ちょっと気にしていたんですが、そして一瞬、2キロほどを「もしや!」と思わせてくれましたが、結局総合10位でした。ただ、ステージ1勝して総合トップにもなった去年と比べると、インパクトは弱かったですね。でも、山岳ステージでは常にトップ10に入ったし、去年の最終ステージのTTでは90位台だったのに、今年は14位というのは進歩が見られると言って良いのでしょう。去年はスイスで目立ってツールに出られたけど、今年はすでに最...
欧州自転車レースを中心に読書日記や映画、思い出話や料理、燻製や手造りビールなどを、のんびり書きます。
すでに人生50年を過ぎ、欧州自転車レースもやや古い話に偏りがちです。しかし昔を知っていれば今が楽しくなることは間違いありませんよ。最近のイチオシは87年のスーパークリテリウムの記事。
というわけで、日曜日のヘント〜ヴェフェルヘムではファン・アールトはラポルトを勝たせて、E3、ヘント、ロンデのフランドル3大クラシック3連勝という偉業をあっさり放棄したと、メルクスやボーネンらにボロカス言われてました。まあ、ロンデにファン・アールトが勝つ保証はないけど、でももし勝っちゃったら、確かに勿体無いことをした、となるかもしれません。ちなみに過去ボーネンだけが3連勝を達成だそうです。で、一方譲られ...
ほぼ新品のコカコーラボトルを友人から譲っていただきました。といっても、若い人たちはなに?これ??でしょうけど 笑)これ1986年のツールを見るとこのボトルがツールのオフィシャルボトルだったんだろうと思います。NHKでツールの総集編を放送した時、このボトルが画面一面に大量に並んでいるシーンがあってみんな欲しがりましたねぇ。だから日本でも手に入るようになったら、ロードに乗っている人たちはみんな買ったんじゃな...
遠い昔、まだ学生の頃、アイヴァン・モリスの「高貴なる敗北」で大塩平八郎のことを読んで、なんとなく革命家のはしりのような印象を持っていた。その後、森鴎外の大塩平八郎を読んだけど、話は前日から始まっていて、それまでの大塩の義憤が今ひとつ伝わらず、しかも乱が終わってから、参加者たちが次々死んだり捕まっていく中、大塩本人はひと月以上も知り合いのところに匿ってもらって逃げ続けるのが、どうにもいさぎよくない!...
というわけで、難度のあるステージはログリッチとエフェネプールが2勝ずつ、平らなステージはグローヴスが2勝となったカタルーニャ。ログリッチとエフェネプールが突出していたという感じでした。最終ステージも二人で逃げて逃げ切り。最後はログリッチはスプリントしませんでした。しかし、ログリッチも大人になりました 笑)ステージ勝利を譲る総合優勝者という古典的なスタイルでした。一方北のヘント〜ヴェフェルヘムでは、春...
ゴール3.5キロ前で自転車変えてサイズの違う自転車で優勝って、なかなかドラマチックですが、今回はめぼしいスプリンターがコカールぐらいってことなんでしょうね。ボーラのスヘリングがスプリント勝負にかみ続けてますからねぇ。あげく、エフェネプールまで3位以内の可能性があると思ったか、スプリントに参加して5位になってます。しかし、スヘリング、第4ステージでは明らかにスプリントのお膳立てをしようとして、スプリント開...
昔はE3ハレルベケって言ってました、このレース。ツール・ド・フランドル(ロンデ・ファン・フラーンデレン)の前哨戦と言われてきた歴史あるレースです。パリ〜ニースはポガチャル対ヴィンゲゴール、今スペインではログリッチ対エフェネプール、そしてフランドルではファン・アールト対MVDP対ポガチャルと、まあ春先からすごいことになってますねぇ。なんとなくMVDPに分が悪い印象だったんですがファン・アールト、勝ちましたね。...
拙ブログとしては、どちらかというとエフェネプール贔屓なんですが、それもこれも、あの潔さですね。あんまりへんなブラフや駆け引きをしないで、愚直に先頭を引っ張っていくっていうやり方ができるのも、プロトンの中で突出した強さがあるし、それを自分でも知っているからなんでしょう。第3ステージでは力づくでログリッチを捩じ伏せたという感じでしたが、このステージではログリッチが巧妙についていって、残り30メートルでひ...
コカール久しぶりに勝つかなと思ったんですがねぇ。向かい風に早く先頭に出てしまったようです。それより、拙ブログとしてはボーラ。ゴール数百メートル前で三人並んでスプリント体制に入っていたんですが、肝心のスプリンターをこのレースに連れてきてない!! 笑) 前からスヘリング、ヴァンダール、コンラートの順番でスプリントに入ったはいいけど、先頭のスヘリングが肘で前に出ろと合図して後ろを見て面子を確認したら、自...
