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セントの最新映画・小演劇120本 https://blog.goo.ne.jp/signnoot

映画館で新作をランダムに見ています。小演劇も好きですよ。

プロフィール 性別   男性 自己紹介 休みは大体映画館かその近くを闊歩しています。自然と繁華街というところを歩くことになります。心は大自然にあこがれながら、結局便利さに負けているような気もします。

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2010/01/07

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  • ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE (2023/米)(クリストファー・マックァリー) 85点

    3時間弱のエンタメ映画。そういえば、このシリーズ欠かさず全部見てるなあ、トイレ大丈夫か、轟音上映って初めてだけどどんなだろう、後ろの女二人予告編とはいえうるさいなあ、とかいろいろ逡巡しながら本編を待つ。でも見始めたら、ラストまで一気なんです。これがこの映画の特徴だし、映画本来の持っている基本的な魅力がすべて映像に出現してます。今回はpart1ですが、いわゆるコンテニューものではあるものの、一応作品的にはある程度完結しています。もうどこまでこんなに頑張れるんだろうとか、トムを見ているだけでハラハラドキドキ、とても楽しいが、いやあ、出て来る女優さん4人がとても魅力的。魅せるわあ^^い。という事で、私は1300円で見ましたが、3000円位の価値はある傑作エンタメでございまする。え、ところで、トイレ大丈夫だったっ...ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE(2023/米)(クリストファー・マックァリー)85点

  • ピッコロ劇団「やわらかい服を着て」(作・永井愛 演出・眞山直則)atピッコロシアター 90点

    前半が政治集団における政治論にだいたいを費やし、こりゃあきつい演劇だなあと思っていたら、後半はがらりと変貌し、集団の人間の中身をじわじわ見つめてゆく。その展開は見事の一言。演劇集団でも政治セクトでもそうだが、そこに男女の恋愛が入ってゆくと、どろどろの人間模様が発生し、集団を形成していた本質が変質してくる。男と女の4角関係が露見し、それぞれが悩み乱れるところはこの劇の中でも白眉のシーンである。感動する。そんな泥臭いところを後半はテーマに据えて、それでも集団は解散することなく生き延びることもできるという生体論を述べる。ラストは不覚にも涙溢れ、アンケートを書くにも時間がかかり、劇団の方に不審そうに思われる始末。でも素敵な一日であった。これだから演劇はやめられない。ピッコロ劇団「やわらかい服を着て」(作・永井愛演出・眞山直則)atピッコロシアター90点

  • 劇団皆奏者『/*ジャンクサイダー*/』(脚本・否カるキ 演出・神崎真)at芸術創造館 85点

    3時間の長丁場。超暑い夏。そして劇も超熱かった!初めての劇団、そしてなんかヤング的題名でそれほど期待はしていなかったが、見てみて驚く。登場人物の多さはもちろん、脚本が何よりしっかりしてる。4,5個のグループの話を最終的には収束し、それぞれ多層で深いストーリーづくりで、これは褒めたい、すごい。特に後半は謎解きもそれぞれ用意され、エンタメ的にも十分楽しめた。関西にまだこういう劇団もいたんだね。恐れ入りました。俳優陣の内面的演技まで十分客席に伝わり、稽古で鍛えられている劇団だなあと思う。楽しみな劇団がまた増えた。劇団皆奏者『/*ジャンクサイダー*/』(脚本・否カるキ演出・神崎真)at芸術創造館85点

  • 私をくいとめて (2020/日)(大九明子) 70点

    30歳、おひとりさま、大会社OL、そんな彼女にも異性へにあこがれという悩みがあるらしい、、。女性の本音が最初から最後まで飛び交う女性映画であります。概して、深みもないが、さりとてノンが超かわいいので断然許しちゃう。こんな映画を作ったら世のオンナどもはてきめん心地よし症候群に見舞われるであろう。社会の一面は見て入るが、厳しさは全然なってない。お気楽だのう、、。まあそんな映画だが。私をくいとめて(2020/日)(大九明子)70点

