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セントの最新映画・小演劇120本 https://blog.goo.ne.jp/signnoot

映画館で新作をランダムに見ています。小演劇も好きですよ。

プロフィール 性別   男性 自己紹介 休みは大体映画館かその近くを闊歩しています。自然と繁華街というところを歩くことになります。心は大自然にあこがれながら、結局便利さに負けているような気もします。

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2010/01/07

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  • 署長シンドローム(2023 今野 敏)(講談社) 75点

    新キャラ超美人署長現る。という事で面白いけれどその美人ぶりの前で男性陣がすべてとろーんとしてしまうのが、ちょっとやりすぎかなとは思うけれど、でも読んでしまう。大森署の常連たちはまた出没するし、一日だけ見た目をすべて記憶してしまうという新人署員もユニークで、しばらくこのシリーズは目が離せないです。今野敏としては気楽に書き上げた作品なんでしょうな。まだまだ読者にとって何が一番面白いかなというものを求めている作者に拍手。署長シンドローム(2023今野敏)(講談社)75点

  • The Timeless Letter「MARIONNETTE~悪魔の口づけ」(作・演出 前田アキヒロ) at ABCホール 80点

    1年半前に公演した再演である。筋書きはよく覚えているので、今回はパフォーマンスだとか、演出、照明、俳優の演技に注目する。前田氏はミステリーがお好き。途中で犯人が出て来るなあと思ったら、どんでん返しを2回ほどやってのける。これは前回と同じ。でもとても面白い。今回はパフォーマンスの集団ダンスがとても優雅でしかも恐ろしげなる感じがとてもいい。白眉だ。照明も斬新。こんな手があったんだとほくそ笑む。主役の川田氏は今回はロンドン警視庁警部役。前回は悪の権化役でかなり演技に凝ってたが、今回は素直で余裕のある演技で素晴らしい。主役が変わることでこうも演劇が変わる。演劇って怖いなあと思う。あと、ローズ役の女優が限りなく美しい。見とれました。という事でとてもいい一日となりました。TheTimelessLetter「MARIONNETTE~悪魔の口づけ」(作・演出前田アキヒロ)atABCホール80点

  • 1秒先の彼 (2023/日)(山下敦弘) 80点

    オリジナルはとても感動し、館内で号泣したことを覚えています。本作はストーリーを知っていたからなのか、そこまではいかなかったかなあ、、。オリジナルはドラマ風、本作は何かメルヘン調でかなりコミカル風でもある。その基調の違いがしかと感じられる。岡田はかなり意識した演技をしているようだ。ルックスがいいけど中身がないなんて役柄をうまく演じている。清原は見た目どおり、清楚で透けて見えるほど素晴らしい。きれいだ。後半は二人の馴れ初めだの少々説明調が続く。それほどうまく処理している風でもないが、この辺りは宮藤と山下との葛藤があったんだろうか、、。全体的に、やはり最後がものすごい感動編にならなかったことはあるものの、やはり山下映画であった。山下敦弘、まだまだ健在なり。1秒先の彼(2023/日)(山下敦弘)80点

  • 高島太一を殺したい五人(石持 浅海 著)(光文社 2022) 75点

    ちょっとひねくれてるしかし斬新で鋭い切り口のミステリー作家といえば石持だろう。本作も随分あり得ないほどの設定を仕組んだミステリーだが、読み始めて中盤まではとても面白くページが進むが、そのうち犯人像が見えて来るが、これは仕方のないところか。中盤以降の展開が、少し冗漫で、これはこの作家の時々感じる悪いところ。まあ、でも許せる範囲。どうしてこんなにいつもあり得ないほどのぎりぎりの設定でミステリーを書くのかなあと思うけれど、これが彼の性格なんでしょうな、また彼の魅力でもあります。彼が普通のミステリーを書いても誰も読まないでしょうし、、。いやあ、また次作を期待しています。高島太一を殺したい五人(石持浅海著)(光文社2022)75点

