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聖書の御言葉をあなたに 「聖書各駅停車」 創世記からはじめて黙示録までをゆっくり

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Daily Bread 日々の御言葉
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2014/09/27

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  • ブログ終了のお知らせ

    「DailyBread日々の御言葉」をお読みくださった皆様へこの度、一身上の都合により、当サイトを4/5付けをもって終了することにいたしました。更新は一昨日(3/28)までとなります。長い間、当サイトを訪れ、御言葉に触れていただきありがとうございました。少しだけでもお役に立てたのであれば、幸いです。今後も、主イエス・キリストをまことの神と信じる仲間として、御言葉に親しみ、成長し、主の御心を満たしていくことができますようにと、お祈りいたします。感謝を込めて。篠田ブログ終了のお知らせ

  • 今日の御言葉 20200328 ルカ20:1~19「ぶどう園と農夫のたとえ」

    3月28日(土)現在のテーマ「エルサレムへで」今日のテーマ「ぶどう園と農夫のたとえ」■聖書ルカ20:1~19(17b)■聖句「家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった」。(17b)■解説エルサレムでのユダヤ教指導者たちとの論争が本格化します。彼らはイエスの権威について尋ねます。しかし、イエスを信じたいからではありませんでした。そのような彼らを前に、イエスは「ぶどう園の農夫のたとえ」を話されます。「ぶどう園」はイスラエル民族、「ぶどう園の主人」は神、「農夫たち」はイスラエルの宗教的指導者、「僕たち」は神から遣わされた預言者、「息子」はメシアであるイエスを表しています。農夫たちが跡取りの息子を殺してしまうこの例え話は、このあと起こるイエスの十字架を示唆しています。さらに今日の聖句(詩篇118:22~23の引用...今日の御言葉20200328ルカ20:1~19「ぶどう園と農夫のたとえ」

  • 今日の御言葉 20200327 ルカ19:45~48「神殿を清める」

    3月27日(金)現在のテーマ「エルサレムへで」今日のテーマ「神殿を清める」■聖書ルカ19:45~48(45,46)■聖句それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、彼らに言われた。「こう書いてある。『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』/ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした」。(45,46)■解説その後イエスは神殿に行き、いきなり商売人たちを追い出されます。彼らはいけにえとして使用される動物や貨幣の両替によって暴利を得ていました。イエスの行為の理由は「祈りの家であるべきわたしの家(神殿)を強盗の巣にしている」ということで、イザヤ56:7を引用しておられます。マラキ3:1には「あなたたちが待望している主は/突如、その聖所に来られる」とあり、ゼカリヤ書の最後には「(メ...今日の御言葉20200327ルカ19:45~48「神殿を清める」

  • 今日の御言葉 20200326 ルカ19:28~44「エルサレム入城」

    3月26日(木)現在のテーマ「エルサレムにて」今日のテーマ「エルサレム入城」■聖書ルカ19:28~44(41,44b)■聖句エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、‥‥‥「それは、神の訪れてくださる時をわきまえなかったからである」。(41,44b)■解説有名なエルサレム入城は4つの福音書が取り上げていることからも、印象深い出来事であったことが分かります。その中でルカだけは異彩を放っています。それは群集の歓喜とイエスの涙というコントラストに現われています。ルカはこの時の群集の歓迎が皮相的なものであることを示そうとしています。「主がお入用なのです」という子ろばの必要性をルカだけが繰り返しています。ゼカリア9:9-10の預言について3世紀のラビたちは「イスラエルがふさわしい状態であるとメシア...今日の御言葉20200326ルカ19:28~44「エルサレム入城」

  • 今日の御言葉 20200325 ルカ19:11~27「ムナのたとえ」

    3月25日(水)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「ムナのたとえ」■聖書ルカ19:11~27(19)■聖句主人は言った。「良い僕だ。よくやった。お前はごく小さな事に忠実だったから、十の町の支配権を授けよう」。(19)■解説「ムナ」は当時の通貨の単位で、1ムナは100デナリオン、1デナリオンは当時の一日の賃金に当たります。マタイ福音書では「タラントン」という別の通貨でよく似た例えが語られています(マタイ25:14-20)。背景にはエルサレムに近づきつつあり、メシアのエルサレム到来が「神の国がすぐにも現われる」(11)といった期待感を人々に与えていたことがあります。導入句の「ある立派な家柄の人が、王位の位を受けて帰るために遠い国に旅立つことになった」(12)は暗示的でキリストの昇天を、「帰って来ると」(1...今日の御言葉20200325ルカ19:11~27「ムナのたとえ」

  • 今日の御言葉 20200324 ルカ19:1~10「エリコで②徴税人ザアカイの回心」

    3月24日(火)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「エリコで②徴税人ザアカイの回心」■聖書ルカ19:1~10(7,10)■聖句「これを見た人たちは皆つぶやいた。『あの人は罪深い男のところに行って宿をとった』。‥‥人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである」。(7,10)■解説バルティマイの救いに続いて、徴税人ザアカイの回心という出来事がエリコの町で起こります。拝読すると情景が浮かび上がってくるようなルカの筆力に驚きます。徴税人はローマの手先となって税金を集めるのが仕事で、それだけでも同族から嫌われていたのですが、その上に税をごまかし不正な利益を上げていたので、罪人と見なされていました。今日の聖句にも「罪深い男のところに行って」とありますが、それは群集のザアカイに対する正しい評価と言えます。そ...今日の御言葉20200324ルカ19:1~10「エリコで②徴税人ザアカイの回心」

  • 今日の御言葉 20200323 ルカ18:31~43「エリコで①盲人開眼」

    3月23日(月)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「エリコで①盲人開眼」■聖書ルカ18:31~43(43)■聖句「盲人はたちまち見えるようになり、神をほめたたえながら、イエスに従った」。(43)■解説今日の拝読箇所は、エルサレムへ上って行くイエスがエリコの町で盲人の目を開くという奇跡の物語です。マルコ福音書には「バルティマイ」(10:46)と盲人の名が記されています。「見えるようになりたい」、それは彼の当然の、そして切実な願いです。そのために彼はイエスを旧約聖書に預言されている「ダビデの子(メシア)」と信じ、「主(アドナイ)」と信じ、「憐れんでください」と祈ります。彼の信仰がイエスの歩みを止めます。イエスは彼の願いに応え、彼は目が見えるようになります。ところで、私たちには人生の目的と目標がはっきりと見...今日の御言葉20200323ルカ18:31~43「エリコで①盲人開眼」

  • 今日の御言葉 20200322(日曜版)詩編97:1~12「主を愛する人」

    3月22日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「主を愛する人」■聖書詩編97:1~12(10-11)■聖句「主を愛する人は悪を憎む。主の慈しみに生きる人の魂を主は守り/神に逆らう者の手から助け出してくださる。神に従う人のためには光を/心のまっすぐな人のためには喜びを/種蒔いてくださる」。(10-11)■解説97編の70人訳には「ダビデのために。彼の地が安定した時に」という表題が付けられています。「安定した」は「回復した」とも訳せる語で、成立はバビロン捕囚後、第2神殿も聖都も回復した時代とされています。1節から9節までは捕囚からの回復と王権復興の喜びを出エジプトでの神の顕現を背景に歌っています。そして今日の聖句となります。そこには復興した新しい国で生きる人々への教えと祝福が歌われています。「主を愛する人」...今日の御言葉20200322(日曜版)詩編97:1~12「主を愛する人」

  • 今日の御言葉 20200321 ルカ18:18~30「富める青年(議員)」

    3月21日(土)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「富める青年(議員)」■聖書ルカ18:18~30(22)■聖句これを聞いて、イエスは言われた。「あなたに欠けているものがまだ一つある。持っている物をすべて売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい」。(22)■解説「富める青年」の物語として有名な御言葉です。単純に読むと「金持ちであることが悪い」と言った皮相的なものになります。注目しなければならないのは「何をすれば永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」(18)と、永遠の命を報酬として得ようとしている青年の姿勢です。彼は報酬としての救いを得るために律法を「子供のときから守ってきました」(21)と言います。そして、今日の聖句となります。これを...今日の御言葉20200321ルカ18:18~30「富める青年(議員)」

  • 今日の御言葉 20200320 ルカ18:15~17「子供のように」

    3月20日(金)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「子供のように」■聖書ルカ18:15~17(17)■聖句「はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない」。(17)■解説エルサレムへの途上、子どもたちがイエスのもとに連れてこられます。当時のイスラエルでは生後1年の幼子を高名な祭司やラビのもとに連れて行き祝福してもらう習慣がありました(2:28)。このときの両親もそうであったのでしょう。それに対して、弟子たちは「人々を叱った」(13)とあります。エルサレムへの道中、イエスがどれほど忙しくしておられたかを知る弟子たちは、休息も必要と思ったのかもしれません。しかし、イエスは子供たちを遠ざけるのではなく、近づけたのです。16節の「神の国はこのような者たちのもの...今日の御言葉20200320ルカ18:15~17「子供のように」

  • 今日の御言葉 20200319 ルカ18:9~14「ファリサイ派の人と徴税人の祈り」

    3月19日(木)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「ファリサイ派の人と徴税人の祈り」■聖書ルカ18:9~14(13,14a)■聖句「ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください』。言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない」。(13,14a)■解説今日の拝読箇所は誰に語られたものでしょうか。「自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対して」(9)です。単にファリサイ派の人に語られたのではなく、イエスは弟子たちにもそのような恐れがあることを感じて今日のたとえ話を語られたのです。そこには二人の人の祈りが出てきます。しかし、テーマは「祈り」、あるいは「祈りの内容」と言った点にあ...今日の御言葉20200319ルカ18:9~14「ファリサイ派の人と徴税人の祈り」

  • 今日の御言葉 20200318 ルカ18:1~8「やもめと裁判官のたとえ」

    3月18日(水)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「やもめと裁判官のたとえ」■聖書ルカ18:1~8(7,8)■聖句「まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。言っておくが、神は速やかに裁いてくださる。しかし、人の子が来るとき、果たして地上に信仰を見いだすだろうか」。(7,8)■解説「気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために」(1)というのがたとえを話す理由となっています。「気を落とさずに」という言葉の背景には「主が来るという約束は、いったいどうなったのだ。父たちが死んでこのかた、世の中のことは、天地創造の初めから何一つ変わらないではないか」(2ペトロ3:4)というあざける者たちの存在があります。「父たち」の...今日の御言葉20200318ルカ18:1~8「やもめと裁判官のたとえ」

  • 今日の御言葉 20200317 ルカ17:20~37「神の国の到来」

    3月17日(火)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「神の国の到来」■聖書ルカ17:20~37(20,21)■聖句ファリサイ派の人々が、神の国はいつ来るのかと尋ねたので、イエスは答えて言われた。「神の国は、見える形では来ない。『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ」。(20,21)■解説「神の国はいつ来るのか」との問いに、イエスは二つの答えを用意しておられます。一つは今日の聖句にあるように霊的な、あるいは内的な状態における神の国の到来です。それは主イエスを信じる人の心に既にあるものなのです。小さきテレジアは「天国に行ってから今よりももっと何が得られるか、私にはよくわかりません。私は御主を見るでしょう。それはたしかです。けれども御主と一緒にいられるという...今日の御言葉20200317ルカ17:20~37「神の国の到来」

