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聖書の御言葉をあなたに 「聖書各駅停車」 創世記からはじめて黙示録までをゆっくり

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Daily Bread 日々の御言葉
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2014/09/27

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  • 今日の御言葉 20191231(標語)詩編126:5~6「詩編126③」

    この一年もありがとうございました。みなさま、どうぞ良い年をお迎えください。12月31日(火)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「詩編126③」■聖書詩編126:5~6(5)■聖句「涙と共に種を蒔く人は/喜びの歌と共に刈り入れる」。(5)■解説今年の標語が含まれている5節から6節は、解放の時を信じて主の業に励む人の姿が描かれています。それは「辛い現実の中で涙を流しながらも、刈り入れの時、喜びの時、解放の時を信じ、人々の心に種(御言葉)を蒔く人」の姿です。「涙と共に」とありますから、泣いてもよいということです。自分の弱さに直面している時、現実の厳しさの中で、歯を食いしばってがんばれとは言われません。戦いに敗れた時、「ダビデも彼と共にいた兵士も、声をあげて泣き、ついには泣く力もなくなった」とあります(1サム30:...今日の御言葉20191231(標語)詩編126:5~6「詩編126③」

  • 今日の御言葉 20191230(標語)詩編126:3~4「詩編126②」

    12月30日(月)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「詩編126②」■聖書詩編126:3~4(4)■聖句「主よ、ネゲブに川の流れを導くかのように/わたしたちの捕われ人を連れ帰ってください」。(4)■解説3節から4節は、バビロンからの解放を信じ、神の奇跡を待ち望む人の信仰の祈りです。「主よ、ネゲブに川の流れを導くかのように」という言葉がヒントで、神の介入を願う信仰の言葉となっています。「ネゲブ」はイスラエルの南部に広がる砂漠地帯のことです。皆さんは「ワジ」という言葉をご存知でしょうか。砂漠地帯にある涸れた川のことで、雨季の、しかも豪雨の時にだけ水が流れる川のことです。「主がネゲブに川の流れを起こされるように、突然、神の奇跡が起こって、この苦境から、私たちを救ってください(解放してください)」という信仰の祈りで...今日の御言葉20191230(標語)詩編126:3~4「詩編126②」

  • 今日の御言葉 20191229(標語)詩編120:1~2「詩編126①」

    今年最後は、標語が記されている詩編126を振り返ります。12月29日(日)現在のテーマ「今年の標語」今日のテーマ「詩編126①」■聖書詩編126:1~2(1)■聖句「主がシオンの捕われ人を連れ帰られると聞いて/わたしたちは夢を見ている人のようになった」。(1)■解説今年の標語は「涙と共に種を蒔く」です。この標語が記されている詩編126はバビロンによる捕囚を背景に、そこからの解放を願うユダヤ人の祈りの姿勢について描かれております。「バビロン捕囚」とは、紀元前6世紀頃、バビロンの王ネブカドネザルがユダ王国(南王国)の首都エルサレムを攻略する前後に行なわれたバビロンへの強制移住のことです。バビロンからの解放は、紀元前538年、ペルシャの王キュロスによって実現します。バビロンはエジプトと並んで、偶像に満ちている世界、人...今日の御言葉20191229(標語)詩編120:1~2「詩編126①」

  • 今日の御言葉 20191228 祝ご降誕 ヨハネ1:10~13「言葉を受け入れた人」

    12月28日(土)今週のテーマ「クリスマス2019」今日のテーマ「言を受け入れた人」■聖書ヨハネ1:10~13(12)■聖句「しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた」。■解説「しかし」は前節の「受け入れなかった」を受けています。「言」はギリシャ語の「ロゴス」で、当時はギリシャ哲学においても、ユダヤ教においても神的存在をあらわす言葉として使用されていました。ヨハネはそれをキリストに当てることによって、キリストは永遠の初めから存在し、受肉することによって世に現れたお方とし、ロゴス(神)=キリスト(救い主)=イエスという方程式を完成します。「名」は「本質」、「その人自身」を意味し、ここでは「言は神であった」(1)との御名の啓示を現します。これらのことを受け入れる人、すなわちイ...今日の御言葉20191228祝ご降誕ヨハネ1:10~13「言葉を受け入れた人」