ついにエフェネプールがログリッチを切り離しました! って感じです。ラスト500メートルではログリッチにピッタリつかれ、このままゴールスプリントになったらログリッチだな、と思っていただけに、あの残り距離で、しかもあの緩斜面(?)で千切るとはねぇ。しかし、ジュニアの世界戦当時からそうでしたがhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-3304.html、先頭交代を求めて応じてもらえなくても、怒るでもなく駆け引き...
3月16日の夕刊、最終面の「目利きが選ぶ3冊」にスポーツライターの藤嶋大さんが「ブッツァーティのジロ帯同記」を取り上げてくださいました。以前の「俺たちはみんな神さまだった」の時にも、藤嶋さんが「目利き」欄で紹介してくださったので、2回目です。ちなみに藤嶋さんとは面識はありませんが、古いロードレースを扱った本を2回もこうして取り上げてもらって感謝です。記事を貼りたいけど、この記事、ネットでは有料で配信され...
いや、ものすごい話だと思うんだけど、新聞では、冤罪が晴れて良かった、という論調が多くて、当時の捜査と検察のあからさまな悪意については、あまり触れられていないのが不思議。だって、証拠品を捏造したんだよね?? 明らかな犯罪でしょ? 犯人探しをせずに、思いこんだら最後、証拠を捏造までして、人を死刑にしようとしたわけだから、これって殺人未遂事件でしょう?ネットで俄かに有名になったのに紅林麻雄っていう警察官...
ゴールの横断幕に左側に英語はまあ良いとして、右側にドイツ語が書いてあったのはなんで?拙ブログでは名前を出した記憶がないけど、なかなか2枚目のイタリア人でした。エフェネプールとしてはログリッチ相手のスプリントはハナから諦めていたでしょうけど、チッコーネがログリッチを破るとは思いませんでした。しかし、拙ブログとしてはやはりボーラ 笑) 昨日の登りスプリントで3位に絡んだイーデ・スヘリングに代わって、この...
優勝候補の二人が最初からスプリント合戦でワンツーってのも面白いです。やっぱりチーム力というか、最後のスプリントのところでの支配力、構成力という点ではユンボのアシストが揃ってますね。エフェネプールはスプリント開始が後ろすぎましたね。その分、力が余って最後伸びたともいえるんでしょうけど。拙ブログとしては3位に入ったボーラのイデ・スヘリングを挙げておきましょう。まだ若いオランダ人で、去年あたりから時々目...
去年はボーラのセルヒョ・イギータが総合をとってるんですが、今年はログリッチとエフェネプールが出てきますね。こりゃあ、この二人の争いだろうなぁ。パリ〜ニースのポガチャルとヴィンゲゴールの激突と同じくらい興味深い争いです。それと、イネオスのエガン・ベルナルも出てきますね。1月のサン・ファンで落車して、ずっと出てこないので、また大怪我か、と思ったんですが、大丈夫のようです。ボーラとしては今年は、去年のジ...
いやぁ、強かったあ。デーゲンコルプの予想は外れました 笑)ポガチャル、ガンナ、ヴァウト・ファン・アールトの三人が後ろで追いかけてたけど、追走という意味ではガンナがジャマだったかなぁ 笑)そのくせ最後は2位に入ってましたが 苦笑)よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)にほんブログ村...
2015年にミラノ〜サンレモで優勝したジョン・デーゲンコルプが、 rsn で今日のミラノ〜サンレモの予想をしてます 笑)本人もDSMで出るんですけどね 苦笑)デーゲの予想「ポガチャルがチプレッサでアタックすることはほぼ間違いないと思うよ。彼は去年ポッジオで長く待ちすぎて、みんなに警戒されてしまったことを学んだはずだよ。去年僕は体調不良でこのレースに出られなかったけど、TVでじっくり見ることができたんだ。また、風...
うーん、これまで40年近くロードに乗ってきたけど、自分のも含めて周囲でハンドルが折れたなんて話、聞いたことがありませんでしたがね。そう言えば、昔のパリ〜ルーベのビデオで、折れたハンドルを手に、トボトボと自転車を押しながら歩いている選手なんてのを見たことがあったなぁ。あと、2015年のツールのプロローグでドミニク・ネルツのTT用ハンドルが取れちゃったこともありました。でもあれは折れたわけじゃなくて外れたんで...
