない

    人生のゴールは誰も教えてくれず、与えられもしない リーマンショック以後、資産増大局面が続きます。2010年代以後、ガラリと変わった世界と言って良いでしょう。相場が良いため、仕事に縛られず、FIREを選択する人も少なくありません。 手厚いサービスが溢れる日本において、よりよく生きるとはどういうことになるのでしょうか。ある意味ではサービスを提供する側から、いかに早くサービスを提供される側に回るかということかもしれません。 また、勤め人の最終ゴールはどこにあるのでしょうか。実は「1億円を貯める」というのが1つのゴールなのではないかと最近思います。1億円あれば、住居と地域を選ばなければ、多くの人が生き…

  • 米国株投資か全世界株投資か、基本的な考え方を示しておきます。

    米国株投資か全世界株投資かという神学論争 米国株投資が良い、全世界株投資が良い、それぞれいろいろなご意見がありますね。過去30年に限って言えば、米国株投資のほうがリターンが大きく、どの時代を切り取っても全世界よりも優れていました。 しかし、将来的な予想というのはわかりません。ある予測によると、GDPに関しては2028年に前倒して中国が世界トップになるという話があります。以前は2033年の予想だったものが、コロナによって加速、そのようになるということですね。 早晩、日本はインドに抜かれ、世界5位になるという話です。しかし、株式のリターンに関してはこれまた別問題で、インドに関しては2023年から日…

  • 米国株投資の基本となるやり方、考え方~ハイテク全盛時代を迎えて~

    米国株投資の「今の」基本の考え方をまとめておきます 私がブログを書き始めた2016年当初は米国株投資はマイナーでした。 その後、米国株はハイテク全盛の時代を迎え、一方で高配当投資なども大変盛んです。NISAが始まり、Nasdaq100やS&P500対応の投資信託が生まれたことも大きな変化でしょう。 2016年当時は、S&P500よりも小型株を多少なりとも含むVTIのほうが、わずかにリターンが優れていました。バンガードの最も運用総額の多いETFがVTIだったのも、リターンを考えると妥当だったのです。 その後、今に至るまでの大きな変化は、大型グロース株の強さに磨きがかかったことです。そのため、S&…

  • 【インド株指数】インドSENSEXとNifty50の違いを解説

    【インド株指数】インドSENSEXとNifty50 昨今、セミナーやブログのお問い合わせからインド株に関してご質問を頂くことが増えています。そこで今日は、インド株指数について取り上げます。 インドには、株式市場の主要な指標として「SENSEX」と「Nifty50」が存在します。 この2つの指数はインドの経済状況や株式市場の動向を示す重要な指標です。それぞれ独自の特性と役割を持っています。以下に、SENSEXとNifty50の違いを簡単に説明します。 インドSENSEX (BSE Sensex)とは インドSENSEX(センセックス)は、ボンベイ証券取引所(BSE: Bombay Stock E…

  • 仮想通貨の税制を考慮した、FIRE計画とは

    仮想通貨の税制は証券税制と全く異なる 仮想通貨の税制は、証券税制と異なり、総合課税です。つまり、自らの勤労所得などと合算されます。また、雑所得なため、55%を上限とした、非常に高い税率になるケースがあります。数千万以上の規模で稼いだ人などは実感されるところでしょう。 法人で投資をした場合でも、期ごとに値洗いをしなくてはならず、手間は煩雑です。政府見解は、「証券税制並みにすることは、家庭に仮想通貨を勧めることになる」として、税制の改正には慎重な姿勢を示しています。 よって、現状の税制のまましばらく運用される可能性が高いです。私たち投資家も、それを踏まえた最適な行動を選択したいですね。 さて、今回…

  • 養老保険という保険料が最も高い貯蓄性生命保険は加入不要

    養老保険とは、生死混合保険ともいわれる貯蓄性を備えた保険商品 最近は加入する人が少なくなりましたが、養老保険というものがあります。養老保険は以前は保険会社の主力商品の1つでした。 貯蓄性が高く、満期を迎えたら満期保険金を受け取れるというのが特徴になっています。生死混合保険とも言われます。問題なく満期を迎えたら貯蓄していた保険金がもらえ、不慮の事故や病気などに備える保険部分もあるという意味からです。 ここだけ読むと「両方セットになっていてオトク」と感じるかもしれません。しかし、大体において保険というのは保険以外の部分が付帯することで割高になります。養老保険も多分に漏れずそうですから、きっちり保険…

  • 不動産購入と出口戦略を成功を導くポイント

    不動産は買うだけでなく、売却時の出口戦略を含めて考える 資産形成を行う上では、ペーパーアセット、ハードアセットを保有することはよく知られた方法ですね。それぞれのメリットデメリットはあります。不動産についてはペーパーアセットのように、買ってすぐ売却することができません。この点はきちんと理解しておく必要がありますね。 すぐには売れない不動産ですが、売却時の価格に関しては、ペーパーアセットよりも購入時に見立てやすい側面はあるかもしれません。 不動産の購入前に考えたい、投資の目標 不動産のように購入後すぐに動かせないアセットを持つ際には、なぜ購入するのか、購入してどうなりたいのかの目的をきちんと定める…

  • 資産防衛の新常識、自分の中に価値判断の物差しをもつということ

    資産防衛の常識として、自分の中に物差しを持っておく 数々の金融商品があります。投資初心者の方に限らず、多くの商品に惹かれる人は少なくないでしょう。そうした中で、しっかりとした目線を持っておくことが大事です。資産防衛につながるからです。 その物差しとは、米国株インデックスです。ずばり、米国株インデックスよりリターンが良いのか、悪いのかということです。悪いならば、それを乗り越える合理的な理由が欲しいところです。良いならば、なぜそのような高リターンが出せているのか、考えたちところです。 さて、今日は魅力的なファンドを組み入れた変額保険の勧誘を受けている、という方からのご質問を紹介します。 子どもたち…

  • 生活防衛資金はいくら必要なのか?

