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惨憺たるアンコウ http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/

欧州自転車レースを中心に読書日記や映画、思い出話や料理、燻製や手造りビールなどを、のんびり書きます。

すでに人生50年を過ぎ、欧州自転車レースもやや古い話に偏りがちです。しかし昔を知っていれば今が楽しくなることは間違いありませんよ。最近のイチオシは87年のスーパークリテリウムの記事。

ヴァルデマール・シュトルンク
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住所
東久留米市
出身
東京都
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2010/03/08

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  • 李恢成(イ・フェソン)逝去

    朝刊を読んでて、思わず「あっ」と口に出してしまった。写真を見ての通り、20世紀の本ばかりで、21世紀になってからの小説は全く読んでなかった。前にも書いたことがあるけど、一時期、20代の初め頃か、在日韓国・朝鮮人作家たちの本をずいぶんまとめて読んでた。特に好きだったのがこの李恢成と金石範(キム・ソクポム)だった。でも、あの時代、普通に読書好きだったらこの人の小説を読んだ人は多かったと思う。「伽耶子のために...

  • 友川カズキライブ

    今年最初のライブ。今回は「木々は春」や「春は殺人」など、あまりライブで聞いたことがなかった曲をいくつかと、いままで聞いたことがなかった中原中也の曲、それに新作が聞けました。74歳にして声のハリが素晴らしかったです。アンコール最後の「一切合財世も末だ」はやっぱりいつ聞いても格好いいし、「ポカリポカリ生まれた命だ、カクンカクン息絶えた命だ」とか「悪だの正義だのない、どっちを己が怖いかだ」なんて歌詞には心...

  • 優勝者以外バンザイ禁止の新ルール

    U23の世界戦出場資格とか、ラスト3キロの救済が5キロになるとか、25年シーズンからいくつかルールが変更されるようですが、ちょっと笑ったのが集団スプリントで優勝者以外の選手がハンドルから手を離してはいけないと言うやつ。今はどうなのか知りませんが、私がホビーレースに出ていた20世紀には優勝者も含め、ゴール地点でハンドルから手を離したら失格とされていました。スタート前の注意として、斜行とともにしつこく強調され...

  • 植民地主義を考えるシンポジウム

    今日の午後、こんなシンポジウムに参加してみました。沖縄、朝鮮、パレスチナを「植民地主義」というキーワードでつなげるもので、5人の人が沖縄の構造的差別、朝鮮に対する植民地責任、関東大震災時の朝鮮人虐殺と今も続く朝鮮学校へのヘイト、現在の韓国の特に若い人たちの抗議行動、パレスチナ問題について、それぞれ10分から20分ぐらい発表して、その後、10人ぐらいのグループに分かれてワークショップという形式でした。ちょ...

  • 総括シリーズ、ニールス・ポリット

    ポリッツではありません 笑)英語でそう言ってるのかな、と思ってYouTubeなんかで聞いてみれば英語でもポリットと言ってます。Jスポだけが何故か、棒状のスナック菓子みたいな呼び方してますねぇ 笑)今年はUAEに新加入、ポガーチャルのアシストとしてツールを走りながら、春先のフランドルクラシックで活躍しました。オムループ・ヘト・ニウスブラット2位、ロンデ・ファン・フラーンデレン3位のあと、パリ〜ルーベ4位は立派な成...

  • 総括シリーズ、フロリアン・リポヴィツ

    考えてみればこの人24年シーズンはプロ入り2年目だったんですね。もともとバイアスロン(鉄砲担いでスキーで走るやつ)の選手なので19歳まで自転車競技の記録がありません。20年に19歳でオーストリアのコンチネンタルチームに入るんですが、3年間のコンチチームでの戦績は優勝0、トップテンも10回に満たず。それが23年と24年の2年間のワールドチームで3勝、トップテンも14、5回。覚醒したって感じでしょうか? 特にグランツールの...

  • 総括シリーズ、マルコ・ブレンナー

    2021年、18歳でジュニアから一気にワールドツアーチーム入りした選手です。翌年20歳になったばかりでブエルタに出場して完走してますが、流石に最初の3年間は未勝利でした。しかし、24年はコッピ・エ・バルタリでステージ1勝、そしてドイツナショナル選手権でドイツチャンピオンになりました。この選手、プロになってからずっと背中に問題を抱えていたそうです。ポジションを変えたりインソールを使ってみたり、色々やってみたそう...

  • 総括シリーズ、フェリックス・ガル

    年が変わってもこのシリーズまだ続きます 笑)一応このガルの後まだ3、4人登場の予定です。23年はスイスとツールでステージ優勝を上げ、どちらも総合で8位に入り、24年は大きな期待を持ってツールに挑んだんですが、その点ではまだまだ力不足だということを思い知らされましたね。今シーズンは勝利なし、グランツールはツールとブエルタに出場したんですが、どちらもイマイチでした。rsn. の記事ではインタビューがほとんどないの...

  • 総括シリーズ、ティム・トルン・トイテンベルク

    名前は一度だけ出たことがありますが、拙ブログほぼ初登場と言ってもいいでしょう。ロードだけでなくトラックでも活動してきた22歳。リドル・トレックのフューチャーチームにいたんですが、来年はワールドツアーチームに昇格です。今年の結果を見るとU23のパリ〜ルーベで優勝してるかと思えば、全5ステージのオリンピア・ツールの総合でも優勝、他の小さいステージレースでステージ優勝したりポイント賞で上位に入ってて、さらにド...

  • 総括シリーズ、ゲオルク・ツィンマーマン

    この名前の選手で有名なのは1986年、イノーとレモンの確執の年のツールで3位になったウルツ・ツィンマーマンでしょうけど、メルクスの頃のフランス人選手にも同じ綴りでアンドレ・ジメルマンという選手がいました。今 Firstcycling.com で検索したら現在過去と、独仏、スイス、ベルギー、チェコ、イタリア、オーストリア、オーストラリアとものすごい数がヒットします 笑)そうは言ってもやっぱりドイツ人が多いですが。そんな中...

  • 奈倉有里「ロシア文学の教室」覚書き

    1991年、ソヴィエトが崩壊した時、現地から特派員だか記者だかがTVで、これでソ連にも革命前以来の自由が復活しましたぁ、と叫んでいるのを見て、さすがにそりゃないだろ!と思わずのけぞったものだった。この本、大学生が主人公で、大学の講義が舞台なんだけど、文章はどこか昔の少年少女世界の名作というか、児童文学みたいな感じ。だけど、同時代の文学作品を通して、当時のロシアの暴力的な専制主義がわかるし、こんな強権的な...

