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惨憺たるアンコウ http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/

欧州自転車レースを中心に読書日記や映画、思い出話や料理、燻製や手造りビールなどを、のんびり書きます。

すでに人生50年を過ぎ、欧州自転車レースもやや古い話に偏りがちです。しかし昔を知っていれば今が楽しくなることは間違いありませんよ。最近のイチオシは87年のスーパークリテリウムの記事。

ヴァルデマール・シュトルンク
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住所
東久留米市
出身
東京都
ブログ村参加

2010/03/08

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  • ケムナのインタビュー

    rsn. に「独占」インタビューが載ってましたが、独占という割にはちょっと簡単 笑)ケムナの話。「ツール・ド・スイスの自己評価としては、いうまでもなくとても、とてもポジティブに感じています。自分が再び昔のレベルに戻っていることを示せたと思います。チームのサポートもあったし、最初から自由に走れたし、おかげで初日に逃げに乗れたわけで、私としてはとても嬉しく思っています。チームのサポートのおかげで自信を取り...

  • ツール・ド・スイス雑感

    ジョアン・アルメイダが最終日の登りTTで逆転でした。第1ステージで3分以上の大差をつけられたのを、第3〜5ステージで優勝1回2位2回で一気に40秒差に追い上げ、第7、8ステージ連続優勝でひっくり返しました。ケムナが総合6位。ただ、ジュニア時代のTTワールドチャンピオンでしたから、最終日のTTで2分半近く遅れたのがちょっと気になります。ただ、復調してきたことは確かでしょうね。それよりフェリックス・ガルがTTで2位になった...

  • ハン・ガン「回復する人間」覚書き

    全部で7編からなる短編小説集です。死者とその死者を想う残された人々の話が多いです。解説には、「他の読み方をすることが困難なほどはっきりし」た「...

  • ツール・ド・スイスでのケムナ

    レンナルト・ケムナが復調の途上ですね。スイスでの成績はここまで5位グループ、先頭大集団、2位争い大集団、7位グループ、昨日のクイーンステージでも8位。ここまで1分44秒遅れの総合5位ですね。なんてったって1年間空白状態でしたからね。第5ステージスタート前の時点でのケムナの話が載っていました。ケムナの話。「昨日【第4ステージ】は生き残れただけでなく上位にとどまれたというのが僕にとっては大きい。いやほんとにハー...

  • れいわの公認候補予定者山本ジョージ

    びっくり!! さっきまで名前がカタカナで表記されていたのでわからなかったけど、僕はこの人の本を読んでいる。しかもかなり心に残った本だった! そして拙ブログでも最初の頃にこの本の名前を出したことがあった!伊勢崎賢治がれいわから出た時もびっくりしたけど、それ以上にびっくりした。記者会見を見ると、四半世紀前とはいえ政治家だった人だけあって話が上手いし、実務経験も豊富だし、ものすごい人生を経験してきた人だ...

  • 小林武彦「なぜヒトだけが幸せになれないのか」覚書き

    かなり話題になっている本。読んでいて、なんどか山本太郎のことを思い出した 笑)著者は「幸せ」というものを、死からの距離がどれだけ保たれているか、だと定義する。そしてその距離が短くなったのは、人類の700年の歴史においても、この1、2万年、つまり農耕が始まって格差が始まった時代以降だという。拙ブログでも以前ウィルキンソンの「格差は心を壊す」という本を紹介したことがあり、そこでも散々言われていたことだけど...

  • アルフレート・ブレンデル逝去

    音楽の聴き方が昔と変わってしまったし、コンサートにも全く行かなくなってしまった。楽譜は読めなかったけど、レコードやCDを聴きながら楽譜を追いかけることはよくした。おかげでポケットスコアなどの楽譜はまだかなりたくさんある。捨てられない性格だからね 笑)今はネットで無料でいくらでも手に入るんだろうけど。。。アルフレート・ブレンデルのベートーヴェンのピアノソナタ全集。40年以上前に買ったんじゃないかなぁ。当...

  • ドゥフィネが終わりました

    昨日の午後から熱が出て、今日は1日ヒエピタしてました 笑)熱以上に鼻水がひどくて。。。苦笑)おかげでドゥフィネの最終ステージは先ほどビデオで見たところです。珍しく私の戦前の期待がその通りになりました 笑)まあ、結果を見ていけば第3ステージで逃げて50秒以上のマージンを取れたのが大きかったと言えるけど、それでも第6、第7ステージではどちらもポガーチャルとヴィンゲゴールに次いで3位でしたからね。堂々たる結果...

  • ツールでのリポヴィツは?

    3強+MVDPに注目が集まるあまり、テレビでも等閑視され続けてきたフローリアン・リポヴィツですが、現在の登りはエフェネプールより強いですね。2日続けて、ベスト5は4位だけが違いますが、1位ポガーチャル、2位ヴィンゲゴール、3位リポヴィッツ、そして5位にエフェネプールとなっています。レムコは落車の影響があるのかどうか。。。rsn ではリポヴィツがツールに向けた準備は完璧だとした上で、それでもログリッチの山のアシスト...

  • ドゥフィネ、第6ステージ雑感

    TTで大きく差をつけられたと思ったら、2級山岳であっさりでした。まさか今日の超級ではヴィンゲゴールが大逆襲とかあるんでしょうか 笑)一方でTT圧勝だったエフェネプール、まさかの後退でしたが、前日の単独落車、映像で見ると結構激しいものです。La chute de Remco Evenepoel dans le final de la 5e étape du Critérium du #Dauphiné. "Je ne ressens pas de douleur, j’ai juste une égratignure au niveau du genou d...

  • ドゥフィネ、第3、第4ステージ雑感

    いやぁ、前回リポヴィツの名前出したら次の第3ステージで、即、逃げてたようですが、忙しくって、実は今朝初めて、やっと一昨日のステージの放送を見たところでした。しかし、MVDPはともかくリポヴィツを逃すってどういうこと? 13人の逃げが決まったところが放送されてなかったので事情はよくわかりませんが、そこまでみくびられてた? 苦笑)明日からの山岳ステージでの活躍を期待していたんだけど、逃げの中でもMVDPがどうし...

  • ドゥフィネが始まってますねぇ 笑)

    昨日は早朝から高校時代の友人たちとテナガエビ釣りにいったんですが、私の釣果はダボハゼ2尾 笑)テナガエビのタイミングが今ひとつわからず、来てたとは思うんだけどねぇ。。。 まあ、ぼんやりのほほ〜〜んと水面を眺めて1日を過ごすのも、たまには良いもんでした。というわけで、クリテリウム・ドュ・ドゥフィネ(私にはドゥフィネ・リベレという名前の方が馴染みがあるんですが 笑)は、しょっぱなからタデイ・ポガーチャル...

