Nikon F4/F4s西のC56160の活躍に負けじと、東でもD51498が動態復活し、地方巡業的な出張運転だけでなく特定線区での季節列車としての運転が定着したのが90年代で、とりわけ積雪が期待できる磐越西線や上越線の冬季運行の恒例化には狂喜したものでした。更には北のC623も・・
愛する蒸機達が国鉄線上から姿を消して35年の節目2011年に始める、想い出の銀塩鉄道写真の旅。
誰からもホメてはもらえそうにない初代の怪しいハンドルネームは、国鉄蒸機終焉時のあの抜け殻のような自分自身を自虐的に表したもので、大学鉄研当時のニックネームでした。このblogはその前後約四十年の写真を公開しています。blog二年目からは、鉄チャン的にはごくありきたり(?)なハンドルネームにしてみました。どうぞお気軽にご来訪&コメントをお願いします!
「正攻法で撮れ」とでも言っているかのように、ドーンと伊吹が迫ってきた快晴の穏やかな朝。さてどうしたものかと、あてもなく集落を彷徨っている内に時間切れとなってしまい、庭木と生垣を前景に拝借。【 北陸本線 坂田-田村 / Nikon D300 135mm F2.8 PL / Feb.'10 】SL・
2週連続の積雪となった日曜日。程々の雪化粧で、宇賀野神社と薬師堂の瓦屋根の紋様が美しい。雪晴れの下、前週のドカ雪の鬼気迫る走りとは打って変わって、C56160の足取りも如何にも軽そうだ。【 北陸本線 坂田-田村 / Nikon F100 35mm F2 RVP100 / Feb.'08 】SL・鉄道写
力行が確実なこの場所は、悪名高いあの「スカび」でも、冬場ならハズレはない。ハイテンポなブラストと予想通りの白煙でやってきたC56160。桜の枝越しのフレーミングも、すっかり落葉したこの時期なら自由自在・・・【 北陸本線 高月-木ノ本 / Nikon D300 50mm F1.8 / Feb.
おでかけは、パパと大好きなパノラマカーの先頭車に乗って。「パパ、ほら見て! 窓の外にも真っ赤なパノラマカーがいるよ。」【 名鉄津島線 甚目寺 / Nikon F100 24-50mm F3.3-4.5 RVP100 / Jan.'08 】SL・鉄道写真ブログに参加中
振り返ると、冬枯れの棚田を背景に、片持ちポールの美しい弧を描くカーブを見下ろせた。バラエティーに富んだ貨車を従えた編成は、135mmの画角にピッタリ収まってまるで模型のようで、この専用線で撮った走行写真の中では思い出に残る1枚となった。【 大阪セメント伊吹工場
採石場跡らしき斜面を登ってみると、山裾に沿って敷かれた専用線が見下ろせ、背後に東海道新幹線の築堤も望むことができた。やがて、近江長岡を発車した「いぶき501」が山陰からゆっくり現れたが、こういう時に限って0系新幹線が来てくれないのが世の常。左下に写っているホ
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Nikon F4/F4s西のC56160の活躍に負けじと、東でもD51498が動態復活し、地方巡業的な出張運転だけでなく特定線区での季節列車としての運転が定着したのが90年代で、とりわけ積雪が期待できる磐越西線や上越線の冬季運行の恒例化には狂喜したものでした。更には北のC623も・・
Nikon F-801JRが発足したバブル真っ只中の'80年代末期以降は、それまで限られた線区で偶に走る程度だったC56160のイベント運転も俄然活性化し、運転頻度が増えると共に全国各地へ出張するようになると、週休二日の定着も手伝って「行きたい」と思える線区での撮影機会に恵ま
瓦屋根が印象的な牛飼の集落。その上にチラリと見える33‰の築堤を駆け上がり、喘ぎ喘ぎ登ってきたキハが、新緑の山間からようやく顔を出した。毎年この時期になると思い出す、この新緑の大パノラマ。そして、あの痛ましい事故のこと・・・【 信楽高原鐵道 貴生川-小野谷(