  • 総括シリーズ、マキシミリアン・シャハマン

    この人もねぇ。。。拙ブログには昨日のブーフマンと同様、サブカテまで作ってあるんだけど、今シーズンはバスクのステージ3位と、後は移籍話でしか出てきませんでした。コロナ前のレベルまでなかなか戻りません。思えばラッキーだったとはいえ、19、20年とパリ〜ニースで連覇したんですけどねぇ。今シーズンは勝利なし。ただ、ジロでステージ2位があったり、バスク以外にも春先のGPインドゥラインでもトップテンに入っているし、夏...

  • 総括シリーズ、エマヌエル・ブーフマン

    ボーラでプロデビューして10年。デビュー当時はドミニク・ネルツがエースだったチームも、随分様変わりし、とうとうボーラを去ることになりました。チームからジロ出場の約束をもらっていたのに反故にされ、ハンガリー一周では怒りの総合2位になったものの、その後6月のツール・ド・スイスで落車大腿骨骨折で9月までレースに出られませんでした。9月以降のレースはワンデー4つのうち3つが途中リタイア。二つ出たステージレースもク...

  • 総括シリーズ、マリウス・マイアホーファー

    ジュニア時代に世界選でエフェネプールに次いで2位になった選手です。といってもエフェネプールが頭抜けてて、ついていくだけで精一杯でしたけどね。そうは言ってもジュニアのレースではそこそこ勝ち星を上げていたんですが、エリートクラスはなかなかね。かつてのオラフ・ルートヴィヒを少し優しげにした風貌は、個人的には魅力的なんですけどねぇ 苦笑)まああのレベルにはなかなか達せませんわなぁ。DSMからトゥドール?(チュ...

  • 総括シリーズ、フェリックス・グロースシャルトナー

    ヨーロッパ人としては珍しい吸血鬼じみた八重歯のかわいい 笑)グロースシャルトナー。この人の名前が出ると必ずこの話題です 笑)ポガチャルのアシスト役と見込まれてUAEに移籍後、去年のツールではポガチャルを勝たせることはできませんでしたが、今年はジロでポガチャルの総合優勝をアシストしたわけで、目標達成となりました。ただ、ボーラ時代はグランツールでトップ10を狙っていたので、はたから見るとちょっと寂しい 笑...

  • 総括シリーズ、パトリック・コンラート

    去年までボーラで9年を過ごして、少しずつ力をつけ、ツールでのステージ優勝までして、こういうふうにほとんど無名の時代から気にしてきて、力をつけてくれた選手って、拙ブログとしては応援しがいがあるんですが、今シーズンはリドル・トレックに移籍。優勝はありませんでした。トップ10が6回。一番良かったのはクラシカ・サン・セバスチャンで7位に入ったことでしょうか。で、rsn のシリーズ、コンラートがつかまらなかったか、...

  • 総括シリーズ、ニクラス・ベーレンス

    今週は忙しくて、このシリーズ滞ってました 苦笑)すでに rsn ではブーフマンやシャハマンも挙げられているんですが、そこまではまだ遠い 笑)というわけで、今年のU23の世界選優勝者です。調べるとドイツ国内選手権でもU23で優勝していますね。そしてヨーロッパ選手権ではU23準優勝。そしてドイツイヤーオブサイクリストにも選ばれました。拙ブログではU23の世界選まで名前が出たことがなかったんですがね。大柄で首も太いし、...

  • リック・ファン・ローイ逝去

    いや、すでに数日前のことです。すぐに書きたかったんだけど、ちょっと忙しくて。。。苦笑)90歳。拙ブログでは何度も名前が出てます。なんといってもモニュメント5つを全て勝った最初の選手ですし、世界チャンプにも2回なってます。3回目を逃した話も書いたことがありました。また、古雑誌のミロワールの表紙になってることも紹介しましたが、改めてその写真を載せておきます。1961年の5月号。1958年のミラノ〜サンレモを皮切りに...

  • 総括シリーズ、ベン・ツヴィーホフ

    去年の勢いだと、今年はどこかで優勝するんじゃないかと思ったんですがねぇ。去年10回以上あったトップテンが今年は3回だけ。今年も去年と同様小さなステージレースの出場が多かったんですが、去年はチェコとトルコで総合2位になったり、UAEやコッピ・エ・バルタリ、スロヴェニアで総合トップテンに入っていたのに、今シーズンはなし。さらに、去年はブエルタに出たのに、今年はグランツールは出ませんでした。体調が安定しないシ...

  • 藤枝静男「或る年の冬 或る年の夏」

    僕の学生時代にはクラスに何人かの「左翼」の連中がいた。特に独文科なんて、中には意識の高い奴らがいて、東ドイツに興味を持っているなんて奴もいた。むろん「左翼」と言ったって、日本共産党系(いわゆる民青)もいれば、もっと過激な連中もいたんだと思う。すでに学生運動は終わっていた。1972年の浅間山荘事件で学生運動はすでに人々からそっぽを向かれていたと思う。だけど、それでも、1974年に入学した僕は、4年間で2回試験...

  • 総括シリーズ、レンナルト・ケムナ

    今シーズンはバレンシア一周とティレノ〜アドリアティコの二つのステージレースとストラーデ・ビアンケだけの出場。ティレノでは総合8位になって調子が良さそうだと思ったら、4月はじめのトレーニング中に自動車にぶつけられて大怪我で、その後はレースに全く出られませんでした。去年がジロで総合9位、ブエルタではステージ勝利をあげたりしていただけに、新たに今シーズンはステージレーサーとして出発するはずだったんですがね...

  • 総括シリーズ、ジョン・デーゲンコルプ

    この人もねぇ。。。デーゲの話題になるといつでも、ついつい愚痴が出ちゃいます。拙ブログではプロデビュー前から注目していた選手だったんだけどねぇ。2015年、ミラノ〜サンレモとパリ〜ルーベを勝った時には、この先クラシックハンターとしてショーン・ケリーみたいな大選手になるかと期待したんだけど、その次の年の大怪我で全てが狂っちゃいましたねぇ。。。今シーズンはパリ〜ルーベでは11位(去年は落車して7位)と、相変わ...

  • 今日の東京新聞から

    うちは東京23区内ではないので、東京新聞の夕刊がなくなってしまったけど、今朝のこのコラムは夕刊がある地区だと昨日の夕刊に挙げられていたのかもしれません。拙ブログでも繰り返してきたことだけど、「教養」が大切なんだと思う。相対主義にはまって「どっちもどっち」とか、国家とか政府とか大きな物語を個人で背負って自己を肥大化させたり、わかりやすい安易な物語に飛びつく。でも、これまた何度も書いてきたけど、「教養」...

  • 総括シリーズ、ヨーナス・ルッチュ

    以前にも書いたけど、この人の「ルッチュ」という名前、滑落とかスリップとか、そんな意味なんですよね 笑)自転車やって大丈夫か? それと2年前のツール完走した時、シャンゼリゼで求婚するって無茶苦茶恥ずかしい行為に及んだやつです 笑)ただ、今シーズンは拙ブログでは名前が出てきませんでしたが 笑)まあ、今シーズンのグランツール出場はなかったし、パッとしないシーズンでしたからねぇ。5年所属したEFから来シーズン...

