とき号に 乗って帰省の ふるさとは コシのヒカリの田園地帯
熱き日は パッフェルベルの カノン聴き こころ鎮めて寝床にはいる
野良ネコの「プー」の遺影が 訴える「水を換えてよ花瓶の水を」
アナベルの 白き紫陽花 色づけば 梅雨がはじまる五月末日
野辺に咲く 名も無き花の 薄紅が あかりを灯すくもりの空に
どことなく 自由な気分 羽ひろげ 飛んで行きたいマッターホルンに
梅雨空を ながめながめて 歌を詠む 午前五時半もう目が覚めて
梅雨空を じっと見つめる アナベルの 白き花咲くベンチに座り
何もかも 昨日と同じ 朝なれど ちょっと苦めのコーヒーを飲む
固有種の 額あじさいは 慎ましく 路地裏に咲く曇天の空
さやかなる 風に吹かれて 菖蒲観る 八国山のふもとの里で・八国山・・・東京都東村山市
タレントも 商品となり 使い捨て 四十八人その行く末は
カラフルに 花の菖蒲が 咲き初むる 五月の末の武蔵野の里
みごとなる 玉ねぎ収穫 LINEにて わが家にとどくつくばの友より
原点は 湘南キャンパス 初なつの 白ツメクサの芝でねころぶ
無心にて クリームパンを かぶりつく 仕事終えての駅のホームで・現役の頃
ふるさとの 水と空気に 合わなくて 上京しました二十歳のわれは
天平の 阿修羅の顔に 似ています 憂いを秘めた石川佳純
公園の 色とりどりの 紫陽花を 共にながめるいつかの君と
無限なる バッハの音に 身をまかせ スイングします朝のリビング
自粛ぬけ 三年ぶりの ふるさとの むかえてくれる弥彦の山が・弥彦山・・・新潟県
思い出は 数々あれど 思春期の きみとわたしはレモンの香り
かえり道 きみと二人で 歩いたね 高三冬の雪降る中を
たじろがず 再建めざす わが友に エールを送るショートメールで
無洗米 秋田こまちで ごはん炊く 豚のステーキおかずに添えて
再建を はじめし友の 第一歩 前見て語る友のメールは
友からの 返信ありて ホッとする 不安解消皐月の空よ
三号館 螺旋階段 のぼりつつ 春のキャンパス香りを胸に・二十歳の頃
救われた 仕事終えての 駅カフェの ブレンドコーヒー一杯なれど
紫陽花の 花につつまれ もう一度 歩いてみたいあの遊歩道
若草に 萌えるキャンパス 湘南の 風に吹かれた二十歳のわれは
下戸にとり 義理の宴会 二時間が 限界でした現役の頃
ちから抜き こころを軽く することで 次々浮かぶわたしの歌が
トーストに バターを塗って イチゴジャム つけてコーヒーリッチなる朝
コーヒーは われの身体の バロメータ 香りにひたる雨降る朝に
「でも」「だけど」言い訳ばかりの 彼だけど 教えてくれたわたしに歌を
蓮華咲く 田んぼで道草 した時の あの子はどうしているのでしょうか
一輪の 花瓶にさした 芍薬を 共に見つめる野良ネコ「プー」と
ふるさとの 友の返信 無きことに 不安がつのるあれやこれやと
落ち着いて 見つめてみよう わがこころ 新茶を淹れて味わいながら
道行けば がくあじさいの 花染まり 梅雨のはしりの五月の二十日
映える青 生える新緑 みずうみに すがたを見せる水没林が5月21日 東京新聞 群馬県 奥四万湖より
おもむろに マスク外せば 香りくる 青葉若葉のみどりの風が
どくだみの 白き花咲く 道を行く 梅雨のはしりの雨降る中を
札幌に 初夏の薫りの ライラック 待っていますよ友のLINEを
初なつの 風吹く北山 公園に 花の菖蒲は咲くのでしょうか
上京は こころの自由の 第一歩 ひとり暮らしは夢の楽園
起きがけに 皐月の風を とりこみて がぶがぶと飲むアイスコーヒー
湯に浮かぶ 菖蒲の茎を 手に取りて 香る夕暮れ夏はこれから
返信の 遅い君には 教えない 絹さやたまご料理の味を
青空に 広がる赤の チューリップ 信濃川原は春の祭典
薔薇見れば 野良ネコ「プー」を思い出す 五月二日は命日だから
今にでも 顔を出すよな 気がします 野良ネコ「プー」の住んだ茶畑
なにひとつ 浮かばぬときは 窓を観て 青葉に染まる日曜の午後
メガネ取り マスク外せば スッキリと 視界開ける日曜のカフェ
かしわばの 紫陽花白く 咲き初むり 梅雨の気配か皐月というのに
少しずつ 興味を持ちて 日本史を おのれで学ぶ七十過ぎて
紫陽花の 花の芽ほのかに ふくらんで 咲くのだろうか微笑むように
ゆったりと あせることなく 狭山茶を 淹れて味わう五月の朝に
実績と 記録つくれど 自慢せず いつも謙虚な大谷翔平
わたくしと 会話のできる ネコがいた 五月二日の命日に薔薇
新米の 教師としての 一年は 子どもとあそぶ理屈は抜きに・思い出として