  • 今日の御言葉 20191227(祝ご降誕)2コリント8:9「主の貧しさによって」

    12月27日(金)今週のテーマ「クリスマス2019」今日のテーマ「主の貧しさによって」■聖書2コリント8:9(9bc)■聖句「すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです」。(9bc)■解説2000年前、預言のとおりベツレヘムにお生まれになったメシアに、人類が提供した場所は暖かい宿屋でもなく、ふかふかのベッドでもありませんでした。天使が「聖なる、聖なる、聖なる」(イザヤ6:3)と表現する方に提供されたのは家畜小屋だったのです。「権威ある方」(イザヤ9:5)が弱い人間の姿で飼い葉桶の中に寝かされたのです。その理由を今日の聖句は語っています。聖夜に現された神の恵みに感謝しつつ、主の豊かさにあずかることができますように。■祈り聖夜...今日の御言葉20191227(祝ご降誕)2コリント8:9「主の貧しさによって」

  • 今日の御言葉 20191226 祝ご降誕 ヨハネ3:16~21「世を愛された」

    12月26日(木)今週のテーマ「クリスマス2019」今日のテーマ「世を愛された」■聖書ヨハネ3:16~21(16)■聖句「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」。(16)■解説マルチン・ルターが、「小聖書」と呼んだのが今日の聖句に当たります。聖書全巻のエッセンスがここに集約しているからです。「神は‥‥世を愛された」。神の愛は、独り子を与え、罪人を救うために、十字架につけて身代わりとするほどに深く、決定的なものでした。愛が文字だけのものなら、それを真実な愛とはいえません。愛が掛け声だけのものなら、それも真実な愛とはいえません。愛は行動であり、犠牲の姿で現されるものだからです。2000年前、生ける神の愛が現されたのです。■祈りクリスマスを...今日の御言葉20191226祝ご降誕ヨハネ3:16~21「世を愛された」

  • 今日の御言葉 20191225 祝ご降誕 マタイ2:9~12「礼拝」

    12月25日(水)今週のテーマ「クリスマス2019」今日のテーマ「礼拝」■聖書マタイ2:9~12(11b)■聖句「彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた」。(11b)■解説不思議な星に導かれ、学者たちが生まれたばかりのイエスのもとを訪れます。彼らの捧げものはそれぞれの信仰を現しています。「黄金」は不変の神への信仰を、「乳香」は神と人との間で祈る大祭司への信仰を、「没薬」は十字架の上で贖いを成し遂げてくださる救い主への信仰が込められています。彼らは信仰によって、キリストを心の内に迎えました。その時、イエスの内に満ちあふれている神の豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされたのです。■祈りクリスマスの祝福、人となられた神、イエス・キリストの内に満ちている恵みのすべてにあ...今日の御言葉20191225祝ご降誕マタイ2:9~12「礼拝」

  • 今日の御言葉 20191224 祝ご降誕 イザヤ7:10~14「インマヌエル」

    12月24日(火)今週のテーマ「2019クリスマス」今日のテーマ「インマヌエル」■聖書イザヤ7:10~14(14)■聖句「それゆえ、わたしの主が御自ら/あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み/その名をインマヌエルと呼ぶ」。(14)■解説有名なメシア預言です。主が与えられる「しるし」は2つです。①おとめが身ごもって男の子を産む。②その名をインマヌエルと呼ぶ。①は人間の出生とはまったく次元の異なる出生(原罪を有して生まれる人間とは別の「聖霊による出生」ルカ1:35⇒無原罪⇒罪を贖う資格)を意味し、②のインマヌエルは「神は我々と共におられる」(マタイ1:23)という意味で、生まれ出る子によって、神と人との距離がいっきに縮められることを意味します。約700年後、このイザヤの預言はマリアの...今日の御言葉20191224祝ご降誕イザヤ7:10~14「インマヌエル」

