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RIPES BLOG https://ripe.hatenablog.jp/

記事の中身は「R65」。年の功がある人(RIPE)向け。だからジャリは侵入禁止!

RIPEとは成熟の意味。昔、クリントイーストウッドらが出た「スペースカウボーイ」という映画があった。ジジイ宇宙飛行士が地球を救うために宇宙に行く痛快作。由緒正しい宇宙飛行士は「ライトスタッフ」と呼ばれたが、彼らは尊敬と揶揄を込めて「ライプスタッフ」と呼ばれた。「熟年」という言葉は嫌いだが、「ライプ」はイカス!と思って命名。

R65 RIPEKUN
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住所
新宿区
出身
佐渡市
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2015/06/19

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  • 「向田邦子の水羊羹」がなんでィ!

    寝落ち用にネットの「朗読」を聴く。先日は向田邦子の短編集『眠る盃』(1979)を前編・岸田今日子、後編・山岡久乃でやっていた。作家も朗読の二人も大好きだから愉しくて「寝落ち」できなかった(笑)。その一編に「水羊羹」があって「私は味醂干し評論家または水羊羹評論家」と口上し、「まず水羊羹の命は切口と角であります」に続くのが彼女の「水羊羹論」。桜の葉っぱの奥ゆかしさ、宵越しさせてはいけない、固すぎも黒過ぎも良くない=薄墨色、ふたつ食べるものではない、お茶の器は白磁のそば猪口と根来の茶托。さらに照明、空調、BGMまでこだわる。気に入っている店は南青山の「菊屋」だという。そして「水羊羹は1年中あれば良い…

  • 「彼岸花」を巡る2曲と1品

    彼岸休み(23日=秋分の日)を終えて現場に出たら「彼岸花」が咲いていた。毒花ながら咲く時を守って律義なもんだ。さすが「天上の花」=曼殊沙華(まんじゅしゃげ)。これを「マンジュ―シャカ」と読んで歌にしたのが阿木燿子&宇崎竜童で、唄ったのは山口百恵(1978)。でも歌詞的には「恋する女はマンジュ―シャカ 罪作り」とあるだけで、この花らしい含意は何もない。でもファン(60代後半かな?)たちには、阿木&竜童で「オトナのモモエ」歌ならなんでも良かったのだ。 これが90歳前後の大先輩とか懐メロ好きジジババだと、渡辺はま子か由利あけみの『長崎物語』(1938?1939)を思い出すかも。「赤い花なら曼殊沙華」…

  • 棄てる本の「余滴」(1)

    毎週の資源ごみの日に蔵書から数冊の本を縛って棄ててきた。そしてとうとう7段あった本棚も残るは数冊の文庫本だけになった。「本を棄てる」のは他のゴミを捨てるのと違って、「文化的価値」を踏みつけにするようで少し後ろめたい。これはレコードなどでも同じ気分だった。だが、適切な処分方法がない不要なものだから廃棄するしかないと割り切った。これまでも引っ越すたびにバサバサ棄てたり、あげたり置いてきたりした。モノとしての未練はない。だが、中味には懐かしさがある。棄てる直前になって「あ、この本は読み返したい」と想ったことが何度も(何冊も)あった。まるで旨い酒の最後のひとしずく(余滴)を惜しむように……そっと除けて…

  • 移動祝祭日&ある「女傑」

    明後日9月18日は祝日「敬老の日」だ。高齢者(65歳以上)人口が国民の約3割(3627万人)にもなっているのを祝うべきなのか?むしろ尊厳死を合法化して祝う方が良い気がするが……。「敬老の日」は本来9月15日だったがそのいわれは、昭和22(1947年)のこの日、兵庫県多可郡野間谷村(現、多可町八千代区)の村長・門脇政夫が村主催の「敬老会」を開催したことによる(55歳以上が対象)。戦後の混乱期で、子供を戦場へ送った親たちも多かった。その苦労と貢献に報いるためだった。これが県を動かし、やがて国の祝日になったという話。写真は同地区の記念碑。ちなみに多可町は酒米・山田錦発祥の地でもあるという。 本来の日…