  • 今日の東京新聞から

    あちこちに設置されている監視カメラだって、昭和の時代にはほとんど存在しなかった。まあ、技術の進歩のせいもあるのだろうけど。ただ、当時監視カメラと言われれば「華氏451」や「未来世紀ブラジル」、あるいは「1984年」みたいなディストピア社会のイメージだった。むろん、昭和の社会は性善説で成り立っていたと言えるかどうかはわからない。今よりはまともだったと思うのは老人が思い出を美化しているだけなのかもしれない。...

  • 友川カズキ vs 山本久土

    昨日はいつもの学芸大前のAPIA40ではなく新宿ロフトでのライブでした。入場者は260以上と、私が行った友川カズキライブでは一番観客の多いライブとなりました。また内容も良かったです。「一切合切世も末だ」や「トドを殺すな」、「家出青年」は大好きな歌ですが、久しぶりに聴きました。だけど、今回ここで書いておきたいのはゲストで出てきた山本久土の「夜へ急ぐ人」。この人、TVドラマの「相棒」の水谷豊をなぶる伊丹刑事にそ...

  • 総括シリーズ、ジーモン・ゲシュケ

    2009年、スキル・シマノでプロデビューして16年目、今年が最後のシーズンでした。11月28日に娘が生まれたそうです。今シーズンのレース参加日数は85日。6年ぶりに参加したジロでは総合14位と、過去最高のグランツールになりました。チームからはもう一年という声もあったそうですが、まあ、どっかの辞めると言っていつまでも走って記録を狙ったのとは違う潔さがありました 笑)ゲシュケの話。「今シーズンはとてもスペシャルだっ...

  • 韓国の騒動、もって他山の石と。。。

    韓国の騒動には驚かされました。同時に、多くの人が言っているように、自民党や維新が憲法改正で主張する「緊急事態条項」、山本太郎の街宣でもときどき話題に取り上げられ、強烈に批判されますが、実際に運用されたらどうなるかのシミュレーションにもなりました。与党が自分たちの思い通りにならなくなれば、野党を北朝鮮と繋がっているとデマを振り撒いて戒厳令を発令して軍を使って権力を保持しようとしたわけ。ほぼクーデター...

  • 今朝の東京新聞から、どっちもどっち??

    レイシズムや種族的人種的ナショナリズムはファシズムに直結しがちである。これは、昨日紹介したラブキンの「イスラエルとパレスチナ」にも書かれていたことです。また1週間ほど前に紹介した安田浩一「地震と虐殺 1923-2024」でもあったように、差別は低コストで人心を掌握できる、権力者にとって使い勝手の良い手段です。だから、なかなか罰則付きのヘイト禁止法を制定できないわけなのでしょう。このあたりをしっかり意識してい...

  • ラブキン「イスラエルとパレスチナ」覚書き

    この岩波ブックレットのシリーズは以前にも紹介したことがあるけど、今回も訳者あとがきを含めても80ページ程度なのに、ものすごい情報量で読み応えがあった。あちこちマーカーだらけになった。まあ、こちらがあまりよく知らないことだったからということもあるので、読んでてすんなり頭に入ってこないってこともあったのかもしれないけど、とりあえず、大雑把な覚書きをメモしておく。要するにシオニズムというのは聖地回復という...

  • 総括シリーズ、エミール・ヘルツォーク

    2年前のジュニアの世界チャンピオンです。 去年が散々でしたから、ボーラに加わってどうなるかと思ったんですが、64日のレース日数で、一年通して体調不良などで離脱することもなかったから、十分満足できるといえるのでしょう。「23年はシーズンのほとんどが体調不良で、いずれにしても失われた1年だったからね。今年ワールドツアーチームのボーラに加わって、正しい方向に向けたよい一歩を踏み出せたと思う。いくつかのレースで...

  • 昔の雑誌、1959年ツール 17,18,19 ステージ

    これまでも何度か紹介してきた昔の雑誌「ビュッテ・クルブ、ミロワール・ドゥ・スポール」。だいぶ昔にオークションでまとめて200冊近く手に入れたんですが、いずれきちんと整理しようと思いつつ、まともにできてません。先ほどFBの某所でバーモンテスの写真を見てて、この人の乗車姿勢ってぜったい変だよなぁ、と思って、そう言えば1959年、バーモンテスが優勝した時のツールの古雑誌持ってないかな?と思って探したら、一冊だけ...

  • 総括シリーズ、パトリック・ガンパー

    拙ブログでは今年のブエルタのツィート日記で登場した長身のオーストリア人、ガンパーの今年の総括です。ボーラで5年目だった27歳。目立った個人的な結果としては、ツール・ド・アルプス第二ステージでの2位とオーストリア国内選手権の個人TTでの2位(去年は1位)ぐらいだけど、レース出場日数は92日だそうで、ボーラでは一番多いですね。まあ、使い勝手の良いアシスト選手ということなんでしょう。グランツールはジロとブエルタに...

  • 安田浩一「地震と虐殺 1923-2024」

    題名だけで図書館にネットで予約入れて、取りに行ったら600ページもある。こりゃ2週間で読み切れるかな、と思ったんだけど、なんのその。読み始めたら100ページぐらいあっという間に読めちゃう。本を読むのが遅い僕でもほぼ1週間で読み終わりました。しかもこのタイミング!! SNSでならデマの流し放題、しかもそのデマを信じて選挙の投票率があがっちゃうわけですから。。。そしてまた、埼玉のクルド人差別ヘイトデモが地裁によ...

  • ポガーチャルは今年のパリ〜ルーべに出るか?

    いやぁ、私の予想ではツールに五勝以上してからじゃないかと思ってたんですがね。パリ〜ルーべは落車の可能性が他のレースより高いし、ここで怪我すると後に響くから、もうやり残したものはパリ〜ルーベだけだ、となった時に出るんじゃないかと思ったんだけど、スロベニアのテレビでのインタビューで思わせぶりなことを言ったようです。北の地獄には出ないのか、と振られたら、それはわからないと答えたと。「あのようなレースに合...

  • 総括シリーズ、ニコ・デンツ

    radsportnews.com でこの時期になると毎年恒例の総括シリーズ。今年も始まりました。この記事を参考にして、ドイツ語圏の選手たちの今年について振り返ってみましょう。まず最初はニコ・デンツ。去年はジロでステージ二勝、トルコ一周でも一勝とキャリアハイの成績で、ドイツのサイクリスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。今シーズンはブエルタと初出場のツールがハイライトだったわけですが、去年のようなわけに行かなかった...

