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セントさんのプロフィール

住所
大阪府
出身
大阪府

プロフィール 性別   男性 自己紹介 休みは大体映画館かその近くを闊歩しています。自然と繁華街というところを歩くことになります。心は大自然にあこがれながら、結局便利さに負けているような気もします。

ブログタイトル
セントの最新映画・小演劇120本
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/signnoot
ブログ紹介文
映画館で新作をランダムに見ています。小演劇も好きですよ。
更新頻度(1年)

164回 / 365日(平均3.1回/週)

ブログ村参加:2010/01/07

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ハンドル名
セントさん
ブログタイトル
セントの最新映画・小演劇120本
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セントさんの新着記事

1件〜30件

  • PAM 「静観 lotus_R...」(作 plachu・演出 菅生六)@船場盛進堂 80点

    劇場は地下1階にある。90度近い階段で降りる。そこは昔の防空壕である。意外ときれいで、いい空間でさえある。まず最初はネルマ氏のギターの弾き語りから。4曲のライブ。意外と静かな曲が続く。彼だったらもっとシャウトすると思っていたから、少々びっくり。劇の時と同じくきれいな高音だ。心の曲である。後半は演劇。ある日常の数々。一人の男がこの世から消えてゆくのか、その時の時間が近づいてゆく、、。男は最後の別れというわけでもないが、ただ相手の声を聴きたくあちこちに電話をかける。昔、いやあ、かなり昔、僕が小学生だったころ、年の離れた兄に友人が会いに来た。なぜだかその時のことをずっと今でも覚えている。あとで、兄からその友人が自殺したと聞いた。人は死ぬ前に、最後の別れをするために方々の人たちに会いに行くことを知る。この劇を見ていてふ...PAM「静観lotus_R...」(作plachu・演出菅生六)@船場盛進堂80点

  • 匿名劇壇「ときめく医学と運命的なアイデア」(作・演出 福谷圭祐)@independent2st 80点

    2編あるも、僕が見たのは運命的なアイデア編。3,4つの話をショートショートにぶった切って、編集で変えたようなある意味、時間軸変更のごとく映画的な作品であります。福谷独特の斬新で、しかもそのセンスの良さがスピード感を見出し、あっという間に幕間が来るも、その余韻と意味合いを考えている間に、舞台はもう次の話に邁進している。まあ、それはいつものことなのだが、今回は初めての他劇団からの俳優陣の多出演だ。これが一番の見どころだと思ったが、やはり味わいがかなり違うと思った。当たり前のことだが、他劇団からの俳優陣の個性がやはり強く、常に匿名だけの俳優のみを見てきた僕からは、少し印象が違うように思えた。これはたまたまシナリオの役付けがそうだったからかもしれないが、何となく安心できる空間がちょっと空気漏れしたかのようなそんな感じか...匿名劇壇「ときめく医学と運命的なアイデア」(作・演出福谷圭祐)@independent2st80点

  • 卒業タイムリミット(辻堂 ゆめ 著) (双葉社 2019) 85点

    これはまれにみる快作。高校生時代って、純でいながら意外と世の中のこと分かっていそうで、でも実はいたいけな心しか持ち合わせていない時でもある。そんな不安定で、さっそうと風に吹く時間の動きを見事表現してくれました。ミステリーとしても本格物として十分合格です。小説を読んでいて久々に涙を流してしまう大失敗をしたことを認めよう。断然いい小説です。読後感も素晴らしく、言うことなし!卒業タイムリミット(辻堂ゆめ著)(双葉社2019)85点

  • 日本の戯曲研修セミナーin大阪 #清水邦夫「署名人」#秋元松代「ことづけ」 @未来ワークスタジオ 80点

    久々の朗読劇2本。清水邦夫「署名人」は清水の処女作らしいが、完成度、劇のテーマといい、素晴らしく、震えるほどしびれた。特に、へなちょこだと思われた署名人という不思議な職業を持つ人間の、政治的テロリストたちをも超える人間性を垣間見るや、人間を見つめるまなざしの厳しさ・やさしさに首を垂れる。すごい感動作であります。秋元松代「ことづけ」は清水の作品がすご過ぎて、印象度がそれほどでもないが、それでも俳優陣が全くの俳優でない面々で構成されていたことを後で知り、演劇の計り知れない空間と面白さを感じ取る。たまには朗読劇もいいね。日本の戯曲研修セミナーin大阪#清水邦夫「署名人」#秋元松代「ことづけ」@未来ワークスタジオ80点

