今日の御言葉 20190831 ヨシュア記5：1～15「ギルガル宿営」

8月31日（土）現在のテーマ「パレスチナ占領」今日のテーマ「ギルガル宿営」■聖書ヨシュア5：1～15(3,10)■聖句「ヨシュアは、自ら火打ち石の刃物を作り、ギブアト・アラロトでイスラエルの人々に割礼を施した。‥‥イスラエルの人々はギルガルに宿営していたが、その月の十四日の夕刻、エリコの平野で過越祭を祝った」。(3,10)■解説ヨルダン川を渡ってカナンの地に入ったヨシュアがまずしたことは、「割礼」を施すことと「過越祭」でした。すなわち、具体的な戦いの準備をする前に、霊的な準備が先行したのです。「割礼」は神ヤハウェとアブラハム及びその子孫との間に結ばれた契約のしるしです。ここで割礼を行ったのは、荒野で生まれた民がこのカナンの地で生活するに当たってこの地の住人のような生き方を取らないという信仰的態度の表明でした。「...今日の御言葉20190831ヨシュア記5：1～15「ギルガル宿営」

今日の御言葉 20190830 ヨシュア記4：1～24「記念の12の石」

8月30日（金）現在のテーマ「パレスチナ占領」今日のテーマ「記念の12の石」■聖書ヨシュア4：1～24(5-6a)■聖句「ヨルダン川の真ん中の、あなたたちの神、主の箱の前に行き、イスラエルの人々の部族の数に合わせて、石を一つずつ肩に担いで来い。それはあなたたちの間でしるしとなるであろう」。(5-6a)■解説民がヨルダン川を渡り終わったとき、主はヨルダン川の真ん中、祭司たちが契約の箱を担いでいる場所に行き、大きな石を持ってくるようにと命じられます。今日の聖句はそれを受けてのヨシュアの命令の言葉です。「しるしとなる」の「しるし」はヘブライ語の「オース」で、旧約聖書中79回用いられています。主の命令によってヨシュアが残したこの「しるし」はイスラエルにとっての試金石であり、ヨシュアが次の世代に残そうとしたものです。この...今日の御言葉20190830ヨシュア記4：1～24「記念の12の石」

今日の御言葉 20190829 ヨシュア記3：14～17「ヨルダン川を渡る」

8月29日（木）現在のテーマ「パレスチナ占領」今日のテーマ「ヨルダン川を渡る」■聖書ヨシュア3：14～17(15b-16)■聖句「箱を担ぐ祭司たちの足が水際に浸ると、川上から流れてくる水は、はるか遠くのツァレタンの隣町アダムで壁のように立った」。(15b-16)■解説春の刈り入れの時期、ヨルダン川は雪解け水であふれるほどになっています。そこをヨシュアの指示に従い、「契約の箱」を担いだ祭司たちが水際に足をつけます。すると川がせき止められたのです。信仰はその第一歩が難しいと言われています。しかし、ヨシュアとイスラエルは見事に最初の試練に信仰をもって勝利します。ヨルダン川を渡る出来事は、モーセに率いられたイスラエルの民が「葦の海」を渡った時のことを連想させます(出エ14章)。エジプト脱出とカナン侵入という並行関係は、...今日の御言葉20190829ヨシュア記3：14～17「ヨルダン川を渡る」

今日の御言葉 20190828 ヨシュア記3：1～14「ヨルダン渡河の指示」

8月28日（水）現在のテーマ「パレスチナ占領」今日のテーマ「ヨルダン渡河の指示」■聖書ヨシュア3：1～14(6)■聖句ヨシュアが祭司たちに、「契約の箱を担ぎ、民の先に立って、川を渡れ」と命じると、彼らは契約の箱を担ぎ、民の先に立って進んだ。(6)■解説エリコの偵察を終え帰ってきた斥候たちから、既に敵には動揺が起こっているという知らせを聞いて勇気百倍したイスラエルは、橋のないヨルダン川という最後の難関に直面します。今日の聖句の「契約の箱を担ぎ、民の先に立って、川を渡れ」という命令から、これが軍隊としての行軍ではなく、宗教的な行進であることが分かります。3章には「契約の箱」を示す言葉が10回も出てきます。それは見えざる神の臨在のしるしであり、その造りから神殿の縮小版とも言えました。モーセと共に出エジプトしたイスラエ...今日の御言葉20190828ヨシュア記3：1～14「ヨルダン渡河の指示」

