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泉を聴く
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うつ病、カウンセリングを経て、やっとたどり着いた場所。日々湧き上がる生命力を泉にたとえています。
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70回 / 365日(平均1.3回/週)

ブログ村参加:2013/04/27

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きくちゃんさんの新着記事

1件〜30件

  • がくあじさい

    がくあじさいが色づいてきました。今週は雨模様で、早くも梅雨寒のような天気。マスクも湿って、苦しい。やっと美容室の予約が取れ、今日さっぱり切ってもらいました。ヘッドスパもしてもらって本当にすっきりした。この充足感は、やはり、巣篭もり時間の長さに比例するのでしょう。原稿は捗るので、私にとって悪いばかりでもないのですが、行きたいところに行けない不満は溜まっている。私の大事な癒しであるスーパー銭湯も、もう2ヶ月以上行けてない。私のパワースポットともいえる美術館も休業中。マラソン大会も中止に次ぐ中止。仙台ハーフ、楽しみにしていたのに……。「新しい生活様式」なんて言われても、人はすぐ適応できるものじゃない。夏の甲子園が中止になったのもショック。夢に向かって努力した蓄積は決して無駄にならない、と、頭でわかっても気持ちはついて...がくあじさい

  • アヤメ

    先日は、マスクをしなくても十分広い所沢の航空公園を走りましたが、それでも人とのすれ違いでは気を使い、間隔を開けたり、息を止めたりしていました。で、今日は、やはり同じ場所には行きたくなくて、マスクをして近場のお気に入りを走りました。マスクして走ると、やっぱり息苦しい。何度も洗えるスポンジタイプで、汗や鼻水が染み込む。でも、慣れるものです。鼻の下は濡れないので、呼吸は維持できる。何より、周りの人たちへの配慮ができている安堵がある。息苦しくない速さや強さもまた身についていくのでしょう。これからは走る用に洗えるタイプ、仕事用に白い通常のマスクを使うことにしました。私の住んでいる東京都東村山市では、感染者数7名と言われています。しかし、隣の埼玉県所沢市は、150名以上と言われています。勤め先のららぽーと富士見も臨時休業中...アヤメ

  • 4TEEN

    自分の中にある名作をもう一度読んでみようシリーズ。今回は石田衣良さん。初めて読んだのはいつだったか覚えていないけど、たぶん池袋で働いていたときだと思う。そのときは、とにかく読書の疾走感が半端なかった。こんなにすらすら読めて感動もしっかりする小説は初めてだった。で、今回改めて読むと、全く異なっていた。ぜんぜんすらすら読めない!一つの固有名詞に引っかかり、一つの描写がどう書かれているか納得するまで次に行けない。そして著者本人の後書きを読み、作品の構成をおさらいする。ナオトというウェルナー症候群の14歳の少年がいる。ウェルナー症候群とは、生まれつき老化のスピードが速い人のこと。平均寿命は30歳ほど。この少年がまず現れ、友人が3人。ダイは、マックポテトの大をいつも食べているからダイ。ナオトと違って裕福ではない。体が大き...4TEEN

  • 矢車菊

    この花を撮りたくて走りに出かけました。この花がある場所は二箇所覚えていた。でもそこはまだ開花しきっていなかったし、量も少ない。今日はダメかなと思いつつ走っていると、思いがけないところに群生が。走るといつだって発見がある。それが走る楽しさ。心身脳も新鮮に保つことができます。コロナの影響で、医療現場が崩壊の危機に晒されています。セルフメディケーションという言葉を聞くようになった。自分にできる健康管理を積極的に行う、という意味。今こそ、一人ひとりが自分を守らなくてはならない。そのことが他の誰かの命を守ることになる。コロナ以前の世界がいかに尊かったか。全てが止まってしまったかのように見える世界で、初めて気づくこともあります。例えば、換気の大切さ。私の部屋は、年始にプチ改良が行われた。その一つは、換気扇をつける工事。その...矢車菊