    生活防衛資金は3か月分の生活費という定説 生活防衛資金はいくら必要? 生活防衛資金というのは、自分がリストラされたり、あるいは病気などで働けなくなった時に生活が破たんしないための資金です。 昨今は経済危機、リセッション時に限らず、解雇あるいは退職というのが珍しくないですね。そんな中、私たちはいくら生活防衛資金を持っておけば良いのでしょうか。 よく言われる定説としてはこのようなものがあります。 生活防衛資金=3か月の生活費 もし1か月の生活の支出が30万円ならば90万、40万円ならば120万円、このようになります。ちなみに私の場合は、生活用の銀行口座は100万円を切らないようにしていました。一家…

  • 太陽光発電所の売却手続きとセカンダリ市場について徹底解説!

    太陽光発電所の売却と中古セカンダリ太陽光発電市場の広がりと現状 太陽光発電所は依然として人気があります。不動産同様、利回りは前よりも下がりましたが、不動産ほど属性を必要としない投資先として一定の地位を得た印象があります。 経済産業省の改正FIT法により当初からかなりのルール変更がありました。しかし、現在でも投資商品として不動の人気と言ってよいでしょう。 ただ現在は、新規FITがほとんどなくなったため、以前に比べると新築の発電所は市場から「かなり」少なくなりました。 それでも、まだまだ太陽光投資に対するニーズは根強く、購入希望者は多いです。不動産もそうですが、数に限りがあるにもかかわらず、購入希…

  • 高所得世帯の資産運用、資産防衛術とは

    高所得世帯の資産運用、資産防衛術とは 日本の税制は累進課税になっており、所得が増えるほど税金や社会保険の負担が増える計算になります。そのため、例えば年収1400万の一馬力よりも、年収700万の2馬力共働きのほうが可処分所得は大きいです。 高年収といえば、年収1000万円が意識されるところです。しかし、実際の手取り、つまり所得は700万前後ですね。これは、年収450万夫婦の手取りを合算したものと近いです。 そう考えると、よほどの高年収以外はすでに専業主夫、主婦というのは成り立ちにくくなっているということです。特に子育て世代はそうですね。今はそういう時代です。 しかし、専業主婦を前提としたPTA役…

  • 住宅ローン金利の実態と見直しの大切さ

    住宅ローン金利の実態 低金利と言われて久しいですね。日本国外では必ずしもそうではないのですが、日本の金利はゼロ金利は脱したものの依然低いままです。 さて、日本の住宅ローンはこのような背景もあって各段に安くなっています。ある意味では借りやすい住宅ローンですが、その実態調査を住宅金融支援機構がまとめていますのでご紹介します。 フルローンで住宅ローンを組むケースが圧倒的に多い ※住宅金融支援機構調べ 変動、固定期間選択、全期間固定、すべての住宅ローンにおいて、フルローン状態で借りるケースが多いことが分かります。5000万の家を買うならば、ほぼほぼ5000万円借り切るというケースですね。 中には100…

  • 人生を構築するコスパとタイパ:意識が高まる生活の質#

    コスパとタイパの組み合わせで人生を構築する コストパフォーマンスとタイムパフォーマンス、それぞれコスパやタイパと言われるものですね。費用対効果、時間対効果を意味します。この2つにこだわりすぎると生活の質は逆に下がりますが、ある程度意識すると質が高まるのも事実です。 例えば、東京は日本でも特殊なエリアですね。教育熱が高く、住居費が高い。サラリーマンが住むにはよほど高属性でないと苦しく、生活費のために働くような状況になりかねません。 知人の専門職の同僚で、新卒で採用されてから一度も出勤していない人がいます。リモートですべて完結するからです。リモートを条件として採用に応じた、というわけです。仮に年収…

  • アラサーでキャッシュの無い人の資産運用

    アラサーで資産運用をしている人は実は少数派 XなどのSNSを見ていると、世間のほとんどの人が資産運用をしているかのような錯覚に陥ります。これは、興味あるジャンルの人をフォローするので、どうしても情報が偏るからです。 投資・資産運用に関する興味度合い この資料を見ても分かるように、まだまだ世間の多くは資産運用にさほど興味が無いのです。 弊ブログでは、「30歳までに1000万貯まると違った景色が見える」「若い時から資産運用をすると自由な生き方が得られる」ということを書いています。しかし、こういう主張は世間からすると、多くない主張ということになります。 さて、今回はアラサーでキャッシュが無い人の資産…

  • 株式投資に勉強や資格は必要なのか

    株式投資に勉強や資格は必要なのか 株式投資に勉強や資格は必要なのでしょうか。 株式投資自体は、100年以上の歴史があります。古くは、現在のインドネシアにおける植民地支配に大きな役割を果たした、オランダ東インド会社までさかのぼります。 出航に伴うリスクを分散するため、出資を募る株式会社の形態を採用していました。17世紀の話ですから、かなりのものですね。その後、数百年を経て、会社が資金を集める、あるいは知名度を増すための最もよく知られた手法になっています。 現在のようにネットで自宅から手軽に株券を買えるようになったのは、およそ20年前の話です。日本ではマネックス証券や、当時イー・トレードという名称…

