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RIPES BLOG https://ripe.hatenablog.jp/

記事の中身は「R65」。年の功がある人(RIPE)向け。だからジャリは侵入禁止!

RIPEとは成熟の意味。昔、クリントイーストウッドらが出た「スペースカウボーイ」という映画があった。ジジイ宇宙飛行士が地球を救うために宇宙に行く痛快作。由緒正しい宇宙飛行士は「ライトスタッフ」と呼ばれたが、彼らは尊敬と揶揄を込めて「ライプスタッフ」と呼ばれた。「熟年」という言葉は嫌いだが、「ライプ」はイカス!と思って命名。

R65 RIPEKUN
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佐渡市
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2015/06/19

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  • 「ルフィ」を名乗るのがむかつく!

    時節便乗ネタで恐縮だが、一連の強盗事件の首謀者としてマニラの入管に収容?されている男の写真が出まくり、所業だけでなくその悪相にも吐気が増す。数十人の闇バイトを使い全国各地で強盗をやらせる。それもリモートで、というのに世間が驚いているが、あの「ルフィ」を綽名にしていることにもムカついているのはワシだけかな? 似て非だろう。 また広域盗犯だから江戸時代の大盗賊・日本左衛門(図版中央)と比較するのはどうか?こちらも200人の部下を使い、中部8カ国で14件、2622両(現代ならいくら?)の犯行。自首したが市中引廻し磔になった。でも「白浪五人男」の首領のモデルになるほどの義賊で殺人はなし。池波ものにも登…

  • 「ナンプレ等号遊び」と命名

    気象庁が「10年に1度の大寒波」と騒ぐから、コロコロ着膨れ&カイロペタペタで立哨警備の仕事に出ている。おかげで顔上半分以外はさほど寒くない。だが現場は超ヒマなのに2人配置だから気が緩む。すると脳が遊びたがる。そこで始めたのが「ナンプレ等号遊び」。目についたクルマのナンバープレート(4ケタ)の数字を、順序を変えず、四則演算(加減乗除)と()(カッコ)だけで、等号=(イコール)を1つ附けるのだ。たとえば「4478」なら「4÷4+7=8」とか、「8621」なら「8÷(6+2)=1」、「2006」は「2×0=0×6」てな具合。小学校3年並みで、べき乗やルートは使えないが「2369」を「2÷3=6÷9」…

  • ベトナム正月「テト」雑感

    調べていないが旧中国文化圏のアジアでは旧暦で正月を祝う人口の方が多いだろう。今年は今日22日が元旦に当たり中国の「春節」がよく報道される。でも今の自分はベトナムのTet(節の意味、読みは「テッ」が近く「テト」は間違い)に興味が湧く。今の現場の足場職人がベトナム人だからだ。昨日(大晦日)を「歳の最後の日」と呼んでいた。 故国に居れば20日から26日まで国の休暇だが実習生には日本流の休日しかない。国を出る時に負った100万近くの借金を3年(特例は5年)で返し、かつ仕送りと「錦を飾る手土産=貯金」もしなくてはならない。若くして結婚する人も多いから両親や妻子の世話をしてくれている末弟・親戚たちへの義理…

  • 「仲良き事は美しき哉」(実篤)

    今週は同じ現場だったので、毎朝同じ電車同じ車両で通った。数日して気づいたのだが、いつも同じ席に小柄な女の子(女子高生?)が座っている。自分が乗って2駅ほど進むと、もう一人の少し大柄な女の子が乗って来てその横に座る。と、すっかり笑顔になったちびこい子が、まるで犬か猫の子が戯(じゃ)れるようにして大きい子の腕を叩く。どうも「LINE送ったのに見なかったのぉ?」との抗議らしい。おっとりめの大きい子は猫パンチ受けながらペコリと頭をさげたところで落着。今度は二人でスマホの画面を見比べっ子しながら楽しそうに話していた。みれば色違いのスタジャン。慎みのある戯れ合いと無邪気さ。ほんとに仲良しな空気が伝わってき…

  • ワシも「ずくなし」になった!

    佐渡は新潟県にしては豪雪でも厳寒でもないが、朝など氷点下になって雪も水道も凍ることが年に数回はあった。凍った道をガシガシ踏んで、歯をくいしばって通学し、学校では乾布摩擦(上半身裸になって手拭いでこする体操)が年中行事だった。今思えば元気なものだ。だから高校生の冬に上京した時、新潟は鉛色の雲の下一面の銀世界だったのに、湯沢を越えたら関東平野はピーカン青空。その差に愕然とし「こりゃ裏日本は損だな」「関東人はずるい」とも思ったが、「このぬるさは人間をダメにするかも」「関東人は『ずくなし』になるとも思った。根性なし、気力に欠けるという意味だ(写真は新庄・角巻姿の女性)。 でも人生の半分以上を東京で暮ら…

  • 本物の「大根餅」って……?

    例年、正月は「餅」をノドに詰まらせる事故が起きる。不謹慎だが死に方としてマンガ的で日本独特だ。中華圏には「餅」料理は多いが事故の話は聞かない。どうやら「餅」が違うらしい。 どんな種類があるか? 韓国にはトッ(ク)があり、中国にはネギ入りのおやきみたいな葱油餅①、春節に作られる縁起物の年糕(ねんごう)②もあるし、香港や台湾では大根餅(萝卜糕:ローボーガオ)③が人気。そういえば月餅もあるか……。 どうも日本の「餅」(米を蒸して搗く)にやや近いのは「.糕」の仲間であるが。米粉を練って蒸すか焼く。「餅」といった場合は、小麦粉をベースに焼いたり揚げた丸いものを指すのである。ガレットだ。 話に出てきた大根…

  • 箱根駅伝応援しつつ悠々正月

    リアルタイムで箱根駅伝を往復両路とも観たのは何年ぶりだろう? TVは無いがTVerアプリのお陰でタブレットでもPCでも繋ぎっぱなしで観られた。ついでに高校サッカーも(履正社負けたけど……)。 1日の東日本駅伝も観たが15日の京都女子駅伝も観ようと思う。この「駅伝愛」の正体は何だろう? 佐渡に帰っている期間(60歳前後だったけど)、同級生たちが作っていたチームに参加してヘッポコながら自分も走ったことがある。チームへの想いと自分との闘い、そこにケガとかライバルとかのドラマが加わる、それがイイんだよね。とても日本的だ。 歴代の箱根ヒーローの中でも2009年の東洋大・柏原が一番印象に残る。あの山登りの…

  • イヴの夜と夏の砂漠と

    カナダ人ホリー・コールの唄う「I'm calling you~♪」のカン高くももの哀し気な聲が終日頭から離れなかった。現場で低い陽射しをまともに受けて皮膚感覚が半年逆ネジを喰らったからかもしれない。そう、これはドイツ映画「バクダット・カフェ」(1989)の主題歌であり、歌詞にある通りベガス近郊の砂漠にあるドライブインが舞台。話は淡白なのに濃いめの映像がえらく印象的だった。 歌は「あなたを呼んでいるのよ(だがら帰ってきて)」と訴える。立場を替えると、こういって呼んでくれる「誰か」が「どこか」にいるというのは、人としてとても幸せなことであり。大事なことなのではないかと思う。今日がイブだから想い一入…

  • 冬至の透視図2022

    今日は冬至。日の出は6時47分、日の入りは16時32分だったから昼間は9時間45分、1年で一番昼が短い日だった。古人は沈んだ太陽は仮死状態になるが翌朝には蘇ると考えた(一陽来復)、明日から日を追うごとに昼が長くなる。大好きな節季の一つ。 写真は今日の14時45分に現場の朝霞(埼玉)で撮影したもの。もう絵を描かなくなって久しいが、これを「冬至の昼下がり」らしく描くならどこに気をつけるかなぁ……目立つのは右手の武蔵野線のフェンスと架線。これで透視図(パースペクティブ)風に奥行きが出せる。太陽が低いから影が長いが色が薄い。晴れてはいるが午前中に降った雨の影響で地表寄りが少しガスってる。遠くの建物ほど…

  • 一年の「回顧」もほどほどに

    あと2週間で今年も終わるので人並みに1年を振り返ってみようかな……3ヵ月の入院を「卒業」したのは去年の12月21日。そのまま3月まで療養兼ねながら生活再建のバタバタ(主に役所巡り)が続き、迷いながらも仕事についたのが4月下旬。実際には5月の連休明けから今の生活のペースができた。以来、とことん禁欲的な?暮らしを続けており洒落た外食や遠出もなし、酒もたばこも歌も友人もなし。YouTubeやTikTokと青空文庫の読書だけが気晴らしだった。 病気して失ったものは、多大な金銭、嚥下能力、歯10本、体重8Kgそして社交めいた外向きのこと。逆に今年得たものは何だろう?ないなぁ……結局、回顧するほどのことは…

  • 「語り部」責任?両国橋2題

    今日14日は赤穂浪士討ち入りの日。「忠臣蔵」好きとしては日本人が忘却せぬよう「語り部」の責任感で何か話さねばと思う。現場が両国橋に近かったからその話を2つ。 一つは義士の一人で煤払いの竹売りに化けた大高源五が、俳句の師匠であった蕉門・宝井其角と討ち入り前夜に両国橋で出会う。其角はやつれた源五を憐れんで「川の流れのように人生は移ろうもの」という旨の句を詠んだが、源五は「明日の宝船が待ち遠しい気分です」と返歌した。後に其角は幕閣の土屋主税から討ち入りの話を聴いて深く感じ入ったとか。この土屋は実は赤穂ひいきでしかも吉良邸の隣人。討ち入りの際には「三つ石」(土屋家の紋)描いた高張提灯を架け並べて味方し…

  • 気分は「もっとフルーツを!」だが

    旬の果物をたっぷり食べたいが、値段が高すぎたり多すぎたりして買いそびれる。そんなわが家に久々に複数種の果物が揃った。柿にバナナにみかんにリンゴ、ついでに?白桃のヨーグルトも足すと5種もある。ワーイ😄 (絵はP.セザンヌ。ドクロと一緒の静物!スゴ!) このうちリンゴはジャムになり、バナナとヨーグルトは朝食用に潰して一体化。柿は「焼き柿」にしようと思っている。今や柿の調理法に「焼く」のが定着したようだ。柿を焼くと甘味が増すだけでなく栄養値も増すらしい(とくにGABAやシトルリン)。私見だとこのアイデアは2017年頃にカレー屋があぶり柿カレーを出したあたりから広まり、YouTube では2021年に…