今日の御言葉 20190827 ヨシュア記2：1～24「ラハブの信仰」

8月27日（火）現在のテーマ「パレスチナ占領」今日のテーマ「ラハブの信仰」■聖書ヨシュア2：1～24(10-11)■聖句「あなたたちがエジプトを出たとき、あなたたちのために、主が葦の海の水を干上がらせたことや、‥‥シホンとオグを滅ぼし尽くしたことを、わたしたちは聞いています。‥‥あなたたちの神、主こそ、上は天、下は地に至るまで神であられるからです」。(10-11)■解説ヨシュアは戦いの第一ラウンドに備え、斥候（偵察者）をエリコの町に送ります。この時、ヨシュアはモーセに命じられてカデシュから偵察に出たときの事を思い起こしていたのではないでしょうか。40年前のこの時、派遣された12名の斥候のうち、ヨシュアとカレブを除いた10名はカナンの地の住民を恐れて敵を過大評価し、攻め込まなかったのです。その結果、彼らは40年の...今日の御言葉20190827ヨシュア記2：1～24「ラハブの信仰」

今日の御言葉 20190826 ヨシュア記1：10～18「どこへでも参ります」

8月26日（月）現在のテーマ「パレスチナ占領」今日のテーマ「どこへでも参ります」■聖書ヨシュア1：10～18(16-17a)■聖句彼らはヨシュアに答えた。「我々は、御命令を行います。遣わされる所にはどこへでも参ります。我々はモーセに従ったように、あなたに従います」。(16-17a)■解説新しいリーダーが主に励まされ、勇気を奮い起こして民に命じます(10,11)。続いてヨシュアは既にヨルダン川の東側に安息の地を与えられている「ルベン人、ガド人、マナセの半部族」に同胞のための戦いに加わるようにと呼びかけます。それは「主の僕モーセが命じた言葉」(13)で、申命記3章18節から20節に記されています。それを受けて答えた言葉が今日の聖句です。なんと潔い態度ではないでしょうか。そこには後継者ヨシュアをモーセのように信頼する...今日の御言葉20190826ヨシュア記1：10～18「どこへでも参ります」

今日の御言葉 20190825（日曜版）詩編69：1～37「苦難のただ中で」

8月25日（日）現在のテーマ「詩編第二巻」今日のテーマ「苦難のただ中で」■聖書詩編69：1～37(10)■聖句「あなたの神殿に対する熱情が／わたしを食い尽くしているので／あなたを嘲る者の嘲りが／わたしの上にふりかかっています」。(10)■解説詩編69は、初代教会がメシアの詩として大切にし、詩22、118、イザヤ53章と共に新約聖書中もっとも多く引用されています。この詩の中心的な主題は、聖句として選んだ10節の「あなたの神殿に対する情熱が／わたしを食い尽くす」という言葉に現れており、神殿再建のために熱心な信仰者が、苦難を受け、神に祈り、その嘆きが、賛美に変えられていく様が歌われています。どん底の中から「神よ、わたしを救ってください」(2)との叫びで始まった詩人の祈りは、「天よ地よ、主を賛美せよ／海も、その中にうご...今日の御言葉20190825（日曜版）詩編69：1～37「苦難のただ中で」

