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2014/09/26

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  • gooブログ閉鎖に伴い更新終了します!

    いつもご訪問下さり誠に有難うございます。急な話になりますが・・・この15年あまり続けてきたgooブログですが、今秋にて閉鎖するという連絡がありました。このことををきっかけに自分自身でも、このブログの在り方、使い方を見直す良い機会を頂いたと思い、ここ数週間色々検討して参りました。現状では当初の目的の一つでもあった、フィルム画像のデータ化もほぼ目途がたち、ブログ掲載のための画像処理からは手が離れました。しかし今後は画像そのものの区分分けをして、よりデータを迅速に確認できるように構築しようと考えており、そのデータの積み上げの証として、ブログそのものは他のサービスへ移動して継続していくことにしました。相変わらずの不定期で取り留めのない内容は変わりませんが、今後とも宜しくお願い申し上げます。移動先https://a...gooブログ閉鎖に伴い更新終了します!

  • 昭和の電車に想いを馳せて~東武8000系

    早いもので5月に入ってしまった。先月は年度代わりということもあってか、公私ともにバタバタと時間だけが過ぎていった感覚だ。毎年楽しみにしている桜も、都合が合うときには天気が悪く、パッとしないまま終わってしまい不完全燃焼気味。近所でお茶を濁すだけとなり課題はまた来年に持ち越しになった。では演奏会の方はというと、新たなシーズンに入ったオーケストラの中では、やはりもう少しカーチュン・ウォンを聴いてみたくて、コンサートスケジュールをチェックしてチケット入手。先日のマーラーが予想以上に良かったから、今後のマーラー演奏は外せないのである。そして今年は久しぶりにサマーミューザの演奏会シリーズにも出向くつもりでいくつかチケット予約している。このシリーズは、いわゆる夏休み期間を狙った比較的安価に足を運べる演奏会であり、今年も...昭和の電車に想いを馳せて~東武8000系

  • 消滅した重連総括~EF64 1000

    先月のダイヤ改正まで唯一残っていた、中央西線の重連運転が解消してしまった。これでJR貨物運用上、重連総括で運転される定期列車は無くなった。今の世情を見据えれば、いつかはこの時が来ると覚悟していたことだが、長年機関車を中心にカメラを向けていたアントンKとしては、やはり素直に寂しさがこみ上っている。補機付き列車に視野を広げれば、瀬野八などのEF210-300や、季節物だが石北のDF200がまだ辛うじて残ってはいるが、プッシュプルと重連牽引とは写真を撮る上でも全く違ってくるのだ。ここまで重連運転に拘ってこれたのは、まだ鉄道撮影を始めたばかりだった時代の上越線での衝撃が未だに心に残っていて、国境で見た峠の番人EF16のひた向きな力強い光景が焼き付いているからなのだろう。その後、中央東線EF64や、信越線EF62、...消滅した重連総括~EF641000

  • 去り行く豪華列車「カシオペア」~EF81

    今年は、国鉄電機にとって試練ともいうべき年になりそうな予感がしている。先般のダイヤ改正を境に、一気に古い機関車が動かなくなり、それも貨物列車でしか機関車には出会えない時代を迎えたようである。まあ来る時が来たという事なのだろう。今の情報下時代でさえ、改正後は何とも不気味な静けさを感じてしまっているのだ。こんな状況の中、「カシオペア」の運転情報が流れてきた。最近の運転に倣って団体列車となり、辛うじて今回は夜行列車での運転らしいが、この運転を以ってカシオペアの運転は終了とのこと。理由は定かではないが、車両老朽化が機関車、客車ともに上げられるのではなかろうか。昨年高崎の機関車の引退に始まり、尾久に所属しているEF81も風前の灯、カシオペアの運転が消滅してしまうと機関車も必要なくなるという流れだ。1999年デビュー...去り行く豪華列車「カシオペア」~EF81

  • 道内用485系1500番台車~特急「いしかり」

    国鉄時代から、北海道専用に製造された車両が存在していた。電気機関車で言えば、ED76は500番台がそれに当たり、客車でも500番台車は北海道対策車として区別されていた。電車やディーゼル車は、形式そのものが北海道用として誕生していた。確かに内地に比べれば、やはり冬季においては厳しい気象状況が待ち受けている訳で、それなりの設備を施した車両たちが活躍していたのであった。当時、全国的に活躍の場を広げていた485系電車も、その例外ではなかった。1500番台を謳って華々しくデビューし、道内の増発する特急電車に対応すべく増備されたが、不運にも北海道の寒冷には耐え切れず故障が続出、しばらくして後継の781系電車に道を譲ったのは有名な話だ。この485系1500番台は、まだ車齢が若かった理由か本州に移り、その他の仲間たちと混...道内用485系1500番台車~特急「いしかり」

  • ゴハチ全機撮影への憧れ~EF58

    今から半世紀近く前、大学入学とともに鉄研に入部して、アントンKにも圧倒的に同志のお仲間が増えた訳だが、撮影を中心に鉄道を楽しむ仲間内では、ちょうどEF58という電気機関車の全機撮影に没頭していたという思い出がある。アントンKの場合、もちろんEF58は以前から撮影する機会はあったが、当時を思い返してみると、ゴハチ中心に撮影に出たことなく、EF57を狙いに撮影に出ていて、望んでいないEF58がやってきて、仕方なくシャッターを押すといった不本意な撮影画像しかなかったのだ。しかし垂涎の的ゴーナナが引退してしまうと、ゴハチに目がいくのは当然の成り行きであり、撮影の中心になっていった。時は1978年~の、いよいよゴハチにも代替えの話が出てくる時期と重なり、諸先輩を含めたお仲間は全機撮影の大きな目標が出来ていた。172...ゴハチ全機撮影への憧れ~EF58

  • 春は あけぼの~旅立つ四季島を送る

    いつもより静かな朝に感じた。毎年この時期になると、小田原からの海沿い沿線に出向くことが通例となってきている。特に理由はないが、日に日に夜明けが早まることを肌で味わい、大海原から上る朝日を拝みたいからなのかもしれない。この時期の冬よりも力強く、熱量と輝きをもって降り注ぐ朝日は、その日1日を有意義に導いてしまうようなパワーを感じるのだ。橋を見下ろす農道で、そんな想いに駆られ、そしていよいよ上る太陽にエネルギーを享受できる時間になり最寄り駅に立ち寄ってみた。毎年美しい花を咲かせる「おかめ桜」にはちょっと早かったが、JR東の「華」とも言うべき四季島がホームに停車中だった。機関車が消え、カシオペアの動向が絶望的になった今、JR東日本で唯一の豪華リゾート列車がこの「四季島」なのだろう。この四季島も撮影対象としては、ア...春はあけぼの~旅立つ四季島を送る

  • EF66 王道を往く

    思えば今回のダイヤ改正、機関車ファンにとっては大きな打撃となる改正だったように思う。国鉄電機の代名詞でもあったEF65が、東海道線を走らなくなるという衝撃だ。アントンKも振り返れば、鉄道にカメラを向けるようになった少年時代、すでにEF65型電機は国鉄直流標準機として君臨していた訳だが、いつどこにいても出会えた機関車の終焉ともなると、鉄道趣味史上大きな出来事に感じざるを得ないのだ。同時にEF66という貨物機もそうで、日本の大幹線である東海道線から一部を除いて撤退していった。オールマイティなEF65PFに対して、EF66は特急貨物機として生まれ、後にブルトレ牽引機にまで上り詰めた栄誉ある電機となった。しかしその最後まで残ったEF66は、マイナーチェンジ版の100番台車であり、機関車ファンにはあまり人気が無かっ...EF66王道を往く

  • 東急大井町線 新車投入!~6020系

    春のダイヤ改正も終わり、年度末から新年度へと目まぐるしく時間が通り過ぎていく。今回の改正では、国鉄型電気機関車に大鉈が振るわれ、昨年よりもさらに運用縮小、目にする機会も激減してしまった。幼い頃から当たり前に走っていて、沿線に出れば必ずと言っていいほど目にしたEF65という標準電気機関車が仕事を失った。EF16撮影のため出向いた時、冬の上越線で見たピカピカの青光したEF641000番台の誇らしげな佇まい。デビュー当時から見てきたEF641000番台でさえ運用が限られてしまい、あれから45年の歳月が経ったことを実感させられた今回のダイヤ改正だった。まあ、長年同じことを繰り返していれば、生まれては消えていく決して避けて通れない自然界の営みを目の当たりにすることは案外容易い。それは列車でもあり、数々の名車たちでも...東急大井町線新車投入!~6020系

  • 台鐵「自強」號に一目ぼれ!~E500型電機

    ツアーで台湾に観光旅行に行ってきた。3日間の短いツアーで、台北を中心に観光スポット4~5か所を周り、台湾料理に舌鼓を打ちながら、しばし日常を忘れることが出来た楽しい旅になった。まあそれにしても、活気のある若々しい街だ。もちろん観光客も多いだろうが、日中から日が暮れ深夜まで街には人が溢れかえっている。朝の通勤時、台北駅へ出向いてみたが、人の流れは多いものの、日本のような殺伐としたわれ先にといった動きはなく、どちらかというとのんびり静かなように感じた。東京に例えれば、台北は大手町などの官庁街なのだそうだが、入線する電車に整列乗車、エスカレーターなども右側へ一列静かに並んで乗っていたので、特に驚くべきことはなかった。台北駅が地下駅であり、在来線と新幹線とが横並びのホーム位置という方がびっくりしたのである。地下鉄...台鐵「自強」號に一目ぼれ!~E500型電機

  • 東海道とEF65PF型

    EF651000番台車というと、アントンKの中では未だにどうしても東北・上越方面の路線を感じてしまう。たぶんそれは最初の出会いが、大宮駅などの東北線だった事に原因があるかもしれない。鉄道に興味をもった幼少の時代、東海道線というと、あまりにも500番台車のイメージが強すぎて、貫通扉のある1000番台車は耐寒構造の電機と認知していたと思う。その後時代が進み、65P型に代わって1000番台車が夜行寝台列車を牽き出すが、この時代新製されたPF型は、暖地向けの構造に代わり、それが当たり前となって、アントンKの中では思い入れが変わっていった。これが国鉄時代の印象だが、JR時代になると、同じ65PF型でもさらに細分化されていく。JR貨物の試験塗装機に始まって、いわゆる更新色の台頭が始まるわけだ。そして極めつけが、お上の...東海道とEF65PF型

  • カーチュン・ウォンの「復活」

    先週に続いてカーチュンの演奏会に行ってきた。このカーチュン・ウォンという若手指揮者に興味を持ったのは、昨年のブルックナーの第9交響曲の演奏会からだったが、マーラー国際指揮者コンクールに優勝した実績のあるカーチュンだから、やはりマーラー演奏を実演で聴きたくなるのは当たり前の話だ。唯一発売されているマーラーの第5交響曲は、直ぐに手に入れ聴き込んできたが、11月に兵庫で第6を演奏するというので、関西まで行ってきたのは、すでにここで報告済である。そして今回は、マーラーの中でも最も聴きたい楽曲である第2交響曲だ。「復活」とタイトルが付いているが、90分近く演奏時間を有し、巨大なオーケストラに歌手や混声合唱団が加わる大仕掛けであり、聴きどころ満載な楽曲なのである。学生時代からマーラーは聴き込んできているが、特に第2,...カーチュン・ウォンの「復活」