とりあえず マスクをつけて 外に出る 義務ではなくて習慣として
トンネルを 抜ければ弥彦 見えてきて 三年ぶりの越後の春は
歌浮かぶ 帰省を終えて 伸び伸びと こころの壁を乗り越えるよに
いちめんの 水面にみどりの てんてんと 田植えの終えし越後平野は
シロップを たっぷり入れて 飲むアイス コーヒーうまし駅のカフェにて
理髪師の スッキリカットで リフレッシュ えりあし涼し皐月の風に
こでまりの 白の眩しい 境内に みどりの風がやわらかに吹く
満席の 待合室で「カノン」聴く 連休明けのクリニックにて
亡き母の 法事を終える 爽やかな 五月の風がそよぐ境内
ふるさとに 法事のありて 帰省する 田植えの終えた越後平野の
いつの日か やってみたいな 潮干狩り 思い続けて七十年たつ
菖蒲湯に つかりて邪気を おいはらう 五月五日の子どもの日にて
思い出す 五月になれば ふるさとの 実家の庭のしゃくやくの花
札幌は 百花繚乱 友からの LINEで伝わる春の芽吹きが
光琳の 燕子花図を じっと観て 元禄文化の香りにひたる・国宝 尾形光琳 燕子花図
わが歌に「いいね」がつけば ホッとして 空を見上げる五月の空を
押入れの 中をこまめに 大掃除 布団を出して掃除機かけて
メーデーの 理念いまだに とどかずに 働き続ける教職員は
友からの 札幌の地に さくら咲く LINEがとどく五月の三日
むらさきの アイリスの花 一輪を 遺影にかざる野良ネコ「プー」の
さて今日は 薔薇の咲く日の 野良ネコの「プー」の命日五月の二日
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とき号に 乗って帰省の ふるさとは コシのヒカリの田園地帯
南風 吹きて雨降る この夜は なぜか落ちつくこころの奥が
咲いている ノウゼンカズラの 花房が 暑さに負けず朱色に染まり
咲いている 虞美人草の 一輪が 午後の日差しをたっぷり浴びて
ふるさとは きっと実りの コシヒカリ すくすく育て越後の里に
かならずや 選挙の前に 電話あり 同級生より律儀なほどに
涼しさに 胸おどらせた 蓼科の 山荘泊まる林間学校※引率として
駅前の ビタミンカラーの 花を観て 夏を乗りきる酷暑の日々の
この朝は 花を見つける 旅に出る わずか五分の小さな旅に
天高く 咲いていますよ ひまわりは 午前四時半花の散歩に
病院の 玄関横に 薔薇が咲く 赤白ピンク色をそろえて
北からの 涼しき風を 呼び込めば 一首が浮かぶエアコン無しで
清らかに そっと咲きたる 白百合の 花一輪をスマホにかざす
陽に映えて 真っ赤に燃える ハマナスの 花一輪をスマホにかざす
流行の ファーストよりも 共生を 願うわたしはいつのいつでも
見つければ スマホかざして 花を撮る 名もなき花も名のある花も
降りてくる 歌が自然に 降りてくる 天の国からわたしの胸に
トンカツの 定食食べる 夕食に「孤独のグルメ」観るかのように
ステントや ペースメーカー 入れながら それでも生きるしぶとく生きる
ひまわりの ようにまっすぐ ひらきます 今日もあしたもあさってまでも
まるでその 幼児のごとく おねだりが とても大好き兵庫県知事
世の中は 思うようには いかないね グループLINEのそれぞれの意思
亡きネコの「プー」がスマホに あらわれて 忘れないでと呼びかけてくる
言葉には つばさのありて 歌詠めば 世界広がるこころの奥の
歌詠みは わが体調の バロメータ 今日は詠めそう一首二首へと
柏崎 刈羽原発 再稼働 めざす東電背後に何が
めずらしく 目覚めすっきり この朝は 咳も止まりて麦茶がうまい
カナカナと 梅雨の晴れ間の 夕暮れに 鳴いてすがしきひぐらしの音
清涼な 風を呼びこみ 歌を詠む 冷えたサイダー机の横に
発熱と 喉の痛みに 2リットル ペットボトルの麦茶を空に
学びとは 探究心と 好奇心 歴史にはまる七十過ぎて
テレビでの 野球観戦 大リーグ 午前二時半目をこすりつつ
寝汗かき 体温下がる この朝は 体調優れごはんがうまい
咲きほこる 奈良大和路の ハスの花 訪ねてみたい藤原京に
むせかえる 喉の辛さに 耐えかねて 口に入れこむ塩飴二つ
ベトナムの コーヒーを飲む 練乳と 氷を入れてかき混ぜながら
アメリカン エスプレッソと それぞれに 味わい深きコーヒーの味
一時間 帰省切符の 購入に ならぶみどりの窓口前に
コロナでの 抗体検査の 陰性に ホッと息つく診察室で
ファシズムが あっと言う間に 舞い降りる 東京都知事選挙の夜に