シーレ展は30年ぶりだとか。だけど、僕はその30年前のは(たぶん)見てないけど、本邦初の1979年の、池袋西武デパートの上の方にあった西武美術館であったほうのシーレ展は見ました。こちらは40年以上前だね。その時のパンフはだいぶヨレてます 笑)前にもここで書きましたが、死体か!っていう色使いの肌の色や、ヌードの鉛筆デッサンなのに陰部だけ真っ赤にしてあったりで、目のやり場に困るし、第一印象は「痛ましい」って感じ...
亡くなったのはもう10日も前のことだそうです。大江健三郎はたぶん僕や少し上の世代だと読んでいる人は多いと思う。たぶん、読んだことがあるというパーセンテージで言えば、現在の村上春樹を凌駕していたんじゃないかと思う。「同時代ゲーム」が出た時も大いに話題になった。個人的には比較的初期の小説にかなり夢中になった。文章は上手いし、シュールな露悪趣味は好みが分かれるかもしれないけど、僕は特に「芽むしり仔撃ち」は...
いやぁ、ティレノ〜アドリアティコ、ゴール5キロ前まではうまくいってたんですがねぇ。。。ヴラソフが逃げて暫定トップで、捕まったところでケムナかヒンドレィが行けたらよかったんだけど。坂の勾配がキツすぎでしたね。まあ、完全に力負けでした。ケムナも総合表彰台から落ちちゃいました。ただ、作戦としては良かったよね。あれで上手くハマることもあるだろうし、チームの作戦としては最高だったと思うけどね。ログリッチもア...
これまでは逃げに乗って、逃げ切りのステージ優勝を狙うタイプでしたが、シーズン前に自分でも言っていたように、総合狙いに方向転換がうまくいっていると、まあ、良い方に考えましょう 苦笑)ケムナも言ってるように、昨日のステージはログリッチのスプリント力からしてしょうがないとして、その前日のゴールで、ちょっと気を抜いた拍子に前が中切れして5秒差になったことの方が後悔が大きいですねぇ。あれが同タイムゴールなら...
一番狙っていたパターンにハマったんだけど、ログリッチのスプリント力を忘れていましたわ。TVではボーラ内の3人の確執を盛り上げたいようですが、去年から、ずっと言っているように、ボーラの作戦はトリプルエースですからね。別にチームないライバルというわけではないでしょう。しかし、ケムナ、ログリッチについで、総合2位なら十分じゃないでしょうか 涙)よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味な...
うーん、集団ゴールしたと思っていたんだけど、ちょっと遅れたんですね。ログリッチから5秒遅れで、ログリッチは優勝のボーナスもあって、両者の差は6秒。うーん、最後までこの差をキープはちょっと辛いかなぁ。去年のジロではエトナ山のステージで優勝して、その後何日か総合2位、ツールでも惜しいところで総合2位につけたことがあって、三度目の正直は、やや格は落ちるけど、ワールド・ツアー・レースですからね 笑)ケムナの話...
いやあ、なにか、山本太郎か? ってぐらい、TV中継ではケムナの名前が出ませんでした 笑) ボーラはヒンドリィとヴラソフの名前が何度か出ましたが、しかし途中の様子を見ると完全にケムナがエースでしたね。ヒンドレィは前に出るたびに後ろを確認していたし、途中3人がまとまっている時もヴラソフ、ヒンドレィ、ケムナの順番で並んでましたから、今日のボーラとしてはケムナに総合を取らせるという作戦だったのは明らかでした...
まあ、親分が安倍だからね。絶対バレたって辞めないとは思っていた。考えてみれば、政権批判的なことを言ったコメンテーター、が次々とTVに出てこなくなり、露骨な政権ヨイショのXX評論家とか国際XXとかが重用されるようになったのも、こういう政権のお膳立てがあったからなんだね。しかし、高市だって自分が総務大臣だった時に作られた行政文書の内容が事実ではないって、笑うしかない。安倍以降、政治家の言葉が本当に責任を伴わ...
いや、TVの解説も言ってましたが、最後まで二人のつば迫り合いかな、と思ったんですが、ヴィンゲゴールが思ったより脆かったですね。チーム力でリードを奪い、そのままポガチャルについていくというやり方をされたら、ポガチャルがいかに攻撃的な選手だとしても、なかなか難しいし、ツールでもこのチーム力を活かしていくとすると、ポガチャルも辛いなと思ったんですが。このステージに限って、ユンボのアシストが今ひとつでした。...
