五月場所の番付が発表された。予定通り琴ノ若が琴櫻に改名した。全体的に成績以上のアップ・ダウンは少ない幕内番付となった。上位は関脇以上がないのでつまり気味ではある。 小結に入幕3場所目の大の里がすわった
賢明な読者の皆様、今年1年ご愛読いただき誠にありがとうございました。今年もランキング上位を獲得できましたのもご愛読いただいた皆様のおかげです。 最初はプロレスから入り、プロ野球を観戦した時期がありまし
2023年は5月上旬コロナから脱却したことが大きな変化でした。本場所は通常にほとんど戻ってきました。今年も東京場所・地方場所をすべて観戦できたことは幸いでした。 <名古屋で初優勝した豊昇龍> 地方はと
霧島が十一月場所優勝したことで、一月場所は横綱を狙える場所になる。これは横綱審議委員会の2場所連続優勝の昇進基準によるものである。これが長年金科玉条のごとく扱われてきた。横綱審議委員会は千代の山以前に
島津海はたたきあげである。15歳の時に父の縁で元若嶋津の松ヶ根部屋に入門した。2012年三月場所、本名の中園で前相撲の土俵を踏んだ。2012年は17勝11敗とまずまずのスタートを切った。 <新序出世披
引き続き優勝霧島の相撲内容を採点してみよう。採点は5点満点でどれだけ自分の力を発揮したかを基準とした。細かい点数もいれて0.5単位で採点してみた。 <8日目 北勝富士を送り出す 4.5点> <9㈰目
大の里は7歳から相撲を始めた相撲少年であった。新潟の中学・高校を経て日本体育大学へ進学した。大学時代に学生横綱、アマ横綱になっている。アマ横綱は2年連続で獲得している。 <アマ横綱> 誘惑が少ない茨城
きたる一月場所の番付が発表された。関脇・小結は久々に東西2人になった。2022年七月場所以来である。新小結に宇良が昇進した。幕内20場所務めての結果だった。 <宇良> 熱海富士が上位の前頭筆頭に番付を
十一月場所霧島が自己最高の13勝2敗で優勝した。今年2回目の優勝であった。霧島の相撲内容はどうであったか。一番一番を採点してみた。 採点は5点満点でどれだけ自分の力を発揮したかを基準とした。細かい点数
■2位 寺尾急死!短すぎる60年の生涯 戦前は人生70古来稀なりといわれた。しかし、現代は男の寿命は平均80歳になった。そんななかで元寺尾の錣山は短すぎる60年の生涯を終えた。力士人生21年半、親方人
■4位 逸ノ城突然の引退 五月場所前、逸ノ城が突然引退を発表した。前年七月場所に優勝していた。三月場所は出場停止1場所による十両で優勝していた。だから唐突の印象はぬぐえなかった。 引退理由は表向き腰痛
■6位 落合幕下1場所で突破 落合が幕下15枚目格で鮮烈なデビューを飾った。7戦全勝、幕下1場所で十両入りを決めた。御嶽海・遠藤は幕下10枚目格付出だが2場所かかっている。下田は幕下15枚目格で7戦全
■8位 九月場所超低レベル11勝が最高成績 九月場所、11勝が幕内最高成績となった。よく11勝でも優勝は優勝だ、という方がいる。15日間で11勝はこれまで数えきれないほどあったことを考えるとそう単純で
■10位 伊之助まさかの庄之助昇格 きたる一月場所から伊之助が庄之助に昇格する。伊之助になったのは2019年一月場所からだから5年務めたことになる。この間差し違い11回、力士と接触があった。土俵下の転
今年残り2週間ほどに迫った師走のなか、元寺尾の錣山が死去した。入院していたことは耳にしていたが、不整脈で容体が急変したため帰らぬ人となった。17日午後8時27分、入院先の病院で寺尾の瞳は永遠に閉じられ
今年はコロナの分類が5月上旬に変更された年であった。10大ニュースで特に大きく際立ったモノはなかった。それでもつぶさに振り返るとそれなりにニュースはあった。土俵上だけでなく、土俵外もあった。予期しない
幕下筆頭尊富士は6勝1敗で十両入りをきめた。序ノ口から7場所を要し、幕下以下で負け越しなしできた。尊富士の幕下筆頭の戦いを写真で振り返ってみよう。 <尊富士> <初日欧勝海を寄り倒す> <2日目 終了
昭和5年夏場所横綱常ノ花が引退した。横綱在位20場所、33歳だった。もう一人の横綱宮城山は大阪横綱であり、あまり強くなかった。昭和6年春場所引退している。 玉錦の3連覇はこの両横綱の引退のはざまである
