1481句目……昼寝覚の「め」■メルヘンの扉はこちら君影草季語……君影草(きみかげそう)スズランの別名です。葉に隠れるように、控えめに咲くスズランの花。メル…
896句目 いとど鳴くの『く』■くるくるの天然パーマ秋湿り季語/秋湿り秋はカラッと晴れる日も多いから、雨の日は余計に湿った空気を感じたりしたりします。次は、…
895句目 秋祭の『り』■良心の中にも悪魔いとど鳴く季語/いとど鳴く『いとど』とは、秋の虫です。本名は、『竈馬(かまどうま)』後ろ脚が長くて、竈を馬の様に飛…
894句目 昼の月の『き』■筋肉痛一昨昨日の秋祭季語/秋祭神輿を担いだ訳でもないのに、わっしょいって、腕を振り上げただけなのに……なかなか治らない筋肉痛。因…
893句目 笑ひ声の『え』■煙突の消えて建つビル昼の月季語/昼の月町工場や銭湯が次々と無くなり、マンションが建って、どんどん下町の風情も消えて行きます。次は…
892句目 する夜食の『く』■栗ご飯匂ふ隣家の笑ひ声季語/栗ご飯ああ……羨ましいぃぃ……次は、笑ひ声の『え』
雑詠のページに、『佳作』が二句載りました。先ずは、西池冬扇さんに選んで貰った、句から。■鯉の来て喰うて吐き出す根無草根無草とは、水面に浮かんでいる草、浮草の…
891句目 秋哀れの『れ』■レトルトのカレーお代はりする夜食季語/夜食通常の食事の他に、夜にとる食事のこと。元々は農村の夜業に食べられた物も言ったけど、今は…
890句目 秋祭の『り』■リア王の三人娘秋哀れ季語/秋哀れシェークスピアの悲劇、『リア王』読んだことのない人でも、なんとなくあらすじが分かりますよね。長女と…
889句目 狭庭かなの『な』■無くし物直ぐに出て来し秋日和季語/秋日和秋の良く晴れた一日。気分が良いと、無くした物も落ち着いて探せるので、直ぐに見つかります…
888句目 秋淋しの『し』■子規庵に秋の溢るる狭庭かな季語/秋9月19日は、子規忌でした。俳句をやる人達は、この日に正岡子規に寄せた一句を詠む。そんな、風流…
887句目 秋うららの『ら』■ラブソング流るイヤフォン秋淋し季語/秋淋し春の出会って、夏に別れて、秋に落ち込み、冬に諦める。そして、また春が来る。ラブソング…
886句目 我老いての『て』■てにをはを間違ふをさな秋うらら季語/秋うらら秋の麗らか晴れた、穏やかな日和。いい大人が、てにをはをを間違っていると、何だよあの…
885句目 残暑かなの『な』■長き夜に幾度目覚むる我老いて季語/長き夜一杯飲んで、いつの間にか眠ってしまうけど、直ぐに目の覚める。その後、なかなか寝付けない…
884句目 残暑なほの『ほ』■本棚の後ろに溜まる残暑かな季語/残暑続けて残暑俳句でした。次は、残暑かなの『な』
883句目 赤ん坊の『う』■海からの風のべたつく残暑なほ季語/残暑海風は塩が混じっているので、何だかベタベタします。しかし、少しずつ秋らしくなって来だけど、…
882句目 昼の月の『き』■金風に包まれ笑ふ赤ん坊 季語/金風 秋の風のこと。秋の風を何故に、金風と呼ぶのか?秋が五行説の金行にあたるからだそうです。えっ、…
881句目 秋思かなの『な』■泣きながら独り呑む酒昼の月季語/昼の月仕事が休みの日、家族は出掛けて居て独り。ふと淋しくなって、酒を呑む。酔が回れば、何が淋し…
880句目 鼻歌にの『に』■日本の過去を未来を秋思かな季語/秋思何だか、ジャニーズのことやら、マイナンバーカードのことやら、インボイス制度のことやら、色々考…
879句目 藪枯の『し』■新涼やショパンの曲を鼻歌に季語/新涼ショパンの『ノクターン』を鼻歌で。えっ?どんな曲って?夜想曲、夜の曲です。で、どんなって?えー…
878句目 味見妻の『ま』■ママチャリの唸るブレーキ藪枯季語/藪枯(やぶからし)ブドウ科ヤブカラシ属の多年生蔓性植物です。北海道から沖縄まで、どこにでも自生…
877句目 秋祭の『り』■林檎剥きながら食べたる味見妻季語/林檎(りんご)もぐもぐしながら、林檎を剥く妻です。まあ……林檎に限りませんが。次は、味見妻の『ま…
876句目 残るGの『じぃ』■爺ちやんの紋付き袴秋祭季語/秋祭母方の祖父は、町会の役員をしていたので、お祭りの時は神社の広間で食事をしていました。紋付き袴姿…
