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RIPES BLOG https://ripe.hatenablog.jp/

記事の中身は「R65」。年の功がある人(RIPE)向け。だからジャリは侵入禁止!

RIPEとは成熟の意味。昔、クリントイーストウッドらが出た「スペースカウボーイ」という映画があった。ジジイ宇宙飛行士が地球を救うために宇宙に行く痛快作。由緒正しい宇宙飛行士は「ライトスタッフ」と呼ばれたが、彼らは尊敬と揶揄を込めて「ライプスタッフ」と呼ばれた。「熟年」という言葉は嫌いだが、「ライプ」はイカス!と思って命名。

住所
新宿区
出身
佐渡市
R65 RIPEKUN
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2015/06/19

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  • 典型的に移ろう季節

    関東近辺では「七夕明けたら梅雨が明ける」と思われてきた。まさに今日7月8日は晴れ。つい「♪バカみたいに空がきれいだぜ~♪」(Hump Back『拝啓、少年よ!』)と歌ってしまう。というか歌うきっかけを狙ってたぜ(笑) 昨日は月例の点滴治療で朝から通院。肺癌を診てくれている主治医が頭頂部にできたイボを見つけて皮膚科受診も勧めるので顔を出した。治療室は若い医者や看護師が何人かいて空気はキャピキャピ感。その若い医師が赤チン塗るみたいに「液体窒素」をチョンチョンと塗って焼かれて手当終了。「皮膚ガンじゃなく老人性イボです」と言われ、うなだれるしかなかった。『拝復、老人よ!』って歌、誰か頼む。 今日の最高…

  • こんな気分が「CHILL]なのかも

    260706 こんな気分が「CHILL]なのかも 湿度が高く時に小雨でまさに「梅雨」らしい日が続く。でも暑からず寒からずで気分は良いし、曇天で気分は落ち着く。現代スラングではこんな気分を「チル(chill)と呼ぶらしい。☆Hey, we should chill this weekend.「やぁ、週末一緒に遊ぼうよ」☆I spent Friday night chilling with my friends.「金曜日の夜は友達とのんびり過ごしたよ」☆Nothing special. Just going to chill at home.「特に何もない。家でのんびりしてる」 たぶん来週あたりに…

  • 女たちの歌をグルグル

    YouTubeで、ある女性シンガーの歌姿を観ていると、どうしても流されてしまうパターンがある。もちろんYouTubeのアルゴリズムが僕の好みを熟知しているからなんだが、なんだかAIに「はいはい、あんたのお好みはコレね」となめられている気がしなくもない。 いつかこの流れを壊してアルゴリズムをかき乱してやると思っているのだが…… 『拝啓 少年よ!』HampBack→『風の盆恋歌』石川さゆり→『僕が死のうと思ったのは』中島美香→『Stand alone(坂の上の雲)』森麻季→……

  • 2026年7月1日の「暦」

    昔ながらの「暦」の知識を「暦注」という。この7月1日についての事柄を細工せずに並べてみよう。ちなみに2026年は丙午(ひのえうま)で一白水星(これは九星気学の一つ) ◎7月(文月)は甲午(きのえうま)四緑木星 ◎1日は丙子(ひのえね)六白金星、※半夏生 ◎旧暦では5月17日 ◎吉凶 1.六曜:先負(せんまけ)「先んずれば負け」の日で、 急がず静かに過ごすと良い。午前中が凶で午後からは吉。急用、訴訟、勝負事は控える。 2.十二直:破(やぶる)打ち破る日。「突破できる」ため訴訟などに良い日。出陣、狩猟、薬の服用に吉。ただし、移転などの契約、結婚などの祝い事は「破れる」ため凶。 3.二十八宿:箕(き…

  • 「旭日旗」が気に食わんの?

    今回のサッカーW杯で、日本の応援席に「旭日旗」を掲げたことに対してイチャモンをつけている韓国人がいる。男の名は、徐 坰徳(ソ・ギョンドク、1974年5月25日生)誠信女子大学校教授。専攻は造園学、農学修士。反日・反中民族主義活動家。2010年代以降「全世界旭日旗撲滅キャンペーン」「竹島=独島韓国領土説」「日本海表記は無効」「従軍慰安婦は存在した」「日中の食文化 も韓国起源説」などを次々と展開してきた。ほとんどビョーキだろう。 外国の国旗については昔から刑法第92条に「外国国章損壊罪」があったのに、日本の国旗については規定がなかった。また自己所有の国旗損壊も処罰対象にするというのが、現在の自民党…

  • 「紅茶にマドレーヌをひたす」

    マルセル・プルーストというフランスの作家に『失われた時を求めて』という小説がある。その書き出し辺りに「紅茶にマドレーヌを浸したら、子供の頃に過ごした場所の記憶が鮮やかに蘇ってきた」というのがある。1927年の死没時には7割ほどしかない未完成で、死後に補追された300ページの大長編だ。 日本で出ている文庫版は13巻にもなるが、そのダラダラとした文体も相まって、最後まで読了したとか、何かまとまった読後感が持てたという人は少ないのではなかろうか? もちろん?ワシはそんな本は手に取ったことすらない。高校生の時、同級生が読了したとの噂を聞いて呆れて以来、そいつは宇宙人だと思っている。 だからこの本の中身…

  • ケヤキの花?

    家の傍の小公園に、不釣り合いに大きなケヤキの木がある。いや、自分はケヤキと思いこんでいるだけで本当かどうかは知らない。しっかり確かめようと思ったこともない。 その非公認のケヤキがこの10日間ほどで少し様子が変わった。緑色だったのに、全体に薄黄色くなった。近づいて観なくては断定できないが、これは「ケヤキの花」なのではないだろうか?知りたい気分より、どうでも良いわの気分(写真までとって比較しときながら……ねぇ)

  • 明日6.15は「何の日?」

    ネットで「明日は何の日」と入れると、ゆかりの出来事がゾロゾロ表示されて面白い。ちなみに明日6月15日の記事から3つほど紹介しよう。 その1:「はじかみ」の日。葉ショウガのことだが、2009年にあの永谷園が「生姜の日」として登録した。そしてこの日、金沢にある日本唯一の香辛料の神社「波自加彌神社」で「はじかみ大祭」(生姜祭り)が催される。 その2:「米百俵の日」。新潟県長岡市が1996年に制定新潟県長岡市が1996年に制定。戊辰戦争で敗れ財政が窮乏した長岡藩に、支藩三根山藩から百俵の米が贈られたが、藩の大参事小林虎三郎は米を藩士に分け与えず、売却した代金で学校を設立することとした。そのお金によって…

  • 人生のベクトル

    今日は月に一度の定期検診。朝9時前に来て、採血してレントゲン、問診の後、1時間かけて化学療法の点滴。帰って来れば午後2時半。病名は小胞性肺癌。2年がかりの治療計画のうち、今は半年目。まだ先は長い。76歳という年齢も考えると、気分が萎縮する方に向くのも自然かも。 でも、今夜映画『スティーブ・ジョブズ』を観て、人生のベクトルにまずブレーキがかかり、さらにチカラワザで「向き」まで変わった。彼がパソコン、マック、iPad、iPhoneを作って売った狂的な人生を描いているのだが、自分が得たのは「人生のベクトル」を「自力で」変えようというエネルギーだった。でもあまりに非力な自分としては、ジョブズの相棒で愛…

  • 身辺雑記そのまんま

    06/09 ゆっくり離床し、ゆっくり食事、散髪そして入浴。キャンセルして後悔なし。明日は病院の定期検査。まだ1年間続く。そしていつものヴェローチェ、クーポン使って250円。得したというよりはワナに沼っているな自覚(笑)

  • 6月6日は「梅の日」

    南高梅で知られる紀州梅の会は2006年(平成18年)6月6日を梅の日とし、地元和歌山、東京などで梅イベントを開催している。京都では、この日に賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社)の神事「紀州梅道中」が開催される。 神事のいわれは、1545年(天文14年)に干天に困った人民のために、この日(旧暦の4月17日)後奈良天皇が賀茂社(賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ))に梅を奉納して雨乞い祈願をしたところ大雨が降って五穀豊穣をもたらした。以来、梅に感謝するとともに災いや疫病を除き、福を招く梅を梅法師(うめほうし)と言って贈り物にするようになったという故事に因んでいる。それが「紀州梅道中」。 余話。「梅雨」と…

  • 「六四天安門」と「タンクマン」

    37年前の1989年という年は1月に昭和天皇が崩御(昭和の終焉)して始まったが、世界でも大きな事件が発生した「特別な年」だった。ポーランドの「連帯」、アフガニスタン、『悪魔の詩』、ハンガリーの「鉄条網」、ビルマからミャンマーへ、東独ホーネッカーが失脚、ベルリンの壁撤去等々、その中でも印象的なのが中国の「六四天安門事件」だ。 北京市の天安門広場を占拠していた民主化を求める学生ら10万のデモ隊に対し、中国人民解放軍が実力行使し、多数の死傷者を出した事件だ。胡耀邦元総書記の追悼を掲げた自然発生的な集会を鄧小平らが戒厳令を出した。 そして1989年6月4日未明に中国人民解放軍が兵士と戦車がデモ隊を弾圧…