昨日のパリ〜ニースのチームTT、新方式でした。実はティレノを見てから見始めたので、当初、なに?これ?? 状態でした。従来のように4番目の選手のゴールタイムで順位づけすると、総合順位上位の選手は一つのチームの選手たち4人(以上)で占められてしまうから、とか理由が言われてましたが、うーん。トラック競技のチームスプリントみたいに、最後1人になるチームが多かったけど、ボーラなんかは以前と変わりなく4人でゴールし...
前にも書いたことがあるけど、うちの子供達が通った市立の障害児の通所訓練施設が移転騒動に巻き込まれた時、共産党と社民、生活者ネットワークの市議会議員さんたちには、特に共産党の何人かの議員さんにはとてもお世話になった。自民公明は個別に話せば理解を示してくれるけど、いざ採決になれば期待するようなことはしてくれなかった。まあ、彼らには彼らの理屈があったんだろう。だから、今でも当時の議員さんたちのなかで、ま...
いやはや、昨日のパリ〜ニース初戦ではサム・ベネットが2位、そして今日のティレノの初日ではケムナが2位。どうもボーラは勝てません。しかしスタート前にボーラのヒンドレイがケムナの方が自分より調子は上だと言ってましたから、この先も期待しましょう。しかし、2位以下が数秒差なのに、ガンナだけ30秒近く引き離して優勝ですからね。途中の走ってる格好も他の選手に比べて流線型の形が違うって感じでした。暫定トップのシート...
チェコから来た古いアームチェアをオランダで修理に出したら、ハーケンクロイツの印が押された書類が出てきた。それを手掛かりに、その時代背景とともに関係者も含めて、持ち主の人生を探るドキュメンタリー。書類の持ち主は署名からローベルト・グリージンガーというSSの将校で、博士号を持った法務官であることがわかる。いわゆるナチのエリート知識人部隊の一員だ。SSというと、誤解を恐れずに言えば、格好良い(以前どっかのア...
女子と男子、最後の激坂まで似たような展開で、一人逃げてうしろで、女子は二人、男子は5人が追走という展開でした。女子は追走二人が同じチーム、男子も5人の中に、今をときめくユンボ・ヴィスマの二人がいるということでしたが、結果は全く違いました。女子はハーバードを出たフォークナーが捕まり、去年優勝のコペッキィとフォレリングの同チーム同士のスプリントで、アシストしていると思われたフォレリングが後ろからコペッキ...
ふと思い出しました、私、2005年にツールのスカパーの放送で栗村さんと白戸さんとご一緒したことがあるんですよねぇ。まあ、見てる方は誰も知らないから、誰だこいつ?となって、当時のネットで大炎上しましたけどね 笑)それはともかく、その栗村さんが自転車選手への安全配慮の面で重要な提言をしています。https://news.jsports.co.jp/cycle/blog/rinseisodan/2023/03/post-32.html?fbclid=IwAR339AbLwk5S7nvbIuAla7AvlWTPByXj...
「ブログリーダー」を活用して、ヴァルデマール・シュトルンクさんをフォローしませんか?
ちょっと気にしていたんですが、そして一瞬、2キロほどを「もしや!」と思わせてくれましたが、結局総合10位でした。ただ、ステージ1勝して総合トップにもなった去年と比べると、インパクトは弱かったですね。でも、山岳ステージでは常にトップ10に入ったし、去年の最終ステージのTTでは90位台だったのに、今年は14位というのは進歩が見られると言って良いのでしょう。去年はスイスで目立ってツールに出られたけど、今年はすでに最...
あーあ、フェリックス・ガル、残り4キロぐらいで逃げ出した時には、ひょっとしたらと思ったのに、残り 1.6 キロでアルメイダらに追いつかれました。しかし、このツール・ド・スイス、後半の山岳ステージに入ってからはアダム・イェーツとジョアン・アルメイダがやりたい放題です 苦笑) 二人で力技でついてきた連中を引きちぎりましたからね。この二人ともツールに出るんですかね? ポガチャルのアシスト?? よければ、下の各...
今回、東京ではポレポレ東中野で数日しか上映しないというので、今日のお昼に見てきました。この映画も、結局数日前に書いた映画「関心領域」の問いかけと同じです。「関心領域」に絡んでは、よくガザやウクライナのことが言われますが、もっと身近な沖縄のことに対しても、僕らはルドルフ・ヘスの家族になっています。日本の国土面積の0.6%しかない沖縄に、米軍施設の70%以上があるって、どう考えてもおかしいし、よく山本太郎...
pic.twitter.com/5ARbzrYmCB— トウモトH(脱原発に一票) (@oozu1947) June 12, 2024 これ現在の東京の議会だよ。都知事にとって都合の悪い質問には76%の確率で答弁拒否していると指摘した議員に対して、知事は答弁拒否の挙句、自民・都ファースト・公明の議員が指摘議員に退席を求める。ヤクザの世界じゃん。親分は何も言わなくても阿吽の呼吸で子分がやります。都知事はニヤニヤ。なにかどこかの独裁国家か、ひどいディストピア...
