住所
-
出身
-
ハンドル名
大橋むつおのブログさん
ブログタイトル
大橋むつおのブログ
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/ryonryon_001
ブログ紹介文
思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。
自由文
更新頻度(1年)

466回 / 1502日(平均2.2回/週)

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大橋むつおのブログさんの人気ランキング

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大橋むつおのブログさんのブログ記事

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  • 高校ライトノベル やくも・38『ぼっちの図書室』

    やくも・38『ぼっちの図書室』広い図書室に一人ぼっちということがある。しょっちゅうあることじゃないんだけど、相棒の当番のがまだ来ていなくて、図書室を利用する生徒も来ていない。図書の小出先生は居ないことの方が多いしね。一人ぼっちの図書室は神秘的だ。数千冊の本たちが寝息を立てているみたいな気がする。カウンターからは見えない書架の陰に何かの気配を感じることもある。図書室にはカーブミラーみたいなのが幾つか付いていて、カウンターからは死角ができないようになっている。本を盗んだり、ページを破ったり、飲食したり、そういうのを取り締まるために付けたらしいんだけど、それって生徒に対する剥き出しの不信感だよね。そういうこともあって、カーブミラーは埃をかぶってくすんだままにされている。天井の照明の陰になることもあって、人が居てもよく...高校ライトノベルやくも・38『ぼっちの図書室』

  • 高校ライトノベル・ライトノベルセレクト№79『ホームラン王 残念さん』

    ライトノベルセレクト『ホームラン王残念さん』三郎は今日も不採用通知を受け取った。これで59社目である。最初のころは封筒を開けるまでドキドキした。「ひょっとしたら!?」という気持ちがあったからである。友だちが合格通知を封筒ごと見せてくれて分かった。合格通知はその後に必要な書類や注意書きが入っていて分厚いのである。友だちのそれは80円で足りず90円切手が貼ってあった。それから、三郎は封筒を持っただけで分かるようになった。定形最大は25グラムまでである。不採用通知はA4の紙切れ一枚。10グラムもない。持てばすぐに分かる。次ぎに、三郎はポストの中のそれを見ただけで分かるようになった。二枚以上の書類が入っているものは、微妙に膨らみ方が違う。次ぎに、三郎はポストに入る封筒の音で分かるようになった。A4一枚の封筒が郵便受けに...高校ライトノベル・ライトノベルセレクト№79『ホームラン王残念さん』

  • 高校ライトノベル・クリーチャー瑠衣・4『瑠衣が真実を知った結果』

    クリーチャー瑠衣・4『瑠衣が真実を知った結果』Creature:[名]1創造されたもの,(神の)被造物.2生命のあるもの岸本先生は、四階の外階段から落ちたが一命は取り留めた。救急車の中で「痛い、痛い……」と子供のように泣き叫んだ。瑠衣は、高坂先生への詫びの言葉が出ないことが悔しかったが、それ以上に自分の力が恐ろしくなった。――高坂先生を無傷で助けたのも、校長の悪巧みを知って制裁をくわえたのも、都庁まで往復のテレポーテーションをやったのも自分の力なんだ――と理解した。ショックだった。自分がまるで化け物のように思われて、その日とあくる日は外にも出られなかった。校長は、あくる日に懲戒免職になった。岸本先生は六カ月の重傷、そして高坂先生は、そんな岸本先生のことをまだ気遣っていることを家に居ながら知ってしまった。テレビか...高校ライトノベル・クリーチャー瑠衣・4『瑠衣が真実を知った結果』

  • 高校ライトノベル・時かける少女・15『ピンチヒッター 時かける少女・2』

    時かける少女・15『ピンチヒッター時かける少女・2』ミナコは、科学技術庁の預かりということになった。ミナコの持ち物や身につけているものが、1993年の技術では説明の付かないものがいっぱいあったからだ。制服が、当時存在しない学校のものであることは大して問題にならなかった。そんなものはいくらでも作れるからだ。問題になるものは他にあった。ヒートテックのシャツ。この時代では発売はおろか、繊維の発明もされていない。ナプキンの高分子ポリマーが、この時代のものではない。電波式腕時計が、アンテナ内蔵式で、1993年の技術ではできていない。スマホの液晶画面が、この時代の技術ではできない。アイポッド及び、それに使われている青色発光ダイオードは、この時代では作れない。携帯ゲーム機が、この時代の技術を、遥かに超えた技術。持っていた千円...高校ライトノベル・時かける少女・15『ピンチヒッター時かける少女・2』