九月場所は協会のホームページに完売御礼が出るほど相撲人気は復活してきた。それは2024年一月場所も続いているといっていい。まだ一般発売日から1週間経っていない。しかし、そうはいっていられないほど人気な
優勝回数の3大横綱は白鵬・大鵬・千代の富士である。これまで年齢別に優勝回数などを展開してきた。今回は視点をかえて3横綱の好成績について述べてみた。 横綱は特別な存在で最低でも12勝が求められる。玉の海
日頃、相撲ファン・相撲愛好家は部屋別総当たり制のもとでの予想番付を作成してきた。大相撲は長い間同じ片屋同士は対戦してこなかった。東西制では番付はどのように編成されたのか。東は東だけで、西は西で編成する
1.十一月場所の幕下力士の1年間の成績(三段目以下の成績含む)2.関取経験者は対象外3.尊富士・欧勝海は十両いりが決定している3条件を満たす年間成績優秀者が以下である。 尊富士 36勝6敗聖富士 30
大相撲はコロナに苦しまされてきた。2020年三月場所は急遽無観客開催になった。続く五月場所は中止になった。当時は有名人が相次いで亡くなり、新型コロナウイルスは恐れられた。相撲界でも勝武士が新型コロナウ
横綱はほかの競技にはみられない特徴がある。常勝は当然で地位が落ちることはない。その代わり不成績なら引退である。不成績には特に基準があるわけではない。 横綱の引退というと休場が多くなり、勝てなくなってき
2023年は大関が2人誕生した。五月場所後に霧島、七月場所後に豊昇龍が大関に昇進した。霧島は2場所不成績が続いたが、大関3場所目に優勝して面目を保った。豊昇龍はまだ優勝争いができていない。大関はなるだ
2022年の幕下のホープから関取になったのは向中野こと天照鵬だけであった。そこで年齢と幕下成績を基準とした幕下のホープ選出基準を改めることにした。新しい基準は今年1年間の幕下及び幕下以下の年間勝ち星を
1.○○富士とつく幕内力士第3号は誰でしょう【答】北の富士現在富士は伊勢ヶ濱を中心に花盛りだが、かつてはそれほどひんぱんに使用されなかった。幕内力士第1号は大阪相撲から常陸山を慕って入門した近江富士で
今年初優勝が2人生まれた。霧馬山と豊昇龍である。幕内優勝経験者が3人引退した。逸ノ城、栃ノ心、徳勝龍である。 これで幕内優勝したことがある現役力士は11人になった。照ノ富士、御嶽海、貴景勝、玉鷲、朝乃
昨年は6場所優勝者が異なった。今年は霧島が2回優勝し、これを脱出した。貴景勝は優勝と単なる1位でこれに該当しない。 霧島の年2回優勝で混迷の時代を終えたといえるのか。混迷でない時代とは場所前から優勝予
土俵の目撃者では様々な四股名ををテーマに扱ってきた。四股名は江戸時代にさかのぼって調査した。また、幕下以下の四股名にスポットをあてたことこともあった。 テーマは30回以上に及んだ。ここで四股名クイズを
貴景勝一人だった大関に七月場所から霧島が、九月場所から豊昇龍が加わった。貴景勝が一人大関になった背景は御嶽海、正代の大関落ちであった。貴景勝の一人大関は3場所で解消された。それは結果で今年の一月場所は
日本は人口減少、少子化に向かっている。政府の少子化対策は有効性があるのか疑問がささやかれている。今年もまた新たに相撲界の門をたたいた者、限界を感じ去り行く者は絶えない。入門者数と引退力士今年はどのよう
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五月場所の番付が発表された。予定通り琴ノ若が琴櫻に改名した。全体的に成績以上のアップ・ダウンは少ない幕内番付となった。上位は関脇以上がないのでつまり気味ではある。 小結に入幕3場所目の大の里がすわった
昭和は東京大相撲と大阪大相撲の合併場所として始まった。昭和2年から7年まで年4場所で半分は名古屋を含み西日本で開催された。常ノ花は横綱として大正13年夏場所から旧両国国技館の土俵にあがった。大阪横綱の
現在は年6場所制ある。6場所になって給料や退職金が安定した。七月は暑すぎるので年5場所にというわけにはいかなくなっている。場所の名称は、協会は一月場所、三月場所と開催月を名称としている。土俵の目撃者も
照ノ富士の一人横綱が続く大相撲界。その照ノ富士もは2歳になり、休場が目立ってきた。様相は昭和47年七月場所以降に似てきた。 昭和47年七月場所から大鵬は一人横綱になった。この場所から大鵬の晩年は始まっ
