美しさと醜さ
美術予備校に通っていた時 講師の先生が 生徒を前にして 受かるには まず 美醜のどちらを目指すか 決めなさい と 言った 人の多くは 美しいものが好きだし 美しいものを 描きたいと思う けれど 美しさで 勝負しようと思ったら 並び立つものがないくらい 際立って 美しくなくてはならない ちょっと綺麗なんてのは いくらでもあって 中途半端では 歯牙にもかけられない 美しさで競うのは難しい けれど 醜いものは 醜悪 恐怖 辛苦 苦痛 悲嘆 それらは 強烈な感情を引き起こし だからこそ インパクトを与え 視線を惹きつける それは 受験では 強み 見る者の 感情を 揺り動かすことができれば 可能性は高く…
2024/01/15 08:58