  • 花水木

    昨日はすごい雨と風でした。疲れもあって休み。今日はいい天気で走りに出ました。近くの狭山公園はすごい人出。日曜だからなのか、コロナだからなのか。仲間と走っている人々も多い。家族でも。花水木がきれいに咲いていました。昨年の夏から、インスタグラムにも挑戦しています。最近はやっと慣れた感覚があり、「いいね」が世界中の人たちから来るのが面白いです。イタリア、ノルウェー、ポーランド、ウクライナ、ロシアなどなど。英語の実践という意味もあります。昨日、英語で自己紹介文を書きました。写真は、簡単に国境を超える。外出禁止や自粛が続く世界で、撮った写真で交流する楽しさもあった。簡単な自己紹介の最後にはこう書きました。I'mgladifyoulovethesephotos.(もしあなたがこれらの写真を気に入ってくれるなら私もうれしいで...花水木

  • もみじの花

    ランニングの途中で休憩に立ち寄った水飲み場の近くで、新緑がきれいだなあともみじを見上げると花が!初めて見ました。今までも目に入っていたのかもしれないけれど、それが花だと認識することはなかった。一日に一つでも発見があると、その日の充足度がぐっと上がる。人も走れば花に当たる。それは、自分自身の花(最も得意なところ)にも当たるのではないでしょうか。この臨時休業の時間、自分を見つめ直す良い機会ととらえることもできます。医療や福祉、保育や行政に携わっている方々は、本当に大変で、手厚い支援が早く、適切に届くことを願うばかりです。個人事業主の方々も、負けないでと外野から言うことはあまりにも簡単で、無責任。先日、かかりつけの歯科医院に行ったら、会計のお釣りもアルコール消毒して出してくれた。患者もかぶらないように調整しているとい...もみじの花

  • クリスマスローズ

    別名「雪起こし」なのだそうです。雪を起こすほど強く生えるので。花言葉は「癒し」。雪を跳ね起こす姿は、春の到来を人々に告げ、ほっとさせたのでしょう。今日の午前中は天気も良く、走りに行った公園は多くの人出。家にこもってばかりはいられないのが人。新型のウィルスは、人と人との接触をタブーに変えてしまった。でも、人は自然と濃厚接触できる。そのことで、自分の自然とつながり、健康を保つことができる。様々な情報伝達の技術もある。気持ちを通じ合わせる手段はある。できることを一つずつ。クリスマスローズ

  • つつじ

    家の近くに、山と湖があって良かったとつくづく思った。マスクをつける日々の中で、マスクなしでおいしい空気の中を走れる喜びを十分に感じて。写真を撮った八国山は、新緑が眩しく、風も爽やか。いつも立ち寄っている神社の縁側を子供がぐるぐる歩き回ってよくわからない歌を歌っていた。ストレス溜まるよね。なので遠慮して、多摩湖の脇の神社へ初参拝。祈ることはただ一つ。「早くコロナウィルスが治りますように」緊急事態宣言を受けて、ついに働きに出ている書店も臨時休業に突入。それでも荷物はやってくるので週三で出勤。あとは他店応援。そして執筆。自分が変わる節目には大きな災害があった。今年も忘れられない年になるのだろう。しっかりと。つつじ

  • ラストレター

    一月に映画も観ました。映画では、思わず泣いてしまいました。小説も読みたくなりました。30年ぶりの中学校の同窓会。そこに「君」がいるかもしれない、と期待して参加した中年男。彼が再会したのは、君の妹だった。なぜか姉のふりをしている。連絡先を交換し、文通が始まる。妹は姉を装ったまま。なぜ?君はすでに死んでいたから。君は、彼の初恋の人だった。そして君の妹の初恋の人は彼だった。彼は、君と大学のとき付き合っていた。なのに、君をさらっていった男がいた。彼は君を忘れられず、君の名前「未咲」という小説を上梓し、新人賞を受賞する。が、その後、一作も書けない。君のことが頭から離れずに。具体的に言えばこういう話ですが、抽象的にも優れている。というのは、作者の岩井俊二さんは、東日本大震災のテーマソングともなった「花は咲く」の作詞者。「未...ラストレター