  • 1990年の世界選チラシ(つづき)

    昨日紹介したプロ編に引き続き、アマチュアの出走名簿もでてきました。やっぱり仮名書きはいろいろへんです 笑)当時はU23ではなくアマチュアとプロに分かれていました。午前中が女子で午後がアマチュア、翌日プロという日程でした。アマチュアの部は126番のミルコ・グァルディが残り2週ぐらいを独走で逃げ切ったと記憶しています。ゴールちょっと手前で見ていて、ゴール前100メートルぐらいのところで大声を上げながらボトルを上...

  • 1990年の世界選チラシ

    なんじゃこの汚い紙っキレは? 先ほど自転車古雑誌をガサゴソやっていたら出てきました。1990年宇都宮で行われた世界選手権プロロードの出走表です。このシミはなんなのかよくわかりません 笑)コーヒーではなさそう。選手たちが通過するたびにゼッケンと照らし合わせていたのでズタボロです。見てわかる通り、ゼッケン番号はアルファベット順の国名で割り振られてます。写真をクリックすると大きくなると思いますが、よく見てみ...

  • 1986年世界選手権、アルジェンティン

    YouTubeと昔の雑誌だのみの昔の世界選シリーズ 笑)今回はアメリカのコロラドスプリングスで行われた1986年のレースです。このYouTubeでは25分過ぎあたりでトートツに3人が逃げてて、どういうアタックがかかったのかがわかりません。調べてみると、残り25キロ強のあたりで3人が逃げたようです。モレノ・アルジェンティン、シャルリ・モテ、ロルフ・ゲルツの3人が逃げてますが、映像で見る限りアルジェンティンが一番強そうです。...

  • 1987年の世界選、ロッシュのトリプル

    自転車レースブログのくせに、このところ自転車の話題がまるで出てこない拙ブログですが 苦笑)久しぶりに昔のレースの話題を。今年ポガーチャルがあっさり達成してしまったツール、ジロ、世界選のトリプルクラウン。その前は87年のスティーヴン・ロッシュでした。このビデオではロッシュがゴールする8分ぐらい前からなので、現在のように残り距離が出てませんが、平均速度が50キロだとすると、大体残り7キロぐらいからでしょうか...

  • サマンタ・シュウェブリン「救出の距離」(かなりネタバレ)

    この本、ケースが国書刊行会らしく凝っているんだけど、残念、図書館で借りてきたので本体だけになってしまいました。アルゼンチンの女流作家の小説。最初から最後まで、アマンダという瀕死の女性とダビという、やけに大人びた少年の救急診療所での会話で成り立っていて、アマンダが瀕死状態になった理由をダビとともに振り返っていく構成になってます。ふたりの会話は少し前に起きた事実を順を追って細かいところまで思い出しなが...

  • 改めて憲法9条について

    一昨日あたりから、ウクライナに派兵された北朝鮮の兵士が多数戦死したというニュースが流れている。同じアジアに住む人間として本当に悲しいし憤りを感じる。北朝鮮の兵士といったって感情のないロボットではない。家族もいれば、そこまで育ってきた間に友人や知り合いもいたはずだし、当然誰かを好きになったはずだ。なのになぜ故郷から遠く離れた見も知らぬ場所で死ななければならなかったのか。自分でもそんな疑問を感じたので...

  • 島薗進(編)「これだけは知っておきたい統一教会問題」

    いやあ、忙しかったので、さいたまクリテも今年はパスでした。というより、すっかり忘れてました 笑)今年は最後がかなり面白かったみたいですが、 J スポの放送もすっかり見落としてます 涙)というわけで、忙しい中、図書館で目について、なぜかこんな本を読んでました 苦笑)とても興味深かったですね。「日本人からの搾取を正当化するような教えを公言してきた外国に本拠のある宗教団体を、日本の政治家が積極的に支持し、...

  • 三浦篤「大人のための印象派講座」 読書覚書き

    図書館で見つけた本。題名にちょっと違和感感じたんだけど、中をパラパラ見たら面白そうだったので借りてきました。いや、前にも買いたかもしれないけど、印象派ってそれほど好きじゃないんですよねぇ。リルケがセザンヌをベタ褒めして、自分の奥さんにセザンヌ書簡と呼ばれる詳細な手紙を何通も書き送っているんだけど、実際にセザンヌの絵を見て感じるのは、デッサン狂ってる 笑)って。いや、まあ、写真もすでに登場しているし...

  • マーラー「ピアノ四重奏・イ短調(断章)」

    明るい曲は好きではありません。長調より短調が好みだし、映画や小説も基本的には暗いものが好きですね。だから友川カズキにハマっちゃったんだな 笑)クラシック音楽で何が一番暗い曲かな、と考えると、チャイコフスキーの6番の交響曲は題名も「悲愴」だし、定番でしょうか。最後も隠隠滅滅。ただ途中に、暗いと言っても薄暗い程度 笑)の行進曲の楽章もあるからなぁ。。。吹雪の中を行進しているみたいなんですよね 笑)フル...

  • 選挙の結果は喜ばしいか??

    いや、自公が議席を減らしたのは、これは手放しで良かったといえる。でも個人的にはそんなに喜ぶ気分になれない。FBをみると、それみたことか!とばかりに大喜びしている「リベラル」の人も多いけど、僕はどうもそれほど喜ばしいとは思えない。れいわに関して言えば、確かに議席を3倍増だったけど、伊勢崎賢治や長谷川羽衣子が届かなかったのは本当に残念。しかし、これで少しはマスコミもこれまでのようなガン無視は決め込めなく...

  • 意思表示の場

    5、6年前、当時よく話をした人が、選挙など行ったことがない、自分一人が行ったって行かなくたってなにも変わりはしない、時間の無駄だ、と言っていた。まあ、フツーにアベの批判なんかしてた人だったけど、いろいろ一家言ある人だったし、議論する気もなかったのでスルーした。最近昔からの友人と飲んでて、祈るってなんなんだろう? 祈ったところで変わることはないのにと言われた。もちろん僕は心の底から祈った経験はない(と...

  • 高階秀爾氏逝去

    この本の1冊目は、御多分に洩れず、学生時代に何度も繰り返し読んだ。本箱から引っ張り出してみたら、ところどころ折り目がついている。奥付きを見ると1976年11刷とあるので、大学3年の頃かな。「続」のほうは主に印象派から後が扱われていて、こちらは読んだかどうか。。。苦笑)目次を見ると、この時代にはほとんど知られてなかったはずのフェルメールの「画家のアトリエ」も取り上げられている。当時どんな思いで読んだかはもう...

  • カルト信者を脱会させるのは難しい

    経済的に失われた30年で日本を没落国家にし(うち3年ほどは民主党だったけど)、党議員の4分の1がやりたい放題の裏金脱税の逮捕案件、さまざまな隠蔽改竄嘘八百、弱いものいじめのインボイスと反対多数のマイナカードを推進し、憲法を歪め、社会保障を削って着々と戦争準備、防衛増税とやらでさらに軍備上乗せを図り、一方で被災地を無視するだけでなく、地震の危険があるのに原発は推進する。国を守るってどういうことなんだ? ...

