草むらから大きな蜂の翅音が聞こえてくるので、主を探すとタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum)だった。何に集まってるのか気になり草むらをかき分けるとキヌガサタケが現れた。キヌガサタケは、匂いの強いグレバでたくさんの虫たちを誘うことは知っていたが、ハ
タイワンタケクマバチ/ Xylocopa tranquebarorum
草むらから大きな蜂の翅音が聞こえてくるので、主を探すとタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum)だった。何に集まってるのか気になり草むらをかき分けるとキヌガサタケが現れた。キヌガサタケは、匂いの強いグレバでたくさんの虫たちを誘うことは知っていたが、ハ
写真個体は、セトウチマイマイ(Euhadra subnimbosa)の幼体と思われる。透き通るような殻が美しく撮影してみた。本種、野菜農家では厄介者のようだ。
ヤナギハムシ/ Chrysomela vigintipunctata
5月になりヤナギハムシ(Chrysomela Vigintipunctata)の羽化が始まっている。本種は越冬成虫が、早春にヤナギに産卵し、5月中旬頃新たな新成虫が羽化してくる。年2~3回発生するようだ。羽化したばかりは、体は黄色いが、成熟するとオレンジ色に変わる。本種もテントウムシに
ツツジ科の花にモンキアゲハ(Papilio helenus)が訪れ翅をゆっくりと開閉しながら、ひと花ひと花を丁寧に蜜を吸っている姿がとても印象的だった。本種は、日本に生息するチョウの中でも最大級のアゲハチョウの仲間である。特にその黒く美しい翅と、後翅の黄色い斑紋が特徴的
クロボシツツハムシ/ Cryptocephalus signaticeps
多くの樹木の葉の上でクロボシツツハムシ(Cryptocephalus signaticeps)の姿を見かける。本種は、幼虫越冬し、春一早く成虫になり活動を始める。また見ての通りナナホシテントウに擬態しているようだ。
シロヘリツチカメムシ/ Canthophorus niveimarginatus
今年も岡山県東部の河原で、シロヘリツチカメムシ(Canthophorus niveimarginatus)を観察することができた。本種は、環境省の絶滅危惧種にも指定されている。成虫の体長は5~6mmほどの小さなカメムシで、黒い体に白い縁取りが特徴的だ。名前の通り「白い縁=シロヘリ」が印
河原を歩きながら、ふと足元に目をやると、ミヤマサナエ(Anisogomphus maacki)が、草の茎にとまり、じっと翅を広げていた。羽化を終えたばかりなのだろう。まだ透けるように薄い翅が日光に照らされ、キラキラと光っていた。翅を乾かしながら、新しい世界への第一歩を静かに
キイロトラカミキリ/ Grammographus notabilis
4月上旬に我家の薪棚を整理していると乾燥したした薪の中から複数の不明蛹が現れた。それをプリンカップに移し成虫になるのを観察してみると・・・主は、予想通りキイロトラカミキリ(Grammographus notabilis)だった。本種の羽化直後は、体は黄色く無く、特徴的な微毛も確
今年、我家の薪棚にいち早く現れたのは、ミドリカミキリ(Chloridolum viride)だ。他のカミキリも産卵に訪れるが、今年も一番乗りである。本種の産卵行動を観察していると新たに割った薪に集まり、1年以上乾燥させた薪には、産卵しないようだ・・・?
トビイロリンガ/ Siglophora ferreilutea
自宅薪棚の薪にトビイロリンガ(Siglophora ferreilutea)が飛来していた。大変煌びやかな蛾である。本種を観察するのは初めてだが、近くの里山を見渡せば、食樹のアラカシが旺盛になってきているので、生息も納得できる。
自宅の庭で、ヤマトシジミ(Pseudozizeeria maha)の雄とベニシジミ(Lycaena phlaeas)の雌が偽交尾を始めた。もちろん成立はしなかったが、ベニシジミの雌は翅を震わせヤマトシジミの雄は生殖器を近づけていた。食草も異なる2種の行動なので、少々驚いた。
庭のミツバアケビの葉が無いので蔓を見ていくと・・・いました。アケビコンボウハバチ(Zeraea akebii)の幼虫だ。他の葉にも数頭確認できた。本種は、幼虫は植物(アケビ)を食するが成虫は、肉食と少々風変わりな昆虫である。
庭のベニカナメモチの枝で、モモチョッキリ(Rhynchites heros)を見つけた。近くの畑にはモモなどの果実があるので、それ目当てに来たのだろうか?本種の成虫は4月~5月に現れ少し大きくなった果実に産卵する。その産卵された果実は柄の所が折られて、樹にぶら下がるそうだ
タイワンタケクマバチ/ Xylocopa tranquebarorum
庭のモッコウバラの支えにしている竹にタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum)が営巣始めた。ブルーベリーの花に数頭訪れているのは見かけていたが、庭の竹の支えに巣を作るとは少々驚いた。巣の竹の直径は、約25mm、巣の入口は、約9mmであった。この巣から羽化し
シブイロカヤキリ/ Xestophrys javanicus
夜、自宅外壁にシブイロカヤキリ(Xestophrys javanicus)が訪れていた。本種もクサキリ類では珍しく成虫越冬である。まだ鳴き声は聞こえないが、2~3日後の夜になると「ジャー・・・」と聞こえてきそうだ。