875句目 撃つ秋思の『し』■死してなお毛嫌ひされし残るG季語?/残るGごきぶりですね。あらま!嫌だなあ……こんな所に!!ひょんな所に、ごきぶりがひっくり返…
874句目 名残の蚊の『か』■かめはめ波自分の胸に撃つ秋思季語/秋思(しゅうし)秋になって、淋しくなったり切なくなったり、あれこれ色々と、思うことを秋思と…
873句目 油蝉の『み』■耳たぶを狙ふ羽音名残の蚊季語/名残の蚊(なごりのか)秋になり、気温も下がり、元気の無い蚊を名残りの蚊、秋の蚊といいます。次は、名残…
872句目 秋祭の『り』■林道に残り過ぎたる油蝉季語/残る蝉森林整備の為に作った道を林道といいます。次は、油蝉の『み』
871句目 残暑なおの『お』■大人しき大人になれず秋祭季語/秋祭秋の収穫を祝う秋祭り。大人になっても、落ち着かない俺は、祭り大好き。だけど、良い歳して人見知…
870句目 秋渇きの『き』■キャラメルは生キャラメルに残暑なお季語/残暑嬉しいやら、悲しいやら。次は、残暑なおの『お』
870句目 秋渇きの『き』■キャラメルは生キャラメルに残暑なお季語/残暑嬉しいやら、悲しいやら。次は、残暑なおの『お』
869句目 食へぬとはの『は』■歯並びの悪き兄弟秋渇き季語/秋渇き食べても食べても、満たされない秋の食欲を、秋渇きといいます。男の子兄弟は、競い合って食べる…
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1481句目……昼寝覚の「め」■メルヘンの扉はこちら君影草季語……君影草(きみかげそう)スズランの別名です。葉に隠れるように、控えめに咲くスズランの花。メル…
1479句目……盛りかなの「な」■和やかを一気に壊す油蝉季語……油蝉(あぶらぜみ)一匹の油蝉が近くで鳴き出すことで、一気にぶち壊しです。次は、油蝉の「み」
1478句目……梅雨入りすの「す」■睡蓮の余命三日の盛りかな季語……睡蓮(すいれん)睡蓮は、朝咲いて夕方閉じるを三日続け、そして散ります。次は、盛りかなの「…
1477句目……称賛すの「す」■すべり台出来ぬと泣く子梅雨入りす季語……梅雨入(つゆいりす)関東も梅雨入しました。じめじめ蒸し蒸しのはじまりはじまり~。次は…
1476句目……鯉の口の「ち」■地下道に唸るクーラー称賛す季語……クーラー地下道やメトロのホームで、大型のクーラーが、日夜唸りを上げて頑張って冷しています。…
1475句目……雲の峰の「ね」■根無草を呑みて直ぐ出す鯉の口季語……根無草(ねなしぐさ)浮き草のことですね。多きな鯉のが、大きな口で飲んだけど、不味くて直ぐ…
1474句目……好きの「き」■觔斗雲に乗りて突つ切る雲の峰季語……雲の峰(くものみね)もこもこの入道雲、積乱雲を雲の峰と呼びます。觔斗雲(きんとうん)、孫悟…
1473句目……大家族の「く」■草笛の「アメイジング•グレイス」好き季語……草笛(くさぶえ)ずいぶんと前だけど、夕方の公園で、お爺さんが吹いているのを、聴い…
1472句目……夏の午後の「ご」■ごきぶりが飛びてドタバタ大家族季語……ごきぶりこの世で一番の苦手はゴキブリです。まぁ、昆虫全体があまり好きじゃ無い俺です。…
1471句目……ソーダ水の「い」■糸通し直ぐに壊るる夏の午後季語…夏針の穴に糸を通す。すっかり老眼で無理なので、糸通しのお世話になっている俺。だけど、直ぐに…
1470句目……苺かなの「な」■悩み事一つ解決ソーダ水季語……ソーダ水こう言う時のソーダ水は、格別に美味い!!次は、ソーダ水の「い」
1469句目……薫る風の「ぜ」■全部食べ皿まで舐むる苺かな季語……苺(いちご)子供の頃は、苺に牛乳と砂糖をかけて潰して食べたりしてたけど、今は練乳をたっぷり…
1468句目……初鰹の「お」■おならして褒めらる赤子薫る風季語……薫る風(かおるかぜ)夏に吹く心地よい風を、褒め上げた季語です。次は、薫る風の「ぜ」
1467句目……スチュアートの「と」■土佐の酒に合はせる千葉の初鰹季語……初鰹(はつかつお)千葉の勝浦での、水揚げ量は関東で一番です。次は、初鰹の「お」
1466句目……夕涼みの「み」■ミニオンの目元の涼しスチュアート季語……涼し黄色の身体にオーバーオールを着て、水中メガネを掛けた宇宙人ミニオン。打表的な3人…
1465句目……炎天下の「か」■顔似たる犬と飼主夕涼み季語……夕涼みよく似てる犬と飼主って、見掛けるけど、あれ不思議ですね?一緒に暮らして居ると似てくるのか…