  • チューリップ

    久々の朝ラン。と言っても、土曜日は初めて。平日よりもはるかに多いランナー遭遇率。後ろにつかれたりもした。家を出て、まず向かったのは東村山駅。まだありました。献花台。そこは、地元の大スターである志村けんの木が3本立っている。大きな欅の木は、新緑を芽吹いていた。献花台には、子供の字で書かれた感謝状や花束や飲料などたくさん。遺影もありました。屈託のない笑顔。手を合わせ、「ありがとうございました」と伝えてきました。地元のお土産で、「だいじょうぶだあ饅頭」や「だっふんだどら焼き」をよく買います。仙台で暮らしていたときも、東京の東村山出身と言えば「ああ〜」と合点してくれるのでした。それもそうです。あの「8時だよ全員集合」のエンディングで「東村山〜」と、何度も歌われていたのですから。久々に動画で「ひげダンス」を見ました。動き...チューリップ

  • 若きウェルテルの悩み

    この本を読んだのはいつだったか?はっきり覚えていませんが、20年以上前じゃないでしょうか。心が通い、互いに信頼して愛するようになった女性には婚約者がいた。そのとき、男はどうするか?悩みに悩んだ末にピストル自殺をします。そういう話だとしか覚えていなかった。今回再読して、大きく二つに驚く。一つは、ピストルで頭を撃って、即死だと思っていたら違う。12時間も息をしていた。悶え苦しみ、意識を失っても脈拍、呼吸とも続いていた。ウェルテルを慕っていたロッテの下の兄弟たちが取り囲んでいた。二つ目は、1774年に出版され、初めてドイツ語から多言語に翻訳されていた。その熱心な読者の一人にナポレオンがいた。ナポレオンは、この本のフランス語訳を遠征の時に持っていき、7回も読んだという。フランス革命が起きたのは1789年。ナポレオンがク...若きウェルテルの悩み

  • 皇居ラン

    小石川植物園を出て、そのままランニング。白山通りをずっと南下すれば皇居とぶつかる。一度は走ってみたいと思っていた皇居ラン。それも今日叶えることができました。こんな情勢なのでいつもがどうかわかりませんが、人はまばらで、道幅が広く、とても走りやすかった。竹橋から北の丸公園へ、皇居を反時計回りに一周。約5キロ。北の丸辺りへはずっと上り坂。左折して下り坂。結構高低差があることも走って実感。この写真は、左折する手前、右手に千鳥ヶ淵公園、正面にお堀、左手に皇居という位置です。お堀もでかいし深い。水質改善工事もしているのでしょうか。ずいぶん水はきれいでした。昔は、全部手作り。いったいどれだけの人たちがこんな巨大な土木工事をし、江戸城を作ったのか。走ってみると、その土地の歴史にも想像が及ぶようになります。それにしても気持ちよか...皇居ラン

  • 小石川植物園

    行こうかどうか迷いました。書き物、読み物が溜まっていて。でも、この春の穏やかな陽気は今しかないと感じ、出かけました。小石川植物園は、3度目でしょうか。桜の季節は初めてでした。日本最古の植物園だけあって、見所がいっぱい。桜だけでも、一般的な「ソメイヨシノ」だけでなく「ミカドヨシノ」と「ヨシノニオイ」があった。「山桜」に「大島桜」に、まだあったような。サンシュユ、ミツマタもちょうど満開。一本ごと木がでかい。名前が明記され、自由に歩き回れるんだけど、それぞれの植物は非常に大切に扱われているのがわかる。前回訪れたときは工事中だった温室も開放。中には観たことない熱帯の植物がたくさん。中でも小笠原諸島の固有種が豊富で、ここで育てて島に還してもいた。大事に育てられている植物たちが、人間たちを引き寄せていると感じた。小さな子連...小石川植物園

  • 雪柳

    桜に目が奪われがちですが、春になれば咲く花たちは多いです。レンギョウ、片栗、紫大根、ムスカリー、花ニラ、そして、走っていてよく目にしたのがこの雪柳。こちらに向かって花々が届けられるような感覚で写真を撮りました。桜だけ、ではもったいない気がして。みんな一人ひとりに、花は届けられるんだ、と思って。雪柳

  • お花見ラン

    この桜、自宅の近所にある元ハンセン病患者さんの療養所「多摩全生園」に立っています。国立ハンセン病記念館の横に広がるさくら公園に。2018年の台風24号の暴風によって、この桜に限らず、多くの木々が折られました。痛々しい傷痕。それでも耐え抜いた幹は光を求めて伸びていった。そして花を咲かす。今年もまた。なんて強いんだろう。心を打たれました。お花見ラン