  • Wonderfull Dream Shinkansen~N700

    東海道沿線に撮影に出て、たまたま時間を調べてみたら話題の新幹線が通過しそうなので、帰りがけの駄賃とばかり狙ってみた。朝から富士山が綺麗に見え、静岡県側からのアングルで狙おうと静岡西部を廻りながら、いつも混雑で食せなかった「さわやか」というハンバーグ店を見つけて、何とかランチにあり付いた後、浜名湖畔で新幹線の撮影を試みた。滅多に新幹線の撮影は行わないが、孫の影響もあって話題になっている車両には、少しずつだがカメラを向けるよう心掛けている。この時は、運転開始2日目とあって、生まれたての屋根まで真っ白なN700系が現れたが、一瞬のことで側面のラッピングが虹色に流れて見えたくらいの印象。あとで調べたら、外観より車内が随分と素敵に変身しているようで、機会があれば乗車してみたいもの。まぁディズニーファンでもないので、...WonderfullDreamShinkansen~N700

  • カーチュン・ウォン名曲コンサート

    ここのところアントンKが注目している指揮者カーチュン・ウォンの演奏会に行ってきた。組曲「展覧会の絵」をメインとしたプログラムだったが、若い頃から聴き続けた名曲たちを久しぶりに生演奏で鑑賞して、新たな発見がまた出来たことに少々驚いている。それは、新時代の指揮者であるカーチュンの解釈が今までにないものであり、少なくともアントンKには実演奏や録音を含めて初体験となったからなのだ。この組曲「展覧会の絵」は、アントンKが中学生の時、生演奏に初めて触れて以降、オーケストラ演奏の素晴らしさに開眼したと言ってもいい楽曲で、あの時代から、可能な限り鑑賞した楽曲だった。来日オケでも何度か鑑賞した機会を持て、そのスケール感に圧倒された想いでも数多い。原曲がピアノ曲であり、恐る恐る原曲を鑑賞してその地味さに絶句した思い出も懐かし...カーチュン・ウォン名曲コンサート

  • 昭和100年に見る国鉄顔電車~113系

    今年、令和7年を昭和に置き換えると、昭和100年にあたるらしい。昭和生まれのアントンKにとって、やはり切りの良い年回りは理由なく感慨深くなるものだ。国鉄時代が随分昔に感じてしまうが、同じように昭和時代も益々遠くになった感覚だ。昭和時代では東京のシンボルと言えば、まず東京タワーだったはずだが、今や東京タワーは周りの高層ビル群で存在がはっきりわからない有様。アントンKにとって馴染み深い都会の街並み渋谷、浜松町、新宿そして品川などは、自分が知っている昭和の景色から逸脱してしまった。これが昭和100年の現実ということだろう。自分は、ますます時代から取り残されてしまっていると痛感しているのだ。けど、どんなに時間が経っても、質実剛健で好ましい顔に思える電車がアントンKには未だ存在している。新性能湘南電車として誕生した...昭和100年に見る国鉄顔電車~113系

  • 小田急ロマンスカーVSEの頃~10000系

    すでに2月も終わりに近づき、少しずつ春めいて来ているのは体感できる今日この頃。アントンKにとって春は待ち遠しいが、一番苦手な季節でもあるのだ。今年も花粉の症状がもう始まってしまった。昔に比べれば随分落ち着いてきたが、それでも目が痒くなり鼻水が出るのは毎度の事。しばらく憂鬱な日々が続くのだ。この時期は、早咲きの桜が咲き出し、春を体感できる時期でもあるから、体調を考えながら出向きたくなるのだが、今年に限っては、先月から雨が少なかったせいか、開花が遅れているそうで案外長い時間楽しめるかもしれない。掲載写真は、神奈川県松田町にある河津桜の公園から・・・この時期の天気も読みづらく変わりやすいが、この日午後を廻ると太陽が雲隠れしてしまってテンションが下がったことを思い出す。やはり晴天下で撮りたいとリベンジを考えたが実...小田急ロマンスカーVSEの頃~10000系

  • 雪と鉄道の魅力を再認識

    寒波の到来を告げる報道がある中、北海道まで撮影に出かけてきた。夜行列車が消え、年々駅が少なくなり、次々に線路でさえ剝がされていく北海道の鉄道。特にJR路線については、あまり良いことが聞こえてこないので、この先の進捗が大変興味深いところだが、今回は周りの鉄チャンの勧めもあり、初めて除雪列車を狙いに道北まで、そして常紋峠を行くレッドベア(DF200)にも挨拶してこようと計画を立て、そして何より、本州では見られないであろう広大な雪景色、パウダースノーを味わいたくて出向いてきた。予報通り、朝から晴天に見舞われた稚内だったが、外気温が-18℃を示した温度計とは裏腹に、風が無かったからか随分体感温度は高いように感じる。まずは、除雪列車の撮影をすべく撮影地を廻ったが、雪の量も然ることながら、沿線の草木が生え放題で、なか...雪と鉄道の魅力を再認識

  • 更新機の人気者~EF65 2127「カラシ」

    鉄道車輛について、ベストに思うのはいつもオリジナル塗色であると未だに考えている。あれだけ地味だったEF650番台だって、白っちゃけた更新色に比べたら原色はどれだけマシに思えるか・・・中でもアントンKが最後まで馴染めなかったのは、更新塗色の中でも広島施行の外観。何を誤ったのか正面貫通扉がクリーム色に塗られた機体である1127号機はじめ、更新機が増え始めた時期、他に何台か出会った記憶がある。しかし、この塗色が、今のお若い機関車ファンには堪らない魅力に感じて絶大なる人気があったのだとか。1127号機が2127号機へと改番され、この塗色で最後の1両という理由だけではなさそうだ。貫通扉の色から、「カラシ」と愛称が付き、稼働していた当時は日夜ファンの的だったと聞く。いつの時代も、個性的なカマに注目が集まり、ファンの間...更新機の人気者~EF652127「カラシ」

  • DD51重連 爆走!

    機関車の重連運転で外せないのは、北海道で走っていた寝台列車たちだろう。三往復走った「北斗星」、大阪から「トワイライトエクスプレス」、そして現在もその姿を拝める「カシオペア」合計5往復もの寝台列車が全てDD51重連運転で北の大地を爆走していた訳である。アントンKは、これまで凸型の機関車は好まず、ディーゼル機関車なら、DD54やDF50の方が好きで昔から撮影欲が高かった。むろん現在活躍しているDF200も好んで撮影しているが、凸型機関車のようにボンネットがある被写体は、撮り方によって随分と印象が変わってしまい、一筋縄ではいかない手ごわい相手に感じてしまう。「どう撮ろうか?」という基本の所で、いつも引っかかってしまうのがこの機関車だった。しかし、朱色の国鉄色からブルトレ専用色になり、しかも常に重連運転でかっ飛ば...DD51重連爆走!

  • 重連に燃ゆる時~EF64 1000

    同一機関車が重なって走る姿は、いつ見ても心躍るものだ。アントンKの場合は、鉄道写真に目覚めた頃から、機関車の重連運転は気になっていて、それがそのまま撮影対象になっていた。思い返せば、八王子機関区のデッキ付きの電機まで遡れる。回送を兼ねた重連運転で本物ではなかったが、次位のパンタは一つしか上がらないものの、長いタンクを牽く姿には熱くなったものだ。そんな鉄人生の創成期だったから、やはり機関車の重連運転はその後も大いに気になっていた。重連運転で括れば、ED75やEF64、そしてDD51の重連総括運転は、中でも最も魅力的だったように思う。本務機と補機どちらも力を合わせて突き進む走行姿が頼もしく、まさに五感が痺れる感動を味わえたものだった。現在全国で唯一重連総括運転が見られる中央西線のEF641000だが、来月のダ...重連に燃ゆる時~EF641000

  • 国鉄型電機の行方~EF81 300

    春のダイヤ改正を前に、ファンの間で様々な推測が飛び交うこの時期。改正まで残り1か月ちょっとだから、過ぎてしまえば全容がわかるのだが、色々ファンの間で推理して話題が事欠かないのもまた楽しい出来事だろう。国鉄型機関車が引退すると言われ続けて何年経ったのだろうか。春のダイヤ改正ごとに、行路が減少し仲間が引退していく現実を眼の当たりにしながら、また次の改正を迎える訳だ。よくカメラを持って出向く川崎界隈でも、あれだけ幅を利かせていたEF65PF型が脇に追いやられ、すでに俺様の時代とばかりEF210が機待線を占拠していた。EF65の今や限られた定期列車にお若いファンが群がって撮影していると聞こえてくる。そういえば、高崎に配置されていた旅客の機関車も昨年秋引退してしまい、今回の改正でさらに追い打ちをかけられる状況だ。も...国鉄型電機の行方~EF81300

  • 佐渡 裕のマーラー演奏

    先日テツ仲間からお誘いを頂き、マーラーの演奏会に行ってきた。鉄道撮影の仲間内だから、いつもは線路端でカメラを持ちながら撮影を楽しむ間柄なのだが、アントンKと同じように音楽鑑賞にも日頃親しみをもち、趣味として楽しんでいるお仲間からのお誘いは、何にも増して嬉しいものだ。鉄道撮影のお誘いより心弾むような気がしている。お互い同じような趣味の中でも、別次元の話ができ、新たな発見にも気づかせられることも多く楽しい時間なのである。今回のオーケストラは長年集中して鑑賞してきた新日本フィルだが、ここのところ、ちょっとご無沙汰が続いてしまっていた。コロナ禍の大変な時期を越し、昨年から音楽監督に佐渡裕氏を迎えた同オケだが、アントンKにとって、佐渡氏の作り出す音楽が経験上あまり好まなかったこともあり、少しだけ足が遠のいていた。ア...佐渡裕のマーラー演奏

  • 光陰矢の如し

    新しい年になってほぼ一か月経ってしまった。「光陰矢の如し」月日の経つのは本当に早いもの。そして一度放たれた矢は、二度と戻らない。今この時を大切にしたいものだ。先日、新年会と題して中学時代からの友人と出会ってきた。毎年年末にセッティングして長年続いている間柄。よく考えたらクラスメイトなのである。コロナ禍の時には流石に流れたが、社会人になり、そしてそれぞれ所帯を持ってからも、家族の付き合いに発展していった。お互いに近況報告ならぬ愚痴大会になってしまうのが、ここ最近の傾向か。一人は、近年身体の動きが不自由になり、杖を持ちながら現れた。奇病とも呼べる病にかかり、今回も彼を中心に集まれる時間、場所を設定したのだった。見かけだけでは全く分からないが、毎日の生活となるとやはり苦労を伴っている様子で気の毒だった。そしても...光陰矢の如し

  • ゆく年を想う~EF65PF

    2024年も残り僅かとなり、このタイミングでPCに向かえる時間を捻出している。とにかく毎度のごとく瞬く間に時が流れ、気が付くと今日大晦日になっていた忙しない感覚だった。年末仕業で、老体に鞭打ってやり繰りしてきたが、何とか体調も崩すことなくここまで来た。今年はブルックナーの生誕200年に当たる年だったが、いつもと変りなく差し当たって書き留めておく成果は無かったかもしれない。カーチュン・ウォンという若手指揮者のブルックナーに新たな発見があり、来年に向けて更なる期待を寄せているところだが、彼の場合は、やはりマーラーでその実力が発揮できているようで、どちらにしても、こういった好みの楽曲で新たな境地へとアントンKを導いて欲しいものだ。鉄道撮影についても、年明け早々に課題を決めて1年を通じて目標としてきたが、マンネリ...ゆく年を想う~EF65PF

  • 電機EF58 その輝きを振り返って

    フィルムで撮影した画像を長年かけてデータ化してきたが、いよいよ先が見えつつある。すべての画像をデジタル化した後、次のステップとして車両の分類をしていくつもりで、機関車なら形式別に囲い、番号順に並べていく。電車、気動車もおなじ要領でファイル化しなくてはならない。フィルムで撮影しなくなった2007年以降の画像も同様なまとめ方が必要だ。ざっと見渡しても15年以上の時間が過ぎてしまい、年々撮影量は減少傾向にあるものの、途方に暮れる作業が待っている。まぁ好きで撮影してきたものだから、そんなに苦になることはないと信じているが、どこまでやれることやら・・・EF58の画像をまとめてみると、なるほどやはり61号機の画像が一番多かった。唯一デジカメで撮影実績のあるゴハチであり、学生時代に追っかけた機関車だけのことはあった。全...電機EF58その輝きを振り返って

