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惨憺たるアンコウ http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/

欧州自転車レースを中心に読書日記や映画、思い出話や料理、燻製や手造りビールなどを、のんびり書きます。

すでに人生50年を過ぎ、欧州自転車レースもやや古い話に偏りがちです。しかし昔を知っていれば今が楽しくなることは間違いありませんよ。最近のイチオシは87年のスーパークリテリウムの記事。

ヴァルデマール・シュトルンク
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住所
東久留米市
出身
東京都
ブログ村参加

2010/03/08

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  • 桐生市のこと

    この一月ほど市長の謝罪がニュースになっていたけど、あらためて朝日の記事なんかを読むと凄まじい(有料記事になっています)。生活保護のことについては、拙ブログでも何度も書いたことがある。ここでは雨宮さんの書いた本を紹介したものをリンクしておく。雨宮処凛「14歳からわかる生活保護」しかし、それ以上に住民サービスのための行政側が市民をこんなふうに見るということに当惑する。朝日の記事には利用者・家族から寄せら...

  • フレッシュ・ヴァロンヌはポガーチャル

    雨の中、最後はアイウェアを外したので、汚れでかなりやつれた顔に見えたんですがあっさりでした。ミュル・ド・ユイの墓地の入り口を過ぎて勾配がキツくなるところで、後ろを確認した後にスピードアップ。エフェネブールが思ったよりもあっさりでしたね。前回アムスで疲れてるのかな、と思ったんですがまるで杞憂に終わった感じです。まあ、ポガちゃれなかったんだけど、このコースではね。順当に行けばLBLも。。。といいつつ、私...

  • アムステル、まさかのスケルモーゼ

    いやあ、昨日降りてきた図はかなりのところまで当たっていたんですがねぇ。ポガチャルとエフェネプールが逃げてファン・アールトが追走、これは当たっていたんだけど、そこにスケルモーゼが割り込むとは!!可能性として、ゴールスプリント勝負になったら、たとえばマイケル・マシューズがそこにいたらビッグ2も負けることがあるだろうとは思ったんですが、スケルモーゼってそんなにスプリントあったっけ??50キロ弱でのアラフィ...

  • 今夜はアムステル・ゴールド

    オランダで唯一のクラシックレースと言われていますが、始まったのは1966年からです。5大クラシックのモニュメント(この言い方も最近のものですね。昔は言わなかったと思うけど)に準ずるレースと見られている割には、歴史は浅いですね。ただ、堤防を急角度の短い距離で登ったり降ったり、コーナーだらけの狭い裏道見たいなコースで、前にいなければどんどん排除されてしまうという、ちょっと特徴的なレースではあります。Jスポで...

  • ブラバンツェ・ペイルはレムコ復活

    イタリアのアブルッツォではゲオルク・ツィンマーマンが総合優勝してますね。昨夜はYouTubeで、例によってほとんど実況なしのライブを見てたんですが、二人が逃げて後ろの集団が追い付かず、逃げた二人と集団の差は12秒ぐらい。ツィンマーマンの総合でのリードは11秒だったから、逃げ切った二人が誰なのかゴールしてからも分からずちょっとハラハラしました 笑)さて、一方、こちらの方がずっと注目されていたレムコ・エフェネプ...

  • デーゲンコルプのその後

    ロンデで落車して大怪我したジョン・デーゲンコルプ。拙ブログではプロ入り前から追いかけていた選手でした。あの当時デーゲンコルプの名前を知っていた日本人は私と浅田さんだけだと思っています 笑)そんな彼もすでに36歳。サブカテには300近い数字が挙がっていますが、これも何度も書いたように、ミラノ〜サンレモとパリ〜ルーベに勝った翌年の2016年に交通事故に遭ってから、かつての爆発力が失せて、エースの立場から司令塔...

  • 映画「ゲッベルス」覚書き

    タルコフスキーの「僕の村は戦場だった」のラストに黒焦げのゲッベルス夫妻と6人の子供の死体がならぶ記録映像が出てきて、これはソ連万歳、勝利万歳の映画ではなく、戦争の犠牲者は常に子供たちだ、と言っているんだなぁ、と思ったものでした。そう言えば去年の夏のNHKのバタフライエフェクトでもゲッベルスのドキュメンタリーをやっていて、ここでも紹介しました。というわけでこの映画、最初に上のポスター見た時に verFÜHRER ...

  • MVDP オランダのインタビュー

    オランダ語のサイト WielerFlits.nl にMVDPのインタビューが載っていました。他でも読めるのかもしれないけど、オランダ語のインタビューなのでちょっとご紹介しましょう。むろん、Google翻訳のお世話になっていますが、オランダ語を日本語にすると、かなりアレなので、いろいろやってみました 笑) ポガーチャルとのパリ〜ルーべを戦った感想を。彼が参加したことでこのレースの性格は変わりましたか?MVDP「このレースはいつで...

  • U23パリ〜ルーべはヴィーテン・フィリプセン

    3連覇対ツール覇者の戦いの前座で、170キロ弱、26の石畳セクター(エリートは30)を走ったU23は、今後とんでもない選手になるのではないかというデンマークのアルベルト・ヴィーテン・フィリプセンが優勝でした。まだ18歳だけど、ストラーデ・ビアンケに完走しています。昨日は、3連覇対ツール覇者の勝負を150キロぐらいからJスポで流し、左目でときどきネットのU23の無言ライブ 笑)を見てましたが、選手名のテロップも出ないし...

  • 3連覇の勝ちでした 笑)

    いやぁ、早々に3連覇とツール覇者の戦いhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/になりましたが、これまた比較的早めにポガーチャルの落車で決まっちゃいましたね。まあ、落車がなければ、と言う気もしますが、でもポガーチャルがアタックしてMVDPを千切るというイメージが湧きませんでした。ただ、そうは言ってもMVDP以外は千切ったわけですからねぇ。下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとし...

  • バスクはアルメイダ圧勝

    パリ〜ルーベのファムを横目で見てましたが、女子は体重が軽いせいか、男子より振動が画面でわかりやすいような気がします。一方ポガーチャルは金曜日に最後の区間90キロほどをチームのメンバーと共に走ってタイヤの適正空気圧を探ったとのこと。ポガーチャルとしてはジュニア時代の2回と、2022年のツール第5ステージでルートの一部を走っただけということですが、今夜はどうなりますかねぇ。女子の場合20キロ強のところでアタック...

  • リポヴィツの話

    バスクの第5ステージはベン・ヒーリーがポガちゃりましたし、今日はパリ〜ルーベのファムだし、去年シケインが設置されたアランベールの森の入り口は今回はシケインなしだそうですが、今日の話題は、風邪ひいてたぁ、練習不足だぁ、調子良くないぃ、チームメイトのアシストに回るぅ、と、とんだ食わせ物のリポヴィツ君の話題 笑)この選手はすでに何度か書いているように元がバイアスロン、日本だと北海道自衛隊の人しかやってな...