  • 「試験監督」というバイト

    少しは稼ごうと仕事探しをしているのだが、警備とビル清掃以外は「年齢のカベ」ではねられてしまう。運転免許はだいぶ昔に返納しているからドライバー仕事もできない。そんな折にふと目についたのが「試験監督」の募集。 世間では、ほぼ毎週末ごとに色々な「試験」が行われていることがあまり知られていない。国家資格や語学力認定試験、進学準備の学力試験等々であり、当然ながらそこには「試験監督」も必要になる。会場の設営、受験者の案内、試験説明、問題配布、監視、答案回収、会場復帰ときには採点も。基本的にスーツ着用。 いつからか忘れるくらい前から、自分はこのバイトをやってきたが、いつの間にかやらなくなっていた。でも「昔取…

  • 行き場のない不満

    自分のFacebook がガタガタになった原因は、携帯そのものを中華のoppoから韓国samuson に代えたため。前者がすっかりボロくなっていたことと、後者がキャンペーンとかで機械代金が 1円だったのに、ついつられた。此れがクセの強い機械で、自分にはポンコツだった(泣) アプリの入れ換えも強いられた。

  • 心の中の「扉」考

    新海誠のアニメ『すずめの戸締り』には廃墟の中に立つ扉を開けたり閉めたりすることで、「災い」が生滅する。「扉」はもちろん一つの象徴なんだが、実生活・生活実感の中でも、リアルに感じられるものではなかろうか? 5月の4週目に入った辺りから、自分は心の中の「扉」をやたら意識するようになり、これまであまりにも無防備に、あちこちの「扉」を開けっ放しにしていると思うようになった。それから今日まで、開いていた「扉」を一つづつ閉めていこうとしている。 例えば、Facebookのアカウントを消して、周囲の交友関係を遮断。臨時に8年位前に使っていた別アカウントを復活させた。また、割と頻繁に連絡を取りあっていた人との…

  • 「炎上」でプチパニックに

    3日前、SNSの「Threads」に小さな記事を書いたところ、2時間で100件程のリプライがついた。記事は、「50年前に生き別れた娘がいる」という告白っぽい内容だったのだが、これがある種の人たちの怒りを買ったようで、「年寄りが今さら娘を探して すがろうというのか」「一切、関与すべきではない」「娘さんなりに平穏に過ごしているのに何をしようというのか」「死後に負担・負債を残すなよ」等々。 あわてて、ひとつひとつに「その通り」「波風を立てる意図は一切ない」「死後に負担・負債が残らぬよう手配している」などの返事を書いていたが、ひどく疲れて途中でやめた。自分のプロフィールや過去記事を探って、病気や仕事の…

  • 「田植え休み」あった人?

    昭和30年代に田舎の小学生だったジジババたちは、たぶん経験していると思うけど、農繁期の「田植え」や「稲刈り」の時期に、数日~1週間程度の休みがあったよね。 機械化が進んでも、田植え直後には「捕植」が欠かせないから、稲作はともかく人手がかかる仕事だった。田んぼに入れないガキたちにもちゃんと「仕事」があって、オヤツ(小昼=コビル→コビリ)を畔(クロ)に運ぶこと(ついでに自分もお相伴する)。 でも、町場の商家や職人そして我が家のように勤め人の家庭の子はすることがない。丸っごと休みだった。そこで自分は、二階から見晴るかす田んぼに出ている仲間に向けて、大音量でビートルズのレコードをかけてあげた。自分とし…

  • 5週間ごとの定期治療

    朝寝坊したい気持ちを振り切ってかかりつけの病院へ。ここへは5週間ごとに定期治療に通っている。ついたらまず採血して、X線撮影して、主治医の問診を受ける。さいごの仕上げは、「イミフィンジ」の1時間点滴……8時半に家を出てここまでで12時半。飯抜きで缶コーヒーだけで過ごしたから疲れた。 北陸人なのに「ガマン耐性」よわよわなので、当人的にはこれで目イッパイ。となると勝手に「自分ご褒美」が欲しくなる。施術中の暇時間に調べたらヨドバシカメラのポイントが2万近く貯まっていることを発見! 帰途、疲れも空腹も忘れ、遠回りになるのも厭わず、ヨドバシ本店へ直行。ポイントで入手したのは、まず「洗濯機カバー」。ベランダ…

  • 色々と交じり合う「母の日」

    5月第2日曜日(今年は10日)が「母の日」という国は多い。そうなった経緯を少し調べると以下のような説明に出あうだろう。「1907年5月12日、米国の女性教師アンナ・ジャービスは、亡くなった母親をしのんで教会で記念会を開き『国じゅうで母を讃える日をつくろう』と提唱した。その際カーネーションを捧げた」。これが共感を生んで、全国に広がり1914年に法制化された。 これには後日談があって、母の日が普及するにつれ、花やキャンディ、グリーティングカードを買って贈るなど商業化したのだが、提唱者のアンナはこれに反発。商業化反対の運動を起こして逮捕までされ、資産も費やし、認知症になって療養所で84歳で亡くなった…

  • 世界は才人で溢れてる(4)

    今回も才人紹介を……右端は「見たままキツネうどん」

  • 世界は才人で溢れてる(4)

    今回も才人紹介を……右端は「見たままキツネうどん」

  • 行くべし「アンドリュー・ワイエス展」

    5月中の自分の「Must Do」「Bucket Lists」に入れてあるのが、米国の画家アンドリュー・ワイエスの展覧会。東京都美術館で7月5日まで開催している。(以下、ワイエス) ワイエス(1917年-2009年)は議会名誉黄金勲章や国民芸術勲章を贈られていのおn斜面に這うように座る女性の後ろ姿の絵は見たことがあると思う。『クリスティーナの世界』という題。彼女は体に障害があって歩行困難だった。自身も病弱だったワイエスは、障害を持ちながらも強く生きる姿に感動して生涯に何度もモデルにした。また、ドイツ系の農夫ヘルガの連作も知らている。 東京都美術館による開催趣旨の文は以下の通り。そそられます。「第…

  • 「あんた、癖(クセ)強め?」

    「♪折れた煙草の吸殻であなたの嘘がわかるのよ♪誰かいい女(ひと)できたのね♪できたのね~♪」(1974『うそ』中条きよし)は「汚れちゃった」オジサンにはドキリとする歌。ついつい吸殻をついつい強く押し潰して消したりする「クセ」が出ちゃうんだよね。無意識にその人特有のやり方が出てしまう習慣のこと。 人は誰でも「クセ」があり、「無くて七癖、あって四十八癖」などと言われる。モノ言い、字の書き方、手のしぐさ、飲食のしかた……。「オレはそんなにクセ無いよ」という人ほど「強めのクセ」を見せたりする。人間だけでなく犬や猫にもあるよね。 自分を省みて自覚しているクセを挙げてみる。①「すぐメモる(それをすぐ忘れる…

  • マイ沖縄メモリー

    1952年4月28日、講和条約発効で、占領下日本(occupied japan)は、奄美と沖縄を分離した上で独立承認された(奄美は53年に、沖縄は1972年に返還)。1969年11月、首相佐藤栄作は返還交渉に訪米したが、左翼は「屈辱的」だと反対運動。とくに新左翼は記録的逮捕者数で壊滅。僕も、虚しさを感じて闘争放棄、大学もやめた。以来、ノンポリ(apolitical)歴半世紀。 月日流れて1995年頃、仕事で沖縄初上陸。泊まったのは沖縄第一ホテル。自家栽培の野菜や中庭の野草などを中心にものすごい皿数の朝食に驚いた。また壺屋やちむん通りで人間国宝になった金城次郎の抱瓶(だちびん)を拝むだけして、琉…

  • 大バズリする「オーラ・フォーミング」

    ネット用語の「aura farming」とは、かっこよく振る舞ってオーラ(人を取り巻く神秘的なエネルギー)を増幅する行為。直訳すれば「オーラを耕す」こと。 この週末、その極端な事例が出た。舞台はインドネシア・リアウ州クアンタン・シンギン。ここの大河で毎年8月に行われるロングボートのレース「パクジャルール」が、なぜか大バズリしたのだ。いや、現地でのバズリは昨年で、世界中に拡散されて8600万再生も記録した。 これが数ヵ月遅れて4月の日本でバズったのは、この映像に日本のバンド・サカナクション(山口一郎)の曲『夜の踊り子』をBGMにつけたからだ。歌詞は「♪はねはねた♪雨になって何分後かに行く♪今泣い…

  • 「ふるさとの水」を思う

    爺くさい書き出しで恐縮なんだが「飲水思源」という言葉がある。直訳すると、水を飲むときはその水源に思いを馳せろとなるが、転じて「他者からの恩やものごとの基本を忘れるな」の意味になる。昨夜、なぜか故郷佐渡の水のことを思った。 去る19日に「新穂ダム桜祭り」が開催されたようで、思い出すのはこのダムの傍に集落に供給する水道のろ過施設があったこと(今も?)。それも「緩速ろ過方式」なので最小限の塩素消毒だけ飲める。島内有数の美味しい水と言われたのがちょっと自慢だった。 だが、この4月から上下水道料金を段階的に20%値上げすることになった。広報では「人口減少や節水機器の普及などで水道料金収入の減少が続く一方…

  • ヤマブキ物語

    江戸を開発した太田道灌の故事に「山吹」がある。道灌が戸塚辺りに鷹狩りに出た折、あいにくの雨。雨具を貸してもらおうと農家に立ち寄ったところ、娘が出てきて山吹の花を一輪だけ出して頭を下げた。はて? ここでの道灌の反応には2説ある。一つは城に帰ってから周囲に聴いたところ、「それは『七重八重 花は咲けども 実の(=蓑)一つだに 無きぞわびしき』を示したものです」と周囲に指摘され自分の無知を恥じて学問を始めた話。もう一つは菊池寛などが解説しているもので、道灌はすでに文武両道に優れており、山吹の意味を『後拾遺集』諸所収の中務卿兼明親王の歌だとすぐに悟り、田舎に住む小娘の意外な素養に感心したというもの。ちな…

