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泉を聴く
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うつ病、カウンセリングを経て、やっとたどり着いた場所。日々湧き上がる生命力を泉にたとえています。
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68回 / 365日(平均1.3回/週)

ブログ村参加:2013/04/27

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きくちゃんさんの新着記事

1件〜30件

  • 若きウェルテルの悩み

    この本を読んだのはいつだったか?はっきり覚えていませんが、20年以上前じゃないでしょうか。心が通い、互いに信頼して愛するようになった女性には婚約者がいた。そのとき、男はどうするか?悩みに悩んだ末にピストル自殺をします。そういう話だとしか覚えていなかった。今回再読して、大きく二つに驚く。一つは、ピストルで頭を撃って、即死だと思っていたら違う。12時間も息をしていた。悶え苦しみ、意識を失っても脈拍、呼吸とも続いていた。ウェルテルを慕っていたロッテの下の兄弟たちが取り囲んでいた。二つ目は、1774年に出版され、初めてドイツ語から多言語に翻訳されていた。その熱心な読者の一人にナポレオンがいた。ナポレオンは、この本のフランス語訳を遠征の時に持っていき、7回も読んだという。フランス革命が起きたのは1789年。ナポレオンがク...若きウェルテルの悩み

  • 皇居ラン

    小石川植物園を出て、そのままランニング。白山通りをずっと南下すれば皇居とぶつかる。一度は走ってみたいと思っていた皇居ラン。それも今日叶えることができました。こんな情勢なのでいつもがどうかわかりませんが、人はまばらで、道幅が広く、とても走りやすかった。竹橋から北の丸公園へ、皇居を反時計回りに一周。約5キロ。北の丸辺りへはずっと上り坂。左折して下り坂。結構高低差があることも走って実感。この写真は、左折する手前、右手に千鳥ヶ淵公園、正面にお堀、左手に皇居という位置です。お堀もでかいし深い。水質改善工事もしているのでしょうか。ずいぶん水はきれいでした。昔は、全部手作り。いったいどれだけの人たちがこんな巨大な土木工事をし、江戸城を作ったのか。走ってみると、その土地の歴史にも想像が及ぶようになります。それにしても気持ちよか...皇居ラン

  • 小石川植物園

    行こうかどうか迷いました。書き物、読み物が溜まっていて。でも、この春の穏やかな陽気は今しかないと感じ、出かけました。小石川植物園は、3度目でしょうか。桜の季節は初めてでした。日本最古の植物園だけあって、見所がいっぱい。桜だけでも、一般的な「ソメイヨシノ」だけでなく「ミカドヨシノ」と「ヨシノニオイ」があった。「山桜」に「大島桜」に、まだあったような。サンシュユ、ミツマタもちょうど満開。一本ごと木がでかい。名前が明記され、自由に歩き回れるんだけど、それぞれの植物は非常に大切に扱われているのがわかる。前回訪れたときは工事中だった温室も開放。中には観たことない熱帯の植物がたくさん。中でも小笠原諸島の固有種が豊富で、ここで育てて島に還してもいた。大事に育てられている植物たちが、人間たちを引き寄せていると感じた。小さな子連...小石川植物園

  • 雪柳

    桜に目が奪われがちですが、春になれば咲く花たちは多いです。レンギョウ、片栗、紫大根、ムスカリー、花ニラ、そして、走っていてよく目にしたのがこの雪柳。こちらに向かって花々が届けられるような感覚で写真を撮りました。桜だけ、ではもったいない気がして。みんな一人ひとりに、花は届けられるんだ、と思って。雪柳

  • お花見ラン

    この桜、自宅の近所にある元ハンセン病患者さんの療養所「多摩全生園」に立っています。国立ハンセン病記念館の横に広がるさくら公園に。2018年の台風24号の暴風によって、この桜に限らず、多くの木々が折られました。痛々しい傷痕。それでも耐え抜いた幹は光を求めて伸びていった。そして花を咲かす。今年もまた。なんて強いんだろう。心を打たれました。お花見ラン

