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畑に吹く風 https://blog.goo.ne.jp/yukiguni01-47

 雪国魚沼生まれの魚沼育ち。生粋の田舎人です。愛犬マックスと共に畑仕事や魚沼の自然を紹介しまします。

 早期退職をして早六年。細々と始めた個人経営の農産物直売所の営業も五年目のシーズンを無事に終えています。 無農薬、減農薬を主体とし、減化学肥料、有機主体の農業に挑戦しています。 石の上にも三年。徐々に畑の趣旨も知られるようになり、長岡の「越後の台所 すずきち」は大のお得意さん。なんと、お店には私たち夫婦と私の畑の写真が沢山掲げられていますよ。

スベルべ
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魚沼市
出身
魚沼市
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2012/03/02

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  • 春が速足で近づく

    体力維持と健康を保つという考えで、午前午後と散歩に出ます。これは、何日か前の晴れた日の散歩です。村の中の道路路から越後駒ケ岳が白く見えます。集落を抜けて、水田地帯に入ると視界を妨げるものも無く目に入る真っ白な山々。日本百名山にも入っている、越後駒ケ岳の雪に覆われた姿も、間もなく地肌が見えてくるでしょう。家が立て込んでいる場所では投雪場所が限られて大きな雪の山が出来る。下は水田ですが、雪の運び出しは新年度予算にするらしく、未だ手付かずです。正面の屋の上は我が家の山の畑です。急斜面は全層雪崩で土が出ました。畑にも、先日ノルディックスキーで登り消雪促進剤を撒いてきたから、雪消えも進むでしょう。日が長くなってきたとはいえ、日暮れは早くて午後3時には日陰になります。正面に見える、旧鉄道官舎も屋根雪は全く下ろさなかっ...春が速足で近づく

  • 角田山の思い出(赤石岳さんへ)

    何年か前に、夫婦二人で登った、角田山の思い出です。ブログを通じた友人の、ハンドルネーム「赤石岳」さんが登られるそうなので参考に。この角田山は、近くでは最も高い弥彦山を挟み、北側にはこの山。そして、南側には良寛さんの五合庵で知られる国上山(くがみやま)があります。登りやすく、そして何本もの登山道があり地元の皆さんに親しまれています。これは、日付を見たら4月1日でした。ランニング登ってくる学生も何人もいました。木の間越しに見える日本海です。灯台コースはこちら側から登ります。新潟はやはり、まだ寒い季節になりますね。近くには桜の名所もありますがまだでしょう。桜の開花はまだだとしても、きっと雪割草は咲いていますよ。赤石岳さん、調べてお出でだと思いますが、ここからだと寺泊も近いですよ。日本海の新鮮なお魚をどうぞ。角田...角田山の思い出(赤石岳さんへ)

  • 連載330「光と薫と」(その2終わり)

    光と薫と(その2終わり)ところが、のんびりとした時代のためか、はたまた引き受けた叔父が粗忽ものだったのか、届けるようにと言われた名前を忘れてしまったのだったとか。役場の受付にたどり着いたとたんに、言いつけられた新生児の名前、先輩の家族が決めた大切な名前を失念してしまった。一文字名前で、末尾の読みが「る」だったことはかろうじて記憶にあった。申請用紙を見て呻吟する姿を見かねた、役人はそれだったら「光」ではないかと、助言したそうだ。苦し紛れに、暗闇に光とばかりに、そうだった、と答え名前が「光」と届けられて受け付けられた。無事に大役を務めて帰宅した叔父の話に驚いたのは、親をはじめとする家族たち。実は家族が相談して決めた名前は、なんと「薫(かおる)」だったのだそうです。でも、彼も彼の家族も、特段の変更手段を取ること...連載330「光と薫と」(その2終わり)

  • 連載330「光と薫と」(その1)

    光と薫と(その1)相撲取りとも見間違えるほど堂々たる体躯の先輩がいた。同じ職場で一緒に机を並べていたが、なんと担当する仕事はその体躯に似合わぬような、繊細な事務仕事ではあったのだが。互いに酒が好きで、麻雀が好きでと共通点が多かったのか、独身寮住まいの私が、翌日の休日を自宅で過ごすために電車に乗ると、先輩はワンカップと四合瓶と、駅前の店で仕入れた「おでん」とを手に、私を探していたものだった。30分足らずの間に、飲み干したワンカップの容器に酒を注ぎあい飲み干す。彼が下車する一つ手前の駅で、特急の通過待ち時間があると、巨体を揺らせてホームを走り売店にお酒の追加を求めに行くのだから二人ともかなりの酒好きだったという事です。そんな彼の名前は、体躯に似合わぬような優しくかわいいお名前。それは「光(ひかる)」でした。な...連載330「光と薫と」(その1)