庭のベニカナメモチの葉上に一頭のナミテントウ(Harmonia axyridis)が、忙しく歩き回っていた。撮影した写真を注意深く見ると葉の陰にアブラムシがいたので、捕食に来ていたようだ。ところで翅端がややとがっているとクリサキテントウ(Harmonia yedoensis)のようだが、こ
ホソミオツネントンボ/ Indolestes peregrinus
山間の畑の小さな水溜りにホソミオツネントンボ(Indolestes peregrinus)が、3ペアも現れた。もうそろそろ姿を現すと思っていたが、既にペアになっていた。毎年春になり思うのは、冬の間どこで越冬していたのだろうか?越冬個体を注意深く探してもなかなか見つからないのに
この2~3日岡山県南部は、暖かい日が続かないため昆虫達の活動もまばらである。アカタテハ(Vanessa indica)も暖かい地面を探してはじっとしている姿を見る機会が多い。午後になると冷たい風が吹くため小型の蝶達(写真はベニシジミ)も飛翔時間が短くやはり地面でじっとし
薪作りのため木を伐採→玉切り→割ると現れのがカミキリムシの幼虫である。薪に適した、アベマキ、アラカシ(岡山県南東部では)から現れるのは、シロスジカミキリ(Batocera lineolata)の幼虫である。本種が穿孔していそうな木は伐採しないようにしていますが、毎年当たっ
マエアカスカシノメイガ/ Palpita nigropunctalis
体長20mm前後の小さな蛾のマエアカスカシノメイガ(Palpita nigropunctalis)は成虫越冬します。写真個体は、自宅玄関の壁に張り付いていたところを撮影した。庭には食樹のキンモクセイが植栽されているので、昨日の温かさで活動始めたのだろうか?しかし、極細の符節で垂直
マツヘリカメムシ/ Leptoglossus occidentalis
マツヘリカメムシ(Leptoglossus occidentalis) の越冬個体を捕獲した。本種は、北米大陸西部原産のヘリカメムシ科の種で、主にマツ類に付き、その種子や新芽などから吸汁する。背面に重ねた翅の中央付近にジグザグ状の白線斑が、特徴的である。また本種は、青りんごや洋梨の
タテジマカミキリ/ Aulaconotus pachypezoides
タテジマカミキリ(Aulaconotus pachypezoides)の越冬個体を初めて観察することができた。本種は、ウコギ科の樹木を食樹としている。特にカクレミノを好むようで、写真2個体もうまくカクレていた。探すには、食樹された枝を慎重に確認していく作業が必要です。しかし、体が浅
ホソミオツネントンボ/ Indolestes peregrinus
今年も越冬しているホソミオツネントンボ(Indolestes peregrinus)を観察することができた。冬場の観察会で本種を見つけるとヒーローになれると思うのは私だけかもしれない。生息数の少ない種ではないが、冬場は探すのが大変である。
この季節は、越冬しているヤマカガシ(Rhabdophis tigrinus)が、草地に現れていた。個人的に1月にヘビを観察するのは初めてです。人間たちが物珍しく写真撮影していると迷惑そうに越冬場所の穴倉に戻っていました。今年の干支に因んで目覚めた訳ではないと思いますが・・・
吉井川の汽水域に今年もオナガカモ(Anas acuta)が、多数飛来していた。大まかに数えても300羽前後が確認できた。それなりに流れのあるこの流域で彼らの餌は何であるか気になるが、その数に圧倒された。
ツチイナゴ(Patanga japonica)は、なぜ成虫越冬するのか疑問に思った。越冬時は、休眠するのではなく日当たりが良い暖かい場所に身を置いて寒さ(冬)をやり過ごしているようだ。また冬場でも摂餌もするようだが、凍結するような環境では多くが死亡するそうだ。危険を冒し
今年の晩秋はオレンジ色が綺麗なミノウスバ(Pryeria sinica)を何度か観察した。本種の幼虫はマサキ、ニシキギ、マユミなどのニシキギ科に属する植物が食草である。また幼虫は、捕食されそうになると不快な臭いのするねばねばした体液を出すそうだ。来年は幼虫を探して試し
落葉の上にじっと佇むのはアオマツムシ(Truljalia hibinonis)でした。最後の力を振り絞り移動してきたのかな・・・?動きが鈍く、じっとしている。一月前まであんなにうるさく鳴いていたのに・・・本種もカマキリ同様偽瞳孔が確認できる昆虫です。
アカアシハラナガツチバチ/ Campsomeris prismatica
葉の上で日向ぼっこしているのは、アカアシハラナガツチバチ(Campsomeris prismatica)でした。名前のように脚が赤褐色のツチバチですが、本種は土中のコガネムシの幼虫に産卵するそうだ。
吉井川の河川敷には多数のトノサマバッタ(Locusta migratoria)が乱舞していた。ペアの個体がいたので近づくと雌がアスファルトの割れ目に産卵していました。もっと柔らかい地面があるのになぜこの場所に産卵するのか疑問に思った。
チュウゴクアミガサハゴロモ/ Ricania shantungensis
岡山県内もチュウゴクアミガサハゴロモ(Ricania shantungensis)の確認報告が増えています。昨年岡山で初記録ですが、既に身近な場所で見られるので、県内広範囲に生息していると思われます。在来種への影響が無ければ良いのですが・・・?