  • 今日の御言葉 20191223 祝ご降誕 ミカ5:1~4a「ベツレヘムに生まれる」

    12月23日(月)今週のテーマ「2019クリスマス」今日のテーマ「ベツレヘムに生まれる」■聖書ミカ5:1~4a(1ab)■聖句「エフラタのベツレヘムよ、お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために、イスラエルを治める者が出る」。(1ab)■解説博士たちがヘロデ王を訪れ、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか」と尋ねたとき、律法学者は今日の聖句を引用して、「ユダヤのベツレヘムです」と明言しています(マタイ2:1~)。ベツレヘムはエルサレムの南8㎞ほどにある小さな村ですが、メシアはミカの預言の通り、小さな町ベツレヘムにお生まれになりました。メシアについての預言は生まれ出ること、誕生の地、ユダ族から出現することなどが多くの預言者によって告知されており、そのすべてがイエスにおい...今日の御言葉20191223祝ご降誕ミカ5:1~4a「ベツレヘムに生まれる」

  • 今日の御言葉 20191222 祝ご降誕 イザヤ11:1~3「エッサイの株から」

    12月22日(日)今週のテーマ「2019クリスマス」今日のテーマ「エッサイの株から」■聖書イザヤ11:1~3(1-2a)■聖句「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち、その上に主の霊がとどまる」。(1-2a)■解説讃美歌96番で知られる今日の聖句は有名なメシア預言です。エッサイはダビデの父ですが、その名の背景には、軽蔑または貧しさがあり(1サム20章22章)、メシアがダビデの家系より出ることを知りながら「エッサイ」という表現を使用することにより、世的に低く顧みられないところからダビデの王権にも勝るメシア(キリスト)が出ることをイザヤは示しています。この預言は、貧しい大工の子として馬小屋お生まれになられたイエスにおいて実現されたのですが、そのことは最も貧しく小さい者であってもメシアに近...今日の御言葉20191222祝ご降誕イザヤ11:1~3「エッサイの株から」

  • 今日の御言葉 20191221 ルカ5:1~11「ペトロと仲間たちへの召命」

    12月21日(土)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「ペトロと仲間たちへの召命」■聖書ルカ5:1~11(10c-11)■聖句「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる」。そこで、彼らは舟を陸に引き上げ、すべてを捨ててイエスに従った。(10c-11)■解説ルカの筆はゲネサレト湖畔(ガリラヤ湖)で起こったペトロとその仲間の召命物語を美しく描いています。イエスの話を聞こうとして群衆がイエスのもとに押し寄せます。イエスは漁師のシモン(ペトロ)に船に乗せてもらい、そこから群集に語られます。話し終わると「沖へ漕ぎ出して漁をしなさい」と言われます。ペトロは夜通し働いて何も取れなかったことを告げながらも「しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」と応じます。結果は驚くような大漁で、ペトロは「主よ、わ...今日の御言葉20191221ルカ5:1~11「ペトロと仲間たちへの召命」

  • 今日の御言葉 20191220 ルカ4:31~44「イエスの権威」

    12月20日(金)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「イエスの権威」■聖書ルカ4:31~44(36)■聖句人々は皆驚いて、互いに言った。「この言葉はいったい何だろう。権威と力とをもって汚れた霊に命じると、出て行くとは」。(36)■解説今日の拝読箇所で、ルカはイエスの宣教の特徴的な働き、「教え」、「悪霊の追放」、「いやし」をまとめるように紹介しています。その中心テーマは、「イエスの権威」です。会堂で教えるイエスの姿は、律法学者と比較して(マルコ1:22)、権威があることに人々が「非常に驚いた」(32)とあり、悪霊さえもその権威に従い、ペトロの姑や多くの人の病を癒した権威のことです。人々が驚きのあまり口にした「権威」という言葉は、神から直接任命され、メッセージを語る神の代理者に与えられた「権威」という意味です...今日の御言葉20191220ルカ4:31~44「イエスの権威」

  • 今日の御言葉 20191219 ルカ4:14~30「故郷のナザレで」

    今日からテーマは「ガリラヤ宣教」となります。12月19日(木)現在のテーマ「ガリラヤ宣教」今日のテーマ「故郷のナザレで」■聖書ルカ4:14~30(18-19)■聖句「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、/主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、/捕らわれている人に解放を、/目の見えない人に視力の回復を告げ、/圧迫されている人を自由にし、/主の恵みの年を告げるためである」。(18-19)■解説今日の拝読箇所は当時のユダヤ教の礼拝形式を知ることができる最古の記事となっています。安息日に、イエスは故郷ナザレの会堂に行かれます。そこでイザヤ書が手渡され朗読します。それが今日の聖句です。その後イエスは「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」(21...今日の御言葉20191219ルカ4:14~30「故郷のナザレで」