  • ザ・首都圏国鉄時代

    東京は冬らしい日和が続いている。日中は乾燥した晴天、陽だまりは結構暖かいが、日が落ちれば底冷えするような寒さを感じ、冬の到来を実感できる。気が付けば今年も20日余りとなり、さらに加速を感じながら今年も終わっていくのだろうが、残された時間を無駄にせず、心の充実を一番に過ごしていきたい。首都圏の電車模様も随分変わった。趣味的見地からすれば、どれも同じようで面白味には欠けるが、乗り心地等電車そのものの性能は、各段に上がったと言えるだろう。山手線などを走るE235系は、加速減速がとてもスムーズで、しかも静かと来てる。素晴らしい電車だと思う。掲載は、半世紀前に田町で撮影した国電たち。山手線、京浜東北線、東海道線が一気に走る大動脈だ。もちろんE235系が素晴らしいと思うのは、これら国鉄時代の電車と比較しての感想。でも...ザ・首都圏国鉄時代

  • 慣れないバルブ撮影~国境越えの勇者たち

    何も考えず闇雲に普通列車水上行きに乗車する。むろん赤羽からの乗車だったが、選べば長岡行の普通電車もあった時代。30分も座ると腰が痛くなるような狭いクロスシートの115系に乗り込むわけだ。終着水上に降り立ち、後からやってくる夜行列車たちを待ち構えるのである。当時ほとんど経験のなかったバルブ撮影は、露出も全く分からず感だけが頼り。急いでセットして、出来るだけシャッターを切る作戦だった。しかしそうは言っても、持ち合わたフィルムも限りがあり、1列車数枚と数えながらの撮影だった。しかも露光時間も時計の秒針まで暗くて見えないから、頭で数えてシャッターを下ろしていた。いい加減、適当、そんな撮影しか出来なかったのだ。この日は、ダイヤの乱れからか、特急「北陸」が入線した後、続行で急行「能登」が逆のホームに入って来て大慌て!...慣れないバルブ撮影~国境越えの勇者たち

  • 忘れかけた日々~昭和の鉄

    その日は、秋田まで行くキハ181系特急「つばさ」の最終日だった。翌日から485系の特急「つばさ」へとスイッチするため、都内での気動車特急も見納めとなる。アントンKは友人と二人、朝から線路端でカメラを構えていた。先日、高崎の機関車が現役を引退していったが、あの2か月にも及ぶお別れ運転時のファンのフィーバー振りは、想定はしていたものの凄いものがあった。好きな車両が引退する、今まで走っていた車両が走らなくなる、といった情報は、鉄道ファンを熱くするらしい。記録に少しでも留めておこうとカメラを向けるのは、写真の原点の一つだろうが、何事も度が過ぎると単なる趣味では片づけられなくなるのだ。現代では、誰もがスマートフォンを持ち、気軽に撮影が出来る時代だから、昔のこととは単純に比較できないが、アントンKがまだ鉄道写真を始め...忘れかけた日々~昭和の鉄

  • 電機!電機!電機!~撮影行スナップより

    始発で自宅を出てから、渋谷~池袋~赤羽と乗り継ぎ、赤羽を5時半過ぎの東北線普通列車121列車郡山行き(白河だったかもしれない)にギリギリ間に合う。当時東北線撮影の時には、決まってこのルートで向かっていた。まだ夜明けまで時間があり真っ暗闇の中、上野を出た121レのカマは何でやって来るのか、いつも気になっていたもの。大きな1灯の前照灯が闇から近づきカーブしてホームに入って来る時、一瞬にして答合わせが出来るのであった。この日は、EF58とEF57の重連、それも4パンで入ってきて友人と大興奮だったが、後ろの客車に乗り込み、蒲須坂までの道のりを乗り鉄で楽しんだことも良い思い出になっている。今にして思えば、車移動では決して味わえない臨場感とふれあいが至る所に溢れていて、撮影前の前座にしては随分贅沢な時間だったように思...電機!電機!電機!~撮影行スナップより

  • 地味に現れた EF61牽引の荷物列車

    その当時から関東に住んでいると、忘れがちだった電気機関車はEF61型だったように思う。当時とは国鉄時代だが、同時にその時期アントンKもまだまだ駆け出しの鉄小僧であり、鉄道という鉄道に何でもいいからカメラを向けていたような時期だった。すべてが新鮮に映り、シャッターを切るということの今では比較できないくらいの重みと満足感。その列車を捕まえたというような征服感があったように思う。まだ結果も見ていないうちから、そんな想いに酔いしれた時代だった。現代は、軽薄短小が当たり前、情報があってからの撮影がほとんどだが、当時は全く違っていて、撮影結果はさて置いて、思いの列車をカメラに収めることが出来ただけで満たされもの。その列車に出会えた撮影出来たことが幸福だった。ようやくモノクロフィルムで撮影した画像のデータ化が、ある程度...地味に現れたEF61牽引の荷物列車

  • さらば 憧れの特急機 EF65 500番台

    JR東日本高崎車両センターにて最後まで孤軍奮闘、数々の活躍シーンを見せてくれたEF65P型EF65501号機が勇退した。先週末、2か月続いた引退セレモニーもとうとう最後を迎え、好天に誘われて北風吹く上州へお別れに行ってきた。この高崎に所属していた電気機関車とディーゼル機関車は、この日をもって引退の道を辿るということらしい。つまりEF65501号機に限らず、EF641000番台の2台(1001号機、1053号機)、DD51842、DD51895の2台の計4台を指している。こう考えると、いよいよ旅客会社に所属して客車を牽く機関車は、蒸気機関車を除けば数両に留まるのだ。もちろん機関車自体は、貨物列車で毎日見られるだろうが、機関車に牽かれた客車で旅情豊かに乗車を楽しむ贅沢な時間は、いずれ忘れ去られてしまうのだろう...さらば憧れの特急機EF65500番台

  • 渾身の「レニングラード」~井上 道義

    ミッチーことマエストロ井上道義は、今年で現役引退を宣言しているが、いよいよ押し迫ってきた今週、新日本フィルとの最後の公演を鑑賞してきた。ベートヴェン、ブルックナーを始めとしたドイツものを中心に長年鑑賞してきたが、最後は井上氏の十八番とも言うべきショスタコーヴィッチ、それも最も過激に感じる第7交響曲となった。演奏そのものの感想は、やはり想像していた通り凄いものがあり、全身全霊で楽曲に向かう姿勢に感動すらしたが、何より指揮者、オーケストラの意思疎通が完璧と言えるほど一つになっていて、集中力が目に見えるようで、聴衆にもそれがビンビン伝わってきた。楽曲の出だしからオケの鳴りが良く、すぐに引き込まれたが、全体を通して精神的な気高さは一貫していたように思う。約80分の長い楽曲も、あっという間に感じるくらい心を持ってい...渾身の「レニングラード」~井上道義

  • 兵庫でマーラーを聴く新たな人生~カーチュン「悲劇的」

    アントンKが今注目している指揮者カーチュン・ウォンがマーラーを振るというので、勢いに任せて兵庫まで足を運んできた。管弦楽は、兵庫芸術文化センター管弦楽団といって、この文化センターのホール開設に合わせて出来たオーケストラで、アントンKも過去東京遠征公演に出向き鑑賞した覚えがある。さて、今回は定期演奏会ではマーラー第6交響曲一曲のみが演奏され、3日間連続しての演奏スケジュールだった。(2024-11-8~9~10)アントンKは、スケジュールの都合から最終日を選び鑑賞したが、結論から言ってしまえば、新進気鋭の若手中心のオケではあるものの、やはりこの大曲を3日間続けることの厳しさは聞き手に伝わってきてしまった。90分にわたるドラマは、全体的には指揮者の意図が明確にオケに届いていたと思われるが、時に緊張がほぐれる場...兵庫でマーラーを聴く新たな人生~カーチュン「悲劇的」

  • 補機付き重連、いざ国境へ~EF16

    機関車の重連列車は、今も昔も写欲をそそる被写体だ。古くは八王子からの石油列車5472レ、夕方の東海道を堂々と下った荷35レ、出張ついでにいつも狙った倉賀野発の5780レ、そして近年まで残り楽しませてくれた根岸からの8094レなど思い出に残る列車は少なくない。中でも一番印象深い列車は、やはり北海道内をばく進していたDD51重連による夜行列車郡だろう。その本数もさることながら、風光明媚な北海道の大地を駆け巡っていた列車を渡道のたび何処で撮影しようかと、悩みながら行動する贅沢さも今では懐かしく思える。そんな思い出深い重連列車から、上越線のEF16による貨物列車を掲載しておく。ここも谷川岳越えで連続勾配を有するため、水上-石打間ではEF16の補機が付くことが多かった。スキー臨のEF58と重連になる8702レが有名...補機付き重連、いざ国境へ~EF16

  • 忘れかけた原風景~EF15

    まだ貨物取扱駅が全国に存在し、電車に乗れば必ずと言っていいほど貨物列車に出会えた時代。それが国鉄時代だったように思う。貨車は二軸が当たり前で、タキ専用列車はまだ珍しかった記憶だ。もちろんコンテナ編成で走る特急貨物列車にも出会ったが、圧倒的に黒いイメージの貨物列車がアントンKには印象深い。今や旅客列車に機関車の要らない時代に入っていて、ここ数年でまた鉄道のシーンが変わっていくのだろう。鉄道で旅するという目的が昔とは変わってしまい、新しい価値観の創造によって次々と新たな列車が生まれ、そして伝統ある列車が消えていった。こういった流れが今後も繰り返されて時代は進んでいくのだろう。アントンKには、なかなかシンドイものだ。半世紀近く前に撮影した、EF15の貨物列車を掲載してみる。中央線快速に乗るため、ホームで電車入線...忘れかけた原風景~EF15

  • 吊り掛け電車 の記憶

    国鉄時代、旧型電車と言えば吊り掛け式制御の電車を指していたように思う。その吊り掛け式電車がほぼいなくなり、当時新性能電車と呼ばれていた電車が今や旧型電車と呼ばれている。車両の寿命を考えても40年以上時間が過ぎれば当たり前の話だが、自分に置き換えると、そんなに時間経過が感じられずにいる。案外、人生なんてあっという間に過ぎてしまうのかもしれない。アントンKにとって、吊り掛け電車で一番の思い出は、やはり幼少の時代に乗った京王帝都の緑色の電車たちだ。井の頭線のデハ1800・1900型は特に思い入れがある。油臭い黒い木の床が印象的で、床に物を落とすと油で汚れて凹んだ思い出も数々。でも、あの吊り掛け式のモーターの唸り音やジョイントからの振動は、今でも魅力的に感じとても懐かしく思い出される。同じ吊り掛け電車の国鉄73系...吊り掛け電車の記憶

  • 今は亡きハイテク・ロコが牽く新車回送~EF200

    いつの時代にも、工場からの新車輸送、譲渡、廃車といった目的で運転される臨時列車が存在している。情報時代の現代では、SNSを駆使してチョチョイと運転日を調べることは簡単になったが、黒電話や紙の時代ではなかなか遭遇出来ず、偶然に見かけることがほとんどだったように思う。そして鉄道ファン人口が増大したのか、機関車ファンが多いのか、単に「ネタ」物の珍しい列車が好きなのか、とにかく今ではカメラ小僧が溢れているのだ。確かに珍しい被写体は、写欲を掻き立てるものの、時間軸から考察すると日常のありふれた光景の方が、時間が経ってからの心の熟成が深いと思っている。アントンKもかつて珍しい臨時列車には写欲をそそられ全国を旅した時期もあったが、30~40年時間が過ぎた今見返してみると、余白に撮影していた定期列車たちの方が懐かしく当時...今は亡きハイテク・ロコが牽く新車回送~EF200

