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惨憺たるアンコウ http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/

欧州自転車レースを中心に読書日記や映画、思い出話や料理、燻製や手造りビールなどを、のんびり書きます。

すでに人生50年を過ぎ、欧州自転車レースもやや古い話に偏りがちです。しかし昔を知っていれば今が楽しくなることは間違いありませんよ。最近のイチオシは87年のスーパークリテリウムの記事。

ヴァルデマール・シュトルンク
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住所
東久留米市
出身
東京都
ブログ村参加

2010/03/08

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  • 「堤未果のショック・ドクトリン」覚書き

    日本の国民皆保険制度は、アメリカのように貧富の差で民間保険に入ったり、入れなかったりする社会に比べれば、とんでもなく良い制度だと思っていた。いや、良い制度であることは間違い無いんだけど、政府が無能だと薬をやワクチンを他国よりも割高で購入したりするから、世界中の製薬メーカーにとっては「ドル箱」とみなされているのだそうだ。太陽光パネルも、それを製造する時点での多大なエネルギー消費CO2排出や、廃棄する際...

  • ゴーヤのカレーフリッター

    我が家では去年ゴーヤの苗を二つ買ってきて、プランターで育ててみました。前から書いているように、つれあいの両親は石垣島の人だったので、ゴーヤは我が家では馴染み深い食べ物です。ゴーヤの実、去年も結構出来たんですが、今年は、去年熟れ過ぎて放っておいた実の種が二つ発芽して、勝手に大きくなりました。グリーンカーテンとはいかないけど、こんな感じ。ゴーヤって出来始めるとものすごい量できます。今もまだ小さいのが二...

  • 江馬修「羊の怒る時」

    例によって図書館で借りてきました。副題は「関東大震災の三日間」ですが、関東大震災での被災の状況ではなく、その後の一般日本人たちの朝鮮人に対する異常な恐怖と憎悪のドキュメントです。小説と銘打ってますが、作者(この関東大震災を機に社会主義作家になったそうです)が実際に体験したドキュメンタリーと言えます。震災から1年半後に書き終えられています。震災当日、作者は東京の郊外(といっても初台)に住んでいて、大...

  • ラモー「優雅なインドの国々」

    どうも耳について離れなくなる曲というのがあって、今はまっちゃってるのはこの曲。さっきも小声で鼻歌歌ってたらつれあいからも、んもう! 他の曲にして! なんて言われちゃいました 笑)ジャン・フィリップ・ラモーは18世紀前半のフランスの作曲家で、以前紹介したシャルパンティエや、映画「めぐりあう朝」のサント・コロンブやマラン・マレの孫の世代ぐらいですかね。「優雅なインドの国々」というオペラ・バレーの中の曲だ...

  • 川越宗一「パシヨン」感想文

    説ブログで何度か書いたように、若い頃、遠藤周作が大好きでした。「死海のほとり」とか「イエスの生涯」「キリストの誕生」なんかは、くりかえし(と言っても2回 笑)読みました。「沈黙」についても映画と絡めてここで書いたことがありました。その遠藤周作に「鉄の十字架」という小西行長の面従腹背をテーマにした本があって、そんなこともあって、今回この小説を読んでみたわけです。関ヶ原で負けて刑死した小西行長の孫の小...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (21)

    最近のスポーツ界はどの競技でも選手たちがおとなしくなったという印象が強いです。インタビューとかみんな言いたい放題だった時代もあるし、野球なんかしょっちゅう審判に文句つけ、デッドボール喰らって乱闘なんてシーズンに何回もあったものでした。自転車でも、昔の記録なんか読んでると、46年のツールで最終日大逆転優勝したジャン・ロビックなんて、インタビューでも他の選手を名指しで罵倒したり馬鹿にしてたそうだし、もっ...

