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アントンKのお気に入りノート
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2014/09/26

  • 客車列車の誘惑~EF58

    休日の朝、自室では何かしらの音楽を聴く。今では鑑賞に耐えられる様なシステムはなく、何かをしながらの「ながら聴き」に終始してしまうが、ひと時のこの時間が好きで、もう何年続いていることか・・・ブルックナーのモテットのCDは聴き過ぎて、気が付けばジャケットが擦り切れてしまった。シューマン、バッハ、モーツァルト、ショパン、ワーグナー、・・・朝だからという事はないが、小品を次々と聴くのが好みだ。今もシューマンの子供の情景を聴きながら、PCに向かっている。どこか落ち着く一時なのだ。前記事でEF60の画像を出し、当時に想いを馳せていたら、さらに若き時代の想いが蘇ってしまった。そんな中から1枚掲載しておく。アントンKが鉄道にカメラを向けて間もない時代の駄作、EF58の普通列車。お昼間の高崎線を上野まで走っていた、遠い昔の...客車列車の誘惑~EF58

  • 地味な存在だったEF60の思い出

    ロクマル晩年の19号機は特例として、アントンKにとっては、あまり話題の中心に置くことが無かったEF60という新性能電気機関車。ED60型が新性能のパイオニアだとしたら、F型のロクマルはさらに高性能な電機だったに違いない。残念ながらリアルタイムでは見ることも出来なかったが、ロクマル500番台が東海道線でブルートレインをけん引していたという実績からも明らかだろう。今から思えば、東海道でゴハチ撮影の合間にやってきたのがEF60の貨物列車で、よほどのことがなければカラーフィルムでシャッターは切らなかった。その後、八王子機関区をはじめ、首都圏のEF15を淘汰するため大量に転配されると、それまで当たり前に見られた茶色のデッキ付き機関車が一気に消えていったことの衝撃が蘇る。そしてロクマルからロクゴへ切り替えとさらに時代...地味な存在だったEF60の思い出

  • 薄味に終わった大野和士のマーラー演奏

    今回は、40年来の親友のお誘いを受け都響の定演を聴いてきた。楽曲はマーラー一曲というアントンK好みのプログラムだったが、音楽監督の大野和士氏の作る音楽が過去の経験上あまり好きではなかったため、お誘いを受けなかったらスルーしていた演奏会だった。お互い年相応にか野暮用が増え、なかなか普段から会えなくなってしまったから、今回は再会が目的で鑑賞は二の次になっていたかも。少々不真面目な鑑賞となった。都響は相変わらず上手く、豪快でいて絢爛な音づくりだった。マーラーの第7と言えば、声楽こそないが舞台所狭しとなりフルオーケストラ音楽の中でも大掛かりな編成で、オケの醍醐味は存分に味わえる楽曲。冒頭から活躍するホルン群の雄弁さは、これぞマーラーと呼びたくなるくらいの迫力で我々を魅了していたように思う。その他の金管楽器群、木管...薄味に終わった大野和士のマーラー演奏

  • 東急線 新時代~相鉄電車乗り入れ

    今年、都内近郊の桜は思うように撮影出来なかった。開花そのものがさらに早まり、天候不順が続いてしまったからだ。長年季節ごとに撮影を楽しんでいると、悪天候の中カメラを持ち出して撮影することは減ってしまった。これ以前に観たシーン?と記憶がダブってしまい、新鮮味が感じられないのだ。とはいえ、これからの季節は、光も眩しくなり色が映えるので、新しい視点にチャレンジしながら撮影を楽しみたいと思っている。先月のダイヤ改正から早一か月近くが経過。最初は違和感のあった光景もあっという間に日常化している。アントンKにとって、その最たるシーンは、近所まで相鉄線の車両が乗り入れてくることだった。東急目黒線には、今までも東急車3形式、メトロ車1形式3仕様、埼玉高速鉄道車1形式と多様の車両達が巡っていたが、この度相鉄車が加わりさらにバ...東急線新時代~相鉄電車乗り入れ