今日の御言葉 20190824 ヨシュア記1：5～9「強く、雄々しくあれ」

8月24日（土）現在のテーマ「パレスチナ占領」今日のテーマ「強く、雄々しくあれ」■聖書ヨシュア1：5～9(7)■聖句「ただ、強く、大いに雄々しくあって、わたしの僕モーセが命じた律法をすべて忠実に守り、右にも左にもそれてはならない。そうすれば、あなたはどこに行っても成功する」。(7)■解説今日の拝読箇所に記されているヨシュアへの主の言葉はたいへん力強く、励ましに満ちています。ぜひ聖書を開いて読んで下さい。その短い5節の中に「強く、雄々しくあれ」という言葉が3回も繰り返されています。ヨルダン川を渡ろうとしているヨシュアとイスラエルの民の目前には、強固な城壁で囲まれた都市国家が立ちはだかっています。それが現実です。しかし、現実にだけ目を向けるのではなく、信仰の眼差しを主に高く上げ、勇気を奮い起こさなければなりません。...今日の御言葉20190824ヨシュア記1：5～9「強く、雄々しくあれ」

今日の御言葉 20190823 ヨシュア1：1～4「後継者ヨシュア」

今日からヨシュア記に入ります。テーマは「パレスチナ占領」です。8月23日（土）現在のテーマ「パレスチナ占領」今日のテーマ「後継者ヨシュア」■聖書ヨシュア1：1～4(1-2)■聖句主の僕モーセの死後、主はモーセの従者、ヌンの子ヨシュアに言われた。「わたしの僕モーセは死んだ。今、あなたはこの民すべてと共に立ってヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている土地に行きなさい」。(1-2)■解説モーセの死後、約束の地に民を導いたのは後継者のヨシュアでした。彼は勝利と安息を民にもたらします。そのような意味でヨシュアはモーセの事業の完成者といえます。主イエスの救いの業はモーセとヨシュアの救済に関わる2つの側面を合わせた意味を持っています。それは「出エジプト」(罪からの解放）と「約束の地」(神の国）での安息で...今日の御言葉20190823ヨシュア1：1～4「後継者ヨシュア」

今日の御言葉 20190822 ヘブライ13：20～25「頌栄」

8月22日（木）現在のテーマ「結びの言葉」今日のテーマ「頌栄」■聖書ヘブライ13：20～25(20-21)■聖句「永遠の契約の血による羊の大牧者、わたしたちの主イエスを、死者の中から引き上げられた平和の神が、御心に適うことをイエス・キリストによってわたしたちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えてくださるように。栄光が世々限りなくキリストにありますように、アーメン」。■解説ヘブライ書の最後です。著者は結びの言葉を述べます。それは「頌栄」(20-21)、「あいさつ」(22-24)、「祝祷」(25)という構成になっています。今日の聖句は「頌栄」の部分で、頌栄は神を讃える歌のことです。祈願の内容は主の御心がなりますようにというものです。「御心が行われますように」と教えられたキリストの言葉...今日の御言葉20190822ヘブライ13：20～25「頌栄」

今日の御言葉 20190821 ヘブライ13：17～19「指導者への姿勢と祈り」

8月21日（水）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「指導者への姿勢と祈り」■聖書ヘブライ13：17～19(17ab)■聖句「指導者たちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。この人たちは、神に申し述べる者として、あなたがたの魂のために心を配っています」。(17ab)■解説今日の聖句で著者は、指導者たちに従うようにと命じています。「心を配っています」の原意は「寝ずの番をする」で口語訳では「目を覚ましている」、新改訳では「見張りをしている」と訳されています。そのようは指導者をキリスト以外に見出すことはできませんが、キリストはペトロに対してわたしの羊を養うようにと牧者としての務めを弟子たちに委ねました(ヨハネ21:15以下)。以降、教会には牧師が存在し、キリストよりゆだねられた羊のために祈り、御言葉という糧をもって養っ...今日の御言葉20190821ヘブライ13：17～19「指導者への姿勢と祈り」