  • 今日の御言葉 20200316 ルカ17:11~19「神を賛美しながら戻ってきた人」

    3月16日(月)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「神を賛美しながら戻ってきた人」■聖書ルカ17:11~19(15,16)■聖句「その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった」。(15,16)■解説今日の拝読箇所は10人の重い皮膚病を患っている人のいやしという出来事です。ここでの特徴は10人のうち一人だけが神を賛美し、イエスのところに戻ってきたという点にあります。9人はいやしだけを求めていたのです。彼らは人生の意味をこの世の損得や成功不成功といった点からだけ考えていたのでしょう。治った瞬間に自分のしたいことに向ったのだと思います。詩編には「主を賛美するために民は創造された」(102:19)とあります。...今日の御言葉20200316ルカ17:11~19「神を賛美しながら戻ってきた人」

  • 日々の御言葉 20200315(日曜版)詩編96:1~13「良い知らせを告げよ」

    3月15日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「良い知らせを告げよ」■聖書詩編96:1~13(1-3)■聖句「新しい歌を主に向かって歌え。全地よ、主に向かって歌え。主に向かって歌い、御名をたたえよ。日から日へ、御救いの良い知らせを告げよ。国々に主の栄光を語り伝えよ/諸国の民にその驚くべき御業を」。(1-3)■解説70人訳では「捕囚の後に主の家が建てられた時」という表題が付けられている本編は、喜びと主への賛歌で満ちています。「全地よ」(1)、「国々」(3,10)、「諸国の民」(3,5,7,10,13)、「世界」(10,13)という言葉が繰り返されていることからも神の国の世界的な性格を意識し、世界中のすべての人々に対して礼拝への参加を促しています。その意味では選民イスラエルという枠を超えた新約的響きを持つ詩...日々の御言葉20200315(日曜版)詩編96:1~13「良い知らせを告げよ」

  • 今日の御言葉 20200314 ルカ17:1~10「赦し・信仰・奉仕」

    3月14日(土)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「赦し・信仰・奉仕」■聖書ルカ17:1~10(10)■聖句「あなたがたも同じことだ。自分に命じられたことをみな果たしたら、『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです』と言いなさい」。(10)■解説今日の拝読箇所は「赦し・信仰・奉仕」について語られています。聖句として選んだのはその最後の言葉です。「僕」という言葉が3つのテーマの底辺にあると思います。主人に赦された経験を持つ「僕」だからこそ、「悔い改めれば、赦してやりなさい」(3)というイエスの言葉が投げかけられるのです。無力な「僕」への全能者に対する信仰を求める言葉として「からし種ほどの信仰があれば」(6)とイエスは言われます。「僕」本来の姿を見失わないようにと「命じられた...今日の御言葉20200314ルカ17:1~10「赦し・信仰・奉仕」

  • 今日の御言葉 20200313 ルカ16:27~31「金持ちとラザロのたとえ②」

    3月13日(金)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「金持ちとラザロのたとえ②」■聖書ルカ16:27~31(31)■聖句「アブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう』」。(31)■解説昨日の続きです。陰府にある自分はどうにもならないことを知った金持ちは、兄弟たちのところに「ラザロを遣わしてください。こんな苦しい場所に来ることがないように」とアブラハムに嘆願します。死んだ者の中からだれかが行けば悔い改めると考えたのです。それに対するアブラハムの答えが今日の聖句です。「モーセと預言者」は旧約聖書のことで、さらに広義に解釈すれば、それは聖書全体に響き渡っている神の声と言えます。素直な心でそれを聞かない人に真実の悔...今日の御言葉20200313ルカ16:27~31「金持ちとラザロのたとえ②」

  • 今日の御言葉 20200312 ルカ16:19~26「金持ちとラザロのたとえ①」

    3月12日(木)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「金持ちとラザロのたとえ①」■聖書ルカ16:19~26(25)■聖句「しかし、アブラハムは言った。『子よ、思い出してみるがよい。お前は生きている間に良いものをもらっていたが、ラザロは反対に悪いものをもらっていた。今は、ここで彼は慰められ、お前はもだえ苦しむのだ』」。(25)■解説昨日学んだ「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存知である」(15b)という御言葉の例証として語られているのが「金持ちとラザロのたとえ」です。金持ちと貧しいラザロが同じ時期に生涯を終え、前者は陰府に、後者は天国に導かれます。両者を分けた理由が今日の聖句です。単純に金持ちは救われず、貧しい人は救われたといった構造で考えると本質を見失います。ルカ福音...今日の御言葉20200312ルカ16:19~26「金持ちとラザロのたとえ①」

  • 今日の御言葉 20200311 ルカ16:14~18「心を知る神」

    3月11日(水)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「心を知る神」■聖書ルカ16:14~18(15b)■聖句「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存知である」。(15b)■解説今日の拝読箇所は脈絡のない短い文章がつながっているように思えますが、ファリサイ派の人々の偽善に対する痛烈な非難が底流にあります。今日の聖句はその中心句で、聖書における重要な公理で、他には「人は目に映ることを見るが、主は心によって見る」(1サムエル16:17)、「人の心をお見通しになる神は‥‥」(使徒15:8)、「人の心を見抜く方は‥‥」(ロマ8:27)とあるとおりです。ファリサイ派の人々の心を見抜くイエスは、「あなたがたは義を行うが、それは人前での自己義認のためであって、神はあなたがたの心の内に潜ん...今日の御言葉20200311ルカ16:14~18「心を知る神」

  • 今日の御言葉 20200310 ルカ16:1~13「忠実であることの教え」

    3月10日(火)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「忠実であることの教え」■聖書ルカ16:1~13(11)■聖句「だから、不正にまみれた富について忠実でなければ、だれがあなたがたに本当に価値あるものを任せるだろうか」。(11)■解説今日の拝読箇所は非常に難解な部分です。そこで全体を解説することは控え、聖句に注目したいと思います。1節を見るとこのたとえは弟子たちに対するものであることがわかります。「不正にまみれた富」は単純に「この世の富」と同義ですが、大きな意味で捉えると「この世の富の仕組み」とも言えます。20章に「皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか、適っていないでしょうか」(20:22)という問いかけが律法学者や祭司長よりあります。彼らの根底には神に仕えるべき私たちはこの世の王に仕える...今日の御言葉20200310ルカ16:1~13「忠実であることの教え」

  • 今日の御言葉 20200309 ルカ15:25~32「放蕩息子のたとえ(3)~兄~」

    3月9日(月)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「放蕩息子のたとえ(3)~兄~」■聖書ルカ15:25~32(29)■聖句「このとおり、わたしは何年もお父さんに仕えています。言いつけに背いたことは一度もありません」。(29)■解説「放蕩息子のたとえ」は前節で終わってもよかったのですが、最後に兄の姿が描かれています。イエスはここに何を描きたかったのでしょうか。今日の聖句は兄の言葉です。ここに兄の言い分があります。兄の心情は「仕えています」、「背いたことは一度もありません」にあらわれています。彼と父との絆は愛と信頼ではなく、仕えることと戒めを守ることにあったのです。兄は「ファリサイ派の人々や律法学者たち」(2)を象徴しています。それは「何年も」の長い間、律法のもとで神に仕えたユダヤ人をあらわしています。彼ら...今日の御言葉20200309ルカ15:25~32「放蕩息子のたとえ(3)~兄~」

  • 今日の御言葉 20200308(日曜版)詩編95:1~11「御手の内にある羊」

    3月8日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「御手の内にある羊」■聖書詩編95編1:1~11(7)■聖句「主はわたしたちの神、わたしたちは主の民/主に養われる群れ、御手の内にある羊。今日こそ、主の声に聞き従わなければならない」。(7)■解説95編から100編までの詩編は王である神をたたえる礼拝用詩編とされています。95編は礼拝への招きと不従順への警告の2部構成になっており、捕囚から帰還後、エルサレムの神殿が再建された喜びの中で歌われたのではないかと考えられています。聖句は前半部と後半部を結び合わせる句で、礼拝への招きに従順に応じる姿を羊にあらわしながら、「今日こそ」という言葉が後半の不従順であった時代への警告へと導きます。「主はわたしの神、わたしたちは主の民」と言える人は何と幸いでしょう。主に養われ、主...今日の御言葉20200308(日曜版)詩編95:1~11「御手の内にある羊」

  • 今日の御言葉 20200307 ルカ15:20b~24「放蕩息子のたとえ(2)~父~」

    3月7日(土)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「放蕩息子のたとえ(2)~父~」■聖書ルカ15:20b~24(20b)■聖句「ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した」。(20b)■解説「放蕩息子のたとえ」は「待っている父のたとえ」とも、「父の愛のたとえ」とも呼ばれています。今日の聖句は、放蕩息子が悔い改めた瞬間の父の姿をあらわしています。父は日々、出て行った息子のことを思い続け、待ち続けていたのです。自分に向ってくる息子を見たときには、父も思わず走り出していたのです。汚れて見る影もない息子を何の躊躇もなく抱き締め、和解のしるしとして接吻したのです。まだ、息子は何一つ言っていません。しかし、父は息子のことをよく理解していました。ようやく息子が悔い...今日の御言葉20200307ルカ15:20b~24「放蕩息子のたとえ(2)~父~」

  • 今日の御言葉 20200306 ルカ15:11~20a「放蕩息子のたとえ(1)~弟~」

    3月6日(金)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「放蕩息子のたとえ(1)~弟~」■聖書ルカ15:11~20a■聖句「そこで、彼は我に返って言った。‥‥『お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません。雇い人の一人にしてください』と。そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った」。(17-20)■解説「福音書の中の真珠」と呼ばれる「放蕩息子のたとえ」を3回に分けて学びます。15章全体が「失われたものが見つかる喜び」をテーマとしているのですが、その中でも「放蕩息子のたとえ」は「失われた者を救おうとされる神の愛」が強調されています。さて、第一回は弟にスポットライトを当てます。ポイントは「我に返って」と「そこをたち」の二語です。父のもとを去り、放蕩に身を...今日の御言葉20200306ルカ15:11~20a「放蕩息子のたとえ(1)~弟~」

  • 今日の御言葉 20200305 ルカ15:1~10「失われたものが見つかった時の喜び」

    3月5日(木)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「失われたものが見つかった時の喜び」■聖書ルカ15:1~10(10)■聖句「このように、一人の罪人が悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある」。■解説15章はルカ福音書の心臓部と呼ばれるほど重要な位置を占めており、3つのたとえ話で構成されています。有名な「迷い出た一匹の羊のたとえ」(1-7)、「無くした銀貨のたとえ」(8-10)、そして「放蕩息子のたとえ」(11-32)です。この章のキーワードは「失った(無くした)」で、繰り返し使用されています。同様に「見つける」、「喜ぶ」も何度も出てきます。失った時の悲しみ、見つけ出す苦労、見出した時の喜びの一つ一つに、良い羊飼いである主の姿が浮かび上がります。さらに今日の拝読箇所では「一匹」(4)、「一枚」(8)が...今日の御言葉20200305ルカ15:1~10「失われたものが見つかった時の喜び」

  • 今日の御言葉 20200304 ルカ14:25~35「弟子の条件」

    3月4日(水)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「弟子の条件」■聖書ルカ14:25~35(26,27)■聖句「もし、だれかがわたしのもとに来るとしても、父、母、妻、子供、兄弟、姉妹を、更に自分の命であろうとも、これを憎まないなら、わたしの弟子ではありえない。自分の十字架を背負ってついて来る者でなければ、だれであれ、わたしの弟子ではありえない」。(26,27)■解説昨日の学びで、神の国の食卓に招かれたにも係わらず、この世のことや自分のことに忙しく、招待を断る人があるのを知りました。今日のテーマは、一段進んで、弟子の条件を示し、覚悟を促すことにあります。弟子として従うことは、並大抵のことではありません。イエスは家族との決別、自己放棄、持ち物の放棄(33)を求めておられます。この世の何かしらに心が惹かれてい...今日の御言葉20200304ルカ14:25~35「弟子の条件」