  • ちょっと思い出しただけ (2021/日)(松居大吾) 60点

    現在から、誕生日を追って1年ずつ溯って二人の愛を辿ってゆく物語です。何だろう、設定は随分とロマンチックなんだけどそうはなれない自分。二人の愛があまりに普通過ぎるからか、二人の会話があまりにベタでまるでアドリブ多きのようで、全体に町中の日常会話を聞いているようだった。僕には嵌らない作品でした。ちょっと思い出しただけ(2021/日)(松居大吾)60点

  • ヨルノサンポ団「コンビニエンス ・スペースシップ」(作・藤代耕平 演出・飯田充 ) at space9 80点

    初めての劇団です。コンビニという卑近な題材であまり期待していなかったが、とんでもない、よく練られた脚本で若い人ばかりの出演なのだが、2時間とても面白く、人生の機微まで感じました。秀作でした。演劇はコメディがなければダメだと私は思っている。ところがこの劇は、最初から最後まで、このくすくす笑いが絶えない。それは後になって彼らの哀しみさえ伝わってくる仕組みとなっている。重量級の脚本の強さでもある。次回の劇も決まっているらしく、楽しみが増えた劇団です。ヨルノサンポ団「コンビニエンス・スペースシップ」(作・藤代耕平演出・飯田充)atspace980点

  • ジェラール・フィリップ 最後の冬 (2022/仏)(パトリック・ジュディ) 70点

    映画史上伝説のハンサムぶりで知られているジェラール・フィリップの生い立ちから死までを克明に描写した貴重な映画です。僕はスクリーンでしか彼の存在を知らないが、この映画を見ると随分と演劇に肩入れしているのに驚く。また、政治的にもかなりリベラルで、実際的にも共産党に肩入れするなど、その行動にもまた驚かされた。37歳の若さにして病魔が彼を断ってしまうが、フィルムで見る彼の家族への愛情と並々ならぬ演技への情熱にただただ驚くばかり。日本でもかなり彼のファンは多いと聞くが、永遠のスターとしてこれからもずっと記憶されるであろう。ジェラール・フィリップ最後の冬(2022/仏)(パトリック・ジュディ)70点

  • ザッハトルテ (2022/独)(ティーネ・ロゴル) 80点

    題名通り、あま~~いお話。でも映画の原点を地で言ってるような、もう忘れていたような現代のおとぎ話でもあります。まあ設定はちょっと嘘くさいけど、こんな夢のようなお話があってもいいと思う。大昔、こんな映画をよく見た感があるけど、最近は映画って、夢を売らなくなったから、その意味でとても貴重な作品だと思います。ウイーンに行くと誰もが行くという、ザッハトルテケーキ。誕生日の午後3時に愛する女性が来ると言うことで、ドイツからウイーンに移住し、毎日ホテル・ザッハーに通い詰める男のお話です。こんなシンプルなストーリーが、夢のまた夢を産むのです。渋い老女のロマンスも傍らに発生し、いいラストですね。気持ちがうれしく少し涙しました。ザッハトルテ(2022/独)(ティーネ・ロゴル)80点

  • 無聲 The Silent Forest Silent Forest (2020/台湾) (コー・チェンニエン) 70点

    ろうあ学校でのいじめをテーマにした問題作かと思っていたら、もっと深い問題が秘められていた、、。こんなことあるのか、と思いきや、なんと実際起こったことをベースに映画が作成されたらしい。その事実に驚くとともに、実際そういうことを目の当たりにして、なんとも言えない暗い絶望におののいてしまう。ラスト、一応明るいシーンが繰り広げられるが、そのあとの驚くべき連鎖が続いてゆく辺りは、現代社会の闇を感じる。無聲TheSilentForestSilentForest(2020/台湾)(コー・チェンニエン)70点