  • 「駅メロ」にも盛衰あり

    鉄道開業して今年で150年、東京駅ギャラリーも素敵な展示があるようだ。それを意識していたわけではないが、今日、東海道線で川崎の現場に行く途中、品川駅ホームで聞いた発車チャイム(駅メロ)が「汽笛一声新橋を~♪}の鉄道唱歌だった。でも歌詞の出だししか知らない。愛宕山とか泉岳寺とかも出てきたと思うが曖昧だ。 帰りに川崎で聞いたのは「上を向いて歩こう」だった。坂本九の出身地という縁。出身地繋がりだとエレカシの「今宵の月のように」が赤羽で流れていて驚いた。他にも三鷹の「めだかの学校」は作曲者・中田喜直ゆかり。高田馬場の「鉄腕アトム」も有名だが、これは手塚治虫の「虫プロ」がかつてこの町にあったからだ。個人…

  • 「人の行く裏に道あり」の紅葉散歩

    NHKBSで「赤ひげ」シリーズが断続的に続いており、小説(山本周五郎)とも映画(黒澤)とも違うオリジナル脚本らしい。でもその舞台が小石川養成所であることは変わらない。時代は享保、実在の町医者がモデルで。その場所は「後楽園」にあった。今はドーム球場や遊園地に圧されている感があり、岡山の後楽園ほどの広さはないが、なかなか凝った手入れの良い庭園だ(65歳以上割引150円!) 先日この近くが現場になり、イイものを見つけたから紹介したい。世に「人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け 」(千利休)と言う言葉があり、株屋たちの投資心得のように流布しているが、言葉通りに、後楽園の樹々も借景にし…

  • 「老害」と言われる側のヒヤヒヤ感

    今週の地下鉄車内広告で目を引いたのは、内館牧子の本『老害の人』だ。それもシルバーシートの場所に掲示されていて笑ってしまった。100万部突破らしいが、内容は、引退して娘婿に会社経営をゆずったはずの会長が、どっこい出張ってきて「老害」を振りまく話。ネットで試し読みできるから、そこから冒頭のエッセンスだけ抜き書きしてみよう。購読者が増えるなら長い引用も許されるかな? ●自分がどれほど「老害の人」かということに、当の本人はまったく気づいていないものだ。●自分は実年齢よりずっと若くて、頭がしっかりしていて、分別がある。男女ともにだ。そうではない人を見ると、彼らをいたわったりさえする。●困ったことに「老害…

  • 人形町は「浮世の町」?

    仕事は生産的ではないが色んな町に行けるのが愉しく思える時がある。先日の現場は日本橋人形町だった。 隣町・蛎殻町の水天宮で祈った「有喜」の子は、この世が「憂き世」でもあることをまだ知らない。長じて裏切りや悲しみや不条理をさんざん味合わされてそのことを知り、束の間の気晴らしを求めて、この町界隈に来たかもしれない。 この町は元吉原。歌舞伎三座の2座があり、浄瑠璃の人形師が住んだことが地名の由来になった。明和の頃には陰間(男娼)茶屋が賑わい、文明開化後は隣する浜町に明治座が建ち、大正にはカフェが並んだ。 「玄治店(げんやだな)」は『お富さん』に出てくるが、粋な黒塀の並んだ妾宅エリアだった。宇江佐真理の…

  • 「11月」って「ヘビー」な月じゃない?

    個人的に、1年12ヵ月で一番影の薄い印象があったのが11月だった。朝夕は寒く、日はみぢかくなる一方で、印象的な祝日もない。それがこの数年で変化して一番「ヘビー(しんどい)」気分になる月になった。 4年前の11月には初めて交通警備員という仕事に就いた。前後のいきさつは「就老」(就活老人日記)シリーズで書いたから省くけど、それまでとは懸け離れた仕事に飛び込むのはやはりヘビーだった(今は元気にやってるけどね)。 2年前は頸部膿瘍で喉を切開し、スピーチカニューレを使ってやっと声が出たのが術後40日目の11月だった。でもまだ経管栄養で先が見えず気分は「ヘビー」だった(退院は12月)。 そんな気分を映す「…

  • 「11月」って「ヘビー」な月じゃない?

    個人的に、1年12ヵ月で一番影の薄い印象があったのが11月だった。朝夕は寒く、日はみぢかくなる一方で、印象的な祝日もない。それがこの数年で変化して一番「ヘビー(しんどい)」気分になる月になった。 4年前の11月には初めて交通警備員という仕事に就いた。前後のいきさつは「就老」(就活老人日記)シリーズで書いたから省くけど、それまでとは懸け離れた仕事に飛び込むのはやはりヘビーだった(今は元気にやってるけどね)。 2年前は頸部膿瘍で喉を切開し、スピーチカニューレを使ってやっと声が出たのが術後40日目の11月だった。でもまだ経管栄養で先が見えず気分は「ヘビー」だった(退院は12月)。 そんな気分を映す「…

  • 昔住んでいた場所

    ①大田区長原:「♪池上線の走る町に~♪」(西島三重子)住んでいたのは1968年3月からの1年。浪人を決め、就職で上京した姉と一緒にミニ台所つき6畳、共同便所、風呂なしの木造アパートだった。代ゼミに登録したものの小田実や鈴木武樹などの名物講師の授業だけ覗いていつも渋谷全線座に通っていた(B級映画3本立て100円だった)。だが世間は大変でベトナム戦争、キング暗殺、新宿騒乱、3億円事件とあり、年明けても安田講堂事件などで東大と教育大は入試中止……生活実感なく映画と世間をキョロっていたから町の記憶は不鮮明。いや脳内地図ではピンポイントで色々記憶しているのだが、先日、偶然この町が現場だったので歩いてみた…

  • 品川v.s.大田の「大森」争い

    今の現場は大田区。ここは大森と蒲田が合併して生まれたから「太田区」は間違い。それほど「大森」の存在感は大きいし、海苔養殖、馬込文士村、競艇場など多彩な歴史もある。その一つにエドワード・モース(モールスと呼ぶべき)が日本で最初に発見した「大森貝塚」(1877)もある。縄文後期(約4千年前)の人々が食べた貝殻や魚骨、壊れた土器などをゴミとして捨てたものが地層になっている(この話、知らない人が多くて驚くんだけど……) しかし、モールスの調べた貝塚がどこにあったのかが長年曖昧だった。品川区は大井六丁目にあったとして記念碑を建て、負けじと大田区は山王一丁目に「大森貝墟」の碑を建てた。後年の調査で、軍配は…

  • ローズマリーからウクライナの話へ

    先日まで通った現場は、マンションの狭い植え込みに多彩な植物が植えてあった。とくに目についたのは香草の「ローズマリー」。葉を摘まむと松の葉に似ているが、甘くもある爽やかな匂いがした。気に入って今日はドライの香料を買ってきた。 香りを楽しみながらつい口ずさんだのが~♪Parsley, sage, rosemary and thyme♪~、そうサイモンとガーファンクルの『スカボローフェア』。 この歌は映画『卒業』の挿入歌の一つだが、ラストの『 The Sound of Silence』ほか印象的な曲が一杯だったから歌詞を聴き込んだことはなかった。でも「ローズマリー」に縁あって今回聴き直してびっくり。…

  • 「寒暖差疲労」ってヤツかも……

    おとといまでは27度あって日向では暑かった。昨日は雨も降ったが22度だった。そして今日はいきなり13度。雨と時折の突風で、より寒く感じてブルブルだった。それだけでなく、何となくイラついて、攻撃的な気分だった。外での立ちッぱ仕事を「シンドイなぁ」と思うのはこんな時。 気象が体調と関係し、自律神経が乱れて(過剰に働いて)不調になるのを「気象病」と言うようになってきた。それが身体だけでなく心理にも影響し、うつ病、イライラ、不安感などを訴える人が多くなる。そして今日のように、前日(あるいは1日の最高/最低)の寒暖差が7度以上で起きる症状を「寒暖差疲労」と言うのだそうだ……TV屋たちは、よくまぁ、次々と…

  • 『生きる』のリメイクと「公園」の今

    来春、東宝が配給することになったのが、黒澤明『生きる』の英国リメイク版(英題「LIVING」)。脚本はカズオ・イシグロで舞台は第二次大戦後の英国。すでに各地の映画祭でも上映され、とくに志村喬の役を演じたビル・ナイの評判が良い……今のところ、予告編しか観れないがイシグロの脚本は、死病を知った衝撃、元気な若い娘、公園プロジェクト、ブランコのシーンなどオリジナルを活かしたものらしい。でも主人公の葬儀の後で、また退屈な小役人生活に戻っていく同僚たちの姿も描かれているのかどうかは分からない(これが一番面白いんだけど)。ともあれ、劇場に観に行きたい映画だ。 それにしても1950年代は「公園作り」に夢があっ…

  • 「モノ言えば唇寒し」は秋の心?