  • 妄想に支配されている人々

    拙ブログでは「今日の東京新聞から」という表題でずいぶん書いてきたけど、記事の写真をそのまま出すのはまずいのではないかという助言をいただいた。記事をとば口に、いわば引用のつもりでいたんだけど、そのまま記事を出すのは引用の範疇を超えているかもしれない。というわけで、全部まるまる載せるのは控えることにします。今回はとりあえずこんなふうにしてみました。今日の東京新聞の「時代を読む」という田中優子の記事で、...

  • ハン・ガン「別れを告げない」覚書き

    「自分のために生きるな、死んだ人たちの嘆きのためにだけ生きよ」(原民喜)題名は理不尽に殺された者たちに向けて、別れを告げることを拒否するという意味である。主人公のキョンハはハン・ガン自身と思われ、光州虐殺事件の本(拙ブログでも紹介した「少年が来る」を思わせる)を書いた後、悪夢に苦しみながら自殺すら考える。友人のインソンが指を切断する大怪我で入院し、彼女から済州島の自宅で飼っているインコが心配な...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第21ステージ)

    終わってみるとあっという間の感じです。年寄りは時間の流れる速さが尋常じゃないですわ 笑)しかし、戦前の cyclingmagazine.de の有力選手予想は見事に外れました 笑)まあ、ああいう予想記事をあげつらうのってイヂワルだとは思うけど、ついつい。。。 笑)あそこで名前が上がっていたのはログリッチ(リタイア)アユソ(リタイア)ティベリ(17位)カラパス(3位)ゴデュ(66位)ベルナル(7位)チッコーネ(リタイア)ラン...

  • フィル・リゲットを知ってますか?

    少し前に英語圏の自転車ロードレース解説と言えばこの人、というフィル・リゲットのドキュメンタリーをJスポで1時間番組2回に渡り放送していました。録画しておいたんだけど今やっと見ました。オーストラリアの放送局の番組だったようですが、英語圏でのロードレース普及のための影響力はすごいものがあったようです。個人的には私はこの人は、たぶん1985年のパリ〜ルーベのアメリカのCBSスポーツの番組のビデオで解説をしていまし...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第20ステージ)

    いやぁ、予想外の展開でした。カラパスがアタックを繰り返して、デル・トロが反応して、という絵柄が見えていたんですが、サイモン・イェーツがあんなに大差をつけるとは思いませんでした。ず〜〜っとテレビ画面に映らず、解説では前待ちでいるはずと言われていたヴァウト・ファン・アールトも、フィネストレの下りで唐突に現れて、セストリエールの入り口まで機関車のように一人で先頭を引っ張り続けてくれたのが大きかったですね...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第19ステージ)

    ちょっと今日は忙しいので、簡単に。****Cyclingmagazine: 今日はどんな日だった? ニコ・デンツ: 今日はもうあっという間に現実の地に引き戻されてしまった 汗笑)重力は間違いなく存在するし、昨日の影響もとてもはっきり感じることができたよ 笑)C: ああいうステージ勝利は登りでどのぐらいのワット数影響するの?デ: 最初の登りは20分のテストをこなしている気分だった。でも上に着いたらまだ集団は完全にみん...

  • ジロのイエローカード雑感

    昔なら想像もつかないような行為にペナルティーが課されるようになって、しかもイエローカード導入で、このジロでも2枚のイエローカードを受けると失格ということで、選手たちは結構ビビるんじゃないでしょうかね。このイエローカード、何をしてはいけないかが、どうもよくわかりません。ググっても、日本では後ろでガッツポーズしてゴールするとかボトルを所定の場所以外で捨てたりするとイエローと、ちょっと笑えるところが話題...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第18ステージ)

    早寝しようと思っていたんですが、昨日に引き続きでっかい30人以上の大集団の逃げにボーラからはデンツだけが乗っていたので見ていたら、そのうち10人程度が前へ。デンツが後ろから一人で追いかけて追いついたあたりで目が離せなくなりました 笑) 追いついた後も積極的に前に出てたし、逃げようとした瞬間もあったので、これはひょっとして、と思っていたら、残り18キロをきったあたりで、あれよあれよというまに差が広がって逃...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第17ステージ)

    昔はマイヨージョーヌマジックなんて言葉をよく聞いたものですが、最近はあまり聞きませんね。いや、デル・トロのクラスになるとそんなマジックなんていうのはどうかとも思いますが、よもやのリーダージャージの後続引き離し優勝でした。2位になったバルデが、デル・トロは頭どうかしたんじゃないかって勢いで走ってたと呆れていますが、というわけで昨日のステージ、残り100キロ以上の放送開始直後、でかい逃げ集団の中にデンツが...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第16ステージ)

    やっぱりログリッチはリタイアしたと思ったら、アユソも崩壊状態ですねぇ。このステージだけで絶望的なタイムロスです。総合争いを純粋に楽しむ立場で見れば、これはずいぶん面白くなってきたともいえますかねぇ。ログリッチは休息日にみんなと一緒に自転車に乗らず、ローラー台でお茶を濁していたそうで、チームとしては途中リタイアは既定のことだったようです。しかし、それはともかく、ログリッチの忠実なアシストとして名前を...

  • 豊永浩平「月ぬ走いや、馬ぬ走い」覚書き

    表題は「ちちぬはいや、うんまぬはい」と読みます。作者が琉大の学生ということで話題になっているようだけど、これはびっくりしました。衝撃的な疾走感、スピード感。なんていうか、後半はテレンス・マリックの「地獄の逃避行」っていう破滅的な映画があったけど、それを思い出しました。ぼくの世代だとポルノだと言いたくなるような露骨な性描写が多く、ちょっとついていきづらかったんですが 笑)ただ、それはともかくとして、...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第3休息日)

    今の所ログリッチリタイアのニュースは出ていないようなので、16ステージは出場するようですが。。。****Cyclingmagazine: 今日はどんな日だった?ニコ・デンツ: ちょっとだけ自転車に乗ってコーヒーストップの、僕にとっては完全にクラシカルな休息日だった。残念ながら今回のジロに僕の家族は来ないんだけど、チームメイトのジャンニ・モスコンはとっても素敵な日を過ごしたようだよ。C: ジャンニはどんな休日を過ごし...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第15ステージ)

    2、3日前に、ログリッチ、フツーならスプリントしに行きそうなコースなのに行かないと書いたんですが、要するに調子が今ひとつだったのですね。試走も含めて今回のジロで3回落車しているそうで、その影響で痛みが出ているとのこと。第16ステージを出走しないという可能性も高いようです。チームの医療チームの判断次第だそうです。こうしてみると、戦前の cyclingmagazine.de の予想でのログリッチの不安点、見事に当たっちゃって...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第14ステージ)

