Kowa SIX MMSLブームの真っ只中の1970年代、田舎町の本屋にも並ぶようになった鉄道雑誌の一つが「鉄道ジャーナル」でした。「今月のフォト」、後に「トップ・アングル」となった月例フォトコンテストはカメラ好きにとっては楽しみな連載で、中でも入選の常連・窪裕文氏が6x6
愛する蒸機達が国鉄線上から姿を消して35年の節目2011年に始める、想い出の銀塩鉄道写真の旅。
誰からもホメてはもらえそうにない初代の怪しいハンドルネームは、国鉄蒸機終焉時のあの抜け殻のような自分自身を自虐的に表したもので、大学鉄研当時のニックネームでした。このblogはその前後約四十年の写真を公開しています。blog二年目からは、鉄チャン的にはごくありきたり(?)なハンドルネームにしてみました。どうぞお気軽にご来訪&コメントをお願いします!
「北び」のエスコート役が、DD51だった頃。春色の沿線風景に、国鉄色がごく自然に溶け込み、華を添えていた・・・【 北陸本線 田村-坂田 / Nikon F801s 85mm F1.8 RVP / Apr.'03 】SL・鉄道写真ブログに参加中
水温み魚影濃い、高時川の春。瀬音を掻き消して、歯切れのいいドラフト音が響く。【 北陸本線 河毛-高月 / Nikon F801s 180mm F2.8 RVP / Apr.'03 】SL・鉄道写真ブログに参加中
51年前の今日、樽見線さよなら列車運転日を迎えた大垣電車区の朝。既にナンバープレートが外され足回りの赤錆びも酷いC11296とは異なり、未だ完全には生気が失われていないように見える一両のC11の姿があった。C11377。大垣電車区に所属するC11の中で、このカマこそが通常仕
水田地帯を一直線に突っ切る篠原の大築堤と並んで、沿線一二を争う見事な築堤を望む、稲倉神社の鎮守の杜。神社と返却回送を上手く絡めたいとウロウロするものの、この時の手持ちレンズではしっくり来ず再訪を期すこととしたが、なんと半年後に牽引機がEF65PFに変わってしま
ポールや通信ケーブルが気になって、なかなかいいアングルが見つからない。そんな時、築堤上で柔らかな朝の光を受けた勾配標と里程標が目に留まり、無意識に車両本位で構図を考えていたことに気付かされ、気持ちをリセットするためにちょいとスナップ・・・【 名鉄犬山線 徳
退避線で一旦停車。暫し、小さなSLファンとの会話を楽しむ柔和な乗務員さん・・・そんな帰区時のいつもの光景に癒されていると、C58がおもむろに転車台に向かう。【 秩父鉄道 広瀬川原 / Nikon F90Xs 85mm F1.8 RVP100 / Apr.'06 】SL・鉄道写真ブログに参加中
駅名に魅かれて下車してみたものの、桜の木の少ない桜駅。もう10年以上前の事なので、運転士さんのマスクは開け放った窓の花粉対策・・・【 名鉄名古屋本線 桜 / Nikon D60 28-70mm F3.5-4.5 / Apr.'10 】SL・鉄道写真ブログに参加中
広大な枯田の中にポツンとあった田村駅。朝の冷気に包まれた、イメージ通りのモノトーンの原風景。あの頃、眼前で繰り広げられたのは、正に夢のような光景だった・・・【 北陸本線 田村 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'97 】SL・鉄道写真ブログに参加中
構内、そして駐泊していた12系の屋根にも、春の雪が残る朝。文字通りの晴れ舞台。いざ雪晴れの湖北路へと、重連が歩を進める・・・【 北陸本線 米原 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
夜明けの瀬田川。「北びわこ」送り込み回送のC56の爆煙奮闘ぶりを撮り、あの感動的な絶気合図を聞いたら、もうその1本だけでお腹いっぱいになってしまい、大満足で帰途につくことにした。その道すがら通りがかった、とある踏切。「狐の嫁入り」に輝いたPC枕木とバラスト、そ
冬の低い太陽が、扇形庫の向うに沈む直前に訪れるクライマックス。「北びわこ」仕業前日。閉館前の蒸気機関車館が、一瞬「梅小路機関区」の表情を見せる・・・【 梅小路蒸気機関車館 / Nikon F100 85mm F1.8 RVP100 / Feb.'08 】SL・鉄道写真ブログに参加中