  • ジャパンカップ、行けませんでした 苦笑)

    いやはや、ジャパンカップの第1回から3回か4回目ぐらいまでは毎年行ってたんだけどねぇ。最初の優勝者はヘンドリック・ロダン、キァップッチが連覇したのも見てたし、チェンギアルタをブルーノ、ブルーノと一緒に行ったみんなで連呼したら、ニコニコしてハイタッチしていったこともあったけど、当時は今と逆回り(宇都宮の世界選と同じ)だったんじゃなかったかなぁ。でもこのブログを始めてから13、4年でジャパンカップを見たのは...

  • 山本太郎、退院

    今朝ほどの緊急入院のニュースでびっくりしたんだけど、とりあえず胸を撫で下ろしています。どうもこういうニュースって悪い方へ悪い方へと考えがちなもので。。。たぶん点滴でもしてもらって退院ですかね。このところの東へ西への街宣やデモで疲労が蓄積したのだと思いたいところです。消費税については社会保障の財源だとか、減税にするには時間がかかるとか、そういう言説が罷り通っている。最近でも立憲のノダは消費税を下げて...

  • ロンバルディア、万人の予想通りでした 苦笑)

    はい、世界中の9割の人が予想した通り 笑)元祖がポガチャりました 苦笑)50キロ独走。後ろもエフェネプールが単独追走。なんか個人TTを見させられているみたいでした。個人的には自転車ロードレースって、せめて何人かのグループで走っている姿が一番美しいと思うんだけどねぇ 苦笑)かつて年間50勝しちゃうメルクスが嫌われたというけど、ポガチャルは風貌や言動からなかなかアンチは生まれにくそうです。レースのやり方もア...

  • グラン・ピエモンテ雑感

    ポガチャるのが昨今のブームのようで。残り10キロ切ったあたりで後続集団が13秒差になった前後はかなりハラハラしましたがね。明らかに後ろからはパウルスの姿が見えていたはずなんだけど、追走は統制がとれないままスピードが上がったり下がったりして、結局ひたすら逃げたパウルスが40キロ逃げ切りました。うーん、あそこで捕まってまた逃げが決まって、また逃げて、という出入りのあるレースが観たいんですが、なんか最近の男子...

  • 映画「落下の解剖学」(完全ネタバレ)

    少し前に評判になっていたけど、見に行こうと思いながら行きそびれていたら、FBで今ならアマプラで見られると教えられ、見てみました。なるほど、無茶苦茶面白い。特にザンドラ・ヒュラーの演技に圧倒されました。この人、前から拙ブログでは何度か書いているけど、フツーのおばちゃん。そこらへんでフツーに見かける感じです。それが「関心領域」では歩き方がいかにもガサツな想像力欠如のアウシュヴィツ収容所所長クソ夫人で、「...

  • パリ〜ツール雑感

    うーん、まあ、レースとしては見どころは残り50キロぐらいでしたか? ペダースンが逃げてアッフィーニが追いついて、ヴィスマとリドルの二人で逃げ続けたところへ、30キロぐらいでしたか、同じヴィスマとリドルのラポルトとヴァチェックが追いつき、残り20キロぐらいで後者二人が逃げ出して、というところまでが面白かったかなぁ。確かに、久しぶりのドロドロ(というほどでもない)レースでしたが。こうしてみると、やっぱり女子...

  • グラベル世界選、MVDP!!

    YouTubeのライブでやってました。右目でパリ〜ツールを、左目でパソコンモニターのこのレースを見てました。MVDPとモホリッチとコナー・スウィフト、ジャンニ・フェルメールス、ヤスペル・スタウフェン、クインテン・ヘルマンスとフロリアン・フェルメールスが先頭集団で、森の中やら、狭い圧迫感のある切り通しやら、一列棒状にならなけりゃ走れないぐらい狭い道や、草原のけもの道みたいなコースを突っ走っていきます。路面も舗...

  • またまたポガチャりました 笑)

    まあ、予想されていたことではありましたが、初アルカンシェルレース、ジロ・デッレミリアで残り40キロ弱からポガチャっちゃいました。残り20キロぐらいからリポヴィッツがアタックしてポガチャろうとしましたが、ちょっと無謀でしたね。最後の登りで集団に追いつかれて沈んでしまいました。あのまま逃げ切れると、一枚皮が剥けた感じになれるんだろうけどねぇ。しかし、一人で逃げ出してから追走集団に対してどんどん差を広げてい...

  • 今日の東京新聞、愛国競走 笑)

    拙ブログでは、ずっと今の日本は北朝鮮に対する恐怖心から自ら北朝鮮のような国になろうとしているのではないかと言い続けてきた。今ちょっと自分のブログを「北朝鮮」という言葉で検索したら、初めてすぐの2010年3月にすでにこんなことが書いてある。「北朝鮮憎しの感情が高まり、対抗するために日本全体が北朝鮮のような国になろうとしているんじゃないかって気がする」あるいは 「なんとかして国歌を歌わせたがっている人たち...

  • ゲシュケ、最後のレース

    うーん、ゲシュケについては拙ブログ開始時からかれこれ15年、250回近く話題にしてきました。昨日のミュンスターラント・ジロで最後のレースとなったようです。この人は前に書いたことだけど、まだ全然無名時代、土井選手と一緒にブエルタで集団の先頭でペースコントロールしている頃から気になっていました。というのはこの人の父親が中野晃一がスプリントで世界一になった時にアマチュアのスプリントで世界一になっていたんです...

  • 太田愛「未明の砦」覚書き

    高橋和巳の「我が心石にあらず」という1970年ごろの小説が、今では存在感のあまりない労働組合活動を背景にした小説だったと記憶している。ただ、正直に言って読んだのは学生時代で、労働運動というものがよくわかっていなかったし、高橋和巳の小説の中では、有名な作品の一つだったと思うけど、あまりピンと来なかった。いずれにしても、あの時代の小説だから蹉跌の話、敗北の話だったはずだ。太田愛はTVドラマの相棒なんかの脚本...

  • 解散総選挙だそうで

    はい、さっそく前言撤回の大嘘つきやわ。小泉が総裁選で自分が総裁になったら解散総選挙と言ったのを強烈に批判していたくせに、あっという間に手のひら返し。まあ、いつもの自民党のやり口だね。これから先も言ってることとやることが真逆のことをどんどん繰り出してくるんだろう。裏金も統一教会もウヤムヤにしようとするだろうね。FBなどを見る限り、ネトウヨ系以外の人たちからは、リベラル系も含めて、高市じゃなくて石破で良...

