ミスタープロ野球・長嶋茂雄の訃報が届いた。ついにこの日がやってきたのだ。これで昭和という時代を照らした大きな灯が、またひとつ消えてしまった。彼が最も輝いていたのは、僕が小学生だった頃だ。わちさんぺい
ポエム、短編小説、四行詩、俳句、短歌などに興味のある方は、是非投稿の場としても利用してください。
上巻 俺はとんでもないことをしてしまった。だがもう引き返すことは出来ない。 そもそもこんなことになってしまったのは、去年SNSに掲載されていた怪しい求人サイトに応募してしまったのが原因だ。その
雨上がりの散歩道では蝸牛( かたつむり)とよく顔を合わせる。今日は弁天橋というつり橋の上の欄干の上を這っていた。どこへ行こうとしてるのか、目的なんぞはないんだろうが、それとも、あるんだろうか、、でん
私は毎日5~6時間はパソコンの前に座っているパソコンおじさんであります。ではパソコンでなにをやっているかと言えば、まずはテキストエディタで文章を書き、本ブログを含めて4つのブログ運営を行っている。さら
枯葉絨毯に混じり込んだ、どんぐりやらの木の実に塞がれた道をザクザクと踏み締めながらの秋散歩、蓑虫が頑なに身を包み、世間と縁を切ってゆらゆら揺られて楽しんでいるのだろうか、いいや、きっと、孤独にむせび
泣きながらさつきの丘に辿り着き海を見下ろし鐘を突くひと 昆布茶飲み音楽を聴き瞑想しオーベルジュの夜は静かに暮れる 絶え間なく溢れ落ちるや不動滝 濁れる水にこころも染まる 作:五林寺
ウェルテルの若き悩みも風呂敷包み押し入れの中かくれんぼ もういいかい愛追いかけてた かくれんぼ幽霊だった ないものねだり だめ川柳 言葉遊びの 鬼ごっこ笑い泣きしてるゴミ箱の中 作:朽木一空 下
引っ越しの荷物と共に移り行く以前の家に心を置いて 壊される夫と作ったあの家が設計図には二人の会話 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ
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ミスタープロ野球・長嶋茂雄の訃報が届いた。ついにこの日がやってきたのだ。これで昭和という時代を照らした大きな灯が、またひとつ消えてしまった。彼が最も輝いていたのは、僕が小学生だった頃だ。わちさんぺい
橋の上 泥臭さが 鼻をつく湿っぽい 橋の上 海から流された潮風が岸辺を伝って 吹いてくる 見下ろすと 黒い河人の心が 染み込んで汚れ濁った 黒い河 静かに ゆっくりと橙色の夕日が射して キラ
青春時代から老年期になるまで創ったポエムの数々、それを今をときめくChatGPTに解説と感想をまとめてもらい、これをシリーズ化することにしました。 たそがれの道 こもれ陽が赤い 林の小路一人行
50年ぶりの新宿ゴールデン街、<なつかしいなあ、酒は医者から止められているけど、どうせいつかはあの世に行くんだ、冥途の土産だ!>と、狭いスナックのカウンターの端に座って、半ばやけっぱちな気持ちでのんで
川端さゆりは専業主婦で、夫の雄二との間には子どもはいなかった。だから、雄二が福岡に転勤になったとき、普通なら一緒に福岡について行くのが当然であろう。しかし、さゆりは実家の両親の体調がよくないことを理
朱色に染まった雲が昭和のわっぱにいたずら書きされたように茜色が乱れ、すぐにも夕闇の中に消え入りそうにしていた。懐かしい空色に誘われて、昭和の扉をこじあけてセピア色の町へふ~らふらと歩き出した。角の煙
私が彼と文通を始めたのは、高校3年の春だった。ある雑誌の「友だちをつくろう」コーナーで、彼が文通相手を探していたのを見つけたのがきっかけである。 何気ない気持ちで送った一通の手紙。それがきっかけで、
私の大好きな書の詩人相田みつお様も俗諺ひねりに参戦しました。相田みつおの雅号は意味深な貪不安(ドンフアン)です。ドンファンとは女たらし色事師、美男の好色漢のことですから、貪不安とは、もうすでに、俗諺