アシグロツユムシ/ Phaneroptera nigroantennata
山間のタケニグサの上にいたのは、アシグロツユムシ(Phaneroptera nigroantennata)です。本種は、セグロツユムシに似るが、後脚が黒いので区別できます。また林縁の樹上や草むらを日中活発に飛び回るそうです。
クルマバッタモドキ/ Oedaleus infernalis
愛猫アンが庭で追いかけてる獲物は、クルマバッタモドキ(Oedaleus infernalis)でした。翅を広げて逃げる姿をみて庭先に本種が生息しているとは、灯台下暗しだと思いました。
アメリカフウの葉の裏でナガコガネグモ(Argiope bruennichi)を観察した。本種のメスは夏~秋にかけて複数回産卵し、その都度茶色いつぼ状の卵嚢を作りますが、写真個体はまだ卵嚢を作っていないようでした。ヨーロッパでも本種は普通種で、あのファーブル昆虫記にも登場し
自宅近くの林に隠れていたのは、リスアカネ(Sympetrum risi risi )です。胸側面の黒色条が翅の付け根に届かず途中で途切れているので本種と同定しましたが、ノシメトンボと区別するには写真撮影した後、じっくり見ないと間違えてしまう種です。
この夏庭に訪れるクマゼミ(Cryptotympana facialis)を観察していると気になる行動が目に入りました。午前中オス達が元気に鳴いている時間帯にメス達が我家の庭のアケビの蔓に集まる行動が観察されました。産卵しやすいのかな?それとも蔓の中の汁が美味しいのか?結果がわ
カキバトモエ(Hypopyra vespertilio)とセスジスズメ(Theretra oldenlandiae)の2種は食樹は異なるが、どちらも岡山県に広く分布する蛾です。また蛾のなかまは国内で5,000種以上が生息しているようです。従ってすべての名を覚えるは困難な種です。
ノコギリクワガタ/ Prosopocoilus inclinatus
岡山県南部でノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus)は、探せば10月頃まで成虫が観察できます。本種の寿命は夏の間のみとされていたが、人間の飼育下では成虫で1年以上生息していた記録もあるようだ。また新成虫の羽化は活動前年の秋で、そのまま成虫で越冬し翌年活
この季節岡山県南部でチョウゲンボウ(Falco tinnunculus)をみかけるのは少々珍しいと思います。個人的にも冬鳥と思っていますが、暑い河原近くで観察しました。しかし近年、本種は市街地でも観察されています。それは獲物となる小鳥類(ムクドリかな?)が豊富なこと、天敵
台風10号が通り過ぎ河の水が増えたことによりハグロトンボ(Calopteryx atrata)達も行き場を探していた。本種は沈水植物などが茂る緩やかな流れの河に生息する。増水し流れの早い河は落ち着かないように感じた。
オオカマキリ (Tenodera aridifolia)は、日本最大種の肉食昆虫と思われる。庭に潜んでる個体は、今回タイワンタケクマバチを捕食していた。それでも食欲が満たないのか近寄るスジボソコシブトハナバチを捕食しようと狙っていた。
夏も終わりに近づいてきたが、樹液酒場にはまだカブトムシ(Trypoxylus dichotomus)が幅を利かせています。ところで、この夏も自宅のシマトネリコの表皮を傷つけてみたが本種は飛来しなかった。自宅近くには発酵した樹液でる林があるので、彼らはそちらを好むのだろう。
ヤブヤンマ/ Polycanthagyna melanictera
畑に家内が作った小さな水場にヤブヤンマ(Polycanthagyna melanictera)の雌が、産卵に訪れていました。水に直接産卵しないで水際から数十cmほど離れた湿土に産卵していた。本種の産卵行動は、午後や夕方と思っていたが、良く晴れた暑い午前中(10:30)の産卵でした。
ヒメアカタテハ(Vanessa cardui)は、温暖化により北上している蝶のようです。以前は成虫越冬といわれていたが、どうも異なるようです。(春先個体の翅が劣化していない。)本種が酷暑の中、庭の花に吸蜜に訪れていた。
アミガサハゴロモ/ Pochazia albomaculata
写真の個体は、アミガサハゴロモ(Pochazia albomaculata)と思います。近年はチュウゴクアミガサハゴロモが、国内に侵入して来てるようですが、写真個体は、在来種と思われる。本種は羽化直後、翅が緑色の粉でおおわれているが、活動と共に脱落するそうだ。
ミヤマクワガタ/ Lucanus maculifemoratus
64歳になっても虫捕りが、やめられない。そしてどうしても採取したいのが、ミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus)です。本日は、雌雄3頭捕獲したが、どれも小ぶりの個体でした。以前本種の出現期ごとの個体の大きさについて調査した文献を読んだことがあります。8月前半
ゴマダラカミキリ/ Anoplophora malasiaca
ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)が、畑のミカンと柚子の木に5頭飛来していた。本種は、カミキリムシで最もよく名前を知られてる種である。幼虫、成虫とも食樹は生木で、ミカン、ヤナギ、イチジク、クワ、クリ、プラタナスなど幅広く害虫扱いされるカミキリムシで
ヤマトタマムシ/ Chrysochroa fulgidissima
7月になり自宅周辺のニレの木上部にヤマトタマムシ(Chrysochroa fulgidissima)が飛翔しているのを何度も観察していた。今日は、自宅前の道に本種が落ちていた?後肢の符節が無く少々弱っているようなので、自宅のケヤキの葉にのせるとその葉を食べ始めた。
庭のフェンネルにブチヒゲカメムシ(Dolycoris baccarum)が、訪れていた。本種の食草を調べるとダイズ、イネ、ゴマ、トマト、ニンジン、ネギ、ゴボウなどの野菜のようです。フェンネルはセリ科ウイキョウ属の植物だけれど・・・かなり食草の広い種なのでしょうか・・・?
