見つければ スマホかざして 花を撮る 名もなき花も名のある花も
くれないの 山茶花の花 咲き初むる 霜月二十日武蔵の丘に
止まらない とにかく話が 止まらない 久しぶりにて会う友人の
他力より 無心に板木 彫りすすむ 棟方志功展覧会観ゆ
CTの 検査結果を 医師に聴き 会計済ます足どりかるく
なにげなく パッフェルベルの「カノン」聴き ゆらゆら揺れる秋の夕暮れ
次々に 歌が生まれる リビングの 窓に木漏れ日晩秋の午後
キャンパスで ギター奏でる 小フーガ 友と和してのアンサンブルで・学生時代
うっすらと 汗をかきつつ 八千歩 枯葉パラパラ並木の道を
ビロードの ごとき真紅の 赤バラを 二輪飾りしネコの遺影に
時の鐘 めざしてあゆむ 散策は 小春日和の小江戸「川越」
あの頃は 情を燃やして 楽しんだ 子どもとともに時間を忘れ・教職時代を振りかえり
湯を落とし 淹れたコーヒー 香りたつ 小江戸「川越」洒落たるカフェで
日曜の 小江戸「川越」通りには 人・人・人で前に進めず
旬の味 芋懐石を つまみつつ おしゃべりはずむ仲間四人と
コーヒーの 専門店で 飲む「ケニア」雑味無くして中庸の味
思い出す 赤や黄色の 草紅葉 単独行の尾瀬の晩秋
暮れてゆく 秋の夕暮れ 武蔵野の 野菊の丘はただ寂かなり
まだまだと 飽くなき気持ち あればこそ 伸びて行くのさどんなことでも
愛犬と ハイタッチする 大谷は おごることなくMVPを
あたたかき ご飯にシラス しきつめて 今日のランチは潮騒の味
いついつも 明るい青を 求めつつ 芝に寝ころぶ二十歳のわれは
晩秋の 夕焼けを見る 何も無き 一日なれど満ちてるわれは
ウォーキング 小春日和の 日差し受け 秋の色づく並木の道を
弱音で 力が分かる ドラマーの ジャズセッションの素晴らしさ知る・つくば市のカフェライブで
ふるさとの 雪降る越後の 高三は ギターつまびく狂ったように・思い出として
めずらしく 十首が浮かぶ 体調が 良いのでしょうか晩秋の午後
川越の 芋懐石が 楽しみな 次の日曜四人の会で
心臓の CT検査の 結果待つ 開いているか冠動脈は
コメントを 書けばこころが 繋がった ような気がする児らの日記に・教職時代
新しい ノートに記す 一首目は 菊の花咲く野の里詠う
柿食えば つくばの里が 目に浮かぶ 澄んだ青空ひとひらの雲
ブラックの コーヒーぐっと 飲み干して ノートに記す生活の歌
ふかふかの ダブルで食す パンケーキ メープル味のシロップかけて
結局は おのれのために 歌を詠む 日常にある言葉あつめて
シロップを たっぷりかける パンケーキ 甘さおさえるコーヒー添えて
「おはよう」と つくばの山が 顔を出す 空の澄みたる晩秋の朝
咲き初むる かおり豊かな 野の菊が 小春日和のここ武蔵野に
日曜の つくばの夜の カフェで聴く 情のあふるるピアノの音を
デモありて 集会ありて ユニオンに 入りしわれはさざめいていた ・20代
ノンポリの われはギターと 麻雀に 明け暮れていたあれは二十歳の
日米の 保険制度の 是非につき 語り合いますお茶屋の主人と
キャンパスの 部活終えての 夕食は 囲む仲間と麻婆豆腐を・学生時代を振り返り
すらすらと 一首が浮かぶ 心臓の CT検査を終えての午後に
心臓の CT検査が あるからか 浮かばぬ浮かばぬ三十一文字が
問題と 課題を出して 算数の 授業はじめる黒板を背に・教職時代
雨上がり 洗濯物を ベランダに 日差したっぷり霜月なのに
年賀状 出すか出さぬか 年々に 減っていきますつのる寂しさ
いつまでが 友だったのか キャンパスに 浮かぶあの顔今も忘れず
さて今朝は わがマンションの 清掃日 古き住人ちからを合わせ
もう誰も 住まぬ実家の 解体を 決めて兄弟会議を終えるもう誰も 住まぬ実家の 仏壇を しまいて後は解体を待つ
ひとり旅 能登の秋空 さやかなり 今でも浮かぶ二十歳のころが
若き日の 自由気ままな ひとり旅 色なき風を道連れにして
散りばめた 満点の星 北岳の 小屋に泊まりて夜空をながめ・若き日に
残業も 夜勤手当も 知らぬまま 働き続けた四十五年