  • ハナミズキ物語

    四谷の線路沿い、迎賓館や学習院のある外堀通りに沿って花水木〈ハナミズキ)の街路樹が並ぶ。この木は和名アメリカヤマボウシ。北米原産で、日本へは1912年にワシントンD.C.(ポトマック河畔)に贈ったサクラの返礼として贈られたもの。 でも今の人にとっての「ハナミズキ」は一青窈(ひととよう)の歌(2004年)で記憶されてるだろう。この歌ではハナミズキは「5月のこと」になっているから、花の本当のピークはこれからかもしれないが、数日前にはもう咲いていた。 「空を押し上げて 手を伸ばす君」「君と好きな人が百年続きますように」「一緒に渡るには きっと船が沈んじゃう」などの印象的な歌詞も彼女の作詞。彼女がこの…

  • 持続的なプチ「断捨離」

    この数日、部屋の中を見渡して「モノが一杯になってきたな」と感じていた。自分はミニマリスト系だと思ってきたが、現実はその逆になっている。そこで「断捨離」を決行!といっても突発的にやるだけだとすぐに「元の黙阿弥」(死語?)になるから、気負わず、持続的にやれそうなプチレベルから始める。断捨離は自分の性格と習慣の見直しからだろう。 まず、ヨレヨレのポロシャツとスニーカーをゴミに出した。次はバッグや容器。使わないショルダー2個と空きビン類。ちなみにジャムの「アオハタ」は置いただけで重力でフタが閉まるスグレモノ。だからついついこれを買ってしまっていた。 今回はやらないが、次に目をつけているのが布巾類。ラン…

  • 御苑は初夏だった!

    春だ桜だと浮かれてるうちに、時はもう卯月11日。ど晴天で気温は26度の予報。それを確かめもせずに、テッコら着込んで新宿御苑まで散歩。気まぐれで金500万両の木戸銭を払って入園。いつもは脇の疎水沿い側道(無料)を通るだけなのにいっちょ前気分。どおしたんだろオレ? 中に入ったのは何年ぶりだろう?周りはガイジンだらけ。彼の人々は自然好きだし散歩好きそして徹底した倹約家が多い。アホな観光客とはちょっと違うようだ。 いつもと違ったのは、普段行かないミュージアムも覗いた。説明にいわく「もとは江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷のあった敷地である。1879年(明治12年)に新宿植物御苑が開設され、宮内省の管理…

  • 本を捨てた!

    自分は本好きだ。中味を読むだけでなく、モノとしての本も大事にしてきた。編集者、発行人から装丁者にまで敬意を持っている。 でも、今回は特別だった。「65万部も売れた」と宣伝していたあるミステリー本を半分読んだところで、ついに屑籠に放り投げた。読みにくく、くどくどしい話の展開にジーツッとガマンして付き合ってきたのだが、これ以上は時間の無駄だと思った。 この出版の構造的不況の中で、「売れた!」というのは業界人に大きなインパクトだったかもしれないが。心配なのはこの手の本が「売れ筋」になって跋扈すること。少しは覚めた出版人が冷静に価値の真贋を見極めて判断してほしい。

  • 本を捨てた!

    自分は本好きだ。中味を読むだけでなく、モノとしての本も大事にしてきた。編集者、発行人から装丁者にまで敬意を持っている。 でも、今回は特別だった。「65万部も売れた」と宣伝していたあるミステリー本を半分読んだところで、ついに屑籠に放り投げた。読みにくく、くどくどしい話の展開にジーツッとガマンして付き合ってきたのだが、これ以上は時間の無駄だと思った。 この出版の構造的不況の中で、「売れた!」というのは業界人に大きなインパクトだったかもしれないが。心配なのはこの手の本が「売れ筋」になって跋扈すること。少しは覚めた出版人が冷静に価値の真贋を見極めて判断してほしい。

  • 世界は才人で溢れている(3)

    今回の例もまずは「ボケ/ツッコミ」の才人ぶりから。「トレーラーにはラー油」でずっこけた。もう一つは「見立て」の上手さ。失敗した「かき揚げ」(写真中央)の無残な姿を見て、「これは有名な『長篠の戦い』(同右)?」とすっとぼけた才人。 ちなみに「長篠の戦い」というのは、「織田信長が鉄砲3000挺を使った三段撃ちで、無敵の武田騎馬軍団を打ち破った」というもの。ちょうど今月17日にはこれの映画も公開予定だ。

  • 言い間違いと聞き間違い

    阿川弘之があるエッセィで「老来、聴覚も怪しくなってきた」と書いて、スミイカ(スニーカー)、もなか(世の中)、お食事券(汚職事件)、くり饅頭(九時前)、サンドイッチ(3分の1)、江戸川のウナギ(エドワード・ケネディ)などの例をあげたが、「『全部食べ物の方に間違えてる』と言われた」。 thereadsでも、この手の話題で盛り上がる。ビチビチうんこ(三菱重工)、ピチピチ痴女(三菱地所)、おにぎりハンカチ王子(鬼平犯科帳)、変身具部(フェンシング部)、在庫の確認(太鼓の達人)、佐藤礼二(シャトレーゼ)、ウエイ・サマーデ(上様で)、ヤハウェ様(矢田部様)、死なないで(品代で)、ベンチプレス(ネックレス)…

  • 「どんでんが来た」とは?

    「おせいさん」こと田辺聖子さんが、随筆の中で「私にもとうとう『どんでん』が来た」と書いていた。「どんでん」というのは設定された場面がひっくり返ることで、舞台で役者が急に消えたり入れ替わったりする仕掛けのことも指す。 おせいさんが言うのは、自分の従来の価値観、好みなどがある時期から逆転したということだ。芝居ならずっと「敵役だから嫌い」と思っていたものが、ある時期から「よく考えたらこの人が悪いんじゃないだろう」となる。怪談「四谷怪談」なら怨み籠って化けたお岩が憎き亭主伊右衛門を呪う。観客はお岩の味方をするのが通例だが、「どんでん」してみるとお岩から逃げたくなり、別の女と一緒になろうとした伊右衛門の…

  • 「フランシーヌの場合は」

    70歳以上のジジババそれも「少々若気のいたり」だった方々に贈る、記念日ソング。「♪フランシーヌの場合は あまりにもおばかさん フランシーヌの場合は あまりにもさびしい 三月三十日の日曜日パリの朝に 燃えたいのちひとつ フランシーヌ♪」 1969年3月30日の日曜日、パリの路上でフランシーヌ・ルコント(当時30歳の女性)が、ビアフラの飢餓に抗議して焼身自殺した実話がベース。この新聞記事に触発され、日本で作られたのがこの曲。歌手は新谷のり子(1946年生)で曲中のフランス語のナレーションは古賀 力。反戦=フォークソングの潮流もあって、カルメン・マキの『時には母のない子のように』が先行していた。 6…

  • フライイング花見

    「少し時期が早いかな?」とは思っていたが、うららかな晴天に引き出されて昼下がりに「花見」に出かけた。場所はJR四谷駅・線路沿い上智大学側の堤防。 行ってみたら6~7分咲き。土曜の昼下がりだから「フライング花見」の仲間は多かった。花に対しては、「ここの桜たちもだいぶ年取ったなぁ」と思った。 わが流儀(スタイル)として、帰りはやはり「花より団子」。四谷駅アトレの中にある「クリスピー・クリーム」で3個入ドーナッツを購入(1058円)。同じテナントの成城石井には桜餅を売っていて、これにもひかれたのだが、財布と健康を考えてグッとガマン。エライなぁオレ(笑) たぶんだが、都心の花見時は来週半ばだろう。折良…

  • チューリップの「バブル史」

    4月が近づきチューリップの話題が出ている。かわいい花なんだけど実はすごい「バブル史」を持っている。時代は17世紀場所は今も「チューリップ大国」のオランダ(世界市場の77%)。 トルコから輸入されたチューリップが欧州の富裕層に喜ばれるようになった17世紀。需要に押されて先物まで高値取引対象になった。とくに1636年11月からの急騰は、球根40個が熟練職人の年収の10倍以上の価格(家一軒が買える)に暴騰。これにより社会のあらゆる階層がバブルに踊った。 しかしわずか3ヵ月後の1637年2月になると中ーリップ価格は暴落。元の価格に戻ってしまった。「人は集団になるとなぜか愚行に走る」(コットランドのジャ…

  • バーコードいろいろ

    バーコードは所定の情報を記載してあれば、そこそこ自由にデザインできるみたい。 ネギ、エノキに並んで右端のは「じゃがりこ」についているバーコード。地上の芋の葉と根っこの芋の塊が描いてある。

  • 世界は才人であふれてる(2) コメントへの天才的な返し。ドンくさい自分にはこの反射神経がうらやましい。

  • 今夜の「作り物」

    食事は自炊が基本なので色んなものを作るが、毎食、毎食食べたい希望のものを用意できる訳ではなくて、余りものやそのアレンジで済ませることの方が多い。色んなタイミングが揃った時だけ、狙ったものを用意できる。今夜は2品。 一つは「もずく酢トマト」。安くておいしい季節になってきたトマト。ヘタの貼ってないヒネモノは避けるが、触感を損なう皮を湯引きして取る。これを輪切りして、「もずく酢」をかけるのが今の気に入り。 もう一品はリンゴジャム。季節が終わりかけている黄色いリンゴ「シナノゴールド」が近所の林檎屋で1個100円。これを3つ購入して皮をむいて乱切り。水を加えず砂糖を200gt程度入れて煮る。半透明になっ…

