教育には、厳しく接して成長させる方法と、褒めて成長させる方法との大きく二つの教育法がある。どちらが人を伸ばすかは一概に言えないが、少なくとも体罰による教育法は…
小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
2009年暮れよりはじめて、 どこまで続くかな? おっ、まだ続いている!
教育には、厳しく接して成長させる方法と、褒めて成長させる方法との大きく二つの教育法がある。どちらが人を伸ばすかは一概に言えないが、少なくとも体罰による教育法は…
ちょっとした義理の関係もあり、新聞を定期購読している。取っている以上、読まずに捨てるということは極力避け、何らかの形で目を通すことにしている。ただ、面倒なのは…
最近のニュース記事を見ていると「疑心暗鬼」という言葉がやたらと使われている。原油価格、米価などが高騰したり乱高下したりしている。ほとんどが「疑心暗鬼」だという…
「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」という言葉がある。この意味は、「色々の花が、一気に咲き乱れる」こと。別の意味としては、集中して傑出した人物が現れるときにもこ…
金相場が高騰している。日本のバブル崩壊後の1995年の金相場は、1グラムあたり1,243円。昨今の1グラムあたりの相場16,618円と出ていた。こんなにも高騰…
『徒然草』が書かれたのは14世紀、鎌倉時代の末期あたり。およそ700年前となる。随筆ないしエッセイと呼ばれる形式の本。寝転びながら気軽に読めて「ああ、そうそう…
日本への旅行者が増えている。その中に武道に惹かれて来日する外国人も多い。そんな武道の一つに合気道がある。わが講師の一人は、長く合気道の道場に通っている。合気道…
慶應義塾大学の創設者でもある福沢諭吉に『学問の独立』という著書がある。そこには大学は政府に おもねることなく独立的立場を貫くべきであることを語っている。また、…
日食は、たまに起こる現象。日本での皆既日食は、次回2035年まではないが、部分日食は、今年には3月と9月の2回、起こるとされている。古代の中国では、日食を天の…
外国人の花見客が増加しているという報道がよくなされている。桜が咲く日本の風景は、たしかに格別のものがある。フランス人講師の一人が、先日訪ねた京都の画像を得意げ…
桜の咲く時期にとれるマダイを「桜鯛」と呼んでいる。マダイは、産卵時期となるこの頃になると鮮やかな赤みを帯びてくる。「桜鯛」と呼ばれる所以(ゆえん)でもある。海…
夜桜は、照明がなされていてこそ美しく感じる。梶井基次郎の小説『櫻の樹の下には』という小説の冒頭は、「桜の木の下には死体が埋まっている」という言葉から始まる。春…
魔術師という言葉をやたらとあちらこちらで見かける。今日のニュースを開けると目に飛び込んできたのは、"イメージの魔術師エロール・ル・カイン" というもの。その下…
「無一物中、無尽蔵 (むいつぶつちゅう、むじんぞう)』なる言葉がある。これは、何もない無一物こそ、無限のものが溢れているという意味に解釈される。モノで溢れた現…
トランプ氏の高関税政策の論拠は、「外国企業が輸出時に関税を負担する。関税のカネはアメリカ政府に入る。アメリカ政府に入るため、アメリカ国民の税が安くなり、アメリ…
かつての話題の本に『死体が語る真実』(2005年刊)というのがあった。これは、アメリカのエミリー・クレイグの著作によるもの。9・11事件後、世界貿易センタービ…
映画『サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music) 』は、1965年に公開され、日本でもかなりのヒットとなった。オーストリア出身のマリ…
『徒然草』の第一三七段に「花は盛りに月は隈(くま)なきを見るものかは」と出てくる。満開の桜ばかりがすべてではない。そんなふうに語る一文だが、やはり桜は盛りの時…
イギリスの検索エンジンである "True Knowledge" が算出したものの中に、20世紀の間で、世界で一番何事も起きなかった日は、1954年の4月11日…