  • 今日の御言葉 20191218 ルカ4:1~12「荒れ野での誘惑」

    12月18日(水)現在のテーマ「宣教への備え」今日のテーマ「荒れ野での誘惑」■聖書ルカ4:1~12(8)■聖句イエスはお答えになった。「『あなたの神である主を拝み、/ただ主に仕えよ』/と書いてある」。(8)■解説ヨルダン川で洗礼を受けた後、イエスは荒れ野でサタンの誘惑を受けます。その誘惑はイエスが「神の子である」ということが前提となっています。サタンは二度も「神の子なら‥‥」と問いかけていますが、この言葉は断定の条件文で「あなたは神の子なのだから‥‥」となります。サタンはイエスが神の子であることを認めています。そして聖書を神の言葉と認め、その権威を認めています(10-11)。さらに現在の権力がサタンに握られていることも分かります(6)。イエスは、自分が神の子であることを認めつつも、その権威によるのではなく、すべ...今日の御言葉20191218ルカ4:1~12「荒れ野での誘惑」

  • 今日の御言葉 20191217 ルカ3:21~38「二つの証言」

    12月17日(火)現在のテーマ「宣教への備え」今日のテーマ「二つの証言」■聖書ルカ3:21~38(22)■聖句聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来た。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。(22)■解説今日の拝読箇所には「バプテスマを受けるイエス」と「イエスの系図」の2つのことが記されています。今日の聖句が含まれる前者は「天からの証言」で、聖霊の油が注がれることと「愛する子」という表現がイエスのメシア性を立証します。後者の「系図による証言」はイエスの史実性を明らかにすると共に、ダビデの家系であることを述べてそのメシア性を強調しています。さらにルカは「神に至る」(38)系図を記すことで、すべての起源が神ご自身にあること、人類救済の歴史が神のご計画、御手の...今日の御言葉20191217ルカ3:21~38「二つの証言」

  • 今日の御言葉 20191216 ルカ3:15~20「洗礼者ヨハネの証言」

    12月16日(月)現在のテーマ「宣教への備え」今日のテーマ「洗礼者ヨハネの証言」■聖書ルカ3:15~20(16)■聖句「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる」。(16)■解説当時の体制や権威を恐れることなく真実の悔い改めを迫るヨハネの姿に、民衆は「彼がメシアではないかと」考えます(15)。それに対する洗礼者ヨハネの証言が今日の聖句です。ヨハネは自分の役割をよく理解していました。それは自分の後に来る「わたしよりも優れた方」のために備えるということです。ヨハネは自分とメシアの差を自覚していました。彼は多くの人から尊敬と期待を持たれる身でしたが、メシアとの差は歴然としていました。ヨハネ...今日の御言葉20191216ルカ3:15~20「洗礼者ヨハネの証言」

  • 今日の御言葉 20191215(日曜版)詩編86:1~17「一筋の心を」

    12月15日(日)現在のテーマ「詩編第三巻」今日のテーマ「一筋の心を」■聖書詩編86:1~17(11)■聖句「主よ、あなたの道をお教えください。わたしはあなたのまことの中を歩みます。御名を畏れ敬うことができるように/一筋の心をわたしにお与えください」。(11)■解説86編は聖書の他の箇所や詩編からの引用が多く、集められた祈りの言葉となっています。1節から4節までで詩人は自分のことを「あなたの慈しみに生きる者」(2)、「あなたに依り頼む者」(2)、「あなたを呼ぶわたし」(3)と表現しています。それが詩人の自己認識です。5節から10節までには、神について「あなたは恵み深く、お赦しになる方」(5)、「必ず答えてくださる方」(7)、「ただあなたひとり、神」(10)と告白しています。主(アドナイ)は「愛」であり、「助け...今日の御言葉20191215(日曜版)詩編86:1~17「一筋の心を」