  • おはぎとぼたもち

    昼下がり。いつもの喫茶「ヴェローチェ」でなく、久々に「ドトール」へ(量は少ないが濃すぎず50円も安かった!)。少し気取って谷川俊太郎の詩集を持参した。この本、作った年順に並んでいるが、20歳代前半の詩が自分には若すぎて辟易とした。早く読み進めて30歳代に行きたい。経験が語彙に、生き方が語り口に出るものだとつくづく思う。 詩の心も食欲には簡単に屈服する。帰路、春の彼岸にちなんで「ぼたもち(牡丹餅)」を求めた。でも入手できたのは『魚沼おはぎ』(354円)。もち米も産地も新潟魚沼。盟友H さんが住む村だから愛着がわく。惜しいのは「おはぎ(お萩)」と書かれていること。これだと秋の彼岸になってしまう。製…

  • 映画『木挽町の~』を観たよ

    昨日久々に映画館で映画を観た。平日昼下がりに関わらず9割がた席が埋まる。シニア割(1300円)で入り込んで少し申し訳なさも。映画は『木挽町のあだ討ち』。 木挽町(こびきちょう)というのは銀座四丁目交差点辺りだが、ここに昔から歌舞伎座があったので「歌舞伎=芝居小屋」の通称だった。映画の舞台も「劇場」そしてテーマは「あだ討ち」なのだが、これが幾重にも「かけ言葉」になっている。小屋でやっているのは「忠臣蔵」。その横の火避け地で行われるのが親の「仇討ち」。構成が凝っているのは、仇討ち事件の真相を、浪人(柄本佑)が探偵役として目撃者に聴いて回るのが、ちょっと『藪の中』でもある。芝居小屋の座付き作家(渡辺…

  • 「岡本一家」の物語

    「私達一家三人の芸術家は、肉親的な愛情よりも、むしろ芸術の上では対等の友であり、仮借ない批判的な研鑽の中に生活した。だがそこには、ふりかえってみればやはり獅子が子を谷間に突落す、あの厳しい父性を父は持っていたと思う」 これはゲージュツ家岡本太郎が、日本の「漫画&漫文」の開拓者だった父・岡本一平を追想した言葉である。文中の「一家三人」というのは太郎と一平に岡本かの子も数えてのことである。「(一平は)大正・昭和にかけて空前の人気者だった。総理大臣の名前を知らなくとも岡本一平の名を知らぬ者はない、と言われたくらいのスパースタ-」(岡本太郎、写真中央) 実は僕も一冊の本『漫画と小説のはざまで』を読むま…

  • Who are you ?

    僕は少しメモ魔であるが、メモしたものを散らかして無くすことを繰り返すから、メモが仕事や暮らしに役立つことは少ない。 今日も、そんなメモを見つけたが、見知らぬ人名がいっぱい出てくる。「あんた誰?」 ●王長徳/戦後の混乱期に新橋の闇市マーケットを支配したパイロット上がりの中国人。歌舞伎町は台湾系が牛耳っていたけど。●ペートゥ・オヤマー/旧ソ連時代に国家予算の1%を占めた宣伝費を牛耳ったコマーシャル帝王●アリス・プラン/別名「モンパルナスのキキ」。歌手兼女優兼作家兼画家。陽気で開放的で藤田嗣治やマンレイなどのモデルになった●ガートルード・スタイン/小説家、芸術家サロンの主宰者。ピカソ、へミングウェイ…

  • 爺は「パーカー」を着るな?

    去年の12月、28歳になるシンママライターが「40歳近いおじさんがパーカー着ているのはおかしい」とネットのコラムに書いた。加えて「たいていがデブだ」とも。これを読んだパーカー愛用者のひろゆきやホリエモンが反論したようだが、あまりにどうでもいい話題と思った。それが他人事ではないと後日知った。 ある日、ネットで近所のバーガーキングに予約し、PayPayで決済してからパーカーを着て受け取りに行った。店内では若い客が多く、その視線から「浮いてるかも」と感じたがすぐに「気のせいだ」と思い直して無視した。でもバーキン名物の「ワッパー」は、もう今の自分にはでかすぎて、食べきれずに持て余した。すっかり見えざる…

  • あれから15年、それぞれの311

    2011年3月11日の東日本大震災は死者15,900人、行方不明者2,525人(いずれも2021年3月時点)という被害者を生んだ。都内でも震度5を記録し515万人の通勤通学困難者が生じた。そこにはそれぞれの”物語”があった。 この震災時、自分は佐渡に居た。震源とは反対の日本海側だから地震は軽微なものだった。佐渡にいたのは両親の介護の延長で前年に父を見送り、この時は母を終身介護の病院に入院させ、後片付けを済ませて東京生活に戻る直前だったと思う。一人部屋にいて「お、揺れたな」と思ったが、そこから東北地方から続々と入ってくる地震と津波の報道に釘付けになってしまった。 後になって知るのだが、小原宗鑑と…

  • 「元気でいるか?お金はあるか?」

    洋の東西を問わず同じような印象を抱くモノもある。その一つに「案山子(かかし=scarecrowスケアクロウ)がある。畑や田の真ん中でポツンと立って害となる鳥や虫を追い払う。その役割とは別に、少し寂しげで少し間抜けで、どこか時勢に取り残された印象を与える。それが「かかし」を題材にした色んなアートを生んでいく。 童話『OZの魔法使い』アニメ『ハウルの動く城』映画『スケアクロウ』同『バットマン』それに童謡の『かかし』(山田の中の♪一本足のかかし~♪」も。 多くの人のライフステージがグルリと廻るこの春に思い出す歌がある。さだまさしの『案山子』だ。自分の弟か子供かが離れて都会ぐらしになったが、その日々を…

  • 世界は才人で溢れてる(1)

    threads(スレッズ)で見つけることが多いのだけど、驚いたり、感心したり、爆笑したり、泣かされたり…と、色んな記事があっていつも「世界には才能ある人(才人)がいっぱいいるんだなぁと思う。そんな人たち或いはそれを発見した人が投稿したものをノーコメント、ノー解釈で並べていこう。右端のピアノ楽譜は着物の帯です……このコレクション、たぶん1回2回じゃ終わらないから、最初の(1)を打っておくね。基本、ネットの2次、3次的拾い物なので誰に掲載の許可を取ればいいのか分からない。分かる人いたら教えてください。

  • 雛祭りと「曲水の宴」

    2月は28日と日数が少ないのに、自分にはひどく長く感じた。色んなことでバタバタした割に実りがない徒労感があったからかも。でも「季節で決まる社会心理説」を信じる自分が思うに、長く感じたのは、いつまでも続く冬、寒さにジリジリさせられたからだろう。それが3月という暦の刻みが変わったことで、冬の終わり、春の到来がはっきりした。 3月最初の巳の日を「上巳の節句」とし、その日を3月3日に固定して祝うようになったのは、あの『三国史』の魏からだというから1800年も前だ。これを日本では平安時代から貴族の子女が「桃の節句」として人形などを使って遊ぶようになった。それが紙の「ヒト形」を川や海に流す「厄除け」行事と…

  • 久しぶりに展覧会へ

    雨が止んでいたので思い切って外出した。行先は千代田線「二重橋前」駅。そこから歩いて3分ぐらいのところに三菱一号館美術館がある。古い赤レンガの建物で、今日は「新版画―小林清親から川瀬巴水まで」というのをやっていた。川瀬は明治16年~昭和32年まで生きた版画家で、衰微した浮世絵の復興に尽力し、日本各地の叙情ある風景を描いて「昭和の広重」と言われる。 この展覧会は米国スミソニアン国立アジア美術館のコレクションが中心で、小林清親、井上安治、吉田博なども並んでいて見ごたえがあった。それにしても平日だというのにすごい人出(ほぼ年配者)。小さい作品も多いから人の肩越し、頭越しに眺めるしかなかった。自分はたま…

  • 「道」と演者たち

    ミラノ五輪の女子フィギュアで17歳の中井亜美が銅メダル。SPでは首位だったのでちょっと惜しい。で、注目したのはその衣装と音楽で彼女は映画『道』(1954年、監督F.フェリーニ)の天然系の主人公ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マンシーナ)を選んだ。映画も曲も暗めなんだが、女道化師として舞台を駆け回るジェルソミーナはあくまでも明るい。中井が見せたかったのもこの情景だろう。 70年代当時、自分はフェリーニ、ヴィスコンティ、パゾリーニなどを並行して見ていたから、ちょっと不感症気味だったけど、『道』のもう一人の主役アンソニー・クィンは強く印象に残った。時代が前後するけど彼の演じた『アラビアのロレンス』『ナ…

  • アスリートの言葉

    朝から「りくりゅう」の、史上最高得点の金メダル演技に溺れたが、この2人にインタビューし高橋成美さんも面白かった。彼女は2014年のソチ五輪などで「りゅう=木原龍一」とペアも組んだことがあるアスリートだから、今回の受賞が他人事でなくうれしかったようだ。「この2人じゃなきゃ本当にだめだったんです」と絶賛していた。どうも人柄が大らかでもある。解説に回っても「すごい! ×8」「この演技は宇宙一ですよ」「この2分40秒をずっと宝物にしたいくらい」と名言連発。さらに「諦めない強い気持ちは階段になって頂上まで連れて行ってくれるんです」とコメント。 中国で育ちインターナショナルスクールに通ったこともあって8ヵ…