    うーん、落車でのタイム差が1分以上。軽く曲がったら歩道の段差があって急激に狭くなっていたわけで、デル・トロも引っかかったようですが、ひっくり返ることはなく、すぐに再発進して前に追いつけたんですねぇ。デル・トロの話。「僕も運が良かったわけじゃ無い。転びはしなかったけどスピードを落とさなければならなかったから、後ろから誰かにぶつかられてストップした。街に入って路面が滑りやすくなっていたんだ。誰かが前で...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第13ステージ)

    ああいうコースでは強いはずのログリッチ、これまでまったく勝負に参加していませんね。かえって不気味ではあります。一方でデル・トロが2秒3秒を稼ごうと必死な感じですが、昨日のデンツが書いていたように、これが最後の殺人的な最終週に影響するようなことがあり得るんでしょうか? あの必死さを見るとがんばれ!という気になりますが。。。というわけで、ペダースンの圧勝でした。昨日のラストは800メートル9%。今は strava ...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第13ステージ)

    なぜか cyclingmagazine.de の記事が更新されず、朝から待っていたんですが、今もまだ更新されてません。おかしいな、と思いながらいっそのこととブルースカイで見てみようと行ってみたら、すでに16時間前にアップロードされてました。まあ、これまでの成り行き上ツィート日記と銘打ってますが、次回からはブルースカイ日記と変更しましょう 笑)****Cyclingmagazine: 今日はどんな日だった?ニコ・デンツ: 今日は本当の...

  • 展覧会「黒の芸術」

    東京の神楽坂にあるToppan印刷の印刷博物館では、夏までこんな展覧会をやっています。少し前にちょっと見てきました。フライヤーが表と裏で繋がり、ちょっとオシャレです。会場はさすがにほとんど人がおらず、のんびりできましたが、実はちょっとその後用事があったので途中から急がざるを得ず残念でした。もう一度いってもいいなぁ。いろんな展示があって、日本の印刷として版画などの作成工程が具体的に出ていて、面白かったんで...

  • 奥泉光「東京自叙伝」

    前に紹介した奥泉の「虚史のリズム」の話をしたら、こんなのもネズミ人間が出てくるということで、教えてもらいました。東京の「地霊」が6人の人間に取り憑いて(人だけでなく猫や鼠やもっと下等な生き物にも)、幕末から福島の原発メルトダウンまでの東京の有名な出来事を時代順に描き出すんだけど、読みながら映画の「フォレスト・ガンプ」を思い出しましたね 笑)歴史的な出来事の現場に必ずいて、「XXXしたの実は私でした」っ...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第11ステージ)

    先日ツキイチからスプリントでファン・アールトが優勝するシーンを見て、ちょっと違和感と共に思い出したイェンス・フォークトとマヌエル・ガラテの2006年の出来事が起きたのが、昨日の途中通過したサン・ペッレグリーノ峠でのことでした。過去に書いたエントリーをリンクしておきます。自転車に騎士道精神が残っていた時代のお話です。よろしければぜひ。2006年、ジロのイエンス・フォークトへ。リチャル・カラパス、息子さんの誕...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第10TTステージ)

    雨による運不運。これも自転車ロードレースの魅力の一つですが、これまで診てきたこの手のステージ、たいてい後にスタートする方が雨が強くなっていたような気がします。それとやっぱりあの水道橋や斜塔を背景に走るっていう風景がとても良いです。****Cyclingmagazine: 今日はどんなTTの日だった?ニコ・デンツ: 今朝は全くレースモードではなかったんだけど、スポンサーから一缶もらって、やっとスイッチが入ったね。で...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第2休息日)

    大急ぎで二つ続けて。****Cyclingmagazine: 今日はどんな(休息)日だった?ニコ・デンツ: 本当によかった。本物の休息日だった。アリバイとしてコーヒーを飲みに自転車で行ったけど、今日は完全にスイッチオフの日だった。C: 明日は全力を出さなければならないプリモシュなんかと比べれば、明日の君はTTできっとずっとリラックスしていられるんだろうと思うけど、君たちは休息日を個人的な必要性に応じて過ごすのかな?...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第9ステージ)

    うーむ、前々から何度も言ってきたことですが、レースがどうも勝利だけを目指した感じで殺伐としてます 笑) 前回書いた記事をリンクしておきますhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4973.htmlただ、昨日の場合はデル・トロがピンクのマイヨは確定していたからステージにはこだわる必要はなかったともいえるんだけど、それにしてもファン・アールトがまるで前引かなかったですからねぇ。。。大昔の映画で「レッド・バ...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第8ステージ)

    今日はちょっと簡単に。****Cyclingmagazine: 今日はどんな日だった?ニコ・デンツ: 今日はちょっと大変だった。昨日が重要なステージだったし、明日はさらに重要だから、今日みたいなステージは見落とされがちだね。逃げのグループに入るために延々と争い、結局強い連中が前に残って、僕らは後ろでのんびり走ることもできやしなかった。C: 君たちはステージ前にすでに戦術としてマリア・ローザをひょっとしたら手放すか...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第7ステージ)

    モスコンが怪しげな手振りをすると、やばいです 笑)最近おとなしくなったと思ったらあまり名前が出てこなくなったけど、なにしろいろんな前科者ですからね 笑)****Cyclingmagazine: 今日はどんな日だった?ニコ・デンツ: 必要な時にちゃんと力を出せたよ。今日は注意マークのついたステージのうちの一つだったから、強い逃げグループ(総合に絡みそうなのもいた)に対してタイムロスしないようにすぐにコントロールし...

  • 映画「蛇の卵」(ネタバレなし)

    ベルイマンの映画。だいぶ昔に録画したまま忘れていたんだけど、舞台が1923年のドイツだというので見てみました。なんか他のベルイマン映画とはちょっと趣が違います。この監督は基本的に自分の悩みを登場人物の実存的苦悩というか、神とか、男と女、家族や死とか、反戦を中心にした煩悶葛藤にして描く映画が多いと思うんだけど、この映画はむしろナチス台頭の時代の中で、主人公の周りで次々と人が自殺していき、ちょっとサスペン...