  • 最近生活が変わりました、、、

    って、何のことかって。例のウイルス現象からすっかり人ごみに行かないようにしております。最初は心斎橋筋から難波界隈まで映画館に行くことが多かったのですが、まず行かないことにした。そしてさらに梅田界隈にまでそれは延長させている。と言ってるが、映画館に行かないだけで、実際には演劇には所構わずあちこち出没している始末ではある。演劇場にはそういう人たちはいないと勝手に信じてる。要するにC国人に接触しないようしているわけであります。地下鉄などで、キャリーケースをまだ重そうにしている彼らを見ると、もう近づかない。そうこうしていると、自然と繁華街には行かないようしている自分がいるのである。今の状況では、もし羅患すると、身近な生活環境からバッシングに会うような気もする。毎日出かけている私であるので、すべての対人関係に影響を及ぼす...最近生活が変わりました、、、

  • 殺し屋、続けてます。(石持 浅海 著) (文藝春秋 2019) 70点

    7編の短編集だが、あっという間に読める。石持独特のミステリー采配があり十分読める。ただ、ここまで殺人を楽しくしてしまうようなストーリーは少々あざといかな、とは思う。あくまで彼の才能のなせる業なんだけど、、。次作出ると、けれどまた読んでしまうだろうなあ、、。殺し屋、続けてます。(石持浅海著)(文藝春秋2019)70点

  • ももちの世界「ハルカのすべて」(作・演出 ピンク地底人3号)(於・神戸アートビレッジセンター) 90点

    ももちでは2作目。前作はラスト少々分からず、今回逆に期待を持って観ることに。会場の広さ、俳優陣の多彩、映画へのオマージュ、音響の排風によるアカペラ化(これがかなり効果を上げる)、そして何より地底人3号の脳内イメージの拡散という大胆なテーマ手法がぐんぐん我々観客の心をわしづかみにする。もう圧倒的で、映画好きの吾輩はそこにフェリーニの8・2/1からはじまる映画の諸作品を感得し、俳優で揺れ動くモンタージュとしてしかと確認した。今でも僕の脳内はこの作品の音楽が明瞭に流れており、演劇のもたらす可能性を強く感じることとなる。地底人3号の脳内と観客とは一体化し、素晴らしい世界を構築した。演劇を見ていてよかった。ほんとそう思える。地底人3号に感謝!ももちの世界「ハルカのすべて」(作・演出ピンク地底人3号)(於・神戸アートビレッジセンター)90点

  • ゴツプロ!>狭間の轍(作・竹田 新 演出・山野 海)(於・鉄アート館) 75点

    明治27年、北海道江差に集まる出稼ぎ漁師たちの実生活から明治という時代性を問う野心作である。労働歌とともに彼らの内実が明かされてゆく。それそれの過去を抱えた男たち、この年は日清戦争が勃興するときでもあった、、。戊辰戦争はもうこの年代ではかなり前のことだと思っていたが、人斬り〇〇と訳された男たちの苦悩が吐露されると、彼らにとっては全然過去のことではないことが現代人の我々にもショッキングであった。そう、戦争が終わって20数年というのはまだまだ戦争の惨禍が直近のことだったんだね。そういうあの時の時代を力強いソーランン節が彼らの心根を駆け巡る、、。ゴツプロ!>狭間の轍(作・竹田新演出・山野海)(於・鉄アート館)75点

  • 潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く(平石貴樹 著)(2019 光文社) 80点

    登場人物の多さ。ぎっしり詰まった行間。何とも時間のかかる書物であるが、昔懐かしのぞっこん本格物で、俳句の見立て殺人、そして何ときっちり見立て通り短期間に大勢が亡くなるなど、ミステリー愛好家にはうれしい作品だ。最後に明かされるトリックがどうもマヤツバものでどうもしっくり頷けないが、それでも最近関心薄されがちな動機をしっかり書いたのは好感が持てる。ミステリーって、ただ人が殺されるだけではないんだよなあ、動機がいい加減だと、ミステリーの醍醐味も薄まると思っている。その点この作品はそこはかなり合点がいく内容になっている。ただ、最近流行り(?)のラスト近くにさ~っと現れて、さ~っと事件を解決するトンデモ探偵には少々閉口する気持ちもないではない。でも、こういう本格物の出現は大歓迎です。潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く(平石貴樹著)(2019光文社)80点