伊吹おろしが時折水面を揺らし、山肌には未だ残雪が点在していたが、陽だまりの温もりが春近しを感じさせた日。【 東海道新幹線 米原-岐阜羽島 / Nikon D300 50mm F1.8 / Feb.'10 】SL・鉄道写真ブログに参加中
冬枯れの時期限定の、ふたこぶポニーのシルエット。交直接続の頃からだから、もう50年程になるだろうか。困った時は此処・・・と、幾度となく被写体となってもらった、宇賀野神社と薬師堂。フォトジェニックでほっこりするこの光景も、最近は随分と様変わりしたようだ。【 北
足回りの給油、カマ替え、整炭・・・重連ともなると、二両の乗務員総出で忙しい。架線だらけの米原構内。くれぐれも安全第一、「架線注意」でお願いします!【 北陸本線 米原 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'97 】SL・鉄道写真ブログに参加中
穏やかな雪晴れの下、滑るように快足を飛ばす。眩い車窓。柔らかなグラデーションの雪面にハンノキの幾何学模様が見えてきたら、終点間近。【 北陸本線 高月-木ノ本 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Jan.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
理由なんてどうでもいいんだ!冬は、ただただ無性にこういうシーンが見たい、感じたい、撮りたい時がある。That's it ! 【 北陸本線 河毛 / Nikon F100 180mm F2.8 RVP100 / Feb.'08 】SL・鉄道写真ブログに参加中
典型的な湖北の冬景色、重連の煙が鉛色の空に同化していく。やがて、遠くで物悲しい絶気合図が響いた・・・【 北陸本線 高月-木ノ本 / Nikon F90Xs 35mm F2 RVP / Feb.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
凛として澄んだ西の空。雪雲がちぎれ飛び、微かに茜さす冬の夕暮れは、どこか寂しい・・・【 名鉄尾西線 五ノ三-佐屋 / Nikon D60 24mm F2.8 / Dec.'09 】SL・鉄道写真ブログに参加中
間断なく降り続く雪に埋もれたホーム、北風に暴れるスティーム・・・大雪の運行日。吹きっさらしのキャブの中では、黙々と定時運行の闘いが続けられていた。【 北陸本線 木ノ本 / Nikon F90Xs 50mm F1.4 RVP / Feb.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
三雲方にあるカーブした築堤は、変化に乏しい草津線の中では、蒸機現役時代から撮影ポイントとして目をつけていたが、そこにある2つの煉瓦アーチ橋の存在には気がつかなかった。一方で、甲南方にあるもう一つの橋は、冬枯れの殺風景な田園風景の中ではいいアクセントになった
次のお目当て「新道橋梁」は、国分橋梁から貴生川方面に少し戻るとすぐに見つけることができた。少し小振りながらも同じく煉瓦アーチ造りのポータルには、社紋こそないが珍しい構造の装飾が施され、橋脚部にも装飾帯が見られる。但し、国分橋梁と違って開けた場所にあるにも
あのベルビアを以ってしても、モノトーンでしか表現できない世界。魅惑の冬、雪と蒸機の織り成す美の極致。【 北陸本線 河毛ー高月 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Feb.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
草津線では珍しく山に寄り添って走る三雲方にあるその場所は、昼なお暗く鬱蒼としていた。それが尚更この由緒ある「国分橋梁」の威厳を際立たせているようにも思える。橋梁というより隧道といった趣の煉瓦アーチのポータル上部には、築堤の雑草や蔦に浸食されながらも、あの
暑いくらいの五月晴れの日曜日、以前から気になっていた草津線貴生川近辺の遺構を訪ねてみることにした。貴生川駅を挟んで甲南方と三雲方それぞれにあるその鉄道遺構群は、実は「今なお現役」なのだが、遺構と呼ぶに相応しい存在感を放っているはずだ。三雲方のそれは、蒸機