今日の御言葉 20190820 ヘブライ13：9～16「生活への勧告⑤宿営の外に出て」

8月20日（火）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「生活への勧告⑤宿営の外に出て」■聖書ヘブライ13：9～16(12-13)■聖句「それで、イエスもまた、御自分の血で民を聖なる者とするために、門の外で苦難に遭われたのです。だから、わたしたちは、イエスが受けられた辱めを担い、宿営の外に出て、そのみもとに赴こうではありませんか」。(12-13)■解説今日の聖句の中でキーポイントは「宿営の外に出て」です。著者は、「罪を贖うための動物の血は、大祭司によって聖所に運び入れらますが、その体は宿営の外で焼かれる」(11)と旧約の規程について述べた後、今日の聖句を続けています。イエスの体は門の外(神殿の外/ゴルゴタ）で屠られたのです。そこに「赴こう」と著者は言っています。そこで「賛美のいけにえ、御名をたたえる唇の実を献げよう...今日の御言葉20190820ヘブライ13：9～16「生活への勧告⑤宿営の外に出て」

今日の御言葉 20190819 ヘブライ13：7～8「生活への勧告④模範を見倣う」

8月19日（月）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「生活への勧告④模範を見倣う」■聖書ヘブライ13：7～8(7-8)■聖句「あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です」。(7-8)■解説著者は、私たちが地上で生活を送る上でのアドバイスとして指導者たちを見倣うこと、その上で永遠の指導者であるイエスに目を向けるようにと勧めています。ここでの「指導者たち」とは、11章で上げられた信仰者たちのように昔の人々ではなく、もっと身近に存在した同時代の指導者のことで、言葉と生活において模範を示してくれた人々であり、「天の故郷を熱望し」(11:16)、「信仰を抱いて死んだ」(11:...今日の御言葉20190819ヘブライ13：7～8「生活への勧告④模範を見倣う」

日々の御言葉 20190818（日曜版）詩編68：1～36「生ける神への賛歌」

8月18日（日）現在のテーマ「詩編第二巻」今日のテーマ「生ける神への賛歌」■聖書詩編68：1～36(29b)■聖句「神よ、力を振るってください／わたしたちのために行動を起こしてください」。(29b)■解説36節まである詩編68には多くの恵みがあります。その中で一貫して感じるのは「生ける神」という点で、立ち上がられる神(1)、行進される神(8)、連れ帰る神(23)、命じられる神(29a)、行動を起こされる神(29b)、御声を発せられる神(34)などの言葉は、静的ではなく動的な、思想の中の神ではなく実存者としての神を啓示しています。その原体験は8節から11節までに回想されている出エジプトという出来事で、そこから今日の聖句のように、生ける神への生きた信仰の祈り、リバイバルを求める祈りがほとばしり出るのです。私たちはイ...日々の御言葉20190818（日曜版）詩編68：1～36「生ける神への賛歌」

今日の御言葉 20190817 ヘブライ13：1～6「生活への勧告③神に喜ばれる生活」

8月17日（土）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「生活への勧告③神に喜ばれる生活」■聖書ヘブライ13：1～6(5)■聖句「金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。神御自身、『わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない』と言われました」。(5)■解説「天の故郷」を目指すキリスト者に対して、著者は生活面での具体的指針を述べています。それらは旧新約聖書全体が私たちに伝えている基本的倫理の再掲で、第一に「兄弟愛」、第二に「思いやり(旅人へのもてなし)」、第三に「性的清さ」、第四に「金銭に執着しないこと」です。聖句は第四の項目に対する回答句で、「今持っているもので満足しなさい」と勧め、その理由を申命記31章6節8節、ヨシュア記1章5節から引用しています。キリスト教倫理の基調に...今日の御言葉20190817ヘブライ13：1～6「生活への勧告③神に喜ばれる生活」