  • 絶声(下村 敦史 著) (集英社 2019)  70点

    ラスト近くまで読みやすく、文字も大きいのかすぐページが進む。あまり考えなくていい進み方で、何かテレビドラマを見ているような感覚さえあります。そしてラストに突如みんな集まり、真相が語られるわけでありますが、いかにもの感あり。まあ、面白いけれども、ちょっと作者の安易な書き方まで考えてしまう作りなので、下村ファンにはどうかなと思う。でも、ブログを現代的に前面に押し出すのはなかなかだと思うよ。絶声(下村敦史著)(集英社2019)70点

  • をまちながら「TRANS(トランス)(作・鴻上尚史 演出・〇+I=2)( 於・未来ワークスタジオ) 80点

    この作品は以前東京で見て感心した覚えがあります。芥川の「藪の中」に似ていそうで、あれは誰が嘘を言っていたのか分からない摩訶不思議な世界でしたが、今回はだれもが嘘を言っているわけではない。3人の話、それぞれがみな真実だとしたら?といった感覚であります。逆転逆転で、実に演劇的にも面白いし、3人芝居なのでじっくり彼らの演技も堪能できる。セリフも多いし、実はこの劇結構難しいのではないかと思う。でも、これだけ面白いと、観客席との一体感がありますね。そこも、この演劇の魅力。たいして小道具もいらないし、実は何回も見ている人が多いのかも。大西千保さんの声がハスキーで魅力的。こういう役柄は女性一人の彼女が重要ポイントであります。男性二人も見事。いい舞台でした。をまちながら「TRANS(トランス)(作・鴻上尚史演出・〇+I=2)(於・未来ワークスタジオ)80点

  • 劇団 右脳爆発『三人分の欠陥』(作・演出 渡辺 岳)(於・indepennded2nd) 85点

    初めて見る劇団だ。名前は聞いていた。対面式の舞台で、長い廊下のような舞台に、3つの場面が交錯する。とても面白い設定でしかもストーリーが何やらミステリアスで、さらにシュールだ。うーん、この謎解きが僕にできるかな、なんて思っちゃう。出演者全員、抑揚があり、メリハリが明確で、セリフの言い回しが一度ほど強い。こうして彼らの激しい心情がセリフを通して観客席に伝わる。練習十分の劇で、彼らの手ごたえを僕らがそのまま感じ取ることになる。お気に入りの練間氏はまさに左脳爆発してた。このようなちょっと激しい演技っぷりに彼の真骨頂がある。他の俳優陣も見事。女性も男性もみんなかっこよく、美人ぞろい。贅沢な時間だ。話はといえば、ばらばらに散らばったパズルが見事最後に収束するかのように見事だ。見応え十分の演劇を見た思いがする。演劇ファンには...劇団右脳爆発『三人分の欠陥』(作・演出渡辺岳)(於・indepennded2nd)85点

  • 時空旅行者の砂時計 (方丈 貴恵 著)(2019 東京創元社) 80点

    最近の本格物だが、なんとタイムトラベルが誘引される。昨年話題の「屍人莊~」もホラー・sF的であり、もうミステリーは出尽くしてしまい、この手しかこれからはないのであろうか、と長年ミステリーを愛読していた吾輩からは少々寂しいものがあるが、でも、最後までちゃんと読みつくしましたぞえ。僕はホラー性が強くないこちらの方がかなり楽しめた。でもこの作品はなかなか連作が難しいかなあ。なかなか才能に恵まれた作家なので、次作も期待できますね。時空旅行者の砂時計(方丈貴恵著)(2019東京創元社)80点

  • 風の電話 (2020/日)(諏訪敦彦) 65点

    ほとんど脚本などあって、ないような作品だ、といえば日本では諏訪敦彦を思い出す。本作もまさにそういう感じです。そしていつもよりドキュメンタリータッチが強く、ほとんど思いつめたようなハルカの表情が全編を綴る。俳優陣は諏訪作品の常連であり、セリフもアドリブの連続であるかのようで俳優たちも十分それをわきまえている。けれども、広島の原爆はまあいいが、あのクルド人の唐突な場面はリズムを壊している。この作品の特徴はメッセージ色が強いことである。西田敏行に言わせる各地へ引越した学校でのいじめなど、少々くどい。「生きているんだから食わなければならない」「あなたが死んだら誰も家族のことを思い出さない」など、胸に来るセリフも多い。しかし10年近くたってもうあのことがなきが如くの現代日本に警告を与えたるには、やはりNHKの特集ドキュメ...風の電話(2020/日)(諏訪敦彦)65点