  • バスク一周、シャハマン粘ったけど。。。

    というわけで、今、YouTubeのライブ放送を思わず見てしまいました。解説なしの自転車の走る音とマイクが風を切る音、そして空撮ではヘリコプターのパタパタいう音だけの自転車レースも悪くないです。といいつつ、ときどき音声がなくなったりしてましたが。しかし、山頂ゴールがなく丘陵地帯が続くコースならシャハマンにもチャンスが、なんて淡い夢を見ていましたが、最後の一級山岳はちょっとレベルが違いましたね。登り始めの15...

  • バスク一周、シャハマン粘る

    マキシミリアン・シャハマン、完全にジョアン・アルメイダのミスに救われましたね。一方で、残り1キロ強の環状交差点ではちょっと揉めました。しかし、相変わらずの狭い激坂登りに観客の密度がすごいです。バスクは休日かぁ?残り5キロ弱の登りでアルメイダがアタックしてアレクス・アランブルが追いつき、残り2キロぐらいの環状交差点でアルメイダがコースミスしてブレーキ、追走集団に追いつかれ、残り1キロでは、今度は逃げるア...

  • バスク一周、シャハマン復活!!

    マクシミリアン・シャハマンが初日の個人TTで優勝でした。メジャーレースでの優勝は2021年以来ですね(この年はパリ〜ニースの総合とドイツナショナル選手権で勝っています)。まあ、去年も復活の兆しをみせたのがこのレースでしたが。16.5キロ、18分37秒の優勝タイムですが、シャハマンとジョアン・アルメイダの差は0秒、3位のフロリアン・リポヴィツとは1秒の差でした。シャハマンの話。「出走が早かったので、3時間近くもホット...

  • パリ〜ルーベでリベンジなるか?

    うーむ、パリ〜ルーベはMVDPの3連覇なるか、とポガチャル初制覇なるか、の二つが圧倒的な話題ですね。マティウの父、アドリ・ファン・デル・プールは、雨が降ればポガチャルの体重は絶対に不利になるだろうが、そうでなければ関係ないだろうと言ってます。パリ〜ルーベの3連勝は1970年代末のフランチェスコ・モゼールと、神話の時代のツールも勝っているオクターヴ・ラピーズだけですからね。モゼールはグランツールはズルっこして...

  • ロンデはやっぱりポガーチャルでした

    男子も女子も世界チャンピオンが優勝となりました。まあ、独走とスプリントの違いはありましたが。最近はJスポーツの放映もラスト20キロぐらいになって見始めるんですが、ロンデは毎年ラスト100キロぐらいから見ちゃいます。まあ、自転車レースの放映なんかなかった時代だったら最初から最後まで見たでしょうけど 笑)実際宇都宮の世界選は現地で見てたけど、翌日からBS放送をスタートからゴールまで何度も見たものでした。ポガー...

  • 1976年のコッペンベルフ

    今度の日曜日はロンデ・ファン・フラーンデレンというわけで、ワクワクする映像をFacebook で見つけてしまいました。投稿者はリック・ファン・リンデン。この選手強豪スプリンターだったんだけど、三宅寛の「ツール・ド・フランスを追いかけて」という昔の本では、よく手が出てライバルのマイヨを引っ張って落車させたなんて話が載ってましたが。。。笑)調べてみると、このリック・ファン・リンデン、1976年のロンデでは5分遅れの...

  • 今日の東京新聞から、嘘や居座りの常態化

    この兵庫県知事の問題については、前にも書いた様にそんなに記事を追っているわけでもないし、興味もそんなにある訳じゃないんだけど、死者が3人出ているというだけでも、なにかただならぬ事態なのだろうとは思う。その程度の関心ではあっても、この社説にもあるように、百条委員会という法律で認められているものを中立性がないと言って第三者委員会を設けさせて、その第三者委員会ですらダメ出ししたのを居座る根性には呆れてい...

  • ヴィスマのチョンボの続報

    どうやらヴィスマとしても、ファン・アールト個人も、なんとかファン・アールトで勝ちたいと考えたようですね。ジョーゲンソンの話。「我々は彼をみくびっていた。【彼のスプリント勝利は】別にびっくりするようなものではない。僕はネルソンをよく知っている。彼の爆発力もわかっていた。【彼に対して】もっと攻撃的に走るべきだったんだ。ベノートの話。「残り5キロでアタックしてレースを終わらせるべきだったんだ。間違えたの...

  • ドヴァルス・ドールはパウレス

    いや、パウレスが勝ったというより、何やってんだ、ヴィスマ!!? っていうレースですね。野球でいえば9回裏2アウトで5点リードランナーなしからひっくり返されたようなものでしょうか。いや、ちょっと無理があるな 笑)いずれにしても rsn.de ではパウレスがヴァレヘム【ゴール地点】でヴィスマに大恥かかせるというような見出しです。上のYouTubeはラスト3キロ強からですが、ネルソン・パウレスは、前でヴィスマの3人が先頭交...

  • すでにログリッチも「プチ」ポガちゃってたようです 笑)

    昨日は6時から Jスポの放映だったのを気が付かず、ヘント〜ヴェフェルヘムをネットで観戦しながら、10時過ぎにテレビをつけたら、あれ? というわけで先ほどYouTubeで見ました。序盤のスプリント賞ごとに総合が入れ替わるという漫画みたいな展開のあと、6回通過するモンジュイックの丘の4回目、残り20キロの頂上で後ろを切り離すと、下りでスピードアップ。逃げ切りに成功しました。アユソが思った以上に脆かったですね。レース後...

  • 今度はペダーセンがポガちゃりました 笑)

    もう笑うしかないですね。本当はこのレースもポガーチャルが出場予定だったようです。YouTubeでライブを見てたんですが、やっぱりE3でMVDPのポガちゃり(名詞)に一番頑張って対抗していたのがペダーセンでしたからね。ポガーチャルもMVDPもガンナもいなかったから、今度は自分が、というわけで6人ほどの逃げグループから、ケンメルベルフの登りでアタック、56キロのポガちゃり(名詞)でした。たしかに2位3位になったメルリールと...

  • E3 は MVDP がポガちゃりました

    E3サクソ・クラシック、昔はE3ハレルベケとスタートゴール地点の地名がついていたんですが、セミクラシック。ロンデの前哨戦として、同じ石畳の丘もいくつかコースに入っているし、というわけでポガーチャルも当初はこのレースに参戦予定だったんですが、ルーベのために欠場です。そうは言ってもMVDPだけでなくマッツ・ペダーセン、フィリッポ・ガンナ、ヴァウト・ファン・アールト、マッテオ・ジョーゲンソン、マテイ・モホリッチ...