  • 昨日見たおぼろげな夢

    鉄道模型を手にする機会があり、久しぶりにブルートレインである14系寝台客車をじっくりと味わった。その当時、14系寝台には、カルテットという名のB寝台個室があり、帰省で長崎へ向かう時や、鉄道撮影で遠征の際によく乗車した。今から思えば、個室といっても後年のトワイライトEXPやカシオペアに比較したら簡素なものだったが、列車独特のプライベート空間に酔いしれ移動を楽しんだものだった。アントンKがお世話になった時期は、まだまだ夜行列車は全盛期にあたり、客車そのものも小奇麗だったから、王者ブルトレの風格が至る所から感じ取れたもの。揺られながら食堂車で食べたハンバーグも、席に帰って車窓の流れゆく街の灯に、柄にもなくセンチなったり、一つ一つに想いや情景が重なる。その時感じた音楽まで頭を過るのだから、不思議な感覚になる。ブル...昨日見たおぼろげな夢

  • 次々姿を消す国鉄型車両たち~キハ183系

    早いもので3月も残すところ数日となり、桜満開の便りが相次ぐ季節となった。毎年行ってきた桜絡みの撮影紀行は、今年に限っては中々大掛かりには出られず、ちょこまかとスポット的撮影に終始している現状だ。今年も今の時期安定した天気に恵まれず、晴天至上主義のアントンKには辛い日々なのだが、予報と自分のスケジュールをにらめっこして、無理して作った合間にカメラを構える際どさも快感に変わりつつある。全国的なダイヤ改正を迎え、旧い車両たちの引退や廃止が止まらない。北海道では、ついにキハ183系特急気動車が引退すると聞く。国鉄末期に登場して以来30年以上、厳しい環境の中走り続けた訳だから、後継に譲ることも当然だろうが、道内の路線そのものの存続をも含めて危惧しているファンは、アントンKのみならず数多く存在しているはずだ。東日本で...次々姿を消す国鉄型車両たち~キハ183系

  • 上岡敏之 入魂のブルックナー演奏!

    ついにこの日がやってきた。コロナ感染症により延期を止む無くされていた新日本フィル創立50周年記念演奏会の当日を迎えることができたのだ。楽曲はブルックナーの交響曲第8番という、記念演奏会にはとても相応しい大曲で、何と聴衆からのリクエスト第一位の楽曲だとか・・・これにはアントンKも驚きを隠せなかった。もちろんブル8については、大好きな楽曲であることには間違いないが、朝比奈時代からこの大曲に可能な限り触れ、その壮大な世界感に憧れ、それこそ演奏会の前日には楽しみで夜も眠れないこともあったくらい。あの当時からすれば、世の中も様変わりして、クラシックファンにとってもかなりメジャーな楽曲に成長したという事かもしれない。大変喜ばしく思えるのである。さて、この特別な演奏会は、アントンKにとってやはり近年稀に見ると言えるくら...上岡敏之入魂のブルックナー演奏!

  • ダイヤ改正日を迎えて・・

    今年は雨降りの改正日となってしまった。JR私鉄を問わず、今日から新たな時刻表によって動き出している鉄道各線。去りゆく車両たち、はたまた待ちに待ったニューフェイス車両、路線など1年で最も変化のある季節だろうか。鉄道に限らず、この時期は人間模様にも大きな動きのある時期だろう。幼少の頃から、近所で機関車や電車に夢中になっていた愛孫も、この春からランドセルを背負う歳になり、いつもの事ながら月日の非情な速度に呆れかえっている。さて当のアントンKはというと、新年度を前に今後の身の振り方を考察している毎日だ。こうして文字にすると大袈裟に聞こえてしまうが、実際には現状の生活パターンは変わらないことだろう。鉄道撮影にも、いつも気を配っているし、演奏会スケジュールをにらめっこしながら日程調整、ネットで新譜のチェックは欠かして...ダイヤ改正日を迎えて・・

  • 国鉄型電機の象徴EF65の落日

    いつもこの時期、ダイヤ改正を前にどこか落ち着かなかった日々も、今では関心が薄れてしまったのか、あまりそんなソワソワ感は感じなくなってしまった。JR化されて旅客、貨物と分離され、それぞれの道を進んできた国鉄型電機は、いよいよ刻一刻とパンタを下ろす時が迫っているように感じている。現存機は優に車齢40年を越え、一世代前の旧型電機では考えられなかったからだ。同じ時間をともに過ごし、そのあまりにも早く過ぎていく時の流れの切なさを感じながら、これからフィールドに立つという情熱が、少しずつ冷めてしまったこともあるかもしれない。昨今の人気電機に群がる若者たちのフィーバーぶりに辟易してしまっていることもある。それほど魅力的に思える車両が枯渇してしまい、ファンが集中するとも言えるが、SNSやTV報道に煽られ、誰もが同じ被写体...国鉄型電機の象徴EF65の落日

