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以前、【五戒と五常の関係について】という記事を書いたことがあったのだが、その斜め上的な続編記事である。問て曰く、何を以て之を知る。仏法いまだ漢土に渡らざる已前の五常は、仏教の中の五戒たること如何。答て曰く、金光明経に云く、一切世間の所有善論は皆此の経に因る。法華経に云く、若し俗間の経書・治世の語言・資生等を説かんも〈資生の業等を説かんも〉、皆正法に順ぜん。普賢経に云く、正法をもって国を治め人民を邪枉せざる、是れを第三の懺悔を修すと名く。涅槃経に云く、一切世間の外道の経書は、皆是れ仏説にして外道の説に非ず。止観に云く、若し深く世法を識れば、即ち是れ仏法なり。弘決に云く、礼楽前きに駆せて真道後に啓く。広釈に云く、仏三人を遣はして、且く真旦を化す。五常を以て五戒之方を開く。昔、大宰、孔子に問て云く三皇五帝は是れ...日蓮聖人が示す「五戒」と「五常」の関係について