庭に生息しているヤマトシジミ(Zizeeria maha)を接写し、さらにトリミングしてみました。本種は年5-6化するのかな?いつも庭のカタバミの近くをひらひら飛んでいる。
クワカミキリ/ Apriona japonica Thomson
イチジクの細枝を後食していたのはクワカミキリ(Apriona japonica Thomson)のメスと思われます。産卵してるのではなく樹皮を食べてるように見えました。本種は、クワやイチジクなどの害虫として扱われている。
ムネアカトゲコマユバチ/ Odontobracon bicolor
庭のエゴノキに目を凝らすとムネアカトゲコマユバチ(Odontobracon bicolor)が飛来していました。体色が赤いので目についたが、老眼の進行により体長10mm前後の昆虫は見つけにくくなっている。丸い頭部と後肢の腿太が特徴的でした。
マメクワガタ/ Figulus punctatus Waterhouse
写真の個体は、マメクワガタ(Figulus punctatus Waterhouse)と同定しました。近縁のチビクワガタ(Figulus binodulusWaterhouse)に比べ本種は前胸背板がやや長く、点刻が多い。また前胸背板前縁にある突起は本種の方が大きくなるそうだ。如何でしょうか・・・?
畑の梅の木にウメエダシャク(Cystidia couaggaria)が産卵のため訪れていた。本種は、トンボエダシャクやヒロオビトンボエダシャクに似るが、翅がより丸みを帯び外縁沿いに黒紋が並ぶこと、さらに少し体長が小さいことで区別できるそうです。この季節昼間に活発に活動してい
アカスジカメムシ/ Graphosoma rubrolineatum
畑に植えたフェンネル(ウイキョウ)にアカスジカメムシ (Graphosoma rubrolineatum)が、やっと訪れました。例年ならば5月末には数頭確認できるが、今年は1週間前に1頭のみの飛来を確認しました。交尾済みの雌ならこの後期待できますが・・・雄なら雌が飛来して来るまで産卵
アカスジキンカメムシ/ Poecilocoris Lewisii
岡山県北部でアカスジキンカメムシ (Poecilocoris Lewisii) の終齢幼虫を持ち帰り羽化まで飼育してみました。終齢幼虫から脱皮すると黄色い成虫が現れ1日かけその美しい姿に変わっていきます。その変化の神秘さに驚かされた。
セアカツノカメムシ/ Acanthosoma denticaudum
岡山県北部でセアカツノカメムシ(Acanthosoma denticaudum)を捕獲した。この季節の成虫は、昨年羽化し、越冬した個体と思われる。容姿は大変魅力的だが、危険を察して発する分泌液はカメムシらしい臭いです。
今年も我家の薪棚にはミドリカミキリ(Chloridolum viride)が多数訪れている。既に産卵ピークは過ぎているが他のカミキリに紛れ姿を見掛ける。もちろんその薪棚で生まれた個体も多数いると思われる。ローズマリーの茎で休んでいたので撮影してみました。
ビロードカミキリ/ Acalolepta fraudatrix fraudatrix
我家の灯火に飛来してたのは、ビロードカミキリ(Acalolepta fraudatrix fraudatrix)と思われます。ビロウドカミキリ属(Acalolepta)は17種も国内に生息するそうです。よって同定も難しいそうです。
畑の草地にひっそり隠れていたのは、ウラゴマダラシジミ(Artopoetes pryeri)です。翅をせめて半開きにして欲しかったが気持ちは届かなった。しかたないので、逆光で翅の透けた写真を撮影してみました。
我家の畑に2本のクヌギを植栽しています。その1本の樹液にヒラタクワガタ(Dorcus titanus)が訪れていた。越冬個体なのか、かなり泥で汚れた姿だった。いよいよ樹液に集まる甲虫たちの季節が訪れたようです。
自宅灯火に飛来したのは、ハイイロヤハズカミキリ(Niphona furcata)です。自宅裏山の管理者高齢化により竹林が繁殖している。従って本種の生息に適する環境が整い繁殖しているようだ。
ムネアカハラビロカマキリ/ Hierodula chinensis
ムネアカハラビロカマキリ(Hierodula chinensis)の孵化を観察しました。在来の種に比べ体色が黄色く思えるが如何でしょうか?また生まれたばかりでも鎌に黒い模様が確認できました。
ニレの木の樹液に2頭のオオスズメバチ(Vespa mandarinia)の女王が飛来していた。この季節、本種の餌としては樹液が適しているのでしょうか・・・? 写真の2頭は、近づいても威嚇も逃げることも無かった。
タイワンタケクマバチ/ Xylocopa tranquebarorum
庭のエゴノキの花が咲き、今年も多くの昆虫達がその花に集まって来ています。今年もキムネクマバチが多く飛来しているなと観察していると真っ黒い個体を発見!飛来していたのはタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum) でした。遅かれ早かれ身近で遭遇すると思ってい
ハラビロトンボ/ Lyriothemis pachygastra
我家の山間の畑でハラビロトンボ(Lyriothemis pachygastra )を複数観察しました。既に成熟した雄、まだ未成熟な個体も観察できました。家内が畑に水場を作ったのが功を期したのでしょうか?彼らの楽園になって欲しいと願います。