  • 孤独でなかったなら

    孤独でなかったなら今日あなたと出会い誰にも言えなかったことを語り合い分かち合うことができたことをこんなにもうれしく思わないだろう孤独でなかったなら分かり合えなかったことに傷つかず私が私でしかないことに気づかず私のままでいいとは思えないだろうあなたをあなたのままに思うこともできないだろう孤独でなかったならどうして心底触れ合えたとき熱い涙が込み上げてくるのだろうだからもう孤独であることを塗りつぶさない孤独であることから逃げようとしない孤独でなかったならどうしてあんなにも笑顔満面でいつまでもいつまでも手を振るのだろう孤独でなかったなら

  • なずな

    「新型コロナウィルス」が流行してしまったこの頃。自粛ばかりで気持ちも塞ぎがちです。こんな時こそ気持ちよく走りたいのですが、あいにくの杉花粉症。この二週間走れず、うずうず。マスクをしての書店仕事も慣れません。息苦しく。それでも、というか、だから書店は大賑わい。よく売れるのはうれしいのですが大変です。一方で、昨日は3・11。9年経ちました。4月19日に気仙沼つばきマラソンがあり、エントリーしているのですが、開催されるかどうか。来週あたりに発表されるようです。さっぱり髪を切ってもらい、いつもは走る公園をぶらぶら。野には、春を告げる小さな花たちがいっぱいでした。「なずな」は、春の七草の一つ。よく見ると、ほんとに可愛らしい花です。東日本大震災を、私は一生忘れないでしょう。それがあったから、私はランナーになった。ランナーで...なずな

  • 人生処方詩集

    「飛ぶ教室」また「動物会議」の作者ケストナーは詩集も出していました。この本の存在は、かつての店長(今は自分で本屋を営んでいる)に教えてもらった。私の書いたものもまた薬であって欲しいと願っています。特に小説は「効いて」欲しい。文学もまた実学だと言ったのは詩人の荒川洋治氏で、私は「そうだ!」と合点したものでした。しかし、前述の意図で、すでにケストナーは1936年にこの詩集を出版していた。当時はナチスドイツの時代。すでに出していた詩集が燃やされても。体験に根差し、上っ面の嘘を突き破る強さがある。何が人々にとって大事なのか、よくわかっているとも思った。詩集には、使用法が記されている。例えば、「孤独にたえられなくなったら」という項目があり、該当するページがわかるようになっている。他にも、「結婚が破綻したら」とか、「なまけ...人生処方詩集

  • 走り抜く(書き抜く)

    録画していた東京マラソンを観戦しました。もう一年経ったのですね。去年の3月3日は、私が初めて東京マラソンに出場した日でした。今日のように、冷たい雨が降っていた。その日も大迫選手は走っていて、寒さのため途中棄権。そして一年後、自らの日本記録を塗り替えてみせた。感動しました。「守るのではなく、チャレンジしてよかった。次につながった」という言葉が印象的でした。井上選手も、30キロ過ぎまでは日本人一位。チャレンジ精神は誰にも負けていなかった。大いに刺激を受けました。それはチャレンジする勇気。また、苦しみを乗り越える強さ。青梅マラソンで完走した直後の写真が届きました。これは、プロのカメラマンが撮影し、私が買ったものです。私も、こんな表情をするんだ、という感想。苦しみを乗り越えた達成感というのがよく出ていると思います。私の...走り抜く(書き抜く)

  • 紅梅

    十日振りで走る。杉花粉の季節になり、朝ラン。朝は、花粉がまだ本気出していないので。そうでなくても空気がきれいで、朝日を浴びながら走ると目が覚めます。紅梅が、今年も鮮やかに咲いていました。紅梅