  • 国士が築いたホテルチェーン

    石川県小松市で信用金庫に勤めていた男が独立して注文受託やマンション事業などを進め、やがてホテルやレストラン事業も展開する企業グループに育てた。それが「APA(アパ)グループである。この創業者の名は元谷外志雄。1943年生まれで、一昨日2026年1月11日に死去した。 APAグループの世間への認知度では、夫人の元谷芙美子さんの方が知られている。いつも大きな帽子を被り愛らしい笑顔を見せている。死去した外志雄については、ホテルの各室に置かれていた”右翼っぽい本”mp著者として知っている人も多いかもしれない。その場合の筆名は藤誠志(ふじせいじ)だった。彼の言論活動は同志・後進を育成することに重点が置か…

  • 昨今「ムクバン」界隈

    SNSで流れる大食い中継動画を「ムクバン(mukbang)」」と呼ぶ。朝鮮語の「먹자」(食べる)と「방송」(放送)の組み合わせで、2010年頃に韓国で初めて登場した。 驚くほど大量の食物に目を奪われるが、その調理音や咀嚼・嚥下音も同時に配信される。これをASMR(autonomous sensory meridian response:意訳すると自律感覚絶頂反応または自律感覚経絡反応)と呼ばれる。視覚的にも聴覚的にも刺激されるのも人気の理由だ。 TVの「大食い番組」は昔からあり、ギャル曽根やロシアン佐藤、白田信幸、もえあず、三宅智子、アンジェラ佐藤などの人気者を生んだ。しかしSNS時代になって…

  • 開催国への敬意を込めて振る小旗

    ミラノ・コルチナで冬季五輪が開幕。その開会式入場行進で日本選手が日の丸だけでなく開催国イタリアの三色旗の小旗も振りながら行進した。当地の実況中継はこのことに触れなかったようだが、さすがにSNS時代。多くのイタリア人がこれを見つけて、日本人選手を称賛する投稿が相次いでいる。 見れば日本人選手たちはみんな若い。誰かが「やろうぜ」って言い出して、すぐ「やろ、やろ」と呼応したのだろう。イタリア人のコメントを紹介 ☆「イタリア国旗を掲げてパレードするユニークな日本人たち...常に別のレベルの精神性を持つ人々です。」 ☆「侍や武道の敬意を払う精神がDNAに受け継がれているのが大好き😍です!❤️ 」 ☆「日…

  • 「稲荷ずし」と老い

    2月1日は今年の初『午の日』で油揚げや稲荷ずしを狐さんに供える日。だからというわけではないのだが、スーパーで「3枚1袋で55円」という油揚げを購入したものの、全部は使い切れなくて残った2枚を数日放置。昨日、それが気になって夜中に油抜きしてから甘醤油で煮含め、ご飯も少し炊いた。 今朝になって取り分けたご飯に甘酢をかけて酢飯にしたのだが、実はかけすぎて飯がビシャビシャに。加えて煮含めた揚げもちゃんと汁切りしないまま飯を詰め込んだから全体にビシャビシャ稲荷ずしの完成。せっかちはイカン! さらに悲しいことに、自分には上下に1本づつ計2本しか歯がない。だからいくら柔らかいとはいえ、油揚げを飲み込めるまで…

  • おすすめの「ヒトラー」映画

    あまりに面白かったので連投。ギャガの無料映画で『帰ってきたヒトラー』を観た。あのアドルフがタイムスリプして現代のドイツに突然現れることから始まるコメディ。偶然にも売れないTVプロデューサーに出会い、TVやYouTubeに出て人気者になってしまう。ヒトラーの個性、価値観、振る舞いがなぜか現代ドイツ人に芸人的扱いで受けてしまう……随所に現代文明風刺、ドイツ社会の諸矛盾、タイムスリッパーゆえのヘマと戸惑い……。作り物の演出だけでなく、市民や農民の反応をドキュメンタリーチックにも見せる。シリアスでブラックでもあるから笑って油断はできない。もちろんユダヤ人問題で非難される場面も出てくる。……かなり頭の良…

  • 節分そして立春へ

    明日2月3日は「節分」で、「鬼は外~」の豆まきをするご家庭も少なくないだろう。撒かれる豆は大豆で炒ってあるのが普通だから拾って食べられる。「年の数だけ」と言われても子供には良きオヤツだからお腹がゆるくなるくらい食べたものだ。 この「豆撒き」の中でも派手なのは、毎年成田山新勝寺で行われる節分会で、芸能人や力士などが豆を撒く。今年の出演予定者は「豊臣兄弟!」出演者、市川團十郎、島津亜矢、豊昇龍、大の里、髙安など。 そして明けて4日は「立春」。長かった冬に別れを告げて春が始まる。実際にはまだ寒いんだけど、「温かくなるんだ」という希望が持てる。実質的な新年の始まりであり「良い年になりますように」との願…

  • 漢字と「感字」

    産経新聞が16年も前から「創作漢字コンテスト」なるものを開催しているという。普通の漢字にちょっと細工して実感こもる「感字」に変えるのが知的で面白い。画像をぺたぺた張っておくので、どれがその「感字」かを当ててくだされ。①ノンアルコール ②しおり ③自己中 ④間抜け ⑤可もなく不可もなし ⑥のりのり ⑦ゼット世代 ⑧度忘れ でも「感字」という言葉は1970年代後半からあった。それは漢字の意味合いを直感的に見せるためにイラスト化するもので、例えば「金ヘン」の右に釘のイラストをつけて「釘」という具合。大したアイデアでもないし、寸法比やフォントが指定されている訳でもないので、自分なりにアレンジして使った…

  • 週末は自宅で映画三昧

    YouTubePremiumには+300円で映画を48時間レンタルできるサービスがある。これを使って週末には6本もの映画を見まくった。名画もの中心の復習兼ねた鑑賞だった。 ●『グレートウォール』(2016)中国の張 芸謀(チャン・イーモウ)は『紅いコーリャン』からずっと追ってる映画監督。これは米国との合作でマット・デイモンが主役。舞台は万里の長城。発明された火薬の秘密を探る中で、長城に追い寄せる怪獣「饕餮(とうてつ)」との死闘を繰り広げる。●『チャイナタウン』(1974)若きジャック・ニコルソンと妖艶なフェイ・ダナウェイ。実際に起きたカリフォルニアの水利権をめぐるスキャンダルを探るうちにさらに…

  • 「非常持ち出し品」の点検

    震災など非常時に役立つ物を入れたという小さな袋をどこかの会合でもらい、そのまま部屋の隅に放って置いた。先日それに気づいて中身を改めてみると、ビニールと紙でできた簡易式トイレが数個、小冊子、ひざ掛け程度の毛布、小さな救急キットなど。その中に「非常食おにぎり」も2食分あった。「飲食系の非常食は定期的に入れ替えるべし」と思っていたので、この「おにぎり」を処分、つまり食べてみることにした。種類はわかめと塩昆布。 この特徴は容器自体が「おにぎり製造装置」になっていて熱湯を少し入れてからカシャカシャと振り15分くらい蒸らす。そして所定の切れ目から袋を開くと、食べやすいかっこうでおにぎりが出てくるという優れ…

  • 季節の和菓子に惹かれる

    前にも正月の和菓子として茶席向きの「花びら餅」のことを書いた。やがて節分の2月を迎えようとするこの時期、和菓子暦はどんな姿を見せるのか? 左:福島会津の太郎庵の今年睦月(1月)の上生菓子は6種中:京都・亀屋良長は節分向けの練り切り。右上は椿の葉を乗せた「椿餅」。店主いわく「平安時代時代の源氏物語にも登場するほど歴史のある菓子です。うちでは、中に梅酒で風味をつけた金柑がしのばせてあります。道明寺の粒の立ったもちもち感と白餡と金柑が相まって人気の菓子でございます」 右:京都西陣の老舗鶴屋吉信の「蕗(ふき)のとう」 全国の和菓子匠が発想と技巧を競って季節ごとに美しい彩の菓子を作るが、みんなどこかでち…

  • 今年は「詩人」を気取ろかな

    ネットを見ていると「この本を読んで感激した」とか「この本、絶対おススメ!」などという記事が散見され、僕のマスト(to READ)リストが増えるばかりだ。国内外と も有能な若手作家が群生しているように感じる。 でも、今さらそれらの若い才能を追っかけてもこちらの感性が進化・深化することはあるまいとも思う。それよりも味わい損ねている先人の資産に目を向ける方が良い。そこで気にしているのが「詩人」(歌人を含む)だ。ちなみに詩文中の「父」は谷川徹三のこと。 まず言葉の達人で、でも親しみやすく、機知に富んで、余韻・含蓄がある詩人として、自分は谷川俊太郎と俵万智を推す。まず年明けてから谷川の詩集数冊を購入。そ…

  • 明日は「二番正月」

    1月15日は「二番正月」「小正月」「女正月」「花正月」とも呼ばれる。1999年まではこの日に「成人式」を行っていたのに”ハッピーマンデー”なる効率主義の非文化的制度の導入によって”移動祝祭日”になってしまった(怒) またこの日は、松の内の正月飾りや下した鏡餅、書初めの習字などを持ち寄って集落のはずれで「焚き上げ」をした。これを地方によって「どんど焼き、さいの神、左義長」などと呼ぶが、自分が佐渡に居たときは「とうらや」と呼んでいた。子供らは「♪~とうらや、餅持って来い♪」と歌いながら集まって、その火で餅やスルメを焼くのが楽しかった。 餅の吸い物には岩ノリを入れたり佐渡産のカキを入れた。大人は「こ…

  • 「虫の居どころ」のせいです

    おととい病院へ定期健診を受けに行ってきたのだが、これが朝からの血液検査、CT、レントゲンと続き、昼を挟んで午後の1時間点滴までのロングスケジュール。終わったのは4時近く。「いつまでこんなこと続けるんだ!」と無性に腹立たしくなってしまった。 すっかり「虫の居どころ」が悪くなった自分は、新宿三丁目で降りて、なぜか「缶入りクッキー」を探した。何がなあんでも「缶入り」が欲しかった。イズミヤでもヨックモックでもいいな、伊勢丹地下にあるだろう、なんて考えたのに、ふと丸井の地下街にドロップイン。そこで妙な缶に入ったビスケット系とチョコ系のクッキーを購入。 ところが我が「虫」はそれで収まらず、自分をグイグイと…

  • 「ツボる」って?