今日の御言葉 20190816 ヘブライ12：18～29「生活への勧告②感謝の理由」

8月16日（金）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「生活への勧告②感謝の理由」■聖書ヘブライ12：18～29(28)■聖句「このように、わたしたちは揺り動かされることのない御国を受けているのですから、感謝しよう。感謝の念をもって、畏れ敬いながら、神に喜ばれるように仕えていこう」。(28)■解説著者は旧約の出来事と対比させながら新約の恵みを語っています。そして、この恵みこそが私たちの実生活における感謝の理由であり、神への畏敬の念であり、奉仕の理由であると言っています。はじめの対比は「近づくことが赦された恵み」についてです。著者はシナイ山における神の顕現が民にどれだけの恐怖を与え近づきがたいものであったかということ、それに対して御子イエスの血による贖いが恐れを取り除き「審判者である神」(23)に近づくことさえ可能...今日の御言葉20190816ヘブライ12：18～29「生活への勧告②感謝の理由」

今日の御言葉 20190815 ヘブライ12：14～17「生活への勧告①恵みから除かれないように」

8月15日（木）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「生活への勧告①恵みから除かれないように」■聖書ヘブライ12：14～17(15)■聖句「神の恵みから除かれることのないように、また、苦い根が現れてあなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚れることのないように、気をつけなさい」。(15)■解説ここから著者はキリスト者の生活に対する勧告を述べます。はじめに「すべての人との平和と聖なる生活」を求めるようにと勧めます(14)。そして今日の聖句となります。私たちを信仰の道のスタートラインに立たせるのも、また道中の生活を支えるのも「神の恵み」です。ですから恵みにより頼むことをやめてはならないのです。「神の恵みから除かれる」は、他の聖書では、神の恵みから「退く」(詳訳）、「もれる」(口語)、「堕ちる」(新改）と能動的に訳...今日の御言葉20190815ヘブライ12：14～17「生活への勧告①恵みから除かれないように」

今日の御言葉 20190814 ヘブライ12：4～13「父の鍛錬」

8月14日（水）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「父の鍛錬」■聖書ヘブライ12：4～13(6-7a)■聖句「なぜなら、主は愛する者を鍛え、／子として受け入れる者を皆、／鞭打たれるからである」。あなたがたは、これを鍛錬として忍耐しなさい。(6-7a)■解説信仰生活を続ける者には試練があります。理由の一つは「世は彼らにふさわしくなかった」(11:38)からです。罪が支配するこの世にあって神の子として歩もうとするなら迫害さえ起こりうることを著者は列伝の中で示しています。もし私たちがキリスト者として生活しているなら、今の世にあって何の抵抗や摩擦も感じないということはありません。さらに「罪と戦って地を流すまでの抵抗」(4)が必要になる時もあるのです。もう一つの理由として著者は神の鍛錬を上げます。それは、主が私たちを子...今日の御言葉20190814ヘブライ12：4～13「父の鍛錬」

今日の御言葉 20190813 ヘブライ12：1～3「信仰のバトンを受け継いで」

8月13日（火）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「信仰のバトンを受け継いで」■聖書ヘブライ12：1～3(1-2a)■聖句「こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら」。■解説今日の聖句を通して、駅伝競争を思い出します。著者は信仰というレースを走り抜くことができるようにと、その秘訣を私たちに教えます。はじめに「おびただしい証人の群れ」です。彼らは競技を見守る人でも、応援団でもありません。信仰の道程をさまざまな困難を乗り越えながら、同じゴールを見つめながら走り抜いた人々です。バトンを託した人々がゴールテープの張られた競...今日の御言葉20190813ヘブライ12：1～3「信仰のバトンを受け継いで」

