
岩手・宮城内陸地震の爪痕
岩手・宮城内陸地震とは2008年6月に岩手県の内陸部を震源として発生したM7.2の大地震である。岩手県奥州市と宮城県栗原市で最大深度6強の揺れを観測した。三体崩壊といっても過言ではない甚大は土砂災害を引き起こし、17名の死者と6名の行方不明者が発生した。被災地は山奥の殆ど人が住まない地域にも関わらず、この被害。仮にこれが都市部で発生すれば数百倍の死者が出てもおかしくない大地震だった。気象庁の発表した最大震度は6強だが、国土交通省が胆沢ダムに設置した地震計によると、震度7だったという。さらに防災技術研究所(文部科学省系)の一関観測点では4022galという世界最大のものだった。ちなみに気象庁の観…