  • いけない(道尾 秀介 著) (2019 文藝春秋) 90点

    ミステリーでは僕にとっては最高点の評価だ。それほどじっくりしっかりと読まなければこの小説の真実に近づけない。それほど普通に読んでいると作者の老獪にはまってしまう上質のミステリーであった。でもこんな田舎で人がどんどん死んでゆくこと、クリスティの「アクロイド殺し」ほどではないものの、K事が自然に犯罪に加担してしまったら、読者は簡単には犯人当てはできないだろう。とはいうもののやはり久々の道尾のミステリー復帰はうれしいし、しかもこんな秀作を提供してくれたんだから、やはり良しとしよう。ミステリーファンは絶対おすすめ。いや、読まなきゃならん。いけない(道尾秀介著)(2019文藝春秋)90点

  • 関西芸術座「ベルナルダ・アルバの家」(作・フェデリコ・ガルシーア・ロルカ 演出・松本昇三)(於・ABCホール) 75点

    女だけの家。当主が亡くなり長い年月全員喪に服している。だから、性的抑圧も甚だしく、長女の結婚話がきっかけに彼女たちは爆発する、、。それほどその抑圧的なモゾモゾ感が観客に伝わって来ない。音響などかなり考えられており、はっとすることも多いが、場面が一場面限定のためか、セリフだけが舞台の上を駆け巡る。それでもこの舞台の真打、ラストの女性たちがそれぞれ発露し、哀しい事件につながる過程はやはり演劇的高揚を感じる。役を演じることの喜びは女優陣全員から感じられた。ロルカの3大悲劇に取り組む気力は十分感じた。関西芸術座「ベルナルダ・アルバの家」(作・フェデリコ・ガルシーア・ロルカ演出・松本昇三)(於・ABCホール)75点

  • パラサイト 半地下の家族 (2019/韓国)(ポン・ジュノ) 90点

    うーん、これが映画だね。僕は映画から久々の精神的効用を得ることができ満足。ジュノとしては「ほえる犬は噛まない」以来の最高評価。こんな分かりやすい寓話で現代社会をぶった切るジュノを断然見直した。多少それはねえだろう的な部分はあれど、許容する。それほど鮮やかな切り口だった。壊そうとしても壊せず目の前に聳え立つ現代のヒエラルキー摩天楼に、ちょっぴりだけでも抗えただけでも僕は十分ジュノに拍手を送ることができる。これこそ映画だ。パラサイト半地下の家族(2019/韓国)(ポン・ジュノ)90点

  • 劇団壱劇屋「劇の劇」(作・演出 大熊隆太郎)(於・in→dependent 1st) 80点

    実は久しぶりの壱劇屋。こんな狭い劇場でなにをするんや、と思っていたけど3人劇のいわば「自分とは何ぞや」の映画ではよくあるテーマを演劇に持ち込んだ感じ。パントマイム劇や激しいダンシングで汗びっしょりの大熊を見るにつけ、まだまだ演劇を究めようとしているんだなあと思う。優れた現代演劇を先頭を走ちぇちる大熊を十分見ることができた至福の時間だ。劇団壱劇屋「劇の劇」(作・演出大熊隆太郎)(於・in→dependent1st)80点

  • 幻の彼女(酒本 歩 著)(2019 光文社) 75点

    ミステリーの本質が謎解きだとしたら、この本ほど付き合った女性が3人とも次々と死んでゆくというこの驚異的な本書ほどものすごい本は最近ない。ということで私もこのミステリーの醍醐味に惹かれてページを繰っていくのだが、なんとものすごい飛躍的な考えもつかない解決がそこに待っていたのだ。うーん、これは何とも、科学か医学かSFか、なんとも言えない代物だが、これもまた現代ミステリーなのである。読みやすい文体、親近感を覚える主人公の心とともに、読者はさわやかな甘いミステリーの旅をすることになる。良作である。幻の彼女(酒本歩著)(2019光文社)75点