「ウソから出たマコト」という言葉がある。追い詰められて、ついウソをついたが、それが成就してしまう場合に使われる。また、スポーツ選手などがインタビューで実際はそ…
「カルタ」と言えば、『江戸いろは かるた』がすぐに思い浮かんでくる。そして、いろはの「い」に出てくる言葉は、「犬も歩けば棒に当たる」これは、出歩けば思わぬ幸運…
桜の季節になった。やはり桜の季節は格別のものがある。インバウンドの外国人に、一番好まれるのは、この桜のシーズンだという。日本の至る所で一度に咲き誇る姿は、やは…
SONY の4文字という表現がある。この発音は、世界の誰にも親しまれる音だそうだ。英語では、ハツラツとしたヤンチャ坊主の意味。そんなソニーの創業者の一人であり…
「サバを読む」という表現がある。江戸時代、鯖の商いが多かったせいか、魚市場のことを「いさば」と呼んでいた。そこで商いされるサバは鮮度が大切とばかり、魚市場に運…
花びらを一枚一枚摘みながら恋占いをするというのがある。一枚を摘んでは、"He loves me..." 、二枚目は "he loves me not" と繰り…
食品の春雨(はるさめ)の起源を辿ると中国の山東省に至るという。原料は中国では主に緑豆だが、日本ではジャガイモなどの澱粉となっている。「春雨」というなんとも優美…
珈琲の味わいを表すのに香り、コク、甘味、苦味、酸味の5種のバランスが肝心となる。香りは最も大切なものの一つだが、苦味と酸味もなくてはならないもの。お酒に関して…
中国の北宋の詩人・蘇 軾(そ しょく)の詩に『春夜』と題する詩がある。その冒頭の七言は、「春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)」という言葉から…
最近の広告に「ギガ使い放題」「データ無制限」「ギガし放題」などの言葉が並んでいる。かつては「1ギガも使える!」などと言っていたのに、いつの間にやら相当数を使っ…
フランス人女性講師と話していて、好きな俳優は?という話題になった。彼女は、かつての東京オリンピックの年に生まれている。どういう訳か、歴代講師はこの年生まれが意…
「レシピ」という言葉は日常的な言葉となって久しい。このレシピは、英語のRecipe から来たらしく料理法という意味で使われる。この語源をさらに辿れば、ラテン語…
宝くじ売り場に立て掛けられている幟(のぼり)に「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」などという文言が書かれていた。この日は、日本の暦に古くからある吉日の一つで…
『四面楚歌』という四字熟語がある。周りが敵だらけという時に使われる言葉だが、これは、いわゆる故事成語。その故事とは、中国の前漢の初代皇帝となる劉邦と「楚」の項…
オーストリアの精神科医ジークムント・フロイトが『夢判断』を著したのは、1900年のこと。それによると、人の無意識と夢は密接に結びついていて、日常生活の中での抑…
現在でも続く「住友」の創業は、江戸時代前期まで遡る。その創始者は住友政友という新潟生まれの涅槃(ねはん)宗の僧侶。「住友」では、商家の住友家を興した政友を「家…
「ブタもおだてりゃ木に登る」という言葉や、山本五十六の有名な言葉、「褒(ほ)めてやらなきゃ人は動かじ」というのがある。人と人との関係で、相手を褒めると動きがス…
『孫子(そんし)の兵法』なるものがある。この中で、よく知られる極意の一つに、「相手を知り、己(おのれ)を知れば、百戦危うからず」というのがある。実戦に基づいた…
イタリアのメローニ首相が人気だという。イタリアの首相も日本と同じく、本格的な長期政権はあまりなく、思い起こすのは、ベルルスコーニ首相のみ。このメローニ首相は極…
CNN News を見ていると、「抑鬱(よくうつ)や狂気が芸術の天才を生み出す」というのが出ていた。最近の科学的な研究から実証されたようだ。抑鬱や狂気の芸術家…
11年前のAFPのニュースに、「アメリカ人は、インターネットを手放すぐらいならテレビを捨てる」("Americans would give up TV bef…