FUJICA GS645 Professional コーワシックスは、バケペンことペンタ67やマミヤRB67に比べると、小型軽量な部類に入る中判カメラだったと思いますが、流石に常に持ち出す気にはなれず、蒸機という絶対的な被写体が消滅すると、殆ど出番がなくなりました。それでも、ブローニー
Minolta XD社会人に成り立ての1980年代は、可処分所得だけはそれなりに余裕があったので、マイカーを手に入れ、カメラ機材も自分の意志で気兼ねなく買うことができました。当時はまさかミノルタブランド(SRマウント)が消滅するなど夢にも思わなかったので、SR-T101の流れで
Kowa SIX MMSLブームの真っ只中の1970年代、田舎町の本屋にも並ぶようになった鉄道雑誌の一つが「鉄道ジャーナル」でした。「今月のフォト」、後に「トップ・アングル」となった月例フォトコンテストはカメラ好きにとっては楽しみな連載で、中でも入選の常連・窪裕文氏が6x6
※何度も訪れた能登そして七尾線・・・その思い出多き地を元旦に能登半島地震が襲いました。年初から始める予定だったカメラに関する周年企画記事は、その中で七尾線の写真をいくつか取り上げるつもりだったこともあり、UPを見合わせていましたが、先頃のと鉄道七尾線が全線
主役のC11155の陰に隠れて目立たないが、青ナンバーやランボードの白線、そして随所に施されたシルバーの塗装は前機155号機と同様で誇らしげ。52年前の今日、重連さよなら運転の朝。そんな次位355号機の表情を、順光側で取り囲む大勢のギャラリーの邪魔にならないよう、遠慮
河畔に重なり合う見事な枝振りのソメイヨシノ。この時期ばかりは、此処の主役は存在感抜群のこの桜、心なしか特急電車も隅っこで小さくなっているように見える。敢えて逆光となる午後もずっと粘った甲斐があった、郷瀬川の夕暮れ・・・【 名鉄犬山線 犬山-犬山遊園 / Nikon
725レを牽引してきたD51が転向所へ向かうのを見届けると、今度は急いで草津線ホームへと移動する。というのも、そろそろ単762レのC58が発車する時間で、7時過ぎからの小一時間に4本もの蒸機が発着する草津名物の朝のゴールデンアワーが、これで一段落となる。東側にある行き止
EF58が725レに連結されると、EXPO'70を契機とした輸送力増強により複々線化成った広い構内を転線して、145号機が戻ってきた。この亀山区D51第1仕業は、転向と給炭給水を済ませると11時過ぎの貨788レで亀山に戻るまで、草津転向所で暫しお昼寝タイムとなる。今となっては旧客を
D51から725レを引き継ぎ、草津から京都までの牽引を担当するのは右手奥、天井川の草津川隧道手前で勢い良くSGの蒸気を上げて待機しているEF58。それにしても、この時のD51145[亀]の純白の煙と長く尾を引くドレインは美しく、今も印象に残っている。よく見るとテンダにはもう1
眩い朝日に純白の煙を輝かせながら、725レの客車から開放されたD51145[亀]が誘導掛の手旗に導かれて引き揚げていく。柘植方面からやってくる朝の京都直通客レは721、723、725レの3本で、蒸機はいずれも草津で御役御免となるが、信楽線にも入線する仕業の721レはC58牽引。そして、
蒸機には似つかわしくない真新しい橋上駅。その薄暗いホームに草津線の京都直通通勤通学列車のしんがり、725レが到着した。客車9両の堂々たる編成だが、この日は春分の日で日曜日ということもあって乗客が少ないのか、牽引機のD51145[亀]は安全弁を吹いたままで余裕綽々のよう
期待していた雪も無ければ、端から期待していない煙も勿論無し。終にはドラフト音も途絶えて、瓦屋根の美しい千田集落にスハフ12の騒々しいディーゼル発電機の音だけが響く・・・【 北陸本線 高月-木ノ本 / Nikon D300 135mm F2.8 / Feb.'10 】SL・鉄道写真ブログに参加中