今日の御言葉 20190812 ヘブライ11：32～40「信仰者列伝⑤その他の信仰者」

8月12日（月）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「信仰者列伝⑤その他の信仰者」■聖書ヘブライ11：32～40(39-40)■聖句「ところで、この人たちはすべて、その信仰のゆえに神に認められながらも、約束されたものを手に入れませんでした。神は、わたしたちのために、更にまさったものを計画してくださったので、わたしたちを除いては、彼らは完全な状態に達しなかったのです」。(39-40)■解説信仰者列伝の最後は士師たちからサムエル、ダビデ、その後の預言者、殉教者について語られています。今日の聖句は、そのまとめであり、列伝全体の結語とも言えます。旧約の信仰者たちは「約束」は与えられていましたが、その実現を見ることはできませんでした。神の言葉（約束）を信じ抜く信仰をもってその生涯を閉じたのです。「その信仰は神に認められて...今日の御言葉20190812ヘブライ11：32～40「信仰者列伝⑤その他の信仰者」

今日の御言葉 20190811（日曜版）詩編67：1～8「祝福を求める祈り」

8月11日（日）現在のテーマ「詩編第二巻」今日のテーマ「祝福を求める祈り」■聖書詩編67：1～8(2-3)■聖句「神がわたしたちを憐れみ、祝福し／御顔の輝きを／わたしたちに向けてくださいますように。あなたの道をこの地が知り／御救いをすべての民が知るために」。(2-3)■解説詩編67は神に祝福を求める祈りとなっています。聖句はその文頭に当たるもので、前半部は「祭司の祝福の祈り」として有名な民数記6章24～26を要約したものと言われています。後半部は祝福を求める理由で、それは自己の繁栄のためというよりも、神の憐れみの豊かさをすべての民が知るためです。イスラエルが主の祝福を求めるのは、それによってすべての国民が祝福を受けるようにとの願いからであり、根底にはアブラハム契約（創世記12:2-3）に対する自覚があります。そ...今日の御言葉20190811（日曜版）詩編67：1～8「祝福を求める祈り」

今日の御言葉 20190810 ヘブライ11：23～31「信仰者列伝④出エジプトからカナン定着まで」

8月10日（土）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「信仰者列伝④出エジプトからカナン定着まで」■聖書ヘブライ11：23～31(26)■聖句「キリストのゆえに受けるあざけりをエジプトの財宝よりまさる富と考えました。与えられる報いに目を向けていたからです」。(26)■解説今日の拝読箇所にはモーセ、ヨシュア、ラハブの3人について書かれていますが、その大半はモーセの信仰について記されています。今日の聖句もモーセの信仰（姿)から選びました。著者は、モーセがエジプトで受けたあざけりの原因をキリストとしています。出エジプト記においてモーセは「イスラエルの神、主」(5:1)、「我々の神、主」(8:6他多数)といった表現で自らの信じる神（アドナイ）を紹介しています。それを著者はキリスト（メシア）と結び付けています。新約の光の中...今日の御言葉20190810ヘブライ11：23～31「信仰者列伝④出エジプトからカナン定着まで」

今日の御言葉 20190809 ヘブライ11：17～22「信仰者列伝③族長たち（アブラハムからヨセフ）」

人類が再び、この日のような過ちを犯すことがありませんように。メシアと共に実現する平和を祈ります。8月9日（金）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「信仰者列伝③族長たち（アブラハムからヨセフ）」■聖書ヘブライ11：17～22(19)■聖句「アブラハムは、神が人を死者の中から生き返らせることもおできになると信じたのです。それで彼は、イサクを返してもらいましたが、それは死者の中から返してもらったも同然です」。(19)■解説17節から23節まではアブラハムからヨセフまでの族長たちの信仰が語られます。聖句として取り上げたのはアブラハムによるイサク奉献の出来事（創22章）で、著者はアブラハムの神への信頼は復活の信仰（未来への信仰）にまで飛翔するものであると強調します。アブラハムの試練は神の約束と神の命令の矛盾ということに...今日の御言葉20190809ヘブライ11：17～22「信仰者列伝③族長たち（アブラハムからヨセフ）」