  • 雪の山の畑へ向かう(その3終わり)

    消雪促進剤は3袋を撒いて、終わりにしました。残りは後日にします。仕事を終えて、畑の端の山の急斜面が始まる場所に行き、下の風景を眺めました。雑木の藪越しに下を眺めると、盆地の向こうの山に陽が当たっています。まだ、すべてが雪に覆われた、我が故郷です。でも、もう一か月もしたら地面が見えるかな。畑の真下には、我が家も見えます。上は国道17号線で、緑色の屋根が我が家です。平和な眺めかな。魚野川のこちら側、水田地帯の中にも消雪促進剤はを撒いた跡。あれは、水田の中に畑化した場所で花卉農家がユリを栽培するための消雪促進剤散布です。夕暮れも近づき、再びノルディックスキーを履いて帰宅の途に就く。沢を隔てた、向こうの平らにも消雪促進剤を撒いた跡が見えました。雪は、まだ1.5mは残っていると思います。自然にすべて消えるのは4月末...雪の山の畑へ向かう(その3終わり)

  • 雪の山の畑へ向かう

    畑の柿の木の下に置いた、大きなソリに乗せた消雪促進剤です。カラスが悪戯して、穴を開けた様子も見られず、大丈夫で安心でした。左には柿の木に絡みついた、ツルウメモドキの蔓が見えます。昔、大雪が続いたころは、秋のうちに何袋も運び上げて柿の木の下に積んでおいたものです。ノルディックスキーで歩いてきた方向を見返ります。山の畑は、30アールです。すべてに消雪促進剤は撒かなくても一部だけでも効果はある。一か所でも土が顔をのぞかせたらしめたもの。そこから、紫外線、赤外線を吸収して土は温まり、周囲の雪を溶かし始めます。さて、それでは撒き始めましょうか。先ずはポケットのマスクをしましょう。消雪促進剤の粒子は結構、微細で舞い上がり、全身を粉まみれの真っ黒けになる。(続く)雪の山の畑へ向かう

  • 雪の山の畑へ向かう(その1)

    山の畑へ続く、広域農道の除雪を始める気配がない。新年度、4月1日にならないと始めないのかと思い、ノルディックスキーで行くことにした。3月の10日前後だったかな、娘婿の運転のスノーモービルで走った跡が見える。その後も、誰かが同じくスノーモービルで登ったらしく、形跡は2本の往復に見えます。これは、スベルベたちのスノーモービルの形跡とは違います。花卉農家でも、何軒かがスノーモービルを所有していて、冬の往復に使っているのです。空は雲一つない青空の日でした。上には3本の筋が見えます。下の線が広域農道で、上の2本の線は新潟福島豪雨の際に崩落した個所の復旧工事の跡です。山頂の畑、平らな部分にもう少しで着くという地点です。雪が雪崩落ちて、枯れたカヤが顔を出した場所からこちらを見るカモシカが見えました。近づいて写真をと思い...雪の山の畑へ向かう(その1)

  • 連載329「70台で死ぬ人、80代でも元気な人」(その2終わり)

    70台で死ぬ人、80代でも元気な人(その2終わり)70歳を超えると、友人知人が大病をした、亡くなったなどという知らせが入り始める。同世代の喪中はがきが届くことも多くなってきました。60代ではあまり意識しなかった「死」がリアルに感じられる年齢という事なのでしょうか。「70台で死ぬ人、80代でも元気な人」の著者は「レジリエンス(回復力)」と「免疫力」にその違いのヒントがあると説く。でも、現状は災害の発生や、政治の混乱などで明るい話題も無く、元気を失わされてしまうようなことばかりです。でも、70歳を過ぎても、「周りに迷惑をかけてはいけない」「迷惑になってはいけない」なんて思う必要ない。奔放なほど自由に生きたらよい。家に閉じこもって本を読むのも悪くはないが、それよりも友人たちと議論したり、映画や音楽の感想を語り合...連載329「70台で死ぬ人、80代でも元気な人」(その2終わり)

  • 連載329「70台で死ぬ人、80代でも元気な人」(その1)