  • 日々の御言葉 20200303 ルカ14:1~24「神の国の食卓に着く者」

    3月3日(火)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「神の国の食卓に着く者」■聖書ルカ14:1~24(15b)■聖句「神の国で食事をする人は、なんと幸いなことでしょう」。(15b)■解説今日の拝読箇所の場面と話題は「食卓」で、安息日の食事の席に招かれた病人の癒し(1-6)、宴席での客と招待する者への教訓(7-14)、神の国の食卓に招かれた人々(15-24)の三つの部分からなっています。キーワードは「招待」、「招く」で、神の国の食卓に招かれるのはどのような人々なのかが語られています。病人、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人(2,13,21)は律法では招かれない人々、当初予定されていなかった人々で、主人はそのような人々を「招きなさい」(13)、「連れて来なさい」(21)と言います。福音が...日々の御言葉20200303ルカ14:1~24「神の国の食卓に着く者」

  • 今日の御言葉 20200302 ルカ13:31~35「エルサレムのために嘆く」

    3月2日(月)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「エルサレムのために嘆く」■聖書ルカ13:31~35(33)■聖句「だが、わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ」。(33)■解説イエスがエルサレムのために嘆くのは、マタイ福音書ではエルサレム入城後となっています。それをルカはエルサレムへの道中の出来事としています。ルカはエルサレムで成し遂げなければならない十字架死についての、揺るぐことのないイエスの決意を強調しています。それが今日の聖句です。「自分の道を進まねばならない」はイエスの意志を示すと共に、父なる神の御心を理解している御子の姿があります。「わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしに...今日の御言葉20200302ルカ13:31~35「エルサレムのために嘆く」

  • 今日の御言葉 20200301(日曜版)詩編94:12~23「詩編94②慈しみの神」

    3月1日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「詩編94②慈しみの神」■聖書詩編94:12~23(18-19)■聖句「『足がよろめく』とわたしが言ったとき/主よ、あなたの慈しみが支えてくれました。わたしの胸が思い煩いに占められたとき/あなたの慰めが/わたしの魂の楽しみとなりました」。(18-19)■解説前回学んだ1節から11節までには「誇る者」、「逆らう者」、「驕った言葉」、「傲慢に語り」とあり、不遜な者に対する言葉でしたが、今日の拝読箇所には、主に「諭され」、律法を「教えられ」、主に「御自分の民」と呼ばれ、「心のまっすぐな人」の幸いが記されています。その中心句が今日の聖句です。「支えてくれました」、「楽しみとなりました」は過去形のように訳されていますが未完了形という時制で、直訳的には、今も「支えている」...今日の御言葉20200301(日曜版)詩編94:12~23「詩編94②慈しみの神」

  • 今日の御言葉 20200229 ルカ13:22~30「狭い戸口」

    2月29日(土)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「狭い戸口」■聖書ルカ13:22~30(24)■聖句「狭い戸口から入るように努めなさい。言っておくが、入ろうとしても入れない人が多いのだ」。(24)■解説「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」(23)という問いに対する答えが今日の聖句です。「狭い戸口」は神の国の入り口です。キリスト教の救いは十字架(贖い)が前提となっています。この恵みに与るのに必要なものは信仰のみです。神の用意された戸口は広いのです。しかし、贖いに寄りすがらなければならない自分を見出す人は少なく、恵みに頼らなければならない自分を認める人も少ないのです。その意味で戸口は狭いのです。その後、イエスは戸が閉められる時が来ること、救いの家に入れると思っていたのに入れない人があること、神の国の...今日の御言葉20200229ルカ13:22~30「狭い戸口」

  • 今日の御言葉 20200228 ルカ13:18~21「からし種とパン種のたとえ」

    2月28日(金)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「からし種とパン種のたとえ」■聖書ルカ13:18~21(18,19)■聖句そこで、イエスは言われた。「神の国は何に似ているか。何にたとえようか。それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る」。(18,19)■解説「からし種」は百粒で1gと言われるほど小さなものです。しかし、それが蒔かれると驚くほど成長し3メートルを越えるものも出てきます。「パン種」もわずかな量で「3サトン(約40㍑)」のパン粉を膨らませ、約100人分のパンを焼くことができます。2つの種の共通点は、人の目にもとまらないほど小さなものですが、驚くべき生命力を持っている点です。「からし種」は外的な成長・拡大を、「パン種」は内的な変革力を...今日の御言葉20200228ルカ13:18~21「からし種とパン種のたとえ」

  • 今日の御言葉 20200227 ルカ13:10~17「安息日に」

    2月27日(木)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「安息日に」■聖書ルカ13:10~17(16)■聖句「この女はアブラハムの娘なのに、18年もの間サタンに縛られていたのだ。安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったのか」。(16)■解説18年間も腰が曲がったままの婦人をイエスは癒されます。それが安息日に行われたことが問題となります。会堂長は「働くべき日は6日ある。その間に来て治してもらうがよい。安息日はいけない」(14)と言って、安息日の戒律に違反していると訴えます。十戒には確かに「いかなる仕事もしてはならない」(出エ20:10)とあります。では安息日とは仕事をしない日なのでしょうか。そうではなく、創り主である神を思い起こし、神と交わり、あるいは悔い改める日です。そしてイエスはもう一つの...今日の御言葉20200227ルカ13:10~17「安息日に」

  • 今日の御言葉 20200226 ルカ13:6~9「実らないいちじくの木」

    2月26日(水)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「実のならないいちじくの木」■聖書ルカ13:6~9(8,9)■聖句「園丁は答えた。『御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください』」。(8,9)■解説3年間、実のならないいちじくの木を見て主人は切り倒すように命じます。それに対する園丁(番人)の言葉が今日の聖句です。「実」は悔い改め、「主人」は神、「園丁」はキリストをあらわしています。この例えから神の忍耐の期間と厳格な裁きの時、キリストのとりなしの姿が浮き彫りとなります。「ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人...今日の御言葉20200226ルカ13:6~9「実らないいちじくの木」

  • 今日の御言葉 20200225 ルカ13:1~5「悔い改めなければ」

    2月25日(火)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「悔い改めなければ」■聖書ルカ13:1~5(5)■聖句「言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる」。(5)■解説今日の拝読箇所には、当時起こった2つの事件が記されています。その2つとも因果応報的思想があります。因果応報とは「よい行いをした人には良い報い、悪い行いをした人には悪い報いがある」という考え方なのですが、そこから、「悪いことが起こったら、そのようなことが起こる原因(悪)がその人にはあるはずだ」と原因探しをして安心しようとする人間の悪癖をあらわす言葉でもあります(安心するために高い壷を買う人もあります)。ユダヤ教は律法を守る人には良いこと(救い)が、守っていない人には罪の報いがあると信じます。ですから悪いことが起こったのはそ...今日の御言葉20200225ルカ13:1~5「悔い改めなければ」

  • 今日の御言葉 20200224 ルカ12:57~59「刑に服することがないために」

    2月24日(月)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「刑に服することがないために」■聖書ルカ12:57~59(59)■聖句「言っておくが、最後の一レプトンを返すまで、決してそこから出ることはできない」。(59)■解説今日の拝読箇所を要約すると「訴える人があなたを連れて裁判官の所に行く途中でも、その人と仲直りしなさい。そうしなければあなたは裁かれ、牢に投げ込まれます」といった話です。裁きが確定する前に悔い改めて関係を修復しなさいと勧める例話です。そして今日の聖句となります。レプトンは、当時の貨幣の最小単位で、2レプトンが銭湯1回分の値段であったと言われています。このようにどんな小さな罪の値でも支払うことになると警告しておられます。これほど小さな罪も覚えられ、裁きを受けなければならないとすれば、罪の値を支払...今日の御言葉20200224ルカ12:57~59「刑に服することがないために」

  • 今日の御言葉 20200223(日曜版)詩編94:1~11「詩編94①報復の神」

    2月23日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「詩編94①報復の神」■聖書詩編94:1~11(7,8,11)■聖句そして、彼らは言います。「主は見ていない。ヤコブの神は気づくことがない」と。民の愚かな者よ、気づくがよい。‥‥‥主は知っておられる。(7,8,11)■解説94編を2回に分けて解説します。今日のテーマは「報復の神」で、1節に繰り返されています。作者は神の報復を望んでいます。それは「いつまで」(3)と繰り返されるほどの忍耐の果てに出た言葉です。「やもめ」や「みなしご」(6)にさえも及んだ虐殺の結果です。2節から7節までの間に「誇る者」、「逆らう者」、「驕った言葉」、「傲慢に語り」と言った迫害者に対する言葉が連なっています。そして今日の聖句前半(7,8)となります。神の前に不遜な人間の姿があらわに...今日の御言葉20200223(日曜版)詩編94:1~11「詩編94①報復の神」

  • 今日の御言葉 20200222 ルカ12:54~56「時を見分ける」

    2月22日(土)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「時を見分ける」■聖書ルカ12:54~56(56)■聖句「偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか」。(56)■解説わたしが生活している京都府北部の山間に位置する福知山市では、「朝靄が出ていれば昼から晴れる」、「カメムシが多い年は雪も多い」と言い、実際にそのようになります。まだ宇宙に衛星を飛ばすことができなかった時代、人々はこのようにして天候を見分けていたのだと分かります。古い時代の経験値から来る知恵に驚きます。さて、今日の聖句は「時を見分ける」ことについて語られています。昨日、私たちは「キリストの到来は鋭い剣のように、イエスを受け入れる者とイエスを受け入れない者とに分けることになる」と...今日の御言葉20200222ルカ12:54~56「時を見分ける」

  • 今日の御言葉 20200221 ルカ12:49~53「分裂をもたらす」

    2月21日(金)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「分裂をもたらす」■聖書ルカ12:49~53(51)■聖句「あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない。言っておくが、むしろ分裂だ」。(51)■解説今日の聖句は、平和の君として「地上に平和」(ルカ2:14)をもたらすために来られたイエスの言葉としては矛盾しているように思えます。理解へのヒントは「分裂」という言葉で、マタイによる福音書では「剣」という言葉が使用されています。文字通り「剣」は二つに切り裂くものです。イエスの前には中立的な中途半端な状態は存在しないということで、イエスの到来は鋭い剣のように、イエスを受け入れる者とイエスを受け入れない者とに分けるのです。■祈りイエスよ、あなたの前にきっぱりとした信仰と姿勢を貫く...今日の御言葉20200221ルカ12:49~53「分裂をもたらす」

  • 今日の御言葉 20200220 ルカ12:35~48「目を覚ましていなさい」

    2月20日(木)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「目を覚ましていなさい」■聖書ルカ12:35~48(38,40,43)■聖句「主人が真夜中に帰っても、夜明けに帰っても、目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。‥‥あなたがたも用意していなさい。‥‥主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである」。(38,40,43)■解説今日の拝読箇所はキリストの再臨への備え(姿勢)について、たとえ話で語られています。二つのポイントがあります。一つは主人(キリスト)がいつ帰ってくるか分からないということ、二点目はそれに対する姿勢の問題です。今日の聖句は主人の帰宅を待つ僕の姿勢をまとめたものです。①目を覚ましていること、②用意していること、③言われたとおりにしていることが求められています。...今日の御言葉20200220ルカ12:35~48「目を覚ましていなさい」