  • 今朝の東京新聞から

    先日も桐生市のことを書いたけど、今度は障害年金か。センター長が変われば行政の一貫性も反故にされるわけ。山本太郎がよく言うように、生活保護にせよ困っている人を国が助けるのは、ひいては自分のためなんだよね。それなのに、今の日本は、自己責任という言葉を振り翳して、困っている人を助けないで済むようにしようという心理を人々に煽り、一方で、逆に自分の困窮を自己責任と言って納得させようとする心理を持たせようとし...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第6ステージ)

    このところちょっとばたついて、4、5 ステージとあまりまともに見られず、昨日のステージも落車のところを見てなかったんですが、山岳に入る前にヒンドレイがいなくなったのはレッド・ブル・ボーラにとっては痛すぎますねぇ。前日まで総合15位、トップから1分足らずの遅れだったから、万が一ログリッチがリタイアしたりすれば B プランとしてエースになることもできたんでしょうけど。というわけで、カーデン・グローブス、出てた...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第5ステージ)

    マス・ペダースンがやっぱり上手いし強いです。あ、これは差されるなと思ったけど、よくもちましたね。残り200メートルで先頭に出て最後50メートルぐらいでピドコックに並ばれかけたけど振り切りました。2位に入ったエドアルド・ザンバニーニは位置取り失敗でしたね。残り150メートルの時点でペダースンから10メートル以上後ろでしたから、左端が運良くスペースがあったとはいえ、よくあそこまで持って行きましたが。。。爆発力が...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第4ステージ)

    昨日は早寝して、今日は朝から仕事だったのでまだ見てないんですよねぇ。先ほどゴールシーンだけYouTubeで見たけど、例によって私のペダースン予想は外れました 笑)****Cyclingmagazine: 今日はどんな日だった?ニコ・デンツ: 今日は僕がここにいるのはこの日のためだという何日かの一つだった。最後の周回コースはとてもテクニカルで、当然ストレスも大きかったよ。でも僕らはうまくやったよ。できるだけ力を温存して、...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第1休息日)

    今日のは休息日だし、移動が多かったから短いですね。****Cyclingmagazine: 今日はどんな休息日だった?ニコ・デンツ: はっきりいってかなり長時間だったし、缶詰のイワシみたいに密だったけど、びっくりするぐらい時間通りにスムーズに進行して、予想に反して計画した時間枠に収まった。C: 時間は全体でどのぐらいかかったの? 自転車には乗ることはできたのかい?デ: 移動は7時間かからなかったよ。遅めの昼食の後5...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第3ステージ)

    昨日はいつもの友川カズキライブで帰宅は12時少し前でしたが、ラスト15キロほどは見ることができました。今回のジロ出場選手ではマス・ペダースン(この選手の名前も forvo で聞いても仮名書きしづらいです。拙ブログでもいろんな表記してるはずで、統一したいところなんですが。。。 笑)が一番スプリントがあるってことですかね。本当ならファン・アールトが対抗したいところでしょうが、本人も準備段階でまともな練習ができな...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第2ステージ)

    女子のブエルタ最終ステージの霧のアルト・デ・コトベロ、なかなか風情があってよかったですね。ピレネーかと思ったらピレネーのずっと西の方、アストリア地方だそうです。Googleマップで見るとここへ至る道はものすごくたくさん枝分かれしてます。男子のブエルタでは2010年にコースになっているようですが。。。****Cyclingmagazine: 今日はどんなTTの日だった?ニコ・デンツ: (これX上では動画ですが、ここに貼れないよ...

  • デンツのジロ・ツィート日記(第1ステージ)

    というわけで、前回の有力選手紹介、すでに書いたようにランダは早くもリタイアですし、アレンスマンは1分半以上遅れてるし、他にもジーとダニマルとフォルトゥナートも1分ぐらい遅れてしまいました。恒例 cyclingmagazine.de のツィートレース日記。やっぱりニコ・デンツでした。2年前(あっという間だね)にはジロでステージ2勝しているけど、今回はログリッチの総合がかかるし、流石にステージ狙いは許してくれないでしょうね。...

  • ジロ・ディ・イタリア有力選手

    こちらも少しアップデートしてないと、どうも昨今の選手たちの力量がよく分かっていないところがあります。というわけで、Cyclingmagzine.de で有力選手たち18人について10点満点で採点してますので、自分のためにも、ここで紹介しておきます。プリモシュ・ログリッチ(レッド・ブル・ボーラ)35歳 ジロ3回出場 23年優勝優勝候補ナンバーワンです。山岳 9点、TT 9点、調子 9点、チーム力 9点、戦術 8点。弱点としてはよく落車す...

  • 今日の東京新聞から、嘘は承知の上?

    どこにも書いてないことを妄想で書いてあることにして堂々と言っちゃうって、僕は既視感がものすごくある。安倍射殺事件以後ぱたりと途絶えたネトウヨのコメントだわ。どこからそんな妄想出てきたのというぐらい、こちらのことを空想で仮想敵に仕立て上げて、自分の妄想で作り上げた「僕」に対して罵詈雑言を浴びせてくるから、こちらとしても笑うしかなかった 苦笑)で、相変わらず裏金議員のネトウヨが妄想を言い張って、公人と...

  • 映画「大通りの店」

    図書館で偶然「チェコスロヴァキア、ヌーヴェルヴァーグ」という本を借りてきてしまったおかげで、以前見たけどすっかり忘れていた件名の映画がDVDにしてあったので、探し出して見てみました。1965年のアカデミー外国語作品賞を始め、いろんな賞を取っているチェコスロヴァキアの白黒映画です。チェコスロヴァアキア映画といえば、拙ブログでも「火葬人」(これは大傑作映画です)と「マルケータ・ラザロヴァー」を書いたことがあ...

  • 奥泉光「虚史のリズム」覚書き

    1000ページ以上のあまりに大部な本で、持ち歩くのも難儀だし、電車の中でなんか読めない 苦笑)私は図書館で借りたんだけど、もちろん二週間ではとても読めませんでした。後ろに予約がいたので、近郊の図書館のあちこちで借り出して、途中一週間ほど間が空きながら、都合3つの図書館から借り出し 笑)最後に借りたところでは後ろがいなかったの延長して読み終わりました。もう少し正確にいうと、最初に借りた二週間で半分ぐらい...

  • 「葬送のフリーレン」

    昨日はロマンディを見ようかと思っていたのに、ちょっと寄り道してアマプラを探してたら、葬送のフリーレンが目に入ってしまった。うーむ、1年以上前に見て、驚いたんだけど、2度目も面白い。最初の2回だけ見たんだけど、すごく雰囲気がいい。それに、出てくる人名がみんなドイツ語の単語だわ 笑)フリーレンって氷結するって意味だし、勇者ヒンメル(空・天国)とかドワーフのアイゼン(鉄)とか僧侶のハイター(明るい・ほろ酔...

  • LBL は去年の再現 笑)

    去年と全く同じタイミングでした。LBLで最も有名な丘ラ・ルドート、ゴールまでほぼ35キロ地点。笑っちゃうぐらい同じでしたね。タデイ・ポガーチャルがLBL初優勝の時は数人のスプリントでアラフィリップをゴール直前に差した勝利だったんだけど、翌年レムコ・エフェネプールが2位に48秒の差で独走してからは一昨年去年今年と2位に1分以上の差がついた独走勝利。今回はエフェネプールはよくなかったけど、万全だったとしても、いず...