  • 高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・45『親父のマチウケ』

    🍑・MOMOTO・🍑デブだって彼女が欲しい!45『親父のマチウケ』「それで桃斗……」4回目だ。映画でレコード針が跳んで、同じ音ばかり繰り返すシーンがあったのを思い出した。「父さん、それって4回目だよ」二皿目のカルボナーラをフォークに絡めながら親父に言った。「え……なんか言ったか?」聞きながら、ビーフシチューの皿にスプーンを突っ込む。とっくに空になっているので、スプーンは虚しく空気をすくう。それさえ気づかずに、親父はスプーンを口に入れる。「ん?いつのまに……?」「さ、そろそろお開きにしましょう。三人とも食べ終わったみたいだし」「あ、そうか?」オレは、カルボナーラを流し込む。「もう、たっぷり一時間たちましたし」お袋がアナログ腕時計を示す。きょう久々に食事会をやった。例によって親父の空き時間。でも、空き時間があればい...高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・45『親父のマチウケ』

  • 高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・19《最後の七不思議・2》

    新・ここは世田谷豪徳寺・18(さくら編)≪最後の七不思議・2≫控室は12畳ほどの和室だった。正面の幅広の床の間みたいなところで、佐伯君は首までお布団掛けられれて、胸のあたりが盛り上がっていた。多分胸のところで手を組ませてあるんだろう。マクサが無言のまま焼香した。手を合わせお香を一つまみくべて、もう一度手を合わす。みんなもそれに倣った。最後にあたしがお焼香し終えたとき、由美は初めて口を開いた。「もう、月の初めにはダメだって言われてたの。でも七不思議の話をしたら「オレもいっしょにやる」そう言って痛み止めの注射だけしてもらって帝都に通ってくれた。聖火ドロボーの話、一番気に入ってた。最後は、これを超えるやつがトドメにあればな……」由美が語る佐伯君の言葉は由美の口を借りた間接的なものだけど、声の響きは兄貴としてのそれだっ...高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・19《最後の七不思議・2》

  • 高校ライトノベル・かの世界の片隅へ:114『ヤコブとユーリアの母』

    高校ライトノベル:かの世界の片隅へ:114『ヤコブとユーリアの母』語り手:ブリュンヒルデヘルムの平和のためには必要なのよみんなが寝静まっているので、囁くような声でもよく聞こえた。ユーリアを真ん中にして親子三人が語り合っているのだ。内容もさることながら、その密やかさは立ち入ってはいけない雰囲気だ。呼吸を乱さないように気を付けて目を閉じた。「それは分かっている、でもユーリアの兄として納得できない。親子兄妹は骨肉だ、その骨肉を引き剥がされようという時に他人やヘルムがどうのこうのって関係ないよ」「でも、お兄ちゃん。ヘルムが平和でなきゃ、我が家の平和も無いのよ。でしょ、ヤマタの力が衰えれば島の外ばかりじゃない、大昔にヤマタが封印したクリーチャーたちも蘇って災いをもたらすのよ」「それでもいやだ、間違ってるよこんなこと!」「...高校ライトノベル・かの世界の片隅へ:114『ヤコブとユーリアの母』