  • 今日の御言葉 20200219 ルカ12:22~34「思い悩むな」

    2月19日(水)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「思い悩むな」■聖書ルカ12:22~34(29-30)■聖句「あなたがたも、何を食べようか、何を飲もうかと考えてはならない。また、思い悩むな。‥‥あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要なことをご存じである」。(29-30)■解説昨日の「命と富」というテーマに続いて、イエスは地上の富に対する心づかいから解放されるようにと言われます。地上の富に支配された心は「思い悩み」(22,25,26,29)に支配されます。食べる物や着る物がどうでもよいということではありません。ここでイエスは無計画や怠惰を勧めているのではなく、こうした物質的な必要を満たすことがすべてであるかのように、それにとらわれて生きてはならないと、幾つかの事実を指摘し、思い悩むことから解...今日の御言葉20200219ルカ12:22~34「思い悩むな」

  • 今日の御言葉 20200218 ルカ12:13~21「命と富」

    2月18日(火)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「命と富」■聖書ルカ12:13~21(15)■聖句そして、一同に言われた。「どんな貪欲にも注意を払い、用心しなさい。有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることもできないからである」。(15)■解説群集の一人が「先生」といって声をかけます(13)。「先生(ラビ)」は宗教上の教師のことで、当時は地域社会の家庭民事の調停役を兼ねていました。相談の内容は「財産分与」でした。遺産相続については申命記21:15-17にも規定されていますので、それについて相談することに問題はありません。ここでイエスが問題としているのは根本的な人生観です。後半の「愚かな金持ち」のたとえ話でも分かるように、大きな倉を作り、そこに穀物と財産をしまいこんだ金持ちは安心し...今日の御言葉20200218ルカ12:13~21「命と富」

  • 今日の御言葉 20200217 ルカ12:1~12「神は知っておられる」

    2月17日(月)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「神は知っておられる」■聖書ルカ12:1~12(2-3)■聖句「覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない。だから、あなたがたが暗闇で言ったことはみな、明るみで聞かれ、奥の間で耳にささやいたことは、屋根の上で言い広められる」。(2-3)■解説今日の拝読箇所は3つの塊からなっていますが底流にあるのは「神は知っておられる」という深い自覚です。神はすべてを知っておられます。だから隠すことはできません。知られずに済むことは何一つありません。それは明らかになるのです。だからこそ「地獄に投げ込む権威を持っている方」(5)を恐れなさいと教えます。なぜならすべてを知る方の裁きは正しいからです。キリストは「友人であるあなたがた」と...今日の御言葉20200217ルカ12:1~12「神は知っておられる」

  • 今日の御言葉 20200216(日曜版)詩編93:1~5「主こそ王」

    2月16日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「主こそ王」■聖書詩編93:1~5(1)■聖句「主こそ王。威厳を衣とし/力を衣とし、身に帯びられる。世界は固く据えられ、決して揺らぐことはない」。(1)■解説93編は神の主権的支配を告白する95編から100編のグループの序論であり、理想的な王としての神の支配に対する感謝が述べられています。背景にはバビロンの滅びと捕囚からの解放があり、第二神殿の建設とダビデ以来の王位回復を願うものとなっています。主題とした「主こそ王」は詩編96,97,99でも見られ、イスラエルでは主こそが王であることを最初に確認しています(歴上16:31,詩24:10参)。本編では王であられる主に対して「とこしえの昔からいます」(2)とその永遠性をたたえ、押し寄せる脅威に対して「さらに強く、...今日の御言葉20200216(日曜版)詩編93:1~5「主こそ王」

  • 今日の御言葉 20200215 ルカ11:37~54「ファリサイ派、律法の専門家に対する非難」

    2月15日(土)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「ファリサイ派、律法の専門家に対する非難」■聖書ルカ11:37~54(42)■聖句「それにしても、あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。薄荷や芸香やあらゆる野菜の十分の一は献げるが、正義の実行と神への愛はおろそかにしているからだ。これこそ行うべきことである。もとより、十分の一の献げ物もおろそかにしてはならないが」。(42)■解説今日の拝読箇所に登場するファリサイ派の人々や律法の専門家(律法学者)と呼ばれる人々を、イエスは厳しく非難されます。当時は祭司を中心とするサドカイ派と律法を研究する学者階級(律法学者)と、一般民衆の中で律法の研究に熱心なファリサイ派という大きな勢力がありました。それぞれが律法(旧約の教え)に熱心でしたが、いつの間にか形式主義、教条...今日の御言葉20200215ルカ11:37~54「ファリサイ派、律法の専門家に対する非難」

  • 今日の御言葉 20200214 ルカ11:33~36「もう一つのしるし」

    2月14日(金)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「もう一つのしるし」■聖書ルカ11:33~36(34)■聖句「あなたの体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、体も暗い」。(34)■解説昨日はキリストの十字架こそが時代のしるしであることを学びました。今日の御言葉は「もう一つのしるし」について語られています。主イエスは「あなたがたは世の光である」(マタイ5:14)と言いました。パウロは「あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい」(エフェソ5:3)と言いました。時代に対するもう一つのしるしとは、イエスによって光の子とされたキリスト者のことです。ここでは「入ってくる人に光が見えるように」(33)と言っておられます。...今日の御言葉20200214ルカ11:33~36「もう一つのしるし」

  • 今日の御言葉 20200213 ルカ11:29~32「ヨナのしるし」

    2月13日(木)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「ヨナのしるし」■聖書ルカ11:29~32(30)■聖句「つまり、ヨナがニネベの人々に対してしるしとなったように、人の子も今の時代の者たちに対してしるしとなる」。(30)■解説旧約聖書は新約聖書の予表(前表)と言われます。今日の聖句でもそのことがうかがえます。ヨナのしるしについて、マタイは「ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、大地の中にいることになる」(12:40)と、イエス・キリストの十字架と復活の予表であることを明確にしています。そして、ソロモンの知恵を聞くためにやって来た南の国の女王と(31)、ヨナの説教を聞いて悔い改めたニネベの人々は(32)、私たちへの予表となっています。ヨナを予表とするキリストの十字架は実現しました。...今日の御言葉20200213ルカ11:29~32「ヨナのしるし」

  • 今日の御言葉 20200212 ルカ11:14~28「悪霊追放(心を守れ)」

    2月12日(水)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「悪霊追放(心を守れ)」■聖書ルカ11:14~28(28)■聖句 しかし、イエスは言われた。「むしろ、幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である」。(28)■解説今日の拝読箇所は、共感福音書に共通の「ベルゼブル論争(悪霊追放)」(14-23)、マタイとルカに共通の「戻ってくる悪霊(警告)」(24-26)、ルカ独自の「警告を守る幸いな人」(27-28)の三つの部分から成っています。イエスは悪霊や罪を心から追い出す権威をお持ちです。しかし、注意を怠っていると空になった家に悪霊が戻って来て、「前よりも悪くなる」(26)と警告しておられます。そして、「イエスの母となった人は何と幸いでしょう」との言葉に対して、今日の聖句をもって答えておられます。それぞれをつな...今日の御言葉20200212ルカ11:14~28「悪霊追放(心を守れ)」

  • 今日の御言葉 20200211 ルカ11:1~13「祈るときには」

    2月11日(火)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「祈るときには」■聖書ルカ11:1~13(2,3,11,13)■聖句「父よ、御名が崇められますように。御国が来ますように。わたしたちに必要な糧を毎日与えてください。‥‥求めなさい。そうすれば、与えられる。‥‥天の父は求める者に聖霊を与えてくださる」。(2,3,11,13)■解説「わたしたちにも祈りを教えてください」(1)との弟子たちの求めに応える形で、イエスは祈りについて、はじめに「主の祈り」、次に「求め続けること」の大切さを2つの例えで語られます。マタイは「主の祈り」と「求め続けること」の2つの部分を分けて、それぞれマタイ6:9-15と7:7-11に収めています。ルカはそれを一連のものとして扱い、「主の祈り」の「父よ」という神への呼びかけで始め、「天...今日の御言葉20200211ルカ11:1~13「祈るときには」

  • 今日の御言葉 20200210 ルカ10:38~42「一番大切なこと」

    2月10日(月)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「一番大切なこと」■聖書ルカ10:38~42(41-42)■聖句「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない」。(41-42)■解説エルサレムの東約3kmに位置するベタニヤはイエスが愛された町で、エルサレム途上、また滞在中に何度も訪れておられます。特にイエスは、ラザロとその姉妹マルタとマリアを愛しておられました(ヨハネ11:5)。さて今日の拝読箇所ですが、イエスに対する二人の姉妹の姿を通して私たちは基本的な人間の姿勢というものを学びます。マルタはイエスをもてなそうとしてせわしく働いていました。マリアはイエスの足もとに座って、その話に聞き入ってい...今日の御言葉20200210ルカ10:38~42「一番大切なこと」

  • 今日の御言葉 20200209(日曜版)詩編92:1~16「安息日に」

    みなさん、シャローム。新しい一週間がスタートします。今週も御言葉があなたを照らし導きますように。2月9日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「安息日に」■聖書詩編92:1~16(1-3)■聖句「賛歌。歌。安息日に。いかに楽しいことでしょう/主に感謝をささげることは/いと高き神よ、御名をほめ歌い/朝ごとに、あなたの慈しみを/夜ごとに、あなたのまことを述べ伝えることは」。(1-3)■解説味わい深い詩編なのですが、今日は1節の「安息日に」という言葉に注目しました。それは、ミシュナー(律法の解説)にこの詩編が「安息日にレビ人によって神殿で歌われていた」と書かれているからでもあるのですが、それ以上に主への感謝と主の恵みについて述べ伝えたいという詩人の溢れるようなエネルギーをこの詩から感じるからです。そして「安息日...今日の御言葉20200209(日曜版)詩編92:1~16「安息日に」

  • 今日の御言葉 20200208 ルカ10:25~37「善いサマリア人」

    2月8日(土)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「善いサマリア人」■聖書ルカ10:25~37(29,33,36,37)■聖句「では、わたしの隣人とは誰ですか」。‥‥サマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い‥‥。‥‥「だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか」。律法の専門家は言った。「その人を助けた人です」。(29,33,36,37)■解説今日の拝読箇所は、有名な「善いサマリア人」の例え話です。重要なポイントは「憐れに思い」で、サマリア人の行動のすべては彼のうちに生じたこの思いのなせるわざです。さらに「隣人とは誰か」との問いに、イエスは「隣人になった人は誰か」と問い直すことで、隣人とは規定の対象ではなく、「なる」べき存在であることを示しておられます。「憐れみ」が隣人を作り出すのです。祭...今日の御言葉20200208ルカ10:25~37「善いサマリア人」

  • 今日の御言葉 20200207 ルカ10:21~24「幼子のような者に」

    2月7日(金)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「幼子のような者に」」■聖書ルカ10:21~24(21bc)■聖句「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました」。(21bc)■解説今日の拝読箇所は、伝道から帰ってきた弟子たちを迎えたイエスの感謝の祈りです。内容は非常に深いもので、子であるイエスと父なる神の一体性(22)、預言者や王たちが見たいと願っていたものであるイエスのメシア性が示されています。今日の聖句は、このイエスの神性とメシア性を信じ受け入れることができる人について記されています。それは「幼子のような者」です。知者だと自負する人ではなく、賢いとうぬぼれる人でもなく、弱さを自覚し、神の前に自らの無知を認める人にイエス...今日の御言葉20200207ルカ10:21~24「幼子のような者に」