  • 今日の東京新聞から、汚染水のこと

    汚染水と書くと怒る人もいるらしいけど、海外では「処理された水」なんて書いている国なんかほとんどないと思う。ほとんどが「放射能汚染された水(radioactive Water)」だ。これは山本太郎の街宣なんかでもよく言っているけど、今日の東京新聞のコラム「時代を読む」の文言で言えば、「処理したとはいえ、事故後の水を海に意図的に流した事例は世界初」なのである。世論調査などでは海洋法室に半分以上の人が賛成と言っているが、...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (20)

    逃げは決まりましたが、ちょっと人数が多すぎでしたね。栗村さんはエフェネプール95%と言ってましたが、ルイ・コスタにケムナがスプリントで負けたステージでは、エフェネプールはケムナのアタックについて来れなかったから、あの再現があり得るんじゃないかと思っていたんですが、プールスのアタックにケムナがついていけませんでした。前にエフェネプールが追いつかなければ、牽制が始まって追いつく可能性もあったんだろうけど...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (19)

    今日こそ逃げが決まりそうなプロフィールですね。3級の山ばかり10個詰め込んで、距離も200キロ以上です。キャプテンたちもこれで遅れることはなさそうだし、ケムナやデンツが逃げに乗ろうとするんじゃないかなぁ。というわけでツヴィーホフの最後のツィートが見つかりません。これで2度目ですが、最後が尻切れトンボです。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ベン・ツヴィーホフ: 一日中天気の神様に、風が強くなかっ...

  • 映画「ヒンターラント」

    傘を忘れて豪雨の中、新宿駅から100メートルぐらいのところにある映画館まででずぶ濡れになりました 笑)無声映画の大傑作というか、映画史を語る時に必ず最初の方で出てくる「カリガリ博士」の現代版という触れ込みに惹かれて見てきましたが、なるほど、映像的にはすごいです。背景の街の風景が、上の写真のように大きく歪んでいて、「カリガリ博士」の抽象的な背景を、リアルなウィーンの街にした感じです。ほとんどがブルーバ...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (18)

    まあ、予想通りでしたね。どう考えたって、自由に走って3人で勝手に争え、なんてチームの指導部として無責任すぎますからね。ま、外野は、特にマスコミは少しでも話題が欲しいでしょうからさんざん煽りましたが。。。これでクスの総合優勝は確定でしょうね。アメリカ人二人目です。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ベン・ツヴィーホフ: またまた残虐なハードさだったね。ユンボは今日はちょっとだけ優しく走ってく...

  • 角川武蔵野ミュージアム

    昨日行ってみました。ツタンカーメンはもちろんすべてレプリカなんですが、壁一面への映像や音響で楽しめました。小学校の頃に子供向けの本でカーターの発掘の顛末の本を読んだ記憶が蘇りました。今回の展示では全く出てませんでしたが、その本ではたしか最後にはツタンカーメンの呪いの話が出てて、発掘に関与した人たちが次々死んだというような怖い話がでてきたので、結構記憶に残っていたのでしょう 笑)で、お昼ご飯を食べた...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (17)

    やっぱりアングリルです。霧が出てなんとも凄惨な雰囲気でした。しかし、この峠が初めて登場した1998年はチェーンホイールもフリーも今とは違って、多分38X28ぐらいまでだったと思うので、選手の足の回り方が全然違ってましたが、いまはクルクル回っていきますね。さて、今日のステージで逃げが決まって、後ろがのんびりいけばクスはタイムを守れそうだけど、なにしろ8秒差ですからね。でも今日のステージをクスがトップで終えれば...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (16)

    ナータン・ファン・ホーイドンクが自動車事故で重症だそうです。私の世代だと父親のエドヴィック・ファン・ホーイドンクのほうが圧倒的にインパクトが強いですが。北海道のこともあったし、ニュースを見た時には自動車に突っ込んだんじゃないかと思ったけど、自動車を運転してての事故のようです。しかし、ブエルタ、アングリルでどうするんでしょうね? クスが優勝しないとユンボとしては禍根を残すんじゃないのかなぁ。。。笑)...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (休息日2)