    70台で死ぬ人、80代でも元気な人(その1)刺激的な題名の本を見つけ、誘惑に駆られてネットで取り寄せた。発行は2022年で、著者は精神科医として知られている「こころと体のクリニック」院長で30年以上も高齢者医療の現場に携わっている、第一人者と紹介されている。そんな、第一人者が著した高齢者向けの本ということになるのでしょうか。先日も私の同級生たちがクラスの幹事を集めて、喜寿の同級会の実施について話し合った。その結果、中学校7クラスの幹事たちの話し合いでは、とうとう全体での実施は見送ろうという結果になったと、伝えられた。かろうじて、私のクラスでは「せっかく話が出たのだから、クラスだけでも集まろうじゃないか」という声もあり、この打ち合わせには私も招かれて出席した。近隣に住む何人かの同級生が集まったのだが、男性陣...連載329「70台で死ぬ人、80代でも元気な人」(その1)

  • 牛ヶ首展望台から見る夜景

    カメラもスマホもパソコンも、機能が多くて中々使いこなせない。カメラのバルブ機能を、ようやく理解していつもの牛ケ島展望台の夜景を撮りに行きました。バルブ機能とは、長時間シャッターを押し続けるようなものです。初めてのバルブ撮影で、露光時間が少し短かった。左下の関越自動車道の車の光も短い。露光時間、シャッターを押し続ける時間が長いと、ライトも線のようになるのですが。日の出時刻が近づき、空も明るさを増してきたので、オート撮影に切り替えました。雲が多い朝で、日の出も赤く染まらないようです。それでも、この牛ケ島展望台には何人かが集まって、朝日を待っていました。集まった皆さんと会話を交わすと、長岡から朝3時に来たという人も。ここまで、撮影したところでカメラに、「電池が無くなりました」の表示が出て終わりました。後日、もう...牛ヶ首展望台から見る夜景

  • 奥沢(おくそう)の雪の変遷

    「56豪雪」と呼ばれた、昭和56年には大規模な雪崩が線路まで埋めた。その、大きな沢は「奥沢(おくそう)」と呼ばれているのだが、今はその名も知る人は少ないだろう。凄い急斜面で、雪が留まることは少ない。雪が降り積もっても、少し気温が上がると、たちまち雪崩となって落ちるのです。先日見た、カモシカのつがい。親子なのか夫婦なのか体格が少し違う。雪崩で斜面の土が顔を出すと、そこに顔を出す草などを探しに来るのだが、これは少し違う様子。スベルベも何年も行っていないのだが、頂上付近にはカモシカの足跡が多く残る。一時期は、足跡はスベルベとカモシカの物のみでした。今は、カモシカだけでしょう。最近の奥沢です。ほとんどの雪が雪崩落ちたが、大きなブロック状の部分が残る。重さが何トンもあるだろうと思われる雪塊です。下敷きになったら人間...奥沢(おくそう)の雪の変遷

  • 完全栄養食ポトフ

    洋風おでんとでも言うべき「ポトフ」が時々食卓に乗ります。スベルベママの得意料理の一つかな。自家産野菜の多さが自慢かな。鶏の手羽元、ウィンナーも少しずつ入っていますが基本は野菜。ニンジン、ゴボウ、ジャガイモが多く、キャベツも自家産。キノコとセロリは買っています。黄金色のスープと言っても良いかと思います。各材料からでたエキスは、なんとも表現のしようがないような滋味を感じさせる。スベルベの夕食に、百薬の長は欠かせない存在です。この日は、頂き物の壱岐焼酎のロックを黒柿のロックグラスで頂きました。余すところなく頂きました。ポトフの暖かさと焼酎で体も芯から温まる。老境に近づいたといっても良いような年齢になり、二人の食事も思い出話に花が咲く。完全栄養食ポトフ

  • マリネとチャンプルーと

    二人暮らし、しかも高齢夫婦となると食事の量も減って来ますね。昨年末に、札幌在住のスベルベママの姉夫妻からのプレゼントがまだ残っていました。しかも、紅鮭の上等品。焼いて食べるだけでは芸がないというもの。尾の身に近い部分を使って、スベルベママがマリネに仕立ててくれました。カマの部分はベーシックな焼き魚で頂きました。まだたくさん残っている大根を摩り下ろして添えます。うん、美味しい。ご近所から立派なゴーヤを頂いたので、チャンプルーに。ご近所さんは、息子さんが沖縄で暮らしていて、おすそ分けでシークワーサーなども頂きます。塩沢の青木酒造のお酒「鶴齢」を合わせて頂きました。食べる量は減っても、なかなか減らないのがお酒です。噛まなくて良いですからね。体調を崩していたスベルベママもようやく復活、復調で御馳走作りも回復でした...マリネとチャンプルーと