  • 桐生市のこと

    この一月ほど市長の謝罪がニュースになっていたけど、あらためて朝日の記事なんかを読むと凄まじい(有料記事になっています)。生活保護のことについては、拙ブログでも何度も書いたことがある。ここでは雨宮さんの書いた本を紹介したものをリンクしておく。雨宮処凛「14歳からわかる生活保護」しかし、それ以上に住民サービスのための行政側が市民をこんなふうに見るということに当惑する。朝日の記事には利用者・家族から寄せら...

  • フレッシュ・ヴァロンヌはポガーチャル

    雨の中、最後はアイウェアを外したので、汚れでかなりやつれた顔に見えたんですがあっさりでした。ミュル・ド・ユイの墓地の入り口を過ぎて勾配がキツくなるところで、後ろを確認した後にスピードアップ。エフェネブールが思ったよりもあっさりでしたね。前回アムスで疲れてるのかな、と思ったんですがまるで杞憂に終わった感じです。まあ、ポガちゃれなかったんだけど、このコースではね。順当に行けばLBLも。。。といいつつ、私...

  • アムステル、まさかのスケルモーゼ

    いやあ、昨日降りてきた図はかなりのところまで当たっていたんですがねぇ。ポガチャルとエフェネプールが逃げてファン・アールトが追走、これは当たっていたんだけど、そこにスケルモーゼが割り込むとは!!可能性として、ゴールスプリント勝負になったら、たとえばマイケル・マシューズがそこにいたらビッグ2も負けることがあるだろうとは思ったんですが、スケルモーゼってそんなにスプリントあったっけ??50キロ弱でのアラフィ...

  • 今夜はアムステル・ゴールド

    オランダで唯一のクラシックレースと言われていますが、始まったのは1966年からです。5大クラシックのモニュメント(この言い方も最近のものですね。昔は言わなかったと思うけど)に準ずるレースと見られている割には、歴史は浅いですね。ただ、堤防を急角度の短い距離で登ったり降ったり、コーナーだらけの狭い裏道見たいなコースで、前にいなければどんどん排除されてしまうという、ちょっと特徴的なレースではあります。Jスポで...

  • ブラバンツェ・ペイルはレムコ復活

    イタリアのアブルッツォではゲオルク・ツィンマーマンが総合優勝してますね。昨夜はYouTubeで、例によってほとんど実況なしのライブを見てたんですが、二人が逃げて後ろの集団が追い付かず、逃げた二人と集団の差は12秒ぐらい。ツィンマーマンの総合でのリードは11秒だったから、逃げ切った二人が誰なのかゴールしてからも分からずちょっとハラハラしました 笑)さて、一方、こちらの方がずっと注目されていたレムコ・エフェネプ...

  • デーゲンコルプのその後

    ロンデで落車して大怪我したジョン・デーゲンコルプ。拙ブログではプロ入り前から追いかけていた選手でした。あの当時デーゲンコルプの名前を知っていた日本人は私と浅田さんだけだと思っています 笑)そんな彼もすでに36歳。サブカテには300近い数字が挙がっていますが、これも何度も書いたように、ミラノ〜サンレモとパリ〜ルーベに勝った翌年の2016年に交通事故に遭ってから、かつての爆発力が失せて、エースの立場から司令塔...

  • 映画「ゲッベルス」覚書き

    タルコフスキーの「僕の村は戦場だった」のラストに黒焦げのゲッベルス夫妻と6人の子供の死体がならぶ記録映像が出てきて、これはソ連万歳、勝利万歳の映画ではなく、戦争の犠牲者は常に子供たちだ、と言っているんだなぁ、と思ったものでした。そう言えば去年の夏のNHKのバタフライエフェクトでもゲッベルスのドキュメンタリーをやっていて、ここでも紹介しました。というわけでこの映画、最初に上のポスター見た時に verFÜHRER ...

  • MVDP オランダのインタビュー

    オランダ語のサイト WielerFlits.nl にMVDPのインタビューが載っていました。他でも読めるのかもしれないけど、オランダ語のインタビューなのでちょっとご紹介しましょう。むろん、Google翻訳のお世話になっていますが、オランダ語を日本語にすると、かなりアレなので、いろいろやってみました 笑) ポガーチャルとのパリ〜ルーべを戦った感想を。彼が参加したことでこのレースの性格は変わりましたか?MVDP「このレースはいつで...

  • U23パリ〜ルーべはヴィーテン・フィリプセン

    3連覇対ツール覇者の戦いの前座で、170キロ弱、26の石畳セクター(エリートは30)を走ったU23は、今後とんでもない選手になるのではないかというデンマークのアルベルト・ヴィーテン・フィリプセンが優勝でした。まだ18歳だけど、ストラーデ・ビアンケに完走しています。昨日は、3連覇対ツール覇者の勝負を150キロぐらいからJスポで流し、左目でときどきネットのU23の無言ライブ 笑)を見てましたが、選手名のテロップも出ないし...

  • 3連覇の勝ちでした 笑)

    いやぁ、早々に3連覇とツール覇者の戦いhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/になりましたが、これまた比較的早めにポガーチャルの落車で決まっちゃいましたね。まあ、落車がなければ、と言う気もしますが、でもポガーチャルがアタックしてMVDPを千切るというイメージが湧きませんでした。ただ、そうは言ってもMVDP以外は千切ったわけですからねぇ。下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとし...

  • バスクはアルメイダ圧勝

    パリ〜ルーベのファムを横目で見てましたが、女子は体重が軽いせいか、男子より振動が画面でわかりやすいような気がします。一方ポガーチャルは金曜日に最後の区間90キロほどをチームのメンバーと共に走ってタイヤの適正空気圧を探ったとのこと。ポガーチャルとしてはジュニア時代の2回と、2022年のツール第5ステージでルートの一部を走っただけということですが、今夜はどうなりますかねぇ。女子の場合20キロ強のところでアタック...

  • リポヴィツの話

    バスクの第5ステージはベン・ヒーリーがポガちゃりましたし、今日はパリ〜ルーベのファムだし、去年シケインが設置されたアランベールの森の入り口は今回はシケインなしだそうですが、今日の話題は、風邪ひいてたぁ、練習不足だぁ、調子良くないぃ、チームメイトのアシストに回るぅ、と、とんだ食わせ物のリポヴィツ君の話題 笑)この選手はすでに何度か書いているように元がバイアスロン、日本だと北海道自衛隊の人しかやってな...