BIGLOBEのウェブリブログが、今月末にサービス終了となるのに伴って、ライブドアブログに引っ越しました。実は3年半前のウェブリブログの大規模アップデートで、実質的に中身がSeesaaブログに強制変更され炎上した頃から、何だか雲行きが怪しいなぁとは思っていたのですが、
BIGLOBEのウェブリブログサービス終了に伴い、拙blogも強制退去となり運用離脱します。転属先はこちら。年明け(2023年1月)から火を入れ、新仕業に就くことを目指しております。ということで、画の方も、ムドのEH10とDD51が、EF65に牽かれて何処かにお引っ越しの図。
どんな一挙手一投足も見逃すまい・・・そんな覚悟を、冬の燕はこの迫力で撮影する者に要求してくるのだ。【 梅小路蒸気機関車館 / Nikon F100 135mm F2.8 RVP100 モノクロ化 / Feb.'08 】▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼◆SL・鉄道写真ブログ◆
厳冬期の蒸機は、直球勝負してみるのもいい。時にカマもそれに応えてくれて、純粋にこんなシーンに憧れていたあの頃の自分に戻れる気がする。【 北陸本線 河毛-高月 / Nikon F100 300mm F4 RVP100 / Feb.'08 】▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼◆SL・鉄道写真
寒空に浮かぶ何気ないシルエットも、銀燕の存在が、こんなにも威厳を与えてくれる・・・【 梅小路蒸気機関車館 / Nikon F100 135mm F2.8 RVP100 モノクロ化 / Feb.'08 】▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼◆SL・鉄道写真ブログ◆
誰もが先ず最初に思いつくであろう額縁構図。結局これといった冒険もせず消化不良のままで終わった、青原山 宗禅寺。【 北陸本線 高月-河毛 / Canon EOS Elan7 50mm F1.8 RVP100 / Feb.'07 】▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼◆SL・鉄道写真ブログ◆
梅小路に行くモティベーションは、このカマに火が入る日。しかも雪の予報に合わせて訪れるのは、40年前も今も変わらない。ところが、降雪と展示運転のタイミングがなかなか一致しないのも、残念ながらいつものことなのだ・・・【 梅小路蒸気機関車館 / Nikon F10
晴れ間が覗いたかと思えば、強い北風と共に霰が叩きつける。こんな日こそ密閉キャブの本領発揮。窓を全閉にして、出区まで耐え忍ぶに限る。【 上越線 水上 / Nikon F801s 85mm F1.8 RVP+1増感 / Dec.'93 】▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼◆SL・鉄道写真
濃淡入り混じったボリューミーな煙、物悲しい汽笛と共に走り去る後姿。そんなシーンが無性に恋しくなる季節の到来・・・【 上越線 後閑-上牧 / Nikon F801s 180mm F2.8 RVP+1増感 / Dec.'93 】▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼◆SL・鉄道写真ブログ◆
秋の運行も終わろうとする週末、季節はクライマックスを迎える。鄙びた簡易線の逆機仕業を彷彿させるシーンに、暫しその余韻に浸る・・・【 北陸本線 田村-坂田 / Nikon F90Xs 24-50mm F3.3-4.5 RVP / Nov.'97 】▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼◆SL・鉄
滑るように、軽快にジョイントを刻む音が接近。野焼きの煙で霞んだ背景に、華奢なスポーク動輪がちょぴり透けて見えた。【 北陸本線 木ノ本-高月 / Nikon F90Xs 85mm F1.8 RVP / Nov.'95 】▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼◆SL・鉄道写真ブログ◆