  • 我が家の裏の雪原を歩く(その2)

    岩根と呼ばれる地域一帯の風景です。20年前の中越地震の際は、この斜面の右側半分ほどま範囲が大きく崩落しました。こうして、アップするとただの平面ではなく、何筋かの沢状になっている。その、沢状態の場所に、ゼンマイが良く出るのですが、採るには覚悟が必要です。ここは、数年前にスベルベが転落した沢の反対側斜面です。この斜面から北側は、旧川口町地域。市町村合併により今は長岡市です。毎年、こんな大規模な全層雪崩を起こして、土が少しずつ削り取られる。きっと、大規模な地殻変動で河岸段丘が出来た数10万年前から続いたのでしょう。並行して走る、上越線と国道17号線が接近してこれ以上はいけないところで折り返す。今来た方向、南東側を見ながら帰ります。冬の雪の最盛期には雪に隠れていた自動車も見えるようになりました。雪の状態も、三月に...我が家の裏の雪原を歩く(その2)

  • 我が家の裏の雪原を行く

    三寒四温という言葉もありますが、魚沼も晴れの日が続くようになった。先日の晴れた朝に、隣家との間からノルディックスキーを履いて雪原を歩いた。駅から少し下った、山の斜面の杉の木にトンビが舞います。ここのところ、毎年、春になると同じ杉の木に営巣し、同じようにカラスとのいざこざが始まります。岩根と呼ばれる急峻な斜面の山が続きます。山頂部の右側にはカラ松が見えますが、あのあたりから中越地震の際は崩落しました。真ん中下部の大きな木が折れているのが見えます。雪崩ではなく積もった雪の重さで折れたのでしょう。岩根のほぼ全景を見ます。底雪崩とか全層雪崩と言うが急斜面の雪は留まることが無い。こうして、毎年土を伴って崩れ落ちる底雪崩によって、何万年もの間崩れ続けてきたのでしょう。60度以上もあるような急斜面でも、ゼンマイも独活も...我が家の裏の雪原を行く

  • サヨリを刺身で

    近所のオジサンはなかなかのグルメでおられる。「トーチャン、久しぶりで見つけたよ」なんて、サヨリの刺身を持ってきてくださった。サヨリって、漢字ではどう書くのかなと調べたら「針魚」とか「細魚」だとか。春が旬なのかもしれないけれど、このごろは滅多に店頭では見かけません。対して我が家の美味しいの物は、この相変わらずの大根の煮物。スベルベが好きで、スベルベママには呆れられながらも作る、鮭のアラとの大根煮です。さて、この食べ物との組み合わせだったら、ここは一番日本酒!酒器はぐい吞みで、八海山の文字入りの利き猪口です。利き猪口に書かれたお酒とは違いますが、お酒はご存じ「越乃寒梅」。新潟の端麗辛口が、爆発的な人気を起こした発端となった日本酒ですね。当時は滅多に口にすることが出来ないほどの価格で貴重品でした。今は、やや高価...サヨリを刺身で

  • 雪原の朝(その2)

    昨日に続いて、我が家の裏の雪原の風景です。左側の山の斜面をご覧ください。本当に特殊な地形です。毎年こんな雪崩を繰り返しています。上りの2番電車が行ってから、10分後には貨物列車が通過します。この貨物列車も、機関車の半分ほどが雪に埋もれて見えます。それだけ雪が積もっているのではなくて、除雪車が飛ばした雪の量もあります。長い長い編成の貨物列車ですね。電柱の間隔から見て、2~300mはあるでしょう。物流の多さも景気の反例かな。我が家の畑がある、山頂付近を望みます。右手の杉林の奥は「滝林」というのだけれど、地元でも名前は忘れられているでしょう。この杉の陰になるけれど、ここも急斜面で毎年続く全層雪崩で山肌は削り取られています。ゼンマイや、独活がたくさん出る場所でも有るけれど、命がけの覚悟が無いと行けません。(我が家...雪原の朝(その2)

  • 雪原の朝(その1)