現代の世界と結びつけて、この手の映画にしては珍しく話題になっている「関心領域」を見てきました。なるほど、面白いというか、怖い。この映画、なにより視点の勝利です。そういう意味では真逆の視点だけど「サウルの息子」を連想しました。実際、この映画で出てくる壁の向こうではサウルの世界が広がっているわけです。そしてどちらも決定的なシーンは映さなかったりボケボケだったりします。アウシュヴィッツを再現しようとして...
昨日あっさりと書いたのに、最後の4キロぐらいからは、ひょっとしてまたまたログリッチがやっちまうかな??と、ちょっとハラハラしました。マッテオ・ジョーゲンソンが強かったのか、それともログリッチが思ったよりももろかったのか。と言っても、ログリッチの場合、2020年のツール20ステージTTでも、次の年のパリ〜ニース最終日でも負ける時はなんか脆いと感じさせるものなんでしょうけど。ジョーゲンソンとしては、あと500メー...
TT でエフェネプールがあれだけ強いと、もう鎖骨骨折の後遺症は全くないのか、と思ったんですが、監督のルフェーヴルによれば、どうやら体重がまだ絞りきれてないということのようです。でも、それ以上にログリッチが良いですね。去年の秋にボーラへ移る噂があった時点では、ちょっとどうかなと思ったんですが、力は全く衰えてないし、ヴラソフとヒンドレイのアシストがかなり強力ですね。特にヴラソフがいい!まあ、まだ今日のス...
車とぶつかって、大怪我をしたレンナルト・ケムナ、63日ぶりに自転車に乗ったようです。肋骨骨折(私と同じ 笑)と肺打撲、それに胸に外傷もおって集中治療室(UCI)に3日間入っていたんですが、5月末に病院を退院して、ドイツに戻ってきたとのことです。 この投稿をInstagramで見る Lennard Kämna(@lennardkaemna)がシェアした投稿 「最後に自転車に乗ってから63日。今日再び自転車に乗って走ることができた。...
久しぶりの料理カテです。先日サンショの鉢が近くのスーパーで売ってたので買ってしまいました。うちの庭にあったんですが、すでに枯れて数年。タケノコに粉鰹まぶしてサンショを添えると無茶苦茶美味しいんですが、もうそのシーズンも終わってしまって、せっかくのサンショが虫に食われるばかりになっていたので、なにかいい方法ないかな、とネット検索。上の写真のように枝から葉を外して小型のすり鉢(直径10数センチ)ですりま...
昨日のTVでも映っていたけど、昨日の濃霧の中のクリテリウム・ドゥ・ドウフィネで最終走者だったボーラの選手がタイムオーバーしたかに見えました。TVではマルコ・ハラーと言ってましたが、あれはニコ・デンツでした。制限時間は優勝タイムの110%で、20分10秒以上遅れると失格。テレビのタイム掲示では+の表示だったので失格かと思えたんですが、それにしてはのんびりゴールでした。去年のツールで体調不良になりながらゴール前...
自己紹介にも書いてあるように、一応阪神タイガースのファンです。カテゴリーにも「タイガース」があるけど、エントリーは15年目で片手で数えられる程度の数です 笑)東京生まれの東京育ち。ただ、もし関西に生まれて育ったのだとしたら、絶対にタイガースファンにはなってなかったでしょう、私の性格からして 笑)いつから? と言われてもあまり判然としません。1971年のオールスターで江夏が9人連続で三振取ったのは見てまし...
一か月以上前のクーリエ・ジャパンに「イスラエルを批判する『言論の自由』がドイツでは法的根拠なく奪われている」という記事が載っていた。ナチスによるユダヤ人大虐殺の過去がある以上、何があってもイスラエル擁護がドイツの国是なんだろう。でも、現在のイスラエルという国を批判することが反ユダヤ主義と繋がるなんて、そんなはずはない。確かに、ややこしいのは、相変わらずドイツに限らずヨーロッパには反ユダヤ主義的なこ...