  • アイリッシュマン (2019/米)(マーティン・スコセッシ) 80点

    終盤のじっくりドラマが出現するまでのエポソード集の何と荒いことよ。でも、それまでの半生を時間の制約を受けて走馬灯のように激しく駆け巡ろうとすればこういう表現になるのかな、納得です。そしてこの作品の登場人物、すべて死亡年と死因が表示される。まるで「死ぬとは生きることと見つけたり」、と言わんばかりに、、。終盤の40分は、スコセッシが現代の彼の実力を渾身込めて従来通り映像化したものと思われる。スコセッシが死を意識し続け、まとめ上げた、ある意味彼の集成化したものであると言えようか、3時間半じっくりと、アメリカの裏側の歴史とともに、彼の死生観を興味深く拝見した。アイリッシュマン(2019/米)(マーティン・スコセッシ)80点

  • 男はつらいよ お帰り 寅さん(2019 山田洋次) 65点

    こんなことやってみたかったんだろうなあ、映像を見ていてふと思う。過去のシリーズ作品から、映像を編集してさらに新たな映画を作る。見ていて、子供だった吉岡が、若かったさくらが、現代に登場すると現実が見えてくる。現代とは恐ろしいもんもんだ、とふと思う。ほとんどはまだ生存しているが、鬼籍に入った俳優陣も多く、懐かしさより、歳月の流れを感じ取り、はっとする。映画作品としては、外国人のセリフを放つような後藤久美子と、20年ぶりに邂逅した思春期の淡き恋人たちなんだが、何だか、お互いのの手を触れあったりする微妙さがに、違和感を感じたまま映画は終わる。結局リリーさんだったのかねえ。男はつらいよお帰り寅さん(2019山田洋次)65点

  • 2019 映画ベスト5

    今年は日常が忙しく、映画本数がた減り。とはいっても69本って、普通の人では多いんだろうけど、200本を超えていた時を知る僕にはかなり貧しい本数である。原因は映画が僕を揺らしてくれなくなったからなんだと思う。1960年代から1970年代にかけての映画は、どんな映画でも僕の滋養になった。要するに、僕が年を重ね、栄養過多で受け付けなくなったということもあるけれど、ヨーロッパ映画の凋落・ハイウッド映画の予定調和化により、映画そのものに何かを見出せなくなったと勝手に思っている。そんな中で、外国映画、日本映画それぞれ5本を選出した。まあ、僕の好みだけを揃えた映画だと思ってください。日本映画は近年ないほどの不作。外国映画1.「象は静かに座っている」(フー・ボー)2.「ジョーカー」(トッド・フィリップス)3.「僕たちは希望とい...2019映画ベスト5

  • スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け (2019/米)(J・J・エイブラムス) 80点

    42年という時間の流れを感じさせない最終編。何かRPGの最後にたどり着いたような感動もあったが、僕も随分年老いました。それが第一の感想。この最終回の解決編は思ったよりすっきりしていて明るく素敵だ。スターウォーズ、なんだかやるせないその青春。ありがとう!スターウォーズスカイウォーカーの夜明け(2019/米)(J・J・エイブラムス)80点

  • カツベン! (2019/日)(周防正行) 65点

    期待して見たわけではなかったが、それでも周防作品、見なければという気持ちが強かったです。そして、、、結論的には永瀬に言わせる「写真以外のものは映画ではない」という正論を吐いてるんだが、まさに写真以外の本来ないはずの話を弁士に仕立てる映画カツドウって悪くないじゃん?と言ってるようでもあり、この辺り混濁しました。映画へのオマージュとして「ニューシネマパラダイス」は然り、栗島すみ子似の黒島結菜をヒロインに起用するなど、映画ファンにはくすぐったい喋り口だが、前半の30分ほどには、後半がまるで盛り上がらないのは周防の力量が落ちて来ているのか、な~んて考えちゃいました。俳優陣も豪華なんですが、井上真央と竹野内豊が最初誰だか分らなかったほど、変貌していましたネ。ファンには怒られそう、、。カツベン!(2019/日)(周防正行)65点