  • 高校ライトノベル・クリーチャー瑠衣・3『瑠衣の覚醒』

    クリーチャー瑠衣・3『瑠衣の覚醒』Creature:[名]1創造されたもの,(神の)被造物.2生命のあるもの『都立希望野高校校長人事異動内示書の違法公開!』『許せぬ民間人校長のパワハラ!』そんな見出しが各紙面のトップに踊っていた。報道各社は、いっせいに都庁二号庁舎にある都教委と学校に押し寄せた。瑠衣は都教委の廊下で待っていた。すでに廊下にはテレビ局や新聞社の記者で溢れている。やがて、校長が緊張した顔で記者たちにもみくちゃにされながら階段を上がってきた。途中まではエレベーターを使っていたが、狭いエレベーターの中で、記者たちに質問攻めにあうことに耐えられず、校長は発作的にエレベーターを降り、十五階分階段を上がってきた。記者たちも同時にエレベーターを降り、体育会系バラエティー番組のように、一気に十五階を校長を囲む集団...高校ライトノベル・クリーチャー瑠衣・3『瑠衣の覚醒』

  • 高校ライトノベル・時かける少女・14『ピンチヒッター 時かける少女』

    時かける少女・14『ピンチヒッター時かける少女』東京タワーが見えたのは一瞬だった。その次ぎに紺色の服と帽子が真下に見えたような気がして、意識はそこで途切れた。気がつくと病院のベッドだ。「看護婦さん、看護婦さん、この子意識がもどりましたよ!」知らないオバサンが、ナースコールで看護婦さんを呼んでいた。「よかったわね、うちの子も、さっき峠を越したって、先生に言われたとこよ」横のベッドを見ると、頭をネットにくるまれ、あちこちチューブに繋がれた男の子が横たわっていた。「こりゃあ、ちょっと時間がかかりますね。いいんだよ、無理に思い出そうとしなくても」お医者さんが、そう言った。わたしはミナコという名前以外は、なにも覚えていない……と、いうことになっていた。「すみません。今は何年ですか?」「ああ、平成五年、1993年だよ。なに...高校ライトノベル・時かける少女・14『ピンチヒッター時かける少女』

  • 高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・44『コホン!』

    🍑・MOMOTO・🍑デブだって彼女が欲しい!44『コホン!』「「「「「「「「「「「「「「起立!礼!」」」」」」」」」」」」」最後のあいさつが終わって、クラスが解散になる。三学期の終業式は格別だ。「紀香、持ってやるよ」大輔が、紀香の荷物を持ち上げた。「悪いわよ」「いいよ、オレ自分のは昨日もってかえったから」「で、でも」遠慮した紀香の手が荷物に伸びる。ほとんど息がかかりそうな近さに、大輔の頬が染まる。ご丁寧に、紀香の手は大輔の手に重なっている。「いいからいいから」「そ、そう……じゃ、おねがいね」そう言うと、紀香は通学カバンだけ持って、大輔の横を歩いて下足室のある一階に下りて行った。廊下も階段も、ホームルームが終わって下校する生徒でごった返している。ぴったり寄り添っていても不自然ではない。後ろから来た生徒が、追い越し...高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・44『コホン!』

  • 高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・18《最後の七不思議・1》

    新・ここは世田谷豪徳寺・18(さくら編)≪最後の七不思議・1≫「起立、礼、着席」の声で気づいた。いつもの米井さんの声じゃなくて、副委員長の加藤さんだったから。米井さんは休んだことが無い。まして今日は七不思議の最後を取材しなきゃならない日だ。こんな日になんの連絡もなしに休むわけがない。あたしと米井さんは、夏休みにTデパートで佐伯君といっしょのところを見かけるまでは、ただのクラスメートだった。それがチェーンメールのことが問題になることによって、その容疑者と思われ、怖い顔で文句言われた。でも、それがきっかけで、その容疑が晴れると共に友達になっていったんだ。それからは文化祭の『帝都の七不思議』を一緒に取り組むようになった。メアドの交換もやり、恵里奈、マクサの次くらいの親友になりかけていた。「米井さん、なんでお休みなんで...高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・18《最後の七不思議・1》