人が踏み入れることがない未知への旅ほど人をワクワクさせるものはない。フランスの作家・ジュール・ヴェルヌが書いた『八十日間世界一周』が発表されたのは、1872年…
谷崎潤一郎は『陰翳礼賛』の中で日本人の美意識について説いている。その一つ、「西洋では部屋の中から陰翳を消す事に執着したが、日本ではむしろ陰翳を内にとどめ、そこ…
『歴史は繰り返す』という言葉がある。マルクスをはじめ、多くの人によって語られた言葉ではある。古代ローマの歴史家クルティウス=ルーフスの言葉にも、「 過去に起こ…
少人数の客の目の前で行なうクロースアップ・マジック(Close-up Magic)なるものがある。これに参加した人は、「目の前で行なわれているのに見破ることが…
スペインの画家であるサルバドール・ダリ(Salvador Dalí) は、シュルレアリスムの代表的な画家。自分を天才と嘯(うそぶ)いて憚(はばか)らない言動や…
孔子の弟子には、いわゆる「孔門十哲」や「七十二賢人」と呼ばれる人たちを含め、一説には三千人ほどいたと言われるが、離れたり付き従ったりした人も多かっただろう。弟…
ホメオスタシス( homeostasis)なるものがある。これは、生物などの内部環境を一定の状態に保ち続けようとする傾向のこと。これが心理学的にもその傾向があ…
「犬猿の仲」というものがある。ネット検索すると、芸能人の「犬猿の仲」というものが出てきた。(ミーハー的な心が手伝ってか)つい開けてみると、「誰と誰」という風に…
夜の闇は、何かしら底深いものがある。ことさら、春の闇は感傷を誘うもののようだ。『古今和歌集』の中に収められている凡河内躬恒(おほしこうちのみつね)の歌「春の夜…
3月3日は桃の節句、一般的に「ひな祭り」の日。中国の古い習慣をたずねると「上巳(じょうし)の節句」というものに辿り着く。これがこの節句の源流らしいが、いわゆる…
スパイ映画"007シリーズ"は、1962年に初公開された。ボンド役は、もちろんショーン・コネリー。初映画のタイトルは『007は殺しの番号』で、それを含めて全2…
パラドックスという言葉がある。この意味としては、逆説、逆理、背理などと言われたりする。このパラドックスで有名なのは『ゼノンのパラドックス』。ゼノンは、古代ギリ…
奈良の東大寺で、お水取りが始まった。毎年、3月1日より14日までの2週間にわたって行なわれるもの。厳しい寒さの中でその行事は始まる。そして、最後は二月堂の舞台…
昔は、縁台将棋なるものがあった。決して、今のような寒い季節にやるものではなく、夏の日の夕暮れ時、往来に面した家の前に縁台を出してやるもの。大の男二人が、しゃべ…
「これが目に入らぬか?!」という決めゼリフで思い起こすのは印籠(いんろう)。三つ葉葵の紋が付いた印籠は、水戸黄門であることの証明に使われたが、印籠はその名の如…
「似ているものを見ると笑いが生じてくる。」そんなものらしい。フランスの数学者パスカル(Blaise Pascal) は『パンセ』の中に、「別々では笑いなどが生…
今、伊丹十三の映画作品『お葬式』が4Kデジタルリマスター版として再上映され、人気を博しているという。伊丹十三氏は名優として活躍していたが、父上は映画監督伊丹万…
英語表現で、"Play Baseball"や" Play Football" というのはあるが、Ski や Snow boarding の場合は、"Play"…
昔の小学校には、決まって二宮金次郎の銅像や石像があったが、今は、その姿を消しつつある。薪(まき)を背負い、熱心に読書しながら歩いている姿は勤勉の模範とされた。…
アメリカのレイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury) の 著書『華氏451度』は、本を所持することや読書が禁じられるといった社会の危機を描いたSF小説。こ…
起業する若者が増えているという。一方、人生最後のひと賭けしようとする高齢者も多いという。これまでの経験もあることだし、手にした退職金もある。それを元手に起業を…
歴史上の思想家たちが「笑い」について定義している。今でこそ「笑いは心の潤滑油」「病い知らず」など、その効用について語られるが、古代になればなるほど、笑いは否定…
