第1章 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍(現・インド太平洋軍) 2000年代 31 合衆国空軍 3 マクドネル・ダグラス F-15イーグルA/B/C/Dイーグル戦闘機 の 後継の制空戦闘機 として 開発されたのがロッキード・マーティン F-22Aラプター戦闘機 である。 世界初 の 本格的ステルス制空戦闘機 ロッキード・マーティン F-22Aラプター戦闘機 (原型YF-22初飛行1990年、 F-22A初飛行1997年、 空虚重量19700kg、 レーダー断面積:0,0001平方メートル、 エンジン:ユナイテッド・テクノロジーズ・プラット・アンド・ホイットニーF119-PW-100、 推力156kN×2) は 187機 が 生産された。 ロッキード・マーティンF-22ラプター戦闘機 は、 レーダー断面積0,0001平方メートル (ロッキード・マーティン F-117ナイトホーク戦闘爆撃機のレーダー断面積は0,025平方メートル、 ロッキード・マーティン F-35AライトニングⅡ戦闘機のレーダー断面積は0,001平方メートル) という 高度なステルス性能 があり レーダーで捉えることは非常に困難である。 また 秘匿性を重視した通信データリンク・システム を 採用しているため 電子戦支援ES/ESM による発見も困難である。 F-22Aラプター戦闘機 は ステルス技術以外 にも 新技術 がある。 高推力エンジン の ユナイテッド・テクノロジーズ・プラット・アンド・ホイットニーF119-PW-100ターボ・ファン・エンジン により アフター・バーナーを使用せずにマッハ1,58という超音速巡航 が 可能となった。 アフター・バーナーを使用する と 最高速度マッハ2,4 である。 さらに F-22Aラプター戦闘機 は 推力偏向制御(TVC)装置 による 画期的な機動 が 実現できることになった。 ロッキード・マーティン F-22Aラプター戦闘機 の 電子装備 は、 長距離捜索・多目標同時処理が可能 な AN/APG-77アクティヴ電子スキャンド・アレイ・レーダー、 統合電子戦システム を導入し、 戦術能力が強化されている。