  • 今日の御言葉 20191214 ルカ3:1~14「洗礼者ヨハネのメッセージ」

    今日からテーマは「宣教への備え」となります。12月14日(土)現在のテーマ「宣教への備え」今日のテーマ「洗礼者ヨハネのメッセージ」■聖書ルカ3:1~14(8)■聖句「悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる」。(8)■解説3章からメシアとしての職務を全うする成人イエスが登場いたしますが、その前にルカは詳細な時代背景と共に洗礼者ヨハネについて述べています。これらのことからイエスの史実性とメシア性が汲み取れます。聖句はヨハネのメッセージの中核部で印象的です。ポイントは思い上がりへの戒めです。そこには当時のユダヤ人の強い選民意識がありました。形だけの律法主義がありました。選ばれたことも、律法...今日の御言葉20191214ルカ3:1~14「洗礼者ヨハネのメッセージ」

  • 今日の御言葉 20191213 ルカ2:51~52「少年イエス②両親に仕えて」

    12月13日(金)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「少年イエス②両親に仕えて」■聖書ルカ2:51~52(51a)■聖句「それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親に仕えてお暮らしになった」。(51a)■解説過越祭の後、ナザレに帰ってからの18年余りのイエスの言動については何も記されていません。ルカが伝えるのは「両親に仕えてお暮らしになった」という点だけで、直訳では「ずっと従い続けていた」となります。イエスは自ら十戒の第5戒を守られたのです。昨日は少年時代のイエスにおける「神の子」宣言(神性宣言)について学びました。イエスは神の子です。およそ30歳になったとき(3:23)メシアとしての職務を全うするために公に自分を現されます。しかし、それまでは人として両親にお仕えになったのです。イエスのユニー...今日の御言葉20191213ルカ2:51~52「少年イエス②両親に仕えて」

  • 今日の御言葉 20191212 ルカ2:41~52「少年イエス①神殿にて」

    12月12日(木)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「少年イエス①神殿にて」■聖書ルカ2:41~52(49)■聖句すると、イエスは言われた。「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか」。(49)■解説今日の拝読箇所は、イエスの少年時代を示す唯一の部分です。そのほとんどは12歳の時の過越の祭での出来事で、迷子になったイエスを両親が神殿の中に見つけるまでの過程が50節まで続きます。境内でようやくイエスを見つけたマリアは「お父さんもわたしも心配して捜していたのです」(48)と言います。それに対するイエスの返事が今日の聖句です。イエスは神殿に現存される神を自分の父と呼び、そこに自分がいることは当然のことだと言われたのです。端的に言えば自分は神の子で...今日の御言葉20191212ルカ2:41~52「少年イエス①神殿にて」

  • 今日の御言葉 20191211 ルカ2:22~40「シメオンの賛歌」

    12月11日(水)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「シメオンの賛歌」■聖書ルカ2:22~40(31-32)■聖句「これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、/あなたの民イスラエルの誉れです」。(31-32)■解説ヨセフとマリアは旧約の規定に従い幼子のために献げものをしようと神殿に行きます。そこで敬虔な厚い信仰を持つ人々と出会います。ひとりはシメオンです。次にアンナ、そして「エルサレムの救いを待ち望んでいる人々」(38)です。メシアがエルサレムに来られることこそが彼らの願いでした。なぜならメシア来臨が平和をもたらすと信じられていたからです。聖句は「シメオンの賛歌」からで、ラテン語で「ヌンク・ディミッティス」と呼ばれています。正しい信仰のあついシメオン(25)は、「メシアに会うまでは...今日の御言葉20191211ルカ2:22~40「シメオンの賛歌」

  • 今日の御言葉 20191210 ルカ2:8~21「羊飼いへの告知」

    12月10日(火)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「羊飼いへの告知」■聖書ルカ2:8~21(11-12)■聖句「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである」。(11-12)■解説メシア降誕の物語は羊飼いたちへの告知で頂点に達します。彼らの驚きと喜びはどれほどのものであったかと想像します。「今日ダビデの町で‥‥救い主が」とは「神の約束の時が満ちてあらかじめ預言されていた場所に約束どおり救い主が」という意味です。続けて天使が発した「主メシア」は新約聖書中ここだけに用いられている語で、明らかにイエスを「イスラエルの神である主、油注がれた救い主」と表現してい...今日の御言葉20191210ルカ2:8~21「羊飼いへの告知」