「犬猿の仲」というものがある。これは 何かにつけて、いがみ合う仲の悪い関係のことを言う。トランプ氏とバイデン氏もおそらくそんな関係だろう。この二人のように、実…
「一日だけ幸福でいたかったら」という話がある。これに続くのは、「一日だけ幸せでいたいならば、酒を呑め。一週間だけ幸せでいたいならば、車を買え。一カ月だけ幸せで…
毎日、何らかの形で「○○の日」と出ている。2月22日は、「猫の日」だと言う。「22」は「ニャン(2) ニャン(2)」と発音できるので、語呂から「猫の日」という…
アメリカの作家エラリー・クイーン(Ellery Queen)は、藤子不二雄のように二人の人物が一つのペンネームを使って推理小説を書いていた。そして登場する主人…
16世紀のフランスの随筆家・モンテーニュが『随想録(エセー”Les Essais”)』を著したのは、フランス王朝であるヴァロア朝の末期。あまりいい時代ではない…
辞典は言葉の意味を解説するのが使命だが、個人の主張が強すぎる場合もある。その点で有名なのは、『新明解国語辞典』。これは山田忠雄氏が中心となって編纂された国語辞…
トランプ大統領は、G7にロシアの復帰を口にした。すなわち、かつてのようなG8に復帰する案を示したり、アメリカ自身がNATOから脱退するような動きを見せている。…
何を行なうのも自分のスタイルでないと気がすまない人がいる。戦後間もない頃に首相となった吉田茂氏は、そのような人物の典型であった。葉巻をくわえている写真が多いが…
明治時代の思想家である内村鑑三に『代表的日本人』と題する著書がある。この著書は外国人に日本人および日本の心を海外に紹介する意味で、まずは英文で書かれた。この著…
オオカミとイヌは、種類によっては見分けがつかないほど似ているとも言われる。例えば、ハスキー、シェパード、タマスカン・ドッグなどは、面影からオオカミのように見え…
今日のニュースに「トランプ大統領が1セント硬貨の製造をやめるよう財務長官に指示した」と出ていた。この1ペニーを製造するのに経費が2セント以上かかっていると指摘…
「鏡」には、どこか魔性の影を感じることがある。取調室にある鏡は、一方からは鏡だが、別室からは窓のように覗けるようになっている。そんな風に、鏡の裏側には誰も知ら…
何かと話題になる人物といえば、やっぱりトランプ大統領ということになる。だけども、それに負けないほどか、それを凌駕しているとも言えそうなのがイーロン・マスク(E…
漫才とかの笑いの構造は「ボケ」と「ツッコミ」と言ったりする。ボケるだけでも笑いは生まれるが、漫才の構造は、ボケ役がトボけたことを言って、ツッコミ役がトボけた言…
昨日は、富豪のカーネギーについて書いたが、ジョン・D・ロックフェラー(シニア)も、一代で大富豪になった人物。彼の大きな特徴は、大富豪にもかかわらず、生涯、生活…
ニューヨークにあるカーネギー・ホールは、演奏者ならば一度は立ってみたい檜舞台。このホールは鉄鋼王と称されるアンドリュー・カーネギーが創設したもの。貧しい移民の…
中国の故事成語に「池魚の殃(わざわい)」という言葉がある。これは、春秋戦国時代、宋の国の高官だった桓が、王宮から宝珠を持ち逃げした。捕らえられ「その宝珠をどこ…
今月3日に行なわれた衆院予算委員会での石破首相の言葉に、「国民のみなさまに税収増分をお返しできる状況にない」というのがあった。何とも婉曲な表現。この言葉を有り…
「コロンブスの卵」の話がある。コロンブスはこの卵を立てられる者がいますか?と尋ねて、誰も立てられない。そこで、底の一部を割り、立てた。「そんなのだったら立てら…
今日2月2日は、節分。たいてい、節分は2月3日と思っていたが、1日早くなった。(2021年も2月2日だったが、それは124年ぶりのこと。)そして、節分の翌日が…
最近、事実無根の噂を切り取った記事や針小棒大に書かれたもの、フェイクニュースなどが多い。そういったものに基づいた SNS での誹謗中傷が後を絶たない。残念なこ…
内田百閒のエッセイを今でも時々開くことがある。知的ではあるけれど、とぼけた味わいが面白く、ちょっとした気分転換のために読んだりする。内田氏は、夏目漱石の門下生…