  • 孤独でなかったなら

    孤独でなかったなら今日あなたと出会い誰にも言えなかったことを語り合い分かち合うことができたことをこんなにもうれしく思わないだろう孤独でなかったなら分かり合えなかったことに傷つかず私が私でしかないことに気づかず私のままでいいとは思えないだろうあなたをあなたのままに思うこともできないだろう孤独でなかったならどうして心底触れ合えたとき熱い涙が込み上げてくるのだろうだからもう孤独であることを塗りつぶさない孤独であることから逃げようとしない孤独でなかったならどうしてあんなにも笑顔満面でいつまでもいつまでも手を振るのだろう孤独でなかったなら

  • なずな

    「新型コロナウィルス」が流行してしまったこの頃。自粛ばかりで気持ちも塞ぎがちです。こんな時こそ気持ちよく走りたいのですが、あいにくの杉花粉症。この二週間走れず、うずうず。マスクをしての書店仕事も慣れません。息苦しく。それでも、というか、だから書店は大賑わい。よく売れるのはうれしいのですが大変です。一方で、昨日は3・11。9年経ちました。4月19日に気仙沼つばきマラソンがあり、エントリーしているのですが、開催されるかどうか。来週あたりに発表されるようです。さっぱり髪を切ってもらい、いつもは走る公園をぶらぶら。野には、春を告げる小さな花たちがいっぱいでした。「なずな」は、春の七草の一つ。よく見ると、ほんとに可愛らしい花です。東日本大震災を、私は一生忘れないでしょう。それがあったから、私はランナーになった。ランナーで...なずな

  • 人生処方詩集

    「飛ぶ教室」また「動物会議」の作者ケストナーは詩集も出していました。この本の存在は、かつての店長(今は自分で本屋を営んでいる)に教えてもらった。私の書いたものもまた薬であって欲しいと願っています。特に小説は「効いて」欲しい。文学もまた実学だと言ったのは詩人の荒川洋治氏で、私は「そうだ!」と合点したものでした。しかし、前述の意図で、すでにケストナーは1936年にこの詩集を出版していた。当時はナチスドイツの時代。すでに出していた詩集が燃やされても。体験に根差し、上っ面の嘘を突き破る強さがある。何が人々にとって大事なのか、よくわかっているとも思った。詩集には、使用法が記されている。例えば、「孤独にたえられなくなったら」という項目があり、該当するページがわかるようになっている。他にも、「結婚が破綻したら」とか、「なまけ...人生処方詩集

  • 走り抜く(書き抜く)

    録画していた東京マラソンを観戦しました。もう一年経ったのですね。去年の3月3日は、私が初めて東京マラソンに出場した日でした。今日のように、冷たい雨が降っていた。その日も大迫選手は走っていて、寒さのため途中棄権。そして一年後、自らの日本記録を塗り替えてみせた。感動しました。「守るのではなく、チャレンジしてよかった。次につながった」という言葉が印象的でした。井上選手も、30キロ過ぎまでは日本人一位。チャレンジ精神は誰にも負けていなかった。大いに刺激を受けました。それはチャレンジする勇気。また、苦しみを乗り越える強さ。青梅マラソンで完走した直後の写真が届きました。これは、プロのカメラマンが撮影し、私が買ったものです。私も、こんな表情をするんだ、という感想。苦しみを乗り越えた達成感というのがよく出ていると思います。私の...走り抜く(書き抜く)

  • 紅梅

    十日振りで走る。杉花粉の季節になり、朝ラン。朝は、花粉がまだ本気出していないので。そうでなくても空気がきれいで、朝日を浴びながら走ると目が覚めます。紅梅が、今年も鮮やかに咲いていました。紅梅

  • 飛ぶ教室

    「モモ」を読んだら「飛ぶ教室」も読みたくなった。この作品もまた、このブログ以前に読み、心の底の種子のように残っていた。いや、その心の底まで届いた種子は、もう十分に育っていたのかもしれない。果実を結ぶほどに。と言うのは、この作品の中身はほどんど覚えていなかったのに、私が今作っている作品と似ている、と感じたから。寄宿舎で寝食を共にする生徒たちと先生の話。ジョニー、マルチン、マチアス、セバスチャン、ウリー。この5人の高校生たちと、「正義先生」と呼ばれるベクとの師弟関係。また、学校のそばの菜園で、かつての列車の禁煙車両で暮らす「禁煙さん」と高校生たちの交流。「飛ぶ教室」という題は、作家志望のジョニーが自ら作った劇のことで、クリスマスに公開される。いくつかの場面が心に浮かびます。不仲の近隣の実業学校の生徒たちとの抗争。ボ...飛ぶ教室