  • バスク一周、シャハマン粘ったけど。。。

    というわけで、今、YouTubeのライブ放送を思わず見てしまいました。解説なしの自転車の走る音とマイクが風を切る音、そして空撮ではヘリコプターのパタパタいう音だけの自転車レースも悪くないです。といいつつ、ときどき音声がなくなったりしてましたが。しかし、山頂ゴールがなく丘陵地帯が続くコースならシャハマンにもチャンスが、なんて淡い夢を見ていましたが、最後の一級山岳はちょっとレベルが違いましたね。登り始めの15...

  • バスク一周、シャハマン粘る

    マキシミリアン・シャハマン、完全にジョアン・アルメイダのミスに救われましたね。一方で、残り1キロ強の環状交差点ではちょっと揉めました。しかし、相変わらずの狭い激坂登りに観客の密度がすごいです。バスクは休日かぁ?残り5キロ弱の登りでアルメイダがアタックしてアレクス・アランブルが追いつき、残り2キロぐらいの環状交差点でアルメイダがコースミスしてブレーキ、追走集団に追いつかれ、残り1キロでは、今度は逃げるア...

  • バスク一周、シャハマン復活!!

    マクシミリアン・シャハマンが初日の個人TTで優勝でした。メジャーレースでの優勝は2021年以来ですね(この年はパリ〜ニースの総合とドイツナショナル選手権で勝っています)。まあ、去年も復活の兆しをみせたのがこのレースでしたが。16.5キロ、18分37秒の優勝タイムですが、シャハマンとジョアン・アルメイダの差は0秒、3位のフロリアン・リポヴィツとは1秒の差でした。シャハマンの話。「出走が早かったので、3時間近くもホット...

  • パリ〜ルーベでリベンジなるか?

    うーむ、パリ〜ルーベはMVDPの3連覇なるか、とポガチャル初制覇なるか、の二つが圧倒的な話題ですね。マティウの父、アドリ・ファン・デル・プールは、雨が降ればポガチャルの体重は絶対に不利になるだろうが、そうでなければ関係ないだろうと言ってます。パリ〜ルーベの3連勝は1970年代末のフランチェスコ・モゼールと、神話の時代のツールも勝っているオクターヴ・ラピーズだけですからね。モゼールはグランツールはズルっこして...

  • ロンデはやっぱりポガーチャルでした

    男子も女子も世界チャンピオンが優勝となりました。まあ、独走とスプリントの違いはありましたが。最近はJスポーツの放映もラスト20キロぐらいになって見始めるんですが、ロンデは毎年ラスト100キロぐらいから見ちゃいます。まあ、自転車レースの放映なんかなかった時代だったら最初から最後まで見たでしょうけど 笑)実際宇都宮の世界選は現地で見てたけど、翌日からBS放送をスタートからゴールまで何度も見たものでした。ポガー...

  • 1976年のコッペンベルフ

    今度の日曜日はロンデ・ファン・フラーンデレンというわけで、ワクワクする映像をFacebook で見つけてしまいました。投稿者はリック・ファン・リンデン。この選手強豪スプリンターだったんだけど、三宅寛の「ツール・ド・フランスを追いかけて」という昔の本では、よく手が出てライバルのマイヨを引っ張って落車させたなんて話が載ってましたが。。。笑)調べてみると、このリック・ファン・リンデン、1976年のロンデでは5分遅れの...

  • 今日の東京新聞から、嘘や居座りの常態化

    この兵庫県知事の問題については、前にも書いた様にそんなに記事を追っているわけでもないし、興味もそんなにある訳じゃないんだけど、死者が3人出ているというだけでも、なにかただならぬ事態なのだろうとは思う。その程度の関心ではあっても、この社説にもあるように、百条委員会という法律で認められているものを中立性がないと言って第三者委員会を設けさせて、その第三者委員会ですらダメ出ししたのを居座る根性には呆れてい...

  • ヴィスマのチョンボの続報

    どうやらヴィスマとしても、ファン・アールト個人も、なんとかファン・アールトで勝ちたいと考えたようですね。ジョーゲンソンの話。「我々は彼をみくびっていた。【彼のスプリント勝利は】別にびっくりするようなものではない。僕はネルソンをよく知っている。彼の爆発力もわかっていた。【彼に対して】もっと攻撃的に走るべきだったんだ。ベノートの話。「残り5キロでアタックしてレースを終わらせるべきだったんだ。間違えたの...

  • ドヴァルス・ドールはパウレス

    いや、パウレスが勝ったというより、何やってんだ、ヴィスマ!!? っていうレースですね。野球でいえば9回裏2アウトで5点リードランナーなしからひっくり返されたようなものでしょうか。いや、ちょっと無理があるな 笑)いずれにしても rsn.de ではパウレスがヴァレヘム【ゴール地点】でヴィスマに大恥かかせるというような見出しです。上のYouTubeはラスト3キロ強からですが、ネルソン・パウレスは、前でヴィスマの3人が先頭交...

  • すでにログリッチも「プチ」ポガちゃってたようです 笑)

    昨日は6時から Jスポの放映だったのを気が付かず、ヘント〜ヴェフェルヘムをネットで観戦しながら、10時過ぎにテレビをつけたら、あれ? というわけで先ほどYouTubeで見ました。序盤のスプリント賞ごとに総合が入れ替わるという漫画みたいな展開のあと、6回通過するモンジュイックの丘の4回目、残り20キロの頂上で後ろを切り離すと、下りでスピードアップ。逃げ切りに成功しました。アユソが思った以上に脆かったですね。レース後...

  • 今度はペダーセンがポガちゃりました 笑)

    もう笑うしかないですね。本当はこのレースもポガーチャルが出場予定だったようです。YouTubeでライブを見てたんですが、やっぱりE3でMVDPのポガちゃり(名詞)に一番頑張って対抗していたのがペダーセンでしたからね。ポガーチャルもMVDPもガンナもいなかったから、今度は自分が、というわけで6人ほどの逃げグループから、ケンメルベルフの登りでアタック、56キロのポガちゃり(名詞)でした。たしかに2位3位になったメルリールと...

  • E3 は MVDP がポガちゃりました

    E3サクソ・クラシック、昔はE3ハレルベケとスタートゴール地点の地名がついていたんですが、セミクラシック。ロンデの前哨戦として、同じ石畳の丘もいくつかコースに入っているし、というわけでポガーチャルも当初はこのレースに参戦予定だったんですが、ルーベのために欠場です。そうは言ってもMVDPだけでなくマッツ・ペダーセン、フィリッポ・ガンナ、ヴァウト・ファン・アールト、マッテオ・ジョーゲンソン、マテイ・モホリッチ...