「そのような星の元に生まれた」などの表現がある。人によっては、運命づけられていたかのような人生を歩んだと思える人がいる。そのように感じる一人としてフィリップ・…
先ほど、経済アナリストの森永卓郎さんが亡くなられたというニュースが出ていた。原発不明ガンということでしたが、その一つとして膵臓ガンがあると聞き及んでおりました…
パスワードを忘れることがある。忘れないために、そのため、決まった一種類パスワードを使いまわしたりしていたが、これではセキュリティ上、甘い。褒められたものではな…
漢字学者の白川 静氏が亡くなって20年近い歳月が流れた。彼の唱えたのは、「サイ」の発見というもの。「サイ」とは、甲骨文字の「口(くち)」の文字。(もっと正確に…
陰暦を使っていた頃、月の一日のことを朔日(ついたち)と書いた。「朔(さく)」というのはもともと天文用語。その意味は、太陽と地球と月が一直線になる状態を表す言葉…
ネットのCNN News を見ていると、かつての三つ星シェフ、マルク・ベイラ氏がフランスのスキーリゾートに新しいレストランを開業したことが掲載されていた。ただ…
風邪に罹ったことをきっかけに西宮・夙川地域に関連のある人物を書いていると、少しハマってしまい、今日は、アメリー・ノートン(Amélie Nothomb)を書く…
先日の新聞のまとめ読みの中に、阪神大震災の記事があった。その中に、阪神大震災で被災した二人の文化人として紹介されていたのが、五百旗頭真(いおきべ まこと)氏と…
キビシい風邪からやっと回復傾向にあり、数日間たまっていた新聞をまとめ読むことにした。今でも新聞を定期購読しているのは仕事上の義理も絡んでのこと。読まなくても問…
風邪ではっきりしない頭を抱えながら、ふと遠藤周作のことを思い浮かべていた。それは先日、診察を受けたクリニックの窓からカトリック夙川教会の尖塔が見えたせいでもあ…
先日、喉が痛く、高熱でもあったのでいつものクリニックに連絡すると、インフルエンザとコロナの検査をすることになった。クリニックに着くと医院の2階の小さな部屋に案…
故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る。かつてアルビン・トフラーによって書かれた『第三の波 ("The Third Wave")』が世に出たのは、1980年…
西欧で自生する『ベラドンナ(bella-donna)』と呼ばれる植物がある。ベラドンナは、イタリア語で「美しい女性」という意味となる。こんなにも優雅な名前つけ…
ギリシャ神話のイカロスの話など人間は、いつの時代も大空に対する憧れがあった。自然界を探ってみると、鳥や蝶ばかりでなく、植物にも気侭に空を飛ぶものがある。その一…
いよいよ、トランプ大統領誕生となる就任式が近づいてきた。その就任式には、テスラのCEO イーロン・マスク氏、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏、メタのマーク・ザ…
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教育には、厳しく接して成長させる方法と、褒めて成長させる方法との大きく二つの教育法がある。どちらが人を伸ばすかは一概に言えないが、少なくとも体罰による教育法は…
ちょっとした義理の関係もあり、新聞を定期購読している。取っている以上、読まずに捨てるということは極力避け、何らかの形で目を通すことにしている。ただ、面倒なのは…
最近のニュース記事を見ていると「疑心暗鬼」という言葉がやたらと使われている。原油価格、米価などが高騰したり乱高下したりしている。ほとんどが「疑心暗鬼」だという…
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日食は、たまに起こる現象。日本での皆既日食は、次回2035年まではないが、部分日食は、今年には3月と9月の2回、起こるとされている。古代の中国では、日食を天の…
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「無一物中、無尽蔵 (むいつぶつちゅう、むじんぞう)』なる言葉がある。これは、何もない無一物こそ、無限のものが溢れているという意味に解釈される。モノで溢れた現…