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Kowa SIX MMSLブームの真っ只中の1970年代、田舎町の本屋にも並ぶようになった鉄道雑誌の一つが「鉄道ジャーナル」でした。「今月のフォト」、後に「トップ・アングル」となった月例フォトコンテストはカメラ好きにとっては楽しみな連載で、中でも入選の常連・窪裕文氏が6x6
※何度も訪れた能登そして七尾線・・・その思い出多き地を元旦に能登半島地震が襲いました。年初から始める予定だったカメラに関する周年企画記事は、その中で七尾線の写真をいくつか取り上げるつもりだったこともあり、UPを見合わせていましたが、先頃のと鉄道七尾線が全線
主役のC11155の陰に隠れて目立たないが、青ナンバーやランボードの白線、そして随所に施されたシルバーの塗装は前機155号機と同様で誇らしげ。52年前の今日、重連さよなら運転の朝。そんな次位355号機の表情を、順光側で取り囲む大勢のギャラリーの邪魔にならないよう、遠慮
河畔に重なり合う見事な枝振りのソメイヨシノ。この時期ばかりは、此処の主役は存在感抜群のこの桜、心なしか特急電車も隅っこで小さくなっているように見える。敢えて逆光となる午後もずっと粘った甲斐があった、郷瀬川の夕暮れ・・・【 名鉄犬山線 犬山-犬山遊園 / Nikon
725レを牽引してきたD51が転向所へ向かうのを見届けると、今度は急いで草津線ホームへと移動する。というのも、そろそろ単762レのC58が発車する時間で、7時過ぎからの小一時間に4本もの蒸機が発着する草津名物の朝のゴールデンアワーが、これで一段落となる。東側にある行き止
EF58が725レに連結されると、EXPO'70を契機とした輸送力増強により複々線化成った広い構内を転線して、145号機が戻ってきた。この亀山区D51第1仕業は、転向と給炭給水を済ませると11時過ぎの貨788レで亀山に戻るまで、草津転向所で暫しお昼寝タイムとなる。今となっては旧客を
D51から725レを引き継ぎ、草津から京都までの牽引を担当するのは右手奥、天井川の草津川隧道手前で勢い良くSGの蒸気を上げて待機しているEF58。それにしても、この時のD51145[亀]の純白の煙と長く尾を引くドレインは美しく、今も印象に残っている。よく見るとテンダにはもう1
眩い朝日に純白の煙を輝かせながら、725レの客車から開放されたD51145[亀]が誘導掛の手旗に導かれて引き揚げていく。柘植方面からやってくる朝の京都直通客レは721、723、725レの3本で、蒸機はいずれも草津で御役御免となるが、信楽線にも入線する仕業の721レはC58牽引。そして、
蒸機には似つかわしくない真新しい橋上駅。その薄暗いホームに草津線の京都直通通勤通学列車のしんがり、725レが到着した。客車9両の堂々たる編成だが、この日は春分の日で日曜日ということもあって乗客が少ないのか、牽引機のD51145[亀]は安全弁を吹いたままで余裕綽々のよう
期待していた雪も無ければ、端から期待していない煙も勿論無し。終にはドラフト音も途絶えて、瓦屋根の美しい千田集落にスハフ12の騒々しいディーゼル発電機の音だけが響く・・・【 北陸本線 高月-木ノ本 / Nikon D300 135mm F2.8 / Feb.'10 】SL・鉄道写真ブログに参加中
紀勢線亀山口に疎遠だった後悔の最たるものは、本州では既に珍しくなっていたC57、それも希少な四次型198号機を撮り逃がしたことだろうか。とは言え、C57198ならぬ若番DF50の4号機が、荷物車を含む旧客に10系軽量客車を加えた雑多な出で立ちの編成を牽く姿は、今となっては記
紀勢本線亀山口は、本州では比較的遅くまで蒸機が残った線区。なのに結局一度も足を延ばすことがなかったのは、蒸機末期の加太越えの喧騒で亀山行きを躊躇したからだったと思う。そんな疎遠を後悔する悪循環は無煙化後も続き、初めて訪れてDF504の牽くこの普通列車を撮ったの
妙蓮寺本堂の立派な屋根も、伊吹山に負けじと雪化粧した絶好の撮影日和。それならと、大勢の同業者さんが集う定番撮影地の隅っこでのんびり待つことにした。ところが、ご丁寧な事に肝心な時だけ日が陰り、あちこちから声にならないため息が漏れて、orz・・・【 北陸本線 長