拙ブログでも何度も書いてきたけど、僕は差別心って誰でも持っているだろうと思う。偉そうに高みから言ってるつもりはない。僕にだって、生涯忘れられない嫌な思い出は一つや二つじゃない。その典型的なやつはすでにこのブログ最初の頃に書いたことがある。うちなる差別意識を悪め!こういう自分の中にある差別意識みたいなものって、「スターウォーズ」じゃないけど、自ら意識的に解放しちゃうとダークサイドに容易に落ちてってし...
ジロが終わった後のオンライン記者会見で、ボーラのチーム監督ラルフ・デンクが今シーズンでブーフマンがチームを去ると明言しました。まあ、そうなるのは間違いなしと言われていたから、驚きではありませんが、ここで発表してしまって、この後のシーズンはどうするんでしょうね? デンクはツールのメンバーに入れる可能性も匂わせたようですが、ログリッチの山岳アシストとしてはヒンドレイとヴラソフが決定していて、もう一人加...
ゲシュケは総合14位。最後のグランツールがキャリア最高順位でした。本当に今年でやめちゃうのかなぁ。。。*Cyclingmagazine : お別れの日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: グランツールの最終日はいつだってちょっとエモーショナルだ。でも、ローマは僕の最後の白のステージとしてはとても素敵な舞台だった。昨晩は2月初め以来のビール、とても美味しかった。C: 今日の最終周回は君にとって最後の周回だと、ずっとエ...
むかし、日韓ワールドカップで負けたのに最優秀選手になったドイツのゴールキーパー、オリバー・カーンが、日本のテレビ番組で子供と一緒に出演した時の感想を、日本の子どもたちはおとなしく礼儀正しく言われたことを忠実に守ると、まあ、褒め言葉なのか呆れているのか、いずれにしてもびっくりしていました。確かにドイツの生徒たちは、教室でも自由 笑)です。教師の言うことに反抗するし態度も自由。過去に「白いリボン」みた...
スプリンターがグランツールでまとめ勝ちする例は、ブエルタのフレディ・マルテンスの13勝(総合も優勝)を筆頭に、ツールではメルクス(総合も)やマルテンスの8勝とか、ジロでもペタッキが9勝した時がありました。他にもグランツールで、スプリンターがステージ勝利を大量生産しながら、総合では3桁の順位というのも枚挙のいとまなし。でも今回のように総合優勝した選手がステージ6勝ってのは1994年のブエルタのトニ・ロミンガー...
シュタインハウザー、また3位に入りましたねぇ。しかし、ヴェンドラマが残り30キロの下りで逃げ出したと思ったら、一瞬捕まるかと思ったのに、その後あっという間に差が開いていきました。後ろがお見合いしていたわけでもなさそうだったのにね。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 僕らはだれも逃げに乗せられなかった。こんな日はほんとうに馬鹿馬鹿しい気分だよ。だけど、僕自身としては悪い日...
*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 山岳ステージの間の嬉しい一息。まあそうは言ってもスタートと最後はもちろんストレスかかったし、今回は僕は半分総合争いの選手になっちゃったから、いつもよりもいくらか注意深く見まわさなくちゃならなくなってるよ 笑)C: 総合狙いの役割に、今はもう慣れたかな? その役割についていると、どんなことが素敵で、なにが楽しくない?ゲ: 今までのとこ...
先日「ウルリヒの甥っ子にして元テレコムのプロ選手トビアスの息子」、ゲオルク・シュタインハウザーのことに触れたら、あっという間に甥っ子と息子のレッテルを剥がして、「ジロのステージ優勝者」のレッテルに貼り替えてしまいました(rsn の記事の表現をパクりました 笑)。まあ、ウルリヒの甥っ子と言ってもちょっと複雑で、シュタインハウザーのお母さんがウルリヒの「元」の奥さんの妹だということなんですが。ウルリヒもい...
沖縄の平和の礎(いしじ)は作られた年(1995年)に行った。連れ合いの父の家族の名前が彫られていたからだ。前年に急死した義父の代わりに6月23日に行った。当時の総理大臣橋本龍太郎が挨拶する姿を遠くに見た記憶があるが、今と比べれば政治なんかたいして興味がなかったし、社会も今ほど変な社会ではなかったから、何を感じたかは覚えてない。たぶん反発も賛同もなかったと思う。義父は石垣島の人で、父母と妹を沖縄本島に疎開...
いやぁ、今回ははずしまくってます。エフェネプールの調子を買い被りすぎてました 苦笑) というか、スケルモーゼの力を侮っていたともいえますかね。しかし、各所で第注目の20歳のアユソ(Forvo で聞くとアジュソに聞こえます)がTTで優勝するとはねぇ。と思って調べたら、今年のロマンディでTTで優勝してますね。去年までもそこそこ上位に入っていたけど、今年はTTに力点を置いてきたのかな。ボーラとしてはアユソ(アジュソ)...