    今回は写真のオンパレードという新機軸です 笑)ただ、動画はここに貼れないようなのでご容赦。それと、最後が尻切れトンボです。いろいろ探したんだけど、最後の質問に対するツヴィーホフの返事は見つかりませんので、悪しからず。Cyclingmagazine : 今日はどんな休息日だった?ベン・ツヴィーホフ: C: コーヒータイムの写真はないのかい?【老人がコーヒーポットから直接コーヒーを飲む白黒動画】ツ: C: 素敵な休息日...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (15)

    おしかったなぁ。。。ケムナ2勝目になるかと思ったんだけど。下りで後ろが2、30メートル離れた時、思わず「コケんなよ」と一人で口に出して呟いてましたが、その直後に誰かに押されて再出発するケムナの姿が空撮で写って、あ〜〜っ! でした。ただ、前が牽制すれば追いつくだろうとは思ったんで、実際そうなったんだけど、スプリントでは勝てないだろうとも思ってました 笑)まあ、いつかのインタビューでも夢はスプリンターだ、...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (14)

    1971年のツール・ド・フランス、オルシエール=メルレットへ向かう第11ステージ、ツール2連覇中のメルクスは、60キロ独走で逃げた最強のライバル、ルイス・オカーニャにほぼ9分の大差をつけられ、総合では10分近い遅れとなった。誰もがメルクスの3連覇は無くなったと思った。しかし、翌日のマルセイユへ向かう第12ステージ、メルクスはアシストたちに序盤からハイスピードで集団コントロールするように指示。最後はアシスト二人を...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (13)

    あっさり終わってしまいました、今年のブエルタ 笑) あとはユンボのうちの誰が優勝するか、ですが、チームとしてはクスに勝たせたいんでしょうね。ヴィンゲゴールだとツールとブエルタ、ログリッチだとジロとブエルタ。どっちになっても禍根を残しそうだから、ここはクスで行くのがチームとしても平和なんじゃないでしょうか 笑)*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ベン・ツヴィーホフ: 2時間は本当に良かった。...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (12)

    いや、昨日だったら同じスプリントステージでもツアー・オブ・ブリテンのファン・アールトの方が面白かったですね。最後1キロ強までアシストの後ろについて、直角コーナーで前に出たら、あとはは最後まで踏み倒して逃げ切ってしまいました。前から何度も書いてるかもしれないけど、こうやって残り1キロぐらいを早駆けして逃げ切り、後ろでスプリンターたちが地団駄踏むって、スプリントステージでは一番格好いい勝ち方だと思います...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (11)

    ヘスス・エラーダ。以前書いたデルガドの講演会があったときに、期待のスペイン人若手選手は、の私の質問に、ミケル・ランダとともに名前が上げていました。あれからもう7年。エラーダも30を超えて、デルガドが当時期待したほどの活躍ぶりではないですが、昨日は最後まで動かずに、最後の最後に爆発、見事な勝利でした。*Cyclingmagazine : 今日はどんなTTの日だった?ベン・ツヴィーホフ: たくさん働いたよ。最初はニコ【デ...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (10)

    アイデブルックス、やっぱりTTがトップテンに入れるぐらいだといいんだけどねぇ。一方でなぜかニコ・デンツが結構いいタイムを出しましたね。立場からすると流しそうなステージだと思ったんだけど、セップン・クス 笑)に次いで14位ゴールでした。*Cyclingmagazine : 今日はどんなTTの日だった?ベン・ツヴィーホフ: クールなTTだった。沿道の雰囲気は最高で、ともかく今回のブエルタ最良の日の一つだったね。バリャドリドに...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (休息日1)

    *Cyclingmagazine : 今日はどんな(休息)日だった?ベン・ツヴィーホフ: リラックスできたね。昨日は飛行機に乗って楽ができた。おかげで今日は本当に体力回復だけだった。C: レースとは違う質問だけど、ここまでホテルや移動、ステージの場所や雰囲気はどう思う? このブエルタは気に入ったかい?ツ: 言ったようにここまでは僕らはかなりラッキーだった。70点かな。あとまだ2週間あるからね。どうなるかね。C: 今後...