  • 越後中里を後にする急行「よねやま」~165系

    花粉が本格的に飛散し始めた関東地方。この時期、アントンKもいつもの事とは言いながら、今一つ体調がすぐれないでいるのは毎度のことだ。今年は3月に入ると、一気に春めくらしいから嬉しさの反面、さらに体調管理には留意したいと気を引き締めている。今年も雪中撮影は叶わないで終わりそうだ。今年こそは、と毎年思いながらも実現できず、いつも歯痒さを残しつつ季節が移りゆく。こういった悪循環は打破したいところ。いつも先を見て歩くのは、少し疲れてきたかな・・・先日娘家族が、苗場へスキーに行った時の動画を見たが、連休にもかかわらずゲレンデが随分と空いていたことに驚いた。ニュースでは聞いていたが、スキー人口も昔に比べたら激減していて、列車の混雑や道路の渋滞も少なくなったのか。世の中の変化に取り残されていることをここでも思い知らされた...越後中里を後にする急行「よねやま」~165系

  • 最期の国鉄型車両の聖地?~伯備線の381系

    ついこの間、JR西日本の381系電車に国鉄特急色が返り咲いた話を聞いたと思ったら、今度は奇抜なスーパーやくも色が現れて地元ファンが盛り上がっていると聞こえてきた。この手のすでに古くなった国鉄型車両を利用した一連の動きは、やはり車両そのものの先行きが見えてきた証で、日本人が大好きな期間限定的な趣が漂っている。かくいうアントンKも、機会を見つけて出向きたいとは思いながらも、なかなかチャンス到来とはいかないようだ。伯備線は昔から魅力的に思える路線で、電化前のキハ181形「やくも」に始まり、電化後のEF64の貨物列車や団臨入線など、思い出多き路線に感じている。古き良き時代の国鉄型車両の最期?の雄姿をこの目で再び見てみたいと想いを巡らしている昨今なのだ。掲載写真は、当時ファンの間では話題となったスーパーやくも色の3...最期の国鉄型車両の聖地?~伯備線の381系

  • 越後の国から川崎界隈へ~E127系の投入

    以前から噂が絶えなかった、南武支線の電車置き換えの話。正式な形で発表されたようなので書き留めておきたい。最近こそご無沙汰しているが、ここ10年くらい新鶴見~川崎地区へと鉄道撮影にお邪魔させて頂き、ターゲットの電気機関車けん引の貨物列車以外に必ずといっていいほど目にする電車があった。それが今回話題にする南武支線を走る205系1000番台だ。南武線でも支線扱いだから、本線を走るE233系電車に比べて近代化が遅れていた様子で、新潟地区に入った新車(E129系)からの玉突きで遥々越後の国からやってくるということらしい。アントンKにとって、この地区ではクモハ11+クハ16や、大川支線のクモハ12のいわゆる茶色の17m電車を懐かしむことができ、その後のクリーム色の101系も印象的だった。現在活躍中の205系になってど...越後の国から川崎界隈へ~E127系の投入

  • いにしえの貨物線~EF12

    冬晴れの日、久しぶりに多摩川の土手を散歩してみた。ウォーキングやサイクリングに勤しむ多くの方々とすれ違いながらの散歩。風はまだ肌寒いが、やはり日差しは心地よく確実に春に向かっていると実感できる。対岸を見渡すと、言わずと知れた武蔵小杉の高層ビル群。そしてもう少し南に目を向ければ、これまた見慣れた新川崎のツインタワービルが一望だ。河原でサッカーに夢中の子供たちの歓声を背に、自分の過ごした遠い日々を重ねてしまった。40年以上も前の大昔、アントンKが鉄道写真に目覚めた時代にも、この付近にカメラハイクに来ていた。今回はその時の画像を掲載してみる。新幹線と並んで多摩川を渡るこの鉄橋は今でも存在しているが、当時の貨物線はそのお役目を終え、旅客線へと様変わり。実際に貨物列車も一部見られるが、遭遇するには運試しに近いものが...いにしえの貨物線~EF12

