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学生の頃、モレッリ法という絵画の判定法の話を授業で聞きました。といっても、モレッリという人(19世紀のイタリアの美術史家)が手と耳の描き方で、誰が描いたのか分かるということを発見し、今でもその判定方法は参考にされている、というくらいで、さらっと触れられただけでした。 そのとき、すごく感心して、確かにそうかも!と思いました。モレッリ法の内容については、授業で聞いた以外には何も調べませんでしたが、以来、漫画やイラストなどの人物を見ると手や耳に注目するようになりました。 そうやって見ると、耳や手の描き方には、確かに個人のクセのようなものがありました。例えば、手の指のバランスです。5本の指の長さのバラ…