    春を感じさせる、朝から晴れ渡った空です。我が家を含む、駅前通りの家々の影が、雪原に広がる気持ちの良い朝。大寒波襲来時には、真っ白な雪で覆われていた山も今はご覧の通り。大規模な土地の隆起で作られた河岸段丘が残した崖は、雪が落ちて裸状態です。朝の2番電車が、トンネルを出てきました。6時少し過ぎが、1番でこの2番電車は7時少し過ぎての到着です。山の斜面の雪崩で、危ないようにも見えますが大丈夫。ズームレンズでアップしたからで、山裾から線路までは離れています。我が家の裏には水田が広がっています。その水田の積雪も、この状態だとまだ2m近いようで、電車が半分隠れて見えました。(続く)雪原の朝(その1)

  • 春の山へスキーで行く(その5終わり)

    杉林の近くに、緑色の屋根の建物があります。主を亡くして長い年月が経ちましたが、頑丈な作りで雪に埋もれても壊れることは有りません。山の畑は、杉林によって区切られる形で、何か所にも分かれています。杉林は、窪みで天然の池になったりで耕作に適さない場所に作られていますね。我が家がある方向とは反対側を、畑の端から眺めます。魚野川が見える辺りは、旧川口町で今の長岡市川口町地域です。遥か彼方の最も高い場所は、小千谷市の山本山です。分かり難いですが、関越自動車道も見える。滅多にみることの無い、旧川口町の和南津地域の山中になります。春めいてきた山の風景をカメラに収めたのでした。ここも谷の奥まで水田です。畑のある山の平地もやや傾斜があり、帰りはスキーで快調に下ります。こうして、山の畑の偵察行は終わりました。広域農道も何とか滑...春の山へスキーで行く(その5終わり)

  • 春の山へスキーで行く(その4)

    こちら側の山と、大沢川の谷を隔てるのは通称、牛ヶ首の平らです。昔は我が家も、その牛ヶ首にも20アールほどの畑があった。今は交換分合で無くなった。少し右、西側の風景を見る。向こうはかすんではいるが越後三山の姿。もう少し西側には巻機連峰も見える。こんな、美しい風景を独り占めの幸せ。さぁー、真っ白な雪原に踏み込もう。誰の足跡も無い。まだ、動物たちの足跡さえ少ない。でも、動物たちにも嬉しい春です。いつも思う事。こんな風景を独り占めしてよいのかなんて。いえ、スベルベが特別な存在でなんかない。好奇心旺盛で見たいのです。こんな風景を。杉木立が綾なす、ヒカリと影の模様です。この両方の杉の林が、畑のある区域を分けています。二つ目の畑の区域を越えた向こうが我が家の畑になります。この平の端から向こう側から、斜面が始まり下ると我...春の山へスキーで行く(その4)

  • 春の山へスキーで行く(その3)

    右側が広域農道です。雪に覆われて誰の入った形跡も無し。斜面に残る野ウサギの足跡は、左上の木の樹皮を食べに上った跡でしょう。広域農道に薄く、2本のスキーのシュプールが見えます。これは、先日スベルベが登った跡です。ここから100mほど行って引き返していたのです。山頂の平らな部分、畑が始まる地点に到着して下の集落を見ます。遠く権現堂山の二つのピークが見えます。冬に一度登ってみたかったですね。ズームアップして集落を再び撮影。近代的な家ばかりになり、屋根雪の処理に困っているような家はほとんど無いですね。雪面に登った太陽からの光によって影が出来ます。右側にズームレンズをつけたカメラの影が見えます。この写真はポケットに入れたコンデジです。(続く)春の山へスキーで行く(その3)

  • 春の山へスキーで行く(その2)

    この日はテンの足跡が、あちらこちらと多くみられました。夜の間は、野ウサギ、リスなどの小動物とテンの戦いが繰り広げられているのでしょうか。広域農道も徐々に標高か上がっていきます。途中で、きれいに樹皮が齧り取られた細い木が一本。野ウサギの餌になったのでしょう。このスキー板の跡は、先日ノルディックスキーで登ったスベルベの足跡。左側の木の少ないやや平らな部分は、40年ほど前に豚が放牧されていました。もう少しで、山頂の平らな畑付近に到達するという直前です。ここでは、やはり樹皮をかじられた立木がありました。日本鹿ではなくてやはりウサギでしょう。もう一つ、目についたのがこの枯れた山芋の残骸です。山芋も成長すると、花が咲き実がなるのです。これはかなりの大物。秋が楽しみです。登ってきた道、そして自身の足跡を振り返ります。ス...春の山へスキーで行く(その2)