  • 飛ぶ教室

    「モモ」を読んだら「飛ぶ教室」も読みたくなった。この作品もまた、このブログ以前に読み、心の底の種子のように残っていた。いや、その心の底まで届いた種子は、もう十分に育っていたのかもしれない。果実を結ぶほどに。と言うのは、この作品の中身はほどんど覚えていなかったのに、私が今作っている作品と似ている、と感じたから。寄宿舎で寝食を共にする生徒たちと先生の話。ジョニー、マルチン、マチアス、セバスチャン、ウリー。この5人の高校生たちと、「正義先生」と呼ばれるベクとの師弟関係。また、学校のそばの菜園で、かつての列車の禁煙車両で暮らす「禁煙さん」と高校生たちの交流。「飛ぶ教室」という題は、作家志望のジョニーが自ら作った劇のことで、クリスマスに公開される。いくつかの場面が心に浮かびます。不仲の近隣の実業学校の生徒たちとの抗争。ボ...飛ぶ教室

  • 第54回青梅マラソン

    6回目の出場となる青梅マラソン。上の写真は、青梅市在住の姉が撮ってくれました。折り返して、青梅駅前付近。両親も応援に来てくれていて、その三人を見つけ、ハイタッチしに近づいたところです。よく撮れていますね。「目を細める」と言いますが、本当に細くなっている。元々細いですが。それほどうれしかったのでしょう。青梅は坂ばっかりです。多摩川沿いに登って、折り返しのわかりやすいコースですが、復路にも何気にきつい登り坂が待っている。市街地に戻ってからも長い。しかし、道幅が狭い分、応援がもろに響くのも青梅ならでは。トップランナーとすれ違えるのも大きな魅力。日本女子代表の前田穂南選手が日本記録を出しました。その前田さんを見たかったのですが、あまりに速かったからか、音もなく風のごとく通り過ぎたからか、拝見できなかったのは残念でした。...第54回青梅マラソン

  • 白梅

    雨上がり、日差したっぷりで梅も綻びはじめました。次の日曜にある青梅マラソンに向けて最終調整。あまりにも走るのが心地よかったのですが、疲れを溜めないように短目で切り上げる。最近の走りのテーマは「丁寧に走る」。ラストで失速するレースを何度か繰り返した。勢いや調子に乗って、また周りに流されて、自分本来のペースを見失い、徐々に削られていく。もうそんなレースはしたくない。終盤の足を残すには、最初から丁寧に、焦らず、一歩ずつ走ることが大事なのでした。なんだ、当たり前じゃないか、と思われがちですが、これが難しい。なにせ1万人以上もの人たちと同時に走るのですから。走るだけなのに、その中身、基本はたくさんあります。足の裏全体で着地できているか。重心の真下で接地できているか。頭のてっぺんが糸で引っ張られているかのようにぴんと背筋は...白梅

  • モモ

    自分の作品を発表する前に、今まで読んだ小説で心に残っているものをもう一度読みたいという流れがあります。新年、ほぼ一月かけて読み直したのがこの『モモ』。これは、私がカウンセリングに通っている最中に読んだ。だから、このブログが始まる前、もう15年くらい経つのでしょうか。亀の「カシオペイア」の印象が強くて、細部はほとんど覚えていなかった。主人公モモの生い立ち。親友のベッポとジジのこと。モモの暮らす劇場跡地に集まる子供たち。その遊び。そこに、灰色の男がやってくる。彼は、冷気を出している。人々から「時間の花」を奪い、凍らせて蓄え、さらに乾燥させて葉巻にしていつも吸っている。彼は、人間ではない。しかし、人間がその存在を許している。葉巻が吸えなくなると、彼は跡形もなく消えてなくなる。そんな灰色の男たちにとって、モモが脅威にな...モモ

  • 空と水と太陽

    久々に晴れて、充分に(24キロ)走り込みました。先日、ある人に言われました。「菊田さんだけの体じゃないのだから」と。走っていると、たまに応援される。走っているだけで、すれ違う人になんらかの良い影響を与えているから。こうやって書くこともそう。全く個人的に始めたブログが、文章が、私の手から離れ、多くの人たちに読まれるようになってきた。小説という作品も、公のもの、みんなのもの。そこに私がいることはむしろ邪魔だ。私は、気配を消すことが上手だ。透明になって、作品だけ残ればいい。それでも、私はここにいる。公であることと個人であること。この区別が、ときに混乱する。プロとしての倫理、というものも問われてきたのだろうか。思えば、不思議なものです。誰だって文章は書く。だけど、プロになったら、その文章でお金をいただく。その差は何なの...空と水と太陽