  • 男子はポガちゃんがポガチャりました

    いやぁ、もしポガちゃんがポガチャれば、トリプルクラウンの確率は50%以上との私の予言はあたりました 笑) あまりに稀なことなのであえて強調しておきます 笑)これだけ強いライバルたちのなかで、ほんとうにポガチャることができるとは。あとはヴィンゲゴールがいたらどうだったでしょう? とぐらいしか言えないですねぇ。こういうレースでポガちゃんがポガチャれば、誰にも止められないかんじです。たとえヴィンゲゴールが...

  • 女子はコペッキィ

    いや、面白かったですね。残り15キロぐらいまではオランダが圧倒的なチーム力を見せていたのに、結果はメダルなしに終わりました。中盤で集団を削っていって、逃げに二人送り込んで、レースを作ったんだけど、最後は。。。というやつで、まあ、世界選ではよくあることでしょうけど。。。残り25キロぐらいでは逃げが決まったな、マリアンヌ・フォスとリァンヌ・マルクスの二人がいるから、オランダかあと思っていたら、あっという間...

  • U23はベーレンス

    昨日追記で書いた女子ジュニア選手ムリエル・フラーが亡くなったようです。18歳。なかなか辛い話です。スイスは去年ジノ・メーダーが、やっぱり地元のツール・ド・スイスで亡くなっています。メーダーの時にも書いたけど、20世紀に比べてレース中の危険度が上がっているような気がします。 合掌。*ニキアス・ベーレンス、全然知らない選手だったけど、登りで下向いたままシッティングでかなり大柄の身体をゆすってパワーで走る感...

  • 今日の東京新聞から、偉いぞ東京新聞

    今日の東京新聞の1面の写真です。左のところに注目してください。過去の東京新聞の見出しを具体的に上げて「おわび」しています。今図書館で、朝日、読売、毎日、産経各紙をパラパラと見てきたんですが、1面でこうして過去の自分たちの記事をおわびしているのは東京新聞だけでした。他には毎日が2面で袴田さんに謝罪しているコラムが載っていたけど、他はなかったですね。まあ、急いで見てきたので見落としている可能性もあるけど...

  • ジュニア世界チャンプはイタリア

    ロレンツォ・フィンという選手が独走で2位に2分以上の差をつけて勝ちましたね。レッド・ブル・ボーラ・ハンスグローエの下部チーム、グレンケ・アウト・エダー所属の17歳だそうです。今年の成績を見ると結構勝ってますね。番狂せでもなんでもないな、と思わせます。一方、一番気になっていた怪物君、YouTubeの実況でも頻繁に名前が出てきた大本命のアルベルト・ヴィーテン・フィリプセンは残り24キロで落車リタイア、もう一人の拙...

  • 立憲の党首は野田 笑・涙)

    正直に言って、前回選挙で東京8区でのいざこざ(山本太郎と今回党首候補で立候補した吉田なにがしがバッティングした件)で立憲のいい加減さには愛想が尽きたので、どうでもいい。野党共闘で消費税減税と言ったくせに、選挙に負けたら消費税減税を主張したのは間違いだったと言ってしまうような、ちゃぶ台返しをする。正月の能登震災も、正月だからと言って(むろん直接そうは言ってないが)与野党で現地へ行くのをやめてしまうよ...

  • やっぱりレムコ、あれあれ MVDP

    ガンナ、アッフィーニ、ターリングと190センチオーバーの大男たちが2、3、4位の中、私より小柄なエフェネプールがやっぱりでした 笑)スタートスロープの上でスタート1分前にチェーンが外れて20秒前に直してスタートというヒヤヒヤものだったようですが。JスポのYouTubeがアップされてました。ところで思い出しました。このスタート地点のエルリコン・ヴェロドロームって、私1995年に行ったことがありました。今はもう開催されな...

  • ルクセンブルク、MVDP 総合トップ

    昨日、40秒の差は詰められないだろうと予言しましたが、最初に訂正から。すいません、間違いでした。総合の差は32秒差でした。そして結果は、ハイ、こちらもすいません、外れました。私の予想は大抵外れます 笑)15キロのTT。優勝したアユソに20秒近く遅れて5位に入ったMVDPに対し、ヴァンセーヴェナントは1分近く遅れて、リードしていたタイムを吐き出しちゃいましたね。再びMVDPが総合トップで3秒差でアユソとヴァンセーヴェナ...

  • フォルモロ、スーパータックで失格

    Diskwalificatie David Formolo in Ronde van Luxemburg, Van der Poel schuift op in klassement https://t.co/OkIe5xSimm🇱🇺 #wielrennen #koers #cycling #cyclisme #SkodaTour— WielerFlits.nl (@WielerFlits) September 20, 2024 ルクセンブルク一周、MVDPからマウリ・ヴァンセーヴェナントがリーダージャージを奪い取りました。残るステージはあと二つですが、40秒以上の差は詰めるの難しそうです。で、ステージも総合...

  • GP・ド・ワロニー、アドリア!

    レッド・ブル・ボーラ・ハンスグローエにくるんじゃないかと、ずっと噂されていたヴァウト・ファン・アールト、キャリアエンドまでヴィスマで走ると発表されましたね。こんな契約あるんだ、とちょっとびっくりしました。たぶんファン・アールトの方から解除を申し込めるようなオプションはついているんでしょうけど。。。というわけで、GP・ド・ワロニーでロジャー・アドリアがプロ二勝目です。YouTubeには公式の映像がなく、スタ...

  • 角田光代「方舟を燃やす」(ネタバレぎみ)

    昔、学生時代に読んで、いまだに忘れられない小説、高橋和巳の「邪宗門」、節ブログではオウム真理教絡みなどで何度か題名を挙げたことがありました。この小説は戦前から戦中戦後にかけて、ある宗教団体が国家によって弾圧されて潰されるのを描いているんだけど、その宗教団体の教義にこんなのがありました。「たとえこの世の破滅し、この世の永遠に呪われてあるとも、おのれ一人にて救わるる心あらんよりは、むしろ世とともに呪わ...

  • やっぱりポギーがポガチャルしました 笑)

    今朝ほどまで、YouTubeにはスタートからゴールまで7時間以上の映像がアップされていましたが、今はもう見ることができない状態になってますね。代わりにハイライトを埋め込んでおきます。最近はスタートからゴールまでよく放映されますね。1990年宇都宮で世界選があったとき、NHKのBSがスタートからゴールまでライブで放映して、僕はもちろん現地で見てたんだけど、帰宅後にも最初から最後まで何度か繰り返し見たものでした。今は...

  • ヒルシ、5連勝

    8月10日のサン・セバスチャンでアラフィリップにスプリント勝ちしてから昨日のメモリアル・パンターニまでの出場した5つのレースにすべて勝ってます。五戦五勝。しかしヒルシのアシスト役のバロンチーニが一人逃げて、そこに一人でドイツチャンピオンジャージのブレンナーが追いついて、そのあとは4ずっと二人旅。結局69キロの逃げだったけど、差は残り40キロぐらいからはほぼ1分前後でした。最後の方では追走集団をゲシュケが引っ...