  • 春の山へスキーで行く(その1)

    いよいよ春めいてきた魚沼です。先日は、ノルディックスキーで足を延ばしました。天候は良いし、山の上までどうしても行ってみたかったのです。雪の表面は凍みて固い。上越線の跨線橋を渡ってすぐの場所で前方をキツネが横切りました。数秒だけ、スベルベを見たけれど、「なんだ、人間か」なんて感じで消えました。こちらの杉林の中に消えたのでしたが、キツネも恋の季節なのかな。マックスと早朝、暗さが残っているような時刻に散歩に出ると、鳴き声が聞こえたものです。表面が凍みて固くなり、その上に薄く降った雪の上に残る足跡。見えにくいですが、一足飛びに四つの足跡を残しているのは、テンですね。通称は広域農道ですが、正式名称はこんな名前なんですね。自動車社会になり、広い道路無しでは農業の成り立たなくなっているのですね。もう少し行くと、いよいよ...春の山へスキーで行く(その1)

  • 久しぶりの「打ち豆」作り(その2終わり)

    お湯に浸した大豆「秘伝」のB級品です。形も色も不揃いです。床にビニールを敷き、その上に広げた紙の上にその大豆を広げて一晩乾燥する。こんな感じで、軽く乾燥した大豆を容器に集めます。不揃いなために、吸水状態も異なりそのために粒の大きさも違ってきますね。家伝のケヤキ製の台の上に、大豆を並べて打つ準備。スベルベママに言わせると、義母は一粒ずつ打って能率が良かったというのですが、スベルベ流は、このように何粒も台の上に並べて、一粒ずつ打ち潰す方法です。大豆の粒の大きさの違いと、吸水の状態で個性は違う。吸水の良い大豆は、勢い良く打つとピシャンと潰れてしまうので、そこは手加減です。打ち終えた完成品の「打ち豆」は、ファンヒーターの前に広げて乾燥。こうして水分を飛ばさないと、カビが発生してしまいます。乾燥したら長期保存も可能...久しぶりの「打ち豆」作り(その2終わり)

  • 久しぶりの「打ち豆」作り(その1)

    フェイスブックの「無農薬と無肥料の農業の研究と実践」というグループに加盟しています。先日、大豆の話しから、その加工品の「打ち豆」のことをアップしたら反応が大きく、残っている大豆を思い出した。そこで、冬のうちに「打ち豆」を作って、保存しようと考えて、久しぶりの仕事に着手。先ずは、前夜から準備で、沸騰したお湯に6分ほど浸して、引き上げて乾かす。使った大豆は、撥ね出しのB級品。そのため不揃いだったり黒かったり。品種は「秘伝」ですが、形の良い大粒な大豆は煮豆などで食べていました。程よく乾燥させた、大豆をケヤキ製の立方体の台に乗せます。この台は、長姉の嫁ぎ先が昔、履物屋をやっていて、下駄の鼻緒をすげ替えるのに使っていたらしい。この木槌は何に使ったものなのだろう。昔から我が家に伝わっている品物です。古びて、年代を感じ...久しぶりの「打ち豆」作り(その1)

  • 溶けて流れりゃみな同じ

    この写真は再掲ですが、寒波の襲来中は連日のように道路除雪が続いていました。我が家の前から、10数mで交差点になり、どうしても雪が集まりやすくなり、大山を築いていました。今の大型ロータリー除雪車の力は強くて、雪をこんな風に飛ばす。高さが10m以上かと思われる、大きな雪の山が出来上がっていたのでした。ようやく天候も安定し、春めいてきた先日から雪の搬出が始まりました。大型バックホウが持ち込まれて、中型のダンプカー2台とのセットでの仕事です。人手不足が仕事の遅滞を招いていると言われていますが、この仕事も同じ。機械のオペレーターの他に、専任の交通誘導員まで配置するから4人態勢だったのかな。雪の山に隠れて、この方向からは見えなかった我が家も見えてきました。3日ほどで、きれいな平らに仕上げて終わりました。1m以上は残っ...溶けて流れりゃみな同じ