    この句は「秋の風」と結ぶ(秋は穐の字)。秋もめっきり寒くなって、話そうと口を開けたら冷っとした……という繊細かつ新鮮な感覚。さすが芭蕉、と言いたいところだが、一般的な解釈は「人の欠点をあげつらったあとは、自分が不快な気分になり、対人関係も気まずくなる」という意であり、さらには「不用意に余計なことを言うと、とかく人の恨みを買って災いを招く、ということ」(『三省堂故事ことわざ・慣用句辞典』)になっている。道徳クサい諺並みに扱われているのだ。これはオカシイのではないかと思う。 こうなった理由はある。出典の「芭蕉庵小文庫」には、句の前に「人の短をいふ事なかれ 己が長をとく事なかれ」とあって「座右の銘」…

  • 還暦から絵師になったキーヤン(80歳)

    その作品を知ったのは、京都旅のあるVlogで粟田口・青蓮院の襖絵が紹介されたのを見てからだ。強い輪郭線と陰影をつけた鮮やかな地色で描かれた蓮が強烈だった。伝統的な日本画とは違う……で、調べたら木村英樹という1942年生まれで京都市美の図案科を出た人だった。でも人生の大半はロックコンサートやアートイベントのプロデューサーとして活躍した人で70年前後の日比谷野音、京大西部講堂、万博などの伝説的なコンサートの仕掛け人だった。それが還暦を機に、主に壁画を描く絵師として再スタート。国内外200ヵ所以上に作品を残している。詳しくは彼のチームのHP(https://ki-yan.com/)にあり制作風景の動…

  • 昔取った”杵柄(きねづか)”ってヤツ

    あるYouTuberが大宮の鉄道博物館で、元国鉄の機関士だった祖父を「D51シミュレーター」に載せた。すると、ふだんは「ちょっとボケ気味」という祖父が急にシャキッとし目つきまで変わった。インストラクターにまず尋ねたのは牽引車両数や燃料積量、乗客数など動力にかかる負荷の数値だった。片腕を窓外に出し、時々計器を見ながら微妙にブレーキを操作する。線路状況によって「乗客の頭の揺れ」がひどくならないことを心掛けての調整らしい。VRの画面に踏切が映るとすかさず警笛、終点ではホーム先端にピタリと停車……てな具合。この人すでに故人で撮影当時80代後半と思えるが、まことに「昔取った杵柄」という言葉がぴったりだっ…

  • 「サイゼ」で昼飯のルーティン

    仕事日の昼飯に、以前のように自分で作った弁当を持参したいのだが、まだ踏み切れない。イングリッシュマフィンのサンドイッチにしたこともあったが、ゆっくり食べられる場所が限られるし、面倒なので止めた、他の職人や勤め人のように松屋や日高屋でサクッとすませられたらいいなぁと思うが、ご飯ツブものや麺類をササっと食べる自信がない。少しづつ噛んで呑み込むので時間がかかる。 でもある日勇気を奮って?「サイゼリア」に行くことにした。相席にしないし500円ランチのメニューも豊富。でもアルデンテ気味のパスタやツブ感のあるハンバーグはまだ苦手なのでそれ以外を選び、いろんな組合せにして、毎日500~550円で食べている。…

  • 情緒に浸る「おわら風の盆」中継

    昨晩(9/1)から明晩(9/3)まで富山・八尾町で伝統の「おわら風の盆」が3年ぶりに開催され、いくつかのチャネルがYouTube中継もやっている(写真は越中八尾観光協会)。町流しと舞台公演の両方が観られから晩酌しながら鑑賞するのが良さそうだ。 立春から二百十日にあたるこの時期は台風の厄日。収穫目前の稲が無事であって欲しいと風に祈るから「風の盆」で、「おわら」は唄の掛け声だろう。やたら高い声と胡弓が妙に哀切を帯びる。ま、かったるいとも見えるが、女衆の妖艶さもいいが、男衆の農作業の動作をふまえたというキレのある所作も悪くない。 暗くて狭く、アクセスも不便で、旅館も飯屋も数軒しかない山間の小さな町に…

  • 秋刀魚は「さまな(狭真魚)」がなまった?

    現場近くに定食屋「やよい軒」の店があり、「9月2日から秋刀魚塩焼き定食」を始めるとポスターにある。旬だから食べたいが、何年も不漁・高騰と報じられたので積極的に食べる気は起きない。塩焼きよりも和歌山・新宮で食べた「さんまの姿ずし」や新橋・玉木屋の姿煮(佃煮)に未練がある。 ところで「サンマ」をなぜ「秋刀魚」と書くのか?漢字と音・訓が合わない。江戸時代は「三馬」と書いた説もあるから「サンマ」という音はあったのだろう。調べると、元は「さまな(狭真魚)」と言ったらしい。細い体幅(狭い)の魚(真魚=まな板の語源)の意味だろう。それがなまって「サンマ」に転じ、更に美化した当て字で「秋刀魚」と書き、かつ読む…

  • 小雨でも決行「神宮外苑花火大会」

    仕事の帰り時から四谷三丁目駅付近が混んでいた。今夜7時半から明治神宮外苑で3年ぶりに花火大会が開催されるので、この駅と信濃町付近から会場に向かう人がたくさんいるのだ。浴衣姿も多い、しかし、あいにくの小雨。傘さしながら、煙も雲に遮られて晴れない中での鑑賞はベストではない。それでも人々は何となく愉しそうな表情をしていた。ま、一応東京三大花火大会(隅田川。お台場)の一つで1万2千発上がるし、レーザーショーも音楽もある。 数年前までは、うちのマンションでも大家さんがお友達を招き、屋上にご馳走を並べて楽しんでいた。自分もそのお相伴をさせてもらった。でも諸般の事情からそれはなくなり、有志が片手に缶ビール持…

  • 『銀河鉄道の夜』と「幸(さいわい)」

    仕事現場近くの掲示板に1枚のチラシが掲出された。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を音楽と朗読付きのミュージカルでやるという。区民割引もあって「意識高い系文化タウン」らしい。俳優のことは知らないが、「ほんとうのしあわせ」……ってなんだろう、という副題に違和感。こりゃまた、大上段だなぁ……。答えがあけすけ過ぎる。 これは、死者たちと一緒に夢想の銀河旅行に出かける主人公ジョバンニと親友カンパネルラの物語。随所に賢治の鉱物&天体マニアぶりが出ている。そして、たしかに「幸(さいわい)」に言及している箇所も数か所ある。まずカンパネルラが亡き母を偲び、自分が母を幸いにしてあげられなかったと悔やむくだり。次に船の事…

  • 「朝焼け」と「お盆ブルー」

    明け方5時前にひとしきり雨が降ったようだ。寝ぼけ眼でカーテンの隙間から見えた空が真っ赤だった。驚いてベランダに出ると朝焼けの空に虹までかかっていた。だが近所は誰も気づいていない。ネットで中継している奴もいない。なんてことだ!こんなに胸騒ぎさせる光景だというのに……朝焼けは雨の予兆。たしかに後で何度も降っている。 今朝でなくてもいつかどこかで朝焼けに同じ胸騒ぎを覚えた人が居たはずだ……やはりあった。斉藤和義も中島みゆきも「朝焼け」という歌を唄っていた。だけど違うなぁ……そして見つけたのがCreepy Nuts。ヒップホップだけどこれは語り風。Jasracから怒られるかもしれないけど、歌詞の一部を…

  • ひろみ君の「アチチ」を唄ってみようかしら

    一度降った雨を取り消すように連日33度越えの猛暑が続く。現場では足場の鉄パイプが熱せられてうっかり触ったトビの兄さんが思わず「アチッ!」と叫んでいる。街なかや電車では人々が「フゥ、アチーヨー」と言いながら携帯扇風機を当てている。まさに「カンカン照りの昼は怖い♪」だ(「夜へ急ぐ人」友川かずき) 「アチチ」といえばやはり郷ひろみの『GOLDFINGER'99』(1999年)。リッキー・マーチンの原曲(Livin' La Vida Loca)には「アチチ」なんてひと言も出てこない。繰りかえされるのは彼女の性格「upside,inside out」のフレーズ(何もかも逆さま=めちゃくちゃ)。ひろみ君は…

  • 好不好?某亀先生的日常和人生

    住宅街の角で通行禁止の看板を立てて立哨。すると何人かの通行人が右手の家の庭先をのぞき込んで行く。「いるかな~?」とか「タケちゃんおはよー」なんて声をかける人もいる。気になってよく見ると大きな水鉢の中から亀が首を出し、半眼で空を見ていた。頭部の両脇に赤い筋がある。この亀先生(かめさん)の名前は「タケちゃん」らしい。首出しポーズに飽きると、青黒く淀んだ水の中に潜る。その繰り返し。 老婦人の車椅子を押した介護者らしきおばさんが、「タケちゃんはいいわね~。結構なご身分で」と言ったのに思わず笑った。う~ん、これが「結構な身分」かな? でも印象が変わったのは、昼時に見た光景だった。 家の奥さんが庭の柵越し…

  • 寛永寺「月の松」に癒されたよ

    上野広小路から京成上野駅前を通るのが中央通り。基準道路なので、たかが「幅寄せ」(車線変更依頼)といえども有資格の警備員が配置される。だが、半日もやっているとイライラが溜まってくる……車線変更せずにギリギリですり抜ける田舎モン・アルファード、少しでも有利な歩道側車線を走ろうと執着するタクシー、歩道の赤信号を無視して突破するデリバリーバイク、ブリンカーなしで割り込みをしようとしてハブられるモタモタ運転等々、こちらはあくまで「依頼」する立場で強制力はない(警備業法15条)。イラつきが高じると八つ当たり。歩道でパチンコ屋の開店を待つ連中にも腹が立つ。ほとんどが40歳以下の連中が200人以上もいる。「く…

  • ジビエの「予告ネタ」回収

    ここに「後日報告」なんて書きながら、放置してしまうことが多い。誰に責められたり望まれたりする話題でもないからどうでもいいんだけど、ジビエ肉のことは思い出したから書きます。 大家さんからイノシシのチョリソーと鹿をいただいたが、チョリソーの方は炒めたりサンドに挟んだりでペロリ(写真ないから豚ウィンナので代用)。鹿肉は筋膜を剥いでから薄切りにして塩コショウと練りにんにくを塗ってバター焼き。残りは赤ワインに漬けて保存し、後日、角切りにして大豆や玉ねぎとトマト味に煮て食べた。 イノシシは豚より脂分が少し強めだがおいしかった。鹿肉は希少かつ美味の部位(背ロース)らしいが、脂分も少なく、牛の赤味肉とか上等な…

  • あるJC(青年会議所)への歯がゆさ

    今や夏の風物詩である野外ロックフェス。昨年はコロナ対策なしで密なコンサートをやった結果、感染者が出て世間のバッシングを受けたものもあったし、「万全の対策」過ぎて声も出せないショボくれた「大コンサート」もあった。では今年はどうなる? 世間の「コンプラ警察」を気にする主催者はやはり自粛する。さもなくば「ショボくれ」開催で茶を濁す。 自分の意見は「もうガンガンやってもいい!」と思う。いや、風見鶏的にそう思うだけで理屈はないんだが……。念頭にあるのは、群馬のヘソ・渋川のJC(青年会議所)が、今年も3年連続で「1000人ROCK」の中止を決めたことだ。このフェスは2015年からイタリアで開催されている「…

  • 大好きな駅弁が食べられないのか!