  • 【HDI】人間開発指数(Human Development Index)とは

    【HDI】人間開発指数(Human Development Index)とは 国連開発計画(UNDP)が2023年3月に、人間開発指数(Human Development Index)の2023/2024年版を公表しています。 UNDPは1990年から1人あたり国民総所得(GNI)と教育、平均寿命をもとにHDIを算出しています。 尺度は 1) 長生きで健康な生活2) 教育の程度3) 生活水準 の3つに大別されます。 1) は出生時の平均余命によって評価します。2) 教育は25歳以上の成人の学校教育年数と、就学年齢の子供の予想学校教育年数の平均によって測定されます。3) 生活水準は一人当たりの国…

  • 米国株における長期トレードとスイングトレードの違い

    スイングトレードと長期トレードの違い スイングトレードというのは一言で言うとうねり取り、短期もしくは中期での値動きで利益を取っていくトレード手法です。短期で利益が取れるメリットがある反面、損失が生じるデメリットもあります。 長期トレードはコツコツと積み立てていくやり方を指します。20年近くの年限を取れば、殆ど負けることが無いのが大きなメリットです。半面、資産形成に非常に時間がかかるというデメリットがあります。 結局のところ、株価のブレ幅、リスクの大きさをどのように取っていくのかというところに帰結するわけですね。 今回は、このトレード手法に関連してご質問を頂いています。 スイングトレードを意識し…

  • Finboardは画期的な株式情報データベースツール

    ストレイナー【Strainer】から新たなサービス【Finboard】がローンチ NISAをきっかけに、投資家デビューされる方が増えています。基本はインデックスの積立をベースとするのが簡単ですね。そこから一歩進めて、個別株投資に興味を持つ方も散見されます。いずれにせよ、資産の運用に興味が高まるのは良いことですね。 個別株はインデックス投資よりもややハードルが高い側面があります。企業業績を勘案する必要があるからです。マクロで考えるほど投資は楽ですね。個別株運用をするうえでは、定性的な評価・定量的な評価が欠かせません。 今日は、日本株・米国株の定量的な評価に役立つ新たなツール、Finboardをご…

  • 不動産売却価格がアプリでカンタンに調べられる時代に

    自宅、アパート、マンション、どのように売却するか 資産形成をする上で出口の見極めは大事です。 購入した資産の売却を検討する時期がいつか来ます。ペーパーアセットの株式であれば今ではネット上で簡単に売り買いをすることができます。しかし、不動産になるとそうはいきませんね。 不動産は持って良し、売って良しの物件が良いですね。持って良しはインカムです。売って良しはキャピタルです。つまり、持っている間は家賃収入があり、売って良しは売却益ですね。 不動産を売るときのタイミング 不動産を売るときのタイミングは人によって様々です。 たとえば、自宅であれば手狭になったから引っ越したいというのもあるでしょう。あるい…

  • 個人投資家として生きるというのはどういうことなのか

    個人投資家として生きるということ 2016年4月23日から始めた「たぱぞうの米国株投資」ブログは、今日で丸8年が過ぎました。 ところで、ブログを始めた2016年4月というと、チャイナショック後の春でした。相場環境としては割と落ち着きを取り戻していたころです。 その後、トランプ大統領の当選、法人税の引き下げ、いったん利上げした政策金利の引き下げがありました。結果として、米国株は大変盛り上がりを見せました。 単純なPERで見ても、米国の水準は他国のそれと比べ物にならず、世界の株式市場の期待を一身に背負っているような印象があります。 ちなみに、バンガードやJPMの2020年のリポートでは、その後10…

  • 盤石そうに見える今の地位は、実はさほどでもない

    困難な時代を生き抜く投資術 私は投資で人生を変えました。 投資を続けた結果として、時間と場所に縛られない、自由な生活を手に入れました。40代前半のことです。投資をしていなければ、今も毎日決まった場所に決まった時間に出かけていたことでしょう。 そういう意味では私も投資の恩恵に浴する一人です。こうして投資の良さを発信し、伝える活動をしているのは、せめてもの恩返しとでもいいましょうか。 一方で、大変に困難な職場で今も奮闘する後輩たちがいます。年度の切り替わり時期に前職の後輩と話し、懐かしい思いをしました。職場改革は組織が大きいため不可能と言って良く、やはり投資によるFIREが希望となる例が多いようで…

  • 月に配当5万円を得る投資は、実はさほど難しいことではない

    月に5万円の配当は、意外とすぐ手の届くところにある 配当金でFIREをするとなると、それなりに投資額がかさみます。しかし、月に5万円の配当金というのは、意外に手の届くところにありますね。 退職時に1000万円の貯蓄があり、退職金が1000万円あるとします。併せて2000万円です。米国株高配当ETFである利回り3%でのインカムを考えると、かつかつ額面で年間60万円になります。年間60万円、つまり月々5万円ですね。 もちろん、まったくバッファのない投資になりますので、現実にはもうちょっと期間を分散するなり、資産を上乗せしたいところです。 さて、今回は将来を考えて月5万円から10万円の配当金を得たい…