  • カタロニア一周第4ステージ雑感。

    ケムナが逃げグループに入ったというので、放送が始まるのを楽しみにしてたんですが、始まったらすでにそこから二人が逃げてて、ケムナは追走のその他大勢になっていました 笑)でも、一年の負傷休養後の最初のステージレースですからね。逃げグループで長時間逃げ続けられたのは自信回復になったことでしょう。一方でシュタインハウザー、去年のジロでグランツール初見参で見事にステージ勝利を上げた選手http://tatsuya1956.blo...

  • ポガーチャル、やっぱり!

    カタロニアでは下馬表通りのアユソ対ログリッチの様相を呈してきましたが、昨日のステージ、ああいうコースでは常に圧勝してきたログリッチがアユソを捕まえきれませんでした。35歳、キレがちょっと落ちたのでなければいいんですけど。スローで見ると、投げるタイミングがちょっと遅れたかなぁ。あの投げはものすごく伸びたけど、ゴールライン過ぎてから伸びたって感じでした。前にも書いたかもしれなけど、ドイツ語ではああいうゴ...

  • カタロニア一周第1ステージ雑感

    第一ステージはなかなか見られないようなステージでしたね。努力すれば報われるという見本のようなマシュー・ブレナンの勝利でした。まあ、大抵は努力しても報われないものなんですが、こういうこともあるということで、こういうレースを見て、人は活力を得て、また報われることのない努力をするものなのでしょう 笑)しかしこのブレナンという選手、3月8日以来出場したレースで4連勝。まだ19歳ってのも驚きでした。で、ケムナが...

  • オーブリー・ビアズリー展

    すっかり忘れていたんだけど、大学生4年になった頃(うらに1977年5月1日の日付がありました)、ビアズリーのサロメを刺繍していました 笑)なぜ? いやホントに覚えてないんだけど、ずいぶん時間かけてちまちまと作ったことは覚えています。たぶん下絵をトレースして作ったんだと思います。じっくり見れば結構荒いところもあるんだけど、なんでこんなことしたんでしょうかねぇ。。。小学校の頃は図工や家庭科は得意な方でした。...

  • MVDP の余裕??

    いやあ、世紀の一戦という感じだったミラノ〜サンレモ。その後の展開で忘れ去っていましたが、チプレッサの上り口でパレ=パントルらが落車して道を半分塞いでしまったのが、デル・トロが前に出られなくなった原因だったようです。栗村さんが言ってたように、ピドコックもこれで遅れて、追いついた時にはすでにポガーチャルのアタックが決まっていたから、まあ、あれに追いつくためにはチプレッサを8分45秒以下で上らなければなら...

  • チプレッサの最高記録

    まあ、機材が違うし、トレーニング方法も全く様変わりしてしまいましたからね。ドーピング全盛の時代に作られた記録もどんどん破られていきます。これまで30年間破られなかった記録、1996年(前世紀だよ!)のガブリエル・コロンボとアレクサンダー・ゴチェンコフ(この選手の名前は記憶がないです)の9分17秒を30秒近く更新、8分45秒で登り切ったそうです。ただ、レース後のジャネッティ監督のいうところでは、ヴェレンスのあと、...

  • ミラノ〜サンレモはMVDP

    いやあ、最後の30キロぐらいからはもう目が離せなくなりましたね。マテウ・ファン・デル・プール(と敬意を評してきちんと書いておきます 笑)が強かったのは間違いありません。しかし、個人的にはサロンニ以来のアルカンシェルのバンザイが見たかったなぁ。しかし、チプレッサでのUAE、どうだったんでしょうね。ヴェレンスがペースアップした時、ポガーチャルは20メートル以上後ろでした。ナルバエスがポガーチャルを連れて上が...

  • 今夜ミラノ〜サンレモです

    去年もそうだったけど、MVDP対ポガーチャルの図式は今年も変わりませんね。去年はMVDPがフィリプセンのアシストに徹して、見事に思惑通りになりましたが、今年はどうでしょう??去年も予想したんですが、ポッジオの前のチプレッサ峠でポガーチャルがポガちゃるのを期待しているんですけどね。チプレッサで9分を切るタイムで登れば、かなり小さな集団になるはずなんですけどね。去年も実際はそれを狙ったはずだったんだけど、チプ...

  • メフィストフェーレス

    うーむ、メフィストフェーレス(メフィスト)と言っても通じなくなっちゃったんでしょうか? 少し前に若い人と話してて、メフィストフェーレスという言葉を出したら、なんですかそれ?と言われました。もちろんゲーテが生涯をかけて書き継いで、死の直前に完成させた大部の戯曲「ファウスト」の中に出てくる悪魔ですね。もともとは中世ヨーロッパの伝説だったようですが。功成り名を遂げた老学者ファウストが、それでも自分は何も...

  • ミラノ〜トリノ、雑感

    うーむ、増田選手、スタートして20キロぐらいのところで逃げに乗ったようですが、ああなるのは分かりきっていたけど、それでも残念でした。Jスポでは1876年から行われている、と言ってましたが、いやいや、1876年に行った後、2回目は17年後の1893年ですから、なんとも言い難いですねぇ 笑) もっと古い時代に行われた都市間レースもあるし(後述)、正確には現在も行われている最古のレースというべきでしょう。第一回の優勝者は...

  • ポガーチャル、パリ〜ルーベ出る?出ない?

    いやぁ、今年は絶対ないと思っていたんですがねぇ。本人が煽ってますね。UAEチームの監督マウロ・ジャネッティがストラーデ・ビアンケの落車を見てパリ〜ルーベはないと言ったそうですが、日曜日に、ご本人がフランス語ポータルのインタビューでサプライズを匂わせたそうです。ポガーチャルの話。「ルートを視察しました。非常に興味深いと言わざるを得ません。私が出場する可能性は十分にあります。今年になるか来年か、それは言...

  • パリ〜ニース雑感

    レッド・ブル・ボーラとしては最初の二つの峠でマッテオ・ジョーゲンソンのアシストを切り離せたのはよかったんですがね。その後もリポヴィツとヴラソフが波状攻撃して、実際ヴラソフが飛び出せたところまでは完璧だったんだろうけどねぇ。パリ〜ニースでは7連覇したショーン・ケリーの時代から最後の山として有名なエズ峠で、逆にジョーゲンソンのアタックを許してしまいました。あそこはマッテオ・ソブレロ(かな?)がジョーゲ...

  • 映画「アンドレイ・ルブリョフ」と「鏡」を見た

    タルコフスキー、数年に一度は見ないと気が収まらない映画です 笑) 「鏡」も「アンドレイ・ルブリョフ」も拙ブログでは何度も書いています。「鏡」について「タルコフスキーの『鏡』と『僕の村は戦場だった』他」「映画『鏡』を見た」「地球が滅びるときに見ていたい映画」「アンドレイ・ルブリョフ」について「映画『アンドレイ・ルブリョフ』を見た(完全ネタバレ)」「タルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』」今回は、...