  • 蝋梅

    所沢の航空公園の蝋梅を楽しみに走る。青梅マラソンが一月後に控えていることもあり、坂多めで22キロ。20キロ超は久々で、あちこちに来た。でも、準備はしておかないと、本番が大変だから。それにしても、改めて思う。なんで痛んでまで走るのだろう?一つ、わかった。私にとって、走ることができるのは才能だ、と。この生まれ持った才能は、それでも、9年前の東日本大震災を経験するまで、完全に目覚めはしなかった。初恋の人がランナーだったのは、私も本当は走りたかったからだ。走ることができるのが才能であるのと等しく、書くことができるのもまた才能。これも、仙台で、孤立と鬱病の苦しみの中で目覚めた。私がまず大事にしなければならないのは、この与えられた才能を育むことだ。何よりも信頼することだ。走ることと書くことの融合が小説、物語とも言える。小説...蝋梅

  • あけましておめでとうございます 2020

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。数あるカレンダーの中で、この「飛び猫」(五十嵐健太/アートプリントジャパン)が気に入りました。初めて買ったのですが、今にぴったり。飛躍の年にしたいので。「次の場所」に飛び移るためには、「今の場所」から離れないといけない。正月から、さっそく「別れ」を経験しました。詳しくは書きませんが、まさに正された。小説は、最後まで一人で書き抜かなければならないのだ、とも知らされました。マラソンと同じように。最近のお気に入りの歌は、スピッツの「空も飛べるはず」と、いきものがかりの「YELL」。「サヨナラ」は、悲しい言葉じゃない。次の空へ、孤独な夢へとつなぐエール。今なら空も飛べるはず。君と出会えた奇跡が胸に溢れている。「空を飛ぶ」というのは、とても意味深い。心理学を...あけましておめでとうございます2020

  • Beyond the Limits.

    上のポスターは、今年一年、部屋に貼っていたものです。昨年の「月刊陸上競技」12月号の特別付録。時計回りに、大迫傑選手、設楽悠太選手、川内優輝選手、藤本拓選手、中村匠吾選手、そして井上大仁選手。本屋で朝、雑誌出しをしていて目が止まって。無事に怒涛のクリスマスを乗り越え、ほっとしています。年賀状も書いて出しました。もう、今年を振り返るとき。「Beyondthelimits.」その限界を超えよ。私にとって、その限界とは何だったか?マラソンでは、念願の東京マラソンで自己ベストの3時間38分30秒で完走。しかも、冷たい風と雨の中で。多くの人たちに助けられた。自信が深まった。勢いに乗って、その後は小説を書き進めることを第一に過ごした。現在217枚。100枚以上書いたことがなかったのだから確かにこちらも限界突破。今月にはやっ...BeyondtheLimits.

  • 新美南吉童話集

    「ごん狐」が再び注目されるようになり、もう一度、まとめて新美南吉を読みたくなりました。彼は、1943年、わずか29歳のとき、結核で亡くなっています。母親も、彼が幼少のとき亡くなり、自分も命は短いと悟っていたようです。すでに学生時代に喀血も経験していたようで。命と引き換えに、作品を残していった。「ごん狐」は、18歳で発表。百姓の息子、兵十が捕らえた魚を、狐のごんはいたずらして川に放ってしまう。うなぎはごんの首に巻きつき、兵十に気づかれたごんは逃げる。その後、兵十の母が亡くなったことを知ったごんは、自分の犯した過ちに気づき、償いを始める。結末は、どうぞ読んでみてください。その他の作品を読み通すと、「自分自身を欺くことの不可能性」といったテーマが通底しているように感じます。あるいは、自分が見ていた世界は、実は違ってい...新美南吉童話集