  • 心に突き刺さる弦楽の響き!~崔 文洙氏の真実

    関西4大オケスペシャルコンサートを聴いてきた。これは、大阪駅にほど近いところにあるザ・シンフォニーホールが開館40周年にあたるということで企画開催された演奏会だった。アントンKにとって思い入れの深いホールは、やはり上野の文化会館だが、その後あちこちに素晴らしいホールが出来て影が薄くなってしまったことが少し寂しい。その素晴らしいホールの一つが、今回行った大阪のザ・シンフォニーホールだろうか。もちろん、都内在住だから、出向く回数は限られてしまうが、初めて聴いた時の響きの美しさ、残響の心地良さは未だに残っている。朝比奈隆晩年のブルックナーチクルスでの興奮は、このホールに足を踏み入れる度に蘇ってしまう。そして後のお別れ会での残像が目に焼き付いてしまっている。アントンKにとっては、ちょっと特別なホールに感じてしまう...心に突き刺さる弦楽の響き!~崔文洙氏の真実

  • 首都圏雪模様、果たして今年は?

    今週は、10年来の最強寒波が列島を襲うと絶えずニュースが流れている。確かに今日は何時になく底冷えのする日和になった。よくよく考えれば、1年で最も寒い時期がちょうど今頃で、近年の暖冬化傾向に自然と身体が慣らされてしまったことが身をもって理解できるが、これから立春を迎え確実に日が延びていることも感じられる。またアッという間の新年度なのかもしれない。都内でも初雪が散らついたとか、つかないとか。今年は大都内東京の雪景色が見られるだろうか。日常が閉ざされるほど極端は望むべくもないが、この季節にしか出会えない情景もまた見てみたいと思うのは少々贅沢かな・・・掲載写真は、未明からの大雪で首都圏が白く染まり、翌朝全ての予定をキャンセルして線路端へ出向き、いつもと同じ場所でいつもとは違う情景を堪能した時の画像。見飽きた景色、...首都圏雪模様、果たして今年は?

  • 淘汰が進む国鉄型車両~113系東海道線

    どこか世話しない年明けを迎え、1月も早中盤に差し掛かる。いつもこの時期になると、アントンKの場合は、今年の来日演奏家やオケ、その演奏楽曲の下調べ、または国内オケの定期公演での指揮者や日程など把握して、自分の中で取捨選択を行い、今年一年のスケジュールをイメージしたものだった。それに加えて、鉄道撮影の時期とポイントを組合せ、出来る限り効率よく趣味を楽しみたいと考えたもの。大方今でもそんな想いは変わりないが、いまだ混沌とした世の中だからか、自分の身の置き方のせいなのか、昔に比較したら、随分そんな計画もおぼろげになってしまった感があり情けなく感じている。これも一時期の通過点と考えながら生きているが、一日一生、今は何事も気の済むまま進むしかないか・・国鉄時代を生きた車両たちが次々引退してゆき、元気な姿が見られなくな...淘汰が進む国鉄型車両~113系東海道線

  • 新春に聴くショスタコの豪演!~DSCH弦楽四重奏団

    久々に出向く錦糸町は、日の温もりを感じることのできる比較的穏やかな日和だった。仕事でこの年末年始、時間が無くなり、思い通りに動けなかったのは初めての経験だった。それはそれで新たな発見が多々あり充実感はあったものの、自分の時間が圧迫されることは今後の士気に関わること。何とかしたいところだが、おそらく時間が解決してくれると楽観している。さて新年早々に鑑賞する演奏会は、ショスタコーヴィチの室内楽曲となった。崔文洙氏が企画構成して生まれた、DSCH弦楽四重奏団によるショスタコ四重奏全曲チクルスの第一回目にあたり、今後5年かけて全15曲の弦楽四重奏曲を演奏するという壮大な構想なのだそうだ。長年その魅力的な音色を奏でて、オケのコンマスとして、またソリストとして大活躍されている崔氏であるが、今回の演奏会を鑑賞して、アン...新春に聴くショスタコの豪演!~DSCH弦楽四重奏団