  • 風前の灯火か!残されたED75 700番台

    前出のED79は、元をたどればこのED75700番台車ということになる。青函トンネル開通とともにED75から改造されたED79はとうに姿を消し、現在はED75700番台車の生き残りが数両在籍しているらしい。しかしこの先、一部の車両配給列車のみの仕事で残しておく理由が見当たらず、やはり機関車は群馬車両センターのカマのように姿を消していく運命なのか、非常に気になるところだ。まだ普通列車に客車列車が数多く走っていた時代に、北東北へ撮影に出かけたことがある。普通列車の多くは50系客車になっていて、いわゆる「レッドトレイン」を満喫したものだが、牽引するED75700番台車も、随分小綺麗で新しく見えたもの。東北スジの1000番台を含むナナゴ達の方がくたびれている印象があった。もっとも当時は、同じED75でも番台によっ...風前の灯火か!残されたED75700番台

  • 記憶の奥底に刻まれた光景~ED79「日本海」

    好天に誘われて東北を廻ってきた。新潟~山形~秋田~山形~福島と巡り約1,300kmの道のり。なかなか乗り出があったが、思い描いていた鉄道シーンにも数々遭遇出来て心は満足、実り多き旅となった。普段いつもと変わらない平凡な日常の中では、過去に遭った数々の機関車、列車シーンは忘れがちで、滅多に思い出すことなどないが、今回帰りがけに立ち寄った奥羽本線板谷峠は、アントンKの記憶をあっという間に蘇らせた。関根~大沢~峠~板谷と続く奥羽本線。若きアントンKが、交流機の聖地とまで感じ、ここの主であるED78・EF71にカメラを向けた日々が一瞬で思い出されたのであった。日没間近な大沢駅に立ち寄ってみたが、当時の記憶とはかけ離れた光景が目の前に広がり、心がフリーズしたような脱力感に襲われた。スイッチバックの側線の面影はわかり...記憶の奥底に刻まれた光景~ED79「日本海」

  • 蒸機が走る日~D51 SL「会津路」号

    どうやらJR東日本では、蒸気機関車より先に電気機関車やディーゼル機関車が引退していくようである。正式な告知がされて、現在カウントダウン運転が始まっているのだ。予定では11月まで週末に運転があり、そしてその後は今までのように動かなくなると思われる。ぐんま車両センター(高崎)に所属のある機関車、EF65501・EF641001・EF641053・DD51842・DD51895の5台が対象で、日替わりで機関車が入れ替わり運転を行っていると聞く。経年劣化している機関車を維持していくのには、想像以上の資金がかかりお手上げ状態なのだろうか。少しでも集客を見込める蒸機の方を残し、今後も運転をするとしているが、かつて東日本大震災の時、全国から機関車を集結させて、復旧に当たった実績をもう忘れてしまったのだろうか。旅客会社だ...蒸機が走る日~D51SL「会津路」号

  • CDに聴くカーチュン・ウォンのマーラー

    この夏から話題にしているカーチュン・ウォンという若手指揮者。シンガポール出身でまだ30代だから、指揮者界でなくても若手となるだろう。世間の評価に踊らされて、一度彼のブルックナーを鑑賞するためホールに足を運んだのが運の尽き。予定には無かった半月後に演奏されるチャイコフスキーまで聴いてきた。そして来月は関西で演奏されるマーラーに行こうとチケットを手に入れたのである。長年音楽鑑賞をしてきて、ここまで聴いてみたい衝動に駆られる音楽家は、指揮者界で括れば、かつて音楽の道しるべとしてきた朝比奈隆以来のことかもしれない。彼の指揮で楽曲を聴くと、それまでアントンKの中に積み上げてきた楽曲のイメージが、さらに広がりを見せ、新たな発見、響きの世界を提示してくれるのだった。一言で言えば、実に面白い演奏なのである。たとえば、今回...CDに聴くカーチュン・ウォンのマーラー

  • 東急7200系~晩年の活躍

    先日、大井川鐡道にて久しぶりに元東急7200系に乗車したので、昔撮影した画像を探してみた。孫と同様、アントンKもこの電車には当時から好んで乗車していた記憶があるが、撮影となると不思議とあまり覚えていない。多分それは、よく乗っていた東横線時代の画像ではなく、今思えば晩年の目蒲線時代のものだからだと思う。7000系に交じって急行運用でバンバン走っていた1970年代当時の写真はなく、乗車することだけで満足していたようだ。少しくらい写真に残しておけば良かったと思う後悔は毎度のこと。この手の想いは尽きないのである。掲載写真は、引退の噂が耳に届きだした頃の目蒲線運用の7200系電車。よく乗車した8両編成とは違い、半分の4連だから印象は薄かったのかもしれない。1998-10-03東急7200系電車7201F目蒲線奥沢付...東急7200系~晩年の活躍

  • 脚並揃えて・・・

    真冬の峠道長く続く下り坂をゆっくりと進んで行く赤ベコED77重連磐越西線専用に生まれたロコでB-2-Bの車軸配置兄弟車のED78より車長は短くバランスが良く感じた最期はナナゴに道を譲ったが独特のスタイルと走行音は今も忘れてはいない1991-02更科信号所付近脚並揃えて・・・

  • 蒸機には旧客がお似合い~秩父鉄道C58

    今回大井川鐡道で何年か振りに客車列車に乗った。それも今では旧型客車と呼ばれている一般客車で、乗車したオハ35は国鉄時代そのものだったような気がする。座席も窓も当時を思い起こすのには十分であり、瓶のフタを開ける栓抜きは現役に見えた。孫はもちろん、息子まで使い方が解らず説明するとは・・・時間がかなり過ぎたことをここでも実感。流石に座席ボックスごとにある灰皿は取り外してあったが、ぐるぐる回る扇風機は当時のまま現役で車内に心地よい風を送り、窓全開で楽しんでいるとセピア色の思い出が蘇ってきた。架線下を走る旧客の蒸機列車ということで、昔の秩父鉄道パレオエクスプレスを掲載しておく。そういえば運行当時は、しばらく一般客車で運転されていた。1988-05-025001ㇾC58363パレオEXP樋口付近蒸機には旧客がお似合い~秩父鉄道C58

  • 大井川鐡道 秋日和

    鉄道の日を含むこの三連休に、兼ねてから予定していた大井川鐡道へ乗り鉄旅に行ってきた。今回は大変天気にも恵まれ、大いに秋を満喫でき充実した時間を送ることが出来たように思う。同行した孫とその父親も大満足の様子で、それだけでも行ってよかったと、今にしてこの男3人鉄旅を振り返っている。ことの発端は、愛孫が未だ現役の元東急7200系に乗りたい!の一言からこの旅は始まっていた。そしてどうせ行くのなら、友人の強い推しもあり大井川鐡道が運営する温泉宿に泊まろうということになり、半年前から計画された旅だったのである。しかし、実際大井川まで出向いて、一番会いたい7200系が動いているのか、一昨年に災害で、途中折り返し運転が続いている電車たちは元気なのか最後まで不安だった。今回は3人で動いたため静岡までの往復は自動車で移動し、...大井川鐡道秋日和

  • ミステリー列車はどこへ?~489系

    ようやく秋らしい気候に変わり、過ごしやすい日が続いている。これからは、周期的に天気が変わり、一雨ごとに秋が深まって紅葉の便りも頻繁に届くようになるのだろう。楽しみだ。晴れれば清々しく、まさに行楽のシーズンで、昔はこの時期臨時列車も多数運転され、撮影にも忙しく動いていたことが懐かしい。連休を中心とした多客臨のほか、団体客を乗せたいわゆる団臨も多く、撮影には事欠かなかった。あの頃のお座敷列車や、欧風列車は今はもう望めない。機関車で牽引した客車が皆無となり、もっと運用効率の良い気動車、それも環境に配慮したハイブリッド車の短編成が今の流行だそうだ。長く同じことをやってると、時代の変化がこんなところでも感じてしまうのだ。写真は、特急電車をそのまま使用した団体列車。ミステリー号だが愛称名のところが「くちびる」の形にな...ミステリー列車はどこへ?~489系

  • 我が国鉄時代~国電全盛の頃

    今思えば、どれも電車は武骨で趣がある。真夏は窓全開!真冬は妙に暖房が利く車内。走行音が大きく、振れも激しく会話は大声で怒鳴っていた!?特に京浜東北線や常磐快速線の103系、上野-大宮間の115系電車は、そんな印象だった。ま、それが当たり前の世の中で、通勤電車はこういうものだと思わされていた。だから鉄道は楽しい好きになったとも言える。そう考えると、今の通勤電車は静かでスマート!デザインも洗練されていてカッコよい。でもどれも同じに感じてしまい、温かみはなく、むしろ冷たく感じてしまうのはなぜか?銀色の車体が増えたせい?東海道を走る荷物列車の牽引機が、EF58からEF62へと代わるタイミングの直前に関西へと出かけ、昼夜撮影を楽しんだ時の思い出の1コマを掲載しておこう。西の巨大ターミナル大阪でバルブ撮影した581系...我が国鉄時代~国電全盛の頃

  • 国鉄時代の象徴だった「ブルートレイン」~EF65

    今年2024年は、国鉄が民営化してから38年目となり、いよいよ国鉄時代(1949-06-01~1987-03-31)の長さを越えていく時代に入った。国鉄が民営化される話を聞いて驚いたのが、ついこの間に思えてしまうが、あれから間違いなく38年という時空を越えてきた訳だ。何という間の出来事なのだろうか。確かに思えば、アントンK自身にも色々なことがあり、若き時代に想い描いた夢も、いつしか形を変えながら、新たな現実へと繋がっているようにも思える。こうしてどうにか健康でいる日々に感謝し、決してそれは家族の支えなくしては叶わないことを肝に銘じなければいけないと改めて思い返している。こんなに長く鉄道を愛し、いつも線路を意識してきたアントンKだが、今までの自分の鉄人生を振り返ると、最も影響を受けた列車は夜行寝台列車なのだ...国鉄時代の象徴だった「ブルートレイン」~EF65

  • 関ケ原越えいまむかし~EF66

    10月になった。ということは、あと3か月で今年も終わりとなる。何と!気持ちばかり焦ってしまうが、今やり残していることを考え端っこから実行に移すのは毎年のこと。全然進歩がないこと気づき呆然としてしまう。仕事にもようやく身体が慣れ、張るところと抜くところの境目が解ってきた。もう少しだけ前に進みたい。いつか時が解放してくれるのだろう。その時まで淡々と熟していく。当たり前の話。では、趣味の世界はどうか?音楽趣味は、シーズンインしたとはいえ思うように会場には足を運べていない。平日夜は、時間的に行きづらくなってしまった。焦ってホールに入り、気持ちが落ち着かないまま演奏が始まる感じで、集中出来ていないのが本音であり、休憩後の後半から気持ちが乗って来る。平日なら、休暇を取得して、ゆっくり会場へ行くくらいの余裕がないと非常...関ケ原越えいまむかし~EF66