1464句目……男の子の「こ」■コカ・コーラそれともペプシ炎天下季語……炎天下(えんてんか)何故か好みの分かれるコーラ。どっちでも良いから、冷えたコーラをガ…
1463句目……孫娘の「め」■メロンパン囓る素足の男の子季語……素足素足、裸、何も着てない丸裸も、夏の季語です。次は、男の子の「こ」
1462句目……飛ばすの「す」■水泳のはじめの一歩孫娘季語……水泳生まれて六ヶ月を過ぎた孫娘が、水泳の体験レッスンに行って来ました。娘が抱っこしたままプール…
1142句目……日輪草の【う】■浮草を分けて皿出す河童かな季語……浮草(うきぐさ)緑色の浮草を分けて、緑色の河童が頭からぬっと出て来てビックリ!!なんて、想像…
1141句目……ランドセルの【る】■留守宅の塀に顔出す日輪草季語……日輪草(にちりんそう)向日葵(ひまわり)の別の名前です。旅行にでも行かれたのか、静かな庭か…
1140句目……ギンギン太陽の【う】■植田道とぼとぼ帰るランドセル季語……植田(うえた)田植えを終えて間もない田んぼのこと。そのあぜ道を、何が学校であったの…
1139句目……たくましきの【き】■キンキンのビールとギンギン太陽季語……ビールガンガン太陽の下で、キンキンに冷えたビールを、カンパ~イ!!次は、ギンギン太…
1138句目……アイスクリームの【む】■麦茶煮る母の背中のたくましき季語……麦茶(むぎちゃ)昔は家族が多かったから、大きな薬缶や大鍋で、汗をだらだら流しなが…
1137句目……髪洗ふの【ふ】■蓋を先ず舐むる癖ありアイスクリーム季語……アイスクリームお行儀が悪いけど、ついついカップアイスの裏を舐めてしまう俺です。次は…
1136句目……梅雨籠の【り】■リンスinシャンプーちよつぴり髪洗ふ季語……髪洗ふ(かみあらふ)俺の髪は、少なくて短いので、ほんのチョッピリしかシャンプー…
1135句目……舐めてみよの【よ】■羊羹の一本食ひぞ梅雨籠季語……梅雨籠(つゆごもり)毎日毎日、雨が続く梅雨。心もどんよりと落ち込む……そんな時は、ようかん…
1134句目……アヒルガアの【あ】■水馬は甘ひか辛ひか舐めてみよ季語……水馬(あめんぼ)小川や池や沼の水面をすいすい走る、あめんぼです。水の馬と書いて、あめ…
1133句目……水中花の【か】■カラスカアガマハノソノソアヒルガア季語……ガマ蝦蟇(がま)、ひきがえるですね。 うるさいカラスとアヒル、静かなひきがえるの対…
1132句目……水鉄砲の【う】■占ひのラッキーアイテム水中花季語……水中花(すいちゅうか)朝の星占いを見ていると、理由の分からないラッキーカラーとか、ラッキ…
1131句目……生ビールの【る】■ルール無き撃ち合ひ激し水鉄砲季語……水鉄砲(みずてっぽう)撃っても、撃たれても、水ですから。次は、水鉄砲の【う】
1130句目……アロハの【は】■ハムカツは薄きほど良し生ビール季語……生ビール近頃のハムカツは、厚さを売りにしているのか?居酒屋などで出す奴は、ハムが1.5…
1129句目……冷豆腐の【ふ】■古着屋の店主のビンテージアロハ季語……アロハ古着屋の店主の着こなすアロハシャツは、年代物らしい。次は、アロハの【は】
1128句目……夏の曇の【も】■木綿派と絹派のふたり冷豆腐季語……冷豆腐(ひやどうふ)冷奴のこと。妻は絹ごし豆腐、俺は木綿豆腐が好きです。次は、冷豆腐の【ふ…
1127句目……なすび漬の【け】■蹴り上げるサッカーボール夏の曇季語……夏の曇(なつのくも)よく晴れた青空と白い曇。気持ちの良い空へ、蹴り上げるサッカーボー…
1126句目……伯父と叔父の【じ】■自家製が美味いは妄想なすび漬季語……なすび漬「お客さん、うちの茄子漬は旨いよ! うちのカミサンが育てた茄子を、代々受け継…
1125句目……駄菓子売の【り】■緑陰にこそこそしたる伯父と叔父季語……緑陰(りょくいん)夏の緑溢れる木陰で、何やら良く無い相談。次は、伯父と叔父の【じ】
1124句目……青葉風の【ぜ】■ゼラニュームに隠るる引き戸駄菓子売季語……ゼラニューム今は品種改良され、形も色もいろいろありますが、昭和時代は赤色ばかりでし…
1123句目……夏の朝の【さ】■三叉路の出会ひと別れ青葉風季語……青葉風(あおばかぜ)気持ちの良い風が吹く、三叉路。次は、青葉風の【ぜ】