ヘルメットも義務化され、ブレーキもディスクで制動力が上がり、路面も良くなり、そういう意味では安全性は高まったはずなのに、一方で集団での密度が上がり、スピードも以前より明らかに速くなって、さらにコース設定も過激化して危険度は上がったってことなんでしょうかね。前回も書いたように、20世紀には死亡事故ってそんなに多くなかったような気がします。1960年ぐらいまでは道路も悪く、今のように密な集団を作れなかったか...
ジノ・メーダー(スイス人だと末尾の r を巻き舌で発音することが多いと思うので、メーデルの方が近いかもしれません)、拙ブログでは何度か書いたけど、21年のパリ〜ニースの第7ステージをすぐに思い出します。登りゴールの残り30メートル、一人で逃げ続けたメーダーが、後ろでアタックしたログリッチに容赦無く追い抜かれたシーンです。それ以外にも拙ブログでは検索かけると何度も登場している選手でした。かなりのスピードが出...
いやぁ、忙しくて rsn で結果を追うだけで、まだ YouTube をみることもできてません 苦笑)今日ももう家を出なくちゃならないし、夜は友川カズキライブへ行くので 笑)というわけで拙ブログではエフェネプールの圧勝予想だったんですが、予想外に強くないですね。いや、強いんだけど突出した強さはないということで、現在総合4位。あと3つのステージでどうなるのでしょうか?で、AG2Rのオーストリア人フェリックス・ガルが、第3...
ドゥフィネはヴィンゲゴールが圧勝という感じでした。ボーラとしてはヒンドレイがトップ3に入りたかったところですが、残念。ということでスイスでは拙ブログとしては懐かしい名前 笑)ジーモン・ゲシュケは4月末のロマンディー以来、このスイス直前のカントン・アールガォで6週間ぶりのレース復帰でしたが途中リタイア。昨日のスイス第1ステージの13キロ弱のTTも1分14秒遅れの108位でした。ただこの間ずっと高地トレーニングキャ...
拙ブログではここ2年ほど年末の総括シリーズで登場していたツィンマーマン、去年の暮れにも、来シーズンはワールドツアーで優勝したいところだと書いたんですが、やっと実現しました。ビュルゴドーがずっとカステルビエホにくっついていって、もうちぎれるかなと思ったら、ここというタイミングで単独追走開始、ゴールまで500メートルぐらいのところで追いついて後ろに付かれたので、ツィンマーマンが不利だなと思ったんですが、余...
このところの街宣を聞いていると、一連の悪方に対しては体を張るところだ、野党がみんなでハマコーにならなければならない、などと、ちょっと過激化していたから、ひょっとしてあるかな、とは思っていたけどね 苦笑)ハマコーといっても知らない人も多いのかもしれない。まあ、ロクな政治家ではなかったが、引退後にたけしのTVで露悪的なことを言って人気を得た 笑)国会が揉めると体を張って、バリケードを突破したり、床に転が...
なんか一昔前はあまりなかった勝ち方を、優勝候補がしかけるレースが、去年あたりから、ワンデイでもステージレースでも頻出しております。ポガチャル、エフェネプール、そしてヴィンゲゴール。ソロアタックの末にライバルを蹴散らすっていう感じで、示威的な勝ち方をしています。ジロのログリッチとトーマスのつばぜりあいが、どこかほのぼのした、個人的には安心できる優勝争いという感じです 笑)というわけで、ニールス・ポリ...
子供の頃、メンコという遊具があった。60代いじょうかなぁ、わかるのは。丸や四角の厚紙にいろんな絵が描かれていた。その厚紙のカードを地面に置いておいて、自分のメンコを地面に叩きつけ、風で置いてあったメンコが裏返ったら自分のものになった。裏返えらなければ、相手の順番になる。メンコには色のついたいろんな絵が描かれていた。当時のことだから版権なんてない。下手っクソな哲人28号や鉄腕アトムが描かれていた。そんな...
絶好の位置につけていたボーラのサム・ベネット、絶好の位置につけたと思ったら、発射どころかズルズル交代。最後の登り基調のレイアウトで足使い切っちゃったんですかね。と思ったら、最後にそのベネットを追い抜いて、2ステージ連続のトップ10入りを果たしたのが、DSM の20歳、マルコ・ブレンナー。うーん、去年のブエルタの山岳コースでステージ5位、 Procyclingstats でもクライマーとして224ポイントに対し、スプリントのポイ...
