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セントの最新映画・小演劇120本 https://blog.goo.ne.jp/signnoot

映画館で新作をランダムに見ています。小演劇も好きですよ。

プロフィール 性別   男性 自己紹介 休みは大体映画館かその近くを闊歩しています。自然と繁華街というところを歩くことになります。心は大自然にあこがれながら、結局便利さに負けているような気もします。

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2010/01/07

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  • 劇団未来「梅子の梅根性」(作 南出謙吾・演出 しまよしみち)at 東大阪市文化創造館 80点

    女性の生き方を明治の初期から考え通した津田梅子の生涯。いわゆる元祖女性活動家であります。今から150年ほど前。女性は10代で結婚生活に入り、男性の添え物だった時代に、自ら女性には教育そのものが必要だという認識で、2度もアメリカ渡航したダイナミックガールズです。前半がじっくり彼女の脳裏をめぐる人生を描き、後半はちょっと駆け足気味だが社会システムまでを見つめる展開を伴う。彼女は自分の人生を100%生きたのか、それとも社会の現実に翻弄されたのか、、。けれども津田塾を創設し、女性の存在を少なくとも水面下からグーンと上昇させたのは間違いないところ。そんな力強さが感じられる演劇でした。劇団未来「梅子の梅根性」(作南出謙吾・演出しまよしみち)at東大阪市文化創造館80点

  • 南河内万歳一座「楽園」(作・演出 内藤裕敬) 80点 at一心寺シアター倶楽

    劇団名ごとくいつも直球で人生の心理を追及しているおなじみ劇団です。追及って言っても、にぎやかでちょっとほろ哀しいところもある親しみやすい内容です。さて今回は、駅から少し離れた迷い込むような居酒屋に貸し切り状態の14、5名が集まった。そこで繰り広げられる人生の悲喜こもごも。いつものパターンだが、でもだから面白い。今回は若き新団員も入り、少し色が違って見える。これから楽しみだ。戦士には休息は必要。そしてそれが楽園ともなる。アフタートークでゲストにサリngROCKさんさんがいらっしゃって、ワクワクする。相変わらずおきれいです。内藤氏と真逆な作家なので、対談が面白かった。前作「罪と罰」は見事でした。途中、停電で中断もあったけれど、思い出になりました。南河内万歳一座「楽園」(作・演出内藤裕敬)80点at一心寺シアター倶楽

  • MEMORY メモリー (2022/米)(マーティン・キャンベル) 70点

    たまにはニーソンの殺し屋映画もいいかなと鑑賞する。ガイ・ピアースとかお好みモニカ・ベルッチなんかも出てて、楽しみだ、と思ってた。メキシコの色調がちと暗く、子供売春をチクリと提言した展開。ニーソンは殺しの対象が子供だったので、契約解除を申請するが、、。まあ、話のテンポは速く、どんどん人も死ぬし、ここは映画の世界だとは言え、ちょっと不思議でございます。ニーソンはアルツハイマーなので記憶が危ないはずなのだが、映画ではそれほど悪くもない感じ。きっちりと展開を予想し、悪と戦っている。でも僕にしたら、何人もオカネのためにだけ人を殺していたニーソンが、なぜ急に子供をターゲットにした裏産業を暴こうとするの?なんか現実的でないし、嘘っぽいと思います。また、悪の権化のモニカも実の息子まで犠牲にしているのに、なぜ悪の世界で暗躍...MEMORYメモリー(2022/米)(マーティン・キャンベル)70点

  • 銀河鉄道の父 (2023/日)(成島出) 80点

    東北岩手の星、いや日本の星である宮沢賢治の家族の物語である。そこではいわゆる伝記もののスタイルはとってはいない。そこには日本のごく当たり前のどこにでもある家族の思いが凝縮され、みなぎっている。賢治を才能豊かな芸術家風になぞらえていないところがこの作品の魅力である。ごく普通のでくの坊息子のようにさえ見えるところがほほえましい。そんな語り口がたまらん。妹トシのはかない終わりのシーンは雪が幻想的ではっと驚くほど美しい。映画で今までこんな美しい別れのシーンがあったろうか、、。心に残る。出演者全員の心のこもる演技、すべて知り尽くしたかのような成島の冴えた演出、日本映画の粋であろうと思う。銀河鉄道の父(2023/日)(成島出)80点

  • 劇団グラスホップ『バッドエンドを抱きしめて』(作・演出 カイチヨウ) at布施PEベース 75点

    若さ溢れる劇団です。やはり見ていて気持ちいい。この出し物も何やらよく分からんが現代人の生き方のもがきが漂っているようだ。108番居住区へと5人が走る。その5人の内面は、セリフで吐露される。でも設定が、よくわかりませんでした。でもその5人の焦燥感はかなり伝わってきました。黒い雨が降る108番居住区。ここは人類が最後にたどり着く番地なんだろうか、、。諦観とかすかな明るさがこの劇を救う。劇団グラスホップ『バッドエンドを抱きしめて』(作・演出カイチヨウ)at布施PEベース75点

  • パリタクシー (2022/仏)(クリスチャン・カリオン) 75点

    もう寿命が分かっている人。死ぬ前にタクシーでこの映画のように思い出の場所を訪ね廻るっていうのも素敵ですネ。場所がパリであり、タクシー客が人生の辛酸をなめた人であり、そしてタクシードライバーがまさに今壁に突き当たっている人である、そんなシチュエイションは、ほろ苦く、しかし小さな灯のともる童話をパリから送ってくれたようである。G/Wアニメばかりの映画の中にふっと湧いてきたような小品です。まさにフランスの香りがするし、つい最近までフランスでも女性の地位が低かったことも驚かされるし、何より映画のセリフ、「笑ったら若返るけど、怒ったら老けてしまう」、これはいいですね。私が老けているのはこれのせいかな?また、マドレーヌがシャルルに行先を変える時「長い人生の10分なんて、たいしたことないわ」なんていうのもつくづくいいね...パリタクシー(2022/仏)(クリスチャン・カリオン)75点

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