  • 今日の御言葉 20200206 ルカ10:17~20「72人の派遣(喜び)」

    2月6日(木)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「72人の派遣(喜び)」■聖書ルカ10:17~20(20)■聖句「しかし、悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい」。(20)■解説イエスの代理者として困難なフィールドに遣わされ、成功を収め、弟子たちは帰ってきます。成功体験は彼らを意気揚々とさせたでしょう。彼らは報告します。「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します」と(17)。イエスは彼らに与えた権威がどれほどの成果をもたらしたかを知っていました(18-19)。その上で今日の聖句のように戒めておられます。成功体験が自分を見誤らせ、過信へとつながらないためです。イエスの名による権威は与えられたもので、自分自身のも...今日の御言葉20200206ルカ10:17~20「72人の派遣(喜び)」

  • 今日の御言葉 20200205 ルカ10:13~16「72人の派遣(権威)」

    2月5日(水)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「72人の派遣(権威)」■聖書ルカ10:13~16(16)■聖句「あなたがたに耳を傾ける者は、わたしに耳を傾け、あなたがたを拒む者は、わたしを拒むのである。わたしを拒む者は、わたしを遣わされた方を拒むのである」。(16)■解説既に弟子たちを受け入れない町があることを語られたイエスは、さらに悔い改めない町があることを示されます。そして今日の聖句になります。弟子の言葉はイエスの言葉であり、弟子を拒むことはイエスを拒むことであり、イエスを拒むことは神を拒むことになるのです。イエスより任命を受けて遣わされる弟子たちの権威が示されています。同時にそこには大きな責任があることも見逃すことはできません。私たちが告げ知らせる福音が人々を二つに分けるのです。それであればこ...今日の御言葉20200205ルカ10:13~16「72人の派遣(権威)」

  • 今日の御言葉 20200204 ルカ10:1~12「72人の派遣(心構え)」

    今日からテーマは「エルサレムへの道」となります。2月4日(火)現在のテーマ「エルサレムへの道」今日のテーマ「72人の派遣(心構え)」■聖書ルカ10:1~12(3)■聖句「行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは狼の群れに小羊を送り込むようなものだ」。(3)■解説エルサレムへの長い道程がはじまります。まずイエスは72人の弟子たちを先導者として派遣します。都への途上も福音宣教の過程であり、弟子たちの訓練の場でもありました。派遣にあたりイエスは弟子たちに細やかな指示をしておられます。遣わされるフィールドの状況(3)、心構え(4-8)、病人をいやし「神の国は近づいた」と知らせること(9)、受け入れられない場合の対処(10)です。これらの細やかな指導は派遣される弟子たちの力になりました。しかし、もっと重要なことが2...今日の御言葉20200204ルカ10:1~12「72人の派遣(心構え)」

  • 今日の御言葉 20200203 ルカ9:37~62「エルサレムへ」

    2月3日(月)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「エルサレムへ」■聖書ルカ9:37~62(51)■聖句「イエスは、天に上げられる時期が近づくと、エルサレムに向かう決意を固められた」。(51)■解説今日の拝読箇所には、変貌山を下山してからのいくつかの出来事が記されています。子どもの病(悪霊から)のいやしでは弟子たちの不信仰(37-43)、二回目の受難予告では弟子たちの無理解(43-45)、さらに傲慢な弟子たちの姿(46-48)、狭量な弟子たち(49-50)、激高しやすい弟子たち(51-56)、覚悟の定まらない弟子たち(57-62)の姿が描かれています。その中で、今日の聖句は印象的です。ここからイエスはエルサレムへと向われます。十字架への道程が始まります。向うべき道、方向が定まった御子イエスの姿があります。そ...今日の御言葉20200203ルカ9:37~62「エルサレムへ」

  • 今日の御言葉 20020202(日曜版)詩編91:1~16「全能の神の陰に宿る人」

    2月2日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「全能の神の陰に宿る人」■聖書詩編91:1~16(14-16)■聖句「彼はわたしを慕う者だから/彼を災いから逃れさせよう。わたしの名を知る者だから、彼を高く上げよう。彼がわたしを呼び求めるとき、彼に答え/苦難の襲うとき、彼と共にいて助け/彼に名誉を与えよう。生涯、彼を満ち足らせ/わたしの救いを彼に見せよう」。(14-16)■解説詩編91編は、11-12節がイエスを誘惑するサタンの言葉として誤用されていることで有名です(マタイ4:6,ルカ4:10-11)。この詩編も90編同様、困難の中で神による救いと解放を確信する詩で、イスラエルが過去にエジプトの地で守られたように、バビロンの地にあっても守られるとの確信を歌っています。1-2節を信頼の告白、3-13節を守りの内...今日の御言葉20020202(日曜版)詩編91:1~16「全能の神の陰に宿る人」

  • 今日の御言葉 20200201 ルカ9:28~36「変貌山で」

    2月1日(土)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「変貌山で」■聖書ルカ9:28~36(31)■聖句「二人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた」。(31)■解説今日の拝読箇所(変貌山)について並行記事(マタイ17:1-8,マルコ9:2-8)に見られないいくつかの事柄があります。その中で今日の聖句はルカだけのもので、モーセとエリヤの話の内容となっています。それはイエスの受難と栄光を結び付けているという点でルカ独自の描写となっています。注目したいのは「最期」という言葉で原語は「彼のエクソドス」となります。エクソドスは単に「旅立ち、出発」を意味するだけではなく、聖書では「出エジプト」をあらわしていることから、イエスの死が人類救済のための「第2の出エジプト」であるこ...今日の御言葉20200201ルカ9:28~36「変貌山で」

  • 今日の御言葉 20200131 ルカ9:18~27「神からのメシア」

    1月31日(金)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「神からのメシア」■聖書ルカ9:18~27(22)■聖句「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている」。(22)■解説今日の拝読箇所にはペトロの信仰告白とメシアの受難と復活の予告、弟子としての覚悟について語られています。自然に対する権威、悪霊に対する権威、死と病に対する権威を示し、さらには5000人以上の人々への給食の奇跡の後、イエスは「群集は、わたしのことを何者だと言っているか」(18)と問われます。ペトロは使徒団を代表して「神からのメシアです」(20)と答え、その時点での彼らの信仰を表明しています。しかし、彼らのメシアイメージ(圧制者であるローマから解放してくれるリーダー)とイエスの...今日の御言葉20200131ルカ9:18~27「神からのメシア」

  • 今日の御言葉 20200130 ルカ9:10~17「パンと魚の奇跡」

    1月30日(木)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「パンと魚の奇跡」■聖書ルカ9:10~17(16)■聖句「すると、イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで、それらのために賛美の祈りを唱え、裂いて弟子たちに渡しては群衆に配らせた」。(16)■解説この奇蹟は、イエスの復活を別にすれば、四福音書のすべてに記録されている唯一の奇蹟であり、いかに強烈な印象を与えたかが分かります。そこには5つのパンと2匹の魚しかありませんでした。それをイエスは取って祈り、弟子たちに渡されます。イエスの手の中で増えたパンは弟子たちの手の中でも増え、5000人以上の人が食べて満腹したのです。この奇跡は、イスラエルの民が荒野で神からマナを与えられた奇跡(出エ16章)を想起させます。民を養う神のわざをイエスが再現することによって、イ...今日の御言葉20200130ルカ9:10~17「パンと魚の奇跡」

  • 今日の御言葉 20200129 ルカ9:1~9「ヘロデの戸惑い」

    1月29日(水)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「ヘロデの戸惑い」■聖書ルカ9:1~9(9)■聖句しかし、ヘロデは言った。「ヨハネなら、わたしが首をはねた。いったい、何者だろう。耳に入ってくるこんなうわさの主は」。そして、イエスに会ってみたいと思った。(9)■解説イエスはガリラヤ宣教のために12名の使徒を派遣します(1-6)。イエスと弟子たちによる業と宣教の結果、うわさはどんどん広がり、ヘロデの耳にまで届きます。ヘロデは「これらの出来事をすべて聞いて戸惑った」(7)とあります。人々が「洗礼者ヨハネの復活」、「エリヤの再来」、「昔の預言者の復活」を言い始めたからです。これらはみなメシア、あるいはメシアの到来を指す言葉であったからです。ヘロデが戸惑ったのはイスラエルの王としての地位をダビデの子孫から生まれる...今日の御言葉20200129ルカ9:1~9「ヘロデの戸惑い」

  • 今日の御言葉 20200128 ルカ8:49~56「ヤイロの娘の復活」

    1月28日(火)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「ヤイロの娘の復活」■聖書ルカ8:49~56(50b,54)■聖句「恐れることはない。ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる」。‥‥イエスは娘の手を取り、「娘よ、起きなさい」と呼びかけられた。(50b,54)■解説「お嬢さんは亡くなりました。この上、先生を煩わすことはありません」(49)。ヤイロのもとに使者が来て非情な言葉を告げます。その言葉の中に、イエスに対する信仰の度合いがあらわれています。「病はいやすことができても死んではどうしようもない」と。それに対するイエスの言葉が今日の聖句です。「恐れることはない。ただ信じなさい」。「言うは易し行うは難し」というこわざがありますが、まさにそのとおりです。わたしの恩師が説教の時、「ヤイロ、ヤイロ」と胸をたたきな...今日の御言葉20200128ルカ8:49~56「ヤイロの娘の復活」

  • 今日の御言葉 20200127 ルカ8:40~48「娘の病をいやす」

    1月27日(月)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「娘の病をいやす」■聖書ルカ8:40~48(46)■聖句しかし、イエスは、「だれかがわたしに触れた。わたしから力が出て行ったのを感じたのだ」と言われた。(46)■解説会堂長のヤイロが、一人娘の救いのために来て欲しいと願い、その求めにイエスが応じて家に向う途中にもう一つの出来事が起こります。それは12年間出血が止まらない娘の病のいやしです。この病は律法では不浄のものとされ、人に触れることも、触れられることも禁じられていました。娘はあらゆる医療に頼り、全財産を使い果たした挙句に治らないでいました。娘は治りたい一心です。うわさのイエスが通りかかります。しかし、自分が触るとその人も汚してしまうと心が揺れます。マルコでは「群集に紛れ込み」(5:27)とあります。「こ...今日の御言葉20200127ルカ8:40~48「娘の病をいやす」

  • 今日の御言葉 20200126(日曜版)詩編90:1~17「主よ、いつまで」

    今日から日曜版は「詩編第四巻」です。150編からなる詩編は、大きく5つに分けられます。今回はその第四巻(90編から106編)です。1月26日(日)現在のテーマ「詩編第四巻」今日のテーマ「主よ、いつまで」■聖書詩編90:1~17(13)■聖句「主よ、帰って来てください。いつまで捨てておかれるのですか。あなたの僕らを力づけてください」。(13)■解説表題には「神の人モーセの祈り」とありますが、詩人はモーセではなくモーセの名を借りて、モーセの荒野での40年の生活と自らの苦難の時期(バビロン捕囚ではないかと考えられています)に重ねて、苦境の中での救いの訪れを祈っています。聖句はその祈りの中心となる句で、「このままの状況が長く続くことはない。必ず主は訪れ、私たちを救ってくださる」という信仰が表明されています。「主よ、いつ...今日の御言葉20200126(日曜版)詩編90:1~17「主よ、いつまで」