  • 「橋の銘板」にある「きまり」

    今の現場は昔からある集落で、町境には小さいながらも1級河川が流れ、そこに築60年以上のコンクリート橋がかかっている。場所が簡単に特定されるとまずいから、川の名前は省略するが、橋のたもと(図の親柱①)にある銘板には「小源治橋」とある。きっと男兄弟で末っ子だった「源治」の家が橋の傍にあったのだろう、いや背が低かったのかな。でも何かの職人で、集落の名物男だったに違いない。いや橋を作る際の献身。献金を顕彰してかも……なんて想像しながら渡る。これは橋の入り口側から渡ったことになる。 橋の反対(出口側)の親柱③にはひらがなで「こげんじはし」と彫ってある。「ばし」と濁っていないところに注目して欲しい。読む分…

  • 「夏の雲」という名の公園!

    練馬・光が丘団地に「夏の雲公園」という名の区立公園があることを今日、偶然に知った。なんとセンスの良いネーミングか!調べたら54,033㎡と東京ドームより広く、プロムナードや多目的広場、ジャブジャブ池、椿の庭、テニスコートなどもあり、フリマやお祭りも行われるらしい。さらに調べると、近くには「秋の陽公園」「春の風公園」「四季の香ローズガーデン」(植物園)まであるではないか!「練馬区エライぞ!」というか造園設計した東京ランドスケープ研究所もエライ! なぜ「夏の雲」という言葉にドキッとしたかというと、雲の美しさ、面白さは夏、とくに旧盆過ぎから9月初めの二百十日頃までが最高だと昔から思っていたからだ。ア…

  • 長月の奇夢夜話(3)

    「奇夢」話はこの記事で一旦お休み。夢が面白いほど半覚醒の状態で「続き」を観たくなったり細部の整合性を考えたりするようになり、起きてからさらに気になることを調べたりもする。こうなると「夢」話ではなくただの「夢想プロット」になる。夢は瞬間のイメージだが、印象は尾を引く。その印象を引きずって違うイメージを繋いだりもする……せっかくの「奇夢」体験も作り話めいてきたら意味がない。次の体験までひと休みする。 ●05 デブリ教とコロコロ団の死闘 海に多くのゴミ(残骸=デブリ)が漂う。中でもマイクロプラスチックは有機物や細菌が付着し、生態系を破壊する。このデブリに悪質な菌を付けてばらまいたら世界は再びcovi…

  • 長月の奇夢夜話(2)

    ●03 仔馬と寝る女 屏風のような岩に守られた奥深い入り江に、大型クルーザーが陸に上がっている。周囲を低く積んだ石垣が囲む。ここがヨットやクルーザーの「キール(竜骨)」の設計者として名高い「センセー」の住居兼工房だ。「センセー」は偉ぶる風はなく、この入り江の波のように穏やかだ。そのふくよかな妻女の日課は、温まった石垣の上で午睡を愉しむこと。ゆるいS字の石垣の上には寝そべった彼女の頭側に、毎日隣の岬から回って来る郵便少年の黒い仔馬が寝ている。さらにその先には黒いラブラドール犬、さらに端には黒猫が寝る。この「ゴールデン・スランバー(黄金のまどろみ)」(the Beatrles)の習慣とスタイルがい…

  • 長月の奇夢夜話(1)

    HCU(高度治療室)やICU(集中治療室)では、食事も排泄も自覚ないまま進み、とくに夜は無音・無刺激の状態になる。こういう環境で長い時間過ごしていると、現実離れした奇妙な夢を見ることが多かった。レム睡眠で半覚醒状態だから覚えている。いや、何とか忘れまいと夢の細部を補正さえする。そして運が良い時はメモに残せるが、メモが片言隻句だから後で読み返しても思い出せないことも多かった。この奇夢は見ている間はひどく面白かったのに…… 9月(長月)の夜話、実にアホっぽいよ(笑) ●01 都心を揺らすムカデ通勤「ドッドッドッドッ」とリズミカルな音を立て、地面を揺らしながら走ってくるのは7~8人のサラリーマン。ヘ…

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