僕は四国の高松に住んでいる。どうしても料理人になりたくて、長年その夢を胸に抱き続けていた。だから、高校を卒業すると同時に、叔父の知り合いが経営する東京・神田の寿司屋で修行を始めた。僕の夢はただ一つ、
「おや、今日もお散歩ですか?いいご身分ですね、暇つぶしが趣味なんて、他にやることないんですか?」 散歩するなんてのは暇人のやることなんですね。仕事もせずに、家のこともせずに、ぶらぶらと歩くだけの荒唐無
僕が美奈子と交際するきっかけとなったのは、高校二年の夏休みだった。関川が僕の名前で美奈子にいたずらのラブレターを送ったからだ。最初はまさか本物だとは思わなかったが、美奈子から返事が届いた。その返事に
どの子かな下校の群れに一歳の孫の未来を探す夕暮れ 嬉々として掃除洗濯育児のみどこへ行ったのキャリアウーマン 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ
櫻花がこれでもかとばかりに咲き誇る満開の桜の木の下、春の爽やかな気分に包まれ、やる気が産まれ、元気がで、上着を脱ぎ、心軽くなり、酒を呑み歌い踊り、夢と希望に向かって旅立とうという季節に片手に縄をぶら
早いもので、あの人と付き合ってもう二年が経っている。楽しい日々の中には、苦しいこともあったけれど、それでも互いに支え合いながら、私たちはどこまでも深く結びついていった。 でも……来週あの人は、南米ペ
俺はまだ20代前半なのに、職場を転々として現在まで3回転職している。それも全てが自動車関連の会社ばかり、そう俺は自動車が大好きなのだ。そんな俺が高校を卒業して初めて働いたのがN自動車多摩川工場である。こ
公園で俺が俺がと咲き誇り 領土戦争桜花乱れる 桜咲く たった一つの花などと 認証要求することもなく 黄昏の こぼれ桜の向こう側 病か抱えた後ろ姿か 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、こ
俗諺には色々教えられることが多いのでございますが、凡そあり得ない諺も多いのです。 ~トンビが鷹をうむ~ それじゃあ、異種動物誕生ですかね、もっとも醜女醜男夫婦からも別嬪娘は産まれますがね、 ~口
最近はどこへ行っても年寄りばかりだ。外食に行っても、旅行に行っても、映画館に行っても、もちろん病院に行っても、年寄・年寄り・年寄り・年寄りのオンパレードなのだ。どこもかしこも年寄りだらけで、うんざり
梅一輪 玄関に挿し友を待つ なに話そうか なに食べようか ぴょんぴょんと梅花啄む鶯が ほ~ほけきょの 稽古浅春 ああ煩い へた鶯の猛練習 文句いえるか親父の演歌 梅干しが 何処に咲くのか 目を皿に 鏡の中
最近は誰でも歌える歌が少なくなってしまった。また誰でも彼でも「シンガーソングライター」気取りで、歌詞は悪くないのだがメロディーのないラップのような曲ばかりで、心に染み渡らないため興味も沸かず、
ミスタープロ野球こと長嶋茂雄氏が、現役引退セレモニーで語った名台詞「わが巨人軍は永久に不滅です」ではないが、どこの家庭にもある家事も永久に不滅の存在である。そう何度やっても終わりがなくキリがない。だ
古希などは 若造だねと 春の庭 挨拶を 交わす年寄り 里の春 バス去りて 長き一時 春霞 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が
天橋立またのぞきのようにしゃがんでまたの隙間から後ろの風景を見たのだが 天井から電柱がぶら下がっている逆さまに人が歩いている車も逆さまに走っている鳥が地面を飛んでいる ぼくは逆さまの世界にいるだか
「菱友リハウスの三井と申します。鈴木様、素敵なお庭でいい眺めでございますね、このご自宅を売却して、駅近のマンションに買い替えたいというご要望でございますね。」 「そうなんです、都会の30分の1の値段