  • 春の淡雪でしょうか

    大寒波が去り、弥生三月に入ったとはいえ、魚沼の春はまだ先です。降雪は完全に終わることも無く、この朝もうっすらと新雪が降りました。そんな中、スベルベママと一緒に短い散歩です。急斜面で発生する、全層雪崩で土が顔を出しても、再び雪で白くなる。道路の両側はロータリー除雪車が投げた雪で、山脈のよう。かすんで見える、山頂付近が我が家の山の畑です。3mを超える雪の下でしょう。左側の斜面も急斜面で、雪は滞ることなく落ち続けるのですが。言え、雪どころか土さえ崩れ落ちる。小学校の登校時に土砂崩壊の発生も見ました。短い散歩を終えて、我が家の近くまで帰って来ました。我が家の下の畑の隣り、旧鉄道官舎の屋根の雪も溶けて少なくなりましたね。建物の手前のプラムの木も大分枝折れしたように見えます。我が家の前に出来た、ジョークで令和新山なん...春の淡雪でしょうか

  • スキー散歩を終えて帰りましょうか

    雪の状態さえよかったら、もっと山の上まで行けたのですが諦めました。散歩としては、十分に歩いたのかな。帰り道で見る山に向かった際のスキーの跡です。あの大きな足跡の、野ウサギに比べると可愛い足跡が無数にある。犬か猫かという感じですが、これはタヌキたちが歩き回った足跡になります。何回かお話していますが、この上越線を跨ぐ跨線橋はスベルベが監督して架けた。高い跨線橋で、もちろん手すりも設置されているのですが、雪の埋もれて端は危険です。もう一度、不思議な風紋「シュカブラ」を見ながら跨線橋から下ります。今年は最後まで、この風紋は残るのでしょうか。残念ながらスキーは無理なのかなー。跨線橋、広域農道の上側にあたります。こちら側も一面の風紋です。何本かの細い棒が見えますが、この下は水田ではなくて畑になっています。花卉農家がユ...スキー散歩を終えて帰りましょうか

  • 穏やかな日差しが注ぐ冬の道

    木漏れ日のような光がさします。こうして、光の陰影を入れるとシュカブラによる凹凸も良く分かりますね。この木立はクルミの木などで、その向こうは共同墓地になります。墓地の守り神の観音堂だけは木の陰にかすかに存在が分かるが、他は真っ平。昭和56年の5mに近い、大雪の際も同じようで墓石は雪に埋もれていた。この地では春のお彼岸には、墓地に仏様を迎えに行く習わしがあるが、自分の墓地が分からず困った。共同墓地を通り過ぎて、いよいよ広域農道も山に入ろうかという部分。動物たちの足跡も、より多くなります。野ウサギの足跡が多いが、右上はテンですね。懐かしい、そして記憶を呼び起こす風景に出会えました。普段は草木に覆われて確認できない、昔の道の九十九折か姿を現している。この道が廃道状態になって半世紀は過ぎたでしょうか。母と一緒に通っ...穏やかな日差しが注ぐ冬の道

  • 大寒波後のノルディックスキー散歩(山に入る)

    跨線橋を渡り終えて、広域農道を進みますが、風紋、シュカブラで歩き難い。凹凸の、凹の部分の雪が柔らかくて、ストックが深く埋まったりするのですから。動物たちの足跡が、交錯しています。左から上がるのはタヌキです。そして、左から下がってきているのは野ウサギ。時間差は有るのでしょうが、ぶつかったら挨拶するのかな。特に沢、水が流れている場所には足跡が多い。このあたりの小川は、三面コンクリートだったと思うが水を求めてなのだろうか。元、地域の野球場で今はグランドゴルフ場として使われている広場。その外周には桜が植えられていますが、太い枝が雪の重さで折れています。この少し先で、広域農道は3方向に分かれます。左に上る農道も深い雪に覆われています。その上の尾根は厚い雪に覆われている。足元の悪さに苦労しながらも、足を運んでいると汗...大寒波後のノルディックスキー散歩(山に入る)

  • 大寒波後のノルディックスキー散歩(風紋など)

    大寒波も去り、ようやく青空が広がった日でした。ノルディックスキー散歩に出ます。広域農道の始まりの場所に軽トラを停めて、スキー板を履いて歩きだして驚きました。水田部分の雪原が、波打つというか、穴ぼこだらけの異様な風景になっています。山仲間のフェイスブックで教えられましたが「風紋」とか「雪紋」と呼ばれる風の悪戯らしい。山言葉でもあるというが、横文字では「シュカブラ」と言うとのこと。北欧の言葉が元らしいけれど、波という言葉かららしいです。遠く我が家の畑がある山を望みます。上越線を渡る跨線橋へと向かいます。左の直線はこれも風の悪戯かな。とにかく、大寒波の後には、誰もまだ入っていないようです。撮り鉄も敬遠したのかな。跨線橋の上から、上越線の線路を見ます。左側が下り線になりますが、線路から少し離れて除雪車で投げた雪が...大寒波後のノルディックスキー散歩(風紋など)