  • 賞味期限切れの少女「君が生きていくのなら「きみがしんでいくのなら」(作・演出 早川夢)(於・大阪大学) 75点

    生きることと死ぬことは同じことと見つけたり、と長く語られてきたが、現代の若者が真摯に語らう断片のページ集だ。4つの短編のオムニバスの展開である。素朴でいたいけな心の内をストレートに全部つぶやいているのがいい。私のような老人になってしまうと、随分最近の大学生も思春期に近い恥じらしさを持っているように感じたが、寄る年波を感じている老人の戯れと許してくださりませ。まさに気恥ずかしい4編だが、特に友人だから、と友の入水自殺を見守る最終編は秀逸。賞味期限切れの少女「君が生きていくのなら「きみがしんでいくのなら」(作・演出早川夢)(於・大阪大学)75点

  • ラスト・クリスマス (2019/米)(ポール・フェイグ)  60点

    脇役陣にいい俳優揃えてるんだけどなあ。でも彼らもそれほどの個性を発揮せずのまま、ストーリーは進んでいき、、主役の二人があまり魅力のないのがこの映画の弱点か。なんだかふにゃふにゃの話に展開していき、そのうち途中で真相も伏線で告げられ、それからは何だかなあという話になってしまいました。どうせだったら、寓話にしてしまう思い切りがあればもっと締まった作品なったものを、いい話にしようとすればするほど僕は引いて行きます。まあ、合わんかったということでしょうなあ。館内は意外と人は多かったです。ラスト・クリスマス(2019/米)(ポール・フェイグ)60点

  • 覇王樹座「フォーゲット・ミー・ノット」(作・成井豊 演出・河野風真)(於・一心寺シアター) 70点

    キャラメルボックスの名作。ストーリーを知っているからか、なぜかワクワク感がない。学生演劇だから、年齢差を感じない役柄もすぐ慣れるのだが、全体的に流れを感じないなあ。俳優陣はみんな声がちゃんと出ているし、セリフのとちりもない。好演である。なのに、なんだか不思議とこちらに伝わってこない。こうなると、演出かなあと考えてしまう。単なる僕の体調の悪さかもしれないし、、。俳優一人一人はホント才能豊かな人が多い。また見に行きたい劇団である。覇王樹座「フォーゲット・ミー・ノット」(作・成井豊演出・河野風真)(於・一心寺シアター)70点

  • 劇団ユニットWOW!!「動くな点P!」(作・長尾ジョージ 演出・長尾ジョージ他)(於・音太小屋) 75点

    よく考えられたサービス精神いっぱいの脚本です。コメディを前面に出し、退屈なんか絶対しない演劇づくりを目指しているかのような、ほんわかコメディで、90分があっと終わる。終わったかなと思ったら、本当の終わりがまた待ち受けていて、かなり観客を受けを考えている演劇だと思う。その努力を買います。劇団ユニットWOW!!「動くな点P!」(作・長尾ジョージ演出・長尾ジョージ他)(於・音太小屋)75点

  • 南船北馬「これ から の町」(作・演出 棚瀬美幸) 80点

    6人の登場人物。それぞれ個性があり、というか皆それぞれに毒を持っている。それが大小であるかは問わず生きているのが人間なのだ。この劇ではそれに加えて言葉、方言、言語を問題にする。関西弁から、俄然標準語に変わりそして最後は人間の発する言葉ではないような言語が発せられる。観客は何事かと驚く。斬新な劇であるが、言語の流転と町への居住の意味をこれほど考える劇は少なく、作者の感性の鋭さに驚く。俳優陣はみな達者。一人一人の演技構成も面白く、感心する。出口弥生さんの達観した迫力と小演劇随一の美貌を誇る桂ゆめさんを久々に見られてご満悦。南船北馬「これからの町」(作・演出棚瀬美幸)80点

  • 神とさざなみの密室 (市川 憂人 著)( 2019 新潮社)  80点

    読みづらいこともないが、かなりの部分を占める政治的蘊蓄を読めるかどうかでこの小説の評価が決まると思う。別にこういう考えがあってもいいのではないか、と普通に読んでしまう僕はそれほど気にならなかった。ということで、あとはこの厄介な密室解読と実質的な探偵が誰なのかに焦点が移るわけですが、あっと驚くほどではないが、それほどににんまりしたかなあ、、。もうミステリー界においては密室は解き明かされた代物だから、それに挑戦ということで評価をしましょう。なかなかの作品であったように思う。神とさざなみの密室(市川憂人著)(2019新潮社)80点

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