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糖度高めなオリジナルBL小説(短篇~長篇)を扱っています。 ドイツ人広告代理店社長×イタリア人家具デザイナーが美味しいもの食べたり困難を乗り越えたりいちゃついたりする日々の物語。 #溺愛攻め #トラウマ持ち受け

受け溺愛主義かつ強火担の攻めが何が何でもハピエンにします。

あざさ
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2011/01/01

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  • 誰かの何かであるためのオブリージュ 6

    イタリア第二の都市と謳われる、ミラノ。かつてこの地はヴィスコンティ家とスフォルツァ家により統治され、“スフォルツェスコ城”は有名な観光スポットであると同時に当時の面影を垣間見ることができる貴重な歴史遺産である。ルネサンス時代にはレオナルド・ダ・ヴィンチが20年以上滞在し、彼が描いた世紀の大傑作“最後の晩餐”は誰もが知る存在だろう。そのレオナルドが当時の実質的な支配者であったミラノ公国ルドヴィーコ・スフォ...

  • 誰かの何かであるためのオブリージュ 5

    その青年と初めて言葉を交わしたのは、彼がまだ大人の庇護を必要とする少年だった頃。一時は命も危ぶまれた怪我を負い、長い入院生活を余儀なくされていた。「また明日」と別れた友と会うこともできず、当たり前に過ごしていた日常は遠ざかるばかりで。まだ16歳の少年にとって、その現実はあまりにも過酷だっただろう。だが、彼は決して足を止めることはなかった。その歩みは人よりも遅々としたものだったが、それでも1歩を諦める...

  • 誰かの何かであるためのオブリージュ 4

    「なるほど、それで会いに来てくれたのかい」丁子色の瞳を細めて微笑むパスクァーレに、ハインリヒは首肯で返した。1人掛けのソファにゆったりと腰掛けている彼の姿はリラックスしたもので、しかし、隙のない佇まいに小さく息を飲む。自身の唯一の上司に当たるCEOのケイルと対峙した際にも感じる、絶対的な権力者の威厳。人の頂点に立つ存在としての、圧倒的な存在感。老いてなお、いや、丁寧に時間を重ねてきた者にしか手に入れる...

  • 誰かの何かであるためのオブリージュ 3

    “永遠の都”、ローマ。イタリア半島の中央部に位置し、国内最大の人口を有する世界都市。およそ2500年の歴史の中で異民族による支配と占領が繰り返され、搾取と凌辱を受けながらもルネサンス時代には文化の中心地として華々しく栄えた。また、稀に見る大帝国を建設し、かつそれを比類ない長い年月の間維持発展させた事実は世界史上において特別な位置付けがなされている。そして、「すべての道はローマに通ず」という諺が象徴してい...

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