煙は消え、DD50やED70といった古豪もいなくなったが、相変わらず交直接続の機関車達が行き交い、国鉄マンの心意気が垣間見える職員の営みがある田村に、まだまだ活気が感じられた頃。【 北陸本線 田村 / Minolta SR-T Super 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】SL・鉄道
撮ろう撮ろうと思いつつ、C58の頃はついつい33‰ばかりに目が行って、結局撮ることはなかった、典型的な信楽の構図。ようやく実行に移すことができたのは、国鉄色の気動車も貴重になりつつあった頃のことだった。【 信楽線 勅旨-雲井 / Minolta XD 50-135mm F3.5 Neopan SS
雪が降りしきる12月の運転日。雪の造形美に魅かれて、小さな踏切で撮ることにした。列車を待つ間、ふと気がついた。「そうか、今日は12月14日か・・・」あの日から、かれこれ40年。12月14日という忘れ得ぬ日に、再び雪景色の中で蒸機と相見えていることに、ちょっぴり感慨に
たった1両のワフをED31が牽く模型のような編成が、佐和山隧道への勾配に挑む。東海道線や道路の旧隧道跡が物語るように、佐和山・弁天山・物生山と連なる山塊はなかなかの難所。開業当時の勢いの表れか、近江鉄道はそこを急勾配の築堤と隧道で一直線に貫いているところが潔く
荷は上得意、鳥居本にある日本石油の油槽所向けのタキ3両とワフ。いつもの編成で、ED312が雪晴れの築堤を佐和山隧道から駆け下りてきた。【 近江鉄道本線 彦根-鳥居本 / Minolta XD 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】SL・鉄道写真ブログに参加中
撮影場所を決めあぐね、あてもなく車を走らせて河毛辺りまで来てしまった時、堤防道路から必ず目に留まるのが、小今集落の入口にある日吉神社。高時川は天井川で、堤防からちょっぴり見下ろすように撮れるアングルはそのお陰。四季折々、幾度となく被写体となってもらった。
クリスマスツリーと化した木々と余呉名物のハンノキが流れる、モノトーンの車窓。足回りに雪を纏わりつかせながら、俊足の485系L特急上り「加越」が米原を目指す。【 北陸本線 余呉-木ノ本 / Minolta XD 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】※地震により被災された皆様に
「北び」のエスコート役が、DD51だった頃。春色の沿線風景に、国鉄色がごく自然に溶け込み、華を添えていた・・・【 北陸本線 田村-坂田 / Nikon F801s 85mm F1.8 RVP / Apr.'03 】SL・鉄道写真ブログに参加中
水温み魚影濃い、高時川の春。瀬音を掻き消して、歯切れのいいドラフト音が響く。【 北陸本線 河毛-高月 / Nikon F801s 180mm F2.8 RVP / Apr.'03 】SL・鉄道写真ブログに参加中
51年前の今日、樽見線さよなら列車運転日を迎えた大垣電車区の朝。既にナンバープレートが外され足回りの赤錆びも酷いC11296とは異なり、未だ完全には生気が失われていないように見える一両のC11の姿があった。C11377。大垣電車区に所属するC11の中で、このカマこそが通常仕
水田地帯を一直線に突っ切る篠原の大築堤と並んで、沿線一二を争う見事な築堤を望む、稲倉神社の鎮守の杜。神社と返却回送を上手く絡めたいとウロウロするものの、この時の手持ちレンズではしっくり来ず再訪を期すこととしたが、なんと半年後に牽引機がEF65PFに変わってしま
ポールや通信ケーブルが気になって、なかなかいいアングルが見つからない。そんな時、築堤上で柔らかな朝の光を受けた勾配標と里程標が目に留まり、無意識に車両本位で構図を考えていたことに気付かされ、気持ちをリセットするためにちょいとスナップ・・・【 名鉄犬山線 徳
退避線で一旦停車。暫し、小さなSLファンとの会話を楽しむ柔和な乗務員さん・・・そんな帰区時のいつもの光景に癒されていると、C58がおもむろに転車台に向かう。【 秩父鉄道 広瀬川原 / Nikon F90Xs 85mm F1.8 RVP100 / Apr.'06 】SL・鉄道写真ブログに参加中
駅名に魅かれて下車してみたものの、桜の木の少ない桜駅。もう10年以上前の事なので、運転士さんのマスクは開け放った窓の花粉対策・・・【 名鉄名古屋本線 桜 / Nikon D60 28-70mm F3.5-4.5 / Apr.'10 】SL・鉄道写真ブログに参加中