早速の第1ステージは、ルネ・ヘルホッツ、惜しかったですねぇ。残り20メートルぐらいでしょうかね。途中、残り1キロぐらいで、空撮になった時に、あ、ダメだなと思ったんですが、後ろが少し貯めたんだろうなぁ。思ったよりギリギリになりましたが、最後はユンボの思い通りのレースでしたね。ボーラとしては今回は総合狙いはヒンドレイ、スプリントはサム・ベネットとファン・ポッペルで、ポリットとかミュレンが逃げに乗れたらステ...
普段から考えているんだね。そうでなければ、咄嗟の状況でここまで鮮やかに語れないだろう。いつもの街宣で顕正会という宗教団体の関係者からの質問に、山本はみごとな回答を見せる。こういうのを見ると本当にすごいと思う。この動画の 1時間12分47秒から。まず最初に統一教会を揶揄することから始め、「世界を救うため」と言う宗教に対して、「祈っているだけでは、もうどうにもならないんですよ。祈りだけで世界が変わると言うな...
今年の初めに出た拙訳の1949年のジロ・ディ・イタリアの本「ブッツァーティのジロ帯同記」について、京都の日本イタリア会館の谷口和久さんという方が Corrente (コレンテ)という会誌に詳しい論評を書いてくださいました。これ読めば本を読まなくても大丈夫 笑)それぐらい詳しく紹介してくださいました。ありがたいことです。リンクを貼っておきますので、お時間のある時にどうぞ。http://italiakaikan.jp/culture/publish/img...
えーと、カヴェンディシュについての言及は過去記事でいいかな 笑)サガンの失格とカヴの過去 笑)http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2935.html (この記事の中にもいくつもリンクが貼ってあるので、それぞれ見てもらえると嬉しいです)さて、ボーラとしてはヴラソフで表彰台を狙って、ケムナでどのぐらいの潜在力があるかを試すジロだったわけですが、チームマネージャーのラルフ・デンクは満足していると言ってい...
いやあ、チェーンを脱落させた時には、さすがはログリッチ、やっぱりここというところでやってくれるなぁ、と呆れ返ったんですが、今回はそんなトラブルもなんのその、圧倒の逆転優勝でした。一方のトーマスは、いい意味で予想外の2位だったんじゃないでしょうか。本人も、「2月に君はジロで2位になるって予言してくれたら嬉しかったけど、今はがっかりしてる」と。人間欲が出ちゃいますからね 苦笑)ケムナはダメでしたねぇ。。...
TVでは今日の優勝者予想みたいなので盛んにコンラートの名前が上がっていましたが、僕はコンラートが逃げに乗っているのを見た瞬間に、去年のジロの終盤、ケムナが逃げに乗って前待ちして、ここと言うところでヒンドレイをアシストしてカラパスをちぎったシーンでした。あの時とはだいぶ様相が違っていましたが、それでも最終的にはコンラートのアシストでケムナはゴールしていましたね。順位を落としたけど、まだ総合8位。ただ、...
ミランもすごい伸びだったけど、ダイネーゼも一旦かなり離されたのにひっくり返しましたね。マシューズも昔なら確実に逃げ切れたんだろうけどなぁ。。。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ニコ・デンツ: とうとう僕も風邪をひいちゃったよ。昨夜から咳がちょっと出始めたんだ。そのわりにかなりうまく乗り切れたし、最後から二つ目の山までレンニと一緒にいられたんだ。C: それは残念! 速く良くなってね。ステー...
ミランもすごい伸びだったけど、ダイネーゼも一旦かなり離されたのにひっくり返しましたね。マシューズも昔なら確実に逃げ切れたんだろうけどなぁ。。。*Cyclingmagazine : 今日はどんな休息日だった?ニコ・デンツ: 予想よりはずっとリラックスして取り組んだけど、フィナーレはまたまたストレスフルだったね。C: 最後のところ、間が空いてたよね。君がそれをつぶしたと思うけど、あってるかい?デ: その通りだ。ああい...
モンテ・ボンドーネは僕が生まれた年のシャルリー・ガォルの嵐の中の大逆転ステージでした。ガォルについては拙ブログの一番最初の頃に書いたことがありますので、興味があればそちらをどうぞ。*Cyclingmagazine : 今日はどんな休息日だった?ニコ・デンツ: 僕自身はそれほど悪くないよ。最後の山までもったからね。タイムリミットも問題なかった。何人かは今日は本当に良くなさそうに見えたのもいたからね。リタイアは今日も...