    JR東京駅を経由して帰宅するたびに、駅弁屋「祭」をのぞくのだが、夕方には大抵売り切れているのが、大増の「深川めし」。何度かの挑戦で、やっと昨日ゲットできたのである。うれし~。 味噌味で炊いたたっぷりのアサリとゴボウ、ネギがごはんの上にのっている。江戸情緒味わえるアサリ飯、それに税込み950円という値段もステキなのだ。 夕飯の愉しみとして味噌汁まで用意していざ、実食!ウマいにきまってますよね……しかし3分の1ほど食べ進んだところで、どうもムセル。やっぱり米ツブがひっかかる。愉しみにしてた駅弁だからといってノドが許してくれない。やはりおかゆやおじやでないと難しい。ノドにきつく細ひもをまきつけられた…

  • 「ルーティン」が崩れる時

    誰にもroutine(決まった手順)がある。「朝起きて、顔洗って、トイレ、朝食……」なんてのもその一つ。こんなのは習慣だが、これを頑なに守ろうとする人もいれば、その日その日の「出来心」で構わない人もいる。それなりの合理的理由もあったりする。 自分の場合、夕方4時過ぎに翌日の勤務先指令が来る。それを受けてからのルーティンは、まず現場住所をグーグルmapで確認。最寄り駅やバス路線などを調べて、乗換案内アプリで自宅からの経路や所要時間、金額などを調べる。それで何時に家を出るかも決める。 起床するのはその約1時間前。自分の朝飯と昼飯用のサンドイッチを作らねばならない。これも一種のルーティンで、今、続け…

  • ソラマメにホイコーローが負けた?

    今日は日曜で休み。気分ものんびりできたのでちゃんと夕飯を作る気になり、ホイコーローを作った。そしたらそこに「ピンポーン♪」と大家さんが来て、採り立てのソラマメをくださった。大きなサイズの立派なものを約3kgも。毎年のことながら旬のものをいただけるのはありがたい。 ソラマメは足が速いから放置できない。パックに入れて3分2を即冷凍、残りのカラを向いて刻みを入れて塩ゆで。アツアツの奴をほうばると風味が口中に広がってウマいウマい!止まらない。 結局、これでかなり腹が膨れてしまって、ホイコーローと黒米ごはんは手つかずのまま冷蔵庫行き。ソラマメに負けた……たくさんのソラマメを、これからしばらくどう楽しもう…

  • サービス業なら「巧言」者たれ?

    「巧言令色、仁すくなし」という言葉があり、「上手いおべんちゃらを言う人や容色を立派に見せる人は、『仁(他人への思いやり)』が足りない」の意味になる。キャバレーで鼻毛を読まれない用心としては大事だね。だが、「巧言」を「言葉使いが巧みである」という意味にとればどうだろう? 相手の気持ちと状況に合わせてタイムリーな言葉がかけられることはすばらしいじゃないか? 自分などは北国人らしく瞬発的な「返し」が下手くそで、モゴモゴ濁すか的外れな駄弁を重ねることが多い。人間相手の接客・サービス業なら「巧言」は必須の才能かもしれない。 警備業も産業分類上はサービス業であり人間相手の商売だ。先日はこの「巧言」を考える…

  • 「かもめ食堂」なぜ今も人気

    今日、電車の中で「かもめ食堂」のコットン地トートバッグを肩にかけた人を見た。小太りのかもめをあしらったデザインで、ボクはすぐにそれとわかったし、30代後半か40代の地味目のその女性を「あ、いかにも……っぽい」と思った。「っぽい」という独断的分類を述べると、映画版の『かもめ食堂』のファンである。決して”若すぎない”年頃で、北欧モノとくにマリメッコやイッタラの食器などが好き。一人旅行も食べ歩きも好き。昔の『やっぱり猫が好き』もよく観ていた人、てな属性が見えるのだ。ボクも好きな映画だけど。 『かもめ食堂』は、フィンランド・ヘルシンキにて日本女性(小林聡美)が経営する和食とコーヒーを出す店が舞台。そこ…

  • 笑わんで欲しい。ビール再挑戦記

    昨日は横浜の「みなと祭」に仕事で行ってきた。好天かつ3年ぶり開催とあって街は賑わっていた。GW後半の今日もネット上には全国行楽地のライブ映像がネットに上がり、上高地なども大変な人出だった。晴れてるのに家に居るのが少し落ち着かない。 遅い昼飯に何か作ろう! まずは 焼き塩サバの残骸処分を兼ねてジャガイモとセブンの枝豆をバターで炒める。もう一品はマカロニのオーロラソース和え……「どう見てもオカズというよりツマミだな」と思ったのがコトの始まりだった。冷蔵庫の隅に昔から転がっていたスーパードライのミニ缶(135ml)を思い出し、チャレンジすることにした。病後の自分とアルコールの関係をテストしてみたくな…

  • 「丁寧な暮らし」をする女性たち

    絵本作家で園芸家でもあるターシャ・テューダさん(1915-2008)という米国女性を回顧するドキュメントがYouTubeに流れていた(写真は彼女の著書『何があっても前を向いて』角川書店)。92歳の生涯を「夢に向かって自信を持って努力すれば成功できる」というヘンリー・ソロー(『森の生活』著者)の言葉を指針に生きられた幸福な人。家族や花、愛犬への愛情があふれる人柄に感じた。 齢を重ねた人の顔は人種・性別の差がなく同じように見えるものだが、テューダの顔は107歳で亡くなった書家で抽象画家でもあった篠田桃紅さん(1913-2021)によく似ている。最晩年まで毎朝墨を摺ることから一日を始める暮らしを続け…

  • 人の評価も「晴れたり降ったり」

    「雨予報なので休工」になりうれしい反面、予報が度外れして晴れたので、逆に稼げぬ悲しい気分にもなった。ともあれ時間はあるので、ウクライナ話から先送りしてきた「ナイチンゲール」のことを書きあげようとした。 彼女はクリミア戦争の戦場で献身的に働いた「白衣の天使」というだけではなく、傷病者の多くが感染症で亡くなる因果を、レーダーチャートやグラフを駆使する統計学的手法で明らかにした。他にも医療衛生改革、専門教育による看護婦とその管理者の育成、ナースコールやナースステーション、リフトなどを備えた病院の設計にも多大な実績を積んだ。没後110年以上経つが、近代医療と看護術の偉人として尊敬を集めている……話はこ…

  • 夢話のBGMは誰の曲がいいかな?

    夢を記憶しているとしたらそれは明け方のrem睡眠下での夢だろう。夢の8割は現実体験の記憶らしいが、自分は現実離れした不思議な夢(『奇夢』と命名)が結構多い。それも「もっとディープに、もっと不思議に」と意図的に誘導し、何とか起きてからも記憶に残るようにと操作している自分に気づいているのだ。これは入院中に何の刺激もないICUのベッドで体得?した「夢の見方」だ。茫漠とした空間に瞬間フワッと何かのイメージが浮かぶ。ちょうど『ディケンズの夢』(by Robert W.Buss)の絵画みたいで、自分ではそのコラージュ間の繋がりがわかっているらしい。「死ぬ時に見るのはこんな光景かも……」と思った。 昨夜(今…

  • 「出直し一歩」のコムラ返りとメシ

    2週間前、職安のすすめで警備会社と面接。資格もあってか高齢ながら即採用。のべ3日の研修を経て今日から現場に出た。昨年10月以来7ヵ月ぶりの現場、ビルの外壁清掃用に組んだ足場の解体だった。「なぜまた警備に?」と言われるだろうが、シニア向けにはマンション清掃とか駐輪場整備などしか紹介されないし、フルタイムではない。デスクワークでも売文ライター仕事はもうやりたくない。書くのは自分のためだけにしたい。警備なら前の会社に戻る選択もあったが馴れ過ぎになる。甘やかさずに新しい風に吹かれたかった(自分で事業するのはまだ先だな……) 心配は体力が戻っていないことだった。切開した部分の筋肉のひき連れもあるし嚥下も…

  • 「肌の知る権利」ってなんだ?

    ネット巡りのついでに「今日は何の日」みたいな雑学サイトに立ち寄るのはなかなか楽しい。ちなみに今日(4月19日)は「地図の日」で伊能忠敬が日本地図の測量に出かけた日だという。55歳での転身はすごい!『四千万歩の男』(井上ひさし)など多数の伝記で知る人も多いだろう。 では明日(20日)はなんの日か?例によって日本記念日協会にはたくさんの団体・企業が申請しているが、目をひいたものに「肌には知る権利がある記念日」というのがあった。なんと奇妙なネーミングか!? 調べると……これは(株)ちふれ化粧品(本社川越市)が2015年に登録したもの。同社については化粧品に無縁の人でも社名が地婦連(全国地域婦人団体連…

  • 誰にでもある「思い出レシピ」

    何度か紹介してる大食いVlogerロシアン佐藤の『おなかがすいたらMONSTER!』の登録者数が90万人を超えた。それを記念して彼女らしい視聴者ファーストの企画が始まっている。名付けて「思い出レシピ」。視聴者が自分の思い出料理のレシピを送り、ロシアンがそれを再現するというもの。全部で3回(各回3人計9つ)の「思い出レシピ」が紹介されるが、1回目は4月10日に公開済みで「おばあちゃんの味」特集だった(全部おいしそう!) そして今日16日が第2回で「感動洋食」特集。①砂肝パスタ/同棲していた貧乏カップルが給料日前には節約のために砂肝を使ったパスタを作り、将来は二人で故郷に帰って店を持つ夢をみていた…

  • ワシはナニを作りたかったの?