広大な枯田の中にポツンとあった田村駅。朝の冷気に包まれた、イメージ通りのモノトーンの原風景。あの頃、眼前で繰り広げられたのは、正に夢のような光景だった・・・【 北陸本線 田村 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'97 】SL・鉄道写真ブログに参加中
構内、そして駐泊していた12系の屋根にも、春の雪が残る朝。文字通りの晴れ舞台。いざ雪晴れの湖北路へと、重連が歩を進める・・・【 北陸本線 米原 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
夜明けの瀬田川。「北びわこ」送り込み回送のC56の爆煙奮闘ぶりを撮り、あの感動的な絶気合図を聞いたら、もうその1本だけでお腹いっぱいになってしまい、大満足で帰途につくことにした。その道すがら通りがかった、とある踏切。「狐の嫁入り」に輝いたPC枕木とバラスト、そ
冬の低い太陽が、扇形庫の向うに沈む直前に訪れるクライマックス。「北びわこ」仕業前日。閉館前の蒸気機関車館が、一瞬「梅小路機関区」の表情を見せる・・・【 梅小路蒸気機関車館 / Nikon F100 85mm F1.8 RVP100 / Feb.'08 】SL・鉄道写真ブログに参加中
伊吹おろしが時折水面を揺らし、山肌には未だ残雪が点在していたが、陽だまりの温もりが春近しを感じさせた日。【 東海道新幹線 米原-岐阜羽島 / Nikon D300 50mm F1.8 / Feb.'10 】SL・鉄道写真ブログに参加中
冬枯れの時期限定の、ふたこぶポニーのシルエット。交直接続の頃からだから、もう50年程になるだろうか。困った時は此処・・・と、幾度となく被写体となってもらった、宇賀野神社と薬師堂。フォトジェニックでほっこりするこの光景も、最近は随分と様変わりしたようだ。【 北
足回りの給油、カマ替え、整炭・・・重連ともなると、二両の乗務員総出で忙しい。架線だらけの米原構内。くれぐれも安全第一、「架線注意」でお願いします!【 北陸本線 米原 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Mar.'97 】SL・鉄道写真ブログに参加中
穏やかな雪晴れの下、滑るように快足を飛ばす。眩い車窓。柔らかなグラデーションの雪面にハンノキの幾何学模様が見えてきたら、終点間近。【 北陸本線 高月-木ノ本 / Nikon F90Xs 180mm F2.8 RVP / Jan.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
理由なんてどうでもいいんだ!冬は、ただただ無性にこういうシーンが見たい、感じたい、撮りたい時がある。That's it ! 【 北陸本線 河毛 / Nikon F100 180mm F2.8 RVP100 / Feb.'08 】SL・鉄道写真ブログに参加中
典型的な湖北の冬景色、重連の煙が鉛色の空に同化していく。やがて、遠くで物悲しい絶気合図が響いた・・・【 北陸本線 高月-木ノ本 / Nikon F90Xs 35mm F2 RVP / Feb.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
凛として澄んだ西の空。雪雲がちぎれ飛び、微かに茜さす冬の夕暮れは、どこか寂しい・・・【 名鉄尾西線 五ノ三-佐屋 / Nikon D60 24mm F2.8 / Dec.'09 】SL・鉄道写真ブログに参加中
間断なく降り続く雪に埋もれたホーム、北風に暴れるスティーム・・・大雪の運行日。吹きっさらしのキャブの中では、黙々と定時運行の闘いが続けられていた。【 北陸本線 木ノ本 / Nikon F90Xs 50mm F1.4 RVP / Feb.'96 】SL・鉄道写真ブログに参加中
三雲方にあるカーブした築堤は、変化に乏しい草津線の中では、蒸機現役時代から撮影ポイントとして目をつけていたが、そこにある2つの煉瓦アーチ橋の存在には気がつかなかった。一方で、甲南方にあるもう一つの橋は、冬枯れの殺風景な田園風景の中ではいいアクセントになった