  • 高校ライトノベル やくも・37『お母さんの性癖』

    やくも・37『お母さんの性癖』風邪ひいて寝込んでしまった。建国記念の日にお片づけした。ジジババが手伝ってくれたのはいいけど、ぎっくり腰の前科があるのと、あれこれ部屋のシミとか日に焼けた痕とか古い電話のコンセントとかに「へーーー」とか「ほーーー」とか感心して座りこんじゃうもんだから、けっきょく仕上げは自分でやった。けっこうな労働だったので、それなりに汗をかいたんだけど、そのままにして居眠りしたのが良くなかった。あれが原因だったのかもしれない。見た夢も受話器の中から小さな電話交換手の女の子が出てくるって妙なもんだったし。「あー、それって、受話器の中にゴキブリとか住んでるのかも」お母さんが嫌なことを言う。普段かまってやれないということで、まる一日仕事休んで看病してくれる。してくれるのはいいけど、そういう余計なことを言...高校ライトノベルやくも・37『お母さんの性癖』

  • 高校ライトノベル・クリーチャー瑠衣・2《兆しのままに》

    クリーチャー瑠衣・2《兆しのままに》Creature:[名]1創造されたもの,(神の)被造物.2生命のあるもの瑠衣は高坂先生が好きだった。瑠衣は歌うことは好きだったが、楽譜が読めない。だから中学までは、音楽のテストというと、歌が自己流になってしまい、結果成績は低かった。だから歌が好きなわりに音楽の時間は嫌いだった。高校に入って、高坂先生に音楽を習うようになって認識が変わった。「音楽って、音を楽しむって書きます。音楽をやっていて、自分が楽しければOKです。で、人を楽しませることができたらエクセレント!」だから、多少歌をアレンジ(中学では、音が外れていると減点された)しても、瑠衣が楽しくて聞いている他の生徒が喜んでうれたら、満点をくれた。それに高坂先生の美しさに、瑠衣は、いつも見とれていた。高坂先生は細身の美人。う...高校ライトノベル・クリーチャー瑠衣・2《兆しのままに》

  • 高校ライトノベル・時かける少女・13『エスパー・ミナコ・8』

    時かける少女・13『エスパー・ミナコ・8』「悪魔がいるって、ほんとうなの……?」看護婦のジェシカが、声を出さずに口のかたちだけで伝えてきた。ミナコは、くちびるに指を当てると、メモを書いてジェシカに渡した。『ジェシカ、あなたラテン語読める』『少しなら』と、ラテン語のメモで返事が返ってきた。『お願いがあるの』その言葉を見ただけで、ジェシカの目は光った。義務感に燃えた従軍看護婦の目だった。『三時になると、死神は十三秒だけ眠るの』『どうして、三時?』『三は、神の聖なる数字だから。そして、十三は邪悪な数字。だから、十三秒』『なるほど、ミナコって、子どもみたいだけど教養あるのね』『見かけは、こんなだけど、自分のことは何も分からないの。歳もね』『ミナコって、良い魔女?』『アハハ、魔女じゃないことだけは確か。いいこと、三時前に...高校ライトノベル・時かける少女・13『エスパー・ミナコ・8』

  • 高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・43『ゲフッ!!』

    🍑・MOMOTO・🍑デブだって彼女が欲しい!43『ゲフッ!!』学食というものは儲からないんだ。生徒相手のメニューなので高い値段設定はできない。薄利多売を目指すにしても、生徒の絶対数は昔に及ばない。ようするに儲からない。で、利益はジュースなどの自販機に頼っている。自販機の利益は飲み物1本あたり40円ほどになる。この情報は親父から聞いた。親父は捜査一課長なので、世間の裏事情に詳しい。2年前、隣町の高校に泥棒が入り、自販機を荒らすという事件があった。それまでに3回もやられているので、経営者のおっちゃんは、校舎の陰で張り込んでいた。夜中に4回目の現場を押えたおっちゃんは、犯人をぶちのめして怪我をさせてしまい、過剰防衛を取られて裁判にかけられてしまった。その折に、学食と自販機の関係を聞いたのだ。で、オレは学食の経営を助け...高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・43『ゲフッ!!』

