chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
eterna http://storiaeterna.blog10.fc2.com/blog-entry-1.html

糖度高めなオリジナルBL小説(短篇~長篇)を扱っています。 ドイツ人広告代理店社長×イタリア人家具デザイナーが美味しいもの食べたり困難を乗り越えたりいちゃついたりする日々の物語。 #溺愛攻め #トラウマ持ち受け

受け溺愛主義かつ強火担の攻めが何が何でもハピエンにします。

あざさ
フォロー
住所
愛知県
出身
愛知県
ブログ村参加

2011/01/01

arrow_drop_down
  • それは、ある日常の「物語」 #24

    (十二直シリーズ:成(なる)/2020年9月)世界中で猛威を振るうウイルスの勢いは衰えることを知らず、不自由な生活に終わりはまだ見えない。焦りや苛立ちに心乱すことに誰もが疲れ、行き場のない怒りや戸惑いが彷徨っている。良心による自粛と法による規制のバランスは危うく、ドイツ国内でも政府の対策に抗議する大規模なデモが起きたばかりだ。確かに、物理的な距離を取る措置は徐々に緩和されてきている。だが、世界的にはまだ...

  • それは、ある日常の「物語」 #25

    (記念日シリーズ:「極秘計画」/2021年1月)眼下に広がるのは、朝陽を浴びるミュンヘンの壮麗な街並み。フィックス窓から燦々と差し込む白い光もまた美しく。主の留守を守る静寂に、アルフレードはそっと身を委ねた。執務机の上には、デスクトップのパソコンが2台とノートパソコンが1台。左右の壁には天井まである書架に分厚いファイルや書籍がぎっしりと詰まっている。豪華な調度品や絵画はなく、内装も置いてあるものも限りなく...

  • それは、ある日常の「物語」 #23

    (十二直シリーズ:定(さだん)/5月)「深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいている」。とある小説家の言葉だが、これ以上に的確なものはないと思う。例えば、狂気に立ち向かうとき。例えば、悪意と向き合うとき。それらと対峙するということはつまり、それらに喰われる可能性があるということ。狂気に怯めば、それは容赦なく牙を剥くだろう。悪意に怖じければ、それは躊躇なく刃を突き立ててくるだろう。圧倒的な負の感情...

  • それは、ある日常の「物語」 #22

    (十二直シリーズ:建(たつ)/2020年1月)ゲンを担ぐ、という言葉ある。たとえば。大切な試験の日、たまたま左足から靴を履いたら結果が良かったとか。大事な商談がある日、普段は食べない玉子サンドをランチに食べたら大成功したとか。いつもと違う行動や行為をしたときに、良い結果が出たとする。それは、たまたまかもしれない。靴をどちらの足から履こうが、ランチに何を食べようが、結果は変わらなかったかもしれない。良い結...

  • それは、ある日常の「物語」 #21

    (12色相環シリーズ:青/9月)テンプル部分に装飾があるわけでも、フレームが特異な形をしているわけでもない。むしろ、量産品によくあるシンプルなデザインだ。細いシルバーのフレームに嵌るレンズも透明で、特別変わったものでもない。けれど、それが彼の顏にあるとどうしてこうも特別なものに見えるのだろう。(フルアさんのとはまた違うし、先生がたまに使っているのとも違う…)海外の経済新聞を読んでいる彼の横顔を盗み見な...

  • それは、ある日常の「物語」 #20

    (12色相環シリーズ:黄緑/5月)冷静を表す「青」と興奮を表す「赤」の中間にある、“黄緑色”。春の新芽や若葉を連想させるこの色を好む人は、平等性や安定を重視するという。それ故に周りからは安心感を持たれ、一緒に居てリラックスできる存在というイメージを持たれる傾向がある、とも。青でも緑でも黄色でもない、その色。どこか懐かしく、それでいて新鮮な気持ちにさせる不思議な色。「ソファに宝石を使うとは、随分と大胆なデ...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、あざささんをフォローしませんか?

ハンドル名
あざささん
ブログタイトル
eterna
フォロー
eterna

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用