  • ケムナの話

    とっても嬉しいよ。この数ヶ月は本当によく頑張ったんだ。ジロの後はずっと快調だったわけじゃない。調子が落ちたことも何度もあった。だからまた勝てて、表彰台に登れて、本当に嬉しいよ。序盤は、横風で後ろの集団になってしまったけど、僕としてはできるだけエネルギーを使わずにこの状況をやり過ごしたかったんだ。どうせ最初の山でまたみんな一緒になるだろうと思っていた。で、逃げに乗った後はエネルギーはたっぷりあった。...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (9)

    やりましたね、ケムナ! いやあ、久しぶりに最後はドキドキしました。追ってくるソブレロがどんな選手か知らなかったので、思わずスマホで調べちゃいました 笑) タイム差が16秒とか出てたけど、空撮でみるとそんなになさそうだったし、ドキドキしました。しかし大混乱のステージでした。どんな泥道や? と思ってたらまるで大したことなかったですね。私なんか大昔の自転車レースに興味があるので、シクロクロスみたいなドロド...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (8)

    結局エフェネプールって自分のペースで走るタイプなんですね。ただ、その自分のペースが、他の選手がアタックできないスピードってことでしょうか。第6ステージのように、誰かがドンと先にアタックしちゃうと、それに合わせるってタイプじゃないのかな。あとは自分のテンポで行くしかない。だから昨日は早めに先頭に出てずっと先頭交代なんてしない。他の選手たちはアタックするにはちょっときついってペースで、そのままゴールま...

  • ソ連の「無葛藤理論」をめざす人たち

    先日紹介した「ごまかさないクラシック音楽」に教えられたんだけど、旧ソ連には「無葛藤理論」なるものがあったんだそうだ。調べてみると、当初は文学理論・芸術理論としてはじまったそうだけど、後々には社会全体の見方となっていった。つまり「葛藤があるということは、まだ矛盾があるということになってしまう。ソ連はすでに葛藤を克服して、ユートピアを実現しているのだから、『無葛藤』だと。」西側には「貧乏人がいて苦しん...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (7)

    うーむ、あんた、ビン・ラディン? っていうすごいヒゲでした、ジョフレ・スプ。35歳にしてワールドツアーレース初優勝ですね。しかしゲシュケもあそこまですごくないですね。1920年ごろまでだと、選手たちはみんなカイゼル髭みたいな立派な口髭を蓄えてますが、顎髭はいなかったと思います。補給食がベタベタして、たれたりすると、なかなか気持ち悪いことにならないんでしょうかね?*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった...

  • 今日の東京新聞から、蟲に憑かれた人たち

    関東大震災時の虐殺犯罪事件については、説ブログでも何度も話題にした。加藤直樹「九月、東京の路上で」覚書き映画「金子文子と朴烈(パク・ヨル)」加藤直樹「トリック」覚書きしかし、なかったと言っている人は、それで何がしたいのだろう? 南京事件でもそうだ。なかったことにすればフツーの人である自分にとって、どんなメリットがあるんだろう? まさか日本人としての誇りが取り戻せるとかいうお題目を本気で考えてるはず...

  • ツヴィーホフのブエルタツィート日記 (6)

    セップン・キスじゃなくてゼップ・クスの優勝でした 笑) 表彰台では喉を鳴らしてゴクゴクとカバ?をがぶ飲みしてましたが、あれって500cc ぐらい飲んだよね。ゲップ・クスになっちゃうぞ。ブーフマンとケムナがあの逃げの大集団に入ってたけど、最後のプロフィールマップを見る限り、ちょっと勾配がキツすぎるなぁ、と思っていたら、案の定でした。ブーフマンもツールで総合4位になった頃なら、激坂は得意としていたからチャン...

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