クロホシタマムシ(Ovalisia virgata)を初めて観察しました。体長10mm前後の大変小さなタマムシですが、その美しさに魅了されました。
シマサシガメ/ Sphedanolestes impressicollis
カラムシの葉上にいたのはシマサシガメ(Sphedanolestes impressicollis)の幼虫と思われる。本種は、幼虫でも各腿節には白色または橙色の3つの環状紋によりヨコヅナサシガメ、モンシロサシガメと区別できるそうです。同定間違っていたならご指摘ください。
カンサイタンポポの花を忙しく移動していたのは、アオスジアゲハ(Graphium sarpedon)です。蛹越冬から目覚めた成虫が、既に活動しています。本種の可憐な容姿に魅了されいつも多くの写真を撮ってしまう蝶です。
タチツボスミレの花が動くので、目を凝らすとミヤマセセリ(Erynnis montanus)が吸蜜していました。前翅表面の中央部に幅広い白帯が確認されるので、写真個体はメスと思われます。本種の成虫は年一回早春のみ発生します。
溜池に倒れ掛けた松の上で甲羅干ししている亀はスッポン(Pelodiscus sinensis)でした。それなりの大きさの個体が、春の陽気にのんびりしていたが、人間が近づくと水の中に逃げていった。
ホソミオツネントンボ/ Indolestes peregrinus
水辺で越冬から活動期に入ったホソミオツネントンボ(Indolestes peregrinus)を見掛けるようになりました。越冬中の地味な色から写真のように鮮やかな青色に体の色が変わっています。水辺は、いつのまにかトンボの季節を迎えたようです。
本日、早朝庭の巣箱にシジュウカラ(Parus minor)が巣材を運び込み始めました。昨年春から設置していた巣箱は誰も使用することなく今まで庭に取り付けられていたが、今朝からは、本種の雌雄が出入りを初めた。今日(4/13)から産卵~巣立ちまで温かく見守っていきます。
日当たり良い地面に現れたのは、コチャバネセセリ(Thoressa varia)です。本種の幼虫は、食草となるササの葉を内側にして巻き、巣をつくりその中で蛹化をするそうです。終齢幼虫で越冬するので、4月頃から新成虫が活動を始め夏ごろには2化目が発生するそうです。写真は、4月
ヤナギハムシ/ Chrysomela vigintipunctata
若芽がやっと出てきたヤナギで交尾していたのは、ヤナギハムシ(Chrysomela vigintipunctata)とカメノコテントウ(Aiolocaria hexaspilota)です。この2種とも成虫越冬で早春から活動を始める。ヤナギハムシの成虫、幼虫はヤナギの新芽を食し、その幼虫をカメノコテントウの
タイワンタケクマバチ/ Xylocopa tranquebarorum
桜の花に集まる大型の蜂を観察するとタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum)でした。早春に活動始めてるので、キムネクマバチ同様成虫越冬でしょうか?またこの撮影場所(桜の花)ではキムネクマバチに比べ本種の生息数の方が優勢でした。今後が少し心配です。
苔の上で日光浴するトラフシジミ(Rapala arata)を観察しました。本種は、蛹で越冬するため成虫は春早くから見られ、夏の終わりにかけて年2化するそうです。翅裏は写真のように白~明灰色と暗灰色のしま模様で、尾状突起にオレンジ斑が見られる。翅表は黒地で、雄は中心が青
昨夜勝手口の外でバタバタと翅音がするので早朝覗いて見るとイボタガ(Brahmaea japonica)が飛来していました。春に現れる本種は成虫になると餌もとらず繁殖のためのみに羽化するようです。翅の模様はフクロウに擬態しているといわれていますが、どうでしょうか・・・?触る
シロヘリツチカメムシ/ Canthophorus niveimarginatus
自宅から10分程車を走らせた河川敷にカナビキソウの群生地が有ることを教えて頂いたので訪れて見ました。目的は、シロヘリツチカメムシ(Canthophorus niveimarginatus)です。本種はカナビキソウの種子を集めて子育てする亜社会性カメムシです。今年は、是非その姿を写真に
写真のクサカゲロウ(Chrysopa intima)は、同定できませんでした。頭部、翅、顎ひげで区別できるそうですが、写真では区別できませんでした。実は、成虫越冬についても今回初めて知り、昆虫も奥が深いと改めて思いました。
カワセミ(Alcedo atthis)は、日本はもとより中国大陸、ヨーロッパ、東南アジアに広く分布する鳥です。本種は、日本の野鳥の中でも際立って美しい色彩ののため写真撮影マニアにターゲットとされます。個人的には、マレーシアでも本種を観察する機会が多々ありました。地域変異
ジャワハッカ/ Acridotheres javanicus
ジャワハッカ(Acridotheres javanicus)は、東南アジアに広く分布する鳥です。マレーシア、タイ、シンガポールで一番よく目にする鳥類でした。人間の食べ残しを何食わぬ顔で堂々と追いかける厚かましいイメージの強い鳥ですが、人の言葉をまねしたり人懐っこい行動もあるそう