  • 夕方のおともだち (2021/日)(廣木隆一) 70点

    大人男性漫画が原作と思われるマゾ男と風俗嬢との関係を通して、ある愛のゆくえを模索した恋愛ドラマである、と思います。日本映画にしては濡れ場も激しく、村上淳さん、菜葉菜さん、熱演でした。こういう愛の求め方もあるものだと感心するも、やはり一般的には引きたくなる内容ですが、全体にからりと明るく描いているので、どうもねちっこさが伝わって来んのだよね。まあ、その辺りは廣木一流の演出工夫なんだろうが、恐らく原作漫画ではかなりテーマ性が強く感じるところを、映画にするとするっとどこかに生きづらさのようなものが薄まってしまったのだろうか、そんな気がする。でも、確かに見ごたえはあった。確かに、、。夕方のおともだち(2021/日)(廣木隆一)70点

  • 教室に並んだ背表紙(2023 集英社文庫)(相沢 沙呼 著) 85点

    ミステリーでもかなりの秀作を発表している相沢沙呼の心に沁みるこちらもよどみどころのない秀作です。中学校、今はどういう状況か全くわからないが、この小説通りに悩みを持つ子供たちがいるのなら、ホント、相沢が心から子供たちに叫び続けているようなそんな声が聞こえた。「助けてって、声を上げて生きてほしい」相沢が言いたかったのはその言葉だ。いじめって、ホント何故なくならないのか分からないが、この世の中から一切なくなってほしい!子供たちの心情が怒涛の波のように私に届いている。この小説を読んだことを私は忘れない。教室に並んだ背表紙(2023集英社文庫)(相沢沙呼著)85点

  • 劇団カオス「女学生ロンド」(作・月見団子&からあげ 演出・月見団子) at 大阪公立大・学生会館 75点

    カオス、本当に久しぶり。2、3年は行ってないかな。彼らのまともさと面白さ、そして真剣なまなざしを感じて、学生演劇を見始めるきっかけとなった大好きな演劇集団です。今回は新人公演です。新人が大勢入部したからという理由で、作品は2本立てに分かれる。そしてその1本がこの作品である。90分に中編2作。アンドロイド物と学生演劇を通じての恋愛もので、どちらも他作者のものではなく、オリジナル作品です。このオリジナルという行為は、学生演劇にとって、意外と稀有なんですよ。本を書くという事はそれだけ時間と労力と才能を必要とする。それを十分やり遂げた。立派だ。作品は初々しいという表現はあれど、やはりまだ未熟さもある。でもこういう経験が演劇には絶対必要なのだ。俳優陣も既にふてぶてしい役者が多く、将来が頼もしい限りだ。いい一日でした...劇団カオス「女学生ロンド」(作・月見団子&からあげ演出・月見団子)at大阪公立大・学生会館75点

  • イントロダクション (2020/韓国)(ホン・サンス) 70点

    大好きなホン・サンス作品。けれどこの作品、いくらサンス側に余裕があろうと、こちとら同等の余裕があるべくもなく、いつも通りの言葉のやり取りなのだが、演技上の愛と実物の愛とを論じ合うのは、もうそれは喜劇を超えて、映画ファンへ挑戦しているのかとまで考えてしまう。どこまでサンスと感性を追従できるのか不安になってきた、、。イントロダクション(2020/韓国)(ホン・サンス)70点

  • 愛と裏切りのゲーム 殺人連鎖(パディ・ジョブナッツォ) 60点

    B級映画なんだけど、見始めたら止まらないそんな娯楽映画です。展開は面白いだが、最初の部分で真相を明かしているので、観客がラストの種明かしを知ってしまっている哀しい映画です。何でこんな作りにするのかなあ、、。最初から、だましてくれれば、映画の楽しみが結構続いてたのに、、。ちょっと残念至極。愛と裏切りのゲーム殺人連鎖(パディ・ジョブナッツォ)60点