  • 新・教場(長岡 弘樹 著)(小学館 2023) 80点

    やはり面白い。本当に警察学校がこうだとは思わないが、鋭く切れ味がいい。ミステリーではこれ以上のものは求めることはできないとも思われる。短編なので、私のようにだらしない人間には、5,60ページぐらいで話が変わるのはありがたい。次作はまだだろうなあと思いながら、本を置く。特にラストの卒業式の話は唖然とする。切れすぎる!新・教場(長岡弘樹著)(小学館2023)80点

  • 658km、陽子の旅 (2022/日)(熊切和嘉) 70点

    熊切監督作品なので見る。でも、菊池凛子の演技を見る映画かなあ。ストーリーは一人ヒッチのロードムービーです。なかなかシリアスで、現実をよく見てる。でも、駐車場で急に車がいなくなったりした後、現代の日本女性が一人でヒッチをするかねえ、というのがまず疑問。お金はなくとも、電話もあるし、なんとかならねえの?(スマホは壊れている模様)とか、この日本、警察でも行き事情を説明すれば何とかなるでしょう。これで冒頭からイライラ気味。でもしかし、この強引でもない設定でないとヒッチに行かないから、まあそこは我慢。で、その後は通常のご鑑賞。あっと驚いたのは、セックスを条件に車行きを選択する女の心情。こんなことあるかな?でもこうでもしないと、それ以降のヒッチのありがたさが身に沁みないからかなあ、それでもちょっと信じられねえ。最後の...658km、陽子の旅(2022/日)(熊切和嘉)70点

  • ティッシュの会「大過なく」(作・演出 森たか正紀 出井友加里) 75点 at中央公会堂

    舞台というより観客と同等の高さの床面に男と女。何やらコンビニで買ったか、食料を手にしている。大道具小道具等一切なし。自然と彼らの身体に我々は注視する。そして何やらつぶやき始める。男が問い女が答える。その逆もあり。いわゆる人生問答でもある。何か時間が経ってくると、彼らはちょっと高尚なボヤキ漫才のようにも思えてくる。でもそれほど面白くはない。一通りの他人についての人間描写を述べる。まあ、そういうこともあるかな、と思えてくる。彼らはまだ若い。といっても、恐らく中年の疲弊感はある。でも、作られたモノでもある。演劇の可能性を探求しているようにも思える。彼らのそれが演劇だとすれば、どこまでが即興なのだろう。何かかなり練習してる感も見えたが、、。でも面白いです。こういうのも気軽でいいなあとも思える。ティッシュの会「大過なく」(作・演出森たか正紀出井友加里)75点at中央公会堂

  • 灯台からの響き (集英社文庫)(2023 宮本 輝 著) 80点

    珍しく宮本輝の本を読む。私も老いを感じるようになってから、主人公の気持ちが手に取るようにわかる。日本全国の灯台を旅しながら、生前の妻の秘密を紐解いてゆくというミステリ形式は最後まで集中力を断たない。文章は平易で、出て来る登場人物もすべて市井の人たち。どこにもある幸せを人は幸せとは感じない。なくして初めて、幸せだったことを噛みしめる。等身大の主人公の行動、思いに宮本輝の今日を見る。素晴らしい小説でした。灯台からの響き(集英社文庫)(2023宮本輝著)80点

  • 録音された誘拐 阿津川 辰海(2022 光文社) 80点

    あの短編名作「透明人間~」を書いた作家の長編もの。読み続けると、いろんな要素が入っていて、これは読みごたえがあるわいとほくそ笑む。どんな最後になるのだろうと期待していたら、しかしちょっとあんなのででいいのかな?と疑問がわく。最後の謎ときが、一つは犯人二重説。こんなのでいいのだったら、いくらでも展開可能だね。また、美々香さんの突発性難聴なんて、別にこの犯罪に直接関係しないのに、オーラスに持ってきたり、また血液型でも少々無理があったり、いつも程私はにこにこ顔ではないが、まあページを繰るのがもったいないほど途中面白く、許しちゃおう。力作ではあります。録音された誘拐阿津川辰海(2022光文社)80点

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