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ツンデレ姫と美貌の付き人などの恋愛ファンタジー毎日連載。『アルファポリス』『小説家になろう』参加。

男勝り姫君ユーノと美貌の付き人アシャのハーレクインロマンス的なファンジー小説『ラズーン』毎日連載。『これはハッピーエンドにしかならない王道ラブストーリー』は出戻り姫シャルンと腹黒王レダンのラブコメディ、時々連載。

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2006/11/25

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  • 2090000ヒット、ありがとうございました!『ラズーン』第七部 5.欺かれた『運命(リマイン)』(3)

    **************** 残念ながら、移動先での一休みと食事にはありつけなかった。 周囲を警戒しながら進んでいたはずだが、燃え続けて収まる気配のない『氷の双宮』に皆が気を取られた一瞬、「敵

  • 『闇を闇から』6.月の下(4)

    **************** 大輔は京介が『ぼけ』にかまけて自分と遊ばないとたびたび癇癪を起こしていた。そうして、ある日、『そんなにこいつが大事か』『大ちゃんっ』『こんなちっこいやつが』『やめ

  • 2090000ヒット、ありがとうございました!『ラズーン』第七部 5.欺かれた『運命(リマイン)』(2)

    **************** 一群れの軍を制圧した、と言えばいいのだろうか。 戦い方を変えてからは、勝敗はあっさり決した。死屍累々とはまだ早いか、大怪我をしつつ未だ死んでは居ない者も転がる広場

  • 『闇を闇から』6.月の下(3)

    **************** 「ここだよ」 黙って手を繋いだまま山を登って、京介は慣れた場所に辿りつく。「綺麗なところですね」 じっと見ていた伊吹がぽつりと言って、思わず振り向いた。「綺麗? こ

  • 2090000ヒット、ありがとうございました!『ラズーン』第七部 5.欺かれた『運命(リマイン)』(1)

    **************** 「シートス!」「隊長!」 周囲に満ちる剣戟の隙間からも、重なり合った2つの声は届いた。その一つが、奇跡的な救いに繋がると感じてシートスは振り返る。炎に彩られた道なき

  • 『闇を闇から』6.月の下(1)

    **************** 「わぁ…」「気に入った?」「いや、気に入ったというか、なんて言うか」 ゆっくり足下に気をつけながら歩いたから、結構な時間が立ったはずだ。 美並が額にうっすら汗を感じ

  • 『闇を闇から』5.ショーダウン(5)

    ​**************** あの日は月がなかったな、と京介は空を見上げて思った。 遮るように差し出している枝を押し退けて広げ、月があれば何か変わっていただろうかと思う。 こうして明るく照らさ

  • 『闇を闇から』5.ショーダウン(4)

    ​**************** 月が明るく昇っていた。 先に立つ真崎が、道の上に差し出した枝を押し退けつつ振り返る。「怒ってる?」「………」「怒ってるの?」「……」「怒ってるんだ」「……怒ってません」「

  • 『闇を闇から』5.ショーダウン(3)

    ​**************** あー、吐きそう。 夕食の間中、京介は緊張し続けていた。 大輔が親しそうに伊吹に話し掛けるのが気に触る。これみよがしに低い声で呟いて、え、すみません、なんて、と伊吹

  • 『闇を闇から』5.ショーダウン(2)

    ​**************** それから後、大輔ははしゃがなかった。ほどほどに愛想よくて、けれど微妙に警戒している。 きっと今頃どうやって伊吹の情報を得ようか、いつ京介を問い詰めようかとあれこれ

  • 『闇を闇から』5.ショーダウン(1)

    ​**************** バスが遠ざかっていくのを見ていた伊吹がそのままぽつりと尋ねてきた。「課長」「はい」「……動物霊園に行くって言ってませんでしたか」 伊吹は細身に珍しく紺のロングスカー

  • 『闇を闇から』4.闇の中身(8)

    **************** お風呂は総檜、しかも風呂の蓋も手桶洗面器まで檜という豪勢さ、山の中だから自然でしょ、などと嘯く男は放っておいて、美並はひさしぶりにのんびり体を伸ばしたが、「あたた

  • 『闇を闇から』4.闇の中身(7)

    ****************  ったく。 美並は溜め息をついて、ここを使って下さい、と招き入れられた部屋に腰を降ろす。 あれこれ事情があるんなら、先に話しとけっつーの。 微妙にふて腐れた気分なのは

  • 『闇を闇から』4.闇の中身(6)

    **************** 車が止まったのは一山上り切った平地だった。本当に小さな集落だけで、後は田んぼがぽつぽつ広がっているのどかな風景だ。 こっちです、と促されて、車を降りると、旅行誌でよ

  • 『闇を闇から』4.闇の中身(5)

    **************** 「いや、まさかね、ほんとにこいつが女を連れてくる日が来るとは思ってなくて!」 がははは、と相手は豪快にハンドルを切りながら、切り立った崖に張り付くような山道を上って

  • 『闇を闇から』4.闇の中身(4)

    **************** 長時間揺られたバスは土煙を立てて道を遠ざかっていく。「課長」「はい」「……動物霊園に行くって言ってませんでしたか」「近くにないって言ったよね?」「ここ、山の中じゃな

  • 『闇を闇から』4.闇の中身(3)

    **************** 「真崎君はいるかっ」 流通管理課のドアが大きな音をたてて開き、いらいらした顔で仁王立ちしている男が細いきつい顔で怒鳴った。「はぁい」 いささか間抜けた声とともに、真

  • 『闇を闇から』4.闇の中身(2)

    **************** 伊吹を連れて実家に行く、と京介は連絡をいれた『京介、か?』 電話の向こうで大輔は訝しそうな声を出す。そりゃ、そうだよね、もうずっと連絡を取ってなかった。こっちの連

  • 『闇を闇から』4.闇の中身(1)

    **************** ネクタイは明るい色で。ジャケットは渋めに。シャツは少し甘い印象でいい。「ん、よし」 鏡の前で念入りに服装を改めて京介は部屋を出る。 思わず知らず零れている笑みを自

  • 『闇を闇から』3.オーバーラップ(6)

    **************** 「おはよう、伊吹さん」 夕べのダ-ティさはどこへやら、翌朝真崎はにこやかにシュレッダー前の美並に声をかけてきた。「わあ、今日もいっぱいあるんだねえ」「………おはよーご

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