  • GPケベックはマシューズ三勝目

    YouTubeにはこんなのがアップされていました。上りのゴールスプリントで、それまで全く目立つことのなかったマイケル・マシューズが突然現れて優勝を掻っ攫って行った、みたいな rsn の書き振りです 笑)「マシューズが隠れん坊をしてケベックで三勝目」このレース、予想ではポガチャルが強いと言われていたし、終盤は数人で逃げて、残り2キロの登りでアタックしてますが、切れ味が今ひとつで、不発でした。まあ、坂のレベルが都...

  • 映画「チャイコフスキーの妻」

    今日見てきました。面白かった!! むかし、1970年ごろに芥川也寸志が司会して野際陽子が相手役だったラジオのクラシック番組があって、そこでチャイコフスキー(以下チャイコ)の4番の交響曲を放送した時、芥川が、チャイコの奥さんってのは有名な悪妻で、この曲の冒頭や第4楽章の激しさは、チャイコが奥さんに対してこの野郎という憎しみや怒りの気持ちで書いたんじゃないかという冗談を言っていた。もちろんチャイコがゲイだな...

  • やっとこさ 笑)のキュング

    シュテファン・キュング、TTスペシャリストだけど逃げにもよく乗るのでよく名前を聞く選手ですね。もう30歳。拙ブログでは2015年4月に初めて名前が出て、「このキュングという選手、第二のカンチェラーラとかいわれているようです」http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2079.htmlと書いてます。まあ、同じスイスのTTスペシャリストでしたからね。カンチェのほうはその後クラシックに何度も勝つ大選手になりましたが、キ...

  • ガンパー、リタイア

    ガンパーだけでなくダニマルも途中リタイアで、最後まで走ったニコ・デンツも51分遅れで56秒のタイムオーバー失格となりました。すでに公表されているようにサルモネラ菌の中毒だと。。。他にもヴラソフが体調不良とのことです。今ビデオを見直すと、ガンパーはスタート直後にすでに遅れていき、一方でダニマルとヴラソフは序盤前方にいますね。ただ、ダニマルは俯き気味でかなりつらそうでしたが。。。いわゆる食中毒だけど、チー...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (19)

    予想通りと言うか、むしろ予想よりも盤石のレッド・ブル・ボーラ・ハンスグローエでした。マスがこのところログリッチより前にゴールすることが多かったので、マスに引き離されていくログリッチの姿も思い浮かんだのですが、ゴデュとスケルモーゼに遅れてしまいました。(というところまでは今朝ほどにすでに書いていたんですが、10時間前にお決まりの質問があった後、ガンパーの返事が全く更新されてません。ツィートの問題なのか...

  • マーティン・エイミス「関心領域」覚書き

    少し前に見た映画がとても印象的だったので、その原作を図書館で借りて読んでみてびっくり!! これを原作としている映画と全く違うやんか!! 以前書いた映画の方もぜひ参照してください。http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4930.html小説は3人の人物の視点が6回繰り返されます。そして最後に戦後の様子がエピローグとして一人の視点から描かれます。一人目はナチスの党ナンバーツー、マルティン・ボルマンを叔父に...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (18)

    いやぁ、昨日は今晩のために早寝してしまって 苦笑)ビデオもまだ見てないんですわ。ガンパーが何言ってるかわからなくなりそうなので、YouTubeの10分弱のダイジェストを見てからご紹介 苦笑)*Cyclingmagazine : 今日はどんな 日だった?パトリック・ガンパー: ありがたいことに、調子は少しだけ良くなってきているし、僕らにとってはすべて計画通りだった。僕らも先頭集団に3人いて、最後もプリモシュのそばに十分アシス...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (17)

    昨日のTVではサイクルコンピューターの話題がでていました。これって最初に使ったの1984年か5年のグレッグ・レモンだよね。浅田さんは僕より下の世代だからかなぁ? 90年ごろからの話をしていたけど、無接触のアボセットのスピードメーターとオークレイのサングラスをヨーロッパに持ち込んだのはアメリカ人のレモンです。ただ、あの頃の写真を見ればわかるけど、レモン以外誰もつけてなかった。僕もホビーレースチームで練習して...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (16)

    いやぁ、先日1990年のレモンとキァプッチの5秒差うんぬんの話を書いたら、今回もまた5秒差。多分今日明日はこれ動かないでしょうけど、その後19、20と上りゴール。20ステージのプロフィールはオコーナーは自分向きだと言ったようですが。。。最後のTTがログリッチでしょうからね。それ以上にマスがこのところ調子上がってます。というわけで、普段は11時ごろになってやっとチャンネル合わせるんですが、昨日はたまたまチャンネル変...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (休息日 2)

    今日は朝からつれあいと東博の神護寺展を見てきました。先日西洋の写本展を見てきたばかりなので、写本も時代的には平安から鎌倉、せいぜい室町ぐらいまでなので、比べると洋の東西、ある意味似てるかなぁ。ただ西洋の写本のように変なユーモアがあまりなかった点でしたかね。それと、弘法も筆の誤りというのに、修正の跡が見つからなかったこと 笑)さて、ログリッチのペナルティは、落車やメカトラによるのではなく、単に戦術的...

  • NHKのドキュメンタリー、ゲッベルス

    昨日のNHK映像の世紀、バタフライエフェクトのゲッベルス。すごかったですねぇ。このシリーズは前から書いているけど、毎回すごいです。結局ゲッベルスの自己承認欲求が特定の民族をひとくくりにして憎悪を向ける。あのユダヤ系カメラマンに向けた憎悪の眼差しの写真!!日本で言えば東条の戦陣訓で、「生きて虜囚の辱めをうけず」のおかげで、かず多くの日本兵(それも職業軍人ではなく、赤紙で引っ張られてきた一般人)が無駄に...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (15)

    1990年のツールでプロローグの次の第1ステージで、バウアー、パンセク、マーセン、キァプッチの4人が優勝候補たちに10分以上の差をつける大逃げを決めたことがありました。マイヨ・ジョーヌはバウアー、パンセク、キァプッチの順にわたり、キァプッチが19ステージまで着るのですが、シャンゼリゼ前の個人TTだった20ステージでレモンが奪い取ると、そのままレモンのツール連勝がなったことがありました。あの時も10分のタイム差がジ...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (14)

    スタート前は逃げが決まるかと思っていたんですがね。スプリンターステージになるとはね。と言いながら、さっき録画で見たんですが 苦笑)今日がかなり凶悪なステージみたいだから、総合上位勢はあまり無理するつもりはないだろうと思っていたんですが、ガンパーによるとまたちょっと印象が違ってきます。しかしゴール20キロ前に1級の山があっても60人の集団スプリントかぁ。。。やっぱり僕が興味を持った40年前とは機材も登り方...