    面白い言葉や動きを見て、妙に受けてしまうことがある。こういうのを「ツボる」というのだが、このツボは「壺」ではなく、針灸などでいう「経穴」のこと。人体を気の循環で解釈する東洋医学では気の流れ(経絡)上に点々とある「気の出入り口」とされる。 ツボの例では、手の親指と人差し指の間にある「合谷(ごうこく)。ここを押さえることで、頭痛や目の疲れ、歯痛に効くとされる。足の裏にある「湧泉(ゆうせん)」は疲れた時に元気や活力を高める効果がある。後頭部の髪の生え際にある「天柱(てんちゅう)」も疲れを癒す。 鍼灸に興味を持つのは、家の前がその専門学校であるからだけなく、子供の頃に見たTV番組(「歌まね読本」)の影…

  • Pay Forword(恩返し)の思想

    正月らしく善魂の話。「ペイフォワード」という概念があるが、これは自分が受けた善意を他の誰かに渡すことで、善意をその先につないでいく、つまり「恩返しの鎖」である。直接その人に恩を返す「Pay Back」とは違い、人間関係やコミュニティに温かさを広げる。有名人の実践を見てみよう。 ●クリスチャン・ベール(バットマン俳優)は、家のない孤児のために17年間に30億円を投じて12棟の村を立てた。●ジョニー・デップ(海賊ジャック・スパロウ役)は、17年前から世界中の子ども病院を海賊衣装で慰問している。●シンディ・ローパー(歌手)は、2011年の3.11東北大震災時に来日したが引き返さず、募金活動を開始した…

  • 「お正月といえば~♪」

    はっぴぃえんどの1stアルバ通称「ゆでめん」)にあるのが『春よ来い』でその歌い出しが表題。「~こたつをお囲んで~♪」と昔を振り返るんだが、今は独りぼっち。あぁ人生の春が来てほしい♪という流れ(作詞:松本隆、作曲と歌:大瀧詠一)。ジャケットの背景画は林静一。1970年 TV持たない自分はthreadsを何時間も見ていたが「年越しそば」と「おせち」と「紅白歌合戦」関連の投稿がやたらと増えて、腹はすくし、見てもいない歌合戦の詳報まで知ることになった。いわく荒井由実が新曲歌ったけど声が出てないとか、石川さゆりの着物が総絞りで簪がべっ甲だとか、郷も永ちゃんも声が出てた……やたら詳しくなってしまった。「そ…

  • 年を貫く「棒のようなもの」

    ここまで押し詰まってくると大晦日も元日も「ひとくくり」にして過ごしてしまえと覚悟ができる。「らしい」ことは、ベランダのガラス戸を水拭きしたくらい。 高浜虚子の句に「去年(こぞ)今年 貫く棒の 如きもの」というのがあり、まさにその気分。虚子という人は正岡子規門下で自然を素直にうたった句が多くて好きだ。 上の句以外の個人的ベスト5●『 流れ行く 大根の葉の 早さかな 』●『 又例の 寄せ鍋にても いたすべし 』●『 炎天の 地上花あり 百日紅 』●『 牛も馬も 人も橋下に 野の夕立 』●『 秋風や 眼中のもの 皆俳句 』

  • 吊り目と戯画化

    12月17日、ミス・フィンランドが吊り目ポーズ(slant eyes)をSNSにさらして炎上し「ミス」の称号をはく奪された。これを過剰反応だと反発した同国国会議員3名も同様の吊り目をした画像を投稿した。このポーズが東洋人を差別するものだという認識がとくに欧州人には浸透していない。 遡れば①2008年の北京オリンピック前、バスケットボールのスペイン男女代表チーム、②2009年には米ポップスターのマイリー・サイラス、③2017年、中国でプレーするアルゼンチン・サッカー選手のエセキエル・ラベッシ、④同年、韓国でのU-20ワールドカップでウルグアイ代表ェデリコ・バルベルデ、⑤2018年世界選手権女子バ…

  • 自分らしい年末にしたいな

    リアルとネットの両方で、それも世界中の「クリスマス騒ぎ」がやっと終わって安らかになれそうだが、そうもいかないかも。暦では1週間もないうちに「年末年始」のバタバタに巻き込まれる。 でもそのバタバタも、家人も仕事も財産もない自分が世間と関わるはずがなく、いたって個人的&内面的な気分の「ゆらぎ」である。とくに理由はないが、この数年決まった気分のパターンがある。樋口一葉の作品にテーマを得た1950年代の映画を必ずみてしまうのだ。 とくに気に入ってるのが、『にごりえ』(今井正監督、1953年)。一葉の「十三夜」「大つごもり」「にごりえ」をオムニバスにした映画。乱暴にまとめると。「十三夜」はDV話。「大つ…

  • ほのぼの系サンタ話

    いつも心優しくなることの多いthreadsを今朝も見ていたら、サンタクロースの折り紙の写真があった。小学校の先生が30人の子供全部に、この折り紙を作ってあげたそうだ。 折り紙にはうといが、そう簡単にチャチャッと作れるものではないことはうとい自分でもわかる。30個となれば大変な手間だったろうなぁ。いやぁ、いい先生に恵まれて、この子らも幸せだ。 ところでクリスマスの絶対的アイコンになっているサンタクロースだが、現在のように白いひげと真っ赤なコスチューム、そして「ウォッホッホ」と笑い陽気なキャラクターというド定番スタイル&キャラが確立したのはそう昔のことではない。 そのルーツは1931年に出したコカ…

  • なぜか「冬至」に惹かれる

    四季の移ろいを感じさせる「二十四節季と七十二候」の言葉が何となく好き。たとえば12月12日は「熊蟄穴(くまあなにこもる)」で熊の冬眠。12月17日は「鱖魚群(さけのうおむらがる)」。これは鮭の遡上と交尾のことだけど、中国の場合は鱖魚(けつぎょ)を鮭の代わりに使う。そして明日21日は第64候「乃東生 (なつかれくさしょうず)」。 「 乃東とは、冬に芽を出し夏に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名」と博識の方が教えてくれた。そして22日が「冬至」。昼が最も短く夜が長い日。でもこの日を境に逆転。「陽の気」が日に日に増して日が長くなり、春に近づく。…

  • 大変だ!明日は「天赦日」だってよ!

    緊急で記事を書いてます。なにせ、明日のことなので時間がありません。明日21日(日)は旧暦の伝承によると「天赦日(てんしゃび)」だそうです。意味は「百神が天に昇り、天が万物の罪を赦す(ゆるす)日、何の障害も起こらない日、とても見晴らしが良い最上の日」とされています。もっと身近な言い方をすると「暦の一年の中で最も良い大吉日とされている日のことを言います。百神が天に昇り、天が万物の罪を赦す(ゆるす)日、何の障害も起こらない日、とても見晴らしが良い最上の日」とされています。加えて「一粒万倍日」。 とくに以下のような行事には最適の日。●結婚、結納、入籍、慶事●出生届●引っ越し●新規事業の開発(開業)●財…

  • 「コタツ記者」の系譜

    調べも検証もなしに切り取り記事を、「コタツに居る気楽さ」書き捨てて糊塗しているモノ書きを「コタツ記事ライター=コタツ記者」と呼ぶ。 この言葉はITジャーナリストの本田雅一氏が2011年に造語した(ITmedia NEWS 2021年1月7日)。そしてSNS時代に入り、PV稼ぎのために安直な切り抜き&捏造記事が量産されている。多くはまとまった稿料(執筆料)ももらえぬ多忙&ビンボーな書き手だ。日雇いのタイミー兼業もいそうだ。 今日の事例だと「江戸走り」なるアホな記事がその典型。「私の造語」だと当人も証言しているのに「2億回の閲覧で大ブーム」と煽ってチャンチャン 昔、ふにゃふにゃした砂利タレに「城み…

  • 「誰がSNSを殺すのか?」

    日中報復合戦?のせいか、最近「TikTokの日本人クリエイターの間で、収益化プログラムからの除外」が起きているという。TikTokは中国ByteDanceの資本だからありえる話だ。以下、長いメディア論。 人類はこの100年の間に何段階ものメディア進化を経験している。1920年が商業ラジオ(米KDKA局、1926年日本、東京放送)の開始で、ラジオとくにFMが若者文化を支えた様子は映画『アメリカン・グラフィティ』(1973)で伝わる。地方局DJの「ウルフマン・ジャック」はまさに「ラジオ・スター」だった。 だが、それからわずかの1979年「TVの出現で、ラジオ・スターの時代は終わった(Video K…

  • 「忠臣蔵」雑考

    一転して時節ネタ。明後日12月14日は「赤穂浪士討ち入り=忠臣蔵の日」。毎年、これにかこつけた記事を書いているので、今年も……でもさ、現代では「忠臣蔵」って全然人気ないんだってね。「全国民が喜ぶキラーコンテンツ」とは昭和の話。その理由はマニアのおいらにはどーでも良い。今日は忠臣蔵を巡る雑ネタを紹介してみようかな。 1.現代に置き換える「サラリーマン忠臣蔵」もの。これの映画化は1960年からある。ま、大体の筋立ては型どおりだが昭和が面白い。主演森繁久弥。 2.「峠の群像」。通産官僚出身作家・堺屋太一原作の大河ドラマ(1982)「峠=時代の変わり目」を渡る群像劇として藩士たちの生き方を描いた。 3…

  • 「現実を受け入れる」とは?