  • カタロニア一周第4ステージ雑感。

    ケムナが逃げグループに入ったというので、放送が始まるのを楽しみにしてたんですが、始まったらすでにそこから二人が逃げてて、ケムナは追走のその他大勢になっていました 笑)でも、一年の負傷休養後の最初のステージレースですからね。逃げグループで長時間逃げ続けられたのは自信回復になったことでしょう。一方でシュタインハウザー、去年のジロでグランツール初見参で見事にステージ勝利を上げた選手http://tatsuya1956.blo...

  • ポガーチャル、やっぱり!

    カタロニアでは下馬表通りのアユソ対ログリッチの様相を呈してきましたが、昨日のステージ、ああいうコースでは常に圧勝してきたログリッチがアユソを捕まえきれませんでした。35歳、キレがちょっと落ちたのでなければいいんですけど。スローで見ると、投げるタイミングがちょっと遅れたかなぁ。あの投げはものすごく伸びたけど、ゴールライン過ぎてから伸びたって感じでした。前にも書いたかもしれなけど、ドイツ語ではああいうゴ...

  • カタロニア一周第1ステージ雑感

    第一ステージはなかなか見られないようなステージでしたね。努力すれば報われるという見本のようなマシュー・ブレナンの勝利でした。まあ、大抵は努力しても報われないものなんですが、こういうこともあるということで、こういうレースを見て、人は活力を得て、また報われることのない努力をするものなのでしょう 笑)しかしこのブレナンという選手、3月8日以来出場したレースで4連勝。まだ19歳ってのも驚きでした。で、ケムナが...

  • オーブリー・ビアズリー展

    すっかり忘れていたんだけど、大学生4年になった頃(うらに1977年5月1日の日付がありました)、ビアズリーのサロメを刺繍していました 笑)なぜ? いやホントに覚えてないんだけど、ずいぶん時間かけてちまちまと作ったことは覚えています。たぶん下絵をトレースして作ったんだと思います。じっくり見れば結構荒いところもあるんだけど、なんでこんなことしたんでしょうかねぇ。。。小学校の頃は図工や家庭科は得意な方でした。...

  • MVDP の余裕??

    いやあ、世紀の一戦という感じだったミラノ〜サンレモ。その後の展開で忘れ去っていましたが、チプレッサの上り口でパレ=パントルらが落車して道を半分塞いでしまったのが、デル・トロが前に出られなくなった原因だったようです。栗村さんが言ってたように、ピドコックもこれで遅れて、追いついた時にはすでにポガーチャルのアタックが決まっていたから、まあ、あれに追いつくためにはチプレッサを8分45秒以下で上らなければなら...

  • チプレッサの最高記録

    まあ、機材が違うし、トレーニング方法も全く様変わりしてしまいましたからね。ドーピング全盛の時代に作られた記録もどんどん破られていきます。これまで30年間破られなかった記録、1996年(前世紀だよ!)のガブリエル・コロンボとアレクサンダー・ゴチェンコフ(この選手の名前は記憶がないです)の9分17秒を30秒近く更新、8分45秒で登り切ったそうです。ただ、レース後のジャネッティ監督のいうところでは、ヴェレンスのあと、...

  • ミラノ〜サンレモはMVDP

    いやあ、最後の30キロぐらいからはもう目が離せなくなりましたね。マテウ・ファン・デル・プール(と敬意を評してきちんと書いておきます 笑)が強かったのは間違いありません。しかし、個人的にはサロンニ以来のアルカンシェルのバンザイが見たかったなぁ。しかし、チプレッサでのUAE、どうだったんでしょうね。ヴェレンスがペースアップした時、ポガーチャルは20メートル以上後ろでした。ナルバエスがポガーチャルを連れて上が...

  • 今夜ミラノ〜サンレモです

    去年もそうだったけど、MVDP対ポガーチャルの図式は今年も変わりませんね。去年はMVDPがフィリプセンのアシストに徹して、見事に思惑通りになりましたが、今年はどうでしょう??去年も予想したんですが、ポッジオの前のチプレッサ峠でポガーチャルがポガちゃるのを期待しているんですけどね。チプレッサで9分を切るタイムで登れば、かなり小さな集団になるはずなんですけどね。去年も実際はそれを狙ったはずだったんだけど、チプ...

  • メフィストフェーレス

    うーむ、メフィストフェーレス(メフィスト)と言っても通じなくなっちゃったんでしょうか? 少し前に若い人と話してて、メフィストフェーレスという言葉を出したら、なんですかそれ?と言われました。もちろんゲーテが生涯をかけて書き継いで、死の直前に完成させた大部の戯曲「ファウスト」の中に出てくる悪魔ですね。もともとは中世ヨーロッパの伝説だったようですが。功成り名を遂げた老学者ファウストが、それでも自分は何も...

  • ミラノ〜トリノ、雑感

    うーむ、増田選手、スタートして20キロぐらいのところで逃げに乗ったようですが、ああなるのは分かりきっていたけど、それでも残念でした。Jスポでは1876年から行われている、と言ってましたが、いやいや、1876年に行った後、2回目は17年後の1893年ですから、なんとも言い難いですねぇ 笑) もっと古い時代に行われた都市間レースもあるし(後述)、正確には現在も行われている最古のレースというべきでしょう。第一回の優勝者は...

  • ポガーチャル、パリ〜ルーベ出る?出ない?

    いやぁ、今年は絶対ないと思っていたんですがねぇ。本人が煽ってますね。UAEチームの監督マウロ・ジャネッティがストラーデ・ビアンケの落車を見てパリ〜ルーベはないと言ったそうですが、日曜日に、ご本人がフランス語ポータルのインタビューでサプライズを匂わせたそうです。ポガーチャルの話。「ルートを視察しました。非常に興味深いと言わざるを得ません。私が出場する可能性は十分にあります。今年になるか来年か、それは言...

  • パリ〜ニース雑感

    レッド・ブル・ボーラとしては最初の二つの峠でマッテオ・ジョーゲンソンのアシストを切り離せたのはよかったんですがね。その後もリポヴィツとヴラソフが波状攻撃して、実際ヴラソフが飛び出せたところまでは完璧だったんだろうけどねぇ。パリ〜ニースでは7連覇したショーン・ケリーの時代から最後の山として有名なエズ峠で、逆にジョーゲンソンのアタックを許してしまいました。あそこはマッテオ・ソブレロ(かな?)がジョーゲ...

  • 映画「アンドレイ・ルブリョフ」と「鏡」を見た

    タルコフスキー、数年に一度は見ないと気が収まらない映画です 笑) 「鏡」も「アンドレイ・ルブリョフ」も拙ブログでは何度も書いています。「鏡」について「タルコフスキーの『鏡』と『僕の村は戦場だった』他」「映画『鏡』を見た」「地球が滅びるときに見ていたい映画」「アンドレイ・ルブリョフ」について「映画『アンドレイ・ルブリョフ』を見た(完全ネタバレ)」「タルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』」今回は、...

