全てのサラリーマンのために戦った男
こんにちわ。FPの金蔵(きんぞう)です。 突然ですが、今から約40年前、サラリーマンへの課税方法が自営業者に比べて著しく不公平だと、国を相手に裁判で戦った人がいたのをご存じでしょうか? 当時、私大の教授だった大嶋正さんは、給与所得以外に、本来申告すべき雑所得があったにもかかわらず、確定申告をしなかったため、税務署から無申告加算税などのペナルティを課されてしまいます。 そこで、大嶋さんは、この処分が、法の下での平等を定めた憲法14条に違反していると、国を相手に裁判を起こしたのです。 争点となったは、自営業者が事業所得を申告する際は、税金や人件費など、広く経費を計上して所得を減らすことが認められて…
2024/02/21 10:02