  • 高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・17《TEIKOKU5 聖火ドロボー》

    新・ここは世田谷豪徳寺・17(さくら編)≪TEIKOKU5聖火ドロボー≫古い学校には伝説や言い伝えが付き物である。佐伯君の乃木坂でもマッカーサーの机(『まどか乃木坂学院高校演劇部物語』に詳しく載っている)とか、どこにも通じない階段とかがあるそうだ。「さあ、六つ目よ!」米井さんの号令で、部活も終わった5時半に、あたしたちは、学校の玄関に集まった。「ここに、帝都女学院の六つ目の不思議があります!」「え、え、ええ?」そんな感じで、あたしたちは玄関を見渡した。玄関に入って右側が事務室の窓口。左側には大きなショーケースがあって、優勝杯や優勝旗、なんかの感謝状や表彰状……この手のものは、うちぐらいに古い学校なら倉庫に一杯ぐらいある。その横に『憧れ』というタイトルの少女の胸像。こんなのも珍しくない。ヘタに創立者のジイサンのが...高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・17《TEIKOKU5聖火ドロボー》

  • 高校ライトノベル・クリーチャー瑠衣・1《覚醒の兆し》

    クリーチャー瑠衣・1《覚醒の兆し》Creature:[名]1創造されたもの(神の)被造物.2生命のあるものそれは、突然瑠衣の心に飛び込んできた。地表に激突するしかない隕石のような絶望感!絶望感の発信源に吸い寄せられるように走り出した。校舎の角を曲がったところで、外階段の一番上を見上げる。!……悲しみの発信源は音楽の高坂麗花先生だ。――先生!――声を上げる前に高坂先生は前のめりになり、そのまま鉄柵を鉄棒の前回りするように墜ちてきた。ダメーーーーーー!瑠衣は心の中で叫んだ。先生が地面に激突する音は聞こえなかった。ショックで意識が飛んだのかもしれない……恐るおそる目を開けると……目の前に高坂先生がよろめきながら立っている。瑠衣も高坂先生も言葉が出ない。「先生……」「あたし……」不思議さに気おされて、二人ともしばらく声...高校ライトノベル・クリーチャー瑠衣・1《覚醒の兆し》

  • 高校ライトノベル・ライトノベルセレクト・〔最後の終業式〕

    ライトノベルセレクト〔最後の終業式〕最後の終業式といったら笑われるかもしれない。だって、まだ二学期の終わりで、わたしは、まだ二年生。最後という意味は二つ。一つは担任の樹里先生が産休に入るので担任を降りる。だから最後の終業式。もう一つは……最後に言います。樹里先生は、若いけどお母さんみたいな先生。一年から持ち上がりでラッキーと思ったら、突然の妊娠宣言。わたしは知っていたけど、みんなと同じように驚く真似をしておいた。「みんなも知ってると思うけど、あたしは独身です。いろいろ悩んだけど、あたしは一人で赤ちゃん産んでがんばります。反発する人もいるかもしれないけど、こういう女の生き方もあるんだって理解してくれると嬉しいです」爆弾発言だった。中には泣き出す子もいる。「先生……」「なに?」「あの……おめでとうございます!」「あ...高校ライトノベル・ライトノベルセレクト・〔最後の終業式〕

  • 高校ライトノベル・時かける少女・12『エスパー・ミナコ・7』

    時かける少女・12『エスパー・ミナコ・7』「ジーンの様子はどうだ!?」GHQから宿舎にしているアメリカ大使館に着くまで、マッカーサーは平然としていた。「閣下、どちらまで?」そう聞いてきた警備司令にも軽口をたたいていた。「いや、ジーンの犬が風邪をひいたんで、ドラッグストアまで」車の中では無言だった。いつものサングラスにコーンパイプだが、煙は出ていない。で、大使館の居住スペースに着いて、軍医を見つけると、食いつかんばかりの近さで聞いた。いや、怒鳴った。「今朝、わたしを見送るまでは、いつものように元気にしていた……!」最後の言葉は、ベッドの上のジーン夫人の姿を見て飲み込まれてしまった。「閣下以外は部屋から出てくれ」軍医の言葉で、ジーン夫人の部屋は、ドクターと大尉階級のナースが残っただけである」「ジーン、もう大丈夫だ、...高校ライトノベル・時かける少女・12『エスパー・ミナコ・7』