春覗く 飛行機雲の 彼方より ありがとう そっと囁く ハナミズキ 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是
空蝉を 転がしてみる 手の平で 軽くなったと 母おぶった夏 唖蝉(おしぜみ)が 縋っているよ 老木の枝 蝉噪(せんそう)に嫉妬 夏別れ 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのラン
紫色の花びらが風に揺れる悲しみと淋しさに染まりながら今日もまた青空に背を向けてぼっちでひっそりと立ちつくす 枝に揺れる花びらは儚くともその美しさは潔く澄んでいるだが誰も理解してはくれない濡れた心の叫
今日できなくても 明日はできるさ昨日できても 今日できぬ老体がある ぐずぐず悩んでた 神田の喫茶店古希が過ぎれば 悩みも店もなし 春が来て桜の老木(おいき)見上げれば首を吊ろうとした枝にも花が咲き
国枝は学生時代に囲碁部に入部し、何度か囲碁大会に出場したことがあったが、ほとんど補欠での出場であり、いつまで経っても万年四段のままで凍り付いていた。だから就職と同時に囲碁の世界からは、きっぱり足を洗
人生のゴール見えてる君思う 桜と共に天に舞うのか 3月で別れが来そう ありがとうメール残して花びらと散る 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
湯に沈み廃墟の群れを横に見て迫りくるような海鳴りを聞く 潮騒に踊る海うさぎ生温く胸の奥深く吹き抜ける風 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。ま
春が来たぞ、桜が咲いたぞ、木芽が萌えたぞ、草が頭を出したぞ、いい天気だ! よし!、玄関の扉を開いて散歩に出掛けよう、縮こまらないで、胸を張って思い切り息を吸って出掛けよう。 山道にも道端にも忘
冬空を突き刺すように立ち並ぶメタセコイアも寒波に震える 飛び越えて部長に忖度する男そんな奴ほど出世するなり 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
孫よりも 爺婆愛(いと)し 春桜 ~なんでこんなに 可愛いのかよ孫という名の 宝ものじいちゃんあんたに そっくりだよと人に言われりゃ 嬉しくなって下がる目じりが 下がる目じりが えびす顔もみじみたいな 小さ
來宮の大楠に合掌し樹齢二千の時をさまよう 日蓮が流れ着きたるこの寺で鐘を突きつつ平和を祈る 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブ
~恋というものは 不思議なものなんだ~ その通り、布施明さんが歌うとおりよ、逢っているときは なんともないが さよならすると 涙がこぼれちゃう。 逢うたびに うれしくて 逢えば 又せつなくて逢えなけりゃ
そのころ親父は胃癌が再発して急遽入院し、再手術を受けていた。だが既に癌は体中に転移していて、どうにもならない状態だったのである。術後も毎日ベッドで苦しんでいた親父であったが、ぼくの都立高校合格の知ら
いつの間にか冬になり、ぼくの高校受験が近づいてきた。ぼくは偏差値が学区の中では真ん中よりも少し下だった都立K高校を志望していたのだが、急に担任に呼ばれて「K高校は無理だから別の高校に変更しなさい」と忠
病院から母に電話があったのは、ぼくが中学二年のときだった。電話が終わると母は大声で泣き始めた。ぼくが問いただすと「お父さんは胃癌だって」と泣きながら声を絞り出すのだった。 昭和37年当時は癌と言われ
なつかしの 同期が集う 同期会 皴に埋もれた 完熟笑顔 同期会 青春探し 懐かしき 古希を過ぎても 生気漲り 教室に 思い出残る 教師たち 若いまんまの 顔思い出し 同期会 舟木一夫に三