  • もし100万円あったらどうするか【ヒト、モノ、コトの投資術】

    もし100万円あったらどうするか 「もし、100万円あったらどうする?」という問いがありますね。学生の頃ならば旅行、あるいは宝くじなどのアイデアになるのでしょうか。投資の勉強をしている学生ならば、株式や仮想通貨になるのでしょう。 平均的なサラリーマン1、2、3年目の可処分所得が100万円ぐらいになるでしょうか。そうなると、車やあるいは資格取得のための学費など、人それぞれの何らかのステップアップに生かされる金額ですね。 家庭持ちならば、テレビ、ドラム式洗濯機、食器棚など一通りグレードアップさせられそうですね。 投資をしている人の間では、1000万越え、1億超えという人が珍しくありません。そのため…

  • 株式と債券の比率はどれぐらいが望ましいのか

    株式と債券の比率は? 伝統的なポートフォリオは、株式と債券を6:4とするものです。しかし、この伝統的ポートフォリオは昨今の株高を受け、現実的ではないのかもしれません。少し前の、金利安も債券の魅力を減じるものでした。 私は時代の変化も踏まえ、7:3ということをブログでは書いてきました。しかし、もしもっとリスクが取れる、喫緊でお金を必要としない、そのような場合はさらにリスクを高めてもよいのかもしれません。 比率ではなく、額で生活防衛資金を確保し、それ以外を株などのリスク資産に回すという考えです。ハイリスクではありますが、例えば目標がFIREなどであれば、そのようなエッジの利かせ方もあるのでしょう。…

  • より安全に運用をするということは、より薄めるということ

    より安全に運用をするということは、より薄めるということ iDeCoの運用で定期預金型商品を選ぶ人がいます。所得控除と退職控除を取りにいくという発想ですね。投資商品に抵抗がある人には人気です。しかし、リターンの少なさはこの時代ですから言うまでもありませんね。 かと思えば、値動きの激しいグロース株投資や3倍レバレッジ商品を好む人もいますね。リスクリターンの大きさはインデックス投資のそれとは比較になりません。 インデックス投資でも、全世界投資か、全米投資かというところで分かれることがありますね。 何が正しく、何が間違っているというのはないですね。 結論から言うと、どのような投資にしても人それぞれの考…

  • 資産運用の種類を増やし、投資の選択肢を増やすということ

    資産運用の種類を増やし、投資の選択肢を増やすということ 資産運用もいろいろな種類がありますね。 大きく分けて、ペーパーアセット系とハードアセット系があります。どちらが良いというわけではなく、それぞれの特徴を生かして資産運用をしていくと良いですね。 もちろん、得意不得意があるので、どちらかのジャンルのみでも良いわけです。私はもともと株の人でしたが、今ではハードアセットも相応に取り組み、投資額としては半分ずつになっています。 ペーパーしか知らなかったときは、不動産や太陽光はなにか特別な響きがありましたね。しかし、取り組んでみると、目線は大きく変わるわけではありません。逆に言うと、人生のフェーズを変…

  • 【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較

    【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較 今や日本のオンライン証券の双璧ともいえそうな楽天証券とSBI証券です。 改めてこの2社を基本的なところを比較してみました。 まずは米国株取引の手数料を比較 個別株式取引では差はありません。 SBI証券は米国ETFについてNISA口座の買付手数料が無料という点にややアドバンテージがあります。 共通する点は以下になります。 約定代金の0.45%(税込0.495%) 最低手数料:0ドル 上限手数料:20ドル(税込22ドル) 米国ETFを買い付けしない人にとっては、手数料では差がつかないと思ってよいでしょう。 SBI証券と楽天証券の貸株サービス…

  • 在宅でできる副業の王道は今も昔も投資

    在宅でできる副業の王道は今も昔も投資 副業は手間と時間のかからないものがよいですね。手間と時間がかかりすぎると、本業に差し支えるからです。私たちには1日の時間が平等に与えられています。どのように使うかは個々の大きな命題と言ってよいでしょう。 一方で寿命は不平等ですね。その長さ短さは不確実性が高く、読めません。 だからこそ、後悔しない毎日を積み重ねるのですね。不確実な長い人生について心配するよりも、充実した毎日を重ねるということです。1日に24時間というのは誰にとっても平等で、確実だからです。 不確実性の高いことについて考えすぎたり、計画ばかりするのは違うということですね。もちろん、多少の計画性…

  • セミリタイアで月10万円の収入+不労所得で海外移住を目指す

    月に10万円の収入+不労所得でセミリタイアと海外移住は可能なのか 私は若いころに開発途上国に住んでいました。いい意味で、世界中の人がこんなにも適当で、ある意味では良い加減で暮らしていることに驚きました。 そう考えると、私たち日本人の勤勉さは称賛されるものですが、世界的には特異なものだとも言えます。 海外が良い、日本が良くない、という話ではありません。その国それぞれの良さがあり、価値観の違いがあるということです。また、違うところと同じところがあります。自分に合うところを取り入れ、よりよい精神状態、生活環境を整えていく、そういう柔軟性は自らの心を豊かにしてくれるということですね。 さて、今日は月に…

  • 投資信託の目論見書とレポートの読み方、基礎基本を徹底解説

    投資信託の「目論見書」と「レポート」を読んでみる 投資家が投資信託を購入する際には、目論見書を受け取らなければいけないことになっています。 今回は、目論見書の最初の方に掲載されていることを徹底解説していきます。 投資信託の目論見書の最初にはファンドの目的と特色が書かれている 今回も例として、三菱UFJ国際投信株式会社が運用しているeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の目論見書を用います。 1ページ目には、「ファンドの目的・特色」が掲載されています。海外のインデックス連動商品であれば、確認しておきたいことは「為替ヘッジ」の有無です。 もちろんアクティブ運用商品であれば、このページには…