  • キラー・インサイド・ミー (2010/米=スウェーデン=英=カナダ)(マイケル・ウィンターボトム) 80点

    まあこんなにうまく6人もの連続殺人が警察の身近で行われていて、証拠など全く見つからないというのがまずおかしいというのが感想だが、この映画はそんなことを見ている作品ではない。あるのは一人の男の頭の中に抱えた大きな空洞。そのモンスター感がすごい。ケイシー・アフレック、しゃべり方まで全編に拘って、役者冥利の演技を放つ。これを彼の代表作にせずなんてことがあろうか、と考えていたら、「ジェシー・ジェイムズの暗殺」「マンチェスター・バイザシー」など、かなり彼は特異な役柄で演技派なんだね。ということでこの映画は一人の男の暗黒の世界を描いた作品ですが、とても陰影があるドラマにしてあり、見ごたえがあります。秀作です。キラー・インサイド・ミー(2010/米=スウェーデン=英=カナダ)(マイケル・ウィンターボトム)80点

  • ファーザー 息子の行方を探す旅 (2012/ブラジル) (ルチアーノ・モウラ) 75点

    珍しいブラジル映画。地味な映画だけど、題名通りの映画です。こんな題名ってどうなの、と言いたいけど、まあ別によろしい。クローズアップが最初の方は多く、なかなか見せてくれる映像です。ロードムービーなんだけど、暗黒の世界を垣間見た生活空間もある。子供の出産に立ち会う場面もある。息子を探していながら、結局は自分自身を見つめ直す映画なんだね。よくある映画だけど、感触は悪くない。意外と画面から目を離せない。こういうところはこの監督の実力ですね。こんな小品の作品だけど、感動させられてしまった。ファーザー息子の行方を探す旅(2012/ブラジル)(ルチアーノ・モウラ)75点

  • 怪物 (2023/日)(是枝裕和) 80点

    是枝の作品って、初期はともかく、最近の10年ほど、交互に秀作、凡作を繰り返している感が私的には感じています。そして今回は○の方です。でも、本作でも愚痴を言いたい、、。①この題名、映画を観る前の先入観に影響しすぎるのでは。最初はそうかなと思い始めたが、だんだんモンスターなんてほとんどないことに気づく。あるとしたら人間が創り出す現代の薄っぺらいモンスター空気感か。②是枝にしては時間軸の先・後送りの映像を前後して編集しているだけで、全然苦労しとらんではないかい。少々ずるいぞ。③でもこうして見終わって思い返すと、永山瑛太だけが犠牲を大きく払ってる。ちょっと理不尽。こんな普通のどこにでもいる教師にこんな十字架を背負わせていいものなのか。④まあそれにしても、「人間、誰にも話せないことがある」という究極のテーマは最後に...怪物(2023/日)(是枝裕和)80点

  • 学園座「帝都狂焔物語」(作・演出 遊戯)於KUシンフォニーホール 75点

    2時間20分の長丁場。これを若い学生が脚本に納めたというのがまず立派。ただ長いというだけでなく、しっかりと登場人物の性格付けにも成功している。話はだが結構見られるある架空の国の物語であるが、よくあるような革命ごっこにしていないのが才能のあるところ。この辺り、最近の若い人たちの脳裏の複雑な面を表していると思う。総勢21名の役者をうごめかせている舞台はただただ圧巻でした。学園座「帝都狂焔物語」(作・演出遊戯)於KUシンフォニーホール75点

  • ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド (2021/米=英) (スティーブン・キヤク) 85点

    ザ・スミスの解散を聞いて、ある田舎の町に繰り広げられる青春群像劇。なかなかの掘り出し物だ。5人それぞれの人生への陰影もきっちり描かれ秀逸。ラジオ局乗っ取り(これは実話らしい)がイカしてる。ザ・スミスの曲がバンバンない響きながら、彼らの心が揺れ動く。記憶されるべき青春映画。ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021/米=英)(スティーブン・キヤク)85点

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