  • 第54回青梅マラソン

    6回目の出場となる青梅マラソン。上の写真は、青梅市在住の姉が撮ってくれました。折り返して、青梅駅前付近。両親も応援に来てくれていて、その三人を見つけ、ハイタッチしに近づいたところです。よく撮れていますね。「目を細める」と言いますが、本当に細くなっている。元々細いですが。それほどうれしかったのでしょう。青梅は坂ばっかりです。多摩川沿いに登って、折り返しのわかりやすいコースですが、復路にも何気にきつい登り坂が待っている。市街地に戻ってからも長い。しかし、道幅が狭い分、応援がもろに響くのも青梅ならでは。トップランナーとすれ違えるのも大きな魅力。日本女子代表の前田穂南選手が日本記録を出しました。その前田さんを見たかったのですが、あまりに速かったからか、音もなく風のごとく通り過ぎたからか、拝見できなかったのは残念でした。...第54回青梅マラソン

  • 白梅

    雨上がり、日差したっぷりで梅も綻びはじめました。次の日曜にある青梅マラソンに向けて最終調整。あまりにも走るのが心地よかったのですが、疲れを溜めないように短目で切り上げる。最近の走りのテーマは「丁寧に走る」。ラストで失速するレースを何度か繰り返した。勢いや調子に乗って、また周りに流されて、自分本来のペースを見失い、徐々に削られていく。もうそんなレースはしたくない。終盤の足を残すには、最初から丁寧に、焦らず、一歩ずつ走ることが大事なのでした。なんだ、当たり前じゃないか、と思われがちですが、これが難しい。なにせ1万人以上もの人たちと同時に走るのですから。走るだけなのに、その中身、基本はたくさんあります。足の裏全体で着地できているか。重心の真下で接地できているか。頭のてっぺんが糸で引っ張られているかのようにぴんと背筋は...白梅

  • モモ

    自分の作品を発表する前に、今まで読んだ小説で心に残っているものをもう一度読みたいという流れがあります。新年、ほぼ一月かけて読み直したのがこの『モモ』。これは、私がカウンセリングに通っている最中に読んだ。だから、このブログが始まる前、もう15年くらい経つのでしょうか。亀の「カシオペイア」の印象が強くて、細部はほとんど覚えていなかった。主人公モモの生い立ち。親友のベッポとジジのこと。モモの暮らす劇場跡地に集まる子供たち。その遊び。そこに、灰色の男がやってくる。彼は、冷気を出している。人々から「時間の花」を奪い、凍らせて蓄え、さらに乾燥させて葉巻にしていつも吸っている。彼は、人間ではない。しかし、人間がその存在を許している。葉巻が吸えなくなると、彼は跡形もなく消えてなくなる。そんな灰色の男たちにとって、モモが脅威にな...モモ

  • 空と水と太陽

    久々に晴れて、充分に(24キロ)走り込みました。先日、ある人に言われました。「菊田さんだけの体じゃないのだから」と。走っていると、たまに応援される。走っているだけで、すれ違う人になんらかの良い影響を与えているから。こうやって書くこともそう。全く個人的に始めたブログが、文章が、私の手から離れ、多くの人たちに読まれるようになってきた。小説という作品も、公のもの、みんなのもの。そこに私がいることはむしろ邪魔だ。私は、気配を消すことが上手だ。透明になって、作品だけ残ればいい。それでも、私はここにいる。公であることと個人であること。この区別が、ときに混乱する。プロとしての倫理、というものも問われてきたのだろうか。思えば、不思議なものです。誰だって文章は書く。だけど、プロになったら、その文章でお金をいただく。その差は何なの...空と水と太陽