  • 紅葉

    先週は風邪で寝込んでしまいました。喉に痛みがあり、その後くしゃみ、鼻水が長引き、ついにお腹まできてしまった。ひどい下痢で何も食べられず、熱まで出た。さすがに仕事も休み、近くのかかりつけ医へ。お薬手帳を開くと、5年8か月ぶりだった。養生していたのですが。でも、「風邪の効用」という本もある。今日は18日ぶりのラン。不思議な感覚。生まれて初めて走ったような。痛みや力みがない。疲れもない。してみれば、いろいろ溜まっていたのかもしれません。小説が、一つ山を越えたということもある。いずれにせよ、また脱皮したのでしょう。体重も1キロ減った。すっきりした。いらない物は落ちて、気持ちいい。通り抜けてみれば。紅葉

  • 銀河鉄道の夜

    先日読んだ「井上ひさしベスト・エッセイ」の中で、自分のお金で初めて買った本として、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」が紹介されていて読みたくなった。「どんぐりと山猫」は、読んだかどうかはっきりせず、手持ちの新潮文庫版には載っていなかったので。「銀河鉄道の夜」を読んだのは3回目。私の心の中に残っている名作をもう一度読み直したいという最近の流れにも乗って。編集と解説は、谷川俊太郎のお父さん、谷川徹三。巻末の解説で紹介されていた賢治の文章は目新しいものが多く、引きつけられた。例えば、大正13年(1924年)発行の『イーハトーヴ童話注文の多い料理店』の序文。これは大正12年(1923年)12月24日の日付で書かれているそうです。「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風を食べ、桃いろのうつくしい...銀河鉄道の夜

  • 天気の良い朝、駅から勤務地まで歩く途中、咲いていた菊。石垣と舗装された歩道の合間に。「点が線になってきた」と、ある人に言われ、合点!カウンセラーをやり、逐語記録を一生懸命作って喜ばれたこと。本屋での18年間の日々。自分に必要な本、人、また出版社と出会い、自分自身を育ててきた。一方で、たくさんの本を返品してきた。何が売れないのか、は、身に染みているはず、と思いたい。自分が書く方になっていく。書店員が、書店員を極めると、書く人になっていくことは、自然だとも思う。心身の健康を保ち、地に足を着けるためにも必要なマラソンとも出会えた。今日は、来年の仙台ハーフマラソンにエントリーしました。昨年はエントリーできなかった「陸連登録の部」の制限時間を突破していたから。ハーフで1時間40分、フルで3時間40分ですが、今年は東京マラ...菊

  • イチョウ並木

    所沢の航空公園で。雨上がり、見事に色づいていました。蒸し暑いくらいで、心地よく汗が流れる。今日も走ることに助けれられて、感謝。イチョウ並木

  • 銀杏

    今週は変則シフトで、2度目の朝ラン。もうそろそろかなあと思っていた銀杏。やっぱり見頃でした。スマホの電源7割ほど使って写真を撮りまくり、もういいかと思って帰ろうとする。が、ふと、振り返ると、その絵が一番だった。なのでまた何枚か撮る。で、結局最後の一枚がこれ。今まで撮ったことのない視点、位置。寒くなってきた朝、日が柔らかく当たって心地良さそう。良い写真には物語があるのだと、本屋で雑誌出しをしていて知りました。その雑誌はカメラ専門誌ですが、初めて買いました。この写真の右下にベンチが入っています。最後の一枚になるまで、私も気づいていなかった。ベンチが入ることで絵になりました。そこに座ってみてください。銀杏が何か語りかけてきませんか?銀杏

  • 石蕗(つわぶき)

    玄関脇に、堂々と。月曜日に、大規模な清掃が入りました。私の住み慣れた部屋の壁、天井、窓。シルバー人材センターの人たちによって、きれいになりました。多量の本やCDも整理。机が広々となり、気持ちいいです。高校一年のときからだから、もう二十七年。守り、育ててくれて、感謝の気持ちが溢れます。石蕗(つわぶき)