雑木林の動く音の主はシロハラ(Turdus pallidus)でした。イノシシに負けないくらいの音を立てながら地面で餌を探した。こちらが、カメラを構えると一定の距離を取りながら離れていく。見ていないようで人間の気配を感じているのだろう。
時間ができたのでタテジマカミキリを探してカクレミノの林を散策しているとテングチョウ(Libythea celtis)が複数飛んでいた。昼前の日差しの中で少し飛んでは翅を温める行動をどの個体も繰り返していた。春がそこまで来てるのを感じさせてくれる情景でした。
毎冬目を引くカモ類にミコアイサ(Mergellus albellus)がいます。雄は全身が白く顔の黒斑が特徴的です。それに対して雌は頭部が褐色で頬が白い。他のカモ類が集団で行動しているに対して数羽(多くても6羽前後)の小集団で本種は行動しているように思います。この冬も本種を
魚を捕らえたミサゴ(Pandion haliaetus)を追いかけるのは、トビとハシブトカラスです。2羽にひつこく追いかけられるので、ついにミサゴは魚を落とし空高く何処かへ飛んで行った。
鳥についてネットを検索しているとコウライウグイス(Oriolus chinensis)についての記載を見つけた。日本でも迷鳥として渡りの途中に飛来するそうだ。マレーシアでの生活を思い出すと本種は、毎日見ることができた鳥だったので、渡鳥とは思っていませんでした。写真はジョホ
タテハモドキ(Junonia almana)は、インド、マレー半島そして日本まで分布する蝶です。分布の北限である日本では近年鹿児島、宮崎でも観察できるそうです。写真は、2016年にマレーシア・ジョホールバルで撮影した個体です。また本種の生息場所では、アオタテハモドキも一緒
ウラギンシジミ/ Curetis acuta paracuta
ヒサカキの葉に摑まっているのは、越冬中のウラギンシジミ(Curetis acuta paracuta)です。この個体かれこれ3週間以上この場所から移動することなくじっとしている。もしかすると既に亡くなっているかもしれないが、厳しい寒さに耐えながら越冬していたら申し訳ないので、春
山道を歩いてるとルリビタキ(Tarsiger cyanurus)がいきなり目の前に現れました。距離3m前後でしょうか・・・?カメラを構え3枚撮影すると木の陰に消えていきました。珍しい種ではありませんが、いつ見ても綺麗な鳥ですねぇ~・・・
ホソミオツネントンボ/ Indolestes peregrinus
何年ぶりだろうか・・・?越冬しているホソミオツネントンボ(Indolestes peregrinus)を自らの目で見つけました。本種は越冬個体は写真のように褐色化するが、春を迎え繁殖期になると鮮やかな青色に変わります。
写真のルリノドハチクイ(Merops viridis)は、2016年3月にマレーシア、ジョホール・バルで撮影した個体です。本種の主食は名前のように蜂類ですが、調べるとトンボ類も捕食するようです。主な生息域は、マレーシア、シンガポール、タイ、カンボジア南部になります。寒い冬は
ツマグロスズメバチ/ Vespa affinis Linnaeus
ツマグロスズメバチ(Vespa affinis Linnaeus)は広大な分布圏を持ち、西はインド、スリランカから、東は中国、台湾、日本(八重山諸島)に至るまで生息しているそうです。写真は2016年8月にマレーシア、ジョホール・バルで撮影した個体です。住んでいたコンドミニアムのバルコ
2024年 明けましておめでとうございます。新年自宅近くのホームセンターの花にヒメアカタテハ(Vanessa cardui )が飛来していました。気温は14℃ですが、元気よくビオラの花を吸蜜していました。腐果に訪れるアカタテハと異なり本種は花の蜜に訪れます。また越冬は成虫だけ
自宅裏山のアベマキの枝が白く見えるので、近づいてみるとハイタカ(Accipiter nisus)がとまっていました。20mくらいの木の枝から餌の鳥を探しているようなので、写真を数枚撮りその場を離れておきました。自宅近くで本種を観察するのは初めてでした。
今年も自宅の窓からノスリ(Buteo japonicus)を何度か観察しています。例年冬が近づくと電信柱から獲物を探してる姿が確認できるのですが、ある一定の距離まで近づくと必ず逃げて行くので撮影の難しい鳥です。本日は、夕焼けの時間に撮影してみました。
写真のトノサマバッタ(Locusta migratoria)は、11月末に撮影した個体です。12月に入り岡山県南部も気温が0℃まで下がった日もあったので、成虫個体を見るのは難しいと思います。本種は、温かい南西諸島では、年3化するそうです。
枯葉が動くので目を凝らすとそこには、アカエグリバ (Oraesia excavata)の成虫がいました。この容姿で枯葉に隠れたならば、なかなか見つけるのは至難です。本種の幼虫はアオツヅラフジを食草とするが、成虫にもその毒が残っているのか調べています。
ノイバラの枝で複数のチャミノガ(Eumeta minuscula)の蓑を観察しました。本種は、オオミノガの蓑のように枝にぶら下がるのとは異なり枝に張り付くように付いています。蓑から雌雄はわかりませんが、この容姿で越冬を迎えます。来春まで頑張れよ~
今年も岡山県南部の汽水域にオナガガモ(Anas acuta)が、多数訪れていました。雄は雌に比べて派手な容姿で、タキシード姿を思わせるようなお洒落な尾羽が特徴です。ところでカモの雌雄は何故容姿が異なるのか気になりませんか・・・?