  • 高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・42『……そうか』

    🍑・MOMOTO・🍑デブだって彼女が欲しい!42『……そうか』「どうせなら、朝に現れてくれないかな」背中でヒッツキ虫になっている桃に言う。「幽霊に、朝に現れろって言う、ふつー?」「ここんとこ起きにくいからさ、朝に現れて起こしてくれたりすると嬉しい」「桃は目覚まし時計じゃないよ!」「イテ!」思い切りわき腹をつねられる。「ハハ、デブでも痛いんだ」「あたりまえだろ」「でも、体の表面積はこんなに広いじゃん。その分単位面積当たりの痛覚って少なくなるんじゃないのかな……?」「ならねーよ」ため息一つついて大人しくなる。今夜も桃の寝息をたっぷり聞いて眠りにつく。「いいかげんに起きなさい」三回目のお袋の声で起きる。冬よりも春の方が圧倒的に起きにくい。「またナポリタン……」特盛のナポリタンにお袋が眉を顰める。「大盛り二人前じゃない...高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・42『……そうか』

  • 高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・16《たぬき蕎麦から見える日本の文化》

    新・ここは世田谷豪徳寺・16(さくら編)≪たぬき蕎麦から見える日本の文化≫帝都の食堂の「たぬき蕎麦」は、ちょっと違う。ふつう「たぬき蕎麦」ってのは、かけ蕎麦の上に天かすが載っているものと決まっている。ところが、我が帝都女学院のそれは、かけ蕎麦にネギがドッチャリ入っている。120円と言う安さで、生徒に人気のメニュー。入学したころはびっくりしたけど、お手軽でビタミンたっぷりの優れもの。カウンターにはカイワレも載っていて自由に入れられる。別名「ビタミン蕎麦」とも言う。で、なんで、これが「たぬき蕎麦」なのか、食堂のオジサンはうんちくを垂れた。「ここの食堂任されたときに、なにか安うて特別なメニュー作ろ思て考えたんや。玉子は高いし、安うてボリュームあって、栄養のあるもん」「それがたぬき蕎麦なんですか?」「せや!」「で、なん...高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・16《たぬき蕎麦から見える日本の文化》

  • 高校ライトノベル・紙模型 戦艦扶桑製作記・2

    紙模型戦艦扶桑製作記・2困った紙模型です。よくある冊子形式の紙模型なのですが、乱丁で同じページが幾つもあって、かつページナンバーが打ってありません。新聞紙台の図面ととじ込みの図面があるのですが、不親切です。作業工程の順番がありませんし、少ない図面の指示も不十分なうえポーランド語なのでチンプンカンプンであります。これまで作った紙模型の知識と技術で、数万点ある部品の中から必要なものを見つけ出し、切り取って作ります。〔外板の貼り付け〕指定の骨格を組み終えると、いよいよ艦底部から外板の貼り付けです。外板は、縦方向の肋材の間を埋めるようにして貼り付けますが、印刷された外板を切り出して貼り付けると、喫水線のところや、肋材のところが合わなくなってきます。そこで、一肋材間で一枚になっている外板を、艦底・左舷・右舷と三分割して貼...高校ライトノベル・紙模型戦艦扶桑製作記・2

  • 高校ライトノベル・大橋誤訳 日本の神話・24『因幡の白兎・2』

    大橋誤訳日本の神話・24『因幡の白兎・2』意地悪された腹いせで言うんじゃないけど、八十神たちは全員ヤガミヒメにふられっちまうよ。傷の癒えたウサギは真顔で言いました。「そうなのか?」「そうだよ、通りすがりウサギをこんな目にあわせるなんて根性が歪んでる証拠だよ。そんな根性悪にヤガミヒメが『うん』と言うわけないじゃないか」「じゃ、ヤガミヒメは誰とだったら『うん』と言うんだい?」「それは、オオナムチ、君だよ」「え、ぼくが!?」「さあ、ウサギはもう大丈夫だから、ヤガミヒメのところに行きなよ!」ウサギに背中を押され、先を急ぎ、総スカンをくった兄たちを尻目に告白して、目出度くオオナムチはヤガミヒメと結ばれました。めでたしめでたし……。これが記紀神話の『因幡の白兎』に関わる凡その記述です。ここから筆者の妄想であります。白兎は、...高校ライトノベル・大橋誤訳日本の神話・24『因幡の白兎・2』

