言語の謎に興味をもっていろいろ考えていたら、どうしても、今の言語学に疑問がいっぱい出てきてしまいました。自分は、まじめに考えているつもりなのですが、周りは自分とは違う論理で動いているようです。このギャップを解消したいと常々思っています。
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イタリア語はラテン語と関りが深いので、動詞の活用などでフランス語との共通性が高いんですが、英語との共通性がある部分があります。 それは、英語の現在進行形(be 動詞+ -ing の現在分詞)がある事です。逆
私がイタリア語の独学を始めて、「どうして説明がないの」と思ったのが、動詞の不定詞についてです。 特に、不定詞の後の何が付くかという事に関して、詳しい説明がないのが本当に気になります。 不定詞の語尾
去年のツイッター連投のまとめ。字数制限があるので、一つの投稿に盛り込める情報量が制限されるのだが、それも面白い。そして、一つ投稿すると別の発想が浮かぶので、時に全く別の方向に話が進むのが、また面白い。
イタリア語の単語で、二音節以上のものには、どこにアクセントが来るのか決まっています。 1音節の単語の場合、それ自体にアクセントがあります。これは後ろに代名詞や活用語尾が付いたりするときに、後からつい
イタリア語の動詞の活用に触れる前に、先ず、動詞とは何かを説明したいと思います。 1. 動詞と名詞という「品詞」 動詞というのは、名詞と合わせて、学校で英語を勉強した人には馴染みのある言葉でしょう。一
私は今、イタリア語のアクセントの位置を柱にして、イタリア語の動詞の活用形をより効率的に説明する方法を模索しています。 イタリア語のアクセントは何故あるかと聞かれたら、イタリア語を聞いて、正しく理解す
今、記憶の定義として有力なのが「進化する存在」である。 私にとっては、記憶というのは静的なものでなく、「離散融合更新循環」というサイクルを伴った動的なものであるが、このダイナミズムを「進化」と呼ぶ。
イタリア語の動詞の活用における11個の基本となる不規則変化動詞。。。
久しぶりにイタリア語の研究を再開したのだが、基本となる11個の不規則変化動詞をまとめてみた。 一言断っておくが、私は、1/2/3人称単数と3人称複数の4つを先ずまとめ、1/2人称複数形を別に分けて考え
「記憶の自己組織化と進化を推進する離散力」と「認知におけるフィードバックループ」。。。
「認知の起源」というのは「知性の起源」でもある。言語は知性を「利用して」はいるが、言語自体は知性ではなく、個体の記憶の自己組織化と進化のメカニズムであり、更にそれは集団の記憶へと発展していく。中沢新一
「未来のルーシー 人間は動物にも植物にもなれる」中沢新一+山極寿一共著を読んだ④。。
中沢新一先生「チョムスキーの言語学に私は以前からとても興味を持っているのですが、彼は、今観察できる言語は、すべて普遍的な文法に変形還元できるというふうに考えています。」p194 このブログでも私は前
「記号の離散性」を考える時、記憶操作の螺旋運動の事を最近よく思う。 私の中で「記号の恣意性」という神話は、視覚チャンネルを使った手話を知る事で崩壊したのだが、「記号の線状性」に関しても、実は前から違
「未来のルーシー 人間は動物にも植物にもなれる」中沢新一+山極寿一共著を読んだ③。。。
言語に関する記述に関するコメントの続き。 山極寿一先生「それを今の議論の中で展開させていくと、言語にもいろいろありますから、道具的知性・社会的知性・生態的知性を混じりあわせるやり方や程度がそれぞれの
「未来のルーシー 人間は動物にも植物にもなれる」中沢新一+山極寿一共著を読んだ②。。。
この本には、言語に関連する部分が幾つかあって、非常に面白い。 山極寿一先生「。。。ジェスチャーでいろいろなものを伝えていた時代があるのではないかと思います」p33 この部分に関しては、私もあらかた
「未来のルーシー 人間は動物にも植物にもなれる」中沢新一+山極寿一共著を読んだ①。。。
最近、ゴリラの専門家である山極寿一先生の動画を見た事もあって、日本から取り寄せて読んでみた。 内容は、お二人の自由な対談の書き起こしという形式をとっているのだが、ちゃんと幾つかのテーマに分かれている
イタリア語の「s」が先行する語頭の二重子音について。。。part 2