紀勢線亀山口に疎遠だった後悔の最たるものは、本州では既に珍しくなっていたC57、それも希少な四次型198号機を撮り逃がしたことだろうか。とは言え、C57198ならぬ若番DF50の4号機が、荷物車を含む旧客に10系軽量客車を加えた雑多な出で立ちの編成を牽く姿は、今となっては記
紀勢本線亀山口は、本州では比較的遅くまで蒸機が残った線区。なのに結局一度も足を延ばすことがなかったのは、蒸機末期の加太越えの喧騒で亀山行きを躊躇したからだったと思う。そんな疎遠を後悔する悪循環は無煙化後も続き、初めて訪れてDF504の牽くこの普通列車を撮ったの
妙蓮寺本堂の立派な屋根も、伊吹山に負けじと雪化粧した絶好の撮影日和。それならと、大勢の同業者さんが集う定番撮影地の隅っこでのんびり待つことにした。ところが、ご丁寧な事に肝心な時だけ日が陰り、あちこちから声にならないため息が漏れて、orz・・・【 北陸本線 長
煙は消え、DD50やED70といった古豪もいなくなったが、相変わらず交直接続の機関車達が行き交い、国鉄マンの心意気が垣間見える職員の営みがある田村に、まだまだ活気が感じられた頃。【 北陸本線 田村 / Minolta SR-T Super 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】SL・鉄道
撮ろう撮ろうと思いつつ、C58の頃はついつい33‰ばかりに目が行って、結局撮ることはなかった、典型的な信楽の構図。ようやく実行に移すことができたのは、国鉄色の気動車も貴重になりつつあった頃のことだった。【 信楽線 勅旨-雲井 / Minolta XD 50-135mm F3.5 Neopan SS
そろそろゴールデンウイークも終わり。心なしか色濃くなった堤防沿いの桜の葉っぱ越しに覗いてみると、C56は意外にも未だ肌寒そうに白煙を棚引かせた。【 北陸本線 河毛-高月 / Nikon F90Xs 85mm F1.8 RDP3 / May '02 】SL・鉄道写真ブログに参加中
聞き慣れた勇ましいモーター音が接近してきて、咄嗟にカメラを構える。が、やってきたのは期待に反して緑一色で、がっかり。後から調べてみると、どうやらこの1年以上前に「湘南色」は姿を消していたようだ。散々ロケハンしたはずなのに、蒸機時代には気付かなかったこのphot
駅の西側一面に広がった蓮華畑と、午後の順光に浮かび上がった古い跨線橋が、此処で撮ってくれと言わんばかりにその存在を主張している。とは言っても、もとより煙が期待できない「北びわこ」。それも気温がぐんぐん上昇したこの日の午後は絶望的・・・いや待て、こんな時こ
明け方に柘植を発ってきたのだろうか、大勢の乗客を乗せた原色の117系が早朝の瀬田川を渡る。京滋地区の113/117系が、先日とうとう引退したという。「関西急電」にそのルーツを持つというこのオリジナル塗色のままだったなら、最末期の117系の動向にもう少し敏感になれたのだ
国鉄蒸機末期に大量に増備されたDD51やDE10といった液体式の凸型ディーゼル機は、愛する蒸機達だけでなく、どこか憎めなかった黎明期の箱型電気式DLをも淘汰した元凶ということもあって、当時はそのスタイルのみならず、塗色にさえも嫌悪感を覚えたものだが、時は流れて日本
「北び」のエスコート役が、DD51だった頃。春色の沿線風景に、国鉄色がごく自然に溶け込み、華を添えていた・・・【 北陸本線 田村-坂田 / Nikon F801s 85mm F1.8 RVP / Apr.'03 】SL・鉄道写真ブログに参加中
水温み魚影濃い、高時川の春。瀬音を掻き消して、歯切れのいいドラフト音が響く。【 北陸本線 河毛-高月 / Nikon F801s 180mm F2.8 RVP / Apr.'03 】SL・鉄道写真ブログに参加中
51年前の今日、樽見線さよなら列車運転日を迎えた大垣電車区の朝。既にナンバープレートが外され足回りの赤錆びも酷いC11296とは異なり、未だ完全には生気が失われていないように見える一両のC11の姿があった。C11377。大垣電車区に所属するC11の中で、このカマこそが通常仕