  • 今日の御言葉 20200125 ルカ8:26~39「悪例を追い出す」

    1月25日(土)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「悪霊を追い出す」■聖書ルカ8:26~39(28,31)■聖句イエスを見ると、わめきながらひれ伏し、大声で言った。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。頼むから苦しめないでほしい」。‥‥そして悪霊どもは、底なしの淵へ行けという命令を自分たちに出さないようにと、イエスに願った。(28,31)■解説嵐を静めることで自然に対する権威を示されたイエスは、今度は悪霊に対する権威を示されます。今日の聖句はその悪霊の言葉と願いですが、「神の子」という表現と「底なしの淵」という表現は注目に値します。前者は、ペトロの信仰告白にも含まれる言葉(マタイ16:16)で、キリストと父なる神との深い関係を表すと共に、神の御子はすなわち神であるという御子の神性を示す言葉です。後者「...今日の御言葉20200125ルカ8:26~39「悪例を追い出す」

  • 今日の御言葉 20200124 ルカ8:22~25「信仰はどこにあるのか」

    1月24日(金)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「信仰はどこにあるのか」■聖書ルカ8:22~25(25)■聖句イエスは、「あなたがたの信仰はどこにあるのか」と言われた。弟子たちは恐れ驚いて、「いったい、この方はどなたなのだろう。命じれば風も波も従うではないか」と互いに言った。(25)■解説ガリラヤ湖で突風を静める話も共感福音書に共通のもので、自然に対するイエスの権威がクローズアップされています。今日は嵐の中で戸惑う弟子たちの信仰にスポットライトを当ててみたいと思います。マタイでは「信仰の薄い者たちよ」(8:26)、マルコでは「まだ信じないのか」(4:40)とあり、ルカでは「あなたがたの信仰はどこにあるのか」となっています。マタイは信仰の大小(強さ)が、マルコでは信仰の有る無しが、ルカでは信仰の場所が問わ...今日の御言葉20200124ルカ8:22~25「信仰はどこにあるのか」

  • 今日の御言葉 20200123 ルカ8:19~21「わたしの母、兄弟」

    1月23日(木)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「わたしの母、兄弟」■聖書ルカ8:19~21(21)■聖句するとイエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」とお答えになった。(21)■解説今日の聖句について、マタイ福音書は「天の父の御心を行う人」(12:50)、マルコ福音書は「神の御心を行う人」(3:35)と表現し、ルカは「神の言葉を聞いて行う人たち」としています。マタイでは弟子たちをさして言われた言葉となっており(12:49)、マルコでは周りに座っている人々を見回して言われたとありますが(3:34)、ルカは対象については触れずに突然イエスの答えとなります。ルカは「御心を行う」とは「神の言葉を聞いて行う」ことだと、後世のすべての人に教えようとしたのです。それは昨日学...今日の御言葉20200123ルカ8:19~21「わたしの母、兄弟」

  • 今日の御言葉 20200122 ルカ8:4~18「どう聞くべきか」

    1月22日(水)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「どう聞くべきか」■聖書ルカ8:4~18(15,18a)■聖句「良い土地に落ちたのは、立派な善い心で御言葉を聞き、よく守り、忍耐して実を結ぶ人たちである。‥‥‥だから、どう聞くべきかに注意しなさい」。(15,18a)■解説「種を蒔く人のたとえ」はマタイ、マルコ、ルカの3つの福音書(いわゆる共感福音書)に記されている例え話です。テーマは「どう聞くべきか」で、単に耳に入れるということではなく、聞いて行うこと、イエスの言葉に生かされることの重要性が強調されています。「どう聞いたか」はすぐに結果として現われるものではありません。ですから忍耐の必要性をルカは説きます。しかし、必ずそれは「公になる」(17参)のです。だからこそ、聞き方に注意しなければなりません。日々、...今日の御言葉20200122ルカ8:4~18「どう聞くべきか」

  • 今日の御言葉 20200121 ルカ8:1~3「婦人たち」

    1月21日(火)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「婦人たち」■聖書ルカ8:1~3(2b-3)■聖句「‥‥七つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリア、ヘロデの家令クザの妻ヨハナ、それにスサンナ、そのほか多くの婦人たちも一緒であった。彼女たちは、自分の持ち物を出し合って、一行に奉仕していた」。(2b-3)■解説男性中心の時代にルカは婦人たちの名をあげています。マグダラのマリア以外、聖書に詳しいことは記されていないのですが、その一人ひとりが前節の多く赦され多く愛した女のように、イエスによって癒され、赦され、救われた人々であり、そこからの感謝が溢れてイエスとその一行に仕えていたと考えられます。ルカは婦人たちの奉仕の姿とともに奉仕の前提としての救いの喜びに輝く、生き生きとした婦人たちの姿を見出し...今日の御言葉20200121ルカ8:1~3「婦人たち」

  • 今日の御言葉 20200120 ルカ7:36~50「多く赦された人」

    1月20日(月)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「多く赦された人」■聖書ルカ7:36~50(47)■聖句「だから、言っておく。この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない」。(47)■解説「ペンの画家」といわれるルカが記す美しい赦しの物語が今日の拝読箇所です。主な登場人物は、イエスを招いたシモン(ペトロではありません)と罪深い女とイエスの3人です。罪深い女の悔恨の思い、それを赦されるイエスの姿、そこから派生する罪を赦す権威を持つイエスとは、といった大切な要素がちりばめられているのですが、シモンの救済というもう一つの大切な軸があることを見落としてはなりません。そしてこのシモンこそ読者である私たちでもあるのです。ファリサイ派のシモンは女が罪...今日の御言葉20200120ルカ7:36~50「多く赦された人」

  • 今日の御言葉 20200119(日曜版)詩編89:1~53「神の慈しみと真実」

    1月19日(日)現在のテーマ「詩編第三巻」今日のテーマ「神の慈しみと真実」■聖書詩編89:1~53(34,35)■聖句「それでもなお、わたしは慈しみを彼から取り去らず/わたしの真実をむなしくすることはない。契約を破ることをせず/わたしの唇から出た言葉を変えることはない」。(34,35)■解説89編の主題は「神の約束と真実を信じ期待する信仰の表明」です。全体は大きく3つに分けられます。はじめは1節から19節までで、この詩の基調といえる「神の慈しみと真実」が告白されています。次は20節から38節までで、慈しみと真実に基づく「ダビデへの契約」が神の言葉として語られています。最後は39節から53節までで、ダビデ後の王たちの不誠実に対する神の裁きが記されています。詩人はこの最後の部分の時代の人で、現実は荒廃と恥の中にいな...今日の御言葉20200119(日曜版)詩編89:1~53「神の慈しみと真実」

  • 今日の御言葉 20200118 ルカ7:18~35「選者ヨハネとイエス」

    1月18日(土)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「洗礼者ヨハネとイエス」■聖書ルカ7:18~35(23)■聖句「知恵の正しさは、それに従うすべての人によって証明される」。(35)■解説今日の拝読箇所はマタイ11:2~19の時に2回に分けて解説していますので、別の視点から学んでみたいと思います。ルカ7:18~35には①「つまずかない人」(23)、②「今の時代の人」(31)、③「それに従うすべての人」(35)という3つの表現が出てきます。①はイエスの言葉と業を見聞きして素直に信じ受け入れる人、②は大多数の人で、興味は持つが懐疑的で、批判的な人です。イエスは「わたしにつまずかない人は幸いである」と言われます。そして③の「わたしに従うすべての人」です。イエスがメシアであることはなされた業、語られた言葉によって証...今日の御言葉20200118ルカ7:18~35「選者ヨハネとイエス」

  • 今日の御言葉 20200117 ルカ7:11~17「やもめの息子を生き返らせる」

    1月17日(金)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「やもめの息子を生き返らせる」■聖書ルカ7:11~17(13)■聖句主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言われた。(13)■解説今日の拝読箇所はナインという町で起こった一人息子の復活劇です。ここでは、やもめの信仰は必要とされず、もっぱらイエスの「憐れに思う」気持ちと、死者に「言う」力ある言葉が決定的要因となっています。今日の聖句にもあるように、珍しくもルカ自身がここではイエスを「主」と呼び表して、主なるイエスの愛と、死から救う御業と力を示しています。この出来事を見た人々は「大預言者が我々の間に現われた」(16)といって神を賛美するのですが、彼らの期待は、かつてエジプトの支配から脱出したように、ローマの支配から解放されることを意味してい...今日の御言葉20200117ルカ7:11~17「やもめの息子を生き返らせる」

  • 今日の御言葉 20200116 ルカ7:1~10「百人隊長の信仰」

    1月16日(木)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「百人隊長の信仰」■聖書ルカ7:1~10(6c-7)■聖句「主よ、御足労には及びません。わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ですから、わたしの方からお伺いするのさえふさわしくないと思いました。ひと言おっしゃってください。そして、わたしの僕をいやしてください」。(8bcd)■解説マタイ福音書にも同じ記事が載っていますが(マタイ8:5-13)、ルカ福音書の方が百人隊長その人について詳しく説明しています。それは二人の使者の言葉によって分かるのですが、旧約(律法)におけるユダヤ人と異邦人の差というものが浮き彫りになっています。最初の使者である長老の「そうしていただくのにふさわしい人です」(4)は明らかにユダヤ教徒の立場からこの異邦人...今日の御言葉20200116ルカ7:1~10「百人隊長の信仰」

  • 今日の御言葉 20200115 ルカ6:20~49「聞いて行う」

    1月15日(水)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「聞いて行う」■聖書ルカ6:20~49(47a)■聖句「わたしのもとに来て、わたしの言葉を聞き、それを行う人」。(47a)■解説今日の拝読箇所にはイエスの4つ教えが記されています。第一が「幸いと不幸」(新しい価値観)、第二が「敵を愛しなさい」(最高の律法)、第三が「人を裁くな」(自分を知り他者を生かす)、第四が「実によって木を知る」(キリスト者としての自覚)です。そして結語として「岩の上に土台を置いて家を建てた人」のたとえがあります。聖句はその中からで、「来て、聞いて、行う」という3つの言葉が、私たちキリスト者の生活形態を端的に示しています。イエスのもとに来て(礼拝)、聞いて(説教を受け取り)、行う(生活の場への適応)です。特にここでは「行う」ということに...今日の御言葉20200115ルカ6:20~49「聞いて行う」

  • 今日の御言葉 20200114 ルカ6:17~19「山から下りて」

    1月14日(火)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「山から下りて」■聖書ルカ6:17~19(17-18)■聖句「イエスは彼らと一緒に山から下りて、平らな所にお立ちになった。大勢の弟子とおびただしい民衆が、ユダヤ全土とエルサレムから、また、ティルスやシドンの海岸地方から、イエスの教えを聞くため、また病気をいやしていただくために来ていた。汚れた霊に悩まされていた人々もいやしていただいた」。(17-18)■解説12使徒を選ぶために山に登られたイエスは彼らと共に山を下りて来られます。山が神との交わりの場であるとすれば、平地は民衆との出会いの場であったのです。そこでイエスは福音を語り、病やわずらいを癒されます。20節に「イエスから力が出て」とあります。神との深い交わり(観想生活)の中で力は満ちてくるのです。「主にあ...今日の御言葉20200114ルカ6:17~19「山から下りて」