    ぼんやり気分のままメシを作ることがよくあるんだけど、今夜もそんな感じ。ハトリさんが送ってくれた越後の山菜「コゴミ」(コゴメ)がある+白菜を使い切りたい+昨日の野菜炒めの残りもある+粉モンしばらく作ってないなぁ……でも、キャベツもニラもキムチも肉もない。思いも準備も見通しも全部中途半端のまま手が動き出す。 とりあえず手近な具材を並べて粉を用意。全部をぐちゃぐちゃにまぜてフライパンに投入。この時点で「お好み焼き」になるかな?と思っていたが、ひっくり返して焼き具合をみると「チヂミ」に近いと思った。「なんだか、まずそう……」 フライパン2枚分を焼いて、定石どおりソースとマヨネーズとマスタードをかける。…

  • 「事故った」キーボードを交換した

    身の回りの道具たちが経年劣化なのか次々とガタがきて買換えの時期が来ている。だが、今は貧乏だし老い先を考えたらもったいない気もする。ただし完全にアウトになった必需品の場合は、グズグズしていられない。あぁ悩ましいなぁ。 8年くらい使っているPCのキーボードも、キートップがかすれて字が消えて久しかった(写真上のAとNとか)。それだけなら大して支障はなかったのだが、先週、うっかりして麦茶をこぼしてしまった。そしたら、麦茶の成分のどういう作用によるものかわからないが、キーのスプリング(パンタグラフ)が固着して戻らなくなってしまった。ピンなどで周囲をほじくるようにして起こしたり、綿棒に水をつけて洗ってみた…

  • ハッピーエンドのお芝居はいかが?

    「ヤルタ」話に続いてナイチンゲールのことを書こうと思っていたが、4月も半ばになることに気づき、賞味期限?付きの話を先に書くことにした。それは4月27日に千秋楽を迎える松竹歌舞伎の『ぢいさんばあさん』だ(写真:©松竹)。12年前の「孝玉コンビ」が仁左衛門・玉三郎となって5度目の共演をするので話題にもなっているが、去年12月には勘九郎・菊之助でもやっているから、かなりの人気演目のようだ。原作は森鴎外、脚本演出は宇野信夫で1951年に初演。ネットにはレアな動画として、1973年の先々代勘三郎と長谷川一夫の舞台が丸ごと載っている。消えないうちに観てみたら(これは写真使えないなぁ)。 話は、新婚仲良しの…

  • 遥かなるクリミアを想う

    連日のウクライナ報道とくに市民虐殺や略奪のニュースは心が痛んでならない。解決への糸口が一向に見えないので辛さが増す。ロシアは2014年3月のクリミアのように東部2州も「住民の意志により独立」させ、ウクライナに親ロシア政権を作るまでは侵攻と干渉を止めないだろう。他国へ侵攻しては居直るのがロシアの伝統芸だ。日本の千島・樺太もそうだし最近では「北海道の北半分はロシア領」と公言する議員もいる。 ロシア人の対日本観のベースには「ヤルタ協定」がある。1945年2月、ウクライナ・クリミア半島南部のヤルタで英米ソの首脳が集まって戦後処理の意見交換をした(地図の出所不明。新聞かな?)。英米はソ連に対し「日本に宣…

  • 「朗読もの」はたくさん味わえる

    YouTubeのジャンルのひとつに「朗読もの」がある。寝落ち前や仕事中でも本を味わえるから愉しい。でも司馬遼太郎や藤沢周平の作品もあるが著作権(口述権、公衆送信権)をクリアしたのかなと心配になる。自分もSNSで歌詞や写真の引用をしてきたが、もう「お目こぼし」が通る時世じゃない(すみません、気づいたものから削除します。今後はできるだけ出所やリンクを明示しておきますね)。 早速だけど、ここに貼ったイラストは「どんぶり勘定」の「どんぶり」について解説したもので、作者は金澤信幸さん。『バラ肉のバラって何? 』(講談社文庫)という著書もある。画の方は森下えみこさんである(「よく使うのに『知らない』言葉6…

  • 「春宵一刻」と「トンポーロー」

    暦の「二十四節季」は季節を味わうのに最適。春分の次は4月5日の「清明(せいめい)」節。中華文化圏では先祖の墓参りをする風習がある。沖縄の「シーミー」は墓前に親戚が集まってお供え物のお下がりを食べて賑やかに過ごす(写真左)。あたかも春のお盆だね。 11世紀北宗の時代。昼間、清明の催しがあって賑やかに過ごした宵。あたりは静かになり、花が香り月はおぼろ。ブランコ(鞦韆)が静かに揺れている。「あ~愉しかったなぁ。気持ちの良い宵だ」という気分を詩にしたのが、蘇軾の「春宵一刻値千金」。だけど世間には漢文ギライも多いから詩文は省略! この「清明節」には2日違いでまぎらわしい行事「寒食(かんしょく)」節を行う…

  • ジャ「パン」はどうなるんだ?

    4月は年度変わり。新宿駅界隈は「入社式」帰りらしいスーツの若者が一杯いた。顔立ちがまだ幼い、イヤぁ若さがまぶしいっス。職安シニア面談帰りのワシとは対照的! 気分転換に京王のデパ地下でやっている「パンフェスティバル」をのぞく。全国各地の名物パンが目玉とかで、自分は「温泉パン(くるみ)」(栃木・喜連川)、「ネギパン」(熊本市)、「帽子パン」(高知市)の3点を購入。しめて405えんと安い。今月13日までだからまた行くつもり。感想は色々食べてからね。 帰途、四谷三丁目の角、不動産屋の出た後に開店した小さなパン屋の前を通る。今日も並んでいる。やたらと休みと品切れが多いし、ハス向かいに大手のパン屋チェーン…

  • 「人生いろいろ♪」。「世代論」は役立たず

    明日30日は島倉千代子の誕生日だそうです。お千代さんといえば「人生いろいろ♪」でしょ。人生に浮沈はつきもの。それが綾なして個性になる……でも今日の話は少し間遠いことから書こうと思う。 世界のマーケティング屋たちの常識に「XYZ世代理論」がある。1960~70年代生まれ(X世代)、同80~90年代(Y世代またはミレニアム世代)、1990年後半~2000年代(Z世代)と分ける。なかでも活発に動き、有望なF1、M1層予備軍のZ世代への対応策伝授が彼らのメシのタネになる。日本にはこれと少し違う世代分類があり、「団塊世代」「新人類世代」などに分ける(図『世代論の教科書』東洋経済新報社)。どちらにしても旧…

  • ライブ2つ同時視聴。フランスは散り桜

    いつも見ているロシアン佐藤の今夜のLIVEは、1升炊きの玄米おにぎりをひたすら食べるものだった。同時間帯には、フランス・トゥールのマルシェでお好み焼きを売るKENKENのライブも始まったので、両方を同時に視聴することにした。両方とも見てると腹ペコになるから、自分の夕飯も食べながらになった。 このKENKENは神戸出身の元教師などをしていたなかなかすごい人。今はフランスに根をおろして、独学で「麹屋」を始め、現地の有機野菜で醤油や味噌を製造販売している。詳しく知りたい人はサイト(KENKEN IN THE WORLD)の概要欄を見て欲しい。 自分の注意を引いたのは、周囲の桜並木から盛んに花が散って…

  • 「挿し絵」が「イラスト」になった結果

    大阪在住のブロガーが、「町中の掲示板やチラシが『いらすとや』だらけに」と書いていた。2012年からは提供され出した「いらすとや」(みふねたかし)の絵は、人畜無害の可愛らしさ、無料で使える(20点以下)、 豊富なバリエーションなどから便利がられている。グーグルアドセンスやLINEスタンプなどビシネスセンスも優秀で一説には年収1億円以上と言われる。ところで冒頭の筆者は、情報が同じに見えてしまうこととイラストレーターの仕事がなくなることを懸念しているが、自分は「挿し絵」の力が消えてしまうことを怖れる。 そこで忘れられてしまう前に、推しの挿し絵画家を紹介しておこう。全部あげたら100人は超えるから「わ…

  • 「おかず」の”ゴールラッシュ”

    サッカーのアジア予選・対オーストラリア戦をradikoで聴きながら作り置き用のおかずをせっせと作ってみた。後半49分とアディショナルで三苫が2ゴール。そのままタイムアウト。アナウンサーは「初めてオーストラリアのホームで勝利!」と声を枯らして絶叫!こりゃ、いいね。あとでゆっくり動画で見ようっと。 「おかず」の材料は大根、玉ねぎ、鶏むね肉、合い挽き……と安くていつも身近にあるもの。まず作ったのは「大根のそぼろあんかけ」。厚めに切った皮は生姜とポン酢で漬物に。ここでパン粉を買ってきて「ハンバーグ」も作った。中ぐらいのが6つもできたので2つだけ食べて後は冷凍へ。むね肉は久々に「3分クッキング」を観て台…

  • 「けったいなヤツ」が主役かよ

    昨日、2025年「大阪・関西万博」の公式キャラが発表された(名称未定)。シンボルマークに口と胴体を付けたものだが、どうみても道頓堀川からヘドロをまとって出てきたような「けったいなヤツ」である。「気持ち悪い」「怖い」という評価はマークの時からあったのだが、「飛んでて斬新」という意見に支持されたようだ。 ところでドバイで半年間開催されてきた万博も、いよいよ今月一杯で閉幕になる。YouTubeの中にはたくさんのレポ記事が載っているから少しは観た気になれる。日本館の評判は、館外に設けられたスシローの店舗とともに上々。 「食」がテーマだった2015ミラノ万博に比して、今回は「心を繋いで、未来を創る」と漠…

  • 子供の「帰省」を想う親兄弟の心

    来週から「まん延防止」解除になりそうだ。長いこと自粛してきた「田舎持ち」も、桜前線に押され、春祭りのお囃子に引き寄せられて「帰省」するのではないかと思う。今日は、そんなことを考えながらずっと歌を聴いていた。 北島三郎の「帰ろかな」(1965)は、帰省について「まだ錦を飾れるような身分じゃない」と思う一方で、おふくろを気にかける息子の歌。六八コンビだからド演歌じゃない。 さだまさしの「案山子」(1977)は、都会暮らしの弟を想う兄の気持ち。「元気でいるか街には慣れたか 友達できたか 寂しかないかお金はあるか 今度いつ帰る」という歌詞。アジアの研修生が聴きながら泣いていたのを思い出す。この想いは万…