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草むらから大きな蜂の翅音が聞こえてくるので、主を探すとタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum)だった。何に集まってるのか気になり草むらをかき分けるとキヌガサタケが現れた。キヌガサタケは、匂いの強いグレバでたくさんの虫たちを誘うことは知っていたが、ハ
写真個体は、セトウチマイマイ(Euhadra subnimbosa)の幼体と思われる。透き通るような殻が美しく撮影してみた。本種、野菜農家では厄介者のようだ。
5月になりヤナギハムシ(Chrysomela Vigintipunctata)の羽化が始まっている。本種は越冬成虫が、早春にヤナギに産卵し、5月中旬頃新たな新成虫が羽化してくる。年2~3回発生するようだ。羽化したばかりは、体は黄色いが、成熟するとオレンジ色に変わる。本種もテントウムシに
ツツジ科の花にモンキアゲハ(Papilio helenus)が訪れ翅をゆっくりと開閉しながら、ひと花ひと花を丁寧に蜜を吸っている姿がとても印象的だった。本種は、日本に生息するチョウの中でも最大級のアゲハチョウの仲間である。特にその黒く美しい翅と、後翅の黄色い斑紋が特徴的
多くの樹木の葉の上でクロボシツツハムシ(Cryptocephalus signaticeps)の姿を見かける。本種は、幼虫越冬し、春一早く成虫になり活動を始める。また見ての通りナナホシテントウに擬態しているようだ。
今年も岡山県東部の河原で、シロヘリツチカメムシ(Canthophorus niveimarginatus)を観察することができた。本種は、環境省の絶滅危惧種にも指定されている。成虫の体長は5~6mmほどの小さなカメムシで、黒い体に白い縁取りが特徴的だ。名前の通り「白い縁=シロヘリ」が印
河原を歩きながら、ふと足元に目をやると、ミヤマサナエ(Anisogomphus maacki)が、草の茎にとまり、じっと翅を広げていた。羽化を終えたばかりなのだろう。まだ透けるように薄い翅が日光に照らされ、キラキラと光っていた。翅を乾かしながら、新しい世界への第一歩を静かに
4月上旬に我家の薪棚を整理していると乾燥したした薪の中から複数の不明蛹が現れた。それをプリンカップに移し成虫になるのを観察してみると・・・主は、予想通りキイロトラカミキリ(Grammographus notabilis)だった。本種の羽化直後は、体は黄色く無く、特徴的な微毛も確
今年、我家の薪棚にいち早く現れたのは、ミドリカミキリ(Chloridolum viride)だ。他のカミキリも産卵に訪れるが、今年も一番乗りである。本種の産卵行動を観察していると新たに割った薪に集まり、1年以上乾燥させた薪には、産卵しないようだ・・・?
自宅薪棚の薪にトビイロリンガ(Siglophora ferreilutea)が飛来していた。大変煌びやかな蛾である。本種を観察するのは初めてだが、近くの里山を見渡せば、食樹のアラカシが旺盛になってきているので、生息も納得できる。
自宅の庭で、ヤマトシジミ(Pseudozizeeria maha)の雄とベニシジミ(Lycaena phlaeas)の雌が偽交尾を始めた。もちろん成立はしなかったが、ベニシジミの雌は翅を震わせヤマトシジミの雄は生殖器を近づけていた。食草も異なる2種の行動なので、少々驚いた。
庭のミツバアケビの葉が無いので蔓を見ていくと・・・いました。アケビコンボウハバチ(Zeraea akebii)の幼虫だ。他の葉にも数頭確認できた。本種は、幼虫は植物(アケビ)を食するが成虫は、肉食と少々風変わりな昆虫である。
庭のベニカナメモチの枝で、モモチョッキリ(Rhynchites heros)を見つけた。近くの畑にはモモなどの果実があるので、それ目当てに来たのだろうか?本種の成虫は4月~5月に現れ少し大きくなった果実に産卵する。その産卵された果実は柄の所が折られて、樹にぶら下がるそうだ
庭のモッコウバラの支えにしている竹にタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum)が営巣始めた。ブルーベリーの花に数頭訪れているのは見かけていたが、庭の竹の支えに巣を作るとは少々驚いた。巣の竹の直径は、約25mm、巣の入口は、約9mmであった。この巣から羽化し
夜、自宅外壁にシブイロカヤキリ(Xestophrys javanicus)が訪れていた。本種もクサキリ類では珍しく成虫越冬である。まだ鳴き声は聞こえないが、2~3日後の夜になると「ジャー・・・」と聞こえてきそうだ。
庭のベニカナメモチの葉上に一頭のナミテントウ(Harmonia axyridis)が、忙しく歩き回っていた。撮影した写真を注意深く見ると葉の陰にアブラムシがいたので、捕食に来ていたようだ。ところで翅端がややとがっているとクリサキテントウ(Harmonia yedoensis)のようだが、こ
山間の畑の小さな水溜りにホソミオツネントンボ(Indolestes peregrinus)が、3ペアも現れた。もうそろそろ姿を現すと思っていたが、既にペアになっていた。毎年春になり思うのは、冬の間どこで越冬していたのだろうか?越冬個体を注意深く探してもなかなか見つからないのに
この2~3日岡山県南部は、暖かい日が続かないため昆虫達の活動もまばらである。アカタテハ(Vanessa indica)も暖かい地面を探してはじっとしている姿を見る機会が多い。午後になると冷たい風が吹くため小型の蝶達(写真はベニシジミ)も飛翔時間が短くやはり地面でじっとし
薪作りのため木を伐採→玉切り→割ると現れのがカミキリムシの幼虫である。薪に適した、アベマキ、アラカシ(岡山県南東部では)から現れるのは、シロスジカミキリ(Batocera lineolata)の幼虫である。本種が穿孔していそうな木は伐採しないようにしていますが、毎年当たっ