  • パリ〜ニース第6ステージ雑感

    レッドブル・ボーラはゼッケンからしてもヴラソフがエースだと思ったんだけどねぇ。ふたりが一緒にゴールしたTTTまではリポヴィツが強力なアシストだったんじゃないかと思ったんだけど、次の第4ステージでヴラソフが15分以上遅れてしまったのはどうしたんでしょうか? おかげでリポヴィツが予想以上の頑張りを見せています。昨日は過去このレースを連覇しているシャハマンも少しだけ意地を見せた感じでした。後ろでちょっとだけで...

  • パリ〜ニース第5ステージ雑感

    🇫🇷 #ParisNice Jonas Vingegaard has sustained a contusion of the hand after a crash in Paris-Nice. Our medical staff will decide tomorrow if he is fit enough to continue the race. pic.twitter.com/dnq22Xptck— Team Visma Lease a Bike (@vismaleaseabike) March 13, 2025 ヨナス・ヴィンゲゴールがリタイアするのではないかという話が出ています。昨日のステージの序盤の落車で、手が痛くてブレーキ操作どこ...

  • 目黒区美術館「中世の華・黄金テンペラ画」展

    今日は午前中に東京は目黒区美術館へ。目黒という駅は、東京に住んで60年以上だと思うけど、ひょっとしたら物心ついてから初めて降りたかも。石原靖夫のテンペラ画による中世から最初期のルネサンスの絵画の復元模写の展覧会でした。メインはシモーネ・マルティニーの有名な受胎告知の復元模写。おもにチェンニーノ・チェンニーニという画家が残したテンペラ画の作成方法を説明した「絵画術の書」をもとに(というか当初は独学だっ...

  • ティレノとパリ〜ニース雑感

    いやぁ、Jスポではティレノ〜アドリアティコとパリ〜ニースを微妙な差で放送してくれてます。昨日はティレノが距離も長いし豪雨のせいかペースが遅く、ゴールが追いついちゃうんじゃないかと思ったりしましたが、それを取り戻すようにパリ〜ニースの方も終盤にみぞれのためにニュートラルになって辻褄合わせ 笑)ティレノでは長い山岳を登って平地になったと思ったら残り3キロでガンナがアタックしてびっくりしましたが、最後はグ...

  • 映画「真空地帯」覚書き(ややネタバレ)

    初めて見たのは前世紀末だった。1952年に出版された野間宏の原作を同年に山本薩夫が監督してできた映画。見た直後に野間の原作も読んだ。内務班という旧日本陸軍の兵営生活のシステムがあって、小学校のような建物で10人ぐらいの班に分かれて、かなりたくさんの兵隊が共同生活している。新たに招集された新兵から2年目3年目ぐらいまでの兵隊がそれぞれの班に配分されていて、新兵を「まともな」兵隊にするためと称して、かなり陰湿...

  • ストラーデ・ビアンケはやっぱりポガちゃりました 笑)

    完走した未舗装路を砂埃をたてて走っていく集団は美しいですね。昨夜は友川カズキライブで、打ち上げにも参加して終電近くで帰ってきたので、リアルタイムは見逃してしまいました。友川カズキは久しぶりに最前列で見ましたが、途中弦が2本いっぺんに切れ、それでも切れた弦を手で払いながら歌う姿の格好良さ!切れた弦が2本垂れているのがわかりますかね?で、格好いいと言えば(ムリムリつなげます 笑)やっぱりポガーチャル。あ...

  • 今日の東京新聞「洗筆」に強い違和感

    作家としての曾野綾子について、僕は本を読んだことがないから何も言えない。でも今朝の東京新聞の「洗筆」には強い違和感を感じた。拙ブログで曾野綾子についての批判を紹介したのはもう10年以上前だった。山崎行太郎の曾野綾子批判に拍手まだまだ続く山崎行太郎の曾野綾子批判(拍手)佐高信・山崎行太郎「曾野綾子大批判」つまり、沖縄集団自決裁判というのがあった。ウィキでは大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判という表題で出て...

  • GPサマンはあっさりMVDP

    いやはや、久しぶりに風邪をひいて、日曜から寝込んでいました。今もちょっと調子は良くない状態で、日曜のクールネ・ブリュッセル・クールネの結果は昨日知った次第です 笑) 昨夜はGPサマンもあったようです。このレース、ベルギーのレースなのにサマンというフランス人の名前がついているのは過去に何度か書いたことあります。しかしゴール2キロ前に結構激しい狭い石畳路がコースになっててコーナーも多いし面白いレースです...

  • ヘト・ニウスブラットはヴァレンショル

    いやぁ、すでに南の方ではレースが始まってますが、やっぱりベルギーのセミクラシック、かつてのヘト・フォルク、現在のニウスブラットが行われて、本当に自転車レースのシーズンが始まったと言う感じです。特にこの7、8年は最後の最後に、ロンデ・ファン・フラーンデレンの山場の一つ、カペルミュールとボスベルフがコースに取り入れられています。ただし距離はロンデより50キロぐらい短いけど。先ほどYouTubeのライブで残り30キ...

  • 映画「ポインツマン」覚書き

    1989年に池袋のロッポニカ池袋という映画館で見たオランダ映画です。登場人物も5人だけで、セリフはほとんどないし、ラストもなんだかよくわからない。男はオランダ語を話し、女はフランス語を話していて、お互いに言葉による意思疎通は不可能で、なおかつ動かない系の映画で、普通なら忘れてしまっておかしくないのに、なぜかずっと覚えていました。で、ふと思い立ってYouTubeを探したら、やっぱりありました 苦笑) 英語の字幕...

  • 今日の東京新聞、憲法違反の組合弾圧

    僕はもちろん関西生コンの組合のことはユーチューブの山本太郎のおしゃべり会で初めて聞いた。(1時間38分40秒ぐらいから)いや、それ以前にも反社と大石とか、関西生コンは反社とか、れいわの大石あきこが関西生コンとつながっているとか、そんな見出しは見たことがあるけど、きちんと読んだことはなかった。いつもの印象操作だとおもっていたし、今もそう思っている。ただ、上の記事でわかるように、大石あきこが関西生コンの労...

  • 2026年ツールはバルセロナでTTTで開始

    チームタイムトライアルって、昔はアマチュアの世界選手権で行われていました。1990年の宇都宮でもソ連か東独のどちらかが勝ったような記憶があります。というか、毎回このどちらかが勝ってたような 笑)当時のこの競技はできるだけ平地でコーナーも少ないコースを、1チーム4人で男子100キロ、女子50キロで行われていました。宇都宮の時は高速道路を封鎖して50キロ往復だったように記憶しています。要するに、トラックでやったら...

  • 今日の東京新聞から、維新的発想

    もう何度も拙ブログでは書いてきたけど、維新には最初から嫌なものが感じられた。個別になにが、というのは別にしても、たとえば橋下の言うことには弱いものいじめをして「ざまあみろ」と言っているような感じが拭えなかったし、彼の支持者たちもそれによってルサンチマンを発散させているような「さもしい」感じがしたからだ。維新の主張は「自己責任」と「自業自得」、ひいては「ざまあみろ」という下劣な心根だろうと思っている...