  • 今日の御言葉 20191209 ルカ2:1~7「イエスの誕生」

    12月9日(月)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「イエスの誕生」■聖書ルカ2:1~7(6~7)■聖句「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである」。(6~7)■解説皇帝アウグストゥスから住民登録の命令が出て、人々は生まれ故郷に帰らねばなりませんでした。ヨセフはダビデ家の血筋であり、出自の地であるベツレヘムに向います。徒歩での長い旅路に、子を身ごもるマリアを伴うことを考えればどれほどの困難が予想されたことでしょう。しかし、背後には神の御手の働きがありました。なぜならメシアはベツレヘムで生まれることが預言者ミカによって既に語られていたからです(ミカ5:1)。マリアはベツレヘム滞在中に月が満ちて子を...今日の御言葉20191209ルカ2:1~7「イエスの誕生」

  • 今日の御言葉 20191208(日曜版)詩編85:1~14「平和への願い」

    12月8日(日)現在のテーマ「詩編第三巻」今日のテーマ「平和への願い」■聖書詩編85:1~14(9-10)■聖句「わたしは神が宣言なさるのを聞きます。主は平和を宣言されます/御自分の民に、主の慈しみに生きる人々に/彼らが愚かなふるまいに戻らないように。主を畏れる人に救いは近く/栄光はわたしたちの地にとどまるでしょう」。(9-10)■解説85編の背景にはバビロン捕囚からの帰還後、第二神殿建設中の困難な状況があると考えられています。はじめにシオンへの帰還の喜びが歌われ(2-4)、現在直面している困難(神殿建設を妨害する周辺国からの攻撃と妨害)からの救いを求める祈りが続き(5-8)、最後にまことの平和への願いと憧れが美しく表現されています(9-14)。聖句はその最後の部分から取りました。ここには強い平和への憧れと、平...今日の御言葉20191208(日曜版)詩編85:1~14「平和への願い」

  • 今日の御言葉 20191207 ルカ1:57~80「ザカリアの預言歌」

    12月7日(土)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「ザカリアの預言歌」■聖書ルカ1:57~80(78-79)■聖句「これは我らの神の憐れみの心による。この憐れみによって、/高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、/我らの歩みを平和の道に導く」。(78-79)■解説月が満ちて、エリザベトは男の子を産みます(57)。ユダヤの習慣に従って8日目に割礼を施し、名を「ヨハネ」とつけたときにザカリヤの口が開き、神を賛美します。「ほめたたえよ」(ベネディクトゥス)で始まる67節以下がそれで、「ザカリアの賛歌」とも呼ばれ、旧約最後の、そして新約最初の「預言歌」と言われています。内容はアブラハム契約、ダビデ契約に基づく救い主の誕生(モーセのような預言者)と、それに先立ち道を整える者(...今日の御言葉20191207ルカ1:57~80「ザカリアの預言歌」

  • 今日の御言葉 20191206 ルカ1:46~56「マリア賛歌」

    12月6日(金)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「マリア賛歌」■聖書ルカ1:46~56(47)■聖句「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます」。(47)■解説エリサベトの歓待を受けたマリアは一つの預言的祈りを持って応えます。有名な「マリア賛歌」と呼ばれるもので、その冒頭の「あがめ」(47)のラテン語をとって「マグニフィカト」と呼ばれています。「マグニフィカト」の本来の意味は「大きくする」(49,58)です。マリアは神を「大いなる」者とし、自分を小さな者「身分の低い、‥‥はしため」(48)としています。ここにマリアの神認識と自己認識があります。そして、そのことがマリアに豊かな主の憐れみをもたらしたのです。メシアの到来において、「イスラエルの神である主」(68)は、マリア個人の...今日の御言葉20191206ルカ1:46~56「マリア賛歌」

  • 今日の御言葉 20191205 ルカ1:39~45「マリアのエリザベト訪問」

    12月5日(木)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「マリアのエリサベト訪問」■聖書ルカ1:39~45(45)■聖句「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう」。(45)■解説天使の告知を受けたマリアは山里にあるユダの町に向かい(39)、親戚にあたるエリザベトの家を訪問します。現在のエイン・カレムがその場所といわれ、そこには「マリア訪問の教会」が建っています。驚くような出来事をしっかりと受け止め、これから起こる出来事に対して覚悟を決めるために、静かな場所に退く必要を感じたのでしょう。今日の聖句はエリザベトのマリアに対する言葉です。マリアが信じたのは主が語られた言葉です。「お言葉通り成る」(38)ことです。「信じる人」の幸いはルカ福音書全体に証されていますが(8:19-21,11:2...今日の御言葉20191205ルカ1:39~45「マリアのエリザベト訪問」