水田地帯を一直線に突っ切る篠原の大築堤と並んで、沿線一二を争う見事な築堤を望む、稲倉神社の鎮守の杜。神社と返却回送を上手く絡めたいとウロウロするものの、この時の手持ちレンズではしっくり来ず再訪を期すこととしたが、なんと半年後に牽引機がEF65PFに変わってしま
ポールや通信ケーブルが気になって、なかなかいいアングルが見つからない。そんな時、築堤上で柔らかな朝の光を受けた勾配標と里程標が目に留まり、無意識に車両本位で構図を考えていたことに気付かされ、気持ちをリセットするためにちょいとスナップ・・・【 名鉄犬山線 徳
退避線で一旦停車。暫し、小さなSLファンとの会話を楽しむ柔和な乗務員さん・・・そんな帰区時のいつもの光景に癒されていると、C58がおもむろに転車台に向かう。【 秩父鉄道 広瀬川原 / Nikon F90Xs 85mm F1.8 RVP100 / Apr.'06 】SL・鉄道写真ブログに参加中
駅名に魅かれて下車してみたものの、桜の木の少ない桜駅。もう10年以上前の事なので、運転士さんのマスクは開け放った窓の花粉対策・・・【 名鉄名古屋本線 桜 / Nikon D60 28-70mm F3.5-4.5 / Apr.'10 】SL・鉄道写真ブログに参加中
広大な枯田の中にポツンとあった田村駅。朝の冷気に包まれた、イメージ通りのモノトーンの原風景。あの頃、眼前で繰り広げられたのは、正に夢のような光景だった・・・【 北陸本線 田村 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'97 】SL・鉄道写真ブログに参加中
構内、そして駐泊していた12系の屋根にも、春の雪が残る朝。文字通りの晴れ舞台。いざ雪晴れの湖北路へと、重連が歩を進める・・・【 北陸本線 米原 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
夜明けの瀬田川。「北びわこ」送り込み回送のC56の爆煙奮闘ぶりを撮り、あの感動的な絶気合図を聞いたら、もうその1本だけでお腹いっぱいになってしまい、大満足で帰途につくことにした。その道すがら通りがかった、とある踏切。「狐の嫁入り」に輝いたPC枕木とバラスト、そ
冬の低い太陽が、扇形庫の向うに沈む直前に訪れるクライマックス。「北びわこ」仕業前日。閉館前の蒸気機関車館が、一瞬「梅小路機関区」の表情を見せる・・・【 梅小路蒸気機関車館 / Nikon F100 85mm F1.8 RVP100 / Feb.'08 】SL・鉄道写真ブログに参加中
伊吹おろしが時折水面を揺らし、山肌には未だ残雪が点在していたが、陽だまりの温もりが春近しを感じさせた日。【 東海道新幹線 米原-岐阜羽島 / Nikon D300 50mm F1.8 / Feb.'10 】SL・鉄道写真ブログに参加中
冬枯れの時期限定の、ふたこぶポニーのシルエット。交直接続の頃からだから、もう50年程になるだろうか。困った時は此処・・・と、幾度となく被写体となってもらった、宇賀野神社と薬師堂。フォトジェニックでほっこりするこの光景も、最近は随分と様変わりしたようだ。【 北
足回りの給油、カマ替え、整炭・・・重連ともなると、二両の乗務員総出で忙しい。架線だらけの米原構内。くれぐれも安全第一、「架線注意」でお願いします!【 北陸本線 米原 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'97 】SL・鉄道写真ブログに参加中
穏やかな雪晴れの下、滑るように快足を飛ばす。眩い車窓。柔らかなグラデーションの雪面にハンノキの幾何学模様が見えてきたら、終点間近。【 北陸本線 高月-木ノ本 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Jan.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中