  • お金持ちになれるか、なれないか、その分岐点に気づくということ

    お金持ちになれるか、なれないかはシンプルな分岐点での判断次第 お金持ちになれるか、なれないか。もともと資産家や地主の家に生まれれば、非常に簡単にお金持ちになれます。まさに生まれつきのお金持ちです。 突き抜けたお金持ちは難しくとも、小金持ちぐらいならば、誰にでもそのチャンスは実は転がっているのですね。人と同じような行動をしていては何ら生活は変わらず、どこかで何かを変える必要はあります。 しかし、そんなに難しいことでもありません。さて、関連してご質問を紹介します。 奨学金をリセッションの逆張りに活用したら、資金ができた たぱぞう様 いつも記事を楽しく拝見しております。毎日自分の考えの材料にさせてい…

  • 危険なリノベ再販ビジネス、グループホーム

    危険なリノベ再販ビジネス、グループホーム 実際の不動産の価値以上にグループホームなどで利回りを上げる、そのようなやり方がありますね。ただ、ずぶの素人が取り組めるものではないですし、だいたいにおいてオペレーションを委ねるので買主が不利になる、そのような投資になります。 さて、今回はリノベ再販ビジネスとして典型的なお話を紹介いたします。人に聞く、相談してみるというのは大事なことですね。 リノベ再販ビジネス、グループホームで償却を取る たぱぞう様 4年ほど前からブログを拝見しております。私が以前の職場を辞めるかどうか大変迷っていた時期で、ブログに書かれていた仕事や人生に対する考え方、「人生二度なし」…

  • 相場が高いときに投資家はどのようなことに気を付けて投資をするのか

    相場が高いときにどのような投資行動をするのか 株式市場が好調ですね。連日のように高値更新を続けています。しかし、この傾向は今に始まったことではないですね。 リーマンショックやコロナショックを契機として、株式市場の常識が変容したようにさえ見えます。さて、今日は相場が高いときにどのような投資行動をするのかということ、さらにはセミリタイアに関してのご質問を紹介します。 FIREを目指しているが、相場が高くて投資に迷いがあります。 たぱぞう様 初めまして。いつもたぱぞう様のブログを拝見しつつ、投資の勉強に励んでおります27歳の男です。 本日はたぱぞう様に2点お伺いしたいことがございまして、こちらからメ…

  • 投資における現金比率の目安はどれぐらいか

    投資における現金比率はどれぐらいがベストなのか 投資における現金比率は一般的にはこのように示されてきました。 年齢=現金比率 とてもシンプルですね。 20歳=20% 30歳=30% 40歳=40% 90歳=90% ただし、あくまで目安です。例えばバフェット氏は高齢ですが多額の投資をしています。個人ではなく法人でしているといえばそうですが、例に当てはまらないのは事実でしょう。 投資における現金比率 また、債券や金などの比較的ディフェンシブな投資をどのように評価するのかというところでも変わってきます。キャッシュフローがどの程度出ているかでも大きく変わるでしょう。 私の場合はFIREをする前は、市場…

  • 市況を活かした不動産の購入戦略

    相場が高い時の不動産の購入の考え方 資産形成をするうえで、持って良し・売って良しの考え方は重要です。持って良しはインカム、売って良しはキャピタルゲインですね。 とはいえ今のように相場が上がっている状況だと、高値掴みをする可能性があります。そもそも持って良しにしづらいのが現実です。 とはいえ、相場が上がっている状況でも投資妙味のある物件を見つけることも可能ではあります。今日は、第一歩である自分の与信を知ることをテーマに書いてみます。 相場状況に限らず不動産を買うときに行うこと 不動産を購入する際に相場が上がっていようと下がっていようと意識することは、やはり価格感を知っておくことです。 例えば、千…

  • 資産の入れ替えと承継をどのように考えていくか

    資産の入れ替えをどのように考えていくか 資産の入れ替えという発想を持っておくと、資産形成はより安全に展開させることができますね。 例えば広い意味では個別株から指数への入れ替えもそうでしょう。もしくは、地方のまだ売れる実家や商業テナントなどを売却し、都内の物件に置き換えるなどもそうでしょう。 将来性の薄い資産を、将来性の期待できる資産に置き換えるのは大事なことです。実はこれは事業にもそのまま当てはまります。いずれにせよ、時代と共に資産性は移ろうのが当然です。 しかし、人には思いがあります。不動産にしても、事業にしても、どのように承継していくかというのは時代を担う人たちの大きな命題となります。 も…

  • 分散投資の基本は投資対象と時間の分散

    分散投資の基本は投資対象と時間の分散 資産額が大きくなってくると、リスクヘッジに対する意識も変わってきますね。1株集中投資をして資産の最大化を図る人もいれば、個別株からETFや投信へ乗り換える人もいます。 また、債券やゴールドなどを組み込む人もいますね。王道はETFを活用して、ポートフォリオを組成していくということになります。流動性が担保されていますから、ポートフォリオを組みやすいのですね。 一方で、ハードアセットを組み込む人もいます。よい投資ですが、株式とは違ったリスクがありますね。しかし、税金も含めて買った時点である程度数字が読めるのが良いところではあります。 いずれにしても、資産を最大化…