  • 高校ライトノベル・乃木坂学院高校演劇部物語・106『エピロ-グ』

    まどか乃木坂学院高校演劇部物語・106『エピロ-グ』「おつかれさま」の声が六つした。そう、たった今ハルサイの新生乃木坂学院高校演劇部の『IWANTYOU』の幕が下りたのです。わたしは初めて孤独を感じることができた。現実では味わったことが無いほどの孤独を。地上げ屋の三太が最後に言う。「なになんだよ、なぜなんだよ、ここまでの粘りは……もう、もう、知らねえからな!」都ばあちゃんが最後まで、土地を売らなかったのは、人とのキズナを信じたから、信じたかったから。キズナがお金で取引されることを善しとしなかったから。そこには人が人であることの尊厳をなし崩しに失わせる抗(あらが)いがたいものへの孤独な戦いがあった。これを教えてくれたのは水島さん。消えていくことで、その孤独さと崇高さを教えてくれた。そこへの方向を示してくれたのは上...高校ライトノベル・乃木坂学院高校演劇部物語・106『エピロ-グ』

  • 高校ライトノベル・時かける少女・11『エスパー・ミナコ・6』

    時かける少女・11『エスパー・ミナコ・6』「君かね、カリー少佐がお気に入りのミナコは?」思ったほどの威圧感はなかった。トレードマークのスクランブルエッグと言われる軍帽も、コーンパイプも、サングラスさえしていない。それらは、マッカーサーの自己演出であることがよく分かった。素で見るマッカーサーは、かなり額の禿げあがった、よく言って初老のおじさんだった。ただ、やたらに背が高く、一見優しそうな目は、奥の方で鋭く光っている。「初めまして、元帥。お会いできて光栄です。海兵隊第五師団第一大隊の軍属ミナコです」「ファミリーネームは?」「それが、横浜に来てから、全てが思い出せないんです」「不思議だな……」「はい、自分でもそう思います」「しかし、君の身のこなしや言葉には日本人らしさがない。どちらかというとアメリカの北東部……いや、...高校ライトノベル・時かける少女・11『エスパー・ミナコ・6』

  • 高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・41『紀香2号からのメール』

    🍑・MOMOTO・🍑デブだって彼女が欲しい!41『紀香2号からのメール』生物教室の大掃除に当たってしまった。学年末の授業もほとんど終わっているので、今週は行事と大掃除で埋められている。で、その二日目の大掃除に、オレは生物教室が当たった。メンバーは他に大輔と紀香2号。「すまん、地区の研究授業をやることになったので、急きょ頼むことになった。百戸は準備室を、島田と三好は教室を頼む」先生の指示で、準備室と教室に別れた。床掃除が終わったところで準備室のモニターが点いた。モニターには隣の教室が映っている。大輔と紀香2号が床を掃いている。互いに背中合わせ……だが、紀香は明るい南側に居て、そのシルエットが北側の陳列ケースのガラスに映っている。ときどき机の下を掃く。そのときに腰をかがめる姿がS字になって、とても女の子らしい姿にな...高校ライトノベル🍑MOMOTO🍑デブだって彼女が欲しい!・41『紀香2号からのメール』