  • シャハマン復調か?

    UAEツアーではもう誰も驚きませんね。ポガーチャルがどこかでアタックして、誰もついていけず独走でゴールというのはほとんどの人が予想していた通りでした。アナウンサーも解説も大して騒ぎもしませんでした 苦笑)一方のアルガルベでは、こちらはヴィンゲゴールかログリッチか、と言われていたけど、ログリッチがパッとしませんでした。最終日のTTでヴィンゲゴールが優勝し、総合も逆転優勝です。ステージ2位のヴァウト・ファン...

  • アルガルベ大混乱 笑)

    UAE、アンダルシア、アルガルベとステージレースが、南の方から大忙しになってきました 笑)UAEでは、さすがに、ポガちゃりはしませんでしたが、ああいう比較的長めの登りゴールではポガーチャルのアタックについていける選手はいませんね。フェリックス・ガルが3位に入ってますが、この人、去年のツールだったかでも、こんなに早く行ってもポガーチャルがいるんだから無謀だろうと思ったんですけどね。昨日も見逃してくれるはず...

  • グラベルのクラシカ・ハエンはクヴィ!

    JスポではUAEツアーの放映が始まってます。去年と同じように最初のレースから勝ち続けるんじゃないかと思ったポガーチャル、さすがに勾配が緩すぎたようで、大柄スプリンターの出力には敵いませんでしたが、横からのスプリントの映像は結構ワクワクしました。というわけで、UAEからはずいぶん離れた地域スペインのストラーダ・ビアンケと称される第4回クラシカ・ハエンでベテランのミヒャウ・クヴィアトコフスキーがラスト12キロを...

  • トイテンベルク、トラック競技で2つの欧州チャンプ

    拙ブログとしては珍しくトラックレースのヨーロッパ選手権の話題です。年末の総括シリーズでも初めて名前を出したティム・トルン・トイテンベルクがエリミネーションとオムニウムの2種目で金メダルです。エリミネーションは二周に一回、最下位でゴールした選手が失格になっていくレースです。エリミネートって排除するっていう意味ですね。87年に立川で行われたスーパークリテリウムでも前座レースとして行われたし、90年世界選手...

  • ポガーチャル、P~R やっぱり出ない?

    昨日のポガーチャルのインスタで、世間が色めき立ったところで、速攻火消しです 笑)オランダ語のサイト wielerflits.nl がUAEディレクターのマルコ・マルカートとフローリアン・フェルメールスにインタビュー、どちらもポギーは今年のパリ〜ルーベに出ないと断言してますね。(以下、 rsn.de の転載記事を参考にしながら、google 翻訳を頼りました。)マルカートの話。「ポガーチャルはティム・ヴェレンスとディレクターのファビ...

  • ポガーチャル、アランベールで練習?

    インスタにポガーチャルがパリ〜ルーベの中間の名所アランベールの森を走っている映像がアップされています。 この投稿をInstagramで見る Tadej Pogačar(@tadejpogacar)がシェアした投稿昨年11月にも「ポガーチャルは25年のパリ〜ルーベに出るか?」というのを書いたんですが、その時紹介したTVインタビューから、可能性は少ないだろうと思ったんですけどね。わざわざアランベールまで来て走ってるってのが気に...

  • ハン・ガン「少年が来る」覚書き

    読むのが辛い小説だった。図書館で予約したけど、ノーベル賞作家なので結構待たされた。そして280ページ程度なのに、読むのも随分時間がかかった。一つの章を読み終わって、そのまま次の章を読もうという気が起きなかった。そしてこの小説を書いたハン・ガンのことを思った時、原民喜の「自分のために生きるな、死んだ人たちの嘆きのためにだけ生きよ」という言葉を思い出した。たぶん、気分的にもしばらく引きずりそう。1980年5月...

  • エトワール・ド・ベッセージュに二度の迷走車

    https://youtube.com/shorts/US0h7K459UA?si=WSg26smNt6eBp4zN埋め込みができないのでリンク貼っておきますが、第二ステージで残り20キロをすぎたところで、逆走車で落車が起きて、第3ステージでも序盤でコース内に車が入ってきたそうです。上のショートのYouTubeはその経緯を説明しています。第3ステージはレースが完全に中断し、レッドブル・ボーラやリドル、クイックステップ、イネオス、EFなど8チームが出走拒否。レース自体は...

  • 84年ミロワール誌の中野浩一

    むかし自転車で峠に行って、遠足の子供達とすれ違った時に、「あ〜、中野浩一だ〜」と言われたことがありました 笑) まあ、そういう経験って眼鏡をかけていた人は結構あったのではないでしょうかね。私たしか同学年なんですよね。ただ、競輪は全く知らない世界だし、博才というものが全くない。呆れるぐらいない。麻雀も学生時代にルールは覚えたけど勝ったことなんか記憶にない。パチンコは金を捨てただけ 笑)そもそも、どっ...

  • 吉田義男逝去

    僕がプロ野球に興味を持った1970年にはすでに現役を引退していた。だから吉田のプレーを見た記憶はない。記録映像だけだ。記録を見ると1860安打ぐらいで、2000本安打にもう少しだった。ただ、吉田は打順が9番を打つことが多かったから、打席数が少なかった面もあるのかもしれない。当時は打順9番に粘り強いバッターを置いてることがよくあった。ただ、現役時代の吉田というと金田に強かった打撃以外には、なにより守備がすごかった...

  • シュトルク、マヨルカで初勝利

    この選手についてはプロデビューの頃に一度注目したことがありました(写真はリンク先でどうぞ)。大学でヘルマン・ヘッセの研究をしていたという人です。今はヘッセって誰?かもしれませんが、私の世代だと教科書に、優等生の嫌なやつの採集した憧れの蝶々を盗んでしまうという短編が載っていたし、もう少し前だとヒッピーブーム 笑)の時には「荒野の狼」とか聖書扱いでした。私もドイツに行った時にヘッセが作家になる前に働い...

  • 映画「永遠の語らい」覚書き

    最高齢監督として有名なポルトガル人、故マノエル・ド・オリヴェイラが2003年に作った映画です。若い歴史の教師が10歳ぐらいの娘を連れて、インドで待つ夫のところへ、リスボンから地中海を抜けて紅海へ船旅をしていくというお話です。私はこの監督の映画を初めてみましたが、独特のリズム感があります。映画はほぼ前半と後半にきっちり分かれると言っていいでしょうか。前半はリスボンからジブラルタル海峡を抜けて、フランス、イ...