  • 新たな門出を感じて・・

    2022年もカウントダウンに入った。いつもながら月日の経つのは早いものだが、アントンKにとって特に今年はあっという間に過ぎてしまった感覚になっている。公私共に多忙だったこともあるが、今までの事、そしてこれからのことを見つめ直す良い機会になったと今では思える。人生一度切り。脇道に逸れている時間など無いのかもしれない。今の自分にとって何が一番大切なのか考えさせられている日々を送っている。趣味の世界。これはアントンKにとっては生きている証のようなもの。これからも可能な限り、そんな充実した時間を固持していきたいものだ。さてこれから身の周りを整え、久しぶりに総譜を持って第九を鑑賞しよう。誰の演奏を選ぶか?これも楽しみの一つなのだ。掲載写真は、今年とうとう博物館に入ってしまったEF5861号機の急行をけん引している日...新たな門出を感じて・・

  • 究極の離合!?最果ての地で悪夢を見た~DD51

    最後に掲載するのは、離合写真の中でも忘れることの出来ない1枚を出してしまおう。寝台列車の撮影を中心に据えていた時代、東海道線から九州ブルトレが撤退してしまうと、自然と北側へと足が向いてしまうのは自然な成り行きだった。それまでのけん引機関車が、EF81から新鋭のEF510500番台へとスイッチしたり、海峡線でのED79や、道内のDD51重連けん引は、アントンKにとっては被写体として申し分ないものに感じていたからだ。本州内は青森を、道内は函館を起点に据えて、何度となく通った時代がとても懐かしく感じてしまうが、有名撮影地と言われるポイントだけでは物足りず、回を重ねるうちにロケハンも進み、好みのポイントの発見にも心躍った物だった。ここはそんな無名なポイントでの出来事だった。付近には人工物が見当たらず、ただ真っすぐ...究極の離合!?最果ての地で悪夢を見た~DD51

  • 東海道の離合を狙う②~251系 & E231系

    前出の画像より更に10年くらい経った2009年春の画像を続けてみたい。この時代、すでに東海道線には113系電車はなく、現代に繋がるE231電車が一大勢力を振るっていた。この日は、離合を狙うには格好の撮影ポイント戸塚に出向き、撮影を楽しんでいたようである。現代のお若い鉄チャンには、目的の被写体以外の車両がファインダーの中に入ることを拒む傾向にあるようだが、アントンKは全く正反対。いつも何か別の第二の獲物を期待してしまうのだ。もちろん別物に目的列車を邪魔され、撮影出来ずで涙を何度も飲んできた経験も人一倍多い訳だが、だからこそ、偶然に綺麗に収まった時の感動も一入だと言える。今回は、引退して久しい251系による「スーパービュー踊り子」と現代のJR東日本ネットワークの象徴列車とでも言うべき「湘南新宿ライン」との離合...東海道の離合を狙う②~251系&E231系

  • 東海道の離合を狙う~113系&373系

    最近気づいたことだが、長年撮り溜めてきたカラーポジフィルムの劣化が進行している。デジタル完全移行から16年が経ち、それ以前の約30年間のフィルムは、今後ますます劣化が進んでしまうのだろう。この拙ブログを始めた2011年頃から、徐々にデータ化を進めて、ようやく一巡したところだが、実は別の手段でさらにデータ化を開始しようと画策している。何しろ、今までのものは見様見真似の未熟な作業の末のデータで、最近のPCで見返すと不満な画像が多々見受けられるのだ。これからは、フィルムの褪色進行とデータ化との戦いになりそうだが、思い入れの深い画像だけでも急いで実行したいと決心しているところだ。掲載画像は、東海道線で数々の離合を狙った時の1コマ。当時東海道線といったら、湘南電車の代名詞113系を思い浮かべ、セミクロスシートに身を...東海道の離合を狙う~113系&373系