    自分は死期が近いのかもしれない……唐突に縁起でもない話だが、先ほどそう思える体験をした。 家から5分ほどのスーパーにパンや野菜など少々の食品を買いに出たの。が、例によって帰りには貧血ラッシュ。数メートル進んでは物陰に潜んで休み、歩んでは休み、を何度も繰り返して家の玄関のタタキに倒れ込んだ。そこからさらにベッドに乗ってしばし深呼吸と休息。「あぁ、オレはこのまま死ぬのかなぁ~」とぼんやり考えた。 体調不良はガン治療の副作用からだと医者は言うが、それにしてもしつこ過ぎる。お陰で仕事はできないし、出かけるのが怖い。誰にも会えない。ネット散歩で気を紛らわすしかない。食事も空腹に耐えて最小限のものだけ口に…

  • AIと違う「読めぬニュース」

    先日のネットニュースで、簡体字風だが少しちがう書体の記事が出てきた。さいわいすぐに普通の日本語字幕が下部に表示されたので意味は分かった。 スーボードのテクニックである「カービング」が得意な女子選手二人が、長野・白馬の難コースを制覇したという内容。 だがこれを上部のヘンタイ文字と対照してみると、全然正しく対応していていない。カービングは「カーラング」、2人は「2万」、かもしかが「かももな」、完全が「宮全」……てな具合。AIにやらせたにしても低精度過ぎる。 これにした現象は、英語など外国語分をAIに「翻訳」させた時にもしばしば起きる。原文をコピペしてちゃんとした翻訳サイトで訳さないと意味が通じない…

  • 餅つきの音がする公園

    部屋から見えるほど近くに町内の公園がある。70㎡ほどの小さな公園なんだが、近隣さんの利用度が高い。 夏場のラジオ体操。日中は幼児の散歩コース、夏のお祭り時は青年団の打ち上げ場所。冬にはイルミネーションもつく。大きな銀杏が散る頃は有志が掃除。そして年末・週末の今日は朝から餅つき大会。 もう十年以上、ここに住んでいるが、感心するのは世代交代というか継承が続いていること。都心なのに青年会に入る若者がいるのが不思議。 でもね、正直にいうと、朝から餅つきではしゃぐ若者の奇声がうっざい! 誰かがスレッドに、「居酒屋の盛り上がりについていけなくて冷めたまま。年齢を感じる」と書いていたけどそんな感じ。 幸い昼…

  • 『テルマエロマエ』風呂遊び

    ヤマザキマリの漫画『テルマエロマエ』(ローマの温泉の意味)とその映画版の話が面白かった。古代ローマの大衆浴場にいたはずの主人公がタイム&スペーススリップして現代日本の銭湯に出現!当然引き起こされる混乱のドタバタ……。西洋人風の「濃い顔族」とアジア系の「平べったい顔族」の対立。映画では阿部寛だけでなく日本人俳優の「濃い顔系」が勢揃いして爆笑もの。 これを見たせいで自分も風呂に入りたくなり、湯船にお湯を張り、柚子香の入浴剤まで入れてノンビリと浸かった。すると色んなことが思考に浮かんできて、まずまず面白かった。 古来より、モノを考えるの良いということで、「馬上、枕上、厠(ち)上」の「三上」が言われて…

  • ボーッとしてグー!

    前回記事を書いてからボーッとしてたらもう10日も経っていた。その間やっていたのは、他人様が書いたSNSの面白記事。ホントに「グー(good!)」や「ぐう(の音も出ない)」になってしまう。世の中、知られざる才人だらけだ。こういうのを「民間高手」という。(高手=ガオショウ。達人は民間にいるもんだの意味) 全部、野暮な説明は不要だと思うけど少しだけ補足。●Tシャツの図柄「黒人も白人も、男も女も、金持ちも貧乏も、愛国者も……みんな人類。でも”リベラル”だけは猿人」。これ大いに共感しちゃう!●その下は奈良名物の「柿の葉寿司」の秋バージョン。すごいセンスフル!●SANAEは、もちろんAKIRAのパロディ。…

  • これ、真っ当な意見じゃない?

    数日前、Threadsの投稿にこんなのがあった。「人手がそんなに足りないのなら、コンビニだって7:00am-11:00pmに戻せば良いし、正月三が日は一斉にお休みにしちゃえば良い。ちょっと前までそうだったんだから。あの頃に戻せば良いんだよ。大晦日から一夜明け、元日になった途端、街中がピタッと動きを止めて不思議な静けさが包み込む。あの感じも案外悪いもんでもないんだし。今までがちょっと便利が過ぎたんだと思うんだ。」( Posted by systemuser_404)。 少子化・高齢化が続く日本では「人手不足だから海外人材をいれなきゃ」という理屈が声高に叫ばれる。だが、どういう経済規模と生活品質を…

  • 「べガスを見てから死ね」

    ラスベガスというのは人々の夢と欲を糧に生きているような町だと思うが、2023年に3400億円を投じてできた半球体のアリーナ「(MSG) スフィア!」も人を集めている。 Sphereという言葉が「球体」や「圏」を意味することを知ったのは1987年のマイケルクライトンのSF小説だった。この人『ジュラシック・パーク』やテレビドラマ『ER 緊急救命室』あどの原作者でもある才人で、目が離せない人だった。 そのスフィア(ラスベガス)だが、昨日、TikTokでイーグルスの公演をやっていた。演奏していたのはあの名曲『ホテル・カリフォルニア』(1976)。ツインギターの美しいリズムとハーモニーなのだが、その詩が…

  • 自律神経って何?

    今日は定期健診日だったのだが、朝からひどい貧血症状。とくに院内での移動が辛かった。血圧を測ると高い方でも83。計測間違いかもと再計測しても80台は変わらず(普段なら120)。医者は「貧血になるのは当然。原因は自律神経の乱れ」と診断。 「自律神経」とは、交感神経と副交感神経を制御し……うんぬんの理屈は分かるし、自分の場合はふだんの寝たきり生活とたまに起きて動く際の切替えがうまくない「起立性障害」だとも理解している。もちろん「働けない」から繋がるストレスもあるだろう。季節が秋冬の変わり目であることも……。 これをどうにかするには、起きて動いている状態と完全に休む状態をはっきりさせること。きちんと3…

  • 世界の半分は笑ってる

    先週、久々に警備の仕事出てみたけど貧血で半日で退散。当分また休む(泣)。て、愚痴ったり泣いたりしている人が世界に半分いるとしたら残り半分は笑っているんじゃないかと思えるネタ集。 ◆「トイレの最中」:「最中」という字がサイチュウともモナカとも読めるのがミソ。トイレ型の容器に添付のアンコを入れて食べるブラック。 ◆ファラオ猫:どこに売ってるのか、ツタンカーメンみたい猫用被り物。耳のところ良くできてる。その座らせ方もスフィンクス風で気高い。 ◆英国のポスト:編み物好きのレディが、季節ごとにニット作品をポストに被せる。10月はやはりハロウィン仕様。カボチャがかわいい。 ◆ペッパー軍曹:デモ隊の中にはし…

  • 佐渡で「介護」を始めた日

    2004年10月23日、新潟県の中部(=中越)北魚沼郡旧川口村でM6,8の地震が発生した。県内JR各線が集中する地域のため、上越新幹線が脱線した。その2日後佐渡の親戚から連絡が入った。実家に住む両親が「大変だ」という。佐渡は地震の被害は軽微だったはずなのに……。 状況不明なまま、代替交通手段となった日航便を使って新潟~船~佐渡~実家へと帰ったが、両親は病院。何でも二人で夕方一緒に風呂に入ったのだが、父は腰砕け、母は難病で不自由。浴槽から出られぬまま、冷えた風呂場で一夜を過ごし、翌日昼に訪問介護の人が来て脱水状態の二人を発見し緊急搬送したという。 途中を省くと2005年春から自分一人が佐渡に移り…

  • 老骨も「働いて、働いて」だ!