  • 蝋梅

    所沢の航空公園の蝋梅を楽しみに走る。青梅マラソンが一月後に控えていることもあり、坂多めで22キロ。20キロ超は久々で、あちこちに来た。でも、準備はしておかないと、本番が大変だから。それにしても、改めて思う。なんで痛んでまで走るのだろう?一つ、わかった。私にとって、走ることができるのは才能だ、と。この生まれ持った才能は、それでも、9年前の東日本大震災を経験するまで、完全に目覚めはしなかった。初恋の人がランナーだったのは、私も本当は走りたかったからだ。走ることができるのが才能であるのと等しく、書くことができるのもまた才能。これも、仙台で、孤立と鬱病の苦しみの中で目覚めた。私がまず大事にしなければならないのは、この与えられた才能を育むことだ。何よりも信頼することだ。走ることと書くことの融合が小説、物語とも言える。小説...蝋梅

  • あけましておめでとうございます 2020

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。数あるカレンダーの中で、この「飛び猫」(五十嵐健太/アートプリントジャパン)が気に入りました。初めて買ったのですが、今にぴったり。飛躍の年にしたいので。「次の場所」に飛び移るためには、「今の場所」から離れないといけない。正月から、さっそく「別れ」を経験しました。詳しくは書きませんが、まさに正された。小説は、最後まで一人で書き抜かなければならないのだ、とも知らされました。マラソンと同じように。最近のお気に入りの歌は、スピッツの「空も飛べるはず」と、いきものがかりの「YELL」。「サヨナラ」は、悲しい言葉じゃない。次の空へ、孤独な夢へとつなぐエール。今なら空も飛べるはず。君と出会えた奇跡が胸に溢れている。「空を飛ぶ」というのは、とても意味深い。心理学を...あけましておめでとうございます2020

  • Beyond the Limits.

    上のポスターは、今年一年、部屋に貼っていたものです。昨年の「月刊陸上競技」12月号の特別付録。時計回りに、大迫傑選手、設楽悠太選手、川内優輝選手、藤本拓選手、中村匠吾選手、そして井上大仁選手。本屋で朝、雑誌出しをしていて目が止まって。無事に怒涛のクリスマスを乗り越え、ほっとしています。年賀状も書いて出しました。もう、今年を振り返るとき。「Beyondthelimits.」その限界を超えよ。私にとって、その限界とは何だったか?マラソンでは、念願の東京マラソンで自己ベストの3時間38分30秒で完走。しかも、冷たい風と雨の中で。多くの人たちに助けられた。自信が深まった。勢いに乗って、その後は小説を書き進めることを第一に過ごした。現在217枚。100枚以上書いたことがなかったのだから確かにこちらも限界突破。今月にはやっ...BeyondtheLimits.

  • 新美南吉童話集

    「ごん狐」が再び注目されるようになり、もう一度、まとめて新美南吉を読みたくなりました。彼は、1943年、わずか29歳のとき、結核で亡くなっています。母親も、彼が幼少のとき亡くなり、自分も命は短いと悟っていたようです。すでに学生時代に喀血も経験していたようで。命と引き換えに、作品を残していった。「ごん狐」は、18歳で発表。百姓の息子、兵十が捕らえた魚を、狐のごんはいたずらして川に放ってしまう。うなぎはごんの首に巻きつき、兵十に気づかれたごんは逃げる。その後、兵十の母が亡くなったことを知ったごんは、自分の犯した過ちに気づき、償いを始める。結末は、どうぞ読んでみてください。その他の作品を読み通すと、「自分自身を欺くことの不可能性」といったテーマが通底しているように感じます。あるいは、自分が見ていた世界は、実は違ってい...新美南吉童話集

  • 紅葉

    先週は風邪で寝込んでしまいました。喉に痛みがあり、その後くしゃみ、鼻水が長引き、ついにお腹まできてしまった。ひどい下痢で何も食べられず、熱まで出た。さすがに仕事も休み、近くのかかりつけ医へ。お薬手帳を開くと、5年8か月ぶりだった。養生していたのですが。でも、「風邪の効用」という本もある。今日は18日ぶりのラン。不思議な感覚。生まれて初めて走ったような。痛みや力みがない。疲れもない。してみれば、いろいろ溜まっていたのかもしれません。小説が、一つ山を越えたということもある。いずれにせよ、また脱皮したのでしょう。体重も1キロ減った。すっきりした。いらない物は落ちて、気持ちいい。通り抜けてみれば。紅葉

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