  • 「第九」の季節に・・

    今年も残すところ10日あまりとなり、いつもながら時の流れの無情さを感じてしまう今日この頃である。この年末は、いつもの第九演奏会には行かなかった。いつもとは違う年末を迎え、今までとは少し異なった時間を過ごしている状況で、もう少し自分の立ち位置を確固たるものにしたく日々を送っている感覚だからだ。鉄道撮影にも今年は、数えるほどしか出ていないで、このまま暮れていきそうで何だか情けない思いがする。演奏会もしかりであり、アントンKにとって今年2022年は、やはり節目の年、特別な年になりそうだ。来る年、2023年は、年明け早々から色々と予定が入りつつあるので、趣味活動にも新たな動きがとれそうだ。精進して日々送っていきたいものだ。暮に向けて、少しでも時間が取れれば朝比奈の音楽を聴いている。普段は中々勿体ない思いがして聴か...「第九」の季節に・・

  • 僕らの憧れ!東海道ブルトレ~第1列車乗車の思い出

    久々の更新は、10数年前に乗った「はやぶさ」のスナップから掲載しておく。廃止まで50日を切ったこの日、アントンKにとっては憧れの諸先輩方からのお誘いを受け、オハネ25の寝台に横たわった。スタートとなる東京駅での落ち着かない心の高揚感は、今思い出してもワクワクしてくる。定刻、滑るように列車が動くと、懐かしいオルゴールが鳴り、どこか心休まる車掌のアナウンスが始まった。流れる夜景を背後に、諸先輩方との思い出話に夢中になっていた。思えば、アントンKにとってここまで鉄道撮影を継続できたのは、東海道線を走るブルートレインの存在が大きいのである。ゴハチ・ゴーナナに始まり、「あけぼの」だ、「北斗星」だと飛び火していったものの、やはりその根底には、幼少期に見た東海道線を走るブルートレインが常にあったのだと思い返している。あ...僕らの憧れ!東海道ブルトレ~第1列車乗車の思い出

  • 帰ってきた鬼才マエストロ 上岡敏之!

    前音楽監督だった上岡敏之氏が新日本フィルに帰ってきた。コロナ禍で海外からの渡航に制限がかかってから数年が経つが、ようやく最近になって海外オーケストラの来日も相次いで行われる状況に変わった。上岡氏もそんな影響を諸に受けてしまったお一人なのだろう。スケジュールが白紙となり、ファンとしてもどこか尻切れトンボの感が拭えないでいた。でも、こうして今回新日本フィルの指揮台に立つマエストロが見られる幸せをアントンKもしみじみ感じたのであった。今回の演奏会は、モーツァルトとベートーヴェンのコンチェルトが並び、後半のメインがブラームスの第2交響曲というゴージャスな内容であり、現状のアントンKには少々刺激が強すぎるか、と感じながらの錦糸町訪問と相成った。さて、今回の演奏会の感想を書き残せば、一番の印象は指揮者とオーストラ、そ...帰ってきた鬼才マエストロ上岡敏之!

  • 秋空に輝く「英雄の生涯」

    約5か月間のお休みを頂いた。アントンKにとってはあっという間に感じてしまうが、やはり5か月という時間は長いもの。やっとPCの前に落ち着いて座る気持ちになった。春先から多々試練が重なり、趣味活動が疎かになってしまった。いつかはやってくるその時を迎え、思い描えていた以上に心の葛藤があり、今は前を向くことしかないと躍起になって今日まで進んできた感覚。季節はいつの間にか秋を迎え、一番好きな季節に代わっている。ぼちぼち趣味活動にもノッチを入れていこうと思えるようになったのである。この数か月間、アントンKのエネルギー源はやはり音楽の享受によるものが大きかった。時間的にも、気持ちの上でも撮影には出られず、同じく演奏会にも足を運べなかったから、どこかいつも上の空で心が曇っていたと思える。先日ネット配信で、新日本フィルの「...秋空に輝く「英雄の生涯」

  • 生誕200年を前に変化するブルックナー演奏~レミ・バロー

    長年、心の友として愛聴してきたブルックナー(1824-1896)ではあるが、ここにきて2年後に迫った生誕200年の記念すべき年を前に、演奏される内容に変化が見られるので記述しておきたい。アントンKが最近手に入れたCDの中に、レミ・バローの指揮するブルックナーの第4交響曲がある。数年前からブルックナーの交響曲を録音しており、3→8→9→6→5→7→2の順でCDを発売、今回はその最新盤の第4ということだ。日本では、あまりメジャーとは言えぬ指揮者バローではあるが、あのチェリビダッケの愛弟子ということで、アントンKも最初からその演奏に興味を持っているのだ。演奏内容の変化とは、使用楽譜の選択肢が広がってきているということだ。ブルックナーの交響曲には、いつも付きまとう使用楽譜の問題。没後120数年の歳月の間、研究家が次々と...生誕200年を前に変化するブルックナー演奏~レミ・バロー