トランプ氏の高関税政策の論拠は、「外国企業が輸出時に関税を負担する。関税のカネはアメリカ政府に入る。アメリカ政府に入るため、アメリカ国民の税が安くなり、アメリ…
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19世紀末のフランスでは、パリ万博が一つの大きなきっかけとなり、ジャポニズムが大ウケとなった。その当時流行した、アール・ヌーヴォーも源流をたどるとジャポニズム…
コンビニの歴史をたどってみると、原型となるものが誕生したのは1969年のことだという。かなり古い。だけども、現在のような形で一般化したのは1980年頃から。今…
夏目漱石と正岡子規は畏友と呼び合うほどの友人だったという。子規の作風は、「写生」と呼ばれるように絵画を感じさせるものが多い。子規の一番有名な句は「柿食えば 鐘…
日本建築は完璧を目指すのはもちろんのことだが、完成しても建築物のどこかに不完全なものを残しておくという習慣があるようだ。日光東照宮の陽明門の逆柱などは、その好…
今日のニュースサイトを見ていると、水原一平氏がが通っていた高校のサイトにあった「傑出した卒業生」の欄から彼の名前が削除されていたという記事が出ていた。MLBの…
寺山修司が亡くなってから40年あまりの歳月が流れていった。彼は、劇団『天井桟敷』を主宰したり、数多くの問題となる著書も残している。それらの中には、『書を捨てよ…
我がスクールの講師が所用で3週間ほどオーストラリアに帰り、今週はじめに日本に戻ってきた。彼が残念がったのは、桜がすでに散ってしまっていたこと。「あ〜、今年の桜…
「伯楽」は、中国、周の時代にいた馬を見分ける名人。普通の人が見たのでは、これが一日に千里を走る馬なのかどうかがわからないが、この伯楽が見立てをすると、馬の資質…
"ミーム(meme)" と呼ばれる現象がある。もともとは、人々の心から心へと伝えられる情報のこと。これは、1976年にイギリスの動物学者リチャード・ドーキンス…
とあるニュースに「自分の作品を有名な美術館に飾るという夢をほんの一瞬、実現したドイツ人の男がいた」と書かれていた。場所はドイツ・ミュンヘンのピナコテーク・デア…
エントロピーの法則といえば、思い出すものの一つに萩尾望都 が描いたSF 漫画に『百億の昼と千億の夜』というのがあったことが蘇ってくる。これは、光瀬龍の小説を原…
わが少年時代に話題となっていたものに「4次元の世界」というものがあった。英語表現では "Fourth dimension" 。「次元=dimension」を言…
かつて、マルチタレントとして活躍した今は亡きE・H・エリック氏は、耳たぶを動かすというCMがヒットし、一躍有名となった。彼が実際に動かせたかどうかは知らないが…
将棋の藤井聡太八冠の快進撃が止まらない。昨日は名人タイトルの初防衛をかけた一局があり、ほぼ劣勢をひっくり返しての勝利。強さを思い知らせた対局でもあった。チェス…
ギリシャ神話の中に、フェキオン山のスフィンクスが通りかかる人間に”なぞなぞ”を問いかけたというのがある。「朝は四本にして、昼は二本、夕は三本の足を持つ生き物と…
桜を詠んだ芭蕉の句「木(こ)のもとに 汁も膾(なます) も 桜かな」この俳句の意味は「花吹雪の舞う中、桜の木の下では花見の会や宴が催されている中で、無作法など…
「春眠 暁(あかつき)を覚えず」これは、中国の詩人・孟 浩然の詩『春暁』の一節。春になり、寒さを気にせずにウトウトとしてしまう事になる。そんな様子を表現したも…
「ウソから出たマコト」なる諺がある。つい大風呂敷を広げて発言したことが、意外なことに、そのまま成就することがある。スポーツ選手が時々、そのような強気発言をする…
世界中、至る所に古文書なるものがある。かつてはロゼッタストーンもその文字の解明に窮したものだったが、今は、コンピュータの進化にもより、様々な文字が解明されてい…
現在、ロンドンのサマセット・ハウス(Somerset House)で"Cute展" なるものが開催されている。様々な"Cute"を一堂に集めて、その意味を探ろ…