まだ、終わっていないが、一応投稿しておきます。 「s」先行の二重(三重)子音は、イタリア語文法では非常に重要なことである。それは、それが男性名詞だった場合、その前に来る単語に影響があるからである。
「レンマ学」と「離散分裂(再)融合更新循環サイクル」との接点。。。
「レンマ学」を日本から取り寄せて、一番の収穫は、「京都こころ会議シンポジウム」の中沢新一先生の講演内容の書き起こしが、大幅に加筆されて、掲載されていることだった。 この講演には、こころ系、ニューロ系
中沢新一先生の「レンマ学」が日本から届いたので、早速読み始めたのだが、「人間の知性がロゴスとレンマ」に分かれるという説明がどうしても気になる。 中沢新一先生も、ロゴスの成立に、言語が密接に関連してい
中沢新一氏の「京都こころ会議シンポジウムの講演」。自然科学と人文科学を融合する事が出来るのは「新・ソシュール記号学」であると確信した。「動物の認知の離散化」が「人間の心(言葉の胚となる記号で記憶の組織
今ふと、思い出したのだが、私が言語学、特にソシュール記号学に拘った最大の理由は、「人間の正しい定義を見つけたい」という事だった。動物と人間の差は「分節された言語」しかないという霊長類学の成果も私を後押
中沢新一先生の、ロゴスとレンマに関する別の動画を見つけて視聴した。(ツイッター連投のまとめ) 第4回 京都大学 − 稲盛財団合同京都賞シンポジウム [映画・演劇分野]「芸術のロゴスとレンマ」中沢 新一 2017
ソシュールの記号は「Radicalement arbitraire(根本的に恣意的)」である。。。
中沢新一先生の講演の書き起こしを読み返してみるとよくわかるのだが、構造主義者達の失敗は、人間が言語の記号によって自然(動物の認知メカニズム)から「離散した過程」を無視、或いは捨象して、この「離散化」に
「ソシュールの一般言語学講義」は、「底に美しいモザイク画が描かれた泥で埋まったプール」である。。。
最近、ソシュールの弟子達が編纂した「一般言語学講義」を読み返す事が増えているのだが、実は以前、読む事を辞めた時期があった。理由はソシュールの主張には間違いが多くあると判断したからである。一度、自分の理
チョムスキーの普遍文法を採用する事で、言語学者は「自分達は科学的な手法を手に入れた」と思ったのだろう。しかし、それは、文法を「科学的に」記述する方法を手に入れただけで、科学とは遠ざかってしまったのだ。
中沢新一先生の講演のアメフラシの話が認知の起源を解明する入り口になるかもしれない。 認知の起源は、それが無いと「記憶の進化の階層」の説明で辻褄が合わなくなるので、私が勝手に仮定したのだが、その存在が
中沢新一先生の講演の書き起こしから:構造主義とソシュールの記号学
私が「構造主義」と出会ったのは、言語学をするためにフランスに来てからだと思う。経済学を専攻していた日本の大学時代、何処かで聞いた可能性はあるが、多分、それ以上、自分で調べることはなかった。 言語学は
生命と認知の同時誕生のメカニズムを解明する前に、量子力学と(言語の)記号学には同じメカニズムが働いてるのを証明できたらと思う。この宇宙の全ての存在は「離散分裂(再)融合更新循環システム」と言う「記憶の
「記号の離散性」は「言語の直線性/ミニマルペア/音素の離散性」のブリコラージュである。。。
一言に「意識/無意識」といっても様々な捉え方があるので、全ての人が同じことを話している訳ではない。 私は、人間が動物から進化して誕生したのであれば、先ず動物レベルの認知(知覚及び行動)について、定義
我々が時間の感覚を持てるのは、我々が自分の経験した事を、自分の意志で思い出せる事が出来るから。人間以外の動物は、外界を知覚し、その知覚世界に似た経験の記憶が自動的に喚起され、それを判断材料として、反応
私は、生命を「物質の進化の延長線上」に置き、言語の誕生の前に「認知メカニズムの誕生」があったと考えている。生命の誕生と認知の誕生を別のレベルで捉える訳である。そして、全ては「記憶」と言いキーワードで括
言語の役割は、コミュニケーションではなく「他人の記憶の操作(マニピュレーション)」である。。。
大塚アーロン氏のミラン・クンデラ氏の引用のツイートに対する私のリツイート(加筆済): 動物から進化した人間が獲得したのは、自由にアクセスできる個人の記憶及び、そこから派生する集団の記憶である。 個