  • 2024年米国株などを語る会in大阪

    2024年米国株などを語る会in大阪 2024年4月13日(土)に大阪にて米国株などを語る会を開催します。名古屋、東京、福岡と開催してきましたが、ひとまずこれにて一区切りとなります。 2024年米国株などを語る会in大阪 関西在住の友人たちとの共同開催となります。テーマはNISAです。NISAを通して、考え、交流するというところです。 2024年米国株などを語る会in大阪の詳細はこちら 米国株などを語る会の概要です。場所は大阪・梅田駅近くです。 日時 2024年4月13日(土) 14:00~16:00(語る会) 17:00~19:00(懇親会) 場所 大阪梅田、駅前エリア。 参加の方に直接メー…

  • 高校生から投資を始める必要があるのか、ないのか。

    高校生から投資を始めるという選択 高校生ですでに投資を始めている人がいますね。お小遣いやバイト代、はたまた親から言われて、など動機は様々です。 今回は、現役高校生の方から「投資を始めてみようと思う」ということでご質問を頂戴しています。早速紹介します。 高校生から投資をしたい、始めたいと思っています はじめましていつも動画を拝見させてもらっています。 今回連絡をさし上げたのはたぱぞうさんの動画を拝見させてもらい投資について興味を持ち、自分もやってみたいなと思い、投資についてご相談させて頂きたいと思ったからです。 私のスペック 年齢15歳 貯金12万円程度 月3000円程度のお小遣い 貯金の12万…

  • 人口減社会の原因と対策【困難な時代を生き抜く資産運用術】

    人口減社会の現実と向き合う 日本の人口は2004年にピークを迎えた後、減少に転じています。人口は今のままだと反転することなく減り続けるという予測です。 2004年 1億2784万人 2030年 1億1522万人 2050年 9515万人 2100年 4771万人 日本史上、これだけ急激に人口が長期にわたって減少したことはありません。国土交通省が有名な資料を出しているので、引用して紹介したいと思います。 人口減社会は未だかつてないスピードで訪れる https://www.mlit.go.jp/common/000135837.pdf 人口予測は国連統計などを見てもそうですが、比較的精度が高いです…

  • 個別株分散投資は1銘柄何%までが上限の目安になるのか

    個別株投資は1銘柄全体の何%まで買ってよいのか 個別株投資の場合、1銘柄につき何パーセントまで購入するのが目安になるのでしょうか。当然ながら、大きく買えば大きなリターン、あるいは大きな損失が発生する可能性があります。リスクリターンですね。 1銘柄集中投資という手もあり、資産が小さいうちは私もしていました。しかし、やはり万人にお勧めするような方法ではないですね。資産が大きくなってからはやめています。ダメージ一撃で積み重ねたものが霧散するのです。 ダメージを受けたとしても20代ならばやり直せますが、例えば50代、60代だとどうでしょうか。想像するのも恐ろしい投資方法ということになります。 さて、今…

  • 住宅ローン控除を生かして、マイナス金利を実現しよう

    住宅ローン控除と収益物件 出口を意識して収益を期待する 「出口を意識せず収益を期待しない」 住宅ローン控除を繰り上げてまで無理して払う必要は全くない。 住宅ローン控除と収益物件 30代、あるいは40代のご家庭だと住宅ローンを抱えている例が少なくないと思います。私の場合は賃貸よりも安くなるようにキャッシュフローを組みましたので、生活は逆に楽になりました。 住宅ローン控除とマイナス金利 ※引用:住友不動産販売 特に住宅ローン控除は大きく、これにより実質マイナス金利になっています。このように住宅ローン控除は上手に使えば生活レベルを向上させてくれます。自宅に対する基本的な考え方としては以下のようになり…

  • AI5(アイゴー)銘柄とマグニフィセント・セブンを徹底比較

    生成AI時代を担う銘柄キーワードは”AI5”(アイゴー) 2024年に入り、S&P500は約2年ぶりに最高値を更新しました。 この高値更新に大きく寄与したのが“マグニフィセント・セブン”と呼ばれる銘柄群です。ここで、まずマグニフィセント7を振り返ってみましょう。 マグニフィセント・セブンをおさらい セブンというぐらいなので7銘柄です。 そんなに昔でもありませんが、GAFAMと呼ばれた銘柄群がありました。Gはグーグルの親会社アルファベット、Aはアップル、Fはフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ、Aはアマゾン・ドット・コム(A)、Mはマイクロソフトです。 頭文字をくっつけてGAFAMと…

  • 発行市場と流通市場は相互に関係する車の両輪

    発行市場と流通市場とは 株式投資に親しんでいる人でも、あまり日ごろから意識しない言葉に「発行市場」と「流通市場」という言葉があります。普段私たちが売買をしているところ、株式取引をしているのは既発の株券になるので、流通市場ということになります。 これに対して、企業が株券を発行する、流通市場に出す前の状態を発行市場といいます。今日は、この2つのお話です。 株式における発行市場とは 発行市場というのは、国や企業が債券や株式を発行する市場のことですね。流通市場のように、投資家同士でお互いに値付けするわけではなく、川上的なものですね。そのため、あまり一般の投資家には親しみの無い市場です。 創業者が株式会…