  • 100年前のイゾワール峠

    FBで見つけた写真です。実はFBでコメントしてたんだけど、ブログでも紹介したくなりました。ぱっとみると、遅れて最後尾を壊れた自転車を押して登っているように見えますが、実はこの選手、このステージの優勝者なんですね。しかもこのステージを2位に10分以上の大差で勝ってます。1925年、ほぼ100年前のツール・ド・フランス第13ステージはニースからブリアンソンの275キロ。正確なコースはわかりませんが、おそらくアルプスの峠...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (13)

    ジワジワと迫ってまいりました 笑)この先も登りゴールのステージがいくつかあるし、最後は25キロぐらいのTTだし、オコーナーとしてはどこまでもつか。。。ガルがもっとしっかりそばに付いて行くかと思ったんだけど、今回も先に行っちゃいました。もちろん監督からの指示もあるだろうから、本人の意図で行ったわけではないんでしょうけどね。それに激坂は自分のペースで走るしかないんだろうけど。。。*Cyclingmagazine : 今日...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (12)

    優勝したカステリッリョ、トレーナー?と抱き合って滂沱の涙でしたね。トレーナーの方に涙がボタボタ。あれだけフラフラ走って、もう身体中の水分なんかなくなってるだろうに、涙はいくらでもでるんですね 笑)逃げてすぐにスイスチャンピオンのシュミートが追いつきそうだなと思ったらダメで、最後もプールがものすごい勢いで追い上げたけど、時すでに遅しでした。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?パトリック・ガン...

  • ヘルツォーク「氷上旅日記」覚書き

    例えばタルコフスキーの映画「ノスタルジア」のラスト。蝋燭の火を消さずにお湯を抜いた野外温泉の端から端まで渡りぬけたら世界は救済される、とか、同じく「サクリファイス」で、起きてしまった核戦争を無かったことにしてくれと神(?)と契約して、実際に家に火を放つとか、冷静に考えると子供のおまじないみたいなことが、真剣に、そしてものすごく美しく描かれていた。ヴェルナー・ヘルツォークというこの映画監督も、そうし...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (11)

    昨日はレッド・ブル・ボーラがチーム力で30秒稼いだって感じでした。逃げてたデンツとガンパーが下がって山の前で集団を牽引し、山ではヴラソフが思いっきり引っ張ってオコーナーを切り離すお膳立て。離れたオコーナーはリポヴィツがぴったりマーク。下りに入ってダニマルが前から戻って牽引してゴールへ雪崩れ込む。ダニマルは止まって待ってたみたいですね。一方オコーナーはガルだけでしたね。そのガルもオコーナーが一人遅れた...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (10)

    やっぱり勝負をかけるのは登りゴールのステージなんですかね。その意味では今日も逃げが決まり、総合に大きな変動はなさそうな感じですが。。。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?パトリック・ガンパー: どうやらみんな休息日をうまく使って休めたようだったね。今日はスタートから全開で、プロトンは50にんぐらいしかいなかった。他はみんなちぎれてたよ。最後のところになる前に短い休息があって、それからふたたび...

  • rsn のガルのインタビュー

    ガンパーの同国人フェリックス・ガルが rsn でインタビューに答えています。そう言われてみれば、去年も第6ステージで接吻・キスが逃げて、最終的にはその時の蓄えがものをいったのでした。今年もオコーナーの逃げは第6ステージ。さて。*rsn: 君たちのキャプテンのベン・オコーナーが赤いジャージ争いでトップを走っているけど、今の気分は?ガル: もちろん特別さ。普通は味わえる状況ではないからね。僕らはチームとしてもの...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (休息日1)

    今日は早速、ぱぱっと 笑)*Cyclingmagazine : 今日はどんな(休息)日だった?パトリック・ガンパー: とてもリラックスできたけど、いつも感じるんだけど、あっという間だね。C: 自転車にはどれぐらい乗ったの? 良いカフェは見つかったかい? 友人や家族と連絡するだけの十分な時間はあったのかい?ガ: 友人や家族との本当の意味での「クオリティ・タイム」はオフシーズンだね。C: 休息日はいつだってそこまでの成...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (9)

    昨日はプロフィールに惹かれて残り60キロからみてたんですが、すぐにアダム・イェーツが逃げて、あとはそのままでした 笑) インタビューでもポガチャルスタイルなんて言われてましたが、ただ、総合争いでもっとゴチャゴチャするかと思ったんだけど、まあ、この先のプロフィール見ると勝負どころはここではなかったんでしょうね。*Cyclingmagazine : 今日はどんな(山の)日だった?パトリック・ガンパー: 今日は初めて暑さ...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (8)

    テレビでも言ってたけど、ガルは最後オコーナーに付いてなかったですね 笑)エースナンバーもオコーナーだし、内心複雑な思いがある?? まあ、勘繰りすぎかもしれないけどね 苦笑)というわけで、途方もないさを1発でつけてしまったんじゃないかと思われたオコーナーでしたが、さすがにログリッチ、激坂の残り1キロで1分近く取り返しました。しかし、すごい激坂でしたね。前世紀には考えられないほどの坂でした。最後のところ...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (7)

    裏では(失礼 笑)ドイツツールも行われているようですが、基本丘陵地帯なので、長い登りの頂上ゴールがないのが残念。ただ、街並みは綺麗だろうから、そのうちJスポでやるのを楽しみにしておきます。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?パトリック・ガンパー: 今日も暑さが凶暴だったね。ニコと一緒に最後の山の前でポジションキープに励み、それをパーフェクトにこなしたよ。C: 暑さについてまた聞くよ。なにか慣...

  • 高橋源一郎「DJヒロヒト」(ネタバレごめん)

    うーん、小説は何をやってもいいんだ。そりゃそうです。天皇が出てこようとゴジラやモスラが出てこようと、中島敦が大活躍したり、嘘の(?)手紙が出てきたり、古山高麗雄や井上靖、武田泰淳の戦場での体験や大岡昇平、小田実あるいは永井荷風が出てこようと、日本の原爆開発に携わった仁科博士の心情を捏造しようと、南方熊楠がナウシカと延々と話したり、森鴎外、夏目漱石がでてこようと、虚実ないまぜ、なんでもあり。舞台も皇...

  • ガンパーのブエルタ・ツィート日記 (6)

    無線の時代になって、危険な選手の一人が優勝候補たちに6分以上の大逃げって珍しいですねぇ。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?パトリック・ガンパー: 今日はこれぞロードレース! だったね。逃げは上りの直前になってやっと決まって、そこからまた始まりだった。そしてどんどんエスカレートしていったね。僕らの赤いジャージは持ってかれたけど、リポが上位でゴールしたから、白いジャージだ。C: このステージの...

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