今日の御言葉 20190808 ヘブライ11：13～16「信仰者の故郷である神の都」

8月8日（木）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「信仰者の故郷である神の都」■聖書ヘブライ11：13～16(16)■聖句「ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。だから、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさいません。神は、彼らのために都を準備されていたからです」。(16)■解説今日の拝読箇所は「信仰者列伝」の中心的教えと励ましの部分です。著者は、これまで述べてきた前史の信仰者（アベル･エノク･ノア）とアブラハム、サラの例をもって、ここに真の信仰者の希望が何であるかという結論を先に示し、この後(17節以下）の信仰者にも当てはめます。「天の故郷」という時、私たちは「天国」を連想します。しかし、この言葉は死後に行くべき場所としての天国と単純には結びつきません。聖句の後半「都」が...今日の御言葉20190808ヘブライ11：13～16「信仰者の故郷である神の都」

今日の御言葉 20190807 ヘブライ11：8～12「信仰者列伝②アブラハムとサラ」

8月7日（水）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「信仰者列伝②アブラハムとサラ」■聖書ヘブライ11：8～12(8～10)■聖句「信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。‥‥‥信仰によって、アブラハムは他国に宿るようにして約束の地に‥‥‥住みました。アブラハムは、神が設計者であり建設者である堅固な土台を持つ都を待望していたからです」。(8～10)■解説前史に続いて登場するのは「信仰の父」アブラハムです。その信仰が最初に示されるのは、彼が召し出しを受けた時です。「行き先も知らずに出発した」とあります。信じることと従うことは同じです。彼が従ったのは聞いた言葉が神のことばであったからです。次に約束の地カナンに入った...今日の御言葉20190807ヘブライ11：8～12「信仰者列伝②アブラハムとサラ」

今日の御言葉 20190806 ヘブライ11：4～7「信仰者列伝①前史」

74年前の出来事を人類が忘れることがありませんように。メシアと共に実現する平和を祈ります。8月6日（火）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「信仰者列伝①前史（アベル･エノク･ノア）」■聖書ヘブライ11：4～7(6)■聖句「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神が存在しておられること、また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、信じていなければならないからです」。(6)■解説いよいよ信仰に生きた先人の紹介となります。初めの区分は前史と呼ばれるアブラハム以前の歴史から3人の聖徒が上げられています。今日の聖句は彼らが何を信じて生きたかを示しています。「神に近づく者」とは、これまで著者が述べてきたキリスト論（キリストに対する信仰）をひと言で表しています。それは、「ご自身の血...今日の御言葉20190806ヘブライ11：4～7「信仰者列伝①前史」

今日の御言葉 20190805 ヘブライ11：1～3「信仰の本質」

8月5日（月）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「信仰の本質」■聖書ヘブライ11：1～3(1～2)■聖句「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました」。(1～2)■解説信仰の道を歩む人々に対して、著者はその道を歩んだ先人を紹介するのですが、その前に信仰とはどのようなものであるのかを簡潔に述べます。それが今日の聖句です。信仰の対象は、見えないものに対するものです。信仰の眼差しは、霊的で永遠的な神に向けられ、その神が与えてくださる未来における約束の実現に向けられます。「昔の人たち」とは、ここでは旧約の聖徒たちです。神の約束の言葉に生きた彼らは、信仰によってまだ実現していない約束（希望）を既に手に入れているかのように歩み、目に見えないものを信仰...今日の御言葉20190805ヘブライ11：1～3「信仰の本質」