  • 今日の東京新聞から

    ぼくは兵庫県知事の問題に興味はあまりない。パワハラとかおねだりとかいう一方で既得権益をぶっ潰す改革を目指していたんだと擁護する人もいるようだけど、兵庫県ってうちから遠過ぎ。まあ、阪神ファンだけど、兵庫との繋がりは全くないし、学生時代から思い出しても兵庫出身の知り合いって思い浮かばない 笑)だけどこの問題に付随するデマの酷さには腹が立っている。立花某のやり方については過去に都知事選広報のことやデマ、...

  • 広告・リルケ「若き女性への手紙」

    前回の「若き詩人への手紙」とセット、というよりもむしろオマケのように扱われてきたこの文通ですが、時期もテーマもだいぶ違います。また、相手の女性の人生も波瀾万丈で、物語性という点ではこの「若き女性への手紙」のほうが面白いと思います。両方並べるとちょっとオシャレ 苦笑)(2024年4月17日)某全国紙に未知谷さんが広告を出してくださいました。(2024年5月2日)...

  • 広告・リルケ「若き詩人への手紙」

    この「若き詩人への手紙」はすでに戦後すぐの時代から翻訳が何種類も出ていて、しかも錚々たる人たちが翻訳していますが、唯一、今回の翻訳に意味があるとしたら、これまで存在すら知られていなかった相手の「若き詩人」の手紙が載っているということでしょうか。世界中で多くの芸術家、表現者、クリエーターを魅了し励ましたリルケの手紙が、こんな反知性主義の蔓延するフェイクだらけの時代にあっても、日本の誠実な人たちの手に...

  • ケムナのカムバックはカタロニアから

    現時点では拙ブログでイチオシなんですが、去年は3月でシーズン終了になってしまいました。復帰に向けてトレーニング中のレンナルト・ケムナ、リドルの新しいマイヨの写真では怖そうなあんちゃんに変貌しています 笑)去年まではなんか見た目が子供っぽかったんだけどねぇ 笑)rsn にインタビューの一部が出ていたのでご紹介。ケムナの話。「とてもうまくいってます。良い方向に向かっているし、今の時点では非常に良い感覚です...

  • 今シーズンのイエローカード第一号ですが 笑)

    なんかあっという間に1月も後半になってます。もう歳を取ると時間の流れるスピードが速いこと、速いこと。というわけですでにツアー・ダウン・アンダーも2ステージが終わってますが、レッド・ブル・ボーラのスプリンター、ウェルスフォードが2勝。第二ステージは残り24キロぐらいで落車したんだけど、特にファン・ポッペルがツヴィーホフと一緒に集団復帰させた後、ゴールスプリントの最終カタパルトとして活躍。ここまでだったら...

  • 今朝の東京新聞から、自己責任という概念がフェイク

    昨日のフェイクに乗る人が大量発生する元凶は弱肉強食自己責任のネオリベ社会じゃないかと書いたけど、今日の東京新聞でも同じようなことを書いている人がいたので、追加しておきます。拙ブログではず〜〜〜っと言ってきたことだけど、自己責任なんて言葉は昭和の時代には辞書に載ってなかった。ほんとだよ。昭和55年発行の小学館の全十巻の「日本国語大辞典」第五巻の当該部分の写真を載せておくけど、「自己生産」の次は「自己摂...

  • 今朝の東京新聞から

    人が一人自死したのを、死人に口なしとばかりに、選挙演説で嘘を放言しSNSなどで流す。選挙が終わってから、ついた嘘を少しずつ訂正し、実はほぼすべて嘘だったことがわかる。しかし、すでに無数の人々が匿名でその嘘を拡散している。嘘ついたご本人は知らん顔、あとはほったらかしである。さらにそのせいかどうかはまだわからないが、新たに人が一人自死したのに、これまた死人に口なしと嘘をSNSで流す。それが嘘であることは警察...

  • 映画「夜行列車」(ネタバレ)

    1959年のポーランド映画です。すでに評価は決まっていて、映画史の傑作の一つです。僕はおそらく40年近く前に文芸坐で「尼僧ヨアンナ」か「水の中のナイフ」か、どちらかとの二本立てで見たんじゃないかと思うんだけど、FBで知り合った方のおかげで、昨夜久しぶりに見ることができました。この映画、すでに古典だからネタバレしてもいいと思うけど、ポーランドのちょどど真ん中の街ウーチ(最初の方でちらっと看板が見えますが、Fo...

  • 今日の東京新聞から、石丸新党?

    僕はこの人にまるで関心がない。いや、いろいろなところで話題になっているのを目にしたことはたくさんある。YouTubeの切り取り映像も見たことがある。だけど、正直に言って、去年の都知事選ではまったく関心の埒外にあったから、確かに蓮舫より得票数が多かったのには驚いたけど、、、なんかこの人と兵庫県知事とがつながっているんだよね、僕の中では。どちらか一方を支持してもう一方を批判している人を見た記憶がないんだなぁ...

  • 川勝徳重画、藤枝静男作「痩我慢の説」

    数日前、東京新聞のコラムで藤枝静男の短編を漫画にしたものが、季刊文化誌「フリースタイル」で漫画のベストワンに選ばれたとあって、思わず購入。以前書いたように、藤枝静男は大好きな作家ですhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-5076.html。初期のものは完全に私小説(わたくししょうせつ)で、兄や姉の結核、妻の結核や自身の死に対する不安などを書いているんだけど、晩年のものはなんじゃこりゃ??っていうよう...

  • シャハマンのインタビュー

    スーダル・クイックステップに移籍した、というか6年ぶりに戻ったというべきか、マキシミリアン・シャハマンのインタビューが rsn に出てました。このチームに来た以上はレムコ・エフェネプールと一緒に出るレースは完全に彼のアシストに回るわけでしょう。昔の選手の記事なんかを見ると、結構言いたいことを言って、わがままぶりを発揮する選手なんてのもいたようですが、洋の東西を問わず、スポーツ選手たちはみ〜〜んな素直ない...

  • 李恢成(イ・フェソン)逝去

    朝刊を読んでて、思わず「あっ」と口に出してしまった。写真を見ての通り、20世紀の本ばかりで、21世紀になってからの小説は全く読んでなかった。前にも書いたことがあるけど、一時期、20代の初め頃か、在日韓国・朝鮮人作家たちの本をずいぶんまとめて読んでた。特に好きだったのがこの李恢成と金石範(キム・ソクポム)だった。でも、あの時代、普通に読書好きだったらこの人の小説を読んだ人は多かったと思う。「伽耶子のために...

  • 友川カズキライブ

    今年最初のライブ。今回は「木々は春」や「春は殺人」など、あまりライブで聞いたことがなかった曲をいくつかと、いままで聞いたことがなかった中原中也の曲、それに新作が聞けました。74歳にして声のハリが素晴らしかったです。アンコール最後の「一切合財世も末だ」はやっぱりいつ聞いても格好いいし、「ポカリポカリ生まれた命だ、カクンカクン息絶えた命だ」とか「悪だの正義だのない、どっちを己が怖いかだ」なんて歌詞には心...