  • カーチュン・ウォン~新時代のチャイコフスキー

    相変わらず蒸し暑い東京から横浜みなとみらいへと急ぐ。先々週に続いて、話題の指揮者カーチュン・ウォンの演奏会に行くためだ。前回のブルックナーを鑑賞して思ったのは、アントンKがもう40年以上ブルックナーの交響曲に触れてきた中とは別の、今まで積み重ねてきた鑑賞の良し悪しを根底から覆すというか、全く新しい感覚が生まれ、今までこれぞブルックナートーンとしてきた響きそのものが、新しく生まれ変わったような発見が散見できたということだ。当日の演奏は、もちろん素晴らしいものだったが、同時にこの指揮者で色々他の楽曲を鑑賞してみたいという衝動に駆られたのである。今まで散々聴いてきた楽曲でも、新たな世界へと導いてくれる気がしたのである。クラシック音楽の醍醐味は、まさにその演奏行為によるものであり、何十何百と繰り返し聴いてきたお馴...カーチュン・ウォン~新時代のチャイコフスキー

  • あぁ、愛しのボンネット!~181系&489系

    国鉄時代の上野駅。ここは夜行寝台列車の発着が多い地上ホームとは違い、山手・京浜東北等のホームがある橋上ホームとなっている。この時代は、昼夜問わず優等列車が到着しては出ていき、鉄道ファンなら1日いても飽きない聖地だった。東京駅のような洗練された雰囲気は当時もなく、地方からやってきた列車たちから下車する乗客は足早に無言で大都会に消えていく、そんな雰囲気だったように思う。8番9番線ホームに一瞬だが電車特急が並ぶ。当時アントンKは、引退が迫る大好きだった181系電車を撮影しようとホームにいたが、この日は金沢特急「はくたか」にもボンネット編成が登場し興奮した想いが蘇る。方や上越のクイーンの「とき」、そしてもう一方は碓氷を越えて遠路金沢まで向かう489系「はくたか」。こんな日常の何気ないシーンを、最近はとても懐かしく...あぁ、愛しのボンネット!~181系&489系

  • EF64 1000と歩んだ鉄人生

    最初から好きでずっと追いかけてきた訳ではない。むしろEF641000番台は、アントンKにとって異質な電機に思えた。EF64と言えば、0番台が山男ロクヨンとして君臨しているではないか。1000番台がデビューの頃は、0番台も何台か上越線に来ていたが、あくまでも出稼ぎのイメージが強かったように感じていた。中央線を重連で走るイメージがあったからだろう。それに当時から今でもロクヨンは0番台の方が好みなのだ。ロクヨンを名乗る割には、車体が長く大きくサイドのデザインも非対称になり、何だか別の機関車に感じたもの。ただデビュー仕立てで、まだ新車のロクヨンセンは、古武士EF16をフォローするがごとく、見たこともない光と響きを放ち、新たな魅力を醸し出していたように今は思える。デビューを間近で見て、そして全廃を近い将来迎えそうな...EF641000と歩んだ鉄人生

  • 話題の二つの公演へ~ブルックナー生誕200年

    今年2024年は、A.ブルックナー生誕200年に当たる年で、世界中でブルックナーの演奏会が多く開催されている。日本でも近年比較的落ち着いてきていたブルックナー演奏も、今年はいつになくたくさん取り上げられていて、アントンKも嬉しい悲鳴を上げている。ここでは、今月になって聴きに行った中から注目すべき演奏会を備忘録も兼ねて記述しておく。まず高関健氏のブルックナー第8交響曲の第一稿の演奏会。彼の演奏会は前回ちょうどコロナ真っ只中の4年前だった。高関のブルックナーは、この時も第8番を鑑賞したが、今回は新全集版を使用した同じ第8でも第一稿で演奏されるとのこと。ホークショー校訂版の演奏で、今回がおそらく世界初の演奏らしい。第8の第一稿そのものは、今の時代珍しい楽曲ではなく、一般的な第二稿よりは演奏回数が少ないだけで、C...話題の二つの公演へ~ブルックナー生誕200年

  • 上野駅地上ホームにて~急行「越前」EF62

    夏休みの上野駅は、いつにも増して乗降客で賑わっていた。この日は、上越線を走る夜行列車のバルブ撮影を実行するため水上まで行き、EF16が付いた夜行列車の撮影をすべく上野駅地上ホームに降り立っていた。急行「鳥海」「天の川」「能登」、特急「北陸」と4本の夜行列車が国境で行き交う。これを夜通し撮影しようという作戦。夏冬で2回ずつくらい撮影しただろうか。ちょうどEF16も引退が近いということもあって、アントンKにしては、珍しく気合が入っていたが、身内だけで同業者の方々はほとんど見当たらなかったと思う。現在に置き換えれば夢のような環境だったかも。1枚の写真から色々思い出している。ここでは、水上へ向かう前にスナップした同じ夜行急行でも信越線へと向かう急行「越前」号の写真を掲載する。機関車を確認すればロクニのトップナンバ...上野駅地上ホームにて~急行「越前」EF62

  • 夏の終わりに~長野旅行

    あっという間に8月も過ぎてゆく。日中はまだまだ暑さを感じるが、日の入りが随分早くなり、ちょっとした都会の風にすら秋の訪れを感じることができるようになってきた。関東にはこれから台風が近づくという。最近の過剰とも思える報道には惑わされたくないが、大きな災害等起こらないことを切に願いたい。先月は孫の発熱で行かずじまいになった長野旅行だったが、今回少し駆け足で行ってこれたので記載しておきたい。もともと孫が大好きな昭和の電車に乗ろうと計画してきたが、出発前日になって39℃の発熱。大泣きしようがこれじゃどうしようもなく、リベンジを約束して何とか収めた旅なのであった。しなの鉄道に走る現役国鉄型電車115系と、長野電鉄の虎の子8500系の乗車が今回の目的であり、観光は一切しない鉄分満載の旅だから、当然ながらアントンKと愛...夏の終わりに~長野旅行

  • 貨物機の牽く団臨は特別感満載~EF12

    過去撮影したモノクロ写真を再度見直して、画像スキャンをやり直している。画像データ化は、この拙ブログを始めた2012年頃から進めてきたが、その最中に多々色々な助言を頂き、自分にはどの方法が現実的なのかを判断してこれで三往復目になった。見よう見まねで色々試してきたが、結局は身の丈に合ったフラットスキャナーを準備してじっくり時間をかけてデータ化する方法で残すことになりそうだ。10年前に比べたら、フィルムスキャナーそのものも機種を選びにくくなっているから、もうこれでデータ化も最後と思って1コマずつ熟しているのだ。鉄道写真をフィルムで撮影したのは、おおよそ1975年~2006年の31年間。デジタル撮影は、2005年から今までの19年間で、未だにフィルム撮影での期間が長いが、今後この期間が増えて31年を越えて行けるの...貨物機の牽く団臨は特別感満載~EF12

  • 単機回送を意識して・・~EF58

    機関車運用では、客車なり貨車なりをけん引することで初めて列車に成り得るが、引っ張る車両がなく、単機で所属機関区へ帰区するケースが昔から案外発生していることに気がつく。現代社会の効率という面から考えれば、片道だけの仕事は嫌がられるケースと考えられてしまうだろう。こんな理由からも、機関車けん引する列車が今の時代からズレてきていると思われてしまうのかもしれない。石油列車を例に挙げると、石油基地から満載で目的地まで輸送される列車は、目的地で石油を下ろしてしまうと、帰りは回送列車として基地まで戻ることになる。この帰りの列車ですら、非効率とされ嫌がられているのだとか。随分細かい話になっているようである。ここまで話がシビアになっていて、列車ダイヤを見直し本数そのものを減少させるのであれば、やはりファンとしては悲しい現実...単機回送を意識して・・~EF58

  • 北東北への憧れ~EF81

    このところの猛暑で、外出が億劫になっている。特に今年の夏の高温は経験がないくらいのもので、東京も連日の35℃でさすがのアントンKも少々バテ気味だ。やはり地球温暖化の影響が顕著に表れているのだろうか。来年はさらに暑くなり、この先どこまでになるのか行く末が不安に思うのだ。いやアントンKの世代なら、さほど今と変わらないだろうが、20~30年先の未来は世相も含めて生きやすくなっているのか。その方が気になってしまう。孫子の世代が今より明るく快適に過ごしていける環境ならこの世に何の未練もない。そんなことを最近は考えてしまうのだ。今年は久しぶりに北東北を旅したいと思っている。機関車や列車を求める旅ではなく、もっとカメラハイク的な計画で、今までは中々縁遠かったポイントを訪ねたいものだ。中小私鉄にも目を向けたいし観光を含め...北東北への憧れ~EF81

  • 急行型電車を追った日々~165系「ムーンライト」

    昔から国鉄型電車の中でも、貫通扉のある急行顔の車両が好きで、機関車の撮影に遠征しても、いつも気になる存在だった。それは、東海道の153系電車に始まり、165系系列または交直流電車の455系電車まで多岐に渡った。出来れば、前照灯もシールドビームになる前の大目玉の方が好みだったが、以降新製される電車は、小目玉のシールドビーム車になり個人的には魅力が半減していった。掲載写真を撮影した2002年は、いよいよ上信越で走っていた165系電車が引退していく年で、翌年2003年にかけて地方色を纏った165系も原色に戻され最後の活躍をした年に当たる。晩年は、前照灯も含めた改造車も現れ原型車を捕らえるのが厳しくなったものだが、偶然とはいえ多岐に渡る顔や塗装車を記録できたことは、今となっては懐かしく思い出深い撮影行きになった。...急行型電車を追った日々~165系「ムーンライト」

  • 計画倒れの夏休み~115系スカ色出会えず・・・

    この週末は、8歳になった孫連れで115系電車に思う存分乗車し長野を廻る計画だった。しかしトラブルはいつ襲ってくるか判らない。出発の前日になって当の孫が高熱を出しダウン。あっけなく計画はキャンセルとなってしまった。今回の旅行はかなり時間をかけて綿密に計画を立て、以前からのリクエストに全て答える形で組み、ちょうどしなの鉄道で未だ現役の115系電車が、スカ色に塗り替えられて登場するタイミングを見て計画したものだった。いずれまた機会をみてチャレンジするつもりでいるが、一度ミソを付けられた旅行をなぞることはせず、今の気持ちを晴らすべく、さらに魅力的な行程を考えているところだ。来週からもう8月、盛夏真っ只中だが、うかうかしていたらあっという間に夏は終わる。良い思い出を残せるよう、奮闘するアントンK爺なのであった。掲載...計画倒れの夏休み~115系スカ色出会えず・・・

  • 重連とともに培った鉄人生

    国鉄型電機が全国的にいよいよ数を減らし、また一つの時代が過ぎていくことを実感しているが、今まで長いようでとても短く感じてしまう鉄人生を振り返ってみると、機関車の重連運転列車がいつもそばにいたことに気が付く。そして重要なのは、いつもその列車にはお仲間が存在したということだ。自分一人でがむしゃらに撮影に励んでいた訳ではなく、絶えず友人達と切磋琢磨しながらシャッター切っていたのである。その最初の列車は、今から半世紀近く遡ってしまうが、八王子から新鶴見まで走っていた5472列車だった。1978年のダイヤ改正で誕生したこの列車は、当時八王子機関区のEF15の重連運転となった。EF15の機番すべてをこの列車で揃えようと躍起になった当時、実際には全機撮影は叶わなかったが、約10年の間、アントンKの撮影の核になっていたの...重連とともに培った鉄人生

  • 青空とひまわりと、・・東武電車

    関東近郊へと撮影に出かけ、移動の合間を見つけては以前には立ち寄らなかった路線にも目を向け、新たな興味を見つけている。とはいうものの、梅雨の時期でもあり、相変わらず連日の猛暑で、外出には積極的にはなれないでいるが、今回は、梅雨の晴れ間を期待して埼玉・群馬方面へと廻ってきた。秩父鉄道には、思いのほか頻繁に出かけており、蒸機を始め古い電車や貨物列車の撮影を楽しんでいる。その道中にある東武鉄道・西武鉄道にも気になるポイントが散見され、いつか行きたいと思いながらもそのままの状態だったので、今回は新しい発見を期待しつつ出向いてきた。前出したカシオペアの客車E26系は、製造から25年を迎え、そろそろ引退を囁かれているが、東武の電車には、さらに長寿の電車たちが今も元気で走っているのである。今回掲載する8000系電車は、更...青空とひまわりと、・・東武電車