  • 青葉繁れる

    井上ひさし版「坊ちゃん」という感じ。しかし、学校を辞めるのは私たちじゃない。仙台の「一高」という男子高校に通う六組の生徒たち五人が主人公。彼らの成績は下から数えた方が早い。彼らの一人、稔の家は料亭で、彼の部屋は宴会場の二階へ通じる階段の途中にある。そこは仲間たちが集う溜まり場でもあった。彼らの考えている、というか、妄想していることは女の子のことばかり。とてもよくわかります。この本を、高校のとき読んでいたらなあと、しみじみ思った。もう少し、何というか、舞い上がったり落ち込んだり、必要以上にしないで済んだのではないかと。「一高」の隣には「二高」という女子校があり、合同で演劇をやろうという企画が持ち上がる。英語劇で。シェイクスピアを。提案したのは東京からの転校生、俊介。高校始まって以来の偉業を達成するはずだったが、目...青葉繁れる

  • 秋海棠

    朝晩は冷えるようになりました。昨日朝の濃霧には驚きました。それも寒さのせいだそうです。と言いながら、明日の昼はまた暑くなりそうです。服装の調整が難しいですね。今日も朝走っていたのですが、小学校の体育館脇を通ったとき、男子のでかい掛け声が聞こえてきました。「前へならえ!」これを聞いたときから大きな違和感を覚えています。私もやらされていた。何も考えずに。小さいときから正しいとされるやり方を覚えさせられること。でも、それって本当に正しいの?そもそも、「ならう」は「〜へ」と結びつかない。正しくは「〜にならう」です。これが違和感の一つ。もう一つは、管理しようとする魂胆が丸見えだから。なぜ、学校で号令?命令?人を人として扱っていない。この辺の疑問を書いていたのは、少しネットで調べた限り、不登校新聞に載っていた元教師の記事だ...秋海棠

  • 井上ひさし ベスト・エッセイ

    青森旅行のお供に、また仙台一泊にも持っていこうと思っていた本。編者のユリさんは、井上ひさしさんの奥様。後書きで書かれていたけど、ベスト・エッセイとして選んだけれど、どれも面白いと。確かにそう。エッセイを読むと、書いた人もまた人間なんだなあと実感できる。若くに父を失い、奮闘する母の姿。薬局を継ぎ、薬局で本も売り、それがうまくいかなくなると女性の生理用品の製造、販売を手掛ける。それも行き詰まると屋台。次は土木工事の請負、井上組を立ち上げる。ひさし少年は、サーカスに憧れていた。東北各地を転々とする生活が嫌で、サーカスの団員になりたいと思った。家出しようと荷物をまとめていると、弟が抱きついて止めた。「手は、心を抱き締めるためにある」と知った。緘黙(かんもく)症(発話が滞ること)になったこともあった。転校が多く、方言の違...井上ひさしベスト・エッセイ

  • 柊木犀(ひいらぎもくせい)

    朝、走っていると、甘い、包み込むような匂いと出会う。何だろうと近づけば、この花。銀木犀かと思ったけど、調べると柊木犀でした。銀木犀と柊の合いの子。朝ランの途中、T字路の横断歩道にいつも黄緑色の上着と帽子を身につけ、同じ色の旗を持ったおじさんがいます。おじさんのすぐ後ろには、生まれつき障碍のある人たちが通う作業所があります。今朝、そこに通ってきたと思われる女の子とおじさんは握手していた。握手ではなく、道を渡ろうとした女の子の手を引いただけかもしれない。そのときの女の子の笑顔!忘れられない。いいものを見たなあ、と。柊木犀(ひいらぎもくせい)

  • 台風一過の朝

    昨日はすごい雨と風でした。今朝になり、全国で被害の状況が伝えられています。多くの川が氾濫しました。一刻も早く日常生活が再開するよう願うばかりです。今日、開催予定だった東北・みやぎ復興マラソンも中止になりました。木曜日の段階で中止発表があり、ホテル代のキャンセル費がかからず、助かりました。電車の切符も払い戻し。そんなこともある。自然を含めてのマラソンなんだと、改めて思います。昨夜は早く寝てしまったので、今朝の目覚めも早い。早速ランニング。富士山がはっきり見えました。体調は、さすがに今日に合わせてきたのでいい。うちの近所は、川の氾濫もなく、目立った被害はない模様。じゃあ、書くか。台風一過の朝

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