  • 今日の御言葉 20191204 ルカ1:26~38「イエス誕生の告知」

    12月4日(水)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「イエス誕生の告知」■聖書ルカ1:26~38(37-38)■聖句「神にできないことは何一つない」。マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」。そこで、天使は去って行った。(37-38)■解説有名な受胎告知の部分です。イザヤがインマヌエル預言(イザヤ7:14)を残してから、740年の歳月が流れていました。長い間待ち望んでいた、その日がついに訪れたのです。聖ベルナルドの言葉が響いてきます。「ああ、聖なるおとめよ、ご回答を急いでください。天も地も、首を長くしているおことばを。神ご自身も、あなたの回答をお待ちです」。自己の無力さを知りつつも、マリアは信仰を持って「成れかし」と答えたのです。この瞬間、ロゴスは人性をとられたので...今日の御言葉20191204ルカ1:26~38「イエス誕生の告知」

  • 今日の御言葉 20191203 ルカ1:5~25「洗者ヨハネ誕生の告知」

    12月3日(火)現在のテーマ「メシアの出現」今日のテーマ「洗者ヨハネ誕生の告知」■聖書ルカ1:5~25(15-17)■聖句「彼は‥‥既に母の胎にいるときから聖霊に満たされていて、イスラエルの多くの子らをその神である主のもとに立ち帰らせる。彼はエリヤの霊と力で主に先立って行き、‥‥準備のできた民を主のために用意する」。(15-17)■解説今日の拝読箇所からルカ福音書の本論に入ります。ここでルカは当時のイスラエルの時代背景(5)、行われていた神殿祭儀(8-10)、民衆の状態(16,17)などを知らせてくれます。時代的にはヘロデ王の時世であり、民衆は重税に苦しみ、宗教界は堕落し、民の心は神から離れていたようですが、ザカリヤやエリザベトのように「神の前に正しい」(6)敬虔な人もいました。彼らはメシアの到来を待ち望んでい...今日の御言葉20191203ルカ1:5~25「洗者ヨハネ誕生の告知」

  • 今日の御言葉 20191202 ルカ1:1~4「序文」

    今日から新約聖書「ルカによる福音書」となります。最初のテーマは「メシアの出現」です。12月2日(月)現在のテーマ「メシアの出現」」今日のテーマ「序文」■聖書ルカ1:1~4(1-2)■聖句「わたしたちの間で実現した事柄について、最初から目撃して御言葉のために働いた人々がわたしたちに伝えたとおりに、物語を書き連ねようと、多くの人々が既に手を着けています」。(1-2)■解説新約聖書中、明確な「序文」を持つ書は「使徒言行録」と本書しかありません。美しいギリシャ語がリズミカルに並ぶ、堂々とした序文です。この序文が私たちに伝えることは、第一に「実現した事柄」ということです。それは、神話や単なる教説ではなく「出来事」であり、既に広く確信されていた事柄であるということです。第二に「伝えたとおりに」とあり、最初の目撃者であり、命...今日の御言葉20191202ルカ1:1~4「序文」

  • 今日の御言葉 20191201(日曜版)詩編84:1~13「幸いとは」

    12月1日(日)現在のテーマ「詩編第三巻」今日のテーマ「幸いとは」■聖書詩編84:1~13(11)■聖句「あなたの庭で過ごす一日は千日にまさる恵みです。主に逆らう者の天幕で長らえるよりは/わたしの神の家の門口に立っているのを選びます」。(11)■解説詩編84編は神殿での礼拝を切望している人の心の巡礼の歌です。はじめに神殿に住む人の幸いが歌われ(2-5)、次に神殿に巡礼する人の幸いが歌われ(6-10)、最後に礼拝する人の幸いが歌われています(11-13)。それぞれに「主の庭」(3)、「あなたの家」(5)、「シオン」(8)、「あなたの庭」(11)といった表現があり、詩人の神殿を慕う思いが湧き出ています。しかし、それは神殿そのものにではなく、そこにおられる神への思慕です。「あなたのいますところ」(1)、「命の神に向っ...今日の御言葉20191201(日曜版)詩編84:1~13「幸いとは」

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