  • 今日の御言葉 20200113 ルカ6:12~16「12人の使徒を選ぶ」

    1月13日(月)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「12人の使徒を選ぶ」■聖書ルカ6:12~16(12)■聖句「そのころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた」。(12)■解説宣教の合間に祈りのときを持たれるイエスの姿をルカは幾たびも記しています。受洗時(3:21)、使徒の選抜(6:12)、ペトロの信仰告白(9:18)、変貌山(9:28)、ゲッセマネ(22:14)などです。イエスは祈りの内に父なる神の御心を尋ね求めたのです。キリスト者として一日が始まる前に祈りのときを持つことがどれだけ重要であるかが分かります。ここでは、イエスは宣教のために使徒として12名を選ばれます。「使徒」とは「遣わされた者」という意味で、彼らにはイエスが持っていた権威が授けられています(マタイ10:1)。12名のリス...今日の御言葉20200113ルカ6:12~16「12人の使徒を選ぶ」

  • 今日の御言葉 20200112(日曜版)詩編88:1~19「苦難の中から」

    1月12日(日)現在のテーマ「詩編第三巻」今日のテーマ「苦難の中から」■聖書詩編88:1~19(10b)■聖句「来る日も来る日も、主よ、あなたを呼び、あなたに向って手を広げています」。(10b)■解説88編は暗く悲しい内容で終始しています。詩人は深い淵から叫んでいます。原因は死に臨むほどの現実です。それについての様々な描写がありますが、その中でも「御手から切り離されています」(6)、「親しいものを遠ざけ」という表現は、孤独な詩人の状況を示しており苦悩の深さが分かります。ヨブや十字架上のキリストの苦難と類似していると言えます。ほとんどそのような色調で終始する中、細く差し込む光を見ます。詩人は昼も、夜も叫び求めています(2)。「朝ごとに」祈っています(14)。今日の聖句にあるように「来る日も来る日も‥‥手を広げてい...今日の御言葉20200112(日曜版)詩編88:1~19「苦難の中から」

  • 今日の御言葉 20200111 ルカ6:1~11「安息日に」

    1月11日(土)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「安息日に」■聖書ルカ6:1~11(9b-d)■聖句「あなたたちに尋ねたい。安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、滅ぼすことか」。(9b-d)■解説今日の拝読箇所では2つの出来事が記されています。一つは安息日に麦の穂を摘んで食べた弟子たちの行為について、二つ目は安息日に病気を癒されるイエスについてです。その両方の行為に対して、律法学者やファリサイ派の人々は安息日で禁じられている労働に当たると考え、「してはならないことを、あなたたちはするのか」(2)と詰め寄るのです。今日の聖句は、そのような彼らに対するイエスの言葉です。律法の根本である憐れみの精神が失われていた当時のユダヤ教は教条主義、形式主義に陥っていたのです。教...今日の御言葉20200111ルカ6:1~11「安息日に」

  • 今日の御言葉 20200110 ルカ5:33~39「新しい教え」

    1月10日(金)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「新しい教え」■聖書ルカ5:33~39(38)■聖句「新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れねばならたい」。(38)■解説人々は「なぜ、断食をしないで飲んだり食べたりするのですか」とイエスに問います(33)。断食は、施し、祈りと並ぶユダヤ教の三大行為の一つで、行いによる義を主張するユダヤ教にとって、軽んじることはできないものです。イエスの答えの第一は「花嫁が一緒にいる間」というものです。旧約聖書では神とイスラエルの関係が花婿と花嫁の関係にたとえられることから、自らを「花婿」とすることで、メシア時代の到来を宣告しておられます。それはメシアが共におられるという喜びの時であり、結婚式では断食する必要がないように、今、その必要はないということです。さらにイエスは、「古...今日の御言葉20200110ルカ5:33~39「新しい教え」

  • 今日の御言葉 20200109 ルカ5:27~32「イエスが来られた目的」

    1月9日(木)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「イエスが来られた目的」■聖書ルカ5:27~32(32)■聖句「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである」。(32)■解説昨日拝読した箇所の最後の言葉が今日の聖句です。レビはイエスを自分の家に招待し宴会を催します。そこには他の徴税人や律法の規定を守ることができない罪人と呼ばれる人々も同席していました。イエスがその招きに躊躇せず応じたことにファリサイ派の人々や律法学者たちは驚きます。「なぜ‥‥徴税人や罪人などと一緒に‥‥」(30)と。それに対するイエスの答は明快です。「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である」(31)。彼らは自分が病人であることに気がついていませんでした。自分は正しい立場にあると疑わず、そこか...今日の御言葉20200109ルカ5:27~32「イエスが来られた目的」

  • 今日の御言葉 20200108 ルカ5:27~32「レビを弟子にする」

    1月8日(水)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「レビを弟子にする」■聖書ルカ5:27~32(27-28)■聖句「その後、イエスは出て行って、レビという徴税人が収税所に座っているのを見て、『わたしに従いなさい』と言われた。彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った」。(27-28)■解説イエスは、カファルナウムの収税所にいたレビ(マタイ)に「わたしに従いなさい」と声をお掛けになり、マタイはすぐそれに応じて、イエスに従います。たったこれだけの短い会話と出来事ですが、そこにイエスとレビの関係が見て取れます。ガリラヤ伝道の中心地であったカファルナウムで、レビはイエスのことを、イエスもレビのことをよく見ていたのだと思います。それにしても、徴税人という経済的に恵まれた仕事を捨てることは、彼にとって容易な決断ではな...今日の御言葉20200108ルカ5:27~32「レビを弟子にする」

  • 今日の御言葉 20200107 ルカ5:17~26「罪を赦す権威」

    1月7日(火)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「罪を赦す権威」■聖書ルカ5:17~26(20)■聖句イエスはその人たちの信仰を見て、「人よ、あなたの罪は赦される」と言われた。(20)■解説「その人たちの信仰」とは、病人本人と友人たちの信仰のことで、彼らはイエスに近付くことが出来ないので、屋根の瓦をはがして病人をつり降ろすという大胆な行動に出ています。彼らの信仰に対して、イエスは病人に罪の赦しを宣言します。そこにいた律法学者やファリサイ派の人たちは「神を冒涜するこの男は何者だ。ただ神のほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか」(21)と、イエスに嫌悪感と不信感をいだきます。イエスは彼らの心を見抜き「『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて歩け』というのと、どちらが易しいか」(23)と言われ...今日の御言葉20200107ルカ5:17~26「罪を赦す権威」

  • 今日の御言葉 20200106 ルカ5:12~16「御心ならば」

    今日からルカ福音書に戻ります。1月6日(月)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「御心ならば」■聖書ルカ5:12~16(12b)■聖句この人はイエスを見てひれ伏し、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることができます」と願った。(12b)■解説重い皮膚病を患う人は、律法では汚れた者と判断され、人に触ることは堅く禁じられていました。そこで町に入ると「ここに汚れた者がおります」と言わなければなりませんでした。病める人はそのような自分の状態を承知の上でイエスに救いを嘆願します。「主よ」という呼びかけは、イエスのメシア性だけではなく、神性をも信じる言葉です。「御心ならば」は「あなたがそう思われるだけで」という意味で、天地万物を創造され神の力の働きを信じる告白です。「ひれ伏して‥‥願った」は、神と信じるイエスへの謙虚な...今日の御言葉20200106ルカ5:12~16「御心ならば」

  • 今日の御言葉 20200105(日曜版)詩編87:1~7「シオン賛歌」

    1月5日(日)現在のテーマ「詩編第三巻」今日のテーマ「シオン賛歌」■聖書詩編87:1~7(7)■聖句「歌う者も踊る者も共に言う。『わたしの源はすべてあなた(シオン)の中にある』と」。(7)■解説87編は神の都シオンへの賛歌です。イザヤ書2章2節から4節とも共通するメシアによる平和の中心的位置を占めるシオンについて歌われています。はじめに詩人は、シオン(エルサレム)は主に選ばれ、主に愛されている町であると高らかに宣言します(1,2)。5節では「この人もかの人もこの都で生まれた」と言い、シオンがすべての人の故郷であることを示しています。6節では、主が「民を数え、書き記される/この都で生まれた者」とあり、信仰によって新しく生まれた人に平和の都シオンでの居住権が約束されています。最終句の聖句は、喜びと感謝の源はシオンに...今日の御言葉20200105(日曜版)詩編87:1~7「シオン賛歌」

  • 今日の御言葉 20200104 標語④ イザヤ35:9~10「私たちのゴール」

    1月4日(土)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「私たちのゴール」■聖書イザヤ35:9~10(10ab)■聖句「主に贖われた人々は帰って来る。とこしえの喜びを先頭に立てて/喜び歌いつつシオンに帰り着く」。(10ab)■解説今日の拝読箇所には、「聖なる道」、イエスが切り開いてくださった道を歩む者のゴールが記されています。荒れ野は瑞々しい場所となり、緑が満ちる場所となります。獅子や獣のような害を与えるものもいなくなります。新約聖書の黙示録21:1~5で、ヨハネは、もっとはっきりとこのゴールについて見せられています。2750年前にイザヤが見せられたビジョンは、今から2000年前に、イエスを通して実現し始めました。イザヤは荒れ野を見ました。イエスを通して荒れ野に水が流れ始めました。新しい道が開かれました。荒れ野に流...今日の御言葉20200104標語④イザヤ35:9~10「私たちのゴール」

  • 今日の御言葉 20200103 標語③ イザヤ35:5~8「イエスが成し遂げたこと」

    1月3日(金)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「イエスが成し遂げたこと」■聖書イザヤ35:5~8■聖句「荒れ野に水が沸きいで/荒れ野に川が流れる。‥‥‥。そこに大路が敷かれる」。(6c,8a)■解説イエスはイザヤ書35章5節、6節を引用し、「わたしにつまずかない人は幸いである」(マタイ11:6)と言われました。実際イエスを通して見えない人、聞こえない人、歩けなかった人、口の利けなかった人が癒されました。これらのしるしを通して、イエスは、ご自身が約束のメシアであることを見事に立証されました。しかし、イエスが来られた目的は、今日の聖句にあります。そのためにイエスは、メシアとしての使命を果たされます。荒れ野という不毛の地、「罪と死の法則」で閉じられてしまった世界に、新しい流れを起こし、新しい道を備えるためです。...今日の御言葉20200103標語③イザヤ35:5~8「イエスが成し遂げたこと」

  • 今日の御言葉 20200102 標語② イザヤ35:3~4「信仰に生きる」

    1月2日(木)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「信仰に生きる」■聖書イザヤ35:3~4■聖句「弱った手に力を込め/よろめく膝を強くせよ。心おののく人々に言え。『雄々しくあれ、恐れるな。見よ、あなたたちの神を。‥‥‥。神は来て、あなたたちを救われる』」。(3-4)■解説「荒れ野」を歴史的に解釈するなら、BC587年、バビロンによって侵略され、破壊されたエルサレムの姿です。しかし霊的に、あるいは救済論的に解釈するなら、「荒れ野」は私たち人類の心を表しています。神を見失い、人間中心という欲望に従って歩み、これほどの文明文化を築き上げながら、どれだけでも欲望を満たすことのできる世界を生み出しながら、結果としては刹那的となり、人生の目的、目標を見いだすことができずに、何をやっても満たされることのない、パサパサに乾い...今日の御言葉20200102標語②イザヤ35:3~4「信仰に生きる」