  • 優勝者以外バンザイ禁止の新ルール

    U23の世界戦出場資格とか、ラスト3キロの救済が5キロになるとか、25年シーズンからいくつかルールが変更されるようですが、ちょっと笑ったのが集団スプリントで優勝者以外の選手がハンドルから手を離してはいけないと言うやつ。今はどうなのか知りませんが、私がホビーレースに出ていた20世紀には優勝者も含め、ゴール地点でハンドルから手を離したら失格とされていました。スタート前の注意として、斜行とともにしつこく強調され...

  • 植民地主義を考えるシンポジウム

    今日の午後、こんなシンポジウムに参加してみました。沖縄、朝鮮、パレスチナを「植民地主義」というキーワードでつなげるもので、5人の人が沖縄の構造的差別、朝鮮に対する植民地責任、関東大震災時の朝鮮人虐殺と今も続く朝鮮学校へのヘイト、現在の韓国の特に若い人たちの抗議行動、パレスチナ問題について、それぞれ10分から20分ぐらい発表して、その後、10人ぐらいのグループに分かれてワークショップという形式でした。ちょ...

  • 総括シリーズ、ニールス・ポリット

    ポリッツではありません 笑)英語でそう言ってるのかな、と思ってYouTubeなんかで聞いてみれば英語でもポリットと言ってます。Jスポだけが何故か、棒状のスナック菓子みたいな呼び方してますねぇ 笑)今年はUAEに新加入、ポガーチャルのアシストとしてツールを走りながら、春先のフランドルクラシックで活躍しました。オムループ・ヘト・ニウスブラット2位、ロンデ・ファン・フラーンデレン3位のあと、パリ〜ルーベ4位は立派な成...

  • 総括シリーズ、フロリアン・リポヴィツ

    考えてみればこの人24年シーズンはプロ入り2年目だったんですね。もともとバイアスロン(鉄砲担いでスキーで走るやつ)の選手なので19歳まで自転車競技の記録がありません。20年に19歳でオーストリアのコンチネンタルチームに入るんですが、3年間のコンチチームでの戦績は優勝0、トップテンも10回に満たず。それが23年と24年の2年間のワールドチームで3勝、トップテンも14、5回。覚醒したって感じでしょうか? 特にグランツールの...

  • 総括シリーズ、マルコ・ブレンナー

    2021年、18歳でジュニアから一気にワールドツアーチーム入りした選手です。翌年20歳になったばかりでブエルタに出場して完走してますが、流石に最初の3年間は未勝利でした。しかし、24年はコッピ・エ・バルタリでステージ1勝、そしてドイツナショナル選手権でドイツチャンピオンになりました。この選手、プロになってからずっと背中に問題を抱えていたそうです。ポジションを変えたりインソールを使ってみたり、色々やってみたそう...

  • 総括シリーズ、フェリックス・ガル

    年が変わってもこのシリーズまだ続きます 笑)一応このガルの後まだ3、4人登場の予定です。23年はスイスとツールでステージ優勝を上げ、どちらも総合で8位に入り、24年は大きな期待を持ってツールに挑んだんですが、その点ではまだまだ力不足だということを思い知らされましたね。今シーズンは勝利なし、グランツールはツールとブエルタに出場したんですが、どちらもイマイチでした。rsn. の記事ではインタビューがほとんどないの...

  • 総括シリーズ、ティム・トルン・トイテンベルク

    名前は一度だけ出たことがありますが、拙ブログほぼ初登場と言ってもいいでしょう。ロードだけでなくトラックでも活動してきた22歳。リドル・トレックのフューチャーチームにいたんですが、来年はワールドツアーチームに昇格です。今年の結果を見るとU23のパリ〜ルーベで優勝してるかと思えば、全5ステージのオリンピア・ツールの総合でも優勝、他の小さいステージレースでステージ優勝したりポイント賞で上位に入ってて、さらにド...

  • 総括シリーズ、ゲオルク・ツィンマーマン

    この名前の選手で有名なのは1986年、イノーとレモンの確執の年のツールで3位になったウルツ・ツィンマーマンでしょうけど、メルクスの頃のフランス人選手にも同じ綴りでアンドレ・ジメルマンという選手がいました。今 Firstcycling.com で検索したら現在過去と、独仏、スイス、ベルギー、チェコ、イタリア、オーストリア、オーストラリアとものすごい数がヒットします 笑)そうは言ってもやっぱりドイツ人が多いですが。そんな中...

  • 奈倉有里「ロシア文学の教室」覚書き

    1991年、ソヴィエトが崩壊した時、現地から特派員だか記者だかがTVで、これでソ連にも革命前以来の自由が復活しましたぁ、と叫んでいるのを見て、さすがにそりゃないだろ!と思わずのけぞったものだった。この本、大学生が主人公で、大学の講義が舞台なんだけど、文章はどこか昔の少年少女世界の名作というか、児童文学みたいな感じ。だけど、同時代の文学作品を通して、当時のロシアの暴力的な専制主義がわかるし、こんな強権的な...

  • 総括シリーズ、マキシミリアン・シャハマン

    この人もねぇ。。。拙ブログには昨日のブーフマンと同様、サブカテまで作ってあるんだけど、今シーズンはバスクのステージ3位と、後は移籍話でしか出てきませんでした。コロナ前のレベルまでなかなか戻りません。思えばラッキーだったとはいえ、19、20年とパリ〜ニースで連覇したんですけどねぇ。今シーズンは勝利なし。ただ、ジロでステージ2位があったり、バスク以外にも春先のGPインドゥラインでもトップテンに入っているし、夏...

  • 総括シリーズ、エマヌエル・ブーフマン

    ボーラでプロデビューして10年。デビュー当時はドミニク・ネルツがエースだったチームも、随分様変わりし、とうとうボーラを去ることになりました。チームからジロ出場の約束をもらっていたのに反故にされ、ハンガリー一周では怒りの総合2位になったものの、その後6月のツール・ド・スイスで落車大腿骨骨折で9月までレースに出られませんでした。9月以降のレースはワンデー4つのうち3つが途中リタイア。二つ出たステージレースもク...

  • 総括シリーズ、マリウス・マイアホーファー

    ジュニア時代に世界選でエフェネプールに次いで2位になった選手です。といってもエフェネプールが頭抜けてて、ついていくだけで精一杯でしたけどね。そうは言ってもジュニアのレースではそこそこ勝ち星を上げていたんですが、エリートクラスはなかなかね。かつてのオラフ・ルートヴィヒを少し優しげにした風貌は、個人的には魅力的なんですけどねぇ 苦笑)まああのレベルにはなかなか達せませんわなぁ。DSMからトゥドール?(チュ...

  • 総括シリーズ、フェリックス・グロースシャルトナー

    ヨーロッパ人としては珍しい吸血鬼じみた八重歯のかわいい 笑)グロースシャルトナー。この人の名前が出ると必ずこの話題です 笑)ポガチャルのアシスト役と見込まれてUAEに移籍後、去年のツールではポガチャルを勝たせることはできませんでしたが、今年はジロでポガチャルの総合優勝をアシストしたわけで、目標達成となりました。ただ、ボーラ時代はグランツールでトップ10を狙っていたので、はたから見るとちょっと寂しい 笑...

