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惨憺たるアンコウ http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/

欧州自転車レースを中心に読書日記や映画、思い出話や料理、燻製や手造りビールなどを、のんびり書きます。

すでに人生50年を過ぎ、欧州自転車レースもやや古い話に偏りがちです。しかし昔を知っていれば今が楽しくなることは間違いありませんよ。最近のイチオシは87年のスーパークリテリウムの記事。

ヴァルデマール・シュトルンク
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住所
東久留米市
出身
東京都
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2010/03/08

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  • 映画「永遠の語らい」覚書き

    最高齢監督として有名なポルトガル人、故マノエル・ド・オリヴェイラが2003年に作った映画です。若い歴史の教師が10歳ぐらいの娘を連れて、インドで待つ夫のところへ、リスボンから地中海を抜けて紅海へ船旅をしていくというお話です。私はこの監督の映画を初めてみましたが、独特のリズム感があります。映画はほぼ前半と後半にきっちり分かれると言っていいでしょうか。前半はリスボンからジブラルタル海峡を抜けて、フランス、イ...

  • 今日の東京新聞から

    ぼくは兵庫県知事の問題に興味はあまりない。パワハラとかおねだりとかいう一方で既得権益をぶっ潰す改革を目指していたんだと擁護する人もいるようだけど、兵庫県ってうちから遠過ぎ。まあ、阪神ファンだけど、兵庫との繋がりは全くないし、学生時代から思い出しても兵庫出身の知り合いって思い浮かばない 笑)だけどこの問題に付随するデマの酷さには腹が立っている。立花某のやり方については過去に都知事選広報のことやデマ、...

  • 広告・リルケ「若き女性への手紙」

    前回の「若き詩人への手紙」とセット、というよりもむしろオマケのように扱われてきたこの文通ですが、時期もテーマもだいぶ違います。また、相手の女性の人生も波瀾万丈で、物語性という点ではこの「若き女性への手紙」のほうが面白いと思います。両方並べるとちょっとオシャレ 苦笑)(2024年4月17日)某全国紙に未知谷さんが広告を出してくださいました。(2024年5月2日)...

  • 広告・リルケ「若き詩人への手紙」

    この「若き詩人への手紙」はすでに戦後すぐの時代から翻訳が何種類も出ていて、しかも錚々たる人たちが翻訳していますが、唯一、今回の翻訳に意味があるとしたら、これまで存在すら知られていなかった相手の「若き詩人」の手紙が載っているということでしょうか。世界中で多くの芸術家、表現者、クリエーターを魅了し励ましたリルケの手紙が、こんな反知性主義の蔓延するフェイクだらけの時代にあっても、日本の誠実な人たちの手に...

  • ケムナのカムバックはカタロニアから

    現時点では拙ブログでイチオシなんですが、去年は3月でシーズン終了になってしまいました。復帰に向けてトレーニング中のレンナルト・ケムナ、リドルの新しいマイヨの写真では怖そうなあんちゃんに変貌しています 笑)去年まではなんか見た目が子供っぽかったんだけどねぇ 笑)rsn にインタビューの一部が出ていたのでご紹介。ケムナの話。「とてもうまくいってます。良い方向に向かっているし、今の時点では非常に良い感覚です...

  • 今シーズンのイエローカード第一号ですが 笑)

    なんかあっという間に1月も後半になってます。もう歳を取ると時間の流れるスピードが速いこと、速いこと。というわけですでにツアー・ダウン・アンダーも2ステージが終わってますが、レッド・ブル・ボーラのスプリンター、ウェルスフォードが2勝。第二ステージは残り24キロぐらいで落車したんだけど、特にファン・ポッペルがツヴィーホフと一緒に集団復帰させた後、ゴールスプリントの最終カタパルトとして活躍。ここまでだったら...

  • 今朝の東京新聞から、自己責任という概念がフェイク

    昨日のフェイクに乗る人が大量発生する元凶は弱肉強食自己責任のネオリベ社会じゃないかと書いたけど、今日の東京新聞でも同じようなことを書いている人がいたので、追加しておきます。拙ブログではず〜〜〜っと言ってきたことだけど、自己責任なんて言葉は昭和の時代には辞書に載ってなかった。ほんとだよ。昭和55年発行の小学館の全十巻の「日本国語大辞典」第五巻の当該部分の写真を載せておくけど、「自己生産」の次は「自己摂...

  • 今朝の東京新聞から

    人が一人自死したのを、死人に口なしとばかりに、選挙演説で嘘を放言しSNSなどで流す。選挙が終わってから、ついた嘘を少しずつ訂正し、実はほぼすべて嘘だったことがわかる。しかし、すでに無数の人々が匿名でその嘘を拡散している。嘘ついたご本人は知らん顔、あとはほったらかしである。さらにそのせいかどうかはまだわからないが、新たに人が一人自死したのに、これまた死人に口なしと嘘をSNSで流す。それが嘘であることは警察...

  • 映画「夜行列車」(ネタバレ)

    1959年のポーランド映画です。すでに評価は決まっていて、映画史の傑作の一つです。僕はおそらく40年近く前に文芸坐で「尼僧ヨアンナ」か「水の中のナイフ」か、どちらかとの二本立てで見たんじゃないかと思うんだけど、FBで知り合った方のおかげで、昨夜久しぶりに見ることができました。この映画、すでに古典だからネタバレしてもいいと思うけど、ポーランドのちょどど真ん中の街ウーチ(最初の方でちらっと看板が見えますが、Fo...

  • 今日の東京新聞から、石丸新党?