  • 持ち家と賃貸住宅のメリットデメリット

    持ち家は住宅ローンというレバレッジが活用できる。 持ち家のメリット 劇的な住まいのクオリティの向上 住環境の安定感 自由にできるカスタマイズ 賃貸住宅のメリット 固定資産税がかからない 人生ステージに合わせて転居しやすい 隣人リスクを回避できる 修繕費が大家持ち 持ち家と賃貸住宅で共通する価値観 持ち家は住宅ローンというレバレッジが活用できる。 金額の大きい持ち家は、人生に大きな影響を与えます。そういう意味では住宅ローン選び、住宅選びは大事ですね。私の場合は、賃貸と持ち家、両方を経験しています。 「人生を住宅に縛られる」「住宅ローンが払えなくて泣く泣く住まいを手放した」などという話も無くはない…

  • 従業員持株会のメリットデメリット

    従業員持株会は、集中投資をするということになる 企業持ち株会という形で、勤務先の株式を購入できる制度があります。会社によっては何%か補助をしてくれるところがあり、時価のディスカウント価格で自分の会社の株を買えるという制度です。 かつて、日本が高度成長期だった時には、この制度を使って老後資産を形成するということが可能でした。しかし、みなさんご存知の通りバブル崩壊後の日本は経済的に停滞しています。 そのため、かつての世代のように資産形成を持ち株会で行うのは多くの企業でほとんど無理と言ってよいでしょう。それでも、お付き合いだったり、愛社精神のあまりに積み立てる人が少なくありません。 従業員持ち株会の…

  • 最適な住宅ローンを選ぶためのコツとは

    最適な住宅ローンを選ぶためのコツ 国の後押しがある 貸し倒れしにくい 住宅ローンランキングは参考にならないケースがある 審査に通るローンの中から最も良い条件の銀行を選ぶ 住宅ローンは相見積を取ると良い 慣れない人向けに住宅ローンのサポートやフォローが欲しい 最適な住宅ローンを選ぶためのコツ 住宅ローンは、個人が低金利で巨額の融資を受けられる、数少ない商品です。個人向けの融資でこれほどの好条件なものはありません。事業で相当な実績があっても、これほどの好条件で融資を引き出すのは難しいでしょう。 不動産投資家が自宅兼賃貸でアパートやマンションを建てることがあるのは、通常のアパートやマンションの融資よ…

  • 2024年米国株などを語る会in福岡

    2024年米国株などを語る会in福岡 2024年3月23日(土)に福岡にて米国株などを語る会を開催します。今回は2回目の九州、福岡開催となります。 2024年米国株などを語る会in福岡 九州在住の友人たちとの共同開催となります。今年の名古屋、東京、に引き続いての会になります。テーマはNISAです。 2024年米国株などを語る会in福岡の詳細はこちら 米国株などを語る会の概要です。場所は博多駅近くです。 日時 2024年3月23日(土) 15:00~17:00(語る会) 17:15~19:00(懇親会) 場所 博多、駅前エリア。 参加の方に直接メールでご連絡しますね。 会費 全てコミコミ7000…

  • 米国株投資をこれからを始めようと思う人へ

    米国株投資に限らず、1か月1万円の投資からすべては始まる 今は地合いが良いので、楽観的な空気ですね。しかし、逆です。地合いが悪い時のほうが比較的割安で始めやすいのです。何でも暴騰する相場のほうが難しく、例えば2021年の相場でグロースにやられ、大きく損を出した人もいます。 すべてが上昇している相場のほうが難しく、撤退戦は損切のスキルとマインドが必要だということです。 月に何十万、あるいは何百万円と投資に回せる人はまれです。平均年収はこの30年停滞しており、もろもろにかかる生活費は微増の傾向にあります。社会保障負担額はこの15年で1人当たり50万円も増えたという計算もあります。 こうした中で、日…

  • 日本円で米国株インデックスを運用する方法

    日本円で米国株インデックス投資をする方法 米国株投資も特定口座対応が一般的になった 投資信託や東証上場ETFが外国税額控除を不要にした 今後の日本における米国株投資の課題は絞られてきた 投資信託の運用を、米国株ETFを主体とした運用に切り替えたい 無理して米ドルで米国株インデックス投資をする必要がなくなった 日本円で米国株インデックス投資をする方法 米国株投資も環境が整い、円で米国株インデックス投資が当然になりました。いくつか追い風が吹いていますので、まとめておきたいと思います。 米国株投資も特定口座対応が一般的になった NISAはもちろん、課税講座も特定口座対応の証券会社が常識となりました。…

  • ストックオプションの制度と税制について

    ストックオプションとはどのような制度なのか ストックオプションの魅力は、なんといっても成功した時の莫大な利益です。企業持株会と似ているようで似ていないので、最初にどのようなものなのか触れておきます。 まず、ストックオプション制度とは「将来、決められた価格で自社株を買う権利」のことを指します。 〇年以内に1万円で自社株を買う権利を社員に付与します。 社員が権利を行使しない限り、株式に変換されることはありません。 上場して20万円になったとします。そこで権利行使をして1万円で株式を手に入れます。 差額の19万円がそのまま利益になります。 こういう仕組みです。持株会による自社株買いが一般的に上場した…

  • 共働き夫婦の将来設計と考え方

    共働き夫婦が増えた背景とこれから この数十年で共働き夫婦がずいぶん増えたように思います。 例えば1世代前、私たちの親世代では共働きは少数派でしたね。父親が長時間労働、母親が家を守り家事をこなす、このような一家が多かったのではないでしょうか。 長時間労働への見方の変化、増えない1人あたり年収、これらが背景にあるのでしょう。しかし、こういったネガティヴな要素ばかりではありません。 なにより男女雇用機会均等法以後ようやく定着しつつある、男女同権を踏まえた働き方改革が広がりつつあるということなのでしょう。これらが共働きをいわばスタンダードにしつつあると言えます。 また、今後は通勤を前提としたスタイルだ…