  • 長距離列車は夢の中~EF81

    団体ツアー列車として存続していた「カシオペア」号だが、いよいよ引退の時期が迫ってきているようである。泊りがけのツアーは先月末で終わってしまい、今月からは客車に乗るという小規模な体験ツアーがいくつか設定されている。この手の豪華列車には、今まで縁もゆかりも無かったアントンKだから、いつも外から見てるだけで、その内そんな好奇心すら忘れてしまっていた。西日本の「トワイライトエクスプレス」をライバルにして開発されたとされるE26系客車は、実際乗るとどんな感想を持てるのだろうか。もう乗れなくなると思うと、一度は乗りたいと感じてしまうが、まあ乗らないだろう。最後まで外から有終の美を味わいたいと思っている。一度掲載したかもしれないが、「カシオペア」号初日の下り列車の写真を掲載しておく。あれから25年。感じ方はあっという間...長距離列車は夢の中~EF81

  • 機関車が牽く旅客列車の魅力~EF81

    先週は思い当たる列車を巡り、最終的には会津まで行って、DLの牽く客車列車を捕らえることができた。ここ十数年は貨物列車の機関車を写すことが多くなったが、久々に見る客車列車は懐かしく魅力的に見えたことはとても嬉しかった。たまたま東武鉄道が運転している、SL「大樹」号がDL「大樹」号として会津若松まで延長運転される日だから好都合だったのである。昔なら、まずカメラを向けなかったであろうDE10。それに形式が揃わず編成美がない12系14系客車3両編成。話だけなら写そうなんて気持ちにはならなかったろうが、その日色々な列車を集めることで、カメラを向ける機会を作り、そして実際にファインダーに飛び込んできた列車は、思いも寄らず魅力的に見えてしまったのである。多分それは、列車そのものの美的魅力というよりも、風光明媚なローカル...機関車が牽く旅客列車の魅力~EF81

  • いけたまハッピートレイン~1722F

    東急線にまた新たなラッピング車が登場したので書き留めておく。日曜日、それもお昼休み時間に出発式を行うとの情報がネットに拡散していたためか、多摩川駅ホームにて展示お披露目をしていた当該編成を一目見ようと、東急ファンのみならず、何事の騒ぎ?と一般乗客たちにも関心が広がっていたようだ。アントンKも東急ファンにさせてしまった感のある愛孫を連れてホームに降り立ち、初めてとも言える出発式を見送ることとした。展示中の車内では、ラッピングデザインの候補画像や、実際に作業しているビデオが繰り返し流れていて非常に興味をそそったが、ちびっ子向けとは言え、なかなかこういった企画は上手いもの。随分と沿線の利用客にアピール出来たのではないだろうか。発車時間も迫り真打「のるるん」が登場し、ブラスバンドが銀河鉄道を演奏すると、いよいよ最...いけたまハッピートレイン~1722F

  • 高崎から電機が消える日

    長年、蒸機機関車とともに、我々鉄道ファンを楽しませてくれた高崎の電気機関車。先日ついに機関車全廃の発表が成され、来る時が来たという複雑な想いが募っている。もちろんこれは、旅客会社に限っての発表であり、JR東日本の機関車のことを指している。今や数両の電機と、それにディーゼル機関車数台のことで、行楽シーズンの週末を中心に蒸機に隠れて動いていたロコ達だ。今後最後の花道とばかりに、運転が複数計画されているらしいが、静かに余生を送っていた機関車たちの雄姿をじっくり目に焼き付けておきたいと思っている。高崎の機関車というと、アントンKの場合EF65やEF641000ではなく、どうしてもEF58やEF15と未だになってしまう。これこそ国鉄時代末期に鉄道に目覚め夢中になった証で、やはり今当時を思い出しても強烈な印象だったの...高崎から電機が消える日

  • ”音の風景”

    最近は、自動車運転時FMラジオを流すことが多くなった。昔はAMしかラジオは聞かず、運転中はもっぱら耳から交通情報を含めて世間のニュースに触れていた。それとFM放送は、NHKのベストオブクラシック等、鑑賞してエアチェックという日常だったので、自動車運転中には、録音したものを聴くことはあっても、なかなかFMをかけることは稀だったと思う。そんな訳で、自動車が旧車に代わったということもあると思うが、少しでも聞き取りやすいFMにチャンネルを合わせている。ある時、出力の乏しいであろう車内のスピーカーから、ロクヨンの起動音がしてきてびっくり!「これは?・・」と思いすかさずボリュームをアップしたら、やはりまさしくEF64電機、それも現役1000番台の重低音だったのだ。NHKで昔から放送されている「音の風景」という5分くら...”音の風景”

  • エッシェンバッハのブルックナー

    少し投稿時期がズレてしまったが、先々月N響の定期でエッシェンバッハがブルックナーを振ったので聴きに行ってきた。すでに80歳を過ぎ、もとはピアニストだったエッシェンバッハは、アントンKにとってもピアニストのイメージがあった。70年代頃だから半世紀以上も前になるが、徐々に指揮活動を開始したらしく、海外の音楽週間にも登場するようになり、当時のライブ音源からもその名を聞くようになってきたと思う。ドイツ物中心にレパートリーが広がっていて、ライブ録音を聴く限り、伝統的な演奏スタイルを重視しているように思えて、アントンKの中でもチェックする指揮者の一人だった。クラシック音楽の世界にも、流行の演奏スタイルはあり、新しく編集された楽譜での演奏やオーケストラの編成など、長年同じ楽曲であっても、時代とともに印象が変わるものだ。...エッシェンバッハのブルックナー

  • 各地で華を添えるラッピング車両たち~伊豆急2100系

    最近東急線に東海道新幹線色の電車が走り始めた。白地とブルーのツートーンという、昔から馴染みのカラーリングに、N700系列のようなブルーの2本線が入っており、とてもスマートな印象だ。これは昨年開業した新横浜線1周年を記念して、現東横線の主力型である5050系電車1本をラッピングしたものだ。このところ、アントンKも何度か遭遇し実車を見たが、最近のラッピング技術は凄いものだと感心してしまった。一足先に同じ内容で、目黒線用の電車(3020系)にラッピングして登場しお目見えしていたが、車体下部にはラッピングされず、中途半端な印象は免れなかったので、今回は如何なものかと気になっていたところ、中々の好印象で童心に帰るような、見かけると嬉しくなるような、そんな気持ちにさせられている。何とも単純で幼稚なアントンKなのである...各地で華を添えるラッピング車両たち~伊豆急2100系

  • 時代とともに・・・

    銀座の山野楽器が今後CD販売を止めてしまうらしい。これは8月からのことで、銀座以外の山野楽器では今まで通り販売は継続される。先日本当に久しぶりに山野楽器銀座店を覗いて、昔に比べてCD等の売り場が随分と縮小してしまったことに驚いたばかりだったが、こんなニュースが飛び込んでくると、今はそんな時の流れなんだと変に納得してしまった。自分自身を振り返ってみても、フィルムを装填して写真を撮っていた時代からすでに20年。約3分しか撮影できない8ミリ映写機が、ビデオカメラに変わり、VHS→8mm→DVと移り替わってHDメモリに落ち着いたと思ったら、デジタルカメラの急成長。同時に携帯スマホの動画を含んだ撮影。今やビデオカメラは、デジカメやスマホに取って変わられた。まさにこの流れに沿うように、音楽鑑賞の在り方も変わったと言わ...時代とともに・・・

  • あの頃の上越線が蘇った日~EF64 1000

    5月も残り一週間となってしまった。日々の流れは相変わらずの速さでアントンKを急かしているが、新年度になって趣味的見地からすれば充実した日々を送っている。週末が中心だが、線路端に立って鉄道撮影にも集中でき、音楽鑑賞にも過去のアーカイブの中からテーマを絞って聴くことが出来ている。これから雨の季節を迎えるから、音楽鑑賞が増えてくるだろうが、撮影にも可能な限り挑戦していきたい。撮りたい被写体やポイントは一向に減らないので、まずはそれらを熟すことが目標なのだ。今月は、久しぶりに新潟~福島へと遠征することができた。上越線に旧型客車が運転されるのをきっかけに計画を立て、若手の心強い友人とともに同行できたのである。上越線の旧客列車なんていつ以来のことだろう。アントンKが知る限り、2000年前後に旧客3両で走った「レトロト...あの頃の上越線が蘇った日~EF641000

  • 憧れの撮影地「山崎」へ向かったGW

    「山崎」へ行ったと言っても、国鉄時代今から45年前の話。最近は何処へ行っても混雑するGWは避け、その前後に遠征は考えるようにしているが、掲載写真の時代は、まだ学生の身分、時間はあるが金が無いといった時代だから、世間が連休と言っても何のその。大垣夜行で関西を目指し、新幹線には見向きもせずといった旅行も多かった。お若い読者様には、大垣夜行と言っても理解不能だろうか。当時は、東京駅を23時台に出発する大垣行き普通列車が走っていた。深夜帯は快速運転になったはずだが、名古屋で夜明けを迎え、大垣には朝方ちょうど何をするのにも良い時間に到着した。今思えば、こんな便利な列車が毎日走っていたのだから、やはり国鉄時代は鉄道ファンにとっては天国だったと言えるし、また現在の鉄道よりもっと身近に感じられたもの。今ではどこへ行くにも...憧れの撮影地「山崎」へ向かったGW

  • ロマン派時代の作品を指揮する巨匠たち

    いつの間にかGWも後半に入り、風薫る5月に突入した。これから梅雨に入るまでの数週間は、1年で最も過し易い季節の到来となり、何をするのにも良い時間を送れる気持ちになる。新年度を迎えて仕事の方は、本格的にアクセルが踏まれるだろうが、その合間に見出す限られた時間こそ、日々過ごしていくための必需品となるのである。少なくともアントンKは、そんな時間を作ってはカメラを持って線路端へ行ったり、ひと時の音楽に耳を傾けている。でも今年は、普段では中々手つかずの部屋の片づけを頑張った。最近は、CDの新譜の発売が減っているように思う。どんどんネット配信に切り替わっているのか、クラシック音楽の世界では分からないが、今後の動向に注目している。カーオーディオをも含めて、世の中音楽の聴き方も相当様変わりしてしまい、アントンKは今陸の孤...ロマン派時代の作品を指揮する巨匠たち

  • こんな時代だから・・ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲

    ショスタコーヴィチの弦楽四重奏を全曲演奏するために組織されたDSCH弦楽四重奏団。この第2回演奏会に足を運んできた。DSCHとはレミドシと読み、ショスタコーヴィチのイニシャルのようなものなのだそう。このモチーフを多用したということらしい。確かに作曲家により、この手の拘りを耳にすることは珍しくないが、チーム名にするなんて崔文洙氏率いる4名のメンバー達のショスタコーヴィチへの愛情が計り知れるというものだ。さて、今回の演奏だが昨年の初回に比べると、さらにそれぞれの息が合い、音楽の流れが良くなっているように感じられた。不勉強のアントンKだから、譜面を取り出して何度も鑑賞するようなことはしてこなかったが、聴き進む中で数々の交響曲の中で用いられているパッセージやモチーフが耳に着いてハッとさせられてしまった。ショスタコ...こんな時代だから・・ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲

  • 大岡山の春2024~東急9000系

    ようやくこの週末、都内では桜が見ごろを迎えた。今年はいつになく開花が遅れ、それも同じ都内でもまだ今一つだったり、すでに終わりかけていたりと、開花のペースがまちまちになっていることに気づかされる。アントンKの地元も、見ごろと言っても満開とは言い難い状況で、近所の緑道や東工大の桜並木もあと数日といった感覚だ。それでも花見を待ちきれないのか、レジャーシートを引き詰めて、春を満喫しているご婦人たちが今日は目に付いた。いつもあっという間に桜は散ってしまうが、季節を感じる一時を持ち、そして味わうことで次へと進む活力になる。特にアントンKはここ数年、日々の移ろいの儚さを思い、訳も無く悩むことも多くなってしまった。四季のある日本に生まれた以上、ただ時間に流されていくだけでなく、これからは、もっと今の自分を見つめていきたい...大岡山の春2024~東急9000系

  • 地味に仲間を減らすEF66 100番台

    いつになく桜の開花が遅れ、アントンKの撮影計画も後ろへと倒れている。この時期の鉄道撮影のテーマの一つは、やはり桜絡みとなり、毎年気になっているポイントのチェックは欠かさないでいるが、当初の予定からは大幅な改定を伴って見直している。今これを書いているタイミングで(4/5)、ようやく都内もほぼ満開と報じられていたから、例年に比べてかなり遅い印象だ。週末にでも出かけようと画策しているが、ここのところの天候不順で今一つ気持ちが乗らない。いわゆる菜種梅雨というヤツで、不安定な空模様が続き動きも湿りがちになってしまうのだ。新年度を迎え、行動スケジュールを考えてみたが、長年積み重ねてきた撮影フォームに加えて、四季を通じて情感や記憶に残るシーンを一つでも多く心に刻みたい。季節の節目節目で、うまく立ち回れれば良いのだが・・...地味に仲間を減らすEF66100番台

  • 遥か昔に感じる東海道を走ったEF64 1000

    今回のダイヤ改正で、かろうじて残ったEF65PFの四国運用だが、ちょっと前にも同じような思いをして、ダイヤ改正を迎えたことを思い出している。それは、愛知区に集中配置されていたEF64が関東には顔を見せなくなるのでは?というものだった。数年前のダイヤ改正でのことだが、噂は現実となりその日を境にどこか間の抜けた、張り合いのない時間になったことを今回の65PFの四国運用消滅?の噂とダブって感じたものだった。本来、山間部を重連で黙々と走る電機であろうEF641000なのだが、海沿いの大動脈を高速で走るロクヨンセンの姿は、かつてのゴハチからスイッチしたEF62の荷物列車を彷彿とさせていたことも多々あるシーンで感じたもの。特にお馴染みの早川ー根府川で、ロクヨン特有のブロア音を聞いた時には、場違いの感じがしたのである。...遥か昔に感じる東海道を走ったEF641000

  • 春に向かう高揚感~103系

    桜の開花が遅れている。気象庁の発表からも修正があり、今日現在(3月26日)都内では確認できていないようだ。確かにここのところ、肌寒い日々が続き、冬に逆戻りした印象をもっていたが、いくら温暖化が進むとは言え、植物は気候に正直といったところだろう。アントンKの鉄道写真も終盤を迎えてはいるが、ここ数年は季節感のある画像も意識するようになっている。一番解かりやすいのが、春は梅、桜、菜の花など色とりどりの植物と被写体を絡めることに注視している。最も安直な撮影法だろうが、誰もがその画を見て春を印象づけることに一番近いと思えるからだ。ここでも長年撮影してきた自分流を取り入れて画像を構成できるよう日々精進しているのだが、現実はなかなか厳しく思うようにはいかない。今年は、桜前線とともに撮影計画を立て、今まで行きたかった撮影...春に向かう高揚感~103系

  • 活躍の範囲が狭まったEF65PF

    年度末も目前に迫り、毎日時間に追われた日々を送っている。人間、自然と楽な方へと身体が慣れてしまい、制約が重なるとストレスに感じてしまいがち。まさに今のアントンKがそんな状態に陥っていて、趣味に時間を割けないでいる。ま、贅沢な話ではあるが、たとえ1日30分でも心を無心にできる時間を取れれば、どんなに有難い事か。アントンKにとって、その30分は線路端に佇むことであり、音楽に浸ることなのだ。朝練と称して年間通じて通っていた新鶴見界隈にも、ここ最近はご無沙汰になり、演奏会に至っては、今年まだ2回しか聴きにいけていないのだ。事前にチケットを用意しても、無駄することが多くなり、ここ最近ではそれが嫌で買えないでいる。しかし、新年度からアントンKも業務体系に変化がありそうで、もしかしたら今までより有効に時間を活かせるかも...活躍の範囲が狭まったEF65PF

  • 余命いくばくもない振り子電車~381系

    春のダイヤ改正を迎え、沿線各地が賑わいを見せているようだ。新たに生まれた列車を中心にニュースになっているようだが、その影でひっそりと消えていく列車、車輛たちも多い。その中の一つである、伯備線の特急電車381系も連日の賑わいをみせているようだが、今後ますますこの傾向が続くのだろう。どうかマナーを厳守した行動を励行してほしい。アントンKはというと、昔からどうもへそ曲がりのようで、ファンの集まるところには行かない傾向がある。6月で引退すると発表された381系も、自分の中では、381系と言えば特急「しなの」となり、特急「やくも」は、キハ181系の方がしっくりきてしまう年代なのだ。もちろん、沿線には何度か出向いたことがあるからで、久々に登場した国鉄色には多少興味が沸いていることも事実だ。この381系電車も、「しなの...余命いくばくもない振り子電車~381系

  • 貨物機PF~桜を待たずに消えていくのか!?

    あと数日で全国的な鉄道ダイヤ改正日を迎える。(3月16日)前出したように、その目玉は新幹線の延伸だろうが、毎年機関車ファンをヤキモキさせる時期でもあるわけで、次期シーズンは、どんな運用、運転になるのだろうと仲間内でも意見交換が盛んになるのである。アントンKの関心事は、やはりあれだけEF210という新型電機が増備され、今後どのくらい国鉄型電機が残存できるのかということ。場合によっては、日中に限らずEF65PFの運用は消滅するのではないか?とまで想像できてしまうのだ。いつの間にか、愛知に集中配置され、関東でも会えることが限られてきたEF641000番台の時のように、65PFもその日を境にフェードアウトしていくのだろうか、今とても気になっているのだ。車齢を考えると致し方ないとはいえ、昔から線路端にいる時、いつも...貨物機PF~桜を待たずに消えていくのか!?

  • 最後の特急街道消滅!~485系

    今回のダイヤ改正で一番の目玉は、やはり北陸新幹線の延伸だろう。金沢と敦賀の間が新しく開業となり、東京から一気に敦賀までの移動が可能になるのだ。東京から終点敦賀まで乗車する方がどのくらいいるのかという空論はさておき、やはり最速3時間ちょっとで移動できる事実には、隔世の感は否めない。自分も含めて、さらに時代に取り残されていく感覚がどこか寂しく感じる。まだ北陸新幹線が開業前は、最後の特急王国、特急街道として北陸本線は鉄道ファンには人気が集まっていた。国鉄時代の東北、上信越線のごとく、「雷鳥」「しらさぎ」が絶えず走り、当時最長距離を走る「白鳥」や速達特急の「かがやき」「きらめき」などが懐かしく思い出される。在来線である北陸本線は、すでに寸断されてしまっているが、どのくらいJR線として存続していくのだろう。考え出す...最後の特急街道消滅!~485系

  • 万能電機EF65の落日

    ダイヤ改正が迫り、いよいよ国鉄型電機の代表とも言えるEF65型がその日を迎える。アントンKにとっては、2000番台を名乗った時点で区切りが付いていたが、その後も往年の国鉄色に次々と姿を変え、まだまだ現役と思わせられた近年は、新たな趣味のお仲間もできて、大いに楽しい趣味生活だった。今は機関車への拘りよりも、友人との撮影行での数々の場面が次へ繋がってきたと思える。昔に比べたら、そんな緩い気軽な撮影だが、世代を越えてこうした鉄道趣味が継承されていくことを望みたい。旅客会社のEF65はすでに定期運用を持たず、貨物会社の同機もダイヤ改正で仕事が激減するとの噂があるが、あれだけ後任のEF210型が出番を待っている状況だから、これも致し方ないのだろう。でもどこか寂しさを覚えるのだ。まだまだ落成してから日の浅い、EF65...万能電機EF65の落日

  • 憧れの「トワイライトエクスプレス」~EF81

    早いもので、運行終了から9年の歳月が流れた。もっとも客車自体はその後も団体用として、西日本各地を巡っていたから、そんなに遠い昔には思えない。しかし、いかに今までアントンKの鉄道写真の幹が、夜行寝台列車だったのかを今さらながら痛感しているところ。過去の撮影データを整理しても、ここ最近10年の撮影出撃回数は激減してしまっていた。自分ではさほど意識は無かったが、こうして確認してみると明確に示されてしまい、少しばかりその体たらくに衝撃を受けている。季節を選びながら、夜行列車の走行区間をチェックし撮影ポイントに据え、その1本のために、現地を目指し、空を見上げながらその時を待つ、あの時間は至福の時だった。今にして思えば、目的を早々終え、残りの時間をどう過ごすかという、その時々のアレンジも楽しかった思い出だ。普段ではま...憧れの「トワイライトエクスプレス」~EF81

  • 最近の工事列車の魅力~キヤE195系

    三寒四温の季節に入った。特にこの時期は体調を崩しやすく、花粉飛散の時期とも重なっていつも憂鬱になる。毎年のこととはいえ、もうこの季節か!と時の移ろいにここでも驚嘆しているのだ。毎年実施されているダイヤ改正も、いよいよ迫ってきた。(3月16日)今回の目玉は、北陸新幹線の敦賀までの延伸だろうが、全国的にみれば細かな動きが多々みれるようだ。鉄道趣味的見地からみればトピックは何なんだろうか。アントンK自身の関心度が下がってしまったこともあるが、ダイヤ改正で廃止されたり、誕生したりする列車たちが、昔ほど魅力的に感じていない。それは車両そのものよりは、今の世相によるものではないかと感じている。趣味人としての世代間のズレを感じる場面が多いのだ。好き者同士、やはり同じ趣味を楽しむ人として、自分を含めて再考していきたい。今...最近の工事列車の魅力~キヤE195系

  • マエストロ小澤征爾の訃報にふれて・・

    「世界のオザワ」と言われ続けた指揮者小澤征爾が天国に旅立った(88歳)。随分前に大病を患い、演奏活動からはしばらく遠のいていたものの、その存在は計り知れないほど大きく、日本の、世界のクラシック音楽界が今悲しみに沈んでいる。アントンKも音楽鑑賞履歴を紐解けば、何回か小澤さんの音楽に触れることが出来ていた。その後、ボストン響の常任やウィーン国立歌劇場での活躍が長く、今思えば、松本などで開催された晩年の演奏には駆け付けられなかった。しかし以前にも書いているはずだが、目白の教会で演奏された第九は、今でも自分の中で語り草になっていて、当時が鮮明に蘇るのだ。彼の出演した録画放送で語っていた、「大切なのは、日常でも見たり聞いたりして感じることが出来る、自身の心だ」という他愛もない、しかしとても突き刺さったコメントで、今...マエストロ小澤征爾の訃報にふれて・・

  • 大フィル / ブルックナー ここにあり!

    大阪フィルは、昔から年1回東京公演としてサントリーホールへと乗り込んでくる。アントンKも1980年代後半から、この東京公演を意識して毎年鑑賞してきた。当然のことながら、朝比奈隆存命時代は、彼の十八番だったベートーヴェンやブルックナーの楽曲が取り上げられることが多く、関東圏のファン増大に随分とつながったのではないだろうか。当時から彼等の録音は多々存在していたが、朝比奈の演奏は、生演奏こそ意味があると思えるからだ。同じプログラムを大阪で取り上げ、本番で熟成したところで上京する行程は現在も変わらずのようである。さて今回のメインプログラムは、ブルックナーの第6交響曲だった。第6と言えば、中期の交響曲の中でも、最も地味で小規模の楽曲であり、演奏される機会が極端に少ない楽曲となっている。それは初期の第1や第2などと同...大フィル/ブルックナーここにあり!