菊の香と 露のひかりの 道を行く 霜月四日今朝も快晴
立冬と いうのに今日も 半袖で アイスカフェ飲むいつものカフェで
気分よく 歌が生まれる 夕暮れの あかねの空にこころも揺れて
ふるさとの 弥彦の山が 一番と ながむ車窓の信越線は
ドリップの 香りたちたる コーヒーを 秋の朝日のマグのカップに
窓を開け 風を呼びこみ 歌を詠む 小夏日和の霜月三日
あの友は 今もこころの 中にいて ときどき浮かぶエーデルワイス
夢も無く 不安も無くて 淡々と 教職に就く武蔵野の地に・1975年
野良ネコの「プー」と大谷翔平が 今のわたしの推しだと言える
音信の 無き友今は 何してる せっせせっせと稼いでいるか
ようやくに 野菊の花の つぼみつく 霜月二日ここ武蔵野に
世界史を 自学自習で ものにする 授業でも無く塾へも行かず・若き日に
霜月の 一日なのに ポロシャツで 散策します少し汗かき
数々の「なぜ」に答えて いく授業 効率だけでいいのでしょうか
ずんずんと からだのなかを 通過する ちょっと苦めのアイスコーヒー
さて今日は ワンワンワンの日 愛犬と 散歩のできるしあわせな人
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見つければ スマホかざして 花を撮る 名もなき花も名のある花も
降りてくる 歌が自然に 降りてくる 天の国からわたしの胸に
トンカツの 定食食べる 夕食に「孤独のグルメ」観るかのように
ステントや ペースメーカー 入れながら それでも生きるしぶとく生きる
ひまわりの ようにまっすぐ ひらきます 今日もあしたもあさってまでも
コーヒーの 豆の高騰 足を止め それでも買いますマイルドカルディー
陽のひかり 吸って布団は ふかふかに 朝のベランダ七月八日
この夏も 野辺に咲きたる しなやかな 暑さに負けぬ黄花コスモス
一番も 二番も無いよ フラットな 世の中にして次の選挙で
かの人は いったいどうして いるのかな スペイン巡礼終えたる人は
香り立つ コーヒー一杯 淹れましょう おのれのために時間をかけて
スポーツは 観るより断然 するが良い 元気であれば元気であれば
この朝は 団地一周 花散歩 ノウゼンカズラに勇気をもらい
できるなら 現状維持にと 書き記す 七月七日揺れる短冊
咲き初むる 花一輪の ガーベラに 想いを寄せる七月七日
咲き初むる 花一輪の ひまわりに 元気をもらう七月七日
短冊に 願いを記す 子どもらは 今を見つめて明日に向かって
トーストに バターを塗って ジャムを塗り コーヒー添える日曜の朝
野辺に咲く テッポウユリの 白き花 傘が次々ひらくようにと
短冊に お願いごとを 記します 一病息災七月七日
あまりにも 暑くて暑くて 願うのは 秋のおとずれまだまだ先か
七夕の 文京シビック コンサート 音の魔術師ラヴェルがひびく
ゆったりと 時が流れる 新聞を 大きく広げる土曜日の朝
さて明日は 7月7日 七夕の 笹の葉揺れて短冊揺れる
短冊に 何を願うか まず平和 ウクライナでもパレスチナでも
作為なく ありのままにて あゆみゆく 凛と咲きたるあじさいのごと
いくさ無き 世の中願い 今日もまた テキストひらく世界の歴史
あじさいは 朽ちていきます ポツポツと 夏のひかりをまともに受けて
見渡せば 素材の無くて なにひとつ 浮かばぬわれは空を見上げる
振り返る ことの多くて 今日もまた 読書にふける「裏の日本史」
なにひとつ 浮かばぬことも あるだろう それでも記す空のこころを
小雨降る 団地の隅の 笹の葉の さらさら揺れる七月一日
健康と 平和やっぱり この二つ 七夕様に願うとすれば
晩年は 生徒指導に 明け暮れて 夕陽がきみのこころをひらく
さくさくと 敷石あゆむ 城下町 小江戸川越日曜の午後
とりあえず ビールではなく とりあえず コーヒーなのですわたしの場合
さて明日は 仲間四人と 散策に 小江戸川越歴史の道を
官能の 声が聞こえる くちなしの 白き花咲く雨の路地裏
若き日に めぐる欧州 ひとり旅 ラインの川の流れにまかせ
ポイントを 教えてくれた 講習会「俳句は切れる」「短歌は述べる」