    僕はこの人にまるで関心がない。いや、いろいろなところで話題になっているのを目にしたことはたくさんある。YouTubeの切り取り映像も見たことがある。だけど、正直に言って、去年の都知事選ではまったく関心の埒外にあったから、確かに蓮舫より得票数が多かったのには驚いたけど、、、なんかこの人と兵庫県知事とがつながっているんだよね、僕の中では。どちらか一方を支持してもう一方を批判している人を見た記憶がないんだなぁ...

  • 川勝徳重画、藤枝静男作「痩我慢の説」

    数日前、東京新聞のコラムで藤枝静男の短編を漫画にしたものが、季刊文化誌「フリースタイル」で漫画のベストワンに選ばれたとあって、思わず購入。以前書いたように、藤枝静男は大好きな作家ですhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-5076.html。初期のものは完全に私小説(わたくししょうせつ)で、兄や姉の結核、妻の結核や自身の死に対する不安などを書いているんだけど、晩年のものはなんじゃこりゃ??っていうよう...

  • シャハマンのインタビュー

    スーダル・クイックステップに移籍した、というか6年ぶりに戻ったというべきか、マキシミリアン・シャハマンのインタビューが rsn に出てました。このチームに来た以上はレムコ・エフェネプールと一緒に出るレースは完全に彼のアシストに回るわけでしょう。昔の選手の記事なんかを見ると、結構言いたいことを言って、わがままぶりを発揮する選手なんてのもいたようですが、洋の東西を問わず、スポーツ選手たちはみ〜〜んな素直ない...

  • 李恢成(イ・フェソン)逝去

    朝刊を読んでて、思わず「あっ」と口に出してしまった。写真を見ての通り、20世紀の本ばかりで、21世紀になってからの小説は全く読んでなかった。前にも書いたことがあるけど、一時期、20代の初め頃か、在日韓国・朝鮮人作家たちの本をずいぶんまとめて読んでた。特に好きだったのがこの李恢成と金石範(キム・ソクポム)だった。でも、あの時代、普通に読書好きだったらこの人の小説を読んだ人は多かったと思う。「伽耶子のために...

  • 友川カズキライブ

    今年最初のライブ。今回は「木々は春」や「春は殺人」など、あまりライブで聞いたことがなかった曲をいくつかと、いままで聞いたことがなかった中原中也の曲、それに新作が聞けました。74歳にして声のハリが素晴らしかったです。アンコール最後の「一切合財世も末だ」はやっぱりいつ聞いても格好いいし、「ポカリポカリ生まれた命だ、カクンカクン息絶えた命だ」とか「悪だの正義だのない、どっちを己が怖いかだ」なんて歌詞には心...

  • 優勝者以外バンザイ禁止の新ルール

    U23の世界戦出場資格とか、ラスト3キロの救済が5キロになるとか、25年シーズンからいくつかルールが変更されるようですが、ちょっと笑ったのが集団スプリントで優勝者以外の選手がハンドルから手を離してはいけないと言うやつ。今はどうなのか知りませんが、私がホビーレースに出ていた20世紀には優勝者も含め、ゴール地点でハンドルから手を離したら失格とされていました。スタート前の注意として、斜行とともにしつこく強調され...

  • 植民地主義を考えるシンポジウム

    今日の午後、こんなシンポジウムに参加してみました。沖縄、朝鮮、パレスチナを「植民地主義」というキーワードでつなげるもので、5人の人が沖縄の構造的差別、朝鮮に対する植民地責任、関東大震災時の朝鮮人虐殺と今も続く朝鮮学校へのヘイト、現在の韓国の特に若い人たちの抗議行動、パレスチナ問題について、それぞれ10分から20分ぐらい発表して、その後、10人ぐらいのグループに分かれてワークショップという形式でした。ちょ...

  • 総括シリーズ、ニールス・ポリット

    ポリッツではありません 笑)英語でそう言ってるのかな、と思ってYouTubeなんかで聞いてみれば英語でもポリットと言ってます。Jスポだけが何故か、棒状のスナック菓子みたいな呼び方してますねぇ 笑)今年はUAEに新加入、ポガーチャルのアシストとしてツールを走りながら、春先のフランドルクラシックで活躍しました。オムループ・ヘト・ニウスブラット2位、ロンデ・ファン・フラーンデレン3位のあと、パリ〜ルーベ4位は立派な成...

  • 総括シリーズ、フロリアン・リポヴィツ

    考えてみればこの人24年シーズンはプロ入り2年目だったんですね。もともとバイアスロン(鉄砲担いでスキーで走るやつ)の選手なので19歳まで自転車競技の記録がありません。20年に19歳でオーストリアのコンチネンタルチームに入るんですが、3年間のコンチチームでの戦績は優勝0、トップテンも10回に満たず。それが23年と24年の2年間のワールドチームで3勝、トップテンも14、5回。覚醒したって感じでしょうか? 特にグランツールの...

  • 総括シリーズ、マルコ・ブレンナー

    2021年、18歳でジュニアから一気にワールドツアーチーム入りした選手です。翌年20歳になったばかりでブエルタに出場して完走してますが、流石に最初の3年間は未勝利でした。しかし、24年はコッピ・エ・バルタリでステージ1勝、そしてドイツナショナル選手権でドイツチャンピオンになりました。この選手、プロになってからずっと背中に問題を抱えていたそうです。ポジションを変えたりインソールを使ってみたり、色々やってみたそう...

  • 総括シリーズ、フェリックス・ガル

    年が変わってもこのシリーズまだ続きます 笑)一応このガルの後まだ3、4人登場の予定です。23年はスイスとツールでステージ優勝を上げ、どちらも総合で8位に入り、24年は大きな期待を持ってツールに挑んだんですが、その点ではまだまだ力不足だということを思い知らされましたね。今シーズンは勝利なし、グランツールはツールとブエルタに出場したんですが、どちらもイマイチでした。rsn. の記事ではインタビューがほとんどないの...

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