  • 総括シリーズ、パトリック・コンラート

    去年までボーラで9年を過ごして、少しずつ力をつけ、ツールでのステージ優勝までして、こういうふうにほとんど無名の時代から気にしてきて、力をつけてくれた選手って、拙ブログとしては応援しがいがあるんですが、今シーズンはリドル・トレックに移籍。優勝はありませんでした。トップ10が6回。一番良かったのはクラシカ・サン・セバスチャンで7位に入ったことでしょうか。で、rsn のシリーズ、コンラートがつかまらなかったか、...

  • 総括シリーズ、ニクラス・ベーレンス

    今週は忙しくて、このシリーズ滞ってました 苦笑)すでに rsn ではブーフマンやシャハマンも挙げられているんですが、そこまではまだ遠い 笑)というわけで、今年のU23の世界選優勝者です。調べるとドイツ国内選手権でもU23で優勝していますね。そしてヨーロッパ選手権ではU23準優勝。そしてドイツイヤーオブサイクリストにも選ばれました。拙ブログではU23の世界選まで名前が出たことがなかったんですがね。大柄で首も太いし、...

  • リック・ファン・ローイ逝去

    いや、すでに数日前のことです。すぐに書きたかったんだけど、ちょっと忙しくて。。。苦笑)90歳。拙ブログでは何度も名前が出てます。なんといってもモニュメント5つを全て勝った最初の選手ですし、世界チャンプにも2回なってます。3回目を逃した話も書いたことがありました。また、古雑誌のミロワールの表紙になってることも紹介しましたが、改めてその写真を載せておきます。1961年の5月号。1958年のミラノ〜サンレモを皮切りに...

  • 総括シリーズ、ベン・ツヴィーホフ

    去年の勢いだと、今年はどこかで優勝するんじゃないかと思ったんですがねぇ。去年10回以上あったトップテンが今年は3回だけ。今年も去年と同様小さなステージレースの出場が多かったんですが、去年はチェコとトルコで総合2位になったり、UAEやコッピ・エ・バルタリ、スロヴェニアで総合トップテンに入っていたのに、今シーズンはなし。さらに、去年はブエルタに出たのに、今年はグランツールは出ませんでした。体調が安定しないシ...

  • 藤枝静男「或る年の冬 或る年の夏」

    僕の学生時代にはクラスに何人かの「左翼」の連中がいた。特に独文科なんて、中には意識の高い奴らがいて、東ドイツに興味を持っているなんて奴もいた。むろん「左翼」と言ったって、日本共産党系(いわゆる民青)もいれば、もっと過激な連中もいたんだと思う。すでに学生運動は終わっていた。1972年の浅間山荘事件で学生運動はすでに人々からそっぽを向かれていたと思う。だけど、それでも、1974年に入学した僕は、4年間で2回試験...

  • 総括シリーズ、レンナルト・ケムナ

    今シーズンはバレンシア一周とティレノ〜アドリアティコの二つのステージレースとストラーデ・ビアンケだけの出場。ティレノでは総合8位になって調子が良さそうだと思ったら、4月はじめのトレーニング中に自動車にぶつけられて大怪我で、その後はレースに全く出られませんでした。去年がジロで総合9位、ブエルタではステージ勝利をあげたりしていただけに、新たに今シーズンはステージレーサーとして出発するはずだったんですがね...

  • 総括シリーズ、ジョン・デーゲンコルプ

    この人もねぇ。。。デーゲの話題になるといつでも、ついつい愚痴が出ちゃいます。拙ブログではプロデビュー前から注目していた選手だったんだけどねぇ。2015年、ミラノ〜サンレモとパリ〜ルーベを勝った時には、この先クラシックハンターとしてショーン・ケリーみたいな大選手になるかと期待したんだけど、その次の年の大怪我で全てが狂っちゃいましたねぇ。。。今シーズンはパリ〜ルーベでは11位(去年は落車して7位)と、相変わ...

  • 今日の東京新聞から

    うちは東京23区内ではないので、東京新聞の夕刊がなくなってしまったけど、今朝のこのコラムは夕刊がある地区だと昨日の夕刊に挙げられていたのかもしれません。拙ブログでも繰り返してきたことだけど、「教養」が大切なんだと思う。相対主義にはまって「どっちもどっち」とか、国家とか政府とか大きな物語を個人で背負って自己を肥大化させたり、わかりやすい安易な物語に飛びつく。でも、これまた何度も書いてきたけど、「教養」...

  • 総括シリーズ、ヨーナス・ルッチュ

    以前にも書いたけど、この人の「ルッチュ」という名前、滑落とかスリップとか、そんな意味なんですよね 笑)自転車やって大丈夫か? それと2年前のツール完走した時、シャンゼリゼで求婚するって無茶苦茶恥ずかしい行為に及んだやつです 笑)ただ、今シーズンは拙ブログでは名前が出てきませんでしたが 笑)まあ、今シーズンのグランツール出場はなかったし、パッとしないシーズンでしたからねぇ。5年所属したEFから来シーズン...

  • 今日の東京新聞から

    あちこちに設置されている監視カメラだって、昭和の時代にはほとんど存在しなかった。まあ、技術の進歩のせいもあるのだろうけど。ただ、当時監視カメラと言われれば「華氏451」や「未来世紀ブラジル」、あるいは「1984年」みたいなディストピア社会のイメージだった。むろん、昭和の社会は性善説で成り立っていたと言えるかどうかはわからない。今よりはまともだったと思うのは老人が思い出を美化しているだけなのかもしれない。...

  • 友川カズキ vs 山本久土

    昨日はいつもの学芸大前のAPIA40ではなく新宿ロフトでのライブでした。入場者は260以上と、私が行った友川カズキライブでは一番観客の多いライブとなりました。また内容も良かったです。「一切合切世も末だ」や「トドを殺すな」、「家出青年」は大好きな歌ですが、久しぶりに聴きました。だけど、今回ここで書いておきたいのはゲストで出てきた山本久土の「夜へ急ぐ人」。この人、TVドラマの「相棒」の水谷豊をなぶる伊丹刑事にそ...

  • 総括シリーズ、ジーモン・ゲシュケ

    2009年、スキル・シマノでプロデビューして16年目、今年が最後のシーズンでした。11月28日に娘が生まれたそうです。今シーズンのレース参加日数は85日。6年ぶりに参加したジロでは総合14位と、過去最高のグランツールになりました。チームからはもう一年という声もあったそうですが、まあ、どっかの辞めると言っていつまでも走って記録を狙ったのとは違う潔さがありました 笑)ゲシュケの話。「今シーズンはとてもスペシャルだっ...

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