  • 相次ぎ発表されるリバイバル特急~485系「はつかり」

    今年は鉄道開業150年という節目にあたり、この時点で全国的に数々の企画の発表がされている。かろうじて残存している185系電車を使った新幹線リレー号が計画されているようだし、特急「ひばり」、特急「はつかり」の特別運転もあるようで、何時になく活気づいてきた印象を持った。中でも、新幹線E2系電車の200系新幹線塗色化には、当時を彷彿とさせるイメージが湧いてきて、今から楽しみなのだ。方や、鉄道各社の決算発表が相次ぎ、コロナ不振からか存続の危機とされる多くの路線が明白になった。特に地方ローカル線の衰退は、さらに顕著となりとても不安に思う。今後、日本の鉄道における原風景は、ますます消滅してしまうことを思うと、どこかやり切れなく心がざわついてしまうのだ。掲載写真は、登場時これが485系?と思うほどショッキングな姿でデビューし...相次ぎ発表されるリバイバル特急~485系「はつかり」

  • 専用機関車不在の現実を見つめて・・・ED75 711

    かつてのJR各社には、専用機関車が存在していた。その象徴とも言うべき機関車は、EF5861号機という御召用電気機関車だろうが、国鉄時代とは違って、民営化されて以降は、全国各社それぞれに趣向を凝らした客車列車を持ち、合わせてその編成をけん引する機関車を持っていた。今にして思えば、何とも贅沢な華やかな時代だったのだ。その名残が、現在でも現役機を貫いているEF8195号機のレインボー機、そしてEF651124号機のトワイライトEXP機ということになるだろうか。しかし、ペアを組む客車そのものが引退してしまい、けん引機だけが残っている現実は、かつての栄光を今に引きずっているようでどこか物悲しい。実際には、専用機と言えども、常にペアを組んでいた訳ではなく、一般機が牽くことも多く、だからこそ機関車と客車がマッチしてやってきた...専用機関車不在の現実を見つめて・・・ED75711

  • 新北陸色?! 消滅でも無関心~413系・475系電車

    ”新北陸色”と言われて全くピンと来なかったアントンK。もちろんJR西日本、北陸線には関わりは今までも少なく、特に民営化後、そして北陸新幹線開通後になってからは、全く縁と遠くなってしまった。今回絵柄を見て、ようやくそんな塗色の電車が走っていたかも、と他人事のように思い出してきた。とにかく最近感じることは、現時点での鉄道趣味的見地から、自分自身が随分と現実離れしてきたという事だ。機関車でも最近現れた機関車など番号種別などは無知で解らず、電車に至っては一目で〇〇〇系何番台と判別出来なくなってきた。国鉄時代はこうではなかった!と言ったら、年寄りそのものだが、今ではとにかく車両一つとっても、多種多様に入り乱れ複雑化しているように感じるのだ。先般の189系の記事をとっても、数年の間に外観、用途が編成単位で変更され経過してい...新北陸色?!消滅でも無関心~413系・475系電車

  • 三つ目DD51晩年の日々~DD51 745

    鉄道趣味の世界で、アントンKを長年ご指導下さった先輩が他界して早1年の歳月が過ぎてしまった。国鉄蒸機時代の逸話は、今でも仲間内では鮮明で、おそらく生涯に渡り語り継がれていくのだろう。しばらく会えずにいた所に訃報が舞い込んだから、未だに心から信じられないでいるのが正直なところ。蒸機、ゴハチなど、当時の中心的被写体の渦中で、数えきれないほどの経験をご一緒させて頂いた。こうして彼を思い出すと、どこか身の引き締まる想いが湧いてくるのだ。今回はそんな想いから、その先輩と同行した時の画像を掲載してみる。まだ磐越物語号の運転前、不定期でSLの運転があった時代のものだ。この時は、秩父にいるC58363を借り入れて磐越西線を走り、列車後部には、これまた当時新潟にいたDD51745号機が援護していた。ボンネットの真ん中に3つ目のラ...三つ目DD51晩年の日々~DD51745