  • (調子に乗って)「プチ散財(?)」

    今日、診察に行って医者から「完治、卒業です!」と言われた。理由は、ノドに開いていた穴がふさがって「外科的にはやることがなくなった」からだ。医者「手術当時は、去年の患者で間違いなくワースト3に入るほど重症だったのに、よくここまで回復したね。いや、長かった~(笑)」。これはすごくうれしかったねぇ~。ガーゼやテープともオサラバだ! 看護師さんやリハビリの先生、姉一家や友人みんなに大感謝しなくっちゃ。ありがとね\(^o^)/ で、こっからが粗忽ジジの本領発揮なのだが……爽快気分をアゲたくなって、帰り路に”散財”?。まず、カシオのチープウォッチの電池を1100円かけて交換した。買ったところで2300円な…

  • (調子に乗って)「ジャム作り」公開

    前記事でイモ餅のこと書いたら友達の反応があったので、調子に乗って今夜はジャム作りのcookhackを書こうかな。オジサンたちはラーメンとか肉とかに比べ、スィーツ系は面倒クサがって敬遠する人が多い。でもこの記事が背中を押すのに役立てばうれしいな、 さてジャム。自分は朝食にトーストとプレーンヨーグルトが多いのでジャムは欠かせない。でも香料と色素と砂糖をゼリーで固めたような安すぎるジャムは苦手。貧乏なので高級品は買えないし、材料も安物しか使えない。その制約の中で自製するしかない(泣)。 実は数日前にリンゴ2個(1個100円)で作ったばかりなのだが(写真左奥)、今回は1個100円のイヨカンを見つけたの…

  • ”チーズ餅”でマッシュポテト救済

    独り者の自炊で難しいのは食材とくに野菜類をうまく使い切ることじゃないだろうか。肉や魚や茹で葉物などは冷凍もきくが、ジャガイモなどは常温保存だ。 先日、買っておいたジャガイモ3個に芽が出かけていたのが気になってマッシュポテトにした。だが、量が多すぎて3日間少しづつ食べても減らない。このままだと水っぽくなるし変質しかねない。 ネットで色々調べた結果、「チーズをくるんだイモ餅」にして焼く方法があることを知った。グラタンという方法もあったが、小さく火入れしたものならオヤツ感覚で食べられる。このイモ餅を磯部焼風に仕上げてノリを巻いて食べるのもいいが、和風の気分じゃなかった。 作り方はいたって簡単。マッシ…

  • ロシア人・アリシアは何を想う?

    東日本大震災から11年、今年も被災各地で犠牲者への祈りが捧げられた(写真は石巻・大川小学校by NHK)。 去年同日には宮城・南三陸町・防災対策庁舎前でひとりのロシア人女性が佇んでいた。彼女は、同町防災担当者で最後まで住人に避難を呼びかけながら亡くなった遠藤未希さんの恐怖と無念さに想いを寄せた。 このロシア人女性はアリシア・フォード(34歳)。日本では作詞家売野雅勇プロデュースの女性デュオ「MaxLux」として、シンガーを10年も続けている。「売野先生の曲でヒットを出すまでは酒は絶つ。母国ロシアにも帰らない」と意志も強い。 彼女のblogは、ネタを調べる知性とそれをひねるユーモアに溢れ(小芝居…

  • 「なんちゃっておこわ」を作ってみた

    JA全農が、今年2月「切り餅を使っておこわが作れる」とツィートした。モチ米買っておこわを炊くより、どこにもある「切り餅」を使うなら簡単だ、と早速真似してみた。たしかにもっちりするのだが、べったり感も。水分量をもっと減らすべきだったし、切り餅1個につき、米1合半でなく2合が適量だったなと反省(上にのっているのは塩昆布)。誰か、こうなっちゃった失敗おこわの救済策教えて……。 この時、おこわのカヤクにしたのが、人参と干しシイタケ。添えた煮物はさつま揚げと干しえのき、切干大根。このうち乾物のシイタケとえのきは、魚沼在住の友人で編集者のハトリさんからのいただきもの。いつも地場の美味しいものを送っていただ…

  • 茂吉忌に人生の「残照」を想う

    1年は365日、毎日が誰かの誕生日ないし命日になる。たまたまそれを知ってしばし感慨に浸ることもある(天皇誕生日の昨日23日は中島みゆきの誕生日でもあった。70歳!)。明日25日は歌人・斎藤茂吉の命日で、亡くなったのはわが隣町・大京町の自宅(1953年70歳)。以下、少しWikiっぽいこと書くが……茂吉が山形から斎藤家の養子候補として上京したのは15歳。精神科医になり31歳の時に斎藤家の次女・輝子と結婚して婿養子になる。その家(青山脳病院)の様子は茂吉の次男・北杜夫(どくとるマンボウ)が「楡家の人々」で描いている。また妻・輝子は「ダンスホール事件」で渦中の人となるが、80歳で南極に行くなどしたま…

  • ”ストピ”漂流で行き着いたのは?

    草間弥生デザインの都庁ピアノなど公共の場所に置かれている”ストピ”ことストリートピアノ動画が人気だ(ハラミちゃんは登録者194万人!)。でもピアノがポンコツだったり演奏が雑だったりして観賞に耐えるのが少ない。そんな中でTAKUくん(石井琢磨)を見つけ、やっと安心して聴けた(人柄の理解も含めて)。彼は主にクラシックを弾く。それらをたっぷり聴いているうちに、他の人がヴァイオリンなどとコラボする協奏曲(コンチェルト)に関心が移った……YouTube内で漂流状態になったのはこっからだった。ヴァイオリン協奏曲と言ってもベートーベン、モーツアルト、チャイコフスキー、メンデルスゾーン、ブラームスなど無茶苦茶…

  • 「おかえり」って迎えてくれる場所

    民謡とポップをフュージョンして唄う山形出身の朝倉さや(29歳?)がブレイクしているのは、事務所(solaya)が有能なだけでなくシンガーソングライターである当人の自己プロデュース力が高いのだと思う。そのパワーの核にはピュアで明るいキャラクターがある。 子ども時代の民謡日本一(2回)は置くとして、この10年で彼女の成し遂げてきたことには驚く。既存ヒット曲を方言で唄うジャンルも開拓した(歌詞を山形弁にする際には祖母と相談した)。最上川舟歌や花笠音頭などをHipHopと一体化させるのも独創的だ。ゲーム「天穂のサクナヒメ」の主題歌はドンピシャだった。無縁だった静岡の放送局(SBS)で「ひとり観光協会」…

  • 「小説家スヌーピー」に私淑?

    以前にも書いた話だけど、もう一度。『ピーナッツ』の主人公・犬のスヌーピーの数多い職業の一つが小説家である。犬小屋の上で、好物のチョコチップ食べながらタイプライターを打つが、その出だしはいつも「それは暗く、嵐のような夜だった」で始まる。原稿を何度も出版社に送るが返送され、郵便ポストにさえ拒まれるが彼はめげない。このことから世間では、「それは暗く……」で小説を書き出すのは最悪と言われるようになった。 入院中の無為の時間に「モノ書きに戻ろう」と思い立ち、非現実的だが、どこか文明批評的でもあるような「ぼんやりした話」を10ほど考えていた。そして退院後は働きに出られない代わりに、ネタの下調べに時間を費や…

  • 栄養士さんに内緒、「食の冒険」

    バレーボールのレシーバーは、左右から来るタマに瞬時に飛びついて跳ね返す。下手クソだとそれが間に合わない。ノドボトケも同じで来るものが空気なら肺へ、飲食物なら食道へと切り分けるべく反応する。自分の場合、手術で横切りしたためにその反応がまだ遅い。下手くそだからすぐにムセたりせき込む……医者は「これが完治しないと誤嚥性肺炎になる可能性がある」と脅し、気道に埋め込んだ管(レティナ)もまだはずしてくれない。また退院前には栄養士が嚥下食のアドバイスをして、ミキサーの活用と「トロミ剤」をすすめた。しかし退院してひと月経ち、色んな経験というか「食の冒険」をし始めている……たとえば麦茶などの飲料の「トロミ付け」…

  • 「入れ歯カタカタ」の食い意地

    「奥歯ガタガタ」は岡八郎か藤田まことだよね。「♪ヤカン煮立ってカタリカタリ」は田山雅充か(『春うらら』)、そしてワシは昨日から右側半分に上下の入れ歯が入って「カタカタ」言わせてる。慣れないから口の中の違和感がすごい。初めて「入れ歯モン」の気分がわかった……「まだ半分だけど、これで何でも噛んで食べられますよ」と女歯医者は言うが、こちらとしては「咀嚼」よりも「嚥下」問題の寛解が大事だと思っているので、うれしさは半分。しばらく時間はかかりそうだ……でも「病は気から」、前向きの意欲が大事なので入院中からYouTubeのモクバン(大食い番組)ばかり観て、「治ったらワシも食べまくるぞ!」と食い意地だけは張…

  • 気づいたら窓の外は「初雪」

    「もうFAXを使うこともないだろう」と年末に回線の停止を依頼。仕事初め4日にリモートで作業完了。だが翌日から室内の無線LANが使えなくなった。焦りまくったね~。と同時にふだんいかにインターネットに依存した暮らしをしているかを痛感。今日は朝からその復旧対策。 業者の0120電話のたらい回しにイライラしながらも、コールセンターと繋ぎっぱなしで、解明したのは自前で用意した無線ルーターの再設定が必要だったということ。1時間半かかって、やっとネットが蘇った。 ふと気づいて窓の外を見ると白いものがチラチラと降っている。都心部での「初雪」だぁ。まるで犬コロのようにワクワクするのは子供の時から変わらない。「ど…

  • 「破魔矢」求めて初詣

    2か月以上も入院する病気に1年に2度も罹患するなんてタダゴトではない。他人にそう言われることが重なるたびに、自分でも「そうだよな~」と思えてくる。信心深い人は「何かの罰、タタリかも。ともかく厄除けしてもらった方がイイよ」と言う。「だよな~」。 無宗教・不信心ものの自分でも節季催事は大好きだから近所の「須賀神社」に2年ぶりの初詣に出かけた。イヤイヤこれが大変な人出で、アニメ『君の名は』聖地の階段まで列が並ぶ……コロナ明けで厄落とししたいという庶民の切実な気持ちを感じた。行列嫌いな自分は、さっさと「グッズ売り場」?に向かい、狙っていた「破魔矢」を購入。「一陽来復」お守りと〆て1500円也。このアイ…

  • やっぱ、朋友ってのはうれしい!