  • カモシカ雪崩の巣窟から脱出

    どう見ても、どう考えても餌を探している風には見えない。下に見える、小型で子供と思われるカモシカの動きは鈍くて、動けないのでしょうか。親と思える、大型の1頭は、沢の中心部を越えました。それでも、子供と思われるカモシカは付いていこうという動きには見えません。引き返して、付いてくるように促しているのでしょうか。子供もようやく動き出す決心をしたように見えます。やがて、親が左側の斜面に取り付き、上り始めたら後を追うように2頭とも見えなくなった。沢の上部を見ると、まだまだこれから落ちるであろう大きな雪塊がある。カモシカの動きで、全層雪崩が発生し巻き込まれるところを見なかったのは幸いでした。スベルベもある年の3月に、杉林に近い斜面を登ろうとして苦労した経験もあります。山の縁などは、降り積もった雪で切り立ったような状態に...カモシカ雪崩の巣窟から脱出

  • カモシカが雪崩の巣窟に(その2)

    右上のカモシカの方が、下の1頭よりも体が大きく見えます。下のカモシカの動きが鈍く見えるのは、急斜面に足がすくんで動けないのか。雪が茶色に見えるのは、スベルベも崩落の瞬間を見た雪崩の跡です。ご覧いただき分かるように、斜面には晴れた空から光が射して光って見える。すぐ上には、降り積もった雪が大きな塊になって、留まっている。少しの衝撃や、気温の上昇によっていつ大きな雪崩になって落ちるかもしれない状態。柔らかな雪に足を摂られる様子まで分かります。激しい降雪時は、彼らは我が家の山の畑近くの杉林に潜んでいるはず。底雪崩、全層雪崩によって出た斜面の土から伸び始める草を求めてでしょう。でも、山の上の平らな部分から、斜面に下りるのは雪で出来た大きな段差を降りなくてはならない。そして、いったんその段差を降りてしまったら、同じ場...カモシカが雪崩の巣窟に(その2)

  • カモシカが雪崩の巣窟に(その1)

    大寒波の襲来に伴う降雪で、白一色の世界になっていました。それが、3月末から4月上旬とさえ言われる気温上昇で風景も一変しています。急斜面の雪は、次々と全層雪崩となって崩落し、土が剥き出しに。土が出ると、そこからは植物が青い芽を伸ばし始めます。もちろん山菜も。地元では「奥沢(おくそう)」と呼ぶ、猛烈な急斜面の雪崩を確認していると・・・。なんと、視線に入ったのは、動く生き物の姿。雪崩の巣窟とでも呼ぶような急斜面に2頭のカモシカ。全層雪崩で土が出た場所での餌探しでもなさそう。どうやら、危険な、今にも全層雪崩が発生しそうな場所に迷い込んだようです。体格がかなり違うから、親子なのかもしれません。小さい個体の動きは鈍くて、怖さから足がすくんで動けないのかもしれません。カメラのレンズを最大135mmのズームレンズから30...カモシカが雪崩の巣窟に(その1)

  • 大寒波の後の牛ヶ首展望台

    昨日の朝です。5時に家を出て、牛ヶ首展望台へと向かいました。10分足らずで、到着しますがなんと既に先客の姿が何人も見えます。図々しく割り込んで「足場はいかがですか、昨日私が踏み固めました」なんて、アピール。でも、いいのですよこれで、会話が始まりますから。でも、下の街の灯りを入れて写そうという目論見は外れました。家を出るる際も、霧が深くて不安を抱えつつ向かったのですが、やはりだめでした。これはこれで仕方なしと、夜明け前の明るくなりつつある風景を撮影。すると、会話を交わした二人の男性は、すぐにカメラを収納し帰り支度です。カメラの角度が、変だとは思っていましたが、彼らは星空の撮影だったようです。帰宅して、フェイスブックの情報で知りましたがこの夜は特別の星空だったとか。惑星が一直線に並ぶ一夜だったようです。到着し...大寒波の後の牛ヶ首展望台

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