    例によって「三題噺」ね。◉今日10.21は昭和サヨク的には「学徒動員=国際反戦デー」だが、今年から記念銘が代わり高市早苗さんが国内初の首相になった日となった「女性が権勢を握るのは北条政子以来800年」とはズレた見方。彼女と盟友たちの優秀さと強さが国民に希望を与えたことが重要。それは彼女を通した自民党入党申請の急増(今日現在1.8万)でもわかる。「希望こそ進歩の原動力なんです」は高市語録だ。でもこの噺は今後が本番だからここまで。 ◉大相撲のロンドン公演が大好評だったことも何より。ネット動画に寄せられた海外コメントがとくに相撲の奥深さ、礼の美など文化的感動に満ちている。来年6月にはパリ公演もある。…

  • 誤記・誤変換が大繁殖!

    高市早苗は「高一」、佐々木朗希は「労基」、榛葉は「シンウマ」、日本維新は「威信」、立民は「タテミン」、世界中は世界「重」、ホーチミンは「放置民」、農家は「ノウイエ」、……てな具合にAIによる誤表記&誤読は増えるばかり。こんな例はまだまだ出せる。いずれも⇒の右辺が誤記・誤読されたもの。 怒り⇒オコリ、辛(つら)い⇒カライ、入店⇒イリテン、疲弊⇒比平、震撼⇒新幹、年一回⇒トシイッカイ、昨夏(さくか)⇒サクナツ、~の方⇒~のカタ、終身刑⇒就寝系、驚愕⇒共学、恵美子⇒エビシ、密漁⇒蜜量、義父⇒岐阜、表に⇒ヒョウに、重盛⇒ジュウモリ、先導⇒扇動、相応(ふさわ)しい⇒ソウオウしい、用語⇒擁護、人(ひと)⇒…

  • 「クリ」調理でバッタバタ

    魚沼のハトリさんからそれはそれは立派なクリをいただいた。「ひゃあ、どうやって食べたらいいかな?」と眺めつ考えた。自分の現状で作れてかつちょっと工夫したものが良いと思い。消去したのは栗おこわ、キントン、ゆでグリ……。 ともかく常温放置は良くないらしいので下処理手順をネットで調べる。やはり外皮の鬼皮と内皮の渋皮を除くのが大変だ。調べた中では「下茹でしたら冷凍」というのがあり、これなら両方が「ポロリとむけるらしい。それに冷凍保存は糖度も高まるというので数日寝かせた。 今日、冷凍グリを取り出して熱湯をかける。いざむいてみると、確かに鬼皮とむけるが渋皮は残る。これをいちいち向く気にはなれない。そこで皮の…

  • 後ろ向きに戻る「日常」

    昨日10日午後に5日間の入院から帰宅。雨が降る前に溜まった洗濯物をすませ、やはり溜まった書類仕事を進め、入院前に空っぽにした冷蔵庫から少しは食べられそうなものを集めて腹を満たす。 バタバタと時は過ぎ、食品の買い出しにも行けないうちに日は暮れ、少しまどろむつもりで横になったら3時間も寝てしまった。空腹を感じて起きたのだが、あるのは病院コンビニで買った駄菓子。 これが躓きの原因になった。「しるこサンド」という名だが薄くて硬いビスケット。何枚かまとめて噛み割っているうちに口中に当たる異物感。なんと、下前歯に仮歯として接着していた歯とその横のブリッジを支えていた2本がポロリ。これで自分に残された歯はわ…

  • HOTELを見る/見られる

    入院して3日目、点滴投与受HOTELを見る/見られる 入院して3日目、点滴投与受けるだけなのでヒマ。でも世間は動いている。閑居人としてはヤジ馬心を煽られる。 高市さんが初の女性総理でつまづかないか?。スンズローとその担ぎ連は学び直しの人生修行するのか? 大谷は今年も優勝できるのか?……等々。SNS時代は「見る」対象に縛られ振り回されがちだ。自分の問題とか、主体的に自省できる機会を減らし、捨てている。……いやいや、難しい話はしばし置いとこ。 ネット漂流に飽きても、変わらずヒマなので、病室の外の景色をボケッと見る。左から住友三角ビル、都庁と渡り廊下、旧小田急ハイアットホテルだが現在名は知らない右端…

  • 賢くて愉快な「threads」界隈

    刺激過剰な情報が多い各種SNSサイトだが、賢くて愉快で優しい話が集まるところもある。このホッコリでき¥る界隈が「threadsスレッド」。 ●「日高屋」ありがとう! 「夫婦で食べ呑みたいもの頼んでお会計なんと1,650円!このご時世に本当日高屋ありがとう!心もお財布にもお優しい!」 ●バナナとみかんの共通点? 父の認知症検査に病院へ。奥で検査してる声が聞こえる。「バナナとみかんの共通点は何ですか?」の問いに「どちらもおいしい!」としっかり答えています ●ファミチキは「バード」 コンビニでバイトしてた頃。外人さんがLチキ指差しながら、「ポーク? ビーフ?」って聞いてきたから、テンパって「バード」…

  • 祝!「リンゴ屋」さんが1周年

    去年、今頃のブログに、駅近の極小スペースに「リンゴ屋」さんができ、若者二人がやっているから応援したいと書いた。 それがちゃんと1周年を迎えたので、今日、応援のつもりで柿3つ(600円)を買った。「よく1年続いたね」と失礼な言葉をかけてしまったが、「町の皆さんのお陰で」とはるかにオトナの応え。「週末には青森行ってリンゴ仕入れてきますからよろしく」と如才ない。 買った柿は、たぶん和歌山産の刀根早生の大玉でまだ少し青い。渋抜きしてあるようだが「熟すまで待て」とあんちゃんのアドバイス。家にて、ヘタに焼酎を塗り、バナナと一緒にポリ袋に入れて縛った。バナナのエチレンガスが「追い熟」を促してくれるのだ。 佐…

  • 「ストピ」に癒される時

    「ストピ」ことストリートピアノつまり街頭や店内に置かれていて誰でも自由に弾けるピアノは、弾く側にもLive配信を観る側にも人気がある。 自分が好きなのは「たくおん」こと石井琢磨。1989年生まれで留学後もウィーン在住。最近その著書『なるほどクラシック』も購入したが、演奏時に曲や作曲家の解説文を流してくれるので「クラシック」の敷居が低くなった。 逆にあまり共感できないプレイヤーもいる。やたらと愛想が好くてフォロワー数も多いんだが肝心の演奏が雑。幾つも音を飛ばしたりいい加減なアレンジをする。また速弾きなどテクニック自慢風なのもウンザリする。 親しみがあって好感が持てたのは松尾優という京都の娘さん。…

  • 「やさしい世界線」へ

    引退発表したドジャース・カーショーの最終登板(28日)は見事だった。面白かったのは試合後に同僚のフリーマンが「記念球くれよ」と言ったら、カーショーは即座に「NO!」と拒否。でもそれで周囲が爆笑したのはMLBで一番仲の良いチームだからだ。「やさしい世界だなぁ」と思わずほっこりした。 年とったからだけではないだろうが、こういう「やさしい世界」「報われる善行」に触れるとすぐ泣けてしまう。愛犬が飼い主の乳児をやさしく見守る。電車に手を振る子供に振り返してくれる運転手。ガン治療で髪を切る女性にスタッフたちも次々と自分の髪を剃る美容室。足が不自由で時間内に横断しきれない女性に駆け寄って手を貸すドライバーと…

  • 「友達、仲間」って何だろう

    FaceBookが「もっと友達を増やしましょう」と表示してきてうるさい。ま、たしかに自分の場合はFB上の「友達」は20人しかいない。FBでは「友達」と「フォロワー」は区別される。前者はメッセージを相互に通知しあえるが後者は見るのみで、自分の場合は多くても5人程度だ。一方「人気者」さんは双方ケタ違いのようだ。 では「仲間」と「友達」はどうちゃうねん?一説にいわく、利害関係が一致している間柄が仲間で、普通の仲良しが友達だ、と。※「俺たちの命くらい一緒にかけてみろ!!仲間だろうが!」(OnePiece ルフィ) 高校2年16歳の夏、仲良し5人を誘って北部の「大佐渡」を150km、1週間かけて歩いて回…

  • わが「キャンセル」事情

    「Cancel Culture」という言葉が出回ってる。「予約をキャンセル」的な軽い意味ではない。日本語なら「炎上」かも知れないがもっと強く「排除」や「社会的制裁」に近い。一般にはSNSによる「Call Out」(告発)から始まる。 AIの概説は「特定の個人や組織が不適切とされる言動を行った際に、主にSNSなどを通じて集中的な批判や不買運動、ボイコットを起こし、社会的に排除しようとする動きを指す」とある。 近頃、自分にもこの「キャンセル」ごとが生じた。いや、誰かに告発されたとかブログが炎上したとかではない。でも、社会的に「一般人」の枠の外に追われたようなものだ。あんだけ高額の「後期高齢者保険料…

  • クリの季節だ!ワ~イ!

    栗三種 思うところあって連投します。ご容赦。 今日は区役所某部局に出向いた帰り、伊勢丹地下の食品街へ。そこで「クリ」を見つけたら「目の保養」で済まず「喰いてぇ!」が暴走。米八の「栗おこわ」か、仙太郎の「渋皮つき栗蒸し羊かん」かと迷ったが、折しも昼どきで長い列。列並びおガマンができない性分なので、代替案として小布施堂の栗蒸しにした(税込1242円)。おこわへの未練は消えないけど……(笑) 子供時代はそこらへんで成っている果実を何でも食べた。柿、ナツメ、グミ、クワ、ヤマブドウ、木イチゴ……佐渡では南端の一部以外、甘いミカンは採れなかったと思う。カヤや銀杏、クルミみたいに下処理が必要なものは、兄貴格…

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