    このところ、朋友(友人)たちの暖かな気持ちに感激することが多い。退院の時には来日していた王さんが脇を支えてくれた。帰るとすぐに魚沼のハトリさんから、本場のコシヒカリにキノコなどの乾物を詰め合わせたものが届いた。続いて宮崎・高千穂のサトウさんからは、名産地鶏の塩焼きを頂いた。モノだけではない。翻訳会社の杉本さんは賀状メールに添えて僕の再出発を応援するという熱いメッセージをくれた……。ありがたいことだ。なのに年末の仕事納め前に片づけることが多く、その友情の貴重さをちゃんと抱きしめなかった。 でも、バタバタするのを止めた昨日は、久しぶりにRyo君と新宿でランチデート。「有朋自遠方来」また楽しからずや…

  • まるごと1週間もあるんだなぁ~

    今日はクリスマスだが、昨日のイブで「ハイ終了!」された感がある。次の節目の大晦日&正月三が日に向けて、世間がバタバタしてるように感じる。実際にはまるごと1週間もあるし、正月4日に普通に「仕事始め」するとしたら10日間もある。すっごく長い時間である。 ワシのような半病人にしてリハビリ中、社会復帰・生活再建に焦って連日あちこちに出向いているものからすると、この10日間の空白は、為すことなく過ごさねばならない「お手上げタイム?」なのである。 大掃除の続きもやりたいが、粗大ゴミの収集は1月20日過ぎまで予約で一杯。友達に会いに行こうにも、こちらの飲み食いが不自由では、気を遣わせるから自粛してしまう………

  • 冬至の風景

    冬の折り返し、冬至です 昨日、無事に退院。帰宅して大掃除と模様替え。狭いながらも住み馴れた部屋はサイコ~。でも、病院でプロのスタッフと設備とマネジメントに委ねた時間がいかに贅沢だったかも痛感。だって、夕飯一つ誰も作ってくれないからオタオタする始末なんだから。 でも、もう贅沢な時間は終わり。1年の半分を病気で過ごした訳だから、当然家計はボロボロ。そこから建て直し。出てすぐ失業保険のもらい方聞きに職安にも行って来た。クタクタに疲れて、遅い昼メシはミミを落とした食パン1枚を豆乳につけたもの。リハビリひと月ぶんくらい疲れた~。少し休む。 休みつつ「明日は冬至だ」と思ったら、元気回復。柚子タイコン、カボ…

  • フェイクメシ?

    食品の蝋細工業界トップの企業を取材したことがあるが、リアルに近づけるフェイクの技倆だけでなく、店頭でアピールするPOPとしての斬新さを追求する姿勢にも感心した。 そんなフェイク職人が身近なところにいた。ボクらの嚥下食を毎日作ってくれる調理師さんと栄養士さんだ。 食材を煮たり蒸したりミキサーにかけてトロミをつけ、型など使って“らしいもの”にまとめる。魚やハンバーグとおぼしき稚拙なものもあるが、「ハムエッグとミニトマト」「大根と人参の煮物」のような傑作もある。栄養士さんによると業者から購入するものもあるらしいが、常に患者の反応を観て舵取りしていることは良く分かる。プロ意識で、努力し続ける人には好感…

  • 退院日決まる

    あと7日で、この景色にオサラバ 退院予定日が少し早まって、来週火曜21日になった。でも、のど元の気管キャップは付けたまま、ペースト状の嚥下食レベルもそのまま。10本も抜いた歯の跡始末(入れ歯?)もないまま出ることになる。 以前の健康にどれだけ近付けるかはわからないが、病院にいても仕方ない。実生活を建て直さないとガタガタだ。あと7日だ! 気分一新したところで病室からの記念ショット。16階だから眺めは良いはずだがビルが邪魔。隙間から見える西口公園の向こうは駒沢あたりかな。出たら御苑に散歩できるのが愉しみ……生き延びる気力をくださった皆さんの励ましに深く感謝します🙏🙇

  • 名調子に浸りたい一日

    いつの時代、どの国にも気分が高揚した時に唄ったり、詠じたくなるような詩や曲があったのではなかろうか? オペラ好きがそうだし、昔のサムライなら漢詩かな、ビリー・ジョエルの「ピアノマン」は「sing us a song」のところに来るとバー中が大合唱になるのが世界共通のお約束……最近の日本には「ウッセーワ」しかない?ワシら 子供の頃は、「玄冶店」(げんやだな)知らずに「お富さん」、筋も歌詞の意味も知らずに「弁天小僧」をがなってた……話飛ぶけど、今日12月14日は赤穂浪士討ち入りの日(そのことさえ話題にならない)。自分は、YouTubeで三波春夫の「元禄名槍譜伝 俵星玄蕃」を見てスゴイ!と感激。以来…

  • トンネルぬけて、どこ行くの?

    入院60数日を過ぎて、自分の閉塞状況にも変化が出てきた。 ①経管栄養から口から食べるペースト食になった。問題なければ胃ろう処置はせずにすむ! ②今日4本もの歯を抜いた。来週さらに8本抜く。今回の奇病の真因と推定される歯周病菌を断つための決定的手段だ(歯抜けのボロボロだアー)! ③慎重な医師とネゴして25日のクリスマスまでには退院というゴールができた! さっきから脳内で「トンネルぬけて∼♫」(67年ダイナマイツ)のサビだけ繰り返してる。ホントの問題は「抜けた先はどこ?」ってこと、つまり退院後の身の振り方なんだが、そんな先のことはわからない。抜けるなら、明るく広い場所に出られるんだから悩むこともな…

  • 熱く語れる仲間って最高!!

    いつも病気の話題では自分でヤになる。むしろ気分はロックなんですよ……ヒマ潰しに見ていたネットの寄せ集めニュースの中にエンタメ系ナタリーの記事に、甲本ヒロトと彼を尊敬してやまないサンボマスターの山口隆の対談があった(どちらも大好きだが)これがメチャクチャ面白かった……古いブルースやロックンロールを聞くばかりの少年だった甲本は、1977年にパンクに出会い衝撃を受け、「オレはこれがやりたいんだ!!!」とバンドを組む……ファンには馴染みの来歴だが、山口が完全同意。バンヘーレンを出待ちしたとか、スプリングスティーンがロックの神に見えた話やリスペクトするバンドの話が愉しい。何よりも、二人が熱く熱く語り合う…

  • 熱く語れる仲間って最高!!

    いつも病気の話題では自分でヤになる。むしろ気分はロックなんですよ……ヒマ潰しに見ていたネットの寄せ集めニュースの中にエンタメ系ナタリーの記事に、甲本ヒロトと彼を尊敬してやまないサンボマスターの山口隆の対談があった(どちらも大好きだが)これがメチャクチャ面白かった……古いブルースやロックンロールを聞くばかりの少年だった甲本は、1977年にパンクに出会い衝撃を受け、「オレはこれがやりたいんだ!!!」とバンドを組む……ファンには馴染みの来歴だが、山口が完全同意。バンヘーレンを出待ちしたとか、スプリングスティーンがロックの神に見えた話やリスペクトするバンドの話が愉しい。何よりも、二人が熱く熱く語り合う…

  • ツバをのむという表現

    「ツバをのむ」表現2態 災害のTV中継などをハラハラしながら見ている時、「ツバをのむようにして」などと言う。また美味しそうなご馳走が出てくるとやはり「ツバをのむ」という……同じ表現なんだか少し異なる。前者のツバは「固唾(かたず)」で口中にネツトリ溜まったもの、後者は「生唾(なまつば)」で反射的に湧いたもの……入院50日経過して、今の難題はこの「ツバをのむ」こと。固くても生でもいいんだけど、要するに“ゴックン”と呑み込める嚥下力を回復しなくちゃならないンです。そのためのリハビリがあるなんて、初めて知った。なかなか難しいのもある。早く「コツをのみこまなきゃ」!🥵

  • 「トラゾー」並みの美声?

    入院して40日の昨日、気管のパイプが発声できるものになり、久々に自分の声が出た。ところがこれがすごい嗄れ声、まるで浪曲の広沢虎造がポンコツのトラメガで話してるみたいだ。先生は、「たくさんしゃべって」というけど、病室で誰と何を話せと……ン?「トラゾーって誰?」ってアンタ、「寿司喰いネェ。江戸っ子だってね」(石松三十石船)で日本中を沸かせた男だよ。あゝ、昭和は遠くなりにけり、か……治療の次のステップは、嚥下能力を引き出すことらしいが、何日かかるか、うまく治るかはわからない。「バカは死ななきゃ治らない」(同上)て言うしね。オソマツ!

