久しぶり 外食すれば 揚げたての やけに美味しいホタテのフライ
もう一度 見つめ直すよ このわれの 夢中で生きた約半世紀
日曜の 雨降る音を 聞きながら しみじみと読む新聞歌壇を
しみじみと 雨降る窓を 眺めつつ 味わいて飲む狭山のお茶を
むらさきの 藤の花咲く 茶店にて くず餅を食う年に一度の
野良ネコの「プー」の 命日 近づけば 薔薇が咲きますピンクの薔薇が
叙勲にて 振りかえるより これからが 大切なのだと大谷翔平
久しぶり 四人の友の 会食は マスク外して笑顔がはずむ
初なつの 香りを運ぶ 春風に ひと声かける「ちょっと待って」と
連休を 待たずに花は 散って行き こころがさわぐ春のはやさに
二度三度 黒板消しで 拭きとって チョークで記す明日への伝言・現役の頃
窓からは 青葉若葉の 風わたり 花の菖蒲のLINEがとどく
紫陽花の 花の芽確かに ふくらんで 五月晴れでも咲くのでしょうか
ストレスの 少なくなりて このところ 息の切れない街並みウォーク
歯科医にて 歯をかぶせての 昼食は 味わいて食う酢豚に餃子
すずらんの 白き花咲く ふるさとの 実家の庭に想いをはせる
善悪を 背負ってあゆむ これからも 香り立ちたるコーヒー伴に
羊山 公園丘の しばざくら 武甲の山を借景にして・東京新聞 秩父ハイクを読み
またいつか 会えると言って 手を振った あの子は遠いまぼろしの中
今日もまた 続けることに 意義ありと ノートに記すつたない一首
久しぶり 四人そろった 会食は 言葉がはずむ時をわすれて
法事にて 根雪の解けた ふるさとの 実家に帰る三年ぶりに
なにげなき いちにちなれど それだけで じゅうぶんなのさ健康ならば
三色の チョーク駆使した 黒板の 時代が終わりつのる寂しさ
FMに エルトンジョンの 流れ来て とりこになった二十歳のわれは
道徳を 語る者には 徳はなく サラリと生きる人になりたい
いちにちに 十二時間の 教職も 楽しんでいたあの頃あの時・ブラック体質に気づかず
蔵の街 小江戸で食べる イタリアン 久しぶりにて四人の会食
遠慮せず なんでも言える 四人組 今となっては貴重な仲間
たぶんもう 会わないだろう 別れ際「またね!」と言って手を振る友に
胃腸科に 血管外科に 耳鼻科へと おっとどっこい負けてはならぬ
大腸の 内視鏡終え ひと呼吸 わたしは生きるまだまだ生きる
キャンパスの 青い芝生に 寝ころべば 未来が見えた夢の未来が
天神の 橋に立ちつつ 見下ろせば 若葉にこもるむらさきの藤・天神・・・亀戸天神
ターザンの 森が無くなり カッコウの 鳴く声止まるありあけの窓
上手いとか 下手ではなくて ありのまま おのれを見つめ素直に詠う
熱湯を そそぎ三分 待つあいだ 拾い読みする夕刊見出し
とりあえず 連休前に 会いましょう 四人チームの元同僚に
四月から はじまるクラスは まっさらで いずれは染まる赤やみどりに
めずらしく 歌が生まれる この午後は がんじがらめの鎧を捨てる
真理など 分からなくとも 直感で こなしていった教職時代
さあ吾は 何を歌えば いいのだろう 今日もカフェにて一首をひねる
未練など 何もないのさ 教職を 終えて静かに校門を去る
陽だまりに ねむるネコにて 癒された 仕事終えてのまる二年間
初めての ひとり暮らしの われを推す 青き芝生のあのキャンパスが・上京した頃
散る花を 惜しむことより 新緑を 楽しみながらわれは前向く
つつじ咲く 駅の広場の カフェで飲む アイスコーヒーほのかに甘く
深呼吸 一回すれば それだけで 下がる血圧クリニックにて
カメラにて からだの奥を 眺めつつ ホッと息つく医師のひとこと
こころなしか 太っとような 気がします 検査終えての食事を取れば
残雪と 蕗のとう見る 角館 一月遅れの秋田の春は
降り続く 雨のにおいの 休日は 息を正してコーヒー淹れる
コーヒーを 絵の具に溶かし 絵を描けば セピア色したジャズの巨匠が
武家屋敷 しだれ桜の 傘をさし 江戸の情緒の歴史を語る・秋田県 角館にて
たんぽぽの 歌を歌った 三月の 音楽朝会今も忘れじ
咲き初むる つつじの花が 点々と あまりに早い四月九日
なにげなき 友のLINEに 返信を 凡庸こそが今のしあわせ
風薫る 雲なき空の 快晴に 足並みかるくホップステップ
LINEにて 青葉若葉の 筑波山 友よりとどく四月九日
一日の ドラマの余韻に 浸りつつ 子どもの去りし教壇に立つ・現役の頃