体長20mm前後の小さな蛾のマエアカスカシノメイガ(Palpita nigropunctalis)は成虫越冬します。写真個体は、自宅玄関の壁に張り付いていたところを撮影した。庭には食樹のキンモクセイが植栽されているので、昨日の温かさで活動始めたのだろうか?しかし、極細の符節で垂直
畑の草地にひっそり隠れていたのは、ウラゴマダラシジミ(Artopoetes pryeri)です。翅をせめて半開きにして欲しかったが気持ちは届かなった。しかたないので、逆光で翅の透けた写真を撮影してみました。
我家の畑に2本のクヌギを植栽しています。その1本の樹液にヒラタクワガタ(Dorcus titanus)が訪れていた。越冬個体なのか、かなり泥で汚れた姿だった。いよいよ樹液に集まる甲虫たちの季節が訪れたようです。
自宅灯火に飛来したのは、ハイイロヤハズカミキリ(Niphona furcata)です。自宅裏山の管理者高齢化により竹林が繁殖している。従って本種の生息に適する環境が整い繁殖しているようだ。
ムネアカハラビロカマキリ(Hierodula chinensis)の孵化を観察しました。在来の種に比べ体色が黄色く思えるが如何でしょうか?また生まれたばかりでも鎌に黒い模様が確認できました。
ニレの木の樹液に2頭のオオスズメバチ(Vespa mandarinia)の女王が飛来していた。この季節、本種の餌としては樹液が適しているのでしょうか・・・? 写真の2頭は、近づいても威嚇も逃げることも無かった。
庭のエゴノキの花が咲き、今年も多くの昆虫達がその花に集まって来ています。今年もキムネクマバチが多く飛来しているなと観察していると真っ黒い個体を発見!飛来していたのはタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum) でした。遅かれ早かれ身近で遭遇すると思ってい
我家の山間の畑でハラビロトンボ(Lyriothemis pachygastra )を複数観察しました。既に成熟した雄、まだ未成熟な個体も観察できました。家内が畑に水場を作ったのが功を期したのでしょうか?彼らの楽園になって欲しいと願います。
クロホシタマムシ(Ovalisia virgata)を初めて観察しました。体長10mm前後の大変小さなタマムシですが、その美しさに魅了されました。
カラムシの葉上にいたのはシマサシガメ(Sphedanolestes impressicollis)の幼虫と思われる。本種は、幼虫でも各腿節には白色または橙色の3つの環状紋によりヨコヅナサシガメ、モンシロサシガメと区別できるそうです。同定間違っていたならご指摘ください。
カンサイタンポポの花を忙しく移動していたのは、アオスジアゲハ(Graphium sarpedon)です。蛹越冬から目覚めた成虫が、既に活動しています。本種の可憐な容姿に魅了されいつも多くの写真を撮ってしまう蝶です。
タチツボスミレの花が動くので、目を凝らすとミヤマセセリ(Erynnis montanus)が吸蜜していました。前翅表面の中央部に幅広い白帯が確認されるので、写真個体はメスと思われます。本種の成虫は年一回早春のみ発生します。
溜池に倒れ掛けた松の上で甲羅干ししている亀はスッポン(Pelodiscus sinensis)でした。それなりの大きさの個体が、春の陽気にのんびりしていたが、人間が近づくと水の中に逃げていった。
水辺で越冬から活動期に入ったホソミオツネントンボ(Indolestes peregrinus)を見掛けるようになりました。越冬中の地味な色から写真のように鮮やかな青色に体の色が変わっています。水辺は、いつのまにかトンボの季節を迎えたようです。
本日、早朝庭の巣箱にシジュウカラ(Parus minor)が巣材を運び込み始めました。昨年春から設置していた巣箱は誰も使用することなく今まで庭に取り付けられていたが、今朝からは、本種の雌雄が出入りを初めた。今日(4/13)から産卵~巣立ちまで温かく見守っていきます。
日当たり良い地面に現れたのは、コチャバネセセリ(Thoressa varia)です。本種の幼虫は、食草となるササの葉を内側にして巻き、巣をつくりその中で蛹化をするそうです。終齢幼虫で越冬するので、4月頃から新成虫が活動を始め夏ごろには2化目が発生するそうです。写真は、4月
若芽がやっと出てきたヤナギで交尾していたのは、ヤナギハムシ(Chrysomela vigintipunctata)とカメノコテントウ(Aiolocaria hexaspilota)です。この2種とも成虫越冬で早春から活動を始める。ヤナギハムシの成虫、幼虫はヤナギの新芽を食し、その幼虫をカメノコテントウの
桜の花に集まる大型の蜂を観察するとタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum)でした。早春に活動始めてるので、キムネクマバチ同様成虫越冬でしょうか?またこの撮影場所(桜の花)ではキムネクマバチに比べ本種の生息数の方が優勢でした。今後が少し心配です。
苔の上で日光浴するトラフシジミ(Rapala arata)を観察しました。本種は、蛹で越冬するため成虫は春早くから見られ、夏の終わりにかけて年2化するそうです。翅裏は写真のように白~明灰色と暗灰色のしま模様で、尾状突起にオレンジ斑が見られる。翅表は黒地で、雄は中心が青
昨夜勝手口の外でバタバタと翅音がするので早朝覗いて見るとイボタガ(Brahmaea japonica)が飛来していました。春に現れる本種は成虫になると餌もとらず繁殖のためのみに羽化するようです。翅の模様はフクロウに擬態しているといわれていますが、どうでしょうか・・・?触る
自宅から10分程車を走らせた河川敷にカナビキソウの群生地が有ることを教えて頂いたので訪れて見ました。目的は、シロヘリツチカメムシ(Canthophorus niveimarginatus)です。本種はカナビキソウの種子を集めて子育てする亜社会性カメムシです。今年は、是非その姿を写真に