  • 東武線に乗り入れた189系電車

    趣味の世界も、長い月日を重ねるとアップデートが間に合わず混乱してしまうことが度々起きてしまう。先週家族で東武線に乗り、鬼怒川を往復してきたばかりだが、それで刺激を受けたのか、愛孫から東武線に関する数々の質問が絶えず嬉しい悲鳴の日々を送っている。しかしアントンK、鉄道は昔から好きでも近年までの電車たちの詳細まで把握が追いついておらず、「何でも来い!」とまで言えなくなりつつある現実に直面しているのだ。数日前にも連絡があり、「189系電車が東武線を走ったことがある」と言うのだ。これには、とっさにそれは誤りだと答えてしまったが、実際には臨時列車ではあるが日光や鬼怒川まで入線した実績があった。現在のE253系電車で新宿から直通運転している列車の前身に当たる列車らしい。これは、専用に改造された485系電車の予備車として存在...東武線に乗り入れた189系電車

  • 「カニ目」に興奮した愛孫を見つめる幸せ~C11 207 "SL大樹"

    愛孫との約束を果たすべく、東武鬼怒川線へと行ってきた。もちろん目的は、「SL大樹」への乗車であり転車台での見学だったのだが、道中の東武線特急「スペーシア」及び「リバティ」にもリクエストが出ていて、今回はなかなか嬉しい要求が重なったのである。当日は、不安定な寒いくらいの天候で、どうなることかと思いながら予定通りスペーシアへと乗り込んだが、何と先行列車が人身事故に遭遇、こちらも予定より60分以上の遅延となってしまった。この遅延のおかげで、下今市駅を下車してまもなく、「SL大樹5号」の発車がベストのタイミングとなり、ごった返すホームにSLの入線を待ったのだった。慌ただしい構内放送とともに、姿を現わしたC11型は、207号機の通称「カニ目」と呼ばれている人気者。ホームにたたずむあらゆる老若男女が蒸機を出迎える。とりわけ...「カニ目」に興奮した愛孫を見つめる幸せ~C11207"SL大樹"

  • GWの小さな楽しみ~EF64「アルプス54号」

    いよいよ今年もGWに突入。10連休する猛者も周りに存在するが、アントンKのGWは、日常とあまり変わらない。天気にも恵まれリフレッシュできる日々を送れれば、ただそれでけで満足しそう。昔から連休にはあまり予定を入れないことが多かった。もちろん例外もあるが、出歩くもの単発で動くことが多かった。今回は、そんな散歩の中から1枚掲載しておく。当時から好きだった中央線の急行客車列車、「アルプス」号。駆け出しの時代から気になる存在で、列車が消滅してしまうまで何度か撮影にトライしていた。夜行で下り、翌日午後に戻ってくるダイヤは昔から変わらず、撮りづらい午後の上り列車にアタックした時代が懐かしい。いつも「晴れ!」に拘っていた当時でも、この列車は例外中の例外だった。偶然にも重連で山を下りてきて歓喜した時の画像を貼っておく。1979-...GWの小さな楽しみ~EF64「アルプス54号」

  • 北海道の新特急色復活!~キハ183系500番台

    JR西日本の381系電車の国鉄色復活に続いて、JR北海道でも、国鉄時代末期に登場した新特急色と呼ばれる塗装車が復活することがわかった。GWをいよいよ目前にして、JR各社が鉄道150周年という記念すべき年にイベント合戦の様相を呈してきた訳だ。未だコロナ禍ではあるものの、世の中徐々に動きが出てきており嬉しい反面、やはり感染者が益々身近になってきている現状では、決して油断できる状況ではないことも最近改めて思い知っているのである。何も考えずに、フラッと旅に出られる日はまだ遠いのだろうか。鉄道業界も明るい話がなかなか聞けずにいる状況だから、せめて鉄路を感じて新たな旅の思い出を刻みたいのだ。今回復活した新特急色に合わせて、4連の写真を探してみたが、真面にお見せできる画像がなくお恥ずかしい限り。この連休から運転されるのは、特...北海道の新特急色復活!~キハ183系500番台

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