階段を 二段抜かしで かけのぼる 休憩五分教室移動・教職現役時代
越後路の 春に浮かぶは チューリップ 河原いちめん真っ赤に燃えて
いつかまた 登ってみたい 槍ヶ岳 ペースメーカー埋まっていても
父母よりも 鮮明なりき 野良ネコの「プー」の命日五月の二日
詠います 駄作のうえに 傑作が いつか生まれることを願って
咲き初むる 紅き花びら はなみずき 駅に向かって並木通りに
懐かしの 昭和歌謡を 聴きながら 淹れるコーヒーキリマンジェロを
野良ネコの「プー」の写真を 眺めつつ 花を飾りしトルコキキョウの
天平の 阿修羅の像を 観るにつけ 思い浮かべる石川佳純
人よりも 教員として 期待され 働きつづけた四十五年
四人会 春の食事の 提案に LINEで賛同三分以内
やわらかに 春風のごと 接すれば 返ってきます友のぬくもり
はなみずきの 白き花びら 開花せし 府中球場並木通りに
本格派 春の一球 ど真ん中 東京大会府中球場・高校野球春季大会 桐朋−農大一高を観戦する
胃検診 終えて翌日 楽々と 生姜焼き食うストレスも無く
むらさきの あけびの花の LINE来る つくば山麓春らんまんの
大空を 切り裂き飛びし 白球に 歓声あげる府中球場・高校野球春季大会を観戦して
胃検診 終えて玄関 出てみれば 空が広がる春うららかな
飛行機の 雲が天へと 伸びてゆく 二十歳のわれのこころのように・若きあの頃
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久しぶり 外食すれば 揚げたての やけに美味しいホタテのフライ
とき号に 乗って上京 上野着 上野はわれのスタートライン
シンボルを 思い浮かべる 弥彦山 越後は今もこころのふるさと・弥彦山 新潟平野のどこからでも見える!
暑くても 動きまわれる うれしさよ 動機息切れまったく無くて
途切れてた 歌のブログを こじ開けて じっくり詠う日曜の朝
豊かなる 蒲原平野の コシヒカリ 越後は今もこころのふるさと
信濃川 流れ流れて 日本海 越後は今もこころのふるさと
音楽が 優しく咲きます モーツァルト コーヒーかおる日曜朝に
愛猫の 遺影の花を 替えましょう 野辺に咲きたる名もなき花に
論じ合う ことなど無くて 新聞を じっくり読みます日曜の朝
とき号に 乗って帰省の ふるさとは コシのヒカリの田園地帯
南風 吹きて雨降る この夜は なぜか落ちつくこころの奥が
咲いている ノウゼンカズラの 花房が 暑さに負けず朱色に染まり
咲いている 虞美人草の 一輪が 午後の日差しをたっぷり浴びて
ふるさとは きっと実りの コシヒカリ すくすく育て越後の里に
かならずや 選挙の前に 電話あり 同級生より律儀なほどに
涼しさに 胸おどらせた 蓼科の 山荘泊まる林間学校※引率として
駅前の ビタミンカラーの 花を観て 夏を乗りきる酷暑の日々の
この朝は 花を見つける 旅に出る わずか五分の小さな旅に
天高く 咲いていますよ ひまわりは 午前四時半花の散歩に
今日もまた ガイドブックで 旅をする 南イタリアシチリア島に
まるでその 幼児のごとく おねだりが とても大好き兵庫県知事
世の中は 思うようには いかないね グループLINEのそれぞれの意思
亡きネコの「プー」がスマホに あらわれて 忘れないでと呼びかけてくる
言葉には つばさのありて 歌詠めば 世界広がるこころの奥の
歌詠みは わが体調の バロメータ 今日は詠めそう一首二首へと
柏崎 刈羽原発 再稼働 めざす東電背後に何が
めずらしく 目覚めすっきり この朝は 咳も止まりて麦茶がうまい
カナカナと 梅雨の晴れ間の 夕暮れに 鳴いてすがしきひぐらしの音
清涼な 風を呼びこみ 歌を詠む 冷えたサイダー机の横に
発熱と 喉の痛みに 2リットル ペットボトルの麦茶を空に
学びとは 探究心と 好奇心 歴史にはまる七十過ぎて
テレビでの 野球観戦 大リーグ 午前二時半目をこすりつつ
寝汗かき 体温下がる この朝は 体調優れごはんがうまい
咲きほこる 奈良大和路の ハスの花 訪ねてみたい藤原京に
むせかえる 喉の辛さに 耐えかねて 口に入れこむ塩飴二つ
ベトナムの コーヒーを飲む 練乳と 氷を入れてかき混ぜながら
アメリカン エスプレッソと それぞれに 味わい深きコーヒーの味
一時間 帰省切符の 購入に ならぶみどりの窓口前に
コロナでの 抗体検査の 陰性に ホッと息つく診察室で