  • 高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・15《たぬきそばって変だよね・1》

    新・ここは世田谷豪徳寺・14(さくら編)≪たぬきそばって変だよね・1≫迫りくる何十という足音に心臓が口から飛び出しそうだった!あたしたちがグランドを一周して戻ってくる。数秒遅れて足音たちもゴールして消えた。「なんなの、今の!?」先頭を走っていた恵里奈が、バレー部のくせして、肩で息をしながら叫んだ。特に誰かを非難しているわけじゃない。ひたすら怖かったのだ。で、そそっかしい。去年の文化祭でも、部活の合間にクラスの取り組みを手伝いにきて、立て看板を作っていた。立て看板は一年生ながら一等賞をとった優れもので、看板の文字やデコレーションが3Dになってる。要は文字やらオブジェを立体に作って接着剤や釘で打ち付けてある。恵里奈は、そんなオブジェが二重に重なるところを釘で打っていた。「オーシ、ばっちし。じゃ、部活に戻るね」「あり...高校ライトノベル・新・ここは世田谷豪徳寺・15《たぬきそばって変だよね・1》

  • 高校ライトノベル・かの世界の片隅へ:113『落花狼藉の大騒ぎ』

    高校ライトノベル:かの世界の片隅へ:113『落花狼藉の大騒ぎ』語り手:テル明るさは滅びの徴であろうか人も家も暗いうちは滅びはせぬ太宰治の『右大臣実朝』の一節だと思うのだが、太宰治が何者で右大臣も実朝もよく分からない。どこか夢の中で出てきた言葉なのかもしれないが、目の前で繰り広げられている光景は、まさに、この言葉通りだ。「おかえり、ヤコブ!しばらく見ないうちにいい男になって!お母さん嬉しいよーーーー!」「おかえり!」「久しぶりいい!」「やあ!」「ウッス!」「ほんとにおかえり!」「おかえり!グラス持って!」「グラスこっち!」「あーーもーージッとしてらんない!」「歓迎のポルカだ!」「サルサだ!」「ヨサコイだ!」「ヤコブを真ん中に!」「となりはあたし!」「ずるい!」「あんた小学校でもとなりだったじゃん!」「となりはあん...高校ライトノベル・かの世界の片隅へ:113『落花狼藉の大騒ぎ』

  • 高校ライトノベル・乃木坂学院高校演劇部物語・105『仰げば尊し』

    まどか乃木坂学院高校演劇部物語・105『仰げば尊し』話しは戻るけど、三月十日は乃木坂さんがいなかった。三月十日は東京大空襲の日。乃木坂さんの命日でもあるし、大事なあの人、マサカドさんと言おうか、三水偏の彼女と言おうか、その大切な人の命日でもあったんだもんね。乃木坂さん自身の平気な顔は――それには触れないでほしい――という意思表示だと思ってわたしたちも、聞かないことにした、やっぱ成長したでしょ。潤香先輩は、ロケの疲れで二日ほど寝込んでいたけど、梅の花が満開になったころから、時々稽古を覗きにきてくれるようになっていた。そして……それは、桜の蕾が膨らみ始め、新入生たちの教科書や制服やらの引き渡しの日に起こった。稽古場の同窓会館にいても、新入生たちの満開のさんざめきが聞こえてくる。その日は、理事長先生と潤香先輩が稽古場...高校ライトノベル・乃木坂学院高校演劇部物語・105『仰げば尊し』

  • 高校ライトノベル・時かける少女・10『エスパー・ミナコ・5』

    時かける少女・10・『エスパー・ミナコ・5』「え、そんな偉い人に会うの!?」ミナコは、頭のテッペンから声が出た。大隊長のカリー少佐(こないだ昇進した)が直々に伝えにきた。「そうだ、ミナコの噂を聞いて、ぜひとも会いたいそうだ。明日の朝、護衛付きのパッカードが迎えに来る」「あ、このセーラー服でもいいの?」「この服を着てくれ。オレは、それでもいいと思うんだが、連隊長が軍属らしい身なりにしろってさ。じゃ、明日。GHQ本部まではコワルスキーが付いていく。なんせ、あそこは、オレでもチビっちゃいそうなエライサンで一杯だからな」会いに行く相手はホイットニー准将。民政局のトップで、マッカーサーの懐刀。今は日本の憲法の改定で目の回るように忙しいはずだ。それが、なんでわたしなんかに……。よく似合う軍服を複雑な気持ちで鏡に映した。中尉...高校ライトノベル・時かける少女・10『エスパー・ミナコ・5』