  • 今日の御言葉 20200101 標語① イザヤ35:1~2「神のビジョンに生きる」

    明けましておめでとうございます。2020年もよろしくお願いいたします。1月1日(水)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「神のビジョンに生きる」■聖書イザヤ35:1~2(1)■聖句「荒れ野よ、荒れ地よ、喜び踊れ/砂漠よ、喜び、花を咲かせよ/野ばらの花を一面に咲かせよ」。(1)■解説今年の標語が記されているイザヤ書35章は、新聖書注解では「贖いのわざを通して現される神の栄光」という主題がつけられています。イザヤは、今からおよそ2750年前の預言者です。時代はダビデ王、ソロモン王と続いた統一イスラエル王国が分裂し、北イスラエル王国と南ユダ王国となって既に200年が経過していました。その間、両王国は衰退の一途をたどります。原因は現実にのみ目を向け、神を見失ったからです。エジプト、アッシリア、バビロンという大国の前に...今日の御言葉20200101標語①イザヤ35:1~2「神のビジョンに生きる」

  • 今日の御言葉 20191231(標語)詩編126:5~6「詩編126③」

    この一年もありがとうございました。みなさま、どうぞ良い年をお迎えください。12月31日(火)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「詩編126③」■聖書詩編126:5~6(5)■聖句「涙と共に種を蒔く人は/喜びの歌と共に刈り入れる」。(5)■解説今年の標語が含まれている5節から6節は、解放の時を信じて主の業に励む人の姿が描かれています。それは「辛い現実の中で涙を流しながらも、刈り入れの時、喜びの時、解放の時を信じ、人々の心に種(御言葉)を蒔く人」の姿です。「涙と共に」とありますから、泣いてもよいということです。自分の弱さに直面している時、現実の厳しさの中で、歯を食いしばってがんばれとは言われません。戦いに敗れた時、「ダビデも彼と共にいた兵士も、声をあげて泣き、ついには泣く力もなくなった」とあります(1サム30:...今日の御言葉20191231(標語)詩編126:5~6「詩編126③」

  • 今日の御言葉 20191230(標語)詩編126:3~4「詩編126②」

    12月30日(月)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「詩編126②」■聖書詩編126:3~4(4)■聖句「主よ、ネゲブに川の流れを導くかのように/わたしたちの捕われ人を連れ帰ってください」。(4)■解説3節から4節は、バビロンからの解放を信じ、神の奇跡を待ち望む人の信仰の祈りです。「主よ、ネゲブに川の流れを導くかのように」という言葉がヒントで、神の介入を願う信仰の言葉となっています。「ネゲブ」はイスラエルの南部に広がる砂漠地帯のことです。皆さんは「ワジ」という言葉をご存知でしょうか。砂漠地帯にある涸れた川のことで、雨季の、しかも豪雨の時にだけ水が流れる川のことです。「主がネゲブに川の流れを起こされるように、突然、神の奇跡が起こって、この苦境から、私たちを救ってください(解放してください)」という信仰の祈りで...今日の御言葉20191230(標語)詩編126:3~4「詩編126②」

  • 今日の御言葉 20191229(標語)詩編120:1~2「詩編126①」

    今年最後は、標語が記されている詩編126を振り返ります。12月29日(日)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「詩編126①」■聖書詩編126:1~2(1)■聖句「主がシオンの捕われ人を連れ帰られると聞いて/わたしたちは夢を見ている人のようになった」。(1)■解説今年の標語は「涙と共に種を蒔く」です。この標語が記されている詩編126はバビロンによる捕囚を背景に、そこからの解放を願うユダヤ人の祈りの姿勢について描かれております。「バビロン捕囚」とは、紀元前6世紀頃、バビロンの王ネブカドネザルがユダ王国(南王国)の首都エルサレムを攻略する前後に行なわれたバビロンへの強制移住のことです。バビロンからの解放は、紀元前538年、ペルシャの王キュロスによって実現します。バビロンはエジプトと並んで、偶像に満ちている世界、人...今日の御言葉20191229(標語)詩編120:1~2「詩編126①」

  • 今日の御言葉 20191228 祝ご降誕 ヨハネ1:10~13「言葉を受け入れた人」

    12月28日(土)今週のテーマ「クリスマス2019」今日のテーマ「言を受け入れた人」■聖書ヨハネ1:10~13(12)■聖句「しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた」。■解説「しかし」は前節の「受け入れなかった」を受けています。「言」はギリシャ語の「ロゴス」で、当時はギリシャ哲学においても、ユダヤ教においても神的存在をあらわす言葉として使用されていました。ヨハネはそれをキリストに当てることによって、キリストは永遠の初めから存在し、受肉することによって世に現れたお方とし、ロゴス(神)=キリスト(救い主)=イエスという方程式を完成します。「名」は「本質」、「その人自身」を意味し、ここでは「言は神であった」(1)との御名の啓示を現します。これらのことを受け入れる人、すなわちイ...今日の御言葉20191228祝ご降誕ヨハネ1:10~13「言葉を受け入れた人」

  • 今日の御言葉 20191227(祝ご降誕)2コリント8:9「主の貧しさによって」

    12月27日(金)今週のテーマ「クリスマス2019」今日のテーマ「主の貧しさによって」■聖書2コリント8:9(9bc)■聖句「すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです」。(9bc)■解説2000年前、預言のとおりベツレヘムにお生まれになったメシアに、人類が提供した場所は暖かい宿屋でもなく、ふかふかのベッドでもありませんでした。天使が「聖なる、聖なる、聖なる」(イザヤ6:3)と表現する方に提供されたのは家畜小屋だったのです。「権威ある方」(イザヤ9:5)が弱い人間の姿で飼い葉桶の中に寝かされたのです。その理由を今日の聖句は語っています。聖夜に現された神の恵みに感謝しつつ、主の豊かさにあずかることができますように。■祈り聖夜...今日の御言葉20191227(祝ご降誕)2コリント8:9「主の貧しさによって」

  • 今日の御言葉 20191226 祝ご降誕 ヨハネ3:16~21「世を愛された」

    12月26日(木)今週のテーマ「クリスマス2019」今日のテーマ「世を愛された」■聖書ヨハネ3:16~21(16)■聖句「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」。(16)■解説マルチン・ルターが、「小聖書」と呼んだのが今日の聖句に当たります。聖書全巻のエッセンスがここに集約しているからです。「神は‥‥世を愛された」。神の愛は、独り子を与え、罪人を救うために、十字架につけて身代わりとするほどに深く、決定的なものでした。愛が文字だけのものなら、それを真実な愛とはいえません。愛が掛け声だけのものなら、それも真実な愛とはいえません。愛は行動であり、犠牲の姿で現されるものだからです。2000年前、生ける神の愛が現されたのです。■祈りクリスマスを...今日の御言葉20191226祝ご降誕ヨハネ3:16~21「世を愛された」

  • 今日の御言葉 20191225 祝ご降誕 マタイ2:9~12「礼拝」

    12月25日(水)今週のテーマ「クリスマス2019」今日のテーマ「礼拝」■聖書マタイ2:9~12(11b)■聖句「彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた」。(11b)■解説不思議な星に導かれ、学者たちが生まれたばかりのイエスのもとを訪れます。彼らの捧げものはそれぞれの信仰を現しています。「黄金」は不変の神への信仰を、「乳香」は神と人との間で祈る大祭司への信仰を、「没薬」は十字架の上で贖いを成し遂げてくださる救い主への信仰が込められています。彼らは信仰によって、キリストを心の内に迎えました。その時、イエスの内に満ちあふれている神の豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされたのです。■祈りクリスマスの祝福、人となられた神、イエス・キリストの内に満ちている恵みのすべてにあ...今日の御言葉20191225祝ご降誕マタイ2:9~12「礼拝」

  • 今日の御言葉 20191224 祝ご降誕 イザヤ7:10~14「インマヌエル」

    12月24日(火)今週のテーマ「2019クリスマス」今日のテーマ「インマヌエル」■聖書イザヤ7:10~14(14)■聖句「それゆえ、わたしの主が御自ら/あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み/その名をインマヌエルと呼ぶ」。(14)■解説有名なメシア預言です。主が与えられる「しるし」は2つです。①おとめが身ごもって男の子を産む。②その名をインマヌエルと呼ぶ。①は人間の出生とはまったく次元の異なる出生(原罪を有して生まれる人間とは別の「聖霊による出生」ルカ1:35⇒無原罪⇒罪を贖う資格)を意味し、②のインマヌエルは「神は我々と共におられる」(マタイ1:23)という意味で、生まれ出る子によって、神と人との距離がいっきに縮められることを意味します。約700年後、このイザヤの預言はマリアの...今日の御言葉20191224祝ご降誕イザヤ7:10~14「インマヌエル」

  • 今日の御言葉 20191223 祝ご降誕 ミカ5:1~4a「ベツレヘムに生まれる」

    12月23日(月)今週のテーマ「2019クリスマス」今日のテーマ「ベツレヘムに生まれる」■聖書ミカ5:1~4a(1ab)■聖句「エフラタのベツレヘムよ、お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために、イスラエルを治める者が出る」。(1ab)■解説博士たちがヘロデ王を訪れ、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか」と尋ねたとき、律法学者は今日の聖句を引用して、「ユダヤのベツレヘムです」と明言しています(マタイ2:1~)。ベツレヘムはエルサレムの南8㎞ほどにある小さな村ですが、メシアはミカの預言の通り、小さな町ベツレヘムにお生まれになりました。メシアについての預言は生まれ出ること、誕生の地、ユダ族から出現することなどが多くの預言者によって告知されており、そのすべてがイエスにおい...今日の御言葉20191223祝ご降誕ミカ5:1~4a「ベツレヘムに生まれる」

  • 今日の御言葉 20191222 祝ご降誕 イザヤ11:1~3「エッサイの株から」

    12月22日(日)今週のテーマ「2019クリスマス」今日のテーマ「エッサイの株から」■聖書イザヤ11:1~3(1-2a)■聖句「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち、その上に主の霊がとどまる」。(1-2a)■解説讃美歌96番で知られる今日の聖句は有名なメシア預言です。エッサイはダビデの父ですが、その名の背景には、軽蔑または貧しさがあり(1サム20章22章)、メシアがダビデの家系より出ることを知りながら「エッサイ」という表現を使用することにより、世的に低く顧みられないところからダビデの王権にも勝るメシア(キリスト)が出ることをイザヤは示しています。この預言は、貧しい大工の子として馬小屋お生まれになられたイエスにおいて実現されたのですが、そのことは最も貧しく小さい者であってもメシアに近...今日の御言葉20191222祝ご降誕イザヤ11:1~3「エッサイの株から」

  • 今日の御言葉 20191221 ルカ5:1~11「ペトロと仲間たちへの召命」

    12月21日(土)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「ペトロと仲間たちへの召命」■聖書ルカ5:1~11(10c-11)■聖句「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる」。そこで、彼らは舟を陸に引き上げ、すべてを捨ててイエスに従った。(10c-11)■解説ルカの筆はゲネサレト湖畔(ガリラヤ湖)で起こったペトロとその仲間の召命物語を美しく描いています。イエスの話を聞こうとして群衆がイエスのもとに押し寄せます。イエスは漁師のシモン(ペトロ)に船に乗せてもらい、そこから群集に語られます。話し終わると「沖へ漕ぎ出して漁をしなさい」と言われます。ペトロは夜通し働いて何も取れなかったことを告げながらも「しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」と応じます。結果は驚くような大漁で、ペトロは「主よ、わ...今日の御言葉20191221ルカ5:1~11「ペトロと仲間たちへの召命」

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