  • 赤べこナナゴ 晩年の活躍~ED75

    東北地方では一大勢力を保ち、「北にナナゴあり!」と思わされてきた時代。あれからすでに20年以上の歳月が過ぎてしまった。アントンKも御多分に漏れず、ED75は昔から好きな電機だった。接する機会も限られていたこともあるだろうが、車長が短いのにとてもパワフルに感じ、重連で長大な貨物列車や、ブルトレの先頭に立つ姿に憧れてきた。0番台から始まり、50番台からのヒサシ付き。九州の300番台、北海道の500番台、裏縦貫の700番台、高速型の1000番台と、きっちり用途が別れていて、当時はそれぞれで活躍していることが万能機を物語っていたと思っている。アントンKもその地域で全て記録を残せている訳ではないが、HMの付いたブルトレや三重連で峠を上るナナゴ達に出会えた時の感動は、今でも忘れることは出来ない。現在でも、JR東日本に...赤べこナナゴ晩年の活躍~ED75

  • 冬の風物詩「シュプール」号を追った日々

    新年を迎えて初詣臨が落ち着くと、雪中撮影へと出向くことが多かった。ちょっと前のことと思いきや、すでに時計は20年以上も時間が進んでいる。時期が現在と重なるため、昔の画像から1枚掲載しておく。信越本線を往くシュプール信越号。すでにスキーヤーは下車しており回送列車である。当時は、スキーシーズンになると、各地から臨時列車が増発され、格好の被写体になった。普段では見ることのできない車両が雪山を目指して一堂を返すといった様相になるからだ。583系や485系の正面貫通扉が開き、連結している編成もこの時初めて見た記憶が残っている。写真は、普段中央線の特急で活躍している「あずさ」色だが、長い編成は威風堂々、臨時とはいえ特急車たる威厳を感じてしまう。雪山はいつも猫の目天気。予報は当てに出来ず、とにかく現地へと出向いてナンボ...冬の風物詩「シュプール」号を追った日々

  • 北陸に想いを寄せて

    正月早々に発生した能登の大地震。日に日に被害状況が拡大してしまい胸が痛む。自分の無力さを改めて思い知らされたとともに、現地の一刻も早い復旧を祈りたい。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。2008-07北陸本線:金沢にて北陸に想いを寄せて

  • 現代から見た昭和時代への憧れ

    今年の撮り初めも、例年通り新鶴見界隈で終えているが、良い天気に誘われて友人と二人カメラハイクに出かけてきた。東武鉄道野田線、今は通称東武アーバンパークラインと呼ぶらしい。路線の存在は昔から知ってはいたが、何しろ縁遠くお邪魔することも乗車することさえ今までなかったから、いつもの撮影とは一味違うものを感じながら出向くことになった。同行の友人の意向で、まず本日運転されている「カシオペア」を撮影してから、野田線に入る行程で大宮側から乗車することになり、沿線をロケハンしながらの乗車となった。ここでの目的は、現在運用に就いている8000系の8111編成の撮影で、昔懐かしい東武ツートンカラーが復刻している車両だ。アントンKは、この8000系が登場時はこの塗色だったのか判らないが、馴染みの少ない東武線で、懐かしさを覚える...現代から見た昭和時代への憧れ

  • 14系「浪漫」使用の初詣列車~EF64

    学生時代、自分が中年になる頃、時代は21世紀。その頃どんな世の中なのだろうと、色々妄想し夢見た時代があった。実際21世紀になってから、すでに20年以上の時が流れ、やはり世の中大きく変わってきたと、最近特に感じている。あの頃を思えば、鉄道という交通機関はずっと減退、縮小の一途を辿っているように思えてならないのである。新幹線の延伸による地方鉄道線の影響は如何なものか。全国を走っていた夜行列車の廃止は、鉄道を単なる移動手段の乗り物として決定づけたようにも感じてしまう。昔乗った鉄道は、時短時短の現代にはない、何か温もりを感じる何か、気が付かなければ過ぎてしまうような、情景が広がっていたように思えてならないのである。過去に撮影した多くの画像を整理して眺めながら、そんな他愛もない事を考えてしまった。実際21世紀とは、...14系「浪漫」使用の初詣列車~EF64

  • 迎春~2024

    穏やかな新年を迎えることができた。年末は思うように自分の時間が取れず、趣味活動も休止状態だったから、年を越すこのタイミングは、何時にも増してゆっくり時間が流れている気がしている。かと言って、何からやればいいのか手が付けられないのは、いつもの事。全く困ったものだ。今年はブルックナー・イヤー生誕200年の年にあたる。まだすべてを把握していないが、おそらく世界中で数々のブルックナーの演奏が行われるはずだ。本場オーストリアでは、チクルスが組まれて全交響曲が演奏されるかもしれない。アントンKにとっては、夢のまた夢だが、いつかあの教会の長い響きの中で、ブルックナーを堪能してみたいもの。そんな夢物語をいつも思いながら日々過ごしているのであった。そんな記念すべき年2024年に向けて、昨年から数々のCD録音も発表発売され、...迎春~2024

  • ブルトレ末期まで活躍した 特急「あけぼの」~EF65PF

    激変が予想されるEF65PFの話題を続けていく。アントンKの場合、鉄道写真を開花したきっかけとなったのはEF57という電機だったが、当然のことのように、その後EF58、EF65と興味の幅は広がっていった。当時を思えば、許されるフィルムの枚数も限られ、来た列車全てにカメラを向けられていないが、なかなか日頃見ることが出来ない車両達には無我夢中でシャッターを切ったものだった。今回はそんな中から特急「あけぼの」をけん引するEF65PF。撮影当時は、この特急「あけぼの」は上野-秋田を2往復。もちろん福島から奥羽本線に入るルートで北東北を目指していた寝台特急だった。ご覧のように、当時はブルートレインといっても、機関車にヘッドマークは無く、他の特急急行の客レに混じってとても地味な存在だったが、唯一20系客車という輝きが...ブルトレ末期まで活躍した特急「あけぼの」~EF65PF

  • EF65PF若かりし時代

    にわかに65型の注目度が上がってきているようだ。今年になってから、旅客会社、貨物機ともども現役引退機が現れてしまい、数を減らしているからだ。今までを振り返ってみても、EF65の活躍ピークはとうに過ぎ、最近では余生を送っているという雰囲気が醸し出されてきた。それは、いつの間にか、更新色が大部分になった65PFが国鉄色いわゆる特急色に戻されてから、かなり時間が経過したという現実でも容易に理解できるのである。アントンKはというと、我が人生とともに歩んできた機関車の一形式としての愛着は大いに沸いているが、だからといって熱い視線で撮影に奔走するといった気持ちは随分昔に無くなってしまった。思えば、東海道ブルトレに抜擢され走り出した時代、そして全国的にヘッドマークが復活し、特に65PFの「あけぼの」の復活に興奮した19...EF65PF若かりし時代

  • 秋の鹿島線を往く~EF65PF

    このところ何かと忙しく、趣味活動が停滞気味になっている。今年もあと50日などと考えれば考えるほど、気持ちだけが先走り心が空回りしてしまうのだ。心の糧としてきた音楽鑑賞も、まともに足を運べず走ってきてしまった。来年は少し起動修正が必要で、すでに自分なりのスケジュールを組み始めている。やはり日頃からいかに心の充実を求めることが、アントンKにとって重要なことなのか、今さらながら理解納得した次第。日々精進で進んで行かなくては・・・秋色の鹿島線を往くEF65の貨物列車。一時ファンが押し掛けたここ鹿島線も、ダイヤ改正で国鉄型電機が来なくなり、今ではどんな景色になっているのか。来年は再訪したいものだ。2021-09-281093ㇾEF652096十二橋付近秋の鹿島線を往く~EF65PF

  • 秋ゆく街で・・・

    いつまで暑さが続くのかと思いきや、いきなりの寒さに身も心も塞がりがちになる。いや今年の気候はなかなか手強い。いつも以上に身構えている昨今なのだ。長年継続してきたアントンKの趣味も、過去を振り返りながら先を見据えて、今後を考える時期に入っている。文字にするといかにも大袈裟に感じてしまうが、いままでの積み重ねを無駄にしないためにも、今の自分にできる事をしっかりとやっておきたいのだ。趣味活動を今後あとどのくらい継続できるのか判らないが、思い立った今、過去に遡って整理することも意味があるように感じている。ちょうどそんな時期を過ごしているように自身思うのだ。今後具体的に形になれば、このブログに記載していきたいと思っている。高い澄んだ青空を見上げると、紅葉と化した金色の景色が恋しくなる。また何処かへ足を運びたい。画像...秋ゆく街で・・・

  • 今は亡き伝統の温泉特急「草津」~185系

    電車特急を続けて掲載。この185系ももちろん国鉄時代に誕生した形式だが、40年以上にも及んだ活躍の中、外観を含めて多々改造更新が行われてきた。誕生時は、0番台と200番台とに大別されていたが、その区別もいつしかなくなってしまったようで、アントンKにはもう深く判らなくなってしまった。ここ吾妻線の特急も、昔から何かと撮影の機会に恵まれた列車に思うが、当初の157系「白根」のインパクトから思うと、随分冷めた気持ちでカメラを構えている。157系→183系→185系→651系→現E257系と継承している温泉特急。ダイヤ自体は昔とあまり変化ないように見られるが、時代とともに撮影チャンスも減ってしまった。今度はそんな体たらくも意識して撮影に出かけてみるか。一部路線がダム建設で変更となり、どう変わってしまったか見届けるの...今は亡き伝統の温泉特急「草津」~185系

  • 消えゆくタキシード特急651系電車

    もう国鉄型JR型問わず、現役引退の時代を迎えたらしい。もっとも国鉄が民営化されたのが、1987年4月だったから、すでに36年の歳月が流れた訳で、たとえJR化後に誕生した車両でも、その使用状況では引退していっても不思議ではないのだろう。本当に時の流れは早いものだ。昨日から最後の651系の1編成が廃車回送されたとSNSを賑わせているが、アントンKにとっては、この651系電車自体関わりが浅かったので、特段の思い入れは湧かなかった。485系「ひたち」の後継として華々しくデビューして、一時は一大勢力を保ち活躍していたが、それもあっという間に653系、そして657系と切り替わってしまった。この中ではタキシードボディと言っても、国鉄寄りなスタイルは651系に感じ、編成を短くされ上州に行ったり、伊豆へ出稼ぎに行ったりと、...消えゆくタキシード特急651系電車

  • ヘッドマークへの憧れ~ED79

    ヘッドマークを掲げて走る列車というのは、外国の列車には無く日本独自のものらしい。今まで諸外国で全く走っていないかと問われれば定かではないのだが、列車最後部には着けても、毎日定期的に機関車の前面にマークを掲げることは無かったと聞く。こんな話と聞くと、ヘッドマーク装着は実に日本的な発想であることに気づき、どこか誇らしげに感じてしまう。これも日本人の情感に触れるワビサビに通じる感覚なのだろうと納得してしまうのだ。思えばアントンKも、鉄駆け出しの頃には東京駅のEF65Pのヘッドマークにどれだけ憧れただろうか。歴代の機関車に同じマークを掲げて毎日走ってきたことを想うだけで胸が熱くなったものだった。そしていつか寝台に寝そべって遠く旅をしてみたいと思っていた。たった機関車に掲げられたマークだけで、そんな妄想までするなん...ヘッドマークへの憧れ~ED79

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