  • パリ〜ニース第6ステージ雑感

    レッドブル・ボーラはゼッケンからしてもヴラソフがエースだと思ったんだけどねぇ。ふたりが一緒にゴールしたTTTまではリポヴィツが強力なアシストだったんじゃないかと思ったんだけど、次の第4ステージでヴラソフが15分以上遅れてしまったのはどうしたんでしょうか? おかげでリポヴィツが予想以上の頑張りを見せています。昨日は過去このレースを連覇しているシャハマンも少しだけ意地を見せた感じでした。後ろでちょっとだけで...

  • パリ〜ニース第5ステージ雑感

    🇫🇷 #ParisNice Jonas Vingegaard has sustained a contusion of the hand after a crash in Paris-Nice. Our medical staff will decide tomorrow if he is fit enough to continue the race. pic.twitter.com/dnq22Xptck— Team Visma Lease a Bike (@vismaleaseabike) March 13, 2025 ヨナス・ヴィンゲゴールがリタイアするのではないかという話が出ています。昨日のステージの序盤の落車で、手が痛くてブレーキ操作どこ...

  • 目黒区美術館「中世の華・黄金テンペラ画」展

    今日は午前中に東京は目黒区美術館へ。目黒という駅は、東京に住んで60年以上だと思うけど、ひょっとしたら物心ついてから初めて降りたかも。石原靖夫のテンペラ画による中世から最初期のルネサンスの絵画の復元模写の展覧会でした。メインはシモーネ・マルティニーの有名な受胎告知の復元模写。おもにチェンニーノ・チェンニーニという画家が残したテンペラ画の作成方法を説明した「絵画術の書」をもとに(というか当初は独学だっ...

  • ティレノとパリ〜ニース雑感

    いやぁ、Jスポではティレノ〜アドリアティコとパリ〜ニースを微妙な差で放送してくれてます。昨日はティレノが距離も長いし豪雨のせいかペースが遅く、ゴールが追いついちゃうんじゃないかと思ったりしましたが、それを取り戻すようにパリ〜ニースの方も終盤にみぞれのためにニュートラルになって辻褄合わせ 笑)ティレノでは長い山岳を登って平地になったと思ったら残り3キロでガンナがアタックしてびっくりしましたが、最後はグ...

  • 映画「真空地帯」覚書き(ややネタバレ)

    初めて見たのは前世紀末だった。1952年に出版された野間宏の原作を同年に山本薩夫が監督してできた映画。見た直後に野間の原作も読んだ。内務班という旧日本陸軍の兵営生活のシステムがあって、小学校のような建物で10人ぐらいの班に分かれて、かなりたくさんの兵隊が共同生活している。新たに招集された新兵から2年目3年目ぐらいまでの兵隊がそれぞれの班に配分されていて、新兵を「まともな」兵隊にするためと称して、かなり陰湿...

  • ストラーデ・ビアンケはやっぱりポガちゃりました 笑)

    完走した未舗装路を砂埃をたてて走っていく集団は美しいですね。昨夜は友川カズキライブで、打ち上げにも参加して終電近くで帰ってきたので、リアルタイムは見逃してしまいました。友川カズキは久しぶりに最前列で見ましたが、途中弦が2本いっぺんに切れ、それでも切れた弦を手で払いながら歌う姿の格好良さ!切れた弦が2本垂れているのがわかりますかね?で、格好いいと言えば(ムリムリつなげます 笑)やっぱりポガーチャル。あ...

  • 今日の東京新聞「洗筆」に強い違和感

    作家としての曾野綾子について、僕は本を読んだことがないから何も言えない。でも今朝の東京新聞の「洗筆」には強い違和感を感じた。拙ブログで曾野綾子についての批判を紹介したのはもう10年以上前だった。山崎行太郎の曾野綾子批判に拍手まだまだ続く山崎行太郎の曾野綾子批判(拍手)佐高信・山崎行太郎「曾野綾子大批判」つまり、沖縄集団自決裁判というのがあった。ウィキでは大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判という表題で出て...

  • GPサマンはあっさりMVDP

    いやはや、久しぶりに風邪をひいて、日曜から寝込んでいました。今もちょっと調子は良くない状態で、日曜のクールネ・ブリュッセル・クールネの結果は昨日知った次第です 笑) 昨夜はGPサマンもあったようです。このレース、ベルギーのレースなのにサマンというフランス人の名前がついているのは過去に何度か書いたことあります。しかしゴール2キロ前に結構激しい狭い石畳路がコースになっててコーナーも多いし面白いレースです...

  • ヘト・ニウスブラットはヴァレンショル

    いやぁ、すでに南の方ではレースが始まってますが、やっぱりベルギーのセミクラシック、かつてのヘト・フォルク、現在のニウスブラットが行われて、本当に自転車レースのシーズンが始まったと言う感じです。特にこの7、8年は最後の最後に、ロンデ・ファン・フラーンデレンの山場の一つ、カペルミュールとボスベルフがコースに取り入れられています。ただし距離はロンデより50キロぐらい短いけど。先ほどYouTubeのライブで残り30キ...

  • 映画「ポインツマン」覚書き

    1989年に池袋のロッポニカ池袋という映画館で見たオランダ映画です。登場人物も5人だけで、セリフはほとんどないし、ラストもなんだかよくわからない。男はオランダ語を話し、女はフランス語を話していて、お互いに言葉による意思疎通は不可能で、なおかつ動かない系の映画で、普通なら忘れてしまっておかしくないのに、なぜかずっと覚えていました。で、ふと思い立ってYouTubeを探したら、やっぱりありました 苦笑) 英語の字幕...

  • 今日の東京新聞、憲法違反の組合弾圧

    僕はもちろん関西生コンの組合のことはユーチューブの山本太郎のおしゃべり会で初めて聞いた。(1時間38分40秒ぐらいから)いや、それ以前にも反社と大石とか、関西生コンは反社とか、れいわの大石あきこが関西生コンとつながっているとか、そんな見出しは見たことがあるけど、きちんと読んだことはなかった。いつもの印象操作だとおもっていたし、今もそう思っている。ただ、上の記事でわかるように、大石あきこが関西生コンの労...

  • 2026年ツールはバルセロナでTTTで開始

    チームタイムトライアルって、昔はアマチュアの世界選手権で行われていました。1990年の宇都宮でもソ連か東独のどちらかが勝ったような記憶があります。というか、毎回このどちらかが勝ってたような 笑)当時のこの競技はできるだけ平地でコーナーも少ないコースを、1チーム4人で男子100キロ、女子50キロで行われていました。宇都宮の時は高速道路を封鎖して50キロ往復だったように記憶しています。要するに、トラックでやったら...

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