  • 不動産投資の最大レバレッジは年収ごとで異なる

    年収によってレバレッジ(借入可能額)は異なる 資産形成をするうえで、不動産投資を検討される方が最近増えてきましたね。不動産投資とひとくくりにいっても先日記事で紹介したワンルームマンション投資であったり私が実践している一棟物件投資、また戸建賃貸など多岐にわたりますね。 不動産投資を行ううえでの醍醐味の一つに他人資本(不動産投資ローン)を活用してレバレッジをかけて実践できることがあります。ただし、このレバレッジを利かせられる金額はその方の属性であったり、使う金融機関によって異なることが現実にあります。 不動産投資ローンを申し込む際、最初は個人の与信を使うのが一般的です。その与信の根拠は地主さんを除…

  • 老後に必要な不労所得金額はいくらなのか

    老後に必要な不労所得金額はいくらなのか 私たち現役世代はせっせと貯蓄あるいは投資に励んでいます。人によってその目的は様々です。 子どもの学費 住宅購入資金 FIRE資金 老後の生活のため このような理由の人が多いのではないでしょうか。 最終的には、すべての出費を終えたら自分たちの老後に備えるということになるのでしょう。老後に必要な貯蓄額は1000万円あれば十分という意見もありますし、5000万程度ないと不安である、という意見も聞かれます。 やや古いですが、野村アセットさんが非常に参考になる資料を2019年に作成されていますので、これを元に記事を書いてみます。資料は「金融ジェロントロジーにおける…

  • お金を増やす方法が多くある今、どのようにチャンスを生かすか

    かつてないほどお金を増やす方法はあふれている 20年前、あるいは10年前も投資でお金を増やすという発想はありました。しかし、情報の蓄積が少なく、一部の地主や株長者などを除いては具体的な方法がなかなか共有しにくかったように思います。 ありとあらゆる相場環境、投資環境が悪すぎたのです。 そのころと比べると今は情報を得るのが容易く、万人が参加できるお金を増やす環境は整いつつあると言えるでしょう。 ちなみに、今から15年前はリーマンショック直後、まさに投資界においては阿鼻叫喚という具合でした。しかし、そこから退場しなかった人たちが、まとまった富を得ているのは事実ですね。それは、才能もさることながら、時…

  • リスクを取らざるリスク、投資初心者の資産運用術

    投資初心者はどのようにリスク資産を増やしていくべきか 投資熱が高まっていますね。かつてのように、マニアックな株好きの人がちょこちょこやるイメージはほとんど払底されたといってよいですね。NISAなどのように、計画的に誰もが取り組むものへと変容しつつあります。 さて、今回は投資初心者ですが、リスク資産をもっと増やしていきたいという方からご質問を頂戴しています。 投資初心者ですが、もっとリスク資産を増やしていこうと思います。 はじめまして。 真剣に投資をはじめて1年未満の初心者です。コロナ禍から時間ができ、投資の勉強と生活費の見直しを進めてきました。某銀行窓口で開設したNISA口座を楽天証券へ移行し…

  • 投資と投機の違いを理解することから資産形成はスタートする

    投資と投機の違いを理解することから資産形成はスタートする 投資と投機は違いますね。この2つの違いを理解しておくことは大事です。 投資は資本・資産を増やすために資金を投じることを指します。 投機は短中期での価格変動で利益を得ようと資金移動させることを指します。 投資が良く、投機は悪いという文脈で語られがちです。しかし、それはちょっと違いますね。要は性質が違うということに過ぎません。さて、今日はこの投資と投機についてのお話となります。 なぜ長期投資が投資とされ、投機などは否定されることが多いのか たぱぞう様 いつも非常に有益な情報をありがとうございます。アラフォー既婚男性です。2点質問がございます…

  • リストラ対象となり退職する夫婦の資産運用

    リストラ対象となり退職する夫婦の資産運用 50代前後のサラリーマンにとって、リストラは他人事ではありませんね。出入りの激しい業界に限らず、終身雇用が多い日本の企業においても珍しくなくなっています。 人件費はそのまま固定費となりますから、企業経営上メスを入れざるを得ない面もあります。いずれにしても、給与と将来の勤続年数は読めないものとして、普段から備えておきたいところですね。 さて、今日はリストラ対象となり退職される方の資産運用のご相談です。 リストラ後の住宅ローン、資産運用で迷いと不安があります たぱぞう様 はじめまして。投資初心者の私たち夫婦にご教授ください。 実は主人(54歳)がリストラ対…

  • 資金力と入金力に応じた資産形成を考える

    資金力と入金力に応じた資産形成を考える 資金力とは資産のことです。 入金力とは月々の入金できる金額のことです。 資金力が小さい時には、リスクを取って投資することが容易です。損失を抱えたとしても、月々の入金からカバーできるからです。買っている商品が良いものならば、多少の損失はバーゲンセールとなります。追加投資すればよいのです。 資金力が大きくなると、そうはいきません。一撃の大損失が入金ではカバーできなくなります。そのため、一部の天才を除いて、どうしても守りを意識した資産運用になります。 いずれにしても、マーケットから退場しないリスクの取り方が肝要ですね。さて、今日は相続に関係した資金力のご質問を…

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