  • 点滴メシ

    点滴メシ 入院してひと月経過。バイタルデータは改善しているものの、治療法は相変わらずの洗浄メイン。侵食部位の復旧待ち。この期間の食事と水分は、点滴から鼻の管を通して入れている。点滴メシの中身はよく分からない。ナッツのような臭いがあるが、大量に冷たい液体が入るから、何割かは下してしまう。 でも、ひと月も耐えてるのは我ながらエライと思う(笑) たぶん、元気になったら書きたい物語を考えて愉しいから気にならないのだろう。 あゝ、でもヤッパリ旨いもの喰いたいナ(笑)

  • 未完治での退院という路

    自分は、病気、病人の基本的なことに無知すぎる。「入院したら完治して退院する」というアホな思い込みもその一つ。「悪化して死亡」なんて普通のことなのに…入院して20日余り、3度も手術した自分の場合、あと半月くらいのうちに「未完治のまま退院」ということになりそうだ。治ったのは肺への気道。声は無理。飲食の嚥下も無理だから胃に穴あけて胃ろうにすること…〈なんか話が違う〉〈イヤ、誰もそんな話はしていない。これでも入院直後から見れば大前進さ〉…仕事も解雇、収入ゼロ。❴それでも生きなさい!❵と誰かか決めた。ヨッシャ、その路、歩いて見るか。どうせ死に損ない。

  • 緩慢なる死からの、帰還

    緩慢なる死からの、帰還 ❴予告編❵ 土屋がまた緊急搬送され10月7日に入院。気道閉塞で窒息死寸前なので即手術。以来3日経過し💀生きています。 1月の大動脈瘤入院も本人焦りましたが、今は気道も食道も塞がり暗い気持ち。喉が張れてまるで「ムーミンの首」 これからほぼ二月の、ただの記録は面白くないから色々混ぜて書いて行きます。それにしても2020年の頭と尻尾が、こうなるなんてもう死期が近いね

  • 街路樹の「実」たち

    先日の台風16号の置き土産を見つけた。銀杏の実が延々約100mにわたって落ち、辺り一面、黄金色で埋め尽くされていた。側道ののり面に、雌株の銀杏がずらっと植わっているからだ。まだ特有の異臭は少ない……仕事現場のこの周辺は公有地で一般住民が少なく、拾いに来る人はほとんどいない。6月頃には同じ道路の少し離れた場所で、街路樹のヤマモモの実がやはり一面に落ちていた。これもここだけに雌株が植わっているのだ……また、夏には明石町で花モモの実がポタポタと落ちていたが、誰も見向きもせず、近隣マンションの管理人らしきオバサンがゴミとしてはき集めていた。「春先の、豪奢な艶姿を見せてもらったから、きれいにしとくね」と…

  • 休業中の「呑み屋」さんに捧ぐ歌

    なんとも煮え切らぬ規制解除方針に、飲食・旅行・催事などの業界人はヤキモキしているだろう。そこでとくに居酒屋、パブ、カラオケなどの関係者に、ひとりの旧客が、こんな気持ちで応援していることを、一つの曲で伝えようと思う……曲名は「Those Were The Days」。1968年にビートルズのアップルレコード初弾として18歳の可憐なメリー・ホプキンが唄って大ヒット(『悲しき天使』という迷題だったけど)。でも元歌は革命に追われて亡命の旅に出るロシア人の歌。他にもフランス語版は恋の歌になり、日本の森山良子版はもっとベタ甘。おすすめはやはり英語版なんだが、要約すると……昔来ていた居酒屋(tavern)で…

  • そこはあんたの「カウチ」じゃない!

    こういう写真も記事も一部から顰蹙を買うかもしれないが、まず意図を聴いてくだされ……写真はこの2週間、地下鉄とJRの「優先席」を撮ったものだが、靴まで脱いでくつろぐ人、横座りに足組んでる人、最初は独り占めしていた席に次々客が来て端に詰まされたが、携帯ゲームを止めない肥満氏、荷物を席一杯に広げるご婦人たち。「あら、失礼ね。人が来たらちゃんと荷物どけて空けるわよ」との反論はありうるが、イヤイヤ、その前に敬遠されて近寄らないだけなんですけど……等々、まるでわが家の「カウチ」でくつろぐかのような人々を頻繁に目撃した。分を守って端然としていられないのだ……いや、この写真と記事の意図は「老害ポリス」の告発で…

  • そこはあんたの「カウチ」じゃない!

    こういう写真も記事も一部から顰蹙を買うかもしれないが、まず意図を聴いてくだされ……写真はこの2週間、地下鉄とJRの「優先席」を撮ったものだが、靴まで脱いでくつろぐ人、横座りに足組んでる人、最初は独り占めしていた席に次々客が来て端に詰まされたが、携帯ゲームを止めない肥満氏、荷物を席一杯に広げるご婦人たち。「あら、失礼ね。人が来たらちゃんと荷物どけて空けるわよ」との反論はありうるが、イヤイヤ、その前に敬遠されて近寄らないだけなんですけど……等々、まるでわが家の「カウチ」でくつろぐかのような人々を頻繁に目撃した。分を守って端然としていられないのか?……いや、この写真と記事の意図は「老害ポリス」の告発…

  • 「ワンタン」と「ほうとう」の関係

    帰路、五反田で下車して「広州市場」で「ワンタンメン」を久々に堪能。香醋(黒酢)をレンゲに入れてワンタン(10個もある)を漬ける食べ方が好き。塩味スープと細麺もね。この数年、贔屓(ひいき)にしていて普段は新宿の店に行く……自分の場合、食い意地は腹からではなく脳から来るらしく、ワンタンについてもつい調べたくなる。……この店のようにたっぷりの肉を巾着包みにするのも、麺と一緒に食べるのも、そして「ワンタン(雲呑)」と表記するのもすべて広東風。中国では「餛飩(ホゥントゥン)」と呼び、小ぶりの練り物を浮かべて食べるもの全般を指す……Wikiによると、呉語では「ウンドン」、西安語では「ホエトエ」と呼んだこと…

  • 運転免許、更新せず

    70歳過ぎて免許を更新しようとすると教習所に予約して高齢者講習を受けなくてはならない。座学・運転適性検査(60分)と実車(60分)の2時間……面倒くさいし「もう運転することはないだろう」との思いもあって、返納でなくこのまま失効させよかな、てなことを以前のSNSに書いたら、「いや、もったいない」「更新すべきだ」というアドバイスを下さる方が意外なほど多かった……自分の運転歴は、まず20歳で免許を取得し通勤などに使い、訳あって30歳で更新せず失効させた。以来、運転と無縁。次に55歳の時、佐渡に帰って両親の介護をすることになり、周囲の人から「クルマなしでは暮らせない」と聴いて、急ぎ世田谷の教習所へ通っ…

  • 新聞配達員のいうことニャ~

    住宅街での建設工事が今日の現場。午後3時過ぎに新聞配達員が通過、と思ったら引っ返して来て「ここにできるのは戸建て?それとも集合住宅?」と訊ねる……「マンションだけど」とワシ。するとうれしそうにこう言う。「良かった。戸建てなら1部しか見込めないけど、集合住宅なら1部以上は見込めるから」……「いやね、このところコロナの影響で”巣ごもり”が多いでしょ。そのせえか活字をじっくり読む人が増えてる感じなんすよ。おかげで購読者が増えてる。コロナ前が100なら今は108って感じ。配達や集金の件数が増えればこちらも収入が、ね」とニヤつく……レレレ、自分が得ている情報では「新聞は急速に右肩下がりで購読者が減少して…

  • 「生きる」には「熾火(おきび)」が要る

    SNS(ネット世間)の空気がなんとなくうざくてふた月ほど遠のいていた。いや書くほどのこともなかったのがホント。うざい気分のまま昨日72歳になった。今やメシのタネは交通警備員で秋には3年目を迎えるが、馴れが「狎れ」になったのか、モチベーションは最低。生きることさえダルくてうっすらとした希死念慮さえある……今日、現場近くの小公園でブランコに乗って休憩。老人のブランコといえば黒澤映画『生きる』の志村喬を思い出す。口ずさむ『ゴンドラの唄』も……こういう映画や美術や音楽の話をする相手が周囲(職場)にはいない。これも世間嫌いになっている理由だな……あの映画は、余命わずかと知った主人公(志村)が、生き甲斐の…

  • 「言い回し」の断捨離

    現場に巡回に来た若いスタッフと立ち話。彼「夜間の道路工事(の警備)って大変ですね」自分「うん、”夜なべ仕事”だからな」彼「”夜なべ”って何ですか?」自分「!」。折しも雨が強く振り出したが、「傘がお猪口」も「天気雨=キツネの嫁入り」も通じなかった……彼がモノ知らずとも言えるが若い人の平均値だと思う。逆に自分のうかつさに気づいた。意味や由来を的確に説明できずに使ってる!語彙や言い回しに気をつけよう……報道機関には各々の用字・用語・用法規則があり、なるべく平易で時代に合った表現を心がける。「昭和的死語」はギャグネタだが、個人でも、その人の語彙には人生経験が、言い回しには性格が出ると思う。ウンチクでは…

  • さくらの葉がキレイでした

    4月以来、地下鉄を大手町で乗り継ぎ、さらにバスと徒歩で20分かかる現場に通っていたよ(1年半前にも半年来ていたけど)近所にコンビニも自販機もなく、だだっ広い草原が広がるだけ。観るべきは桜の古木数本のみ……その現場も明日が引き渡しで、ワシの勤務も今日が最終日でありました……仕舞じたくしながら見つけた桜の葉を地面に並べてパシャリ。赤く色づいた枯れ葉(病葉:わくらば)から瑞々しい若緑の新葉まで、桜葉のこんなグラデ―ションがそろうのも、梅雨まっ盛りのこの季節だけかもしれない……用済みのものはどかされて、新しい生が座を奪う。1本の樹のいとなみだけど、どこか人界の移ろいに通じてるなぁ。……「♪わくらばを~…

  • 自分を「茶化」せるジジババがイイね

    齢とれば、外見も言動もボロボロになる。それを自覚しないアホは別として、嘆いたり愚痴るよりも、自分を「茶にして(茶化して)」笑っているジジババがいいなとつくづく思う……全国有料老人ホーム協会が毎年募集している「シルバー川柳」の過去3年分から、マイセレクションを以下に…… ○脳トレを毎日してます探し物 ○ばあさんの手づくりマスク息できず ○テレワークやってみたいが俺無職 ○円満の秘訣ソーシャルディスタンス ○入らない母の入歯で騒ぐ父 ○妻の留守たっぷり醤油寿司刺身 ○我家では濃厚接触とんとなし ○頭頂部だけが見えてるオンライン ○グーグルの検索履歴に水戸黄門 ○武勇伝俺の話は無観客 〇グレーヘアし…

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