3代目若乃花は引退した場所後年寄藤島を襲名したが、短期間で協会を離職している。現在は日刊スポーツに「若乃花の目」を掲載している。貴乃花が協会を離職したときは「相撲界を離れるほうがたいへんなんだよ」とコ
高砂(元朝赤龍)部屋の分家は錦戸(元水戸泉)部屋だけである。その錦戸部屋は弟子が少なく、部屋としては危うい状態である。広い意味では高砂部屋出身の初代西ノ海の流れを組む錣山(元豊真将)部屋、音羽山(元鶴
大相撲の常設館ができたことは画期的なことであった。天候に左右されないで興行ができることは日程の安定にもつながる。それまでは晴天〇日興行であった。なかには天候が回復しないでそのまま中止になった場所がある
大相撲の幕内は夕方中継している。通常なら勤務時間であり、ほとんどの方は休日以外みることはできない。でもブルーレイで留守録設定しておかばみることができる。それだけ便利で大相撲を楽しめる時代になっている。
大関は横綱に次ぐ地位で協会の看板である。昇進が決まると使者が部屋に赴き、新大関は口上を述べるセレモニーがある。最高位大関の優勝はそれほど多くない。ただし、横綱の大関時代を加えると様相は違ってくる。そこ
宮城野部屋の力士が協会首脳の指令により元旭富士の伊勢ヶ濱部屋に移籍した。元白鵬の宮城野は伊勢ヶ濱の指導の下に入る。発端は北青鵬の悪質な暴力事件だった。元旭天鵬の友綱部屋では同じモンゴル出身で最高位関脇
幕内は相撲界の最高クラスである。十両に入ったら次の目標は幕内になる。そこで幕内力士の幕内在位場所数番付を作成してみた。対象は2024年三月場所場所番付の幕内力士である。数字は2024年三月場所までの幕
横綱は相撲界の最高位である。横綱が実質地位となったのは常陸山以降である。しかし、横綱ほど実力差が激しい地位はない。年6場所制でも横綱優勝回数は白鵬の42回から横綱優勝0迄ある。横綱優勝0は横綱失格であ
今物言いはビデオを参考にしている。だから物言いがついても勝負結果を間違うことはなかった。これしか見てこなかった相撲ファンにはこれが当たり前に映る。しかし、ビデオを参考にする以前は違っていた。 <物言い
曙の死去にともなってライバル若貴との対戦成績がクローズアップされた。ただ、優勝決定戦が含まれていなかった。優勝決定戦は番外で通算勝利、幕内勝利に加えられることはない。それはそれでいい。しかし、両力士の
一門はかつて巡業をともにする組合だった。本家分家関係を中心としての寄り合い連合だった。現在の一門は理事、副理事を生むシステムに変貌している。 <八角理事長> 🔶高砂一門八角元横綱北勝
曙の通夜が14日行われた。かつてのライバル若乃花が弔問に伺った。今改めて若貴・曙の時代が懐かしく語られている。昭和三代人気力士は双葉山・初代若乃花・貴ノ花である。その貴ノ花の二人の息子が相撲界入りした
双羽黒は優勝経験がない横綱として記憶されている。双羽黒はそれほど普及していないときに、パソコンを扱うことから「新人類」と呼ばれた。横綱7場所後の昭和62年10月、付け人などが集団脱走したのである。尋常
大谷選手の通訳だった水原一平氏のギャンブル問題が大きな話題になっている。その負け金額たるや24億5千万と庶民からみたら天文学的数字である。それを大谷選出の口座から振込していたのだからひどい話である。今
琴ノ若は新大関の場所10勝5敗でおわった。2ケタ勝利だから及第点である。祖父琴櫻は8勝7敗だった。部屋の先輩琴欧州は新大関の場所10勝5敗だったが、横綱になれなかった。 <琴ノ若> 琴ノ若は一月場所優
曙が亡くなった。闘病生活をおくっていたのは知っていたが、あまりにも若過ぎる人生だった。曙といえば若貴と同期だった。常に出世争いをしてきた。 大関・横綱は曙が早かった。曙は外国出身の初の横綱だった。曙の
風薫る5月。五月場所の番付が発表された。 1横綱1大関の番付は3場所目を迎えた。東前頭筆頭以上は頭打ち状態である。若隆景以外の4関脇2小結は全員勝ち越した。東筆頭阿炎も東2枚目で9勝しながら1枚しか上
横綱の初日の対戦相手は少なくても一人は小結が対戦相手というのが慣例になっている。最近は一人横綱照ノ富士が3場所連続全休で、大関貴景勝が初日小結戦を担っている。それでは横綱の初日対戦相手はどのような変遷