今日の御言葉 20190804（日曜版）詩編66：1～20「体験と証と感謝」

8月4日（日）現在のテーマ「詩編第二巻」今日のテーマ「体験と証と感謝」■聖書詩編66：1～20(6)■聖句「神は海を変えて乾いた地とされた。人は大河であったところを歩いて渡った。それゆえ、我らは神を喜び祝った」。(6)■解説出エジプトという出来事は詩編だけではなく、旧約全体で繰り返し語られています。また、過越や仮庵の祭を祝うことによって、1年に1回、イスラエルは神がその時なされた恵みを思い起こすように定められています。今日の聖句も、出エジプトとヨルダン川渡河という歴史的な救いの出来事の回顧で、それは奴隷状態からの解放と約束の地への導入であり、イスラエルにとっては以後代々の救いと祝福の保証となる体験でした。私たちの救いの根拠と確信も、この歴史的出来事と結び付いており、イエスの救いのわざも同じように罪の奴隷状態から...今日の御言葉20190804（日曜版）詩編66：1～20「体験と証と感謝」

今日の御言葉 ヘブライ10：32～39「奨励と勧告③－忍耐と信仰の必要性－」

8月3日（土）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「奨励と勧告③－忍耐と信仰の必要性－」■聖書ヘブライ10：32～39(36)■聖句「神の御心を行って約束されたものを受けるためには、忍耐が必要なのです」。(36)■解説著者は「光に照らされ」(32)信仰の道を歩み始めた者がひとりも落伍することなく、「いつまでも残るもの」(34)を得るように、「滅びるのではなく、命を確保するように」(39）と心の底から願い、読者を激励します。信仰に入った初めの頃の迫害に耐えた体験を思い出させ(32-34)、「大きな報い」(35)への確信を促し、「来るべき方がおいでになる」(37)と希望を示しています。そのために必要なこととして「忍耐」が上げられています。それは何もしないで待つということではなく、神に対する信仰を堅く保ち、神の御心を...今日の御言葉ヘブライ10：32～39「奨励と勧告③－忍耐と信仰の必要性－」

今日の御言葉 20190802 ヘブライ10：26～31「奨励と勧告②－焼き尽くす激しい火－」

8月2日（金）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「奨励と勧告②－焼き尽くす激しい火－」■聖書ヘブライ10：26～31(26-27)■聖句「もし、わたしたちが真理の知識を受けた後にも、故意に罪を犯し続けるとすれば、罪のためのいけにえは、もはや残っていません。ただ残っているのは、審判と敵対する者たちを焼き尽くす激しい火とを、恐れつつ待つことだけです」。(26-17)■解説旧約の祭司制から真の大祭司であるキリストの偉大性を論じ、聖所で捧げられる血を通してキリストの血の一回性の絶大な効力を強調してきた著者は励ましに続いて厳しい勧告を与えています。聖句はその最初の言葉です。「真理の知識」とはイエスを神の子、キリストと認め告白することで、「聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』とは言えない」(1コリ12:3）とパ...今日の御言葉20190802ヘブライ10：26～31「奨励と勧告②－焼き尽くす激しい火－」

今日の御言葉 20190801 ヘブライ10：19～25「奨励と勧告①－励ましあいましょう－」

今日からテーマは「信仰の道」です。8月1日（木）現在のテーマ「信仰の道」今日のテーマ「奨励と勧告①－励ましあいましょう－」■聖書ヘブライ10：19～25（23-25a)■聖句「約束してくださったのは真実な方なのですから、公に言い表した希望を揺るがぬようしっかり保ちましょう。互いに愛と善行に励むように心がけ、ある人たちの習慣に倣って集会を怠ったりせず、むしろ励まし合いましょう」。（23-25a)■解説キリストのすばらしさ、成し遂げられたことの意味を論じてきた著者は、ここで、礼拝において神に近づき、信仰と希望の告白を堅く保ち、互いに励まし合うために、いっしょに集まるようにと勧めています。神の愛と憐れみによりキリスト者としての生活を始めた私たちは、キリストの血によって実現した新しい生ける道を通って、まことの聖所（神の...今日の御言葉20190801ヘブライ10：19～25「奨励と勧告①－励ましあいましょう－」