横綱は力が衰えても地位が降格することはない。残された道は引退しかない。そこで横綱は最後の優勝から横綱引退まで何場所で引退したか調査してみた。 横綱は実質地位化した常陸山以降の東京横綱とした。大阪横綱宮
大関若乃花(初代)が無類の強さを発揮していたときの話である。明日は鏡里と対戦することになった。ある記者が鏡里に取材した。「明日は若乃花ですがいかかがですか」と訊いた。ぶしつけな質問に周囲は、はっとした
さる三月場所は検温や飲食制限がなくなり、通常開催に戻ったように思えた。しかし、戻っていないモノがあった。前相撲である。昨年もなかった。理由は卒業シーズンである。新弟子のなかにいったん学校に戻る者がいて
4代目朝潮新入幕 昭和26年春場所引退 昭和37年一月場所前幕内在位51場所最高位 横綱大関在位11場所横綱在位16場所 今も昔も期待される力士はいる。だが、戦後最大限期待された力士が朝潮である。1
大相撲の土俵は15尺である。出たら負けになるという格闘技はほかにない。ほとんどの格闘技は組むか離れて戦うかのどちらかである。ところが相撲は土俵があるからどちらも兼ねる珍しい特徴をもつ。 15尺土俵に変
これまで四股名あれこれは漢字が中心だった。一から十まで頭につく四股名1文字漢字四股名色の字がはいった四股名東西南北がはいった四股名~花~の(ノ、乃)山などを扱ってきた。 今回は趣向をかえて四股名をひら
引き続き3人の朝潮(汐)をみていこう。 3代目朝潮(男女ノ川)新入幕 昭和3年春場所引退 昭和17年春場所幕内在位35場所最高位 横綱大関在位4場所横綱在位12場所 <男女ノ川のブロマイド> 昭和3
コロナ禍では控えていた巡業も徐々に復活してきている。巡業は協会主催ではなく、勧進元が主催者である。相撲仲間が春巡業の藤沢巡業、靖国巡業にいってきたということを聞いた。 巡業は勧進元次第だが、ずっと実現
三月場所、炎鵬は十両5枚目で9勝6敗と勝ち越した。五月場所、幕内を狙える位置まで番付を上げてくることが予想される。炎鵬が幕内を落ちてから久しい。すでに2年2場所たった。炎鵬は果たして幕内に復帰できるの
高砂部屋には伝統ある四股名がある。朝潮(朝汐)もそのひとつである。現役に朝志雄がいるが、これはあさしゆうと読む。 初代朝汐新入幕 明治23年夏場所引退 明治41年春場所幕内在位36場所最高位 大関大
出羽海の系統で変わった点は2つある。1つが元隆三杉の千賀ノ浦部屋が常盤部屋に変更したこと。千賀ノ浦部屋は元舛田山が春日野(元栃ノ海)部屋から独立しておこした部屋だった。部屋及び出羽一門に後継者がいなく
これからの話は人から聞かされたものであくまで噂の域を出ないものである。まず、そのことをお断りしておく。 ●松鳳山が協会に残れなかったわけ 表面的には年寄株がなかったからである。あるいは長い間元若嶋津の
空中戦というとプロレスのイメージが大きい。サマーソルトキックのエドワード・カーペンテア。連続ドロップキックの名手、フラインクロスチョップのミル・マスカラス。しかし、多彩な空中技で最も強烈な印象を残した
幕下には20歳以下の力士が14人ほどいる。若さは成長につながる。そして幕下を突破するには当然幕下の成績がよくなくてはできない。そこで20歳以下で幕下の成績がいい6人を選んでみた。それが以下である。 向
きたる五月場所、高安は幕内上位に戻ってくる。三月場所は途中まで全勝だったが、優勝争いには加われなかった。これまで優勝争いをしてもことごとく逃してきた。だから、いまだに高安優勝待望は絶えない。 <高安>
三月場所は思いがけず、15日間満員御礼だった。協会のホームページには完売御礼が表示された。去年当日売りがあったが、今回はなかった。見た目は札止めまでいっていないように映ったが、大相撲人気はコロナ緩和と
豊昇龍は現在7場所連続小結・関脇在位中である。きたる五月場所も関脇だから8場所に記録は伸びることになる。この7場所はすべて勝ち越している。 それでいて大関は見えてこない。ここ1年間の成績は54勝36敗
現在8場所連続優勝者の顔ぶれが異なる状態が続いている。場所前の優勝予想がまったくできない。誰が優勝するのかやってみないとわからない日